刀剣乱舞/序章 (3)

燃えている
みんな燃えている

?「お父さん!お母さん!姉ちゃん!!」

燃える神社の中、僕はみんなを探す
返事は無い
熱い、苦しい、誰か助けて


姉「翔大・・・!」

?「姉ちゃん!!」

姉ちゃんの声がする方へ歩を進める。
煙で目が痛い
息が出来ない
でも、この先に姉ちゃんがいる!!


姉「来ちゃ駄目!!!」


翔大「え?」


次の瞬間、姉ちゃんは肩から血を噴き出して僕の目の前で倒れた。


翔大「・・・・・・!」

何が起こったのかまるで判らない

一つ判る事は、倒れた姉ちゃんの目の前には"刀を持った黒い影"が立っていた事だけだった。




影は僕に気づくと僕の元に駆け寄って刀を降り下ろして来た

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西暦2205年

日本政府はとある危機に瀕していた。
突如、歴史修正主義者と名乗る者がある声明文を送り付けて来た。
タイムトラベルの技術が限定的ながらも実用化されたのが10年前
歴史修正主義者はその技術を悪用し、歴史改変を目論んでいた。

歴史修正主義者は"時代遡行軍"と呼ばれる刀剣を媒体にして呼び出した怪物を使役し、過去の時代に尖兵を送り込んだ。
日本政府は歴史修正主義者と同じく刀剣の九十九神を呼び出す事が出来る"審神者"を用い、これに対抗
しかし、時代遡行軍の圧倒的戦力差の前に審神者達は敗北

未だ歴史修正主義者は歴史改変に成功してはいない
だが、日本政府は歴史修正主義者に対して劣勢で有ることには変わりない

西暦2205年5月15日

防衛省官僚「新しい審神者の候補が来たと言うのは本当かね?!!」

ここは防衛省の歴史修正主義者対策本部
ここの本部長である防衛省の官僚が桐島という対策本部に勤める男に訊ねる。

桐島「先程、警察庁から身柄を引き渡されました。審神者候補者は11歳の男児です」

防衛省官僚「子供か?どうして子供を警察庁が?」

桐島「先日、摘発された暴力団から保護された子供です」

防衛省官僚「暴力団?」

桐島「暴力団が子供を利用してする商売なんて一つだけです」

防衛省官僚「成る程な。で、その子供は?」

桐島「現在は防衛省の保護施設に居ます。スタッフの話によると、男児が折った折り紙が突然動き出したとの事です。間違いなく式神です」


審神者は"物"に動く力を与えられる。
古くは陰陽師に存在したとされ、式神を使役し、物に宿る九十九神を呼び出す事が出来たとされる。

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