絵里「ふぁ~…眠い」 (90)
絵里「あ~…眠い。眠すぎるわ」
亜里沙「昨日何時に寝たの?」
絵里「2時…」
亜里沙「どうしてそんな時間まで起きてたの?」
絵里「ちょっと…授業の予習復習をしてたら夢中になっちゃって」
亜里沙「ふ~ん。そうなんだ」
絵里「そうなのよ。さて…」
亜里沙「洗い物は私がやるからお姉ちゃんは休んでて」
絵里「そう?」
亜里沙「うん。お風呂に入る前に寝ちゃダメだよ?」
絵里「ええ。ありがと、亜里沙」
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絵里「しかし…本当に眠いわ」
ピンポーン
絵里「このままだと寝てしまう」
ピンポーン
絵里「その前にお風呂に…」
ピンポーン
絵里「ん?あっ…いけない。ぼーっとしてたわ」
絵里「はい…」
ガチャ
凛「や!」
希「やぁ!」
穂乃果「やぁぁぁ!」
絵里「あなた達…」
凛「絵里ちゃん、遊びに来たよ」
絵里「えっと…あの…約束したっけ?」
穂乃果「してないよ?」
絵里「そうよね?あの…いつも言ってるわよね?」
凛「でも、来ちゃったにゃ」
絵里「来ないで…」
穂乃果「ええ?酷い…」
希「なんか…えりちテンション低い?」
穂乃果「確かに…。今日のエリチカテンション低いね。大丈夫?何か嫌な事あった?」
絵里「あの…エリチカ今日は眠いのよ」
凛「え?眠いの~?何で?」
穂乃果「まだ8時前だよ?」
凛「何でそんなに眠いの?凛達こんなに元気なのに」
絵里「昨日…寝たのが遅かったのよ」
希「え?何してたん?」
絵里「勉強してたら夢中になっちゃって…」
穂乃果「え?…本当に?」
凛「なんか嘘っぽいにゃ」
絵里「どうして…」
穂乃果「だっ…ねえ?」
凛「勉強に夢中になって夜更かしするなんてあり得ないにゃ。そんな人この世に存在しないよ」
絵里「あなた達の常識で語らないで…。って言うか…いつも思うけど…あなた達は何でそんなに元気なの?練習だってあったのに」
希「いやぁ…昨日寝るの早かったし」
穂乃果「それに日中だって結構寝てるもんね」
凛「うん」
絵里「真面目に授業受けてれば日中は起きてるはずだけど…」
凛「まあ…そうなんだけど」
絵里「とりあえず…私はもう寝たいから」
穂乃果「え~8時前なのにぃ。海未ちゃんだって最近は10時過ぎまで起きてるよ」
絵里「知らないわよ」
希「ん~困ったなぁ。そしたらウチ等の有り余った元気はどうすればええの?」
絵里「それこそ知らないわよ。走りにでも言ってくれば?」
凛「絵里ちゃん冷たいにゃ」
絵里「あの…本当に…もう…眠いから。お願いだから許して」
希「なんかウチ等悪者みたいやん」
穂乃果「そこまで言うならわかったよ」
絵里「え?」
穂乃果「取り敢えず絵里ちゃんは寝てなよ」
絵里「分かってくれたの?」
穂乃果「穂乃果達は亜里沙ちゃんと遊んでるから起きたら遊ぼ!」
絵里「え?」
01
絵里「さてと…どうやら大人しく帰してくれそうにないわね」
希「分かってるやん。さあて、何をして遊ぼうか?」
穂乃果「穂乃果達から逃げられると思ったら大間違いだよ」
凛「大人しく観念する事をお勧めするにゃ」
絵里「あなた達…台詞が悪役っぽいわよ?」
穂乃果「え?それは嫌だな」
絵里「……じゃあ」だっ
希「あっ!逃げた」
凛「逃さないにゃ」バッ
絵里「くっ。凛…流石μ’s一の俊足を誇るだけはあるわね」
絵里「だけど…」
希「ふふっ、えりち。逃さんよ」
絵里「なっ、いつの間に」
穂乃果「絵里ちゃんは穂乃果達を舐め過ぎだよ」
絵里「……」
穂乃果「校内で穂乃果達はこう呼ばれているんだよ。音ノ木の伝説の三人とね」
凛「驚いたかにゃ!」
絵里「初めて聞いたんだけど。何よそれ」
穂乃果「穂乃果と凛ちゃんと希ちゃんの実力を称した呼び名だよ。ね?」
希「いや…それウチは入ってないけど」
穂乃果「嘘?え?違うの?」
希「それってあれやろ?ウチやなくてにこっちやろ?」
穂乃果「え?そうなの?」
希「うん。一部の人間が穂乃果ちゃん達三人の事を総称して伝説の三人と呼んでるんやって。まあ、理由は聞かない方がえけと思うよ」
穂乃果「え?何それ?」
凛「意味わからないにゃ」
希「まあ…とにかく。ウチはちゃうから。な?えりち?」
シーン
希「あれ?えりち?」
穂乃果「あっ!また逃げられた」
02
絵里「さて、帰ろうかしら」
ガチャ
希「いらない何も~」
凛「捨ててしまおう~」
穂乃果「君を探し彷徨うマイソウル~」
絵里「それ、B’zだから」
穂乃果「おお!流石絵里ちゃん」
凛「凛達が欲しいツッコミと一語一句違わないにゃ」
絵里「何よそれ。くだらない事言ってないの。さっさと帰りなさい」
穂乃果「帰るよ?絵里ちゃんのお家にね」
絵里「何でそうなるのよ」
凛「そんなの絵里ちゃんと遊ぶために決まってるにゃ」
絵里「はあ…付き合ってられない」
希「付き合ってもらうに決まってるやん」
絵里「勝手なこと言わないで。それじゃあ…」
穂乃果「逃さない。逃さないよ。くらえぇぇ。穂乃果の彷徨える蒼い弾丸を」
ガシッ
絵里「だから…それは…B’zでしょうがぁぁぁ。離しなさい」
穂乃果「くっ…やだぁぁぁ」
凛「はぁぁぁ。凛の野生のエナジーを解放するにゃぁぁぁぁ」
ガシッ
絵里「くっ…凛まで…離しなさいってば」
穂乃果「希ちゃん。早く。希ちゃんも早くしてぇ」
希「いや…ウチももうやってるよ」
凛「何言ってるにゃ。早くするにゃ」
穂乃果「絵里ちゃん思ったより力強いよ」
絵里「変な事言わないでっ!」
希「やってるよ。ウチのミエナイチカラをくらぇぇ」
絵里「だから…それもどれもB’zよ!だぁぁ」
穂乃果「うわっ」
凛「にゃあ」
絵里「これ以上あなた達の茶番に付き合わさないで」
穂乃果「茶番?茶番じゃないよ。穂乃果達は本当だよ。穂乃果達のソウルを…穂乃果達のウルトラソウルを舐めないでよ」
希「そうや!ウチ等のギリギリチョップをくらうといいやん」
絵里「だから…なんでB’zに拘ってるのよ」
凛「そうにゃ。秩序のない絵里ちゃんにドロップキックにゃぁぁぁ」
絵里「それはB’zでも何でもない。もう、本当に帰るから」
ガチャ
穂乃果「いや、穂乃果達は諦めない」
絵里「はあ…もう、意味がわからない。まさにBAD
Communicationね」
バタン
03
ガチャ
穂乃果「絵里ちゃーん」
ことり「あっ!?穂乃果ちゃん!!」
希「この部屋にいるのはわかってるんよ!」
凛「今日は絵里ちゃん家で遊ぶにゃ。…あれ?絵里ちゃんは?ことりちゃんだけ?」
ことり「うん。私一人だけだよ?」
穂乃果「あれ?おかしいなぁ。確かに絵里ちゃんがこの部屋に入っていくのを目撃したんだけどなぁ」
ことり「え?ずっとこの部屋に居たけど…」
凛「来てない?」
ことり「うん」
穂乃果「おっかしいなぁ」
ことり「見間違いじゃないのかな?」
穂乃果「いや…そうかな?じゃあ、どこに行ったんだろ?」
ことり「う~ん…ごめんね?私は力になれそうにないかな」
穂乃果「そっか」
凛「ことりちゃんは何してるの?」
ことり「真姫ちゃんがオススメの小説を貸してくれるって言うから待ってるの」
希「へえ。真姫ちゃんとことりちゃんが?珍しい組み合わせやね」
穂乃果「確かに」
ことり「え~そんな事ないよ。穂乃果ちゃん達はどうして絵里ちゃんを探してるの?」
穂乃果「ほら?明日祝日で学校休みだから絵里ちゃん家に遊びに行こうかと思った。練習も午後からだしね。ことりちゃんも来ない?」
ことり「え?あっ、ごめん。私は今日はちょっと…」
穂乃果「そっかぁ。じゃあ、また四人かな?」
凛「今日ならかよちん来るかもしれないよ?」
希「そうなん?」
凛「うん。今日はかよちんの好きなテレビやってないはずだもん」
穂乃果「じゃあ、花陽ちゃんも誘おうか」
ことり「あの…」
穂乃果「何?」
ことり「えっと…その…絵里ちゃん家に遊びに行く事を絵里ちゃんは知ってるの?」
穂乃果「え?何で?」
ことり「いや…深い意味はないんだけど」
凛「言おうとしたんだけど絵里ちゃんが逃げちゃって」
ことり「そ、そうなんだ。とい言う事は絵里ちゃん家に遊びに行く事は確定してないんだよね?」
穂乃果「いや~してるよ~。ね?」
希「うん。えりちなんか基本押しに弱いから大丈夫なんよ」
凛「そうそう。何だかんだ遊んでくれるにゃ。押しに弱いから」
ことり「そ、そうかな?」
穂乃果「そうだよ」
希「後はえりちの前で怖い話でもしておけばええんよ。エリチカ怖くて一人で眠れないとか言いだすから。な?」
凛「うん。絵里ちゃんは容易いにゃ」
ことり「そ、そんな事はないと思うよ?」
穂乃果「そんな事あるんだよ。ほんと、可愛い子だよ。絵里ちゃんは」
ことり「え~…」
穂乃果「さっ、絵里ちゃんを探しに行こうか?」
ガチャ
希「そうやね」
凛「ことりちゃん。お邪魔したにゃ~」
バタン
ことり「う、うん」
ことり「あの~…」
絵里「行ったみたいね」
ことり「絵里ちゃん…」
絵里「匿ってくれてありがと。それじゃあ、私も行くわね」
ことり「う、うん」
ガチャ バタン
ことり「行っちゃった…」
ガチャ
真姫「お待たせ」
ことり「あっ、真姫ちゃん…」
真姫「なんか今…絵里が怖い顔して出てったけど…何かあったの?」
ことり「多分…穂乃果ちゃん達を探しに…」
真姫「へ?」
04
希「で、後ろの方からコツン…コツン…って足音がするんよ」
穂乃果「う、うん」
凛「それで?」
絵里「…」
希「バッと背後を確認すると誰もいない。あれ?気のせいだったのかな?まあ、いいや。早く帰ろう…って」
穂乃果「分かった!前を向いたらお化けがいるんだ」
凛「ありがちだにゃ」
希「ううん。お化けはいないんよ。ホッと安心して歩き始めようとしたその時…ガシッと。足を掴まれて…」
絵里「きゃああああああ」
穂乃果「うわぁぁぁ。ビックリしたぁ」
凛「にゃぁぁぁ。絵里ちゃん…急に叫ばないで欲しいにゃ」
希「あっ!ごめん。えりちの方まで聞こえてた?」
絵里「はあ…はあ…わ、わざとでしょ」
希「ちゃうよぉ。な?」
凛「うん。って言うか絵里ちゃんのせいで最後まで聞けなかったにゃ」
絵里「知らないわよ…そんなの。って言うか全然問題ない」
希「そっか。まあ、ええか。さっ、ウチらはもう帰ろうか?」
絵里「え?」
希「あれれ?どしたん?」
穂乃果「あっ!もしかして怖くて一人じゃ帰れなくなったとか?」
絵里「くっ…」
凛「仕方ないにゃ~。一緒に帰ってあげようか?」
絵里「あなた達…そう言う事…。こないだ言ってた事を実行したってわけね」
希「え?なんの事?全然わからんなぁ」
絵里「あのねぇ…とぼけたって無駄よ」
穂乃果「まあまあ、絵里ちゃん。穂乃果達が一緒に帰ってあげるから。絵里ちゃん家中まで」
絵里「そう。でも…大丈夫だから。別に来てくれなくても大丈夫」
希「え?嘘やろ?怖いやろ?」
絵里「家に亜里沙が居るから大丈夫です」
希「うわぁ~開き直っとるなぁ」
絵里「別にいいじゃない」
穂乃果「あれ?でも、亜里沙ちゃん今日は穂乃果ん家に泊まりに来るって言ってた様な気がするけど」
絵里「え?」
穂乃果「うん。言ってたよ。雪穂が二人で勉強するって言ってたもん。信じられない~って思ったの覚えてるから」
絵里「嘘…」
希「えりち」
絵里「…」
希「どうする?」ニヤニヤ
凛「行ってあげようか?」ニヤニヤ
穂乃果「穂乃果達は全然構わないよ?」ニヤニヤ
絵里「くっ…け、結構よ」
凛「え?」
穂乃果「嘘?」
希「これは予想外や」
絵里「大丈夫だから。別に…大丈夫だから」
希「いや…全然大丈夫そうには見えんけど?」
凛「なんか凛達が凄い悪い事したみたいだよね」
穂乃果「確かに…罪悪感が…」
絵里「ち、ちょうどいい機会だったわ。いつまでも怖いのが苦手なんて。克服するいいチャンス…うん」
希「と言いつつ涙目やん」
絵里「…」
穂乃果「絵里ちゃん…もう…悪かったよ。本当に…」
絵里「いや…大丈夫だから…大丈夫…」
穂乃果「絵里ちゃんの家に泊まりに行かせてよ。もう、泣かせる様な事はしないから」
絵里「…一つだけ…約束守って」
穂乃果「怖い話は絶対にしません。悪ふざけもしないし。勉強の邪魔もなるべくしません」
絵里「そんな事じゃ泣かないわよ。怒るけど」
穂乃果「じゃあ…」
絵里「1分でもいいから…私より長く起きていて。もう…一人じゃ…寝れそうにないから…」
穂乃果「絵里ちゃん…」
凛「決してしないよ」
希「約束する」
カァー カァー
絵里「あら?もうこんな時間なのね。もう帰ろうかしら。うん、カラスが鳴くからかーえろ。なんてね。うふふ」
穂乃果「絵里ちゃん…一人で何言ってるの?」
凛「大丈夫?」
絵里「げっ…あなた達…」
希「いい医者紹介しようか?まだ、医師免許は持ってないけど知り合いにいるから。イミワカンナイって言われそうやけど」
絵里「いえ…結構よ。さっきまでそのお医者さんも居たから」
穂乃果「え?そうなの?何してたの?」
絵里「勉強を教えてあげてたのよ」
凛「え?そうなの?教えて貰ってたんじゃなくて?」
絵里「そう。なくて。教えてあげてたの」
凛「へ~意外だにゃ~」
絵里「あのね…自分でこんな事言いたくないけど…私そこそこ勉強出来るから」
穂乃果「まあ…よく勉強してるもんね」
凛「元生徒会長だしね」
穂乃果「凛ちゃん…あのね…言葉は選んだ方が良いと思うよ」
絵里「で?何?わざわざ休日に図書室まで来て」
希「遊ぼうと思って」
穂乃果「絵里ちゃん家に行ったんだけど。誰もいないからさ」
絵里「あのさ…せめて連絡しようよ…」
穂乃果「え?」
希「えりち…喋り方変わってるよ?」
絵里「喋り方も変わるわよ。あなた達を相手にしてると」
穂乃果「酷い言い様だなぁ。あっちこっち探したんだよ?二階のホームとか路地裏の窓とか。気づいたらこんな時間だよ」
絵里「どこ探してるのよ…」
希「いや、実際結構探したんよ?」
凛「凄い疲れたにゃ」
絵里「だから…連絡すればいいじゃない」
穂乃果「じゃあ、連絡すれば遊んでくれた?」
凛「そうだよ。絵里ちゃん絶対に遊んでくれないんだから」
希「そうや、そうや。えりちが遊んでくれる時は自分が寂しい時だけや。ウチ等はえりちにとって都合のいい女や」
絵里「ば、馬鹿っ!?」
穂乃果「馬鹿?酷い」
絵里「大きな声で変な事言わないで。って言うかここ図書室だから…」
穂乃果「じゃあさ、絵里ちゃん…耳貸して?」
絵里「な、何よ?」
穂乃果「フゥー」
絵里「ヒャアア」
ゴチン
穂乃果「痛ぁぁぁぁ。嘘?え?嘘?友達にゲンコツされたの初めて」
希「って言うかゲンコツされてる女子高生見るの初めてや」
凛「凛、今度真姫ちゃんにやってみよう」
絵里「何するのよ!変な声出てたじゃない」
穂乃果「だって…素直に耳を出すから…」
二階のホームワロタ
絵里「もう、知らない。帰る」
穂乃果「嘘でしょ?あれだけでそんなに怒るの?冗談だよ?」
絵里「あなた達は冗談が過ぎるのよ」
希「まあまあ、えりち。そんなに怒らんと…ワシワ…」
ガシッ
絵里「今…何しようとした?」
希「え?いや…ちょっと戯れようとしただけやん?」
凛「嘘?希ちょんのワシワシMAXが…止められたにゃ」
絵里「希?あなたね…そんな事ばかりしてると…」
希「な、何?脅迫する気なの?」
絵里「あなたの普段の行いを動画で撮影して親御さんに送るわよ?」
希「や、やめて。それだけは…本当にやめて。お願いします」
凛「希ちゃん…喋り方が変わってるにゃ…」
穂乃果「これ…相当怒ってるよ」
凛「穂乃果ちゃんのせいにゃ」
穂乃果「だって…まさか、あんなに怒るとは思わないし…」
>>40
向かいのホームです…。
絵里「さあ?どうする?希…?」
穂乃果「あー、でも少し良かった。怒りが全部希ちゃんの方にいってる」
凛「穂乃果ちゃん、見損なったにゃ」
穂乃果「だって、怖いんだもん。絵里ちゃんが怒ると実は海未ちゃんより怖い説が確立されたよ」
絵里「穂乃果…。安心しなさい。次はあなただから…」
穂乃果「え?次?次って何?穂乃果既にゲンコツ貰ってるんだけど」
希「う、ウチ等…何されるの?」
穂乃果「ヤダヤダヤダ。絶対にやだ。希ちゃん犠牲になって。じゃなかったらせめて凛ちゃんも怒られて」
凛「何でそうなるの?意味わからないにゃ。凛が怒られる必要性を感じないにゃ」
絵里「希…。覚悟しなさい…」
希「嫌やぁぁぁぁ」
ガララ
海未「あなた達…何を騒いでいるのですか?」
絵里「えっ?」
穂乃果「海未ちゃん!?何で?」
海未「さっきまで、絵里と真姫と勉強していてたのですが忘れ物をしてしまって。そんな事はどうでもいいです。ここは図書室ですよ?絵里まで一緒になって…何しいるのです」
絵里「ち、違うの」
海未「言い訳は後で聞きます」
希「た、助かった」
穂乃果「良かった…」
凛「海未ちゃんのお説教ならまだ耐えられるもんね」
ほのりん「うん」
絵里「来たわね…三馬鹿…」
穂乃果「酷いよ、絵里ちゃん。にこちゃんだって一緒懸命やってるんだよ」
凛「それを絵里ちゃん…言い過ぎだよ」
にこ「いい?あんた達…よく聞きなさい。三馬鹿って複数形だから…」
穂乃果「え?それってどういう事?」
凛「まさかと思うけど…」
にこ「そのまさかよ。あんた達も含まれてるのよ。それを踏まえて言わせて貰うわ。誰が三馬鹿よ」
凛「そうにゃ、そうにゃ。何で凛が入っているにゃ」
穂乃果「穂乃果も入ったつもりはないからっ!!」
絵里「いや…希から連絡が来てたのよ。これから三馬鹿が向かうって」
穂乃果「ええ?希ちゃんが?」
凛「本当の敵は味方みたいな顔をしてたにゃ」
にこ「希がとかどうでもいいのよ。この、スペシャルプリティラブニーにこちゃんを捕まえて馬鹿ってどういう事よ」
凛「あっ!テレビの取材してる!」
にこ「え?嘘?やばっ……ニコッ!!」
凛「嘘だよ」
絵里「そう言う所よ…」
にこ「はぁ?」
穂乃果「アイドルモードのにこちゃん久し振りに見た様な気がする」
にこ「くっ…何なのよ。あんた達。無理矢理連れて来られたと思ったら挙句馬鹿呼ばわりって」
穂乃果「いや…別に穂乃果達が言い出した訳じゃないし」
凛「怒るなら希ちゃんに怒って欲しいにゃ」
にこ「あんた達ね…仮にも歳上が怒ってるんだからそれ相応の態度をしなさいよ」
穂乃果「怖がれって事?」
にこ「そこまでは言ってないけど…」
絵里「ねえ?これ以上茶番を繰り広げるなら帰っていいかしら?」
穂乃果「ダメだよ。絵里ちゃん家に遊びに行くんだから」
凛「何帰ろうとしてるにゃ」
絵里「何で自分の家に帰るのに怒られなきゃならないのよ」
穂乃果「とりあえず…いい?にこちゃんは今日は希ちゃんの代わりなんだからね」
凛「頼むにゃ」
にこ「何よ、代わりって。何をすればいいのよ」
穂乃果「いけ!にこちゃん!まきつく攻撃」
にこ「よしっ!覚悟しなさい!って何で私が行かなきゃならないのよ」
穂乃果「ええ?やらないの?」
にこ「仮にやるとして…どうやってやるのよ?まきつくってどうやってやればいいのよ!」
穂乃果「それは…」
凛「じゃあいいよ。凛がやるにゃ」
穂乃果「そんな…穂乃果がやるよ」
絵里「…」
にこ「いや…絵里。あんた待ちだから!あんたがやらなきゃ私がいけないでしょうが」
絵里「にこ…」
にこ「何よ?」
絵里「あなた…芸人を目指してるの?」
にこ「違うわよぉぉ。でもあの流れならそうするでしょ?お決まりの流れでしょうがぁぁぁ」
絵里「そんな事言われても…私、お笑い芸人じゃないし。難しいわよ」
にこ「一番分かりやすい奴でしょうぉぉぉぉ」
絵里「そうなの?」
穂乃果「そうだよ」
穂乃果「じゃあ、とりあえずにこちゃん。ハッパカッター」
凛「つるのむちにゃ」
にこ「いや、だからやらないから。何?あんた達の中で私はくさタイプのイメージなの?」
凛「いやぁ…」
ほのえり「じゃあ、わた…」
絵里「あっ…」
穂乃果「被った…」
凛「これは恥ずかしい奴にゃ」
にこ「何なのよあんた達。グダクダじゃない」
穂乃果「いやぁ…にこちゃんと違ってプロのお笑い芸人じゃないし」
にこ「にこだってプロのお笑いじゃないから。アイドルだから」
凛「確かに…プロのお笑いの人達に失礼だよね」
にこ「そうだけど。言い方…」
穂乃果「そんな事言われても~ね?」
凛「うん」
にこ「あんた達ねぇ…」
ガチャ
真姫「にこちゃんいる?」
にこ「いい加減にしなさいよ?いつも、いつも。私が怒らないと思ってぇ」
真姫「え?え?」
にこ「限度があるでしょ!限度が!ちょっとくらい生意気なのはいいけどね」
真姫「ご、ごめんなさい…」
にこ「え?ま、真姫?」
真姫「そんなつもりじゃなくて…ただ…素直に話せなくて…つい憎まれ口を…ダメだって分かってたんだけど…ただ、ごめんなさい」ダッ
にこ「え?何?何で…」
凛「ああ…真姫ちゃん…泣いてたにゃ…。追いかけるにゃー」
ダッ
穂乃果「嘘っ!?ま、真姫ちゃーーん」ダッ
にこ「ど、どうしてこうなるの?」
絵里「あの…取り敢えず…追いかけなきゃ」
07
ガチャ
穂乃果「絵里ちゃーーーん!!!」
シーン
穂乃果「あれ?」
凛「絵里ちゃん居ない?」
穂乃果「うん。居ないの。確かに部室に入った様な気がしたんだけどな」
希「えりちどころか誰も居ないやん」
穂乃果「誰かしら居るかなとは思ったんだけどね」
凛「意外と隠れてたりして」
穂乃果「まさか。この部室って隠れる様な所はないし」
凛「あのダンボールの中とか?」
希「ダンボールの中はにこっちの私物がはいってるんやないの?」
穂乃果「それにいくら何でもダンボールの中には隠れないよ。こんな狭い所入らないでしょ」
凛「確かに…そうだね~」
穂乃果「うん」
絵里(そのまさかだったりして…)
希「まあ、あれやない?ここで待ってればえりちも帰ってくるやろ」
穂乃果「だね。待ってようか」
凛「そうするにゃ」
絵里(ええ?嘘でしょ?早く出てってよ。この中狭くてキツイんだけど)
凛「今日帰ったら何する?」
穂乃果「ぷよぷよやろうよ!」
希「え~穂乃果ちゃん弱いやろ?」
穂乃果「そんな事ないよ。穂乃果パズルゲームめっちゃ得意!テトリスとかインベーダーとか大得意だよ」
絵里(テトリスか…私、ダンボールの中で膝抱えて隠れて…それこそテトリスみたいになってるわ。インベーダーはパズルゲームじゃないし…)
希「ぷよぷよやなくて桃鉄やろうよ」
穂乃果「やだよ。だってさ、最後の方皆んな機嫌悪くなるじゃん。だって、前に穂乃果ん家でやったの覚えてる?皆んなで」
凛「やったっけ?」
希「あ~、あったなぁ。その時凛ちゃんは漫画読んでたからなぁ。えりちが最後の方で一位からビリになった時やろ?」
穂乃果「そうそう」
希「あの時のことりちゃんの戦略はえげつなかったなぁ」
穂乃果「ね?びっくりしたよね?ずっと、ビリなのにニコニコしながらやってるなと思ってたのにね」
希「あの時思ったなぁ。ことりちゃんっていつもふわふわしてる感じやけど意外と食わせ者やなぁって。あの時、半ベソかいてたもんなぁ」
穂乃果「ね。もう嫌とか言って花陽ちゃんに代わってもらってたもんね。まあ、気持ちは分かるけどね。穂乃果もゲームで負けて泣くタイプだったから」
絵里(やめて。ゲームで負けて半ベソかいた黒歴史を掘り返さないで。まだ私の中で消化しきってないんだから)
希「なあ…本当にえりちって面白いよなぁ」
穂乃果「まあ、そうだね」
絵里(はあ?何ですって)
希「これも全部μ’sのお陰かなぁ。ウチとえりちは本当にμ’sに入って大正解やったわ」
絵里(希…)
希「まあ、でもな。えりちって最近丸くなった様に見えるかもしれんけど」
穂乃果「うん」
希「実は高一の頃から割とあんな感じなんよ。仲良くなると隙が見えると言うか…割とおっちょこちょいやん?」
穂乃果「うん」
絵里(穂乃果には言われたくない)
希「それにえりちって体調に勘定が左右されがちって言うかな」
凛「え?何それ」
絵里(ちょっと、待ってよ。その話は…)
希「高2の頃に熱出した時にお見舞い行ったんよ。そしたら、いつものキリッとした感じやなくて子供みたいにな…」
絵里(と、止めなきゃ)
ピキッ
絵里(うっ…あ、足が…)
ズボッ
穂乃果「え?何?って…うわぁぁぁぁ」
凛「だ、ダンボールから手と足が生えたにゃぁぁぁぁ」
絵里(し、しまったぁぁぁ。足がつって思わず…)
穂乃果「希ちゃん…スピリチュアルパワーで…退治してよ…」
凛「怖いにゃ~」
希「中に誰か入ってるんやろ?」
穂乃果「あ、開けてみる?」
希「そうやな。不審者やったら…せーので逃げるんや」
パカッ
絵里「………」
希「えりち…?」
凛「な、何してるの?」
絵里「いや…あの…」
穂乃果「こ、来ないで…」
絵里「違うのよ」
穂乃果「うわぁぁぁぁ」
凛「にゃぁぁぁぁ」
絵里「ちょっとぉぉぉぉ」
08
ザー ザー
絵里「フッ…雨か…。こんな雨じゃ外を出歩くのが嫌になるのも頷けるわね。でも…私は違うのよね。だって、お気に入りの傘が使えるんですもの」
穂乃果「絵里ちゃん一人で何言ってるの?」
絵里「なっ!?ほ、穂乃果…」
凛「凛達もいるにゃ」
希「えりち…。ああ言うのは心の中だけで留めておこうな?誰が聞いてるか分からんよ?」
絵里「……っ」カァァァァ
穂乃果「でも、絵里ちゃんって意外と詩人なんだね。結構心にグッと来たよ」
絵里「え?そ、そう?」
穂乃果「うん」
凛「穂乃果ちゃん…本気でそう思ったの?」
穂乃果「え?うん。割と本気でいい事言うなと思った。そんな雨の楽しみ方があったとは目から鱗だよ」
希「そっか。穂乃果ちゃんもそっち側の人間なんやなぁ」
絵里「な、何よ。希だって夜空とか見上げて意味深な事呟いたりするじゃない」
希「なっ!?ウチは一人の時に呟いたりしないやん。だから、セーフや」
絵里「何よ、セーフって。同じよ。しかも、よく聞いたらそんな大した事言ってないし」
希「そ、そんな事ないわ。えりちよりはマシや。なんや、お気に入りの傘が使えるんですものって。そりゃ、使えるやろ。雨降ってるんやから」
絵里「な、何ですって。そんな事言ったら希だってこないだ…」
希「あー、知らん知らん」
凛「どっちもどっちにゃ」
絵里「なっ…」
希「凛ちゃん…」
絵里「や、やめましょうか。これ以上は」
希「そうやな。お互いの傷口を抉るだけやし」
絵里「…で?何?何の用なの?」
凛「これから絵里ちゃん家に遊びに行くんだけどね」
絵里「あのね、凛?そんな当たり前の様に私の家の来客と予定を勝手に決めないでくれない?」
凛「え?じゃあ、絵里ちゃん家には急な来客とかないの?」
絵里「いや…あるけど。分かるわよね?あなたが言ってる事は屁理屈だって…分かるわよね?」
凛「まあ…こう見えて16年も生きてるから…」
絵里「そう…。じゃあ、どうしてあなた達は連絡と言うものをしないの?」
穂乃果「サプライズ的な?」
絵里「そんなサプライズいらない」
希「え~、女の子はサプライズに弱いって聞いたんやけどなぁ」
絵里「大丈夫。サプライズは将来別の人にやって貰うから」
希「え?予定あるの?」
絵里「まだ…ないけど…」
希「じゃあ、まだ分からんやん。今の内にウチ等がやっといた方がええんやない」
穂乃果「確かに」
絵里「よくない。余計なお世話だから」
希「頑固やなぁ」
絵里「とにかく…」
穂乃果「ふっ…こうなったは力尽くでいかせて貰うしかないようだね」
凛「観念するにゃ」
希「そうやな。ウチ等だんだん悪役みたいになってくな」
絵里「な、何よ」
バサッ
穂乃果「穂むらカリバー」
希「ドラゴン殺し」
凛「魔剣。リンリンリンガベー」
絵里「あなた達馬鹿なの!!!!!」
穂乃果「馬鹿じゃないよ」
絵里「馬鹿でしょ。この雨の中どうして傘を閉じるのよ。ビショビショじゃない」
穂乃果「それは…絵里ちゃん、お風呂貸して」
希「ウチは最初からそうするつもりやった!」
絵里「何でそうなるのよ。もう…早く傘を差しなさい…」
穂乃果「あっ!絵里ちゃん。車…」
ブォォォォォン バシャーーーーン
絵里「え?」
ビチャァァ
絵里「……」
穂乃果「傘差しててもビッショリだね」
凛「皆んなでお風呂入る?」
絵里「もう嫌…」
09
絵里「ランラランララン~。あら?穂乃果、希、凛じゃない。何やってるのかしら?」
穂乃果「はあ…」
絵里「穂~乃果。何してるの?」
穂乃果「絵里ちゃん…」
絵里「元気がないなぁ。どうしたの?」
凛「絵里ちゃんはいつも元気だね。羨ましいにゃ」
希「ホンマやな…」
絵里「何よ。三人して辛気臭い顔しちゃって~。そんな顔してるとコチョコチョして無理矢理笑わせちゃうぞ~」
穂乃果「いや…いいっす。そう言うのマジでいいっす」
凛「本当に今そんなテンションじゃないんで」
絵里「そう?何があったの…」
希「思い出したくない」
絵里「何よそれ」
穂乃果「って言うか絵里ちゃんこそ何でそんなにテンション高いの?」
絵里「え?私?えっとね~何故でしょう~?」
穂乃果「いや…本当にそう言うのいいから」
絵里「そう。じゃあ、今晩ウチに来ればその答えが分かるわよ」
希「いや、今日はやめとくわ」
絵里「ええ?嘘?私、あなた達の分も用意しちゃったのよ」
凛「そんな事言ったて今日は遊ぶテンションじゃないにゃ」
絵里「そうかも知れないけど。夜になれば…」
穂乃果「いや、夜になってもダメだと思う。うん。今日はダメだよ」
絵里「そんな事言わずに。ね?」
凛「絵里ちゃんしつこいにゃ」
絵里「だって…。とにかく、今日は待ってるから。学校終わったら来るのよ?」
穂乃果「え?」
絵里「さーてと。後は花陽と海未に声かけるだけね。ふんふふんふふ~ん」
穂乃果「何で絵里ちゃんあんなにテンション高いんだろ…」
凛「本当、絵里ちゃんの性格って羨ましいにゃ」
希「ホントやな」
10
絵里「じゃあ、私はここで…」
絵里「さて、今日は帰ってゴロゴロしちゃおうかしら。たまにはいいわよね。最近、亜里沙も家事覚えて来たし。うふふ」
穂乃果「絵里ちゃーーん」
絵里「穂乃果…」
穂乃果「絵里ちゃん、あのね」
絵里「私の家ならダメよ?今日は帰ってからやる事があるんだから」
穂乃果「違うよ。そんなんじゃないよ」
絵里「じゃあ…何?」
希「えりち…穂乃果ちゃん…」
凛「追いついたにゃ」
絵里「凛?希?」
穂乃果「いや~絵里ちゃん。実はね。一緒に行きたい所があるんだよ」
絵里「行きたい所?今から?」
穂乃果「うん」
希「穂乃果ちゃん。ウチは止めたからな?」
絵里「え?何よ?変な所に連れて行くつもり?」
穂乃果「違うよ。GOHANYAに行こうよ」
絵里「GOHANYA?GOHANYAって穂乃果と花陽がよく行く…」
穂乃果「そうそう。そのGOHANYA!」
絵里「ん~…どうしようかな…」
穂乃果「ねぇ。行こうよ」
絵里「まあ、今日はいいわよ」
希「はあ…ウチは知らんからな」
絵里「え?何?GOHANYAに行くだけでしょ?」
穂乃果「そうそう。そう言う事」
絵里「だったら別に…」
凛「大食いチャレンジに挑戦するんだって」
絵里「は?」
穂乃果「二人までなら参加可能だからさ。絵里ちゃんと穂乃果でチャレンジしようよ」
希「ウチは止めたからね?後で文句言わんでよ?」
穂乃果「大丈夫!」
希「その台詞。何回聞いたんやろ」
穂乃果「いや~花陽ちゃんは今日はダメだって言うし。海未ちゃんには多分怒られるでしょ?ことりちゃんも無理だろうしさ。真姫ちゃんだってリスくらいの食欲でしょ?」
絵里「それで私?」
穂乃果「うん。二人で伝説残そうよ」
絵里「いや…無理じゃない?」
希「そうやろ?ウチも何度も止めてるのに懲りずに挑戦するんよ」
穂乃果「大丈夫。今日は二人でチャレンジだから。二人なら余裕だって」
希「はあ…穂乃果ちゃんは学習能力がないんやろうか…」
穂乃果「じゃあ、絵里ちゃん。行こうか!」
絵里「いや…待って。私は…」
11
絵里「はあ…もうこんな時間じゃない…。外も真っ暗…。どうしてこんな時間になるまで気がつかなかったのかしら…。集中し過ぎるのも考えものね」
絵里「まあ…でも、こう言う時って大抵穂乃果達が待ち構えてるのよね。うん」
ガサゴソ
絵里「ひいっ。な、何の音?」
コンカラコン
絵里「何?誰か居るの?穂乃果?希?凛?」
シーン
絵里「居ないの?いつもみたいに待ち構えてるんじゃないの?」
シーン
絵里「はあ…怖い。ねえ?いるんでしょ?」
チョイチョイ
絵里「え?」
バッ
絵里「誰も居ない…。今確かに肩を…」
シーン
絵里「い、いや…ほ、穂乃果達がいるんでしょ?ねえ?」
シーン
絵里「や、やめてよ。ねえ?出て来て頂戴」
チョイチョイ
絵里「また…」
バッ
絵里「そんな…」
シーン
絵里「ねえ、穂乃果?希?凛?趣味悪いわよ。いるんでしょ?」
穂乃果「呼んだ?」
絵里「え?穂乃果…」
穂乃果「何?」
凛「絵里ちゃん何してるにゃ~」
希「今から帰りなん?」
絵里「良かった。やっぱりあなた達のイタズラだったのね?」
希「は?何の話し?」
チョイチョイ
絵里「え?」
バッ
変なおじさん「………」
絵里「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁ」
警官「どうしました?」
絵里「この人変なです」
警官「何だキミは?」
変なおじさん「何だキミはってか?そうです。私が変なおじさんです。変なおじさんたら変なおじさん。変なおじさんだから変なおじさん。ダッフンダ」
バリーーーーン
絵里「って言う夢を見たの」
穂乃果「そ、そうなんだ」
にこ「どんな夢よ…」
絵里「思い出したら怖くって。お願い。今日全員で泊まりに来て」
穂乃果「え?まあ…いいけど…」
絵里「じゃあ、早く帰りましょう」
ガサゴソ
完
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