冬馬「お願いです!娘さんを俺に下さい!」黒井「ふざけるな!」 (13)

黒井「誰が貴様のような裏切り者の青二才に私の娘をやるものか!」


冬馬「この通りです!本当にお願いします!」


黒井「頭を下げても丁寧に言葉を使ってもダメなものはダメだ!」


黒井「貴様のような男が私の娘を幸せにできるものか!娘を幸せにできるのはこの私だけだ!」


冬馬「くっ…!」

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黒井「今回のことは聞かなかったことにしてやる、だが次また同じことをほざいてみろ!」


黒井「二度とアイドルができなくなるように貴様らジュピターが今いる事務所をつぶしてやる!」


黒井「そして貴様が二度と娘に近づけさせないようにしてやる!」


冬馬「っ……」


黒井「全く…娘も娘だ……、そもそも私の知らないところで一体どうやって知り合ったというのだ」

冬馬「どうしてもダメなのか…」


黒井「くどいぞ!ダメなものはダメだ!」


冬馬「…わかった……あいつのことは諦める…」


黒井「…? ほう、意外と潔いじゃないか」




冬馬「その代わり、おっさん!アンタが欲しい!」


黒井「はぁ!?」

黒井「貴様ふざけてるのか!冗談も大概にしろ!」


冬馬「俺が冗談を言わない男なのはおっさんもよく知ってるだろ!」


黒井「だ、だが…私は男だぞ!」


冬馬「愛に性別なんて関係ねぇ!」


黒井「し、しかしだな…私ももうすぐ60に…」


冬馬「愛に年齢なんて関係ねぇ!」


黒井「いや待て…そもそも私と貴様は別事務所のアイドルと社長だ!そんなことが許されるわけが…」


冬馬「愛ならすべて許される!」


黒井「くっ…」

冬馬「安心しろおっさん!俺がアンタを幸せにしてやるよ!」


黒井「ふん、私の稼ぎの何百分の一にも満たないガキが何をほざく」


冬馬「うっ…」


黒井「ふん、私が欲しいと言いながら、本当は娘を狙っているんだろ」


冬馬「そんなわけねぇだろ、俺は本気だ」


黒井「…私を嫁にしたこと、きっと後悔するぞ」


冬馬「させねぇよ、俺が絶対させない」


黒井「そうか…では……」

黒井「よろしく…頼むぞ///冬馬」


冬馬「もちろんだ///」

数日後


春香「うぅ……寒い寒い………」


ガチャ


春香「あ、今年はたくさん年賀状届いてる!」


春香「……ん?」


冬馬&黒井『あけましておめでとう天海春香、俺たち、結婚しました♡』


春香「おぇ……なんだこれ」


終わり

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