ギャル「俺君ていつも1人でいるよね」俺「あ?ああ」 (7)

ギャル「友達とかいないんでしょ」

俺「そうだな、友達はいない」

ギャル「素直だねぇ」

俺「何か用でもあったのか?」

ギャル「ノート見せてもらおっかなーなんて」

俺「ああ、お前いつも寝てるもんな」

ギャル「え…?」

俺「構わんよ、ほら」

ギャル「あ、ああ、ありがと」

ギャル「今度お礼するからね」

俺「ああ…(こいつ組織の回し者か?いや、まだその判断は早すぎるな)」

?帰り道

ギャル「俺くーん!!」タッタッタッ

俺「っ!!」

俺「…ああ、ギャルか」

ギャル「どうしたのそんな慌てて、ポケットに何か隠してるの?」

俺「ああ、いや、寒いから手を入れてただけだよ(隠しナイフだなんて言えないな)」

俺「…(こいつが組織のスパイだとして、正体に気付いたと悟られるのが一番やばい)」

ギャル「はい、ノートのお礼!」

俺「なんだ…これは?」

ギャル「飴ちゃん!」

俺「…(毒物の可能性がある)」

俺「ありがとう、もらっとくよ」

ギャル「うんっ!」ニコッ

俺「…(毒見役が必要だな)」

ギャル「ねー、私が友達になったげよっか!」

俺「は?」

ギャル「いつも1人じゃん!」

俺「…」

ギャル「今度遊び行こ!」

俺「…あ、ああ(怪しいな、こいつの接近のしかたは…)」

ギャル「あ、さっきあげた飴食べないの?」

俺「ああ、帰ってから食べるよ」

ギャル「ふーん…」

俺「…」ゾクッ

ギャル「ねぇ」

俺「え?」

ギャル「ゲームオーバーだね」パァン

俺「しまっ…」

ギャル「いつから気付いてたの?」

俺「くそっ…やっぱり…」

ギャル「アハハハハ!あ、そうだ、その飴さ」

ギャル「毒とか入ってないからね」

俺「くそっ…意識が…ダメ…か」

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