雪歩「じぃ~」
P(見てる。俺という俺を見てる)
雪歩「じぃぃ」
P(なんだ。なぜ見てくんよ雪歩。俺がなにかしたってのか)
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雪歩「じい…」
P「……」
P「ちらっ」
雪歩「ぷいっ」
P「……」
P(さっきめっちゃ見てたのに目逸らすじゃん)
P「ちらちら」
雪歩「ぷぃぷぃ」
P「……」
P(俺と目を合わせようとしないじゃん。でもさっきまでめっちゃ見てたじゃん)
雪歩「つむん」
P(口尖らせてんじゃん)
P(なにか俺に用があるのかと思ったが……勘違いか)
雪歩「じーじぃ~」
P(打って変わってめっちゃ見てくるじゃん。あんなにまで目を逸らしてたのが嘘みたいじゃん)
雪歩「じじー…」
P(凝視じゃん。俺のほぺたがアハ体験でも起こしてるナウなのかってくらいに見てくんじゃん)
P(やはり俺に用でもあるのか?それともやはり俺がアハ体験真っ只中だとでもいうのか?)
P(確かめねばなるまいよ)
P「なあ雪歩」
雪歩「びくん」
雪歩「ぷい」
P「さっきから俺を見てないか?」
雪歩「み、見てませんよ?」
P「見てるだろ。俺のほぺたに雪歩視線がぶっささりまくりんぐだぞ」
雪歩「さ、刺してないですぅ。私の視線はソフトタッチですぅ。プロデューサーのツルツルたまご肌を傷つけたりなんかしませんー…」
P「見てたんじゃないか」
P「俺になにか用件があるというのではないのかね」
雪歩「あ、ありますぅせん」
P「正直な雪歩が出ちゃってるぞ」
雪歩「ぷ、プロデューサー自身の胸に聞いてみてください…」
P「どう?Pおっぱい」
P「しらんぱい」
雪歩「そんな熊本の方言チックな」
P「わからん。教えて雪歩先生」
雪歩「…先生、プロデューサーくん自身に気付いてほしいですぅ…」
P「じゃあいいもん。ゆとるもーん」
雪歩「あっ」
P「パソコンカタカタカタリーナ」
雪歩「……」
雪歩「じぃ~!じぃ~!」
雪歩「じーじー!」
P「……」
P(一生懸命見てくんじゃん。凝視じゃん)
雪歩「んじ~」
P(俺の全身くまなく見るじゃん。視線で舐め回してくんじゃん)
雪歩「じぃー………………じぃ…………」
雪歩「……」
雪歩「///」
P(視線が下の方へいったと思ったら赤くなってんじゃん。丸わかりじゃん。セクハラじゃん)
P「先生ー。舐め回すように下半身を見るのやめてくださーい」
雪歩「なっ!か、下半身はまだ舐め回したりなんてしませんー!」
P「いくら俺のこと見たってわからんもんはわからんのじゃ。ヒントくれ」
雪歩「うぅ…だめですぅ…」
P「わかった。じゃ俺も雪歩見てヒント探す」
雪歩「はい…」
雪歩「……」
雪歩「はい?」
P「じっ」
雪歩「はぅ」
P「じじっ」
雪歩「はうぁ」
P「じー」
雪歩「……」
P「じじんがじー」
雪歩「…………ぅぅゅ」
P「じじんがーぜっと」
雪歩「……っ……っっ……」クネクネ
P「いにしゃるじー」
雪歩「……か…………か…………!!」
P「かか?ろっと?」
雪歩「堪忍してくださぃぃ……///」プッシュー
P「わっ。やかんの如し」
雪歩「わ、私のことはあんまりみちゃだめですぅ!」
P「はーん?それはイッツおかしな話だな?雪歩はあんなに俺のことを眼差しいていたといふのに」
雪歩「だって……だってぇ……!」
P「雪歩が俺のことを見るんなら俺も見る。雪歩が俺になにを訴えてるのか教えてくれない限りは2人で見つめ合うしかなかろうて」
雪歩「……むっ!じぃ~!」
P「お?じー」
雪歩「…………」
P「…………」
雪歩「……………………」
雪歩「……見つめあーうとー……」キュム
雪歩「……すなーおーにー……」キュムキュム
雪歩「おしゃーべりー…できーなーいー……」キュムムムム
P「雪歩は瞬く間に縮こまるなぁ」
P「なあ手乗り雪歩よ」
雪歩「はぃ」
P「もう観念せよ。これ以上ちっこくなったらかくれんぼで誰にも見つけてもらえないぞ?」
雪歩「うぅ……あの気付いたらもうみんな帰ってる時の虚無感は味わいたくないですぅ……」プルル
P「小動物みたい。ポッケにいれて持って帰ろっかな」
雪歩「く、首輪にはプロデューサーの名前付きでお願いしますぅ……」
P「安月給俺からのプレゼンツはクリスマスまで待て」
雪歩「ーーーっ!!」ブンッブンッ
P「おわっ。なんだ雪歩。目を見開いてぶんぶんさせて」
雪歩「プロデューサーっ!今の!復唱ですぅ!」
P「おわっ。なんだ雪歩。目を見開いてぶんぶんさせて」
雪歩「その前ですぅ!」ブンバブンバ
P「プレゼンツはクリスマスまで…………」
P「お?クリスマス?」
P「クリスマス……」
P「クリスマスといえば雪歩の誕生日」
P「……………………」
P「ああ。忘れてた」
雪歩「プロデューサ~…!」ポコポコ
P「はっはっは。すまんぞ」
雪歩「私、昨日はプロデューサーと一緒に過ごしたかったんですよ?」
P「え?昨日?」
雪歩「はい。昨日」
P「昨日?誕生日?」
雪歩「はい。誕生日」
P「そうか」
雪歩「体感的には2ヶ月以上放置されてた気分ですけど」
P「気のせいだろう」
P「ってことは雪歩は誕生日スルーされてすねっこしてたんだな」
雪歩「すねっこしますぅ」プイー
P「悪かったよ。でも言ってくれればよかったろ?」
雪歩「……プロデューサーから気づいて欲しくて……」モジモジ
P「お詫びに今日いっぱい雪歩に付きっきりだ。何かして欲しいことはあるか?」
雪歩「え!?し、してほしいことって……ナニを言わせる気なんですかーっ!?///」
P「何を言う気なんだ」
雪歩「え、えとえと……じゃ、じゃあ……最初だし、まずは……あの、見つめ合ったりして……ムードとかっ……」
P「じー」
雪歩「はぅっ」
P「じじんがじのぶでん」
雪歩「…………」
雪歩「///」プッシュー
P「ケトルの如し」
雪歩「そんなに見つめちゃだめですぅ……///」キュムムムム
P「ポッケにいれて首輪買いにいっか」
終わり
誕生日SSでした
貴音誕生日おめてとう
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