ラフィエル「白羽=ラフィエル=エインズワースです♩」 (11)

このSSは「ガヴリールドロップアウト」の設定を変え、ラフィエルがガヴたちのクラスに転校してきた転校生という設定になります。
ただし、ガヴと顔見知りという所は変わりませんので、ご注意を。

グラサン「今日は転校生が来るぞ」

オオォォォォォォーーーーーーー
カワイイコ、クルカ!?
モシカシテ、イケメン?

ガヴリール「転校生だと? 下らねぇ…」

ヴィーネ「でも、それってなんだかワクワクしない?」

サターニャ「ふん。そんなもんに浮かれてたら、大悪魔なんて務まらないわよ」

グラサン「入って来い。」

ガラッ♩

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1517587464

ラフィエル「……」テクテク

オッ、オォーッ!?
テンコウセイハ、オンナノコナノネ?

ガヴリール「あれ? あいつって」

グラサン「自己紹介するぞ。今日からこのクラスに転校してきた…」

ラフィエル「白羽=ラフィエル=エインズワースです♩ 皆さん、よろしくお願いします♩♩」ニコリ

オオオオオオオォォォォォォォッッッッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!??
カワイイィィィッッッッーーーーーーー/////

ヴィーネ「可愛いというか、美人ね!?」

サターニャ「それは認めるけど、この胡桃沢=サタニキア=マクドウェル様の足元には及ばないわ」

ガヴリール(やっぱりだ。間違いない……)

休み時間

ネェネェ、シラハサンッテ、ドコカラキタノ?
ナマエカラシテ、ハーフ?
スキナモノハ、ナニ?

ラフィエル「あっ、それはですね……♩」


ヴィーネ「転校生と言えば、クラスメイトの質問攻めね!」

サターニャ「あんなに人が集まってるようだけど、あんなの私のカリスマを以ってしてみれば他愛のないことね!」

ガヴリール(見つかったらヤバいし…。さりげなくやり過ごそうっと。)

昼休み の屋上

ヴィーネ「屋上に来るのは久しぶりよね?」

ガヴリール「あぁ、そうだな…」

サターニャ「なーはっはっは。大悪魔を昼食に誘うとは、それなりの覚悟は出来てるでしょうね♩?」

ガヴリール「お前、さっきからうるさい。少しは黙れ!」

サターニャ「なっ、この私に向かって黙れとは何よ、黙れとはっ!?」

ヴィーネ「まぁまぁ、二人とも…」

ラフィエル「あらあら、なんだか楽しそうですねぇ~?♩」ニコニコ

ヴィーネ「い、いつの間にっ!?」

ラフィエル「面白、ではなく楽しそうな雰囲気を感じ取ったもので」

サターニャ「な、何よあんたっ!? 一体、どうやって気配、消して私達に近付いたのよ!!」

ラフィエル「おかしいですねぇ~? 気配は消していないはずですが?」

ガヴリール「」スッ

ヴィーネ「ちょっとガヴ、顔なんか隠してどうしたの?」

ガヴリール「あっ、バカ!? 名前を言うなって!!」

ラフィエル「ガヴ? あっ、もしやガヴちゃん?」

ガヴリール「うっ!?(チッ、バレちまった…)」

ヴィーネ「えっ、なに?」

サターニャ「ガヴリール、あんた、こいつと知り合い?」

ガヴリール「知り合いというか、なんと言うかだな……」

ラフィエル「同級生であり、友人です♩ 天使学校での♡」ニコリ

ヴィーネサターニャ「「えっ、えええええええぇぇぇっっっーーーーーーー!!??」」

ガヴリール「まぁ、今の私からすれば、いわば腐れ縁ってやつだ…」

ガヴリール「ってか、お前ら驚き過ぎだろ?」

ヴィーネ「だってぇ!! えっ、じゃあ、白羽さんってガヴと同じ天使という事ですか?」

ラフィエル「はい♩ あっ、後、白羽さんではなく気軽にラフィか、ラフィエルとお呼び下さっても構いませんし、同じクラスですからタメでいいですよ」

サターニャ「まさか、ガヴリールの他に新たな天使がここに降りてきてるとはねぇ…」

ガヴリール「ラフィエル、お前一体いつ下界に降りてきたんだ?」

ラフィエル「最近ですよ♩ もちろん、ガヴちゃんを追って私も下界で修行を積む為に降りてきたんですよ?」

ガヴリール「そうか……」

ヴィーネ「えぇと、その…ラフィ?」

ラフィエル「はい、何でしょうか?」

ヴィーネ「自己紹介していいかしら?」

ラフィエル「えぇ、もちろん♩」

ヴィーネ「じゃあ、私は月乃瀬=ヴィネット=エイプリル。皆からヴィーネって呼ばれているわ。よろしく」

ラフィエル「よろしくお願いします♩ あっ、このオーラは悪魔の……。」

ヴィーネ「えっ?」

ラフィエル「ヴィーネさんは悪魔ですね? そして、そっちの方も?」

サターニャ「!?」

ヴィーネ「え、えぇ。その通りよ。でも、良く分かったわね? オーラは出してないはずなのに、それを感じ取るなんて?」

ガヴリール「ラフィエルはかなり敏感だからな。隠しても、相手の体を見ただけで視覚的に感じ取る事が出来るんだよ…」

ヴィーネ「す、凄いっ!?」

ラフィエル「いえいえ♡ 別に大したことでは」

サターニャ「ふ、ふっふっふ。な、中々やるじゃ、ないの」

ラフィエル「うふふ、お褒め頂きありがとうございます」

サターニャ「でも、この大悪魔、胡桃沢=サタニキア=マクドウェル。通称サターニャ様の敵ではないわ!」

ラフィエル「そうですか………。」

サターニャ「って、あっさりと受け流すんじゃないわよーーっ!!??」

ラフィエル「ふふっ♩」ニヤ

サターニャ「な、何よ、その笑みはっ!?」

ラフィエル「サターニャさんでしたっけ? 貴方、ナイスツッコミですね! 私の受け流しギャグに、敏感に反応することもwww」

サターニャ「さっきの受け流しって、ギャグでやってたのっ!?」

ラフィエル「ぷぷっ/// 面白いです、今のツッコミもwww」

サターニャ「いちいち笑ってるんじゃないわよっ!!」

ヴィーネ「ねぇ、ガヴ?」

ガヴリール「んっ?」

ヴィーネ「ラフィって、もしかしてSなの? さっきからサターニャをわざとからかっているようにみえるけど?」

ガヴリール「さぁ、そうなんじゃねぇか…。私も天界にいた時の事なんてよく覚えてないしな。」

ヴィーネ「覚えてないなんて、アンタそれでも天使?」

ヴィーネ(ナレーション)『それから数日間、ラフィは明るく、美人で、(表向き)性格が良いとしてあっという間にクラスの人気者となり、それは男女問わずに人気があった。毎日、彼女の周りには人が集まっており、私達はせいぜい昼休みか、帰る時だけが一緒になり、唯一会話が出来る時間にもなっていた』

ヴィーネ(ナレーション)『更には成績優秀で、スポーツ万能な面があり、特に凄いのは彼女のファンクラブが作られたり、下駄箱には山ほどのラブレターが入っていたり、もう何人かの男子に直接告白もされていた。』


ある日の帰り道

ヴィーネ「でも、ラフィって本当に凄いわよね! 正直、羨ましいわ」

ラフィエル「もぅ、そんなヴィーネさんったら♩♩ 褒めても何も出ませんよ?///」

ガヴリール「そういやぁ、今日も大勢の男共がラフィエルの後をつけているのを見たけど、熱狂的にも程があるだろ…あれじゃあ完全にストーカーだな。」

ラフィエル「でも、そういうトラブルが起きるのって面白、ではなく定番ではありませんか?」

ガヴリール「今、面白いって言いかけただろ」

サターニャ「………」

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