【安価】暁「響が変な薬をやってるかも…」 (20)

響「すぅー…すぅー…」zzz

暁「…」

暁(やっぱり、最近こうやって響と一緒のベッドで寝ていると胸がドキドキして、すっごく幸せな気持ちになるわ…)

暁(もっともっと響にくっつきたくなっちゃう)

暁(それに、最近は響と面と向かって話すだけでもすっごく嬉しくなっちゃうし…)

暁(それなのに、朝起きて響とくっついていないとすっごく寂しくて、また響にくっつきたくなっちゃって…)

暁(響と話してないと、なんだか不安で…)

暁「…」

暁(授業をちゃんと聞いているレディは、これがどんな症状か知っているんだから!)

暁(この症状…つい2日前に足柄さんの一般常識の授業で習った薬物依存のケースと同じなの)

暁(たしか…一度だけなら→一瞬だけ幸せな気分になる→効力が切れるとイライラする→また薬が欲しくなる→薬の事しか考えられなくなる)

暁(って、感じだったわ! …多分)

暁(まさに、今の私と同じ状況…響の近くにいると幸せな気分になる→響がいなくなるとなんだか寂しい→また響とくっつきたくなる→響の事しか考えられなくなる)


暁(つまり、私が響依存みたいになっちゃってるのよっ!)

暁(私がこうなった理由…それは、きっと響が変なお薬をやっていてその成分が響から発散されて一緒に寝ている私が響依存になっちゃったんだと思うわ!)


暁(それに他にも響がへんな薬物をやっている理由はあるわっ!)

暁(響はたまにはらしょうって挨拶(?)をしているのよ…それで熊野さんに聞いてみたらなんでもロシア語らしいのよね)

暁(それでロシアと言ったらロシアンマフィア…つまり、響はロシアの悪い人とつながっているからたまにロシア語を話しちゃうのよっ!)


暁(…)

暁(私、響が逮捕されちゃうのなんて嫌なんだからっ!)

暁(でも…私、どうすればいいの…)


暁(とりあえず、>>3をしようかな…)

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なんというアホの子

安価なら「雷に相談」

暁(確か、熊野さんが言っていたわ。大人の女性は何でもかんでも一人で抱え込まないで、誰かに相談するのよね)

暁(でも、誰に相談しようかな…)

暁(熊野さん…? いや、でも…)

暁(とりあえず、雷に相談しようかしら? 雷なら信頼できるし…)

暁(電は…きっと、こういうの分からないわよね)

暁(雷は電と一緒のベッドなのよね)

暁(事態は深刻なんだから、夜遅いけど起こしちゃうわっ!)

暁(雷、ごめんね…でも、一大事なのっ!)


暁(…響と離れたくないけど、しょうがないわ)ムクッ


暁「イカズチ…イカズチ…オキテ…」ボソボソ

雷「ん、んぅぅ…暁…?」

雷「むにゃ…おしっこ…?」

暁「ち、違うわよっ!」ボソボソ

暁「とにかく一大事なのっ!」ボソボソ

暁「とりあえず、起きてきてくれないかしら?」

雷「んぅぅぅ…分かったわ」ムニャムニャ




~とある会議室~

暁「ここなら大丈夫そうね」

雷「それで、一体どうしたのよ?」


暁「うん。えっとね、カクカクシカジカって訳なんだけどね」


雷「なるほど…暁は響の近くにいるとドキドキして、離れるとまた響に近づきたくなっちゃうのね…」

雷「それって…>>6

>>6 雷の反応

恋煩いとか?…なんちゃって!

雷「恋煩いとか? …なんちゃって!」

暁「ちょっと雷! 今はふざけてる場合じゃないんだからねっ!」

暁「大体、暁と響は姉妹でしょ?」

暁「まぁ、確かに響はかっこよくて優しくて、それでいてすっごく可愛いし」

暁「暁の事をよく見てくれていて、たまーにからかわれることもあるけど、響とだとなんだかそうやってからかわれるのも嬉しいし」

暁「この前なんて、暁が帽子なくしちゃったときに響が自分の帽子を暁にかぶせてくれて『一緒に探そう、暁』って言ってくれたりして!」

暁「他にも…」

雷「分かった、暁分かったからちょっと落ち着いて! あんまり大きい声出しちゃうと誰か起きてきちゃうわよ!」

暁「そ、そうね…ちょっと落ち着くわ。すぅーはぁー」深呼吸

雷「ふぅ…でも、ごめんね。足柄さんに聞いた恋煩いの症状と似ていたからちょっとふざけちゃったわ」

雷「…」(でも…今、暁が言ったことは足柄さんの恋煩いの条件とも一致するわよね)

雷(だから、もしかしたら恋煩いという可能性もあるという事を頭の端っこに置いとかないとね)

暁「それで、暁はこれから、どうすればいいのかしら…」

雷「そうね…>>9



すこし響と距離をおきましょう

雷「そうね…少し、響と距離を置くのはどう?」

暁「響と距離…? や、やだっ!」

雷「でもね、もしも暁が薬物依存じゃなく響依存になっているのだとしたら、一回その症状を落ち着かせないと…」

雷「それに、一旦距離を置くことで、響の事を俯瞰的に見ることが出来て、何か証拠とかをゲットできるかもしれないわ!」

暁「…」

暁(本当は響とずっと一緒に居たいけど…でも、これは響の為なんだからっ! レディなら少しくらい我慢できるわっ!)

暁「そうね。分かった、頑張ってみるわ!」

雷(よし…とりあえずこれで経過観察ね)

暁「ありがとね、雷…それじゃ部屋に戻って寝ましょ」

暁「あ、でも…そういえば、暁は響と一緒のベッドだったわ」


雷「それなら、今日は雷が響と同じベッド寝るから、暁は電と一緒に寝るってことにするのはどう?」

暁「えっ、雷が響と一緒に寝るの…?」

雷「そうよ、距離を置くんだからこれしかないでしょ?」

暁「…」

暁「そうね…しょうがないわね」(なんだろう…すっごくもやもやするし、なんだか…嫌かも)

雷「それじゃ、決定ね」(あれ、これで、雷が響依存にならなかったら響が薬物やってないってことも証明できるんじゃ…)

雷(逆に、もしも響が変なお薬をやっていて、暁が言っていたことが本当だったら雷も…)

雷(いや…)ブンブン

雷(暁も響も大好きな姉妹だから少し位、雷だって身体を張るわよ!)

雷(それに響はきっとそんなことしてないわ。だから、多分、暁は響の事を…)



~部屋に戻って~

雷「それじゃ…」ボソッ

暁「うん、おやすみ」モゾモゾ



電「ふにゅ…」zzz

暁(電と一緒の布団…ふふっ、幸せそうな寝顔ね)ツンツン

暁(あれ、今、私すっごく幸せな気持ちのような…)

暁(…)

暁(幸せだけど…幸せだけど、でも、響と一緒の時とちょっと違うような…)

暁(…)

暁(分かったわ! 電と一緒のベッドだと幸せにはなってもドキドキはしない、けど、響と一緒のベッドだとすっごくドキドキして…)

暁(…なんで?)

暁(やっぱり、響が変なお薬をしているから…?)

暁(…)

暁「むぅぅぅっ!」ジタバタ

暁(もう、分かんないわよっ!)

暁「響…」ボソッ

暁「…」ブンッブンッ

暁(もう、寝ちゃお、寝ちゃお、寝ちゃおーっ!)ガバッ



~翌朝~

響「んぅぅ…朝か…」ムクッ

響「…」

響「どうして、雷が私のベッドにいるんだい…?」

響「…」

響「雷、雷起きてくれ」

雷「んぅ…電、まだ早いわよ…」

響「雷、雷」ユサユサ

雷「んにゃ…あれ、響…?」


雷(…そうだったわ、確か暁とベッドを交換したのよね)

雷「ん、響、おはよう!」

響「うん、おはよう。ところで、どうして雷が私のベッドにいるんだい?」

雷「えっと…昨日の夜、たまたま暁と一緒にお手洗いに行って、二人とも寝ぼけていたからベッドを間違えちゃったんだわ」

響「なるほど…そういう事だったんだね。まぁ、それならいいんだ」

響「それじゃあ、暁と電も起こそうか」

雷「そうね」


響「暁、暁、起きて」ユサユサ

雷「電も、起きなさい」ユサユサ


電「んぅ…おはようなのです、雷ちゃん」ムニャムニャ

電「はわ? 隣に暁ちゃんが寝ているのです」

暁「ムニャ…おはよう」ノビー

響「おはよう、暁」

暁「ひ、響ッ!?」ガバッ

響「ど、どうしたんだい? そんなに驚いて」

暁「あ、え、えっと、な、何でもないわっ!」あたふた

響「そうかい…?」(どうしたんだろう)

暁「え、えっと…電、顔洗いに行くわよっ!」グイグイ

電「はわわっ!? あ、暁ちゃん、引っ張らないでなのですー!」トテテ


雷「雷達も行きましょうか、響」

響「…うん、そうだね」


~その後~

響「暁、一緒に…暁「く、熊野さんっ、ローズヒップティーの入れ方教えてっ!」

熊野「いいですわよ、それでしたら私の部屋にどうぞ」ニコッ

暁「分かったわ!」トテテ


響「暁、お風呂に…暁「暁、ちょっと用事あるから、響先に入ってて!」

響「そ、そうかい…? 分かったよ」



~お風呂場~

響「…」ポツン


響「暁に、避けられている気がする…いや、避けられている」

響「何かしてしまったのかな…」


>>15「響ちゃん、一人?」

>>15 艦娘一人(口調は気にせず)

初霜

初霜「こんばんは。響ちゃん、一人ですか?」

響「やぁ、初霜。そうだよ」

初霜「暁ちゃんは一緒じゃないんですね」

響「暁…どうして暁なんだい?」

初霜「いえ、響ちゃんはいつも暁ちゃんと一緒にいるので今日も一緒なのかなと思いまして」

響「そうだね…」

響「確かにそうだ。私と暁はいつも一緒にいたね」

響「でも…私は暁に何かしでかしてしまったみたいなんだ」

初霜「えっ…」

初霜「あの…何かあったのですか?」

響「…」

響「今日一日、ずっと暁に避けられ続けてね」

響「きっと私が何かして、嫌われてしまったんだろうね…」

響(…つい、話してしまった。きっと精神的に参っていたから口から弱音が出てしまったのかな)

初霜「そ、それなら暁ちゃんに謝らないとダメですよ! 嫌われちゃった理由に何か心当たりはあるんですか?」

響(一度話してしまったんだ…それに、誰かに相談して楽になりたいというのも本心だから…)

響(裸の付き合いともいうしね。お風呂では隠し事が出来ないのかな?)


響「…心当たりはないよ」

初霜「そうなんですか?」

響「うん」


初霜「それなら…それなら、きっと暁ちゃんは響ちゃんの事を避けたりしてないと思いますよ!」

初霜「それに、もし避けていたとしても、それはきっと何か…暁ちゃんなりの理由があるんですよ!」

響「え…?」

初霜「はい。だって、暁ちゃんが何の理由や説明もなしに響ちゃんの事を避けるとは思えません!」

響「そう、だね…」

響「確かにそうだ。暁は、理由もなく私の事を避けたりはしない」

響「…少し、卑屈になっていたみたいだよ。ありがとう、初霜」

初霜「いえいえ、この位なら…」テレテレ


響「でも、それなら暁はどういう理由で私の事を避けているんだろう…」

初霜「そうですね…」

響「うーん、何とかしてその理由を確認したいけど…」

初霜「そうだ! >>19という方法でどうして暁ちゃんが響ちゃんを避けているのかを確認するというのはどうでしょうか?」

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