一方通行「へイ!遊びに行こォぜ!」 (65)

上条「……は?」


一方「はァ?まさか、遊びの意味も分からないほどのおバカさンーー」


上条「ち、チゲーよっ!」


一方「そンなことより遊びだ遊び!」


上条「……まぁ、俺は別に良いけど」

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一方「じゃあ遊園地行こォぜ!」


上条「遊園地!?お前のキャラじゃねーだろ!!」


一方「えー。上条くンのいけずー」


上条「なんぞそれ」


一方「じゃあ、せめてコーヒーカップだけでも一緒にーー」


上条「ホント、コーヒー好きなんだな…」


一方「まァな♪」


上条(正直…キメェ)

一方「それじゃあ行きますかァ!」ガシッ


上条「ちょっ!掴むなっ!……って、何首もとに手を当てーーまさか!」


一方「クカカカカキケケクコクキケキカー!!!!」カチッ

ダンッ ズキューン!

上条「ぶべべべべ……やっぱりかー!!」

ーーー…


一方「……ァ……したァ………三下ァ!!」


上条「……う、気絶してたのか…」


一方「この俺がせっかく誘ってやってるってンのによォ…」


上条「……は?」


一方「勝手に気絶するなンざ、どういう了見だァ!?アァン!!?」


上条「えっ!?不可抗力だっつのっっ!!」

一方「一言謝ることもできねェってかァ!?」


上条「だ、だって俺は悪くないもんっ!!」


一方「……よっぽど愉快なスクラップになりてェと見える…」ポキポキ


上条「……すみませんでした陛下」


一方「おう!分かればいいンだ!」


上条「!!??」

一方「さァ行くぞ!上条くン!」


上条(なんという切り替えの速さ…)


一方「……行く、つってンだけどォ!?」


上条「は、はいぃぃ!?」


上条(メンドくせーーっ!!)

一方「まずは入場のチケットか?早く買いに行こうぜ!」


上条(……はぁ…。先が思いやられーー)

タンッ ズゴシャァア

上条「ひぃ!?地面が…!?」


一方「……何でさっきから無視ばっかすンのかなァ?」


上条「いやぁ、それは…」


一方「……俺の嫌いってか…。なァ、やっぱりそうなのかァ…?」


上条「……へぁ!?」

一方「はっきりしろ。俺のこと嫌いなンだろ…?」


上条「……一方通行」


一方「……嫌いなら嫌いとはっきり言いやがれ。それなら諦めがつく」


上条「嫌いなんかじゃねぇよ」


一方「……!」

上条「俺らは魂の友(ソウルメイト)……だろ?」


一方「上条ォ!!」バッ


上条「ぅおい!抱きつくのはやめろ!」


一方「三下ァー!」スリスリ


上条「……はぁ、仕方ねぇなー」ナデナデ




美琴「な…なにあれ…」

一方「ンじゃあ行くかァ!」


上条「おう!」


一方「ッエーイ!☆コーヒーカップだぜィ!」


上条「ものどもー!乗り込めー!!」


一方「うぁdbko/v:」ドタドタ




美琴「キンモ!?…はぁ…今日のところは帰ろ…」

上条「ひゃっほ〜い!」グルグル


一方「カキケキココクキケカ!!!」グルグル


上条「楽しいな一方通行!」


一方「あァ…!最高だァ…!!」


ーーー…


上条「おうっ…!?オエッ……!!ぐごっ」


一方「なンだなンだァ!?酔ってるってかァ!?ヒーローさンよォー!!」ヒャッハー!


上条「……テメェは、ベクトル、操作、が、あ、るか、らいい、よな、…うぷっ!?」

一方「チッ、仕方ねェなァ」ピトッ

ギュルルルル…

上条「……お?吐き気が引いたぞ」


一方「感謝しな」


上条「おう。サンキュー」


一方「ハッ!わざわざ例を言うなンざ、どこの生真面目クンだっつの!」


上条「いやお前が感謝しろゆうたやん?」


一方「……あー、そうだったわ。つい照れちゃったァ!」


上条「気色ワリー」

一方「チッ、仕方ねェなァ」ピトッ

ギュルルルル…

上条「……お?吐き気が引いたぞ」


一方「感謝しな」


上条「おう。サンキュー」


一方「ハッ!わざわざ例を言うなンざ、どこの生真面目クンだっつの!」


上条「いやお前が感謝しろゆうたやん?」


一方「……あー、そうだったわ。つい照れちゃったァ!」


上条「気色ワリー」

一方「さァて、俺はもう帰るわァ」


上条「あれ?まだ遊んでいかないのか?」


一方「すまねェな。家で打ち止めが待ってンだ」


上条「そういえば、俺も家でインデックスが待ってわ」


一方「じゃあまたなァ三下ァ」


上条「おうまたな三下ー」

 家


上条「ただいま〜」


禁書「おかえりなんだよ」


上条「今日さ〜、一方通行にいきなり遊びに誘われてさ〜」


禁書「ふーん。あくせられーたから誘うなんて珍しいかも」


上条「だよなー。……ん?何あrーー」

ズッギャアアアアアアアアンン!!!

一方「上条ォクゥゥゥン!!?あァそびィましょォォォォ!!!」バッサァ


上条「」


禁書「」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

打ち止め「……という夢を見たのさってミサカはミサカは夢の内容を暴露してみたり!」


一方「……何で俺が三下に甘えてかかンだよ、ザッケンなァ!」カベドンッ!


打ち止め「はわ〜!?ミサカはミサカの夢の内容を話しただけだよってミサカはミサカは断じてみるっ!」


一方「……チッ。調子狂うぜ…。もう一回寝てくらァ」


一方(……まァ、たまには甘えてみンのもいいかもなァ…)ニヘ


続き


上条「……あーくそ!こんなときに限って雨かよ!」タタタッ

・・・・・

一方(雨を反射っとォ)カチッ

ズドン!

一方「ッ!!?」ズシャァ


上条「おわっ!スマン一方通行!!大丈夫か!?」


一方「チッ!三下か…!気をつけやがれェ!」


上条「スマンスマン…。ほら、立てよ」スッ


一方「オマエの手なンか…!……、ハッ!」


一方(いや待て!これは…甘えてみるチャンスかも知れねェな…)ニヘァ

一方「す、すまねェな…」スッ


上条「いや俺が悪かったよ」グイッ


一方「おっとー杖がなくて転ぶー(棒)」フラッ


上条「おっと。大丈夫か?」ダキッ


一方(///)


一方(……っておい!なンで俺は赤くなってンだァ!?)


上条「顔も赤いし、もしかして熱あるんじゃ…」

一方(しかし…何だか落ち着くなァ)ホッ


上条「おい!?そんな持たれかかるほど苦しいのか…!?」


一方(なンか言ってるが音ォ反射だ反射)


上条「一方通行!一方通行!返事もできないほど…!くそっ!」


一方(ハァ…。温けェー…良い気分だわ)


上条「とりあえず病院に…!よいしょっと」ズイッ


一方「あァン…!なンで離れて……」


上条「……え?」


一方「……い、いや」

一方「……」

一方(変な声出しちまったァァァァ!!??)

一方(ウォォォ!!恥ずかしいィィィイ!!!!)


上条「とにかくオブって病院まで行くから!」グイッ


一方「え?」ストンッ


上条「よい…しょっと」


一方(……え?ナニコレ)


上条「病院に着くまで堪えてくれよ!」タタタッ



美琴「……またまたなんなの…アレ…」

上条「やっぱコイツだと、カエル医者んとこぐらいしか行けねーか?」タッタッタッ


一方(暖けェー…)ホワホワ


上条「おい聞こえるか一方通行!?」


一方(何か言ってるしそろそろ反射も解くかァ)キュイ…ン


上条「お前熱あって苦しそうだから病院行くけど、カエル医者のところでいいよな!?」


一方(別にどこでも……、ん?病院…?)


上条「くそっ!やっぱまだ返事できねぇほど辛いか…!?」


一方(え?何?俺が音遮断してる間に何が…)

上条「とりあえずその病院に行くぞ!」


一方「……ちょ!おい待ちやがれェ!」


上条「え!?起きてたのか!?」

一方「俺は別に熱なンかねェし!」


上条「いや、でもお前顔赤いし…」


一方「そ、そンなことねェ!!」


上条「そ、そうかぁ?でも一度病院に…」


一方「おろしやがれェ!!」ジタバタ


上条「わかっ、わかったから!わかったから暴れんな!」

一方「ったく…!」スタッ


上条「でも本当に大丈夫なのか?」


一方「心配ねェつってンだろーがァ!俺の能力使えば風邪だろうと何だろうと全部何とかなンだよ!」


上条「……へ、へぇ」


一方「……おい三下」


上条「な、何だ?」


一方「……俺の杖は?」


上条「あ、さっきの場所に置いてきちまった」


一方「オイコラァ」地面<メキャアァ


上条「ひ、ひぃ」

一方「……行くかァ…、くっ」ガクン


上条「杖がないから立てないか…。手ぇ借すか?」


一方「いや、いい。能力使える状態なら普通に歩ける」カチッ キュイィ…ン スック


上条「そうか…。無理すんなよ」


一方「分かってるっつーの」

一方(さすがだぜェ…。女共が惚れンのも分かる気がすンぜェ)

 さっきの場所


上条「……えーと、多分この辺りに…」キョロキョロ


一方「ったく…。三下のせいでとんだバッテリーの無駄遣いだぜ…」キョロキョロ


上条「探してやってんだから勘弁しろ。……、っと、あったぞ」


一方「そォか」


上条「ほれ」


一方「あンがとよ」


上条「じゃあ、もう大丈夫そうだし、俺はもういくわ」


一方「いや、待て」


上条「どうした?」

一方「俺は反射があるからいいけどよ、オマエずぶ濡れじゃねぇか」


上条「……そういえば雨降ってたわ」


一方「忘れてたのかよ」


上条「お前を助けることで頭がいっぱいだったのですよー」


一方「……そういう言葉は第三位にでもかけてやれ。男同士じゃ気色悪ィ」


上条「なんで御坂なんだ?」


一方「うっせェ鈍感ヒーロー。早く俺ン家行くぞ」


上条「鈍感?…つか、何でお前の家に行かなきゃならないのせうか?」


一方「お礼だよ言わせンな恥ず……気色悪ィ」


上条「でも家でインデックスが…」


一方「ハァ…仕方ねェ。そいつも連れてこい」


上条「いいのか?」


一方「あァ。黄泉川に料理作らせるわ」

 黄泉川宅


禁書「私も呼んでくれてありがとうなんだよあくせら!」


一方「途中で名前切ンなこの野郎」


黄泉川「アクセラとか車みたいじゃんよ」カチャカチャ


芳川「ふふっ。言えてるわね」


一方「うっせェババア共」


黄泉川「ふんっ。まだそんな歳じゃないじゃんっ」


禁書「あくせられーたはロリコンなんだよ」


打ち止め「ん…それは聞き捨てならないのってミサカなミサカは過度な期待をしてみる」


上条「多分期待通りだぞ打ち止め」


打ち止め「マジ!?ってミサカはミサカは喜びを露にしてみたり!」

一方「……テメェらが食卓に並びてェようだなァ!?」ガタン


上条「落ち着けそげぶパーンチ!」バキィ


一方「ぁう…!」ブベッ


打ち止め「っ!」

打ち止め(『ぁう…!』…だと…!?)


黄泉川「どうしたじゃんよ打ち止め。いきなり黙って」


打ち止め「い、いや何でもないってミサーーぶふっ」ブバー


禁書「鼻血なんだよ!」


上条「大丈夫か!?打ち止め!!」


打ち止め「ぐふっ…。マスターのあまりの破壊力に少々戸惑ってしまっただけだ…」


一方「どこの厨二病少女だコラ」ピンッ


打ち止め「あうっ!」


上条(……か、可愛い)


禁書「とうま」


上条「……なんでせう?」


禁書「ロリコンは駄目なんだよ!」


上条「ならねぇよ」

打ち止め「あれ?鼻血が止まってる…」


一方「デコピンのときにちっとばかしイジクってやったンだよ」


打ち止め「あ、貴方!」ウルウル


芳川「あら、優しいじゃない?」


上条「かっこいいぞーひゅーひゅー」


一方「う、うっせェ…!///」


打ち止め「ぶぅー!」ドバァ


禁書「キャー!赤いぃ!」

上条「……これ、俺たちは帰ったほうがいいんじゃ…?」


一方「チッ。このクソガキの後始末しないといけないしな」


打ち止め「うぅ…。も、萌える…!」ゾクゾクブバー


禁書「あ、赤い……赤…っ…血…!!」ズァァ

ペン「これより、ヨハネのペンを発動しーー」


上条「!?っそげぶ!!」パァン


禁書「はぁはぁ……危なかったんだよ…」


一方「」ポカン

上条「じゃあ、服も乾いたしありがとな」


禁書「また来るんだよ!」

バタム


一方「……そォいえば今日は妙に三下を意識しちまってたが…」


打ち止め「ああそれね、第5位さんの仕業だよ。ミサカが頼んだの」


一方「ハァ!?テメェいつの間に!?」


打ち止め「寝てる間は完全無防備洗脳可能!」


一方「テメェコノヤロォォ!!」グリグリ


打ち止め「いたたた!やめてよー!ってミサカはミサカは懇願してみるぅ!」





 続きの続き


〜 ミサカネットワーク内 〜


20001「萌え死ぬわコノヤロー!www」

10457「騒ぐなマスターww」

10032「おまいの統率力で上条派までモヤシ派にやってまうのや!」

14238「いいぞマスター。もっとやれ」

18970「一方通行様こそが至高」

10032「うっせぇ上条様こそが至高だろ!」

20001「まぁまぁどっちでもいいじゃなーーーやっぱ俺は一方通行派だわwww」

13086「おっしゃああマスターが味方についたああああ」

16522「軍配アガリぃぃ!wwww」

18970「たけのこの里vsきのこの山でメーカーがどっちが好きか明言するレベルだよなw」

10032「ぐぬぬ」

10032「お、俺はずっと上条推しだ!」

10629「俺はお姉様推し」

16522「新種w」

10629「やっぱお姉様だわ」

20001「こればっかは否定出来ないね」

10032「でも上条さんも捨てきれたい…」

xxxxx「愛が深すぎだろ」

20001「お、ワースト」

10032「なぁ、ワーストは誰が一番良いんだ?」

xxxxx「俺?俺は関わりが他より長い分…」

10032「ワーストも一方通行派かぁ」

xxxxx「ミサカ全員が好きだよ」

20001「おお、意外」

20001「っと、あの人が呼んでるからまたね」

一同「またねー」

プツン

一方「やっと戻ってきたかァ」


打ち止め「ちょっと妹達と恋バナしてたの」


一方「チィ…。増せたガキだな」


打ち止め「貴方が対等の立場でミサカのことを見てくれるならそれでいいかも」


一方「あっそォ…」ドキッ


打ち止め「……!」

打ち止め(ネットワークダイブ!)

20001「またデレた!可愛いぃー!」

xxxxx「わざわざそんなことを言うために戻ってきたのか乙」

20001「もっとからかって来るわww」

12345「感覚共有で見とくよ」



打ち止め「ね、ねぇ、あのねミサカね…」


一方「う、打ち止め!」


打ち止め「ひゃい?」


一方「……」プルプル


打ち止め「ちよっと…大丈夫なの…?ってミーーーひゃん!」


一方「可愛い!!好きだ!!愛してる!!幸せにしてやる!!」ダキッ


打ち止め「そ、そそそんなぁ!?///」



10032「……というわけでマスターがやらかしたわけだが」

13450「さすがにこれはアカンわ」

xxxxx「はい、アウトー」

打ち止め「じょ、冗談だよねっ!?///」


一方「冗談なもンか!!俺ァ本気だァ!!」ギュウッ


打ち止め「あう…///」


一方「……愛してる、打ち止め」ギュッ


打ち止め「ミ、ミサカもだよっ!///」ギュ


一方「打ち止め…!目ェ瞑れェ///」


打ち止め「っ!そ、それは、まだミサカには早いかも、って…」モジモジ


一方「愛に年なんか関係ねぇ!!」グイッ


打ち止め「っ!!そんな強引にっ…!///」

一方「ンゥ〜…!」ゴゴゴゴ

打ち止め「ダメェ!」ビンタァ

一方「残念でしたァ反射展開中ゥ」パキン

打ち止め「も〜!イターい!!」クニャ

一方「クカカ!油断大敵ってなァーー」

バタッ

打ち止め「ふふふ。それは貴方の方だよってミサカはミサカはネットワークからブッチしてみたり!」プンスカ

一方(こ、この野郎ォ…!)

打ち止め「そこで頭を冷してってミサカはミサカは本当に頭に氷を乗っけてみたり!」

一方(……冷てェ)ヒヤッ

打ち止め「……」

一方(……)

打ち止め「……頭冷えた?」

一方「」コクコク

打ち止め「なら、再接続させてあげる」

一方「ーーンぁ。……おいガキィ」

打ち止め「な、何?顔が怖いよ…」

一方「俺がオマエと離れるっつったらどォよ?」

打ち止め「……え?」

一方「オマエが今みてェなことをこれからもするってンなら、俺はこの家を出ていく」

打ち止め「そ、それは駄目!」

一方「しねェって誓うなら出ていくなンて言わねェよ」

打ち止め「誓う!誓うから出ていくなんて言わないでぇ…」

一方「わかった。約束だ」

打ち止め「うん…」グスッ

一方(やっぱカワエェ…)

黄泉川「お前らー、じゃれてないで早く食べるじゃんよ」

芳川「私は早く頂きたいのだけど」

打ち止め「そういえばお腹すいたかもってミサカはミサカは空腹っ子アピールをしてみたり」

一方「……そォだな」

一同「「いただきます」」

打ち止め「〜!おいしいー」パクパク

黄泉川「そう言ってくれると作ったかいがあるじゃん」ニコニコ

一方「なァ、打ち止め」

打ち止め「なぁに?」ハフハフ

一方「明日、遊びに行こォぜ!」

打ち止め「うん!」


終わり

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