モバP「前職、OL」 (23)

アイドルマスターシンデレラガールズです。








Pさんの期待は裏切りたくない。絶対に







――――――――事務所


P「それじゃ、美優さんは今日はもう上がってもらっていいですよ」

美優「はい、お疲れさまでした。Pさん……ん」サスサス

P「? 机に、汚れでも?」

美優「い、いいえ! あの……その、デスクの前にいると……OLの頃を思い出しますね」

P「ああ、なるほど……。そう言えば前の職場ではどんなことをしていたんでしたっけ?」

美優「……大したことは、なにも。言われたことをなんとかこなして、あるいは、言われたことさえ出来なくて。幸い、同僚の方は皆優しかったからたくさん助けられて、それでどうにか保っていました」

P「うんうん……新人のころは皆そんなものですよ」

美優「私の場合、新人とは呼べなくなってからもそんな感じで……後から来た子の方が、よっぽど要領はよかったですね」

P(やばい地雷踏んだ)

美優「繁忙期には終電なんか当たり前で、毎晩へとへとになって帰って、シャワーで済ませて洗濯機回して、あと何時間したらまた出社しなきゃいけないか、と……それで頭がいっぱいになって」ドヨーン

P「な、なんとなく予想はしていたけれど、やっぱり激務だったんですね」アセアセ

美優「あ……暗い話をしてしまってすみません。忙しさでいったら、今の方がきっと上です。でも今は、充実しているから、まったく苦ではありません」

P「なるほど……」

美優「自分さえ知らなかった、自分のやりたいことが分かった。だからPさんに、あなたに見つけてもらって……本当に、良かった……」カァッ

P「美優さん……」キラキラ

美優「Pさん……」キラキラ



P「あーでも、ちょっと惜しかったな」

美優「」ズルッ



P「? どうしました?」

美優「いいえ……何が惜しかったんですか?」

P「OL時代の美優さんも、一度見てみたかったなーって。まあ、厳密に言えば初対面の時もそうだったんでしょうけど」

美優「!」

P「美優さんの私服って、色合いや生地が優しいものが多いじゃないですか。それも勿論素敵なんですけど、スタイル良いからカッチリした上着にブラウス、タイトスカートとかも似合うんだろうなって」

美優「…………」

P「パンツルックもいいなあ」

美優「…………ぁ」

P「……って、すいません何度も。ちょっと思っただけで」

美優「……ります」

P「?」

美優「あ、あります……。まだ、捨ててないので」

P「ある、って」

美優「OLの頃の、服も、靴も」

P「え、ホントですか? だったら今度ぜひ」

美優「で、でも、突然事務所にその格好で来たら、みなさんびっくりしちゃうかも……というか、私が恥ずかしいです。だから」

P「あー、そうですよね。無理言ってごめ……」



美優「だから、その



     私の家にありますから、その、あの、




――――――――――――――――


P(その夜、普段の倍速で仕事を終えた俺は軽く食事を摂ってから、美優さんのマンションに向かった。美優さんは先に帰って準備してくれるとのことだった)


P(俺が家に行くの、久しぶりだな)

……ピンポーン


P「……」

 ガチャッ

美優「い、……いらっしゃいませ、どうぞ」ソワソワ

P(普段着か……てっきり着替えて待ってたものかと)

P「お邪魔します」

美優「……久しぶりですね。私の部屋に上がってもらうのは」

P「ははは、俺も同じことを考えてたんですよ。はぁとさんと飲んでた時以来かな」

美優「は、はい……っ、ええと、心さんは、あれ以来よく来てくれるんですよ。それに、瑞樹さん、楓さんや早苗さんも」

P「そういえば……見覚えのある各人の私物っぽいものがちらほら」キョロキョロ

美優「殺風景な私の部屋でも、皆さんのものがあちこちにあると、一緒に居てくれているみたいで、すごくホッとするんです……でも」

P「……?」

美優「いま……この部屋にPさんが居てくれることが、何より嬉しくて……っ?! あ、す、すみません、私ったらつい……」アセアセ

P「!!」ドキーン

美優「あ、あの、そのあの……ちょっとテレビでも見て、待っててください!」ピュー



P「……あからさまに動揺してるな」

P(しかし、その恥ずかしがる様で見たい気持ちを余計大きくしてしまうのが、美優さんのすごいところだ)

P(着てくれるんだったら、どんな感じで来るんだろう……)

P(っていうか、そうなると、壁何枚か隔てたところで着替えてるのか。もう知らない仲じゃないとはいえ、それはそれで……)ムクムク









――――――――――――――――




 しゅる……

美優「……………………お酒、準備しなくちゃ」


 カチッ、

 こぷこぷ……


美優「………………」


 



――――――――――――――――


P「…………」ソワソワ

――ガラッ

P「!」

美優「…………」カアッ

P(着てる! 就活の頃から使ってたっぽいリクルートスーツ! 上着ごとブラウスを押し上げるお山! タイトスカートから伸びる黒スト……黒スト?!)ザワッ

P(これはいけない……理性によろしくない)

美優「お待たせしてます……あの、食事は摂ってらっしゃるとのことでしたので、これ、どうぞ。本当はこういう時ビールなんでしょうけれど、少し苦手で……こういうものしか」コトン

P「いえいえ、サワ-でも全然大丈夫ですよ。もう注いで頂いたんですね。ありがとうございます」

美優「ええ、ええと……その……お、お疲れ様です。か、か……」

P「はい、かんぱ」

美優「か……課長……っ! か、乾杯……です」

P「」

P「」

P「う、うむ、乾杯、ごくろう……み……美優くん」

美優「」

美優「」

美優「」ダバァ

P美優「?!」ギクッ

――――――――――――――――


美優「本当に、本当にごめんなさい、かちょ……じゃなくて、お客さまにテーブルを拭かせてしまうなんて……」フキフキ

P「全然気にしないでください、俺も注意しておけば……完全に見惚れてました。美優さん……これはちょっと想像以上でしたね……大人の品があって、でも良い意味での初々しさもあって」フキフキ

P(そして、エロい!)

美優「そ、そう言っていただけると、その……嬉しいです、嬉しいんですけれど……うぅ……もう、誉めすぎです」カアッ

P「それじゃ、改めて……ええと、美優くん、乾杯」

美優「あ……は、はい……課長、乾杯、です」チン


P(美優さんの普段飲み用にしては……思ったより強いな、コレ。いつもこんなの飲んでるのか? 大丈夫かな)ゴクリ


P「しかし、美優さん、前の職場でもモテたんじゃないですか?」クピクピ

美優「……買い被りです。前の会社では女性が多かったですし、男性の方はほとんどが既婚か、交際されている方がいらっしゃっるみたいでしたので、そういったことはありませんでした。それに……」

P「それに?」

美優「……あんなに暗い顔をしていた女に声を掛ける男の人なんて、貴方くらい……ふふっ」

P「んー、安心したような、心配になるような……」クピッ

美優「? 安心、心配……? それはどういう……」

P「いやー、その……美優さんがセクハラにでも遭っていやしなかったかと。あんまり魅力的だったので」

美優「せ……せく……っ?!」カアッ

P「……この発言そのものがセクハラじみてましたね。申し訳ない」ペコリ

美優「あ、いえ、謝らないでください、その……」

美優「…………」

P「…………?」

美優「…………」グビグビ

P「!」

P(そんないっぺんに飲んで大丈夫かな……美優さん割と、というか結構弱いのに。泣き上戸のスイッチ入れないよう気をつけないと……)

美優「……ふう……っ、そ、そのぉ」トロン…

P「?」

美優「もう……し、知らない仲でも、ないのですから……」カアァッ…

P「!!」

P「」…ゴク

P「」ゴクゴク

P「……ぷはー」

P(これはヤバい)

美優「っ……、そ、それに……私、知らないんです」

P「……何が、ですか」



美優「……セクハラ、って、どういうことを、されることなんでしょう」





――――――――――――――――



P「美優くん、ちょっといいかな」

美優「はい……課長、なんでしょうか」

P「美優くんは、彼氏とかいるのかな」

美優「……いいえ、いません。今も、今までも」

P「へぇー、本当か。そんな、いいカラダしてるのにな」

美優「っ? ……ぁ」フルッ

P「……」ゾクッ

P「で……ということは、アレも、まだなのかな?」

美優「あ……アレ、って……、その、なんのことでしょうか」モジモジ

P「はは……ワザとかな、それとも……おしべとめしべ、くらいの言い方の方がいいのかな、美優くん」

美優「ぁ、うっ……!」カアッ

P「……その様子じゃ、どうやら本当に『まだ』みたいだな……よし、どうだい、ひとつ私が、協力してあげようか」ジリジリ

美優「あ、課長、あ……その、あの」

P「……冗談だよ。ところで、上司と二人じゃ肩が凝るだろう。どれ、ひとつもんであげよう」

美優「そんな、恐れ多いです……大丈夫、ですから」

P「いいからいいから……ふむ」

P(うなじ堪らないです)

美優「……っぁ」 

 こり、こり……こり、

P「おーおー、ガッチガチじゃないか。これは、あれかな、仕事の疲れもあるだろうけれど」モミモミ

美優「ん、か、ちょ……は、あ……ぁ。んふ…………ぁっ?」フルフル

 こり、さす、さす、すり……むに、

美優「あ、そこ、Pさ……ん、はぁ……んっ、ん……!」フルッ!

P「こんなに大きなモノ二つもぶら下げてるってのも、原因だろうねえ」

 しゅにゅ、すにゅ、すりすり、さしゅっ……ぅ、

美優「ふあ、あ、らめ、ん……、んく、はふ……っ、……っ!」

P「それで、お腹はこーんなに細いのか。ちゃんと食べてるのか? 過度なダイエットは身体に毒だぞ?」

美優「だ、ダイエットなんて、そん……ああ……ッ!」

 じわ、じわじわっ、すりずりっ

P「なのに、お尻はこんなにパツパツ……いや。完璧なプロポーションだ。女の完成形だよ、美優くん。元気な赤ちゃん、いっぱい産めるだろう」モミモミ

美優「そ、しょんな……、あかちゃんなんて、んあっ、ん……!」

P「……なあ、美優くん、さっきの話だが、一つ本気でどうだろうか。悪いようにはしない」

美優「ふあっ、あ。そ、しょれって、その……は、はぁ……あぇ……」ポー

P「逆に言えば、キミが悪いんだぞ、キミがそんな煽情的だからいけないんだ。断ったらどうなるか……分かるだろうね」グイッ

美優「……はー、はぁ、ふぅ……」



――――――――どさっ、

              ぎしっ


美優「……ふー、ふー、ふー、ふー」ドキドキ

P「で、美優さん」

美優「……はい、課長……ぉ」トローン

P「さっき美優さんの『セクハラってなんですか』発言にお応えし、俺が思いつく限りのセクハラを働きました」

美優「――いまの、そうだったんですか」

P(全部プレイだと思ってた顔した)


P「セクハラとは『性的嫌がらせ』のことだそうでして……美優さんが嫌だと思ったのはどれでしたか?」

美優「……、…………、………………」ポー

P「…………」

美優「……どれも、嫌では……むしろ」モジモジ

P(マジか)

美優「強いて言えばダイエットのくだりは少々複雑な気持ちに」

P「猛省します」ヘコー

美優「……ふふっ、でも、よかったぁ……」

P「?」

美優「さっきのが、思いつく限りのいやがらせなら……ぜんぶ受けいれられそうです、あなたのことを」




P「……っ」ガバッ

美優「きゃ……」






 びりっ、ぶちっ、

美優「は――ん、ちゅっ、んちゅっ、むちゅっ、ああんむっ、Pさ、んちゅっんぅ、ん……っ!!」

P「……あんなもんじゃ、ないですから、ね。美優さんにシたいことなんか、いくらでも……っ」

 ……ぶちっ、ぶちぶちっ、ばちっ!!

美優「んあっ、ああっ!」フルッ

P「もういいでしょう、こんなブラウスも、スーツだって、捨てやすいようにズタズタにしてあげますっ」

 もみっ、もみゅっむゆっぐんちゅむにゅちゅぱっ!

美優「やあっ、んぁあっ、ああっあっ!!」

P「へえ、会社に、こんなやらしい下着で出勤していたんですか?」グニグニ

美優「や、ちが……あんっ! んはぁ!!? す、勧められるままに、買っちゃったモノで……ひぅっ!」

 くちゅっ、きゅちゅっぷちゅっ、にゅちゅっ!!

P「ああ、嫌とは言えない性分でしたね。そしたら、あの棚にも、押し入れにも、まだまだこんなスケベなものが、押し込まれてるってことですね?」

美優「……っ、う、あぅ……や、んあぁ……っ!」カアッ

P「図星……、みたいですね。なら丁度いい。これから断舎利しましょうか」
 
 びりびりっ、びり――――っ!!


P(ジャケットは着たまま、ブラウスの破れ目からぶら下がる巨乳は果物の様に揺れ、下半身はズタズタに毟ったストッキングとショーツの美優さんを無理矢理引き起こして、部屋から『もの』を引きずり出してゆく)

P(今にもヤりたくて堪らないといった彼女のボルテージを下げぬよう、犬の様に首根っこを掴んで、時折のキスと、胸や股への乱暴な愛撫を餌に、ここ掘れワンワン吠えさせる)

P(すると……出てくる出てくる。大した収納もないはずなのに、部屋のあちこちから、服、靴、下着、香水、装飾品)

P(整頓されていた筈の部屋は、あっという間に極彩色に埋め尽くされた)


 ずりゅ……ぐぷぷぷぷっ、ぐちゅううっ!!!! 

美優「ほあ……あっ! やあっ!! んにゅっ、あっああああああああああぁ!!」ピーンッ!



P(そして、余りに高価なモノ【どういうわけか、値札の掛ったままのものも多かった】や、思い入れのありそうなものを除いて、俺は美優さんを着せ替え人形にして犯した)

P(まずはそのまま、リクルート姿の美優さんに玄関でヒールを穿かせ、黒ストの裂け目からショーツをずらして、後ろから貫いた。ただでさえ長すぎる脚にヒール分載って少し戸惑ったが――先端を宛がった入口から既に、ぐずぐずにほぐれていることが知れ)


 ばちゅっ、ぐちゅっ!! ぶちゅっごちゅっぐちゅううっ!!

美優「はえっ、あっ、あっあっあっアッ!! おく、とどいひぇましゅっ!! アツッ、イ、イクッ、イっ!!」


P(突き込んだ瞬間、めりめりと肉が掻き分けられて最奥まで飲み込み、余りに呆気なく彼女はトんだ。彼女の『初めて』を奪ってから何度も身体を重ねてきたが、ここまで昂って、タガが外れていたことはなかった)


 ず――ずぶぶっ、ぬぷっ、ぬっ、んちゅぬちゅうぅぅぅぅ!!

美優「あ、あああ、ああ…………!!! へひっ、い、んッあああぁ!!!」


P(繋がったまま、へたりそうになる彼女を支え、部屋に戻って、ベッドに放り投げる。そして、クラゲの様に弛緩し切った肢体に、次の服をおし着せて、また犯す) 


 ぼちゅっ、どちゅ、づっづっぢゅっづゅっじゅっ!

美優「はひっ! いやっ、やああッ、あっぁっあっあっアッ、かは…………いや、ヤ、あアア、…………ァ!」


P(美優さんは時折抵抗し、拒否する言葉を吐いたり、首をイヤイヤ振ったりした――肉厚な腰回りを掴んで叩き込み、無理矢理絶頂に追いやると、仰け反って頤をはね上げ、見開いた目から涙が零れ、喉から嗚咽に近い喘ぎが搾りだされた)

P(まるで本当に、セクハラの延長でレイプしているような心情になり、不味いことに、これまでになく興奮してしまった。たとえ、彼女がずっとこちらの抜き挿しを送り腰で迎えていて、快楽を堪能していると分かっていても)


 ぬちゅっ、ぐぼゅっ、ぶちゅくるっるちゅっぐちゅっ!

美優「ひぁ! あえっ! っ、~~~~~~~~~ッ!!」ガクンッ!!


P(冬着で組み敷き汗だくにした後は、エビの殻を剥くようにして全裸にし、引き千切るだけの目的で水着をまき付け、香水を逆さにブチまけた。口紅で乳房に腹に、御両親が見たら泣くような落書きをした。喉が乾いたらぬるいサワーを口移しで唾液混じりに寄越し合った)




 ――ごびゅっ!

美優「……ひあっ!」


P(そして骨盤ごと腰を引っ掴み、最奥に狙いを定め、何度もディップした。美優さんの尻肉は俺の腰ごとトランポリンのようにバウンドし、俺はその勢いを殺さず全体重を込めて、執拗に、水浸しの子宮を押し潰した。精液は行き場も無く当然に、直結した小部屋に搾り落とされた)


 ぶぴゅっ、びゅっ、びゅくるっ、とぷとぷ、つぴゅ……るっ、

美優「ナカあ、あ! あっ、ああっ!!! ああっあっあンアア……っ!!!!」


P(何度吐き出しても全く衰えず――狂乱がひと段落した頃には、真白く美しかった美優さんの肢体は、酒精と火照りで赤らみ、歯形と引っ掻き傷でミミズ腫れが奔り、汗やブチまけた化粧品で食用油を被ったようにテラテラ光っていた)

 
 べろ、あむっ、んちゅっ、れろちゅっ、じゅっ――――ぽつっ、しゅじゅちゅ……っ、

美優「ふぁむ、ああんむ、ん……っ、れろちゅっ、ん、んっんっ、む……ごくん……っ」


P(揃って豚小屋のブタの様に汚れ切った俺たちはバスルームに転がり込み、結婚式の引き出物と思しき新品のボディソープでお互いの身体を泡立てた。美優さんの股から精愛液を掻き出し、お掃除に励む舌の上にべったりとなすり付けた)


美優「あ――」

P(そして身体もロクに拭かないまま、ボロになり果てた洋服と、片方だけの靴と、用を為さなかった下着と、空の香水の瓶と空きカン、千々に弾けたアクセサリーで支離滅裂となった部屋に戻ってきた)


美優「あ、Pさ……んっ、んむっ、んちゅっ、あぁんむ……んっ」

P(今度はお姫様にするように、丁寧に美優さんをベッドに横たえた。はじめ明らかに動揺していたが、数度の口付けの後ようやく、今からは優しくされるのだと悟ったらしく、満ち足りた顔で応えた)


 ずぼちゅっ、ぶちゅっ、ぐちゅっずちゅっづちゅるちゅつちゅるうっ!!

美優「んあっ、ああっあっああっ、うアぁあっ…………っ!」

P(最後の挿入、美優さんの肉体は抵抗どころか蛭の様に吸い付いて来て――完全に屈服した様子で、俺は征服欲に酔いしれた。彼女の長い手足が俺の背中に絡んできて、一層ずぶずぶと身体が彼女に沈み込んだ。同時に、底無し沼の様な睡魔)

 どぷ、ごぷ、びゅく、びゅー、びゅ…………っ

P(尿よりも薄い精を最奥で搾り落としたのが、俺の最後の記憶だった)


美優「あン、ンッ……ン……っ! ……ぁ。はー、はぁ、ふー、ふー、ふぅ……ぅ、ふふ……」


  ごぷっ、とぷ……、とぽ……、
















 



 

 私の中で眠りに落ちたPさんが、最後の一滴を吐き出すのを感じました。彼の腰に巻き付けた足に力を込めようとします。

 ですが、度重なる絶頂で弛緩し切った私の下半身には力が入らず、ほどけないようにするのがやっとでした。

 彼自身も半分くらいの大きさになっていて、しかも、ほとんど粘性のないものだったのか、ごく浅いところでの射精はあっさりと、おナカから垂れ落ちてしまいました。

 もったいない、本能的にそう思いながら、私は恐ろしいまでの眠気が迫っていることにも気付きました。既に意識の半分は暖かな暗黒の裡にありました。

 私は抗いませんでした。むしろ、今日はよくもった方です。いつも、私ばかりが気をやって、Pさんのことを気持ちよくできなかったのだから。

 私ががんばれば、Pさんもいっぱい愛してくれる。いっぱい、いっぱい、愛をカタチで吐き出してくれる。

 私に沈み込んでいる彼のカラダをどこまでも愛おしく思います。

 今は、今だけは、他の誰のものでもない。私のもの。

 お帰りなさい、そう言いたくなってしまった私は、狂っているのでしょうか。

 このままこうしていれば、目が覚めたころにはひとつになっていないかしら――そんな妄想と戯れる私は、きっと狂っているのかもしれません。

 でもいいのです。この人が居てくれればなんでもいい。

 そして、この人が居てくれないのなら、どうでもいい。

 貴方は私の希望で絶望。 

 私は、その期待に応えるため、ここに居るのです。

 わたしに期待すること全てにこたえるため、ここに居るのです。

 他の何を、他の誰を差し置いてでも。



美優(Pさんの期待は裏切りたくない。絶対に)



 愛する人の身体を抱いたまま、暗い湖面に浸っていた私の意識は、最後にとぷんと波紋だけ残して、ゆるゆると沈んでゆきました。

 

 誰の邪魔も入らない水底まで。

 たとえ僅かな夢の間でも。





おしまいです ありがとうございました

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