【モバマスSS】 お題は星の数だけ 15夜目 (133)

こんばんは
お題で書きたいと思います
エロ、グロは勘弁してくださいね
それでは>>3のお題を頂戴します

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1520691424

今日は小梅の日

「今日は小梅の日」でひとつ
短いかもしれませんがご了承を
口調などは目をつぶっていただければ……

今日は……みんな元気

なんでかはわからないけど……

でも、ほかの子たちに影響がないなら大丈夫、かな……

いつも通りの日に感じるけど、なんか違うような気もする

これはいったいなんなのかな? 私の考えすぎかな、それなら良いんだけど

やること……なくなっちゃった

お仕事が終わって、プロデューサーさんを待ってるんだけど、手持無沙汰

雑誌も読みたいのないし、ちひろさんは忙しそうでお話できないし

誰か来ないかな……

ソファで足をぶらぶらさせて遊んでると、事務所のドアがゆっくりと開いた

「戻りました」

「プロデューサーさん、お疲れ様……です」

あ、やっと来てくれた……退屈で寝ちゃいそうだったよ?

「待たせちゃってごめんな。腹減ってないか?」

「うん……平気、かな。それより……借りてきた映画があるんだけど」

最近気になってたやつだから、早く見てみたい

「グロイのか……?」

「それは……見てのお楽しみ、かな」

私の感性とプロデューサーさんの感性は違うから、説明が難しい……

「……あんまりヤバそうだったら、布団被るからな」

「うん……私も側にいてあげるから、大丈夫」

プロデューサーさんはこういう映画が得意じゃないみたい

でも……私が誘うとしぶしぶだけど、一緒に見てくれる。一回も断ったことないかも……?

「よし、じゃあコンビニで食料調達するか」

「うん……あったかいものがほしい」

私はプロデューサーさんの横にぴたりとくっついて、事務所の扉を静かに閉めた

外が……ううん、空かな? 騒がしい気がする

嫌な感じはしないけど、でも楽しそうな感じもしない

ぶらりぶらりと彷徨って……どこに行こうか悩んでる、そんな感じ

「小梅? そろそろ行くぞ」

「うん……わかった」

両手に袋を持ったプロデューサーさん、半分はお酒みたいだけど、また酔っぱらって寝ちゃうのかな

また、ほっぺたつんつんして遊ぼうかな……

お部屋についたから、映画を見るための準備

私はあったかいココアを淹れて、プロデューサーさんはたくさんのお酒

素面じゃ無理、見られないからって真剣な顔で言ってた

あと、すぐに被れるように布団にくるまってる

「プロデューサーさん……もこもこしてる」

「良いだろ? 暖かいし、俺の視界もシャットしてくれる優れものだ」

むぅ……後でお邪魔してみよう

「ねぇ……お酒って美味しいの?」

映画が始まってから、すごい勢いで空き缶が増えてる

「美味いぞ。小梅も大人になったら一緒に飲もうな」

がっはっはって笑いながら、また新しい缶を開けてる

息がちょっとお酒くさいけど……嫌いじゃない匂い

「うん……考えておくね」

楓さんや早苗さんみたいに……プロデューサーさんとお酒を飲めるのは、ちょっと楽しそう

あ……そろそろプロデューサーさんにはキツイかな

ちらっと横目で見てみると、さっきまで陽気だったのに、今は青ざめてる

「大丈夫……?」

「ああ、もちろんだ。うん……平気」

いつもならこういう時はすぐに布団被っちゃうのに、今日は粘るね

でも、無理はよくない……だから

「……えいっ」

「うおっ!? あぶね……酒こぼすとこだった」

布団に潜り込んで、無理やり布団を被せちゃった……あ、これ暖かい

「えへへ……暖かいね」

今日は私もこもこ……今度からは私もこうしようっと

「あー、うん……そうだな」

プロデューサーさんの顔がちょっと赤い……なんでだろ

「よし、もう一本飲むかな!」

「あれ? まだ開けたばっかり……だよ」

「あはは、そうだったか。いやーもう酔っちまったかな」

いつもより近くに感じるプロデューサーさんの顔が、困ったような笑顔を浮かべた

「な、なぁ……俺、マジで酔っぱらってるかもしれない」

「どうしたの……?」

プロデューサーさんが窓の外を指さしているのに気づく

……そっか、そういうことだったんだね

それは大きな雪のように……淡く光って漂ってる

「大丈夫……安心して」

「小梅が言うなら……」

それはたくさん漂っていて、暗い夜を静かに照らす

ゆっくりできるまで……落ち着ける場所に行けるまで……どうか気を付けて……






おしまい

読んでくれた方に感謝を
そして、お題ありがとうございました

次のお題は>>19を頂戴します

妹に飲ませるドリンクに毒を入れ続けてるネネさんと、知った上で飲み続けてる妹

「妹に飲ませるドリンクに毒を入れ続けてるネネさんと、知った上で飲み続けてる妹」でひとつ
短いかもしれませんがご容赦を
口調などは目をつぶっていただければ……



いつも変わり映えしない風景

それをずっと見てきた、ちっちゃい頃から今までずっと

変わるものと言ったら、テレビの画面だけ

チャンネルを変えればいろいろな番組が見れるし、退屈しない

そこで私は綺麗な衣装でステージに立っている姉を見つけた

きらきらしてて、すごく綺麗。私があこがれてたものに姉がなってくれた

いつも私を気にしてくれている姉が、どうにか私を元気づけようと頑張ったらしいけど

テレビに出られるまでに、きっとたくさん苦労したんだろうなって思う

大きなプロダクションに入ったって言ってたけど、これはその力だけじゃないはず

テレビの中の姉は頑張り屋さんだもん

「私も……」

やめよ、ちっぽけな希望にすがっちゃうと後が怖い

「しーちゃん」

テレビに気を取られていた私は、自分を呼ぶ声に気づく

「お姉ちゃん? 今日も来てくれたんだ、ありがとう」

「良いの。お姉ちゃんが勝手にやってるだけだから」

持っているバッグをごそごそとしながら、いつものドリンクを取り出した

「はい、今日も持ってきたよ」

姉が作るドリンクはちょっとまずいけど、栄養がたっぷり……らしい

「今度はもっと美味しく作って」

「美味しくなかった? うう、ごめんね」

姉はこれを美味しいと思っているみたい。大丈夫……?

「じゃあ、いただきます」

少しどろりとしているドリンクを口に含む

ちょっと酸っぱくて、甘くて、この味はこのドリンクでしか表現できない

私がこれを飲むのを、姉はじっと見つめてる

「うぇ……ごちそうさま」

とっても飲みにくいドリンクを飲み終わって、プラスチックの容器を返す

「しーちゃん、えらいえらい。また作ってくるからね」

私の頭を撫でながら、満足そうな顔してる

こうやって子供扱いされるのはちょっと嫌だけど、嬉しいとも思っちゃう

「しーちゃんこうされるの好きでしょ?」

返事をするのは悔しいから、姉の好きなようにさせてあげよ

「もうこんな時間。しーちゃんまた来るね」

ちょっとお話してたと思ったら、結構な時間が経ってた

「うん、またね」

「お母さんの言うことをちゃんと聞くんだよ?」

「もう、わかったってば」

くすくすと笑う姉を、手を振って見送る

……また綺麗になってたな、大人っぽくなってたし、良いなぁ

一人になると、急に寂しくなって、布団の中に潜って気分を紛らわす

……それに、きっとそろそろやってくるはず

姉のドリンクを飲んだ後にやってくる、変な感覚が……

初めは自分の体のせいだと思ってたけど、いい加減に気づく

毎回ドリンクを飲んだ後だけにこれはやってくる

「んっ……」

頭がぼーっとして、胸が苦しい、目の前がブレる

これだけは毎回慣れない感覚

ブレ始めた景色がぐるぐると回り始める

あー……なんか今日のはいつもよりすごい

目をぎゅっとつぶって、耐える

瞼の裏に姉の笑顔がぼんやりと映って、やがてそれもぐるぐる回って、崩れた

ほんとなんなんだろう、なんで私はこれをいつも飲んじゃうんだろう……

「は、ぁ……」

ようやく収まってくれた

深呼吸を何度かしてみる、うん、ちゃんと呼吸できるみたい

体も……とりあえず動くから平気かな

「ふぅ……」

あー死んじゃうかと思った

でも、人間の体ってすごいね、今日も平気だったし

これって結局なんなのかな? 体に悪いものってのはわかるけど

……うーん、誰かに相談するのも嫌だなぁ

姉に迷惑かかっちゃうし……あれ? おかしいな、なんで迷惑かかっちゃうのがダメなんだろ

姉のドリンクが原因なのに、姉に迷惑がかかるのも嫌

それじゃどうしようもないのにね。どうしたいの私は

……まぁいいや、今日はもう寝ちゃおう、きっと明日は来るはずだし

うすぼんやりとした場所で私と姉が歩いている

何かにつまずいて私が転んじゃって、姉が私に手を差し伸べる

「ありがとう、お姉ちゃん」

「しーちゃん、気をつけてね」

笑顔の姉の手をとって……あれ、足が動かない

「お姉ちゃん、足が……足が動かない」

「そっか……もう大丈夫そうだね」

聞き間違いじゃなければ、確かに「大丈夫」って言った

それも、とびっきりの笑顔で

雨音で目が覚めた、外は大振りみたい

やっぱりさっきのは夢だった

そうだよね、姉はあんなこと言わないもん

私、嫌われるようなことしてないし

もしもあんなこと言われちゃうと考えると……

それにしても、ほんとに雨すごいな

部屋に入ってくるはずないのに、私のほっぺたが濡れてるもん

姉が最後に来たのはいつだったかな、一か月前? それとも三か月?

ドリンクがどんな味だったかも忘れちゃった

あの変なのがやってこないのも不思議と寂しいとか思ってるのはなんでだろ?

きっと、姉が来ない寂しさのせいだと決めつけておこう

そうそう、なんか私の体がちょっとずつ治ってるみたい

病院の先生がそう言ってたし、お父さんもお母さんも喜んでた

もちろん姉も。「もう大丈夫なんだね」って嬉しそうな声で

前にどこかで聞いたことがある気がしたけど、忘れちゃった

今度姉のステージを見に行けることになったし、楽しみだな

最後まで内緒にしておいて、びっくりさせてみようか

それまでに少しでも動けるようにしておかないと


……でも、それで本当にお姉ちゃんは喜んでくれるのかな?

お姉ちゃんはこのままの私のほうが良かったんじゃないかな?

お姉ちゃんに嫌われるのは嫌だし、テレビでお姉ちゃんも見れるもんね

最近買ってもらったばかりのスマホで、お姉ちゃんの番号をタップした

「お姉ちゃん、私ね……」



おしまい

読んでくれた方に感謝を
そして、お題ありがとうございました

再開は夜からです

それでは再開します
お次は>>45のお題を頂戴します

幸子「ペロとのあさんとボク」

幸子「ペロとのあさんとボク」 でひとつ
短いかもしれませんがご容赦を
口調などは目をつぶって頂けると……

おや? 今日はペロだけなんですか

事務所に戻ると、ソファの上で丸くなっているペロを見つけました

雪美さんはどうやらいないようですね、お仕事中でしょうか

恐らく眠っているであろうペロを起こさないように、ゆっくりとペロの横に腰を下ろします

失礼します、と心の中で思いながら、ゆっくりとペロの体へと手を伸ばす

……しっとりしてて、手触りがとても良いですね

このさわり心地が癖になってしまいそうな……

にゃお

「あ、すみません。起こしてしまいましたか」

目を開けたペロがぐうっと背伸びをしたかと思うと、ボクの膝の上にひょいっと乗りました

「どうですか、ボクの膝の上は?」

撫でながら聞いてみると、にゃお、とペロが返事をしました

「フフーン、気に入ったのなら存分に堪能しても良いですよ。ボクは心が広いので」

動物についつい話かけちゃうのってボクだけじゃないと思うんですけど、どうでしょう?

犬であれ、猫であれ、たまにイグアナもいますけど、それぞれの鳴き声なんて発せませんし

人間なら言葉でコミュニケーションをとるしかありませんよね? ね?

あ、そういえば雪美さんが持ってきている猫用のお水があったはず

「お水、飲みますか?」

寝起きは体が水を欲しているらしいですし、ボクは気が利きますね!

「ちょっと失礼しますよ」

ペロを抱えてボクの膝の上から……おお、体がぐいーっと、すごい伸びますね

ちょっと面白いですね、これ。ぶらーんってしてみたり

にゃあ

「あ、すみません。止めておきます」

遊んでないで早く用意してあげましょうか

確か給湯室の戸棚に……ありましたね

お皿はこの辺りでしたっけ? ペロと可愛らしい文字で名前が書かれたお皿を見つけました

後は適量を注いでっと

「お待たせしました、お水です」

にゃお

「にゃお」

鳴き声が二つ、後の鳴き声は聞いたことがあるような気がしますけど

「幸子……貴女だったのね」

鳴き声の一つは、少し、いえ、だいぶミステリアスなのあさんの声でした

あ、いつの間にかペロを膝に乗せてます

「ええと、ペロのお水を持ってきたんですが」

「……ペロ」

にゃお

のあさんの声に反応したかのように、お皿のお水をペロが舐め始めました

「たくさん飲んでくださいね、おかわりもありますから」

お水を飲むペロもカワイイですね、ボクと同じくらいに

「貴女……猫が好きなの?」

しゃがんでペロを見ているボクに、のあさんがそう言いました

「動物は全般的に好きです。あ、ライオンとか危険なのはちょっと怖いですけど……」

「そう……」

こうして話してみると、のあさんと雪美さんって雰囲気が似ている気がします

雪美さんも大きくなったらのあさんみたいに……はっ、いつの間にか身長も追い越されてしまうのでは!?

「そういうのあさんも、猫好きなんですか?」

「……そうね、みくに、アーニャ、猫は好きよ」

これはのあさんなりのジョークなんでしょうか、きっとそうですよね

「私たちが飼っていると思い込んでいるだけで、実は飼わされているのかもしれないわね」

は、はぁ……

「愛らしい姿に騙されて……人はペットを溺愛し、まるで人間のように対応している」

何やら話がややこしくなってきたような……

「昔から動物は人と共に歩んできたけど……人間の手綱の取り方を学習してもおかしくないわ」

ちょっと何をおっしゃっているのかボクには理解できないです

「それとも……いいえ、これは戯言ね。やめておくわ」

「ボクたちもお茶にしませんか? ちょっと待っててくださいね

返事を待たずに、ボクは再び給湯室へと向かいました

ふぅ……のあさんは言動がクールすぎますね

とは言え、あれだけ話していたら喉も乾くでしょう

気が利くボクは飲み物を用意してあげるんです!

なんかデジャヴを感じますが、まぁいいでしょう

さて、冷蔵庫を開けましてっと……あ、お茶がありますね

これとお菓子を適当に持っていきましょうか

「お待たせしました……って、何やってるんですか?」

ボクがお茶とお菓子を乗せたお盆を持っていくと、のあさんがペロの体をぶらーんとさせてました

「健康状態をチェックしているの」

「それでわかるんですか?」

「……そうよ、雪美はちゃんと健康管理をしているみたいね」

なんて言っているけど、本当はこの人、ペロを可愛がっているだけなのでは?

「のあさんも猫好きなんですよね? それなら普通に可愛がってあげてはどうですか?」

「……人は欺けても動物は欺けないものね」

きっとのあさんは照れ隠しでこういうことを言ってる気がしてきました

「ほらほら、ペロは撫でられるのが好きみたいですよ」

ペロを撫でてみせて、のあさんにも催促してみる

「……」

すると、のあさんの手がゆっくりとペロの体へと触れました


優しく撫でるその手つきは、とても手馴れているようで

にゃお

撫でられているペロが気持ちよさそうに声を上げました

「……ふふ」

のあさんも心なしか顔を綻ばせているような気がしました

これは良い流れですよ、このままほんわかムードで行きましょう

「……幸子、ちょっと頭を揺らしてごらんなさい」

「えっ? わ、わかりました」

言われたとおりに頭を左右にゆっくり傾けました

ボクが頭を傾け始めると、ペロが何かに興味を示したみたいです

右に傾けると、ペロの顔も右に、左に傾けると、ペロの顔も左に

「……あなたの髪に興味があるみたいね」

「ボクの? ……フフーン、ペロもわかってるじゃないですか」

カワイイボクの髪に興味を持つのは当然のことですよね、仕方ないです

猫までもボクの魅力にきづかせてしまうなんて……流石ボクですね

なんて思っていると、ペロが体を低くして、これは猫が狩りをするときの体制じゃないですか?

「……ペロが貴女をほしいみたいよ、モテモテね」

のあさんの言葉をスタートにして、ペロがボクの顔に飛びかかったのです

それはスローモーションに感じられて、その時に見たのあさんは、うっすらと笑みを浮かべているように見えました


おしまい

読んでくれた方に感謝を
それと、お題ありがとうございました
今日はここでおしまいです

再開は明日の夜から

酔ってる友紀「比奈ちゃん、若葉ちゃんみんながP君のこと女の敵やたらしって言うんだよ」
比奈、若葉「それ秘密のやつ!!」

再開します
お次は>>117を頂戴します

「俺達親友だろ?」って言ったら何でもしてくれる輝子

何かデジャヴを……「俺達親友だろ?」って言ったら何でもしてくれる輝子 でひとつ
短いかもしれませんがご容赦を
口調などは目をつぶって頂ければ……

P「輝子、これバレンタインのお返し」

輝子「これはキヌガサタケ……! 良いのか、こんなもの貰っちゃって……」

P「ああ、もちろんさ! ただ、輝子にちょっとしてもらいたいことがあるんだよなぁあ……俺たち親友だろ?」

輝子「ああ、もちろんだ……ところで、何をすれば良いんだ?」

P「そうだなぁ……手始めにお兄ちゃん呼びなんてどうだ」

輝子「そのくらい、お安い御用だ」

P「やったぜ」

P「輝子、今日の仕事はどうだった?」

輝子「今日は平和にお仕事が終わったぞ……プロ、お兄ちゃん」

P「そ、そうか(上目使いとか反則だろ……)」

輝子「お兄ちゃんはどうだったんだ?」

P「俺か? 俺は輝子の可愛いとこを見れてやる気出た」

幸子「今カワイイ話題してましたか?」(ニュッ)

P「いや? 幸子は仕事行きましょうね~」

幸子「な、なんでボクだけそんな扱いなんですか!?」

P「だって、お前ちょっと前に書いたもん」

幸子「ええ……? ちょっとそれは理不尽じゃないですかね」

P「うるせぇ、カワイイ自分を見てほしかったら安価とれ」

幸子「フフーン……そんな事言うと、もうお題出しませんよ?(威圧)」

P「……すいません、調子乗りました(そんなの別に構わんぞ)」

幸子「はいはい、仕方のないプロデューサーさんですねぇ」

輝子「よ、良かったのか……お兄ちゃん?」

P「良いんだ、幸子は後できっと出てくるから……」

輝子「そうか……あ、あの……皆に、や、優しくな?」

P「ああ、わかってる。だからそんなに悲しそうな顔をしないでくれ」

輝子「お兄ちゃんがわかってくれれば、それでいいんだ」

P「天使か(天使か)」

P「あー、なんだか頭が重くなってきた……仕事のし過ぎかな」

輝子「だ、大丈夫か? 横になったほうがいいんじゃ……」

P「そうだな……ついでに輝子に膝枕してもらおうかな」

輝子「私の膝で良ければいくらでも貸すぞ……」

P「俺たち親友って……マジで?」

輝子「マジで……」

輝子「ど、どうぞ……」(ポンポン)

P「お邪魔します」(ポスッ)

輝子「ど、どうだ……私の膝枕の感じは?」

P「んー……死んでもいいかな」

輝子「それは本気……か?」

P「おう、お望みなら今すぐにでも」

輝子「わかった……それはやめよう」

P「それにしても柔らかい感触と、いい匂いが……」

輝子「ああ、まゆさんに教えてもらったボディシャンプーかな」

まゆ「今まゆの話してましたかぁ?」(ニュッ)

P「んー……セウト?」

輝子「セウトならダメみたいだ、まゆさん、ごめんな……」

まゆ「うふふ、まゆはすぐにもどってきますからねぇ」

P「はいはい、とりあえずアイルビーバックかな」

まゆ「雑なプロデューサーさんも素敵ですよぉ」

輝子「ふふ……お兄ちゃんが私のそばに……」(ナデナデ)

P「あ~^ 馬鹿になるぅ~」

輝子「むぅ、私がいるんだから……ちゃんと反応するんだぞ?」

P「イエス、ユアハイネス!」

輝子「お兄ちゃんは返事は元気だからな……」(ナデリナデリ)

P「このまま消えてなくなりたい!」

輝子「ダメだ……お兄ちゃんがいなくなるのは……」(ギュッ)

P「輝子……」

輝子「そうだ、一緒にキノコを栽培して、薄暗いとこですごそう」

P「うーん……」

輝子「ふ……不満か?」

P「いや、そんなことはないんだけど……輝子の魅力を引き出せるかなって」

輝子「私の……魅力」

P「そうだ、輝子の魅力をもっと知ってほしいんだ」

輝子「その……私の魅力っていうのは、どんなのだ?」

P「そうだなぁ……俺的には小動物みたいな可愛さと、ギャップかな」

輝子「……ギャップ」

P「ああ、気弱な輝子と強気な輝子。どっちも可愛らしくてギャップがある」

輝子「親友にそこまで言われると、照れるな……」

P「お前がいくら照れようが、こちらは決めてしまったことだからな」

輝子「その……私を見てくれていて、ありがとう」

P「何言ってるんだ、これからもだからそんなこと言うな」

輝子「だからこそ……だぞ、これからもずーっとお世話になるから」

P「そんなもじもじしながら言うな、抱きしめちゃうぞ」

輝子「プロデューサーがそうしたいなら、いいぞ……」

P「お、おう……」

P「な、なぁ、俺たち、親友だよな?」

輝子「ああ……だけど」

P「だけど?」

輝子「親友以上の関係でもいいんじゃないか」(真っ赤)

P「おい、そんな表情で言うなよお前……」

輝子「まぁ、良いじゃないか……私と親友がばれないなら……」

P「輝子がそう言うなら俺は構わないけれど……」

輝子「それなら……ばれるまで、くっついていよう……」

P「輝子が望むなら、それに従がおう」

控えめに笑みを浮かべる輝子に、こちらを笑みを浮かべながら、相槌を打つのだった




おしまい

まだ書きたいところですが、これでお開きとさせて頂きます
読んでくれた方に改めて感謝を
そして、お題ありがとうございました

次にスレを立てるときにはもっといいものを書きたいと思います

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