花京院「くらえッ! DIOッ! 半径20km! エメラルド・スプラッシュを――ッ!」 (31)


エジプト カイロ

DIO「これは……ハイエロファントの結界!」

花京院「触れれば発射されるハイエロファントの結界はッ!」

DIO(やはりハイエロファント……だが本体である花京院の姿が見えん。どこかに隠れているのか……?)

花京院「すでにおまえの周り半径20km! おまえもザ・ワールドの動きも手に取るように探知できるッ!」

DIO「……ん?」

花京院「くらえッ! DIOッ! 半径20km! エメラルド・スプラッシュを――ッ!」

DIO「待て待て待て待て」


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花京院「どうした、DIO! いまさら怖気づいたかッ!?」

DIO「いや、待て。20km? 20kmだと? 20mではなくてか」

花京院「そうだ。直径に直すと40kmだ! では改めてくらえ!」

DIO「待てって! おかしいだろう。私と最初に出会った時、射程はそんなになかったはずだが」

花京院「……DIO、僕は貴様にひとつだけ感謝していることがある。承太郎たちと出会えたこと。そして貴様という恐怖を乗り越え成長できたことだッ!」

DIO「ふたつじゃないか……というか成長にしても急すぎるだろう。ンドゥールとの戦いのときは確か」

花京院「黙れ! そしてくらえ! 半径20km、エメラルドスプラッシュ!」

DIO「ぬぉぉぉおお!? ザ・ワールド! 止まれぃ、時よ!」


1秒経過!

DIO(花京院の奴がふかしてるんじゃあないかと思ったが、辺り一面エメラルドスプラッシュだらけじゃないか……)

DIO(この密度、確かに結界の範囲は半径数キロ以上ある)

2秒経過!

DIO「無駄ぁ! ……弾いても弾いても緑の壁が。待てよ……? この密度、5秒間で脱出は間に合うのか……?」

DIO「……」

3秒経過!

DIO「無駄無駄無駄無駄ァッ! ……だ、駄目だ! 5秒では半径20kmの結界から逃れられん!」

DIO「このDIOが、このDIOがこんなところで終わりだと!? ジョースターの血統でもない奴相手に!」

4秒経過!

DIO「……そ、そうだ! 上だ! 結界の薄い上に飛べば……! ザ・ワールド――!」

5秒! そして時は動き出す……


花京院「今の一撃を凌ぎ切った!?」

DIO「ふ、ふふ……誇るがいい、花京院。このDIOに冷や汗を流させるとはな……」

DIO(結界を数本ぶち破ってやったが、これだけ広範囲に展開していると大したダメージにもならんか!)

花京院「だが見破ったぞ! ハイエロファントの結界が、寸分の誤差なく同時に破られた!」

花京院「つまりお前のザ・ワールドの能力……それは『時を止める能力』!」

DIO「ほう、大した洞察力だよ花京院……だがそんなものが分かったところで、我が『世界』の力の前には抗うことすら」

花京院「そこでこの僕は考える……DIO、お前は何秒くらい時を止められるのかとな……」

花京院「1秒か? 2秒か? それとも承太郎と同じで1時間くらいは止めていられるのか……」

DIO「待て、いま何て」

花京院「そこでDIO! お前が時間を何秒止めていられようが関係ない処刑方法を思いついた!」

DIO「なんだと?」

花京院「さっきの攻撃を避けられたのは、お前のいる地点にエメラルドスプラッシュを集中させたから……」

花京院「だから次は、全方位360度、しっちゃかめっちゃかにエメラルドスプラッシュを撒き散らすッ!」

DIO「待て待て待て!」


DIO「き……貴様、花京院ッ!? 正気か!? 半径20kmだぞ!? カイロ市全土を包んでなお余裕がある範囲だぞッ!?」

花京院「青褪めたな……怖気づいたか、DIO!」

DIO「お前のエメラルドスプラッシュは、遠距離型のくせに結構な破壊力があるんだぞ!?」

DIO「一般人にスタンドは見えない! 不可視の弾丸が空から降り注ぐのと同じだッ!」

DIO「別にこのDIOはどうとも思わないが、無関係の人間が大勢死ぬぞ!? いいのか!?」

花京院「僕の心と行動に一点の曇りなし……! 全てが『正義』だ!」

DIO「よく分からない覚悟を決めるんじゃあない! おい、こいつの仲間はどこだ! 仲間ならこの暴挙を」

花京院「くらえッ! DIOッ! 半径20km! しっちゃかめっちゃか・スプラッシュを――ッ!」

DIO「うおおおお!? ザ・ワールド――!」


DIO「ハァッ……ハァッ……花京院め……下水道まで結界が張って無くて助かったぞ……どうにか撒いたな」

「ハーミット・パープル!」

DIO「ぬぅ! これは……ジョセフ・ジョースターの『隠者の紫』ッ!」

ジョセフ「お前さんがそこから出てくるのは、既に『念写』して知っていた! DIO、どうやら年貢の納め時のようじゃな!」

DIO「老いぼれが……貴様のスタンドが一番なまっちょろいぞ! ザ・ワールド!」

DIO「……? ザ・ワールド! 『世界』! ザ・ワールド!? な、何故だ! スタンドが出せん!?」

ジョセフ「ふっふっふ、無駄じゃ無駄じゃ。知っておるじゃろう」


ジョセフ「ワシのスタンド、『束縛する隠者の紫(ハーミット・パープル)』は、捕らえたDIOを強制的に"絶"の状態にする、とな……」


DIO「知らん知らん知らん! 強制的な"絶"とか、いきなり新ワードをぶちこんでくるんじゃあないッ!」


ジョセフ「次にお前は『というか捕らえたDIOってどれだけピンポイントな能力なのだ』と言う」

DIO「というか『捕らえたDIO』ってどれだけピンポイントな能力なのだ。お前といい花京院といい、唐突にでたらめなパワーアップを……」

DIO「ハッ!?」

ジョセフ「遺言はそれでいいじゃろう。くらうがいい、波紋疾走(オーバードライブ)!」

DIO「くっ、だが貴様の衰えた波紋如き、一度や二度では……」

バリバリバリバリ!!!

DIO「ウギャアアアアアアアアアアアアアアア!?」

DIO(こ、これは!? 我が宿敵、ジョナサン・ジョースター以上の波紋疾走!?)

DIO「ぐ、ぐふっ……ば、馬鹿な……老いぼれの波紋が、どうしてここまで……」

ジョセフ「ふっ……絆じゃよ。これは皆から預かった絆の力じゃ」

DIO「絆だと……?」

ジョセフ「ああ……チベットの山奥で、残ってた波紋の戦士たちに深仙脈疾走を使って貰ってな……」

DIO「……待て。それは確かあれだろう。ジョナサンの師匠が使った、命と引き換えに波紋の力を託す奴だろう」

DIO「確かに奴らにしてみれば、吸血鬼であるこのDIOは不倶戴天の敵だろうが……その為に全員が身を捧げたというのか?」

ジョセフ「そうじゃ! ちょ~っとストレイツォの暴挙をネチネチ責めたら簡単じゃったわッ!」

DIO「ジョセフ・ジョースター!? お、おま、お前、まさか、過去の清算と引き換えに……何人の波紋の戦士を犠牲にしたッ!?」

ジョセフ「お前はいままで抱いた女の数を覚えておるのか?」

DIO「このジョースターの血統の恥さらしがぁぁぁああああ!」



ジョセフ「トドメといこう! ウルトラショッキングピンク・オーバードライブ!」

DIO(ううっ、不味い! あのレベルの波紋をもう一度喰らってはッ!?)

『DIO様ッ!』

 ガオン!

ジョセフ「!? 『束縛する隠者の紫』が千切られた!?」

DIO「その声!? まさか、お前は!?」

ヴァニラ「御無事ですか、DIO様!」

DIO「ヴァニラ・アイス!? お前は確か、ポルナレフにやられたはずでは……」

ヴァニラ「間一髪でしたが、『クリーム』の中に入ってやり過ごし、再生をしていたのです」

ヴァニラ「そして貴様……よくもDIO様に薄汚い波紋なんぞを浴びせたな……!」

ジョセフ(OH MY GOD! 奴のスタンドはワシのスタンドでは拘束できん……相性が最悪じゃ! こういう時は……)

ジョセフ「逃げるんじゃよ~~~~!」

DIO「ザ・ワールド!」

ジョセフ「」

DIO「時は止まった……無駄無駄無駄。お前のスタンドはふざけてるが厄介だ。ここで確実に息の根を止める」

DIO「こうして……ヴァニラの真ん前に移動させて……と」

DIO「……ふう。これで時が動き出した瞬間、お前は終わりというわけだ」

DIO「そして時は動き出す」



ジョセフ「!? 立ち位置が一瞬で!? 不味い、この位置は!?」

ヴァニラ「クリームの暗黒空間に全てをぶちまけろッ!」

ジョセフ「ぐわあああ、やられ……」

ジョセフ「……て、ない。なんじゃ、どういうことじゃ!」

ヴァニラ「!? クリームの突進を何者かが止めている!? 一体……」

『チッチッ。ジョースターさん、間一髪という奴ですな』

ヴァニラ「ば……馬鹿な! お前は確かに暗黒空間に、粉微塵になって死んだ筈のッ」

ジョセフ「も……モハメド・アヴドゥル――!?」

アヴドゥル「YES I AM! チッチッ♪」


DIO「確かにお前はヴァニラ・アイスに……」

アヴドゥル「御存じなかったのですかな?」

アヴドゥル「私のスタンド、マジシャンズ・レッドは、他のスタンドにはない自己修復機能があるのですよ」

DIO「あってたまるか!? どうしたというのだジョースター一向!? なんでそんな急にパワーアップしているのだ!?」

ジョセフ「特に変わったことをした覚えはないが……」

ジョセフ「昨日の晩も決戦前夜ということで、美味い物食ってエンヤ婆の持っていた矢でキャッチボールして寝たし」

アヴドゥル「あれは盛り上がりましたな。スタープラチナが全力投球した時は死を覚悟しましたが」

DIO(ババアぁぁぁあああああああ!? お前のせいじゃねえか! お前の矢でこいつらのスタンドパワーアップしてるじゃないか!)

ヴァニラ「だ、だが! 復活しただけならまだしも、なぜ私のクリームを抑えられる!?」

アヴドゥル「ふっ……モハメド・アヴドゥルに一度見せた技は通用しない。もはやこれは常識!」

アヴドゥル「今度はこちらの番! クロス・ファイヤー・ハリケーン!」

ヴァニラ「わ、私のクリームが溶けて……ぐああああああ!?」

DIO「ヴァニラ・アイス――!」

アヴドゥル「マジシャンズ・レッドの炎は暗黒空間を照らし、そして焼き尽くす」

アヴドゥル「そして次はお前だ、DIO! クロス・ファイヤー・ハリケーン・スペシャル!」

DIO「ウォォォォオオオオ! ザ・ワールドォォォオオオオ!」


DIO「ぜぇー……はぁー……も、もう駄目かと思った……連続して時を止めまくって、どうにか撒いたが……」

DIO「だ、だが! そのおかげで9秒も時を止められているようになったぞッ」

DIO「フハ、フハハハハ! 今に見ていろよ、ジョースター共! ザ・ワールドは最強のスタンド!」

DIO「いずれお前らのスタンドを越え、必ずや葬ってくれよう!」

承太郎「ほーう、そうかい。最強のスタンドか……」

DIO「……」

承太郎「なら、ここでその力とやらを見せて貰おうか……ええ、DIO!」

DIO「じょ、承太郎……ふ、ふははは! 飛んで火に居る夏の虫とはまさにこのこと!」

DIO「お前の血を吸い、この傷を癒すとしよう!」

DIO「……ところでつかぬことを聞くが、お前は1時間時を止めているられるとか、まさかそんな……」

承太郎「……ああ、いや。それはさっきまでの話だな」

DIO「……! ふ、ふははは! そうだろうな、そうだろうともよ! まさか時の止まった世界に入門した挙句、1時間など」

承太郎「色々試してたら、大分伸びてな。いまは1時間とんで30分くらいだ」

DIO「……」

承太郎「そういや、花京院から聞いたぜ。お前のスタンドも俺のスタープラチナと同じタイプらしいな……」

承太郎「お前は何時間くらい止められるんだ? 俺より先に目覚めたみたいだからな……2時間か? 3時間か?」

DIO(……時間単位で聞いてくるんだ……)

承太郎「まさか一日ってことはねえだろうが……いいぜ。どの道、この勝負に1時間以上かけるつもりはねえ」

DIO(不味い。どう足掻いても10秒以上は持たん……)

承太郎「始めようぜ。スタープラチナ・ザ・ワール……」

DIO「待て。承太郎よ」


承太郎「ああ?」

DIO「本当に……本当に1時間半も止めていられるのかなぁ~?」

承太郎「……疑ってやがるのか?」

DIO「いや、そういうわけではなくてだな。時を止めてる間は、時計もストップウォッチも動かんだろう」

DIO「感覚、いわば腹時計で計測しなくてはならんわけだが……数秒ならともかく、1時間以上ともなると、正確に数えられるわけもない」

承太郎「……続けろ」

DIO「だが! 二人ならばどうだ!? 二人で計測し合えば、誤差は少なくなる! これは当然の帰結!」

承太郎「ふむ」

DIO「この戦い、私かお前か、必ずどちらかが倒れよう……そうなってからでは計測できん」

DIO「これから先、目一杯の時間停止が必要になる時がくるかもしれん。その時、停止時間があやふやでいいのか?」

DIO「それはもしかしたら、己のみならず仲間の命さえ危険に曝すだろう」

DIO「敵を知り、己を知れば……というのは貴様の国の格言だった筈だ」

承太郎「それは多分中国だと思うが……言いたいことは分かったぜ」

DIO「おお! では!?」

承太郎「ああ、決着は互いに時間停止の時間を計ってからにしよう」


~1時間40分後~

承太郎「……っと。大体、ジャンプのコミックスを5冊読み終わるくらいか……また五分くらい伸びた気がするぜ」

承太郎「DIO、そっちはどうだ? なんか、本のページが全然進んでない気がするが……」

DIO「……気にするな。私は1ページを大切に読む派なのだ。まあ、だいたい貴様と同じくらいなのではないか?」

DIO(動けるのは9秒だけだったからな……動きを節約したが、30ページ読み進めるのが限界だった)

承太郎「……やれやれ。あんまり収穫があった気がしないな。まあいい。さあDIO。決着を着けるとしようぜ!」

DIO「……くっく! 間抜けめ、承太郎! 貴様は既に、チェスや将棋でいう"チェックメイト"に嵌ったのだ!」

承太郎「なんだと……! か、体が……動かねぇ……」

DIO「このDIOが時を止めた……1時間40分の時点でな」

DIO「フハハハハ! 馬鹿め! いくら時を長く止められようが、最後にものをいうのは頭の出来よ!」

DIO「9秒しか止められないこのDIOでも、こうして貴様を倒せるのがその証拠!」

承太郎「えっ」

DIO「あっ」

承太郎「……お前、9秒しか……?」

DIO「まあ……なんだ……うん……」


DIO「無駄無駄無駄無駄ァ――ッ!」

承太郎「ガハァッ……!」

.


DIO「ふ、フハハハ! やった! 一番厄介だったであろう承太郎を始末してやったぞ!」

DIO「こいつの血を吸えば私も1時間、最低でも30分くらいは時を止めていられるようになるだろう……」

DIO「花京院は頑張って本体を探して、ジョセフはナイフをしこたま投げつけて、アヴドゥルは……宇宙に飛ばすしかないか……」

DIO「だが、待っていろよジョースター一向! 貴様らもこのDIOが抹殺してくれよう!」

イギー「……」

DIO「……」

イギー「……バウッ」

DIO(し……しまった! この犬の存在を忘れていた!)

DIO(ああそうだろうよ生きてるだろうよ! だが不味い! 時を止めたばかりで、再び時間停止するには一呼吸置かねば……)

イギー「ワギャワギャ、ガウウッ!」


そしてイギーのスタンド『愚者(ザ・フール)』が発動した。

 



 愚者とは全ての始まりを暗示するアルカナである。

 『矢』によって地球と一体化するほどのスタンドパワーを手に入れたイギーのザ・フールは、星を逆回転させ始める。

 そう、始まりまで――この辛く苦しい現実を巻き戻し、全ての可能性があった優しい過去へと遡っていく――



.


19世紀 イギリス

ディオ「……はっ! こ、ここは何処だ!? あの犬は!? 承太郎の死体は!?」

御者「どうしましたね、坊ちゃん。夢でも見ておられましたかね?」

ディオ「お、お前は誰だ! ここはどこなんだ!?」

御者「はー、これはまた見事に寝ぼけてなさる……ジョースターさんの御屋敷はもうすぐですから、それまでに目を覚まさねえと」

ディオ「ジョースターの屋敷? ……ま、まさか!?」

ディオ(間違いない! 若返っている! どういう理屈か知らんが、このディオがジョースターの家に向かうあの日まで巻き戻った!)

ディオ「太陽の光ッ! 浴びても何ら問題ない! ……こんなに暖かなものだったか」

ディオ「吸血鬼の特性は失ったが、しかし! ザ・ワールド!」

ディオ「ふふふっ、思った通りだ! スタンドは精神のパワー! 精神が当時のままなら、我が『世界』も当然発現する!」

ディオ「一時はどうなることかと思ったが、これらばジョナサンにも勝てる! 波紋など恐れるに足らんッ!」

ディオ(石仮面はジョナサンを葬った後に被ればいい。そしてジョースターの家の資産を用い、完全な支配を……)

ディオ「ふふふ、ふははははは!」

御者(こりゃ頭でも打ったかな?)


ジョースター家前

シャン!

ディオ(何もかもが懐かしい……そう、ここで奴と初めて出会うのだったな……)

「君はディオ・ブランドーだね」

ディオ「そういう君はジョナサン・ジョー……スター……?」

ジョナサン「ははっ、どうしたんだい? みんなからはジョジョって呼ばれてるんだ。これからよろしく」

ディオ(……気のせいか? 体格が既にラグビーをやってた頃以上に……)

ディオ(……まあいい。確かこの後はあの汚らしい犬ころが来るんだったな。一発かまして上下関係を……)

カーズ「ウィンウィンウィン」

ディオ(なんか半裸の男が来たんだが!?)

ジョナサン「カーズッ。紹介するよ、カーズってんだ。利口な究極生命体でね。大丈夫だよ、しつけてあるから」

ディオ「……究極生命体? いや、というか、そんな使用人いたか……?」

ジョナサン「いやー、話すとちょっと長いんだけどね」

ジョナサン「家にあった石仮面をふざけて被ったら吸血鬼になっちゃって。どうにか元に戻る方法を探してたんだけど、
       そんな時に会ったのがこのカーズを初めとした柱の男って人たちで、協力して石仮面を改造したらなんか僕も究極生命体になって、
       最終的にこのカーズが人類を支配するとか言い出したから話し合って最終的に殴り合って僕が勝ったから子分にしたんだ」

カーズ「ウィンウィン」

ディオ「……ウィンウィンとしか言わないのは?」

ジョナサン「人類を支配するのを諦めるまで殴るのをやめなかったらそうなっちゃって」

ディオ「……」

ジョナサン「心配するこたないよ! 確かに言語は忘れちゃったけど気の良い奴さ! ああ、ワムウ、ディオの荷物を運んでやってくれよ」

ワムウ「御意」

ジョナサン「じゃあ、ディオ。改めて、これからよろしくね!」

ディオ「……ああ! よろしく、ジョナサン!」

 がっしりと友情の握手をしながら、ディオは色々と考えるのをやめた。

終わり。依頼して来ます


…ポルナレフは?

>>20
構想の時点ではいたはずなんだけどいつのまにか消えてた

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