ーーPの住んでるマンションーー
P「はあ~いい湯だなあ…」カポーン
P「やはりシャワーよりも湯に浸かった方が疲れはとれるよな」チャプチャプ
P「今日は少し長風呂するか…」ボンヤリ
ガラガラッ
P「うん?」
静香「えっ?」スッポンポン
P「……」
静香「……」
キャアアアアアアアア!
ミリマスSSです。親愛高いです。よろしくお願いします。
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静香「なっ……!」
静香「なんでプロデューサーが私の家のお風呂に入ってるんですか!」
P「いやいや!ここは俺の住んでるマンションだろ!どう見ても俺のとこの風呂だぞ!」
静香「そ、そんな」
静香「…確かにお風呂の形も大きさも置いてあるシャンプーも違うわ。どういうことなの…」
P「疑いが晴れたようだな」キリッ
静香「いいから早く前を隠してください!」
静香「そ、そうよ!一度戻ればきっと…!」ガラガラッ
Pの部屋『やあ』
静香「うそ……」
P「ほれ、バスタオル」
静香「あ、ありがとうございます…」
P「…ちょっとテレビでもつけてみるか」
アナウンサー『緊急ニュースです。思春期の女性が風呂場に入ると、その女性が激しく好意を抱いている男性の家の風呂場に一定の確率で飛ばされてしまう現象が起きています。詳しい原因は不明で…』
P「激しく好意を抱いている…?」
静香「……」
P「チラッ」
静香「ち、違いますから///」
P「ふむ」
静香「ああ…。どうしてこんなことに…ハクシュン!」
P「そんな格好じゃ風邪引くぞ。とりあえずお湯に浸かってきなさい。俺の入ったお湯じゃイヤかもしれんが」
静香「…別にイヤじゃないです。それでは少しお借りします…」
ーーーーー
静香「上がりました」ホカホカ
P「ああ」
静香「だいぶ落ち着きました」
P「それはよかった」
P「……」
静香「な、なんですか?」
P「いや、風呂上がりの姿も良いもんだなと」
P「温泉番組とか出てみる?」
静香「は、恥ずかしいからこっち見ないでください!///」
P「とりあえずこれを着てくれ」
静香「ありがとうございます」
静香「いかにも男物って感じのシャツですね」
P「すまないな。そういうのしか無いんだ」
静香「いえ、全然問題ないです」
静香(プロデューサーのシャツ…///)クンクン
P「ご両親には連絡しておいたよ。突然娘が風呂から消えてめちゃくちゃ心配してた」
静香「ありがとうございます」
P「それでだ」
静香「はい」
P「ここの住所がどこかっていうと、静香の家とはかなり離れてるんだ」
静香「はい」
P「俺は今からでも静香を送り届けるつもりだったんだが」
静香「はい」
P「今日は泊めてやって欲しいと言われてな」
静香「はい?」
静香「誰からですか?」
P「静香のご両親」
静香「は?」
P「つまり、今日俺と静香はこの部屋で一緒に」
静香「はぁ!?」
静香「なんで私とプロデューサーが一夜を共にすることになったんですか」
P「言い方」
P「いや、俺もとても不本意なんだけどご両親に言われて本当の本当に仕方なく」
静香「なんか全く興味が無いって言われてるみたいでイラッとするんですけど」
P「ふむ」
静香「父も承諾したんですか?」
P「信頼してくださっているみたいで恐縮する」
静香「お父さん!」
静香「ちょっと電話貸してください」
P「そういや何も無いのか。裸で来たんだもんな」
静香「セクハラです」
ーーーーー
静香「なんであの厳しい父がプロデューサー相手だと快諾するんですか」
P「な?」
静香「未来や翼とお泊まりする時は大変だったのに」
P「そうかそうか」
静香「あああああ///」
P「一晩限りとはいえよろしく」
静香「はい…///」
P「一応すぐそこにコンビニはあるんだ。だから…その…」
静香「はい?」
P「もし下着とか必要なら買ってくるぞ?」
静香「~~~っ///」
静香「でも確かに無いと困ります」
P「うん」
静香「お願いしていいですか?」
P「任せとけ。じゃあ行ってくる」
静香「お願いします」
ーーーーー
P「ただいま」
静香「お帰りなさい」
P「……」
静香「な、なんですか?」
P「いや、誰かが迎えてくれるのって良いもんだなと」
静香「はあ」
静香「……」
静香「お、」
P「お?」
静香「お帰りなさい、あ・な・た///」
P「無理しなくていいぞ」
静香「せっかく頑張ったのに!」
静香「彼女さんとかいないんですか?」
P「いないですねぇ」
静香「そうですか」グッ
P「よし。必要な物も買ってきたし、寝るまでのんびりしててくれ」
静香「プロデューサーはどうするんですか?」
P「俺はもう一度風呂に入り直そうかと」
P「ほら、こんなことになったからさ。俺もちゃんと温まりたくて」
静香「わかりました」
ーーーーー
静香「……」ソワソワ
静香「携帯も無いしやることが無いわね」
静香「落ち着かない…」
静香「チラッ」
Pのベッド『なんだい?』
静香「な、なんでもありません!」
静香「……ふ、二人一緒のベッドで寝るのかしら…///」ドキドキ
静香「……///」ドキドキ
静香「……ちょ、ちょっとだけ」ポスッ
Pのベッド『いらっしゃい』
静香「……プロデューサーの匂い///」クンクン
静香「……」ゴロゴロ
静香「……」モンモン
静香「裸…見られちゃったのよね…///」モンモン
P『静香…』
静香『プロデューサー……』
静香『優しく…してくださいね…///』
静香「あああああ///」ジタバタバンバン
下の階の住人「なんか上の人が騒がしい」
ーーーーー
静香「それにしてもプロデューサー長いわね」
キャアアアアアアアア!プ、プロデューサー!?
静香「!?まさか…」タッタッタ
紗代子「お、お邪魔します…///」
P「一人だけとは限らなかった…」
静香「ああ~」
静香「紗代子さんこんばんは」
紗代子「えっ?し、静香ちゃん?なんで?」
P「とりあえず紗代子もこれを着てくれ」
紗代子「はい」
ーー事情説明中ーー
紗代子「なるほど…。テレビ見てなかったので知りませんでした…」
P「仕方ないさ。とりあえずアレだ。ちゃんと温まっておいで」
紗代子「ありがとうございます」
紗代子「静香ちゃん静香ちゃん」
静香「はい?」
紗代子「静香ちゃんがお風呂入ろうとしてここにいるって事は、そういうことなんだよね?」
静香「違います」
紗代子「ほんとに?」
静香「はい」
紗代子「私はプロデューサーの事好きだよ?」
静香「!!」
紗代子「静香ちゃんがプロデューサーの事好きじゃないなら貰っちゃうよ?」
静香「!!!!」
紗代子「ふふっ、またね」
ーーーーー
紗代子「上がりました」
P「おかえり」
静香「おかえりなさい」
P「さっき静香のを買ってきた時に余分に買ってあったんだ。下着はこれを」
紗代子「ありがとうございます」
P「シャツとズボンは男物しかないんだが…すまないな」
紗代子「いえ!全然平気です!」
紗代子(プロデューサーのシャツ…///)クンクン
静香(反応が私と一緒ね)
P「紗代子のご両親にも連絡しておいたから」
紗代子「ありがとうございます」
P「紗代子の家はそこまで遠くないしこれから送って行くよ」
紗代子「そうですか…」シュン
静香「紗代子さんは泊まりじゃないんですね」
P「何時間もかかるわけじゃないからな」
紗代子「……」
紗代子「プロデューサー、電話お借りしてもいいですか?」
P「?良いけど」
紗代子「もしもし、お母さん?」
ーーーーー
紗代子「泊まっていきます」
静香「ええ~」
P「マジ?」
紗代子「静香ちゃん、今露骨に嫌そうな顔したよね」
静香「してないです」
紗代子「すいません、プロデューサーさえよろしければ泊めていただけませんか?」
紗代子「ほら、もう夜も遅いですし」
P「うーん」
紗代子「こんなことはもう無いでしょうし」
P「うーん」
紗代子「静香ちゃんとも話したい事がありますし」
P「うーん」
P「本当は良くないんだが…」
P「ご両親の許可が出てるならいいよ。今回だけだぞ」
紗代子「ふふっ、ありがとうございます♪」
静香「……」ムッスー
P「とはいうもののさすがにですね」
静香「はい」
P「二人をここで寝かせてですね」
紗代子「はい」
P「俺がカプセルホテルか何かに行った方が良いような気が」
静香「ダメです」
紗代子「却下です」
P「ダメかー」
静香「女二人を置いて出て行くなんてあり得ませんね」
紗代子「何かあったらどうするんですか?」
P「ああ、うん…」
P「じゃあベッドは二人で使ってくれ。俺は床で寝るから」
静香「ダメです」
紗代子「却下です」
P「却下かー」
静香「往生際が悪いですよ」
紗代子「諦めてください」
P「いやいや、元々シングルベッドだし三人は無理」
静香「無理じゃないです」
P「無理やり詰め込んだとしても相当密着しなけりゃならんし」
紗代子「全力で密着します」
P「いやいやいや」
静香「なるほど。ではこうしましょう」
紗代子「どうするの?」
静香「プロデューサーはこの部屋の主ですから床で寝るなんて論外です」
紗代子「そうだね」
P(アイドルと一緒のベッドに入るのも論外だと思うんだがなあ)
静香「つまり、私と紗代子さんで勝負して、勝った方がプロデューサーと寝ます」
P「寝るって言わないで」
紗代子「面白い。やりましょう」
静香「本格的な事はできませんし、じゃんけん一発勝負でどうですか?」
紗代子「いいよ。それじゃあいくよ?」
しずさよ「出さなきゃ負けよーじゃーんけーん……」
静香(ふふっ。このじゃんけんには必勝法がある。以前翼から伝授された相手の目を見つめ何を出すかを瞬時に)
紗代子「ぽん!」
静香「……」
紗代子「静香ちゃん出さないから負け」
静香「しまった!」
紗代子「それじゃあ私が勝ったからプロデューサーと寝るのは私で良いよね」
静香「……」
静香「ワンモア」
紗代子「大サービスだよ?」
結局三人で寝ることになりました
ーーーーー
静香「プロデューサー、腕枕してください」グイッ
紗代子「プロデューサー、私にもしてください」グイッ
P「お、おお…」
P「なんか静香普段と違わない?」
静香「紗代子さんのせいです」
紗代子「ちょっと煽っちゃいました」
静香「……」アタマオシツケスリスリ
P「し、静香、ちょっと」
静香「……今日ぐらい、いいじゃないですか」
紗代子「……」アタマオシツケスリスリ
P「さ、紗代子」
紗代子「私だって…プロデューサーの事、好きですから」
P(こ、これはさすがに色々抑えるのが辛い)
P「…いいや、俺の鋼の理性を舐めるなよ」
静香「へぇ…」
紗代子「ほぅ…」
静香「これは女としてのプライドが」
紗代子「このままじゃ終われないよね」
P「えっ」
静香「……やっぱりプロデューサー、男の人って感じですね」サワサワ
紗代子「こう…腕とか脚とか、ガッチリしてて、凄くたくましくて」サワサワ
P「こ、こら!やめなさい!」
静香「鋼の理性じゃないんですか?」
紗代子「脚絡めてもいいですか?」
P「は、早く寝ろ!お前ら!」
しずさよ「ヘタレですね」
チュンチュン…チュンチュン…
P「……俺は耐えた!」
静香「なかなかやりますね」
紗代子「これで終わりじゃないですからね」
P「次は問答無用で送り返すからな」
しずさよ「しょんぼり」
P「ほれ、準備準備」
しずさよ「はーい」
P「つ、疲れた…」
ーーその夜ーー
P「はあ~。謎の事態も落ち着いたらしいし、今日は大丈夫だろ」
P「さて、のんびり風呂でも入るか」カポーン
P「ふい~」
ガラガラッ
P「えっ」
キャアアアアアアアア!
~~おしまい~~
以上となります。本当はこの後ことめぐエレや入浴沢志保やすばるんも登場する予定でしたが挫折しました。
ありがとうございました。
思春期の子にとっては結構厄介な現象だな
乙です
>>1
最上静香(14)Vo/Fa
http://i.imgur.com/6A2WnZ8.jpg
http://i.imgur.com/5SWvO8g.jpg
>>13
高山紗代子(17)Vo/Pr
http://i.imgur.com/0imR1fe.jpg
http://i.imgur.com/tJyjnM7.jpg
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