受付嬢「あなた、推薦組でしょ」ハンター「アッ……ハイ……」 (5)

受付嬢「よろしくお願いします!」

タマ「ニャーン(=^x^=)」

受付嬢「さっきの話、ちょっとだけ聞こえてたんです」

タマ「ニャッ!?(=?x?=)」

ハンター(本当は話しかけたくなかったのに……)

受付嬢「何を隠そう、私も……」

タマ「ナォ~ン(=^x^=)」

ハンター(なんだよ二人一組って……意味分からん。ハンティングの醍醐味は普通、ソロでモンスターを狩ることにあるんだろうが。ペアを組んだところで効率が上がるわけでもねーだろクソカスが……)

ドドーン! ガタガタガタッ!


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受付嬢「甲板に出ましょう!」

ハンター(そもそも俺は好きでハンターになったわけじゃねぇんだよ……親父がハンターだから、家業を継げみたいな感じで無理やり5期団推薦組に入らされたんだよ、クソが……)

ドドドオォォン!!! ザバッバシャアッ!

ギギギィ……

受付嬢「船が、傾いていく……! こっちです!」

ハンター(俺は本当は作家になりたかったんだ……親父が金を稼いで、俺はその金で素晴らしい小説を書く……そんなのんべんだらりと過ごせる日常が欲しかったんだよ……)

ズルッ

ハンター「うわあッ!」

受付嬢「大丈夫ですか、ハンターさん! こっちに手を!」

ハンター(あんな可愛い子と手を繋ぐなんて無理に決まってんだろ……アホか。どうせ汚らわしいとか思ってんだろ。女だけの街が欲しいとか言ってる女もいるんだしさ……)

パッ

ヒュ~

受付嬢「ハンターさぁああん!」

タマ「ニャーッ!」

ハンター(身体が軽い……落ちてんのか? 浮いてんのか? どっちが上か分かんねぇ。もしかして、メルノスの足に捕まって、調査拠点まで飛んでんのかも……)

バキ!

グシャ!

バシャアアアン!




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