智子「えっ」
ポテンシャルさん「なんでも出来るわたしだけど、モテないのは黒木さんのせい」
ゆり「……」ドン
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智子「……ど、どうして?(脈絡ねーだろ!どんな関係があんだよ!)」
ポテンシャルさん「それは……」
智子「それは……?(さっさと言えよ!いくらポテンシャルさんとはいえ勿体つけてんじゃねー!エンターテイナーかよ!)」
ゆり「……」ドン ドン
ポテンシャルさん「……それは、わたしが黒木さんしか見えないから」
智子「えっ(ど、どういうこと?私なんかしたか?いや、ポテンシャルさんとは大した接点なかったしな)」
ポテンシャルさん「わたしが騎馬戦で黒木さんの代わりをしたあの日から、色んな人に慕われてる貴方を見かけているうちに……これ以上は言わせないで……」ポ
智子「」
智子「はああああ!!??(おいおいおいおい、ポテンシャルさんもガチレズなの!?流石にポテンシャルさん相手じゃ逃げらせる気がしないんだけど!!)」
「まって!」
ポテンシャルさん「!」
智子「お、お前……」
ネモ「わ、私もクロが!クロしか見えない!」
智子「ネモ、お前……お前には凸、岡田さんが」
ネモ「あーちゃんは大事な友達だよ、でもクロは違う!クロは、クロは入試のとき……
「そいつをオメーらには渡さねーよ!」
ネモ「!」
智子「ま、まさか……」
茉咲「こいつは私のもんだ!誰にも譲らねー!」
智子「よ、吉田さん?ど、どうして……(な、なんでヤンキーのこいつが!?もしかして今までのことを恨んで!?なら手に入れたあと薬漬けにして売りとばす気なんじゃ……)」
茉咲「まだ付きあってもねーのに、さんざん胸の先を触られたり股に手を突っこまれたりしたんだ!ぜってー責任とってもらうからな!」
智子(なんでこうなった……)
智子(なんでなんでなんで!!ただ普通に友達つくって普通に恋人つくって普通に高校生活を送りたかっただけなのに!!!)
いま~ わたしの~ 願~いごとが~
「なあ百合アニメについて教えろよ」
かな~うならば~ 翼が~ ほし~い
「これからもお弁当つくってあげるね」
この~ 背中に~ 鳥~のように~
「もこっち孕ませてくれないの?」
白~い 翼~ つけ~て 下さ~い~
ゆり「……」ドン ドン ドン
黒木智子の域に留めておいた魅力が本来の姿を
取り戻していく。
この大空に~
孤独がかけたボッチを解いて、喪女を超えたモテに
近い存在へと変わっていく。
翼を広げ~
女と女と欲望を紡ぎ、
相補性の巨大なうねりの中で、
飛んで~
自ら蠱惑の疑縮体に
変身させているんだわ。
行きた~い
純粋に百合の願いを叶える。
ただそれだけのために・・・
よ~
智子(こんなはずじゃなかった……)
智子(どこで道を間違えた?なんの選択を誤ったんだ?ここまで愛されたかったわけじゃない!これならボッチの方がマシだった!!)
悲しみのな~い~
「キモイキモイキモイキモイ」
自由な空~へ~
「つぎはペディキュアしてあげる」
翼~はため~か~せ~
「お姉ちゃん、きたよ」
行きた~い~
みんなの中心で黒木智子は自身より年下の子に抱かれていた。
希心「もういいんだよ?お姉ちゃん」
智子「きーちゃん……」
希心「あとはゆっくり私たちに身をまかせてくれれば、それで」
ポテンシャルさん「黒木さん」
ネモ「クロ」
茉咲「黒木」
茜「黒木」
豚の餌さん「黒木さん」
優「もこっち」
うっちー「キモイ」
加藤さん「黒木さん」
希心「お姉ちゃん」
智子「みんな……」
智子「ありがとう」
つぎつぎに抱きつかれた黒木智子はみんなに全身を委ねた。
この世界の理(ことわり)を超えた新たな
生命の誕生。
代償として、古の生命は滅びる……
ゆり「……」ドンドンドン ドドン ガ…
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──つづく──
黒木智子と女たちを残したまま閉鎖される3年5組。
進まない授業。
罵倒される荻野担任。
グループに入りたがる南小陽(キバ子)。
胎動する元委員長と、その派閥たち。
遂に集う、蠱惑に狂わされた百合たち。
果たして、黒木智子を渇望する彼女たちの物語は、どこへ続くのか。
次回、元委員長「わたしが委員長じゃなくなったのは黒木……さん?が悪い!」。
さぁて、この次も、サービス、サービスゥ!
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