穂乃果「生徒会長選挙だよ!!」 (12)

海未「新学期になり、もうすぐ次の生徒会長選挙ですね」

ことり「絵里ちゃんの次は誰がなるのかなあ」

穂乃果「いいこと思いついた!穂乃果が生徒会長になればいいんじゃないかな!」

海未「穂乃果が生徒会長!?勉学やスクールアイドルと両立できるんですか?」

ことり「絵里ちゃんすごい大変そうだったよ」

穂乃果「細かいことは生徒会長になってから考えればいいよ。
それより、穂乃果が生徒会長になってアイドル研究部に予算とか融通すればμ'sも活動しやすくなるんじゃないかな!!」

海未「予算を融通!?それは権力の濫用じゃないですか!そんなことをしてはすぐにリコールされるだけですよ!」

穂乃果「それについては考えがあるから大丈夫。とにかく生徒会長になりたいから二人とも協力してよー!!」

ことり「穂乃果ちゃんがそこまで言うなら仕方ないなあ・・ことりは協力するよ♪」

穂乃果「ことりちゃんありがとう!海未ちゃんはどうするの?」

海未「穂乃果に振り回されるのはいつものことですが仕方ないですねえ・・私も協力しましょう」

穂乃果「二人ともありがとう!!目指せ生徒会長だよ!!」

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海未「生徒会長になるには選挙で当選する必要がありますが、穂乃果は勝算があるんですか?」

穂乃果「海未ちゃんはどう思う?」

海未「穂乃果はμ'sの活動と音乃木坂を廃校から救ったという名声があるので知名度は十分でしょう。
ですが、知名度ありきの候補は所詮風頼みです。地盤がない候補は何か失言するだけで失速しかねません。
穂乃果は言行に要注意ですよ」

穂乃果「さすがは海未ちゃんだね!宣伝と選挙対策は海未ちゃんに任せるよ。地盤かあ・・」

ことり「それならことりのお母さん学校の理事長だから後ろ盾になってもらうことも出来るよ♪
それに真姫ちゃんにお金を出してもらって票を取りまとめる為の裏工作をすればいいんじゃないかな?」

穂乃果「さっすがことりちゃん!根回しはことりちゃんに任せるね!」

海未「それで穂乃果は何をするんですか?」

穂乃果「穂乃果は学校中を廻って顔を売るだけ。なんたってアイドルだからね!」

海未「次期生徒会長選挙が公示されました。最新の世論調査では立候補者三人の内穂乃果が支持率ではトップです」

穂乃果「やったー!案外楽に生徒会長になれそうだね!」

海未「油断は禁物です。理事長の威光があるとはいえ、穂乃果の支持層は無党派層が多く、何かスキャンダルがあればすぐに支持を失います。
まだ投票まで二週間あるので気を引き締めていきましょう」

穂乃果「むー。・・それで、他の候補はどういう人たちなの?」

海未「穂乃果を除く二人は、それぞれ吹奏楽部と合唱部に地盤のある生徒です。
特に有力と目されているのが吹奏楽部の候補で、穂乃果の支持率45%に迫る40%の支持を得ています」

穂乃果「やっぱり音乃木の吹奏楽部は伝統があるから人数多いし強いね。じゃあ残りの15%が合唱部の票田ってことか。
当選には過半数が必要だしことりちゃん、取り込めないかな?」

ことり「お母さんの権限で内申点の加点をちらつかせることで懐柔を図ってみるよ。でも吹奏楽部の人にはしないの?」

海未「厳しいでしょう。元々吹奏楽部は音乃木の生徒会長を代々独占することで予算を得て実績を高めてきました。
前回は非吹部系で異色の絵里に敗れたので会長ポスト奪回に燃えていることでしょう」

穂乃果「そうだったんだ。まあでも合唱部票を取り込めば60%で過半数超えるし勝てるじゃん。気楽にいこー!」

海未(そう簡単にいけばいいんですが・・・)

穂乃果「投票まで残り一週間か~、校内は選挙一色だよ。海未ちゃんが書いた演説原稿読むのも飽きてきちゃった。
歌ってアピールしたほうが楽しいよ絶対!」

ことり「穂乃果ちゃんおはよー。例の合唱部候補の取り込み成功したよ♪投票日の前には立候補を取り下げて穂乃果ちゃんの支持を表明するんだって♪」

穂乃果「ホント!?ことりちゃんありがとー!これで選挙はパスだね!!」

海未「穂乃果、ことり!大変です!!」

穂乃果「どうしたのさ海未ちゃん、そんなに息を切らして」

海未「新聞部の明日の紙面原稿を入手しました。これを見てください!!!」

『アイドル研究部、過去に不当に活動費受給か
現在μ'sの拠点となっているアイドル研究部が、半年前まで部員一名で活動実態が皆無だったにもかかわらず、
前生徒会長による不透明な配分によって過大な活動費を得ていたことが本誌の調査で判明した。
これは生徒会の公平性に関わる問題であり今回の選挙の争点においても問われるべき・・・』

穂乃果「あちゃー、これはまずいね」

ことり「にこちゃん一人だったときのアイドル研究部って絵里ちゃんが支えてたんだね。でもこの書かれ方だと印象悪いなあ」

海未「生徒会改選に伴い絵里たちの影響力が弱まったことで、新聞部が吹奏楽部と結託して書いたんでしょう。
ですが、これが明日の紙面に載れば穂乃果の支持率に悪影響が出かねません。何か手を打ちましょう」

穂乃果「新聞部に鼻薬は効かないよね。うーん。・・そうだ!!!」

ことり「穂乃果ちゃん何か思いついた?もみ消せないなら印刷機を壊すくらいしかないと思うけど・・」

穂乃果「こういう時はより大きなニュースでかき消せばいいんだよ!というわけでこれから外に出かけるよ!」

海未「えっ!?授業はどうするんですか・・仕方ないですね」

穂乃果「どこかに困ってる人いないかな・・・あ!あそこで女の子が川に飛び込もうとしてる!!危ない!」ダダダダ・・ガシッ!

??「わっ!?」

穂乃果「君!!悩んでてもこんなことしちゃだめだよ!!お姉さんが相談に乗るから!!」

梨子「すいません・・曲を作るために神田川の声が聞きたくて・・・///」

女子生徒A「あれ高坂さんじゃない?川に飛び込もうとした子を助けるなんてすごいね~」

女子生徒B「助ける瞬間、写真に撮っちゃった~」

穂乃果が川に飛び込もうとした女の子を間一髪救ったことはSNSを介して広まり、
翌日校内はその話題で持ちきりになる一方、新聞の記事は埋没し衆目を集めることはなかった

海未「今回は運よく助かりましたね」

穂乃果「いや~穂乃果持ってるなあ。人助けもできて人気も上がるなんて一石二鳥だよ」

海未「とりあえず危機は切り抜けました。あとは投票日まで手堅く支持を広げていきましょう」

穂乃果「投票まで残り三日かあ」

海未「合唱部の候補から水面下で穂乃果支持の条件が提示されました。
候補者含む主要生徒の内申点加点に加え、部費の昨年比10%増額を要求しています」

穂乃果「穂乃果が政権獲ったら、吹奏楽部の予算削るからそれで浮いたお金を回せばいいし受諾するって伝えて。
やっぱことりちゃんのお母さんがついてると強いなあ」

ことり「たいへん!!たいへんなの!!!」

海未「ことり、どうしたんですか?とりあえず落ち着いて話してください」

ことり「おかあさんが、交通事故にあって、病院に搬送されたって・・・!!」

穂乃果「えっ!?すぐに病院に行こう!」


~病院~


理事長「ことり、それに穂乃果ちゃんに海未ちゃん、わざわざ見舞いに来てくれてごめんなさいね」

ことり「無事で本当によかったよ・・・」

理事長「確かに命に別状がなくてよかったわ。でも入院が長くなりそうだから理事長の職は他の人に任せなければいけないの。
もうすぐ生徒会長選挙なのに力になれなくて申し訳ないわ」

穂乃果「いえ・・・とにかく今はお大事にしてください」

海未(まずいことになりましたね)

~部室~

海未「理事長が職務不能になり、交代するという噂は燎原の火のごとく校内を走っています。
このことが選挙に影響を及ぼさなければいいのですが・・・」

穂乃果「海未ちゃん!この記事見て!!」

海未「おや?どうしたのですか?・・・これは」


『B候補(合唱部)、A候補(吹奏楽部)支持を表明
生徒会長選挙の投票が迫る中、B候補はA候補の支持を表明し、自らは出馬を取り下げる意向を表明した
一部観測筋ではA候補陣営との間に密約が交わされていたとの憶測も・・・』

海未「ここにきて造反ですか!!おそらく我々と二股をかけていて、
理事長の続投が怪しくなったことで吹奏楽部側に靡いたということでしょう」

穂乃果「どうやら穂乃果たちと同じような条件を吹奏楽部側にも提示してたみたいだね」

ことり「このままだと支持率で45対55で負けちゃうよ。どうするの?」

海未「事前の支持率や下馬評は所詮参考、開票してみないと結果はわかりませんが・・・」

穂乃果「ううん、このままだと負ける。流れがわるくなってるのがわかるもん」

海未「では西木野資金で対立陣営の中から切り崩しますか?それにしても時間が足りませんが・・」

穂乃果「生徒会長は、音乃木坂のことを本気で考えてる人がなるべきだよね。なら、穂乃果に考えがある」

海未「この状況で何をするつもりですか?下手に動くと致命傷に・・・」

穂乃果「海未ちゃん。ここは穂乃果に任せて。生徒会長になるって穂乃果が言い出したんだから、最後は穂乃果がなんとかする」

投票当日~体育館~

海未「いよいよ投票当日です。全校生徒の前で候補者が最後の演説を行い、その後投票、即日開票されます。
結局あの後劣勢を挽回できないままでしたが・・・」

ことり「こうなったら神頼みしかないよね。あ、穂乃果ちゃんが登壇して演説するよ」

海未(有権者にアピールする最後のチャンスです。穂乃果、どうするつもりですか・・・!)


穂乃果(音乃木坂への想い、か)

穂乃果(学校のみんなに分かってもらうには、海未ちゃんに書いてもらった原稿じゃ足りない)

穂乃果(穂乃果らしい伝え方・・・)

選管「それでは高坂穂乃果さん、演説をお願いします」

穂乃果「はい。皆さんこんにちは、高坂穂乃果です。私は音乃木坂が大好きで、もっといい学校にしていきたいと思います」

穂乃果「でも、その前に、私の音乃木坂への思いを皆さんに伝えるために、」

穂乃果「・・・」

穂乃果「歌いたいと思います」


愛してるばんざーい!
ここでよかった~

翌月~生徒会室~


穂乃果「いや~一時はどうなるかとおもったよ!」

海未「まさか演説で歌い出すとは思いませんでしたよ。前代未聞です」

ことり「でも、穂乃果ちゃんらしくてよかったんじゃないかな♪
穂乃果ちゃんの歌を聴いて、かなりの票がこっちに流れたみたいだよ♪」

穂乃果「歌う直前まで緊張して手に汗かいちゃったよ。でも歌ってたら自然といつもみたいに歌えたよ」

海未「ことりもお母様がことのほか快癒しつつあるようで何よりです」

ことり「理事長にも復帰できそうなんだって。本当によかったよ~」

穂乃果「それはよかったねことりちゃん!生徒会としても理事長がいてくれると色々やりやすいよ!」

海未「すったもんだの末に生徒会長になったはいいものの、これからどうするつもりですか?」

穂乃果「そりゃきまってるじゃん海未ちゃん、」



穂乃果「まずは権力を手に入れた」


穂乃果「次は支配するしかないよね」

音乃木坂に忍び寄る独裁の影・・・!

次回、穂乃果「独裁政権だよ!!」乞うご期待!!!! 完

一晩で一気呵成に書いたので拙いところが多いですがお読みくださりありがとうございました!!

謎展開だったけど面白かったよ
UTXとの秋葉での支配権争いとか見てみたい

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