【モバマス】僕のバレンタインの話をします (27)
P「はー仕事疲れたなー」
P「いい加減休みたいなー」
P「一日中寝ていたいなー」
P「……」
P「休憩しよう」
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休憩室
ガコン(自販機でドリンク買う音
P「はー」
P「……こうして無意味に日々を過ごしていくんだろうな……」
P「はー」
ほたる「……あっ。おはようございます」
P「ようほたる。今日も頑張ろうな」
ほたる「はい。Pさんは……休憩ですか?お疲れ様です」
P「ああうん、ちょっと休んだらすぐ再開するよ」
ほたる「あ、休憩中にすみません、少しいいですか……?」
P「?」
ほたる「渡したいものがあるんです」ごそごそ
P「渡したいもの?なんだろうな」
ほたる「……よかった!忘れてなかった……はぁー……」
P「凄く安心してて可愛い」
ほたる「これ、バレンタインのチョコレートです……」すっ
P「!?!?!?!?!?」
P(待て待て待てバレンタイン?バレンタインってあれだろ選んだアイドルからチョコレート貰える……去年の奴まだ使ってないけど……)
ほたる「よかったら、受け取って貰えますか……?」
P「えっ?えっ、バレンタイン?お前まだ選んでないぞ俺は誰も。えっどういうこと?」
ほたる「?バレンタインって、あげたい相手にチョコをあげる日ですよね……?」
P「世間一般ではそうらしいけど、いやこれモバマスだろ?どういうこと?ええ?」
ほたる「……もしかして、私からだと不幸が感染るとか、そういうことを……」
P「んなわけねェだろうがァ貰うわ!!!!ありがとうほたる!お前は最高だ!!!!!!」
ほたる「わわっ……じょ、冗談です……。渡したいから、渡したいんです。喜んでくれて、とってもとっても嬉しいです……えへへ」
P「えええーしっかしなんで?なんでそっちから渡してきてくれるんだ?ちひろの差し金か???今年のバレンタインはなんか違うぞ……!」
ほたる「言葉にしきれない、たくさんの感謝の想いをこめました。あの、そうすると美味しくなるって……」
P「最強の調味料じゃねぇか」
ほたる「あの、緊張するけれど、食べてください……」
P「……えっ、食うの?」
ほたる「あ、はい。チョコは食べ物ですから……」
P「……お守りにしたい」
ほたる「食べ物ですから……」
P「……いったい今何が起きた……?」
P「あ、ありのまま今起こったことを話すぜ」
P「今年のバレンタイン誰から貰おうかなぁーとか考えてたら向こうから渡しに来た」
P「何を言ってるのかわからんと思うが俺にもさっぱりだ……」
P「えっちひろの奴俺の脳ミソ覗いた……?」
他P1「見て見て見て菜々さんから!!!チョコ!!!!向こうから!!!!!チョコ!!!!!!」
他P2「みちるぅぅぅ食いきれねぇよこんな、こんなたくさん!!!ありがとうみちる!!!」
他P3「雪美……ううっ雪美ィ……ぐすっひっぐ」
P「い、いったい俺達に何が起きている……?アイドル達に確固撃破されているぞ……!」
P「わ、わけがわからん!奴らはやる気だ!俺達を殺す気なんだ……!」
P「今年のバレンタインは……去年までとは、違う……ッ!」
P「しっしかもあと二回……!? えっあと二人も『向こうから渡したいと思ってくれた娘』が出てくるの……?なんだ、何がどうなっているんだ……」
翌日
P「そういやイベント走らな」
P「由愛てやん待ってろよー絶対迎えるからなー」
P「飴ないからスタ走りじゃオラァ!!」
楽屋
P「ふぃー一旦休憩」
ほたる(ブルマ)「皆さんすごいですね、大量横取りが一瞬で……」
P「まったくなァ。流石道明寺ちゃんだよ」
ほたる(モデル)「私達も、負けたくないです……!」
P「そうだな、せめて一発は殴れるよう頑張ろうな!」
ほたる(TBS)「はい……!」
コンコン(ドアノック音
P「?誰だろ。はーい開いてますよー」
ガチャ
由愛「あ、あのっ、お仕事お疲れ様です……」
P「由愛ちゃんじゃん。そっちもお疲れ様。マカロンクッション芸最高に可愛いよ」
由愛「えへへ……」
P「それで、何の用事?」
由愛「あ、あの……えっと、渡そうと思ってたものがあって……」
P「?なんだろう、忘れ物でもしてた?」
由愛「えーと……これっ。受け取って貰えますか?」ずいっ
P「バレンタインチョコレートだと!?!?!?!?!?」
由愛「わわわ……」
P「えっオレェ?なんで?夏島走ったけどなんでだ?ゆめほたSS書いたけどなんでなんだ?Rスカチケ使ったけど?ええ?」
由愛「う、受け取って……ください……お、お願いします」
P「無論じゃねェのよ!!!!!ありがとう!!!!!!」
由愛「ば、バレンタインのチョコ……ドキドキしたけれど、ちゃんと渡せました……よかった……」
P「うぉぉぉぉ由愛チョコだぁうっひょおおおおおおおんほおおおおおおお」
由愛「いつも優しくしてくれるPさんに、感謝を伝えたくって……♪」
P「ありがとう!ありがとう!ありがとう!ごめん語彙が死んでるやありがとう!!!」
由愛「えへへ」
P「えっていうかいいの俺で?リトルプリエーテスもないし……投票イベントではいっつも白菊一途な俺に?いいの?なんで俺なの?」
P「……なるほどなぁ。俺は成宮由愛が好きだったんだな……やっと理解した。俺はこいつが好きだったんだよ」
P「今日から成宮由愛をよろしくおじさんになります」
翌日
公園
P「クリパかなぁ?最近集めてる伊集院ちゃんかなぁ?ううーっこんな楽しみなバレンタイン生まれてはじめてだ!すげーなバレンタインってこんな楽しいイベントだったんだな!!」
P「ふふふふ、今日もお仕事頑張るぞー。らんらんらー」
夕美「……」ざっ
P「……相葉ちゃん? おはよう、いきなり目の前に立ち塞がったりしてどうしたの?」
夕美「……え、えっとね……そのぉ……」もじもじ
P「……?」
P(バレンタイン、なわけないよなぁ。集めてるのデレステの話で、Mobageではまったくアルバム埋まってないし……なんだろうな)
夕美「……ええい、頑張れ夕美ちゃん!」ぱんぱん
P「顔叩いて気合いいれなくても……」
夕美「Pさんっ」ずいっ
P「お、おう?」
夕美「おおお、お仕事お疲れ様!!」
P「???まぁ、うん。そっちもお疲れ様」
夕美「えっとね、手渡ししたくって来たんだけどね……」
P「手渡し?何を?」
夕美「あ、味見した限りではそこそこ美味しかったから!形も頑張ったからっ!心に花が咲くよう、あ、愛情を……なんて……」
P「??????」
夕美「……ごほん!これ上げるっ!!」
P「こっこれはチョコレートじゃねぇか!!!!」
夕美「えっとね、形をお花にしたのはね、Pさんの暖かい気持ちで私は私らしきゅっ、噛んじゃった……私らしく咲き続けられるよって伝えたくって……決して相葉夕美だからっていう安直なあれじゃあなくってね?」
P「早口で捲し立てるの可愛い」
夕美「とにかくっ!受け取ってくださいお願いします!チョコレートです!!!」
P「あたぼうよォ貰うに決まってんだろうがよォ!!!」
夕美「じゃ、じゃあ私これでっ!」たったったっ
P「……」
P「……ええ?なんで?相葉ちゃん?俺に?」
P「どういうこと……?Mobageで推したことあったっけ相葉ちゃん……?ゆみすきは定期的にしてるけどデレステだよ……?lilac time大好きでずっと聞いてるけど?なんで……?」
P「なんで、相葉ちゃんは俺を選んでくれたんだ?俺じゃ相葉ちゃんに釣り合わなくない???いいの俺なんかで?」
P「……」
P「超嬉しい。結婚してくれ相葉ちゃん」
P「バレンタイン……神イベントだったぜ、お前……ありがとう白菊、由愛てやん、相葉ちゃん」
P「このチョコ、サービス終了まで取っておくから」
その後
P「……あと一人から貰えるの?こっちから会いに?」
P「ふーむ……」
P「……ええー……誰から貰えばいいんだ……? な、悩む……!」
今年のバレンタインの感謝を井戸に叫びたくて書きました
皆さんも自分を選んでくれた三人の話を書いてください僕が喜びます
おしまい
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