P「A Dio!」 (23)
最近とあるコピペをふと思い出したので書いてみました
非常に短く、また書き溜めもあるので誰かが気づいた頃には投降が終わってるかと思いますがお読みください。
一応鬱注意?
------------------------
P「A dio!(アッディーオ!)」
最近プロデューサーさんは別れるときみんなにそう言っていた。
最初はみんな「黒井社長の真似かな?」なんて笑いながら話していた。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1453345161
いつも黒井社長は別れ際に「Adieu(アデュー)」フランス語でさようならと言っていたから、IUで黒井社長に勝ったから、そんな風に黒井社長の真似をしてるんだと思っていた。
実際プロデューサーさんに聞いても笑いながら「ま、そんなところだよ」何て言ってたから、本当にただそれだけだと思ってた。
でも……
気づくのはやない?
--------------------------
春香「プロデューサーさんが倒れたってどう言うことですか!?」
ある日、プロデューサーさんが突然倒れた。
小鳥「あ、あのね春香ちゃん、落ち着いて……」
心臓が、昔から悪かったらしい。
春香「これが……落ち着いてられませんよ!」
落ち着きようからしてきっと社長や小鳥さんは前から聞かされてたんだと思う。
どうして……そう思わずにはいられない。
どうして私たちには教えてくれなかったんですか、プロデューサーさん。
どうして……どうして……
春香「どうして……あなたはそんなところで寝てるんですかぁ……!」
病院の一室に今日都合のついたアイドルたちは集まっていた。
そこは普段入る場所とは別の入り口から入った一室。
そう……
そこは……
『霊安室』と呼ばれる部屋だった。
この狭い部屋にはみんなの泣き声が響いていた。
誰も、信じたくはなかったのだ。
こうしてもう目覚めることはない肉体を見るまでは、プロデューサーさんが亡くなっただなんて。
それからの日々は慌ただしかった。
仕事自体はプロデューサーさんが亡くなる半年前から新しいプロデューサーさんを入れていたので引き継ぎはすぐに終わった。
今思えばあれもきっと準備だったんだろうなぁ……普段から「こんなこともあろうかと」なんて笑いながらどんな危機も乗り越えてきた人だったから。
でも、私たちはあなたじゃないんですから、こんな事態の準備なんてできてませんよ……
でも、喜んでくださいプロデューサーさん。
今をときめく765プロのアイドルやジュピターに876のみんなが総出の告別式なんてファンの人たちからしたら羨むほどなんですよ?
しかも芸能人でもないのにテレビのカメラまで来ちゃって、テレビ局の監督さんとか雑誌記者さんとか編集長さんとか、なんかすごい人がいっぱいですよ?
本当にすごい人だったんですね、あなたは。
ただせめて、ちゃんとお礼くらい言わせて欲しかったなぁ、なんて。
だから、少し遅れちゃいましたけど、直接言いたかったですけど、お礼を言わせてください。
私は、あなたの担当アイドルで、本当によかったです。
ありがとうございました……!
-------------------
高木「やぁ、キミも来てくれたのだな」
黒井「ふんっ、我が961プロを破ったほどの男がこうも簡単に逝くとはな」
高木「あぁ、本当に惜しい人を亡くしたよ」
黒井「貴様のように人に好かれ」
高木「キミのように貪欲な男だったよ」
黒井「ふんっ、勝ち逃げとは気に食わんな」
高木「そうだ、ちょっとキミに聞きたいんだがね」
黒井「なんだ高木」
高木「彼は生前の別れ際によく『A dio』と言ってたんだが、外国語に堪能なキミならより詳しい意味がわかると思ってね」
黒井「そんなことか、まったく私でもキザに思うほどだなあの男は」
黒井「神の御元で、という意味の長い別れの言葉だ」
わずか15分にも満たない時間でしたが以上で終了となります。
元ネタは病気でなくなるひと月前から妹が「アデュー!」と別れの挨拶をしてくるという感動系コピペでした。
アデューとは再会がいつなるかわからない、あるいは永遠の別れを意味するような挨拶の言葉でした。
つまり黒井社長も近いうちになくなる可能性が……?
何はともあれこのような殴り書きのSSを読んでいただきありがとうございました。
眠いので一眠りしてからHTML化依頼出してきます。
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません