志希博士の薬シリーズ第21弾。
今回は飲んだ人が「オフモード」になる薬です。「家の中でスウェットを着てぐだぐだしている」ような気を抜いたリラックスモードですね。
薬の種類は違っていても展開はいつもと同じです。アイドルたちとキャッキャウフフするだけの話ですが、お付き合いいただけると嬉しいです。
始めます。
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タッタッタッ...
志希「プロデューサー、プロデューサー♪」
P「また新しい薬を作ったんだな」
志希「お、話が早いねぇ♪」
P「『ネズミを捕まえた猫』みたいにご機嫌でやってこられたら察するよ。もう慣れきってるもの」
志希「んふふ~、以心伝心だねぇ~♪」
P「嫌な以心伝心だ。それはさておき聞いておこう。それはどんな薬なんだ?」
志希「これはですね。飲んだ人が人前で気を抜くようになっちゃうのです♪」
P「ほう」
志希「例えばだけどさ、プロデューサーって普段身なりはビシッとしてるけど、家でもそういう格好をしてるわけじゃないでしょ?」
P「家では基本だるだるのスウェットだよ」
志希「それと同じです♪」
P「何と同じです?」
志希「この薬はね。飲んだ人を常に『家』にいるような気分にさせるんだよね。だからプロデューサーが飲んだら『外でもスウェットでいいやー』みたいになるわけさ♪」
P「つまり飲んだ人を『オフモード』にする薬ってことか」
志希「まさしく♪」
P「なるほど。没収します」
ヒョイッ
志希「あー!」
P「またイタズラするつもりだろ。いけません」
志希「ぶー。いいもん。もうあちこちにバラ撒いてきちゃったし」
P「…もはや驚きもないよ」
志希「にゃははは♪ では、今回もよろしくお願いします♪」
P「へーい…こちらこそ」
ケース1. 新田美波
(事務所)
キョロキョロ...
P「さて、大ごとになる前に志希の薬の被害者を探さなきゃな」
P「(でも、そう簡単に見分けが付くんだろうか。外でも家でも気を抜かないような子もいるだろうし…)」
P「…って、うん?」
美波「…あ、おはようございます。プロデューサーさん。ふぁぁぁ…」ダラ-ン
【ジャージ姿】
P「…ぐふっ」
美波「どうしました?」
P「大丈夫。不意に美波の油断しきった姿を見て心臓を射抜かれたような気持ちになっただけだ」
美波「?」
P「とりあえず美波。ボサボサの髪をとかして、シャッキリしなさいな」
美波「…何でですか?」
P「人に見られたら驚かれるもの。記者の人に見られたら『女神はいずこに』ってスクープにされちゃうでしょうが」
美波「…たまの休みくらいいいじゃないですか」プク-
P「ぐふぅ。可愛い」ズキュ-ン
美波「いいですか、プロデューサーさん」
P「はい」
美波「家というのはですね。普段、社会生活に気を張っている人がリラックスできる唯一の空間なんですよ」
P「はい」
美波「それなのに家の中でのスタイルまで制限されてしまったら私のリラックスできる場所はこの世に存在しなくなってしまいます。ゆえに、それは許容できません」キリッ
P「ご高説ありがとうございます。でもここは事務所なんだ」
美波「知りません」プイ-
P「困った。いまなら旅人のマントを脱がせようとする北風の気持ちがわかるよ」
P「(というか…)」ジ-
美波「?」パツ-ン
P「…」
P「美波。なんかそのジャージ小さくない?」
美波「ええ、昔運動する時に着ていたものなんですけど、サイズが合わなくなっちゃったものなんですよ」
美波「捨てるのももったいないので普段着として着ているんですけど…変ですか?」
P「…」ジ-
美波「?」パツ-ン
P「(胸の部分だけが張ってる…これはいけない)」ジ-
美波「へ、変なら変と言ってくださいよ」ジ-
P「上目遣いはずるい」ゲフッ
(しばらくして)
美波「…♪」クテ-
P「はい。コーヒー」
コトリ
美波「ありがとうございます。いいですね。座っててもコーヒーが出てくるなんて♪」クテ-
P「はいはい。一杯飲んだら着替えなさいよ」
美波「…いつになく厳しいですね」プク-
P「いやいや、厳しんじゃなくて。ここは事務所だから」
美波「…」
美波「仕方ありません。では、着替える代わりにいくつかわがままを聞いてください」
P「よしきた。それくらいお安い御用だ」
美波「では、まずコーヒーにミルクを2つ入れてください。砂糖は結構です」
P「はい」
ツ-...カチャカチャ
美波「ありがとうございます。では、プロデューサーさんもソファに座ってください」
P「ほい」ストン
美波「もう少しこちらに寄ってください」
P「どれくらい?」
美波「ストップと言うまでです」
P「…」ススス
美波「…」
P「…」ススス
美波「…」
P「…え? まだ?」
美波「まだです」
P「…」ススス
ピトリ
美波「ストップです」キリッ
P「…」
美波「…♪」ポフッ
P「もたれかかりたかったわけね」
美波「ええ♪」
美波「あ、この姿勢だとコーヒーに手が届かないので取ってください」ノビ-
P「容赦なく人を使うね。キミは」
美波「プロデューサーさんが着替えて欲しいというからです。私は何も悪くありません」クテ-
P「はいはい。コーヒーでございます」スッ
美波「ありがとうございます♪」
スッ...ズズズ...
美波「はぁ…」ホッ
P「…」
美波「すごく楽ですね…」グテ-
P「(美波が肩にもたれかかっていてとてもいい匂いがする。これは困る)」
美波「♪」ギュ
P「…あの」
美波「はい?」ギュ-
P「腕に絡みつかれるとスーツがシワになっちゃうからね」
美波「それは大変ですね」ギュ-
P「うん。大変です」
美波「安心してください。私が綺麗にシワを取ってあげますから♪」ギュ-
P「どうしよう。遠回しな言い方じゃ全然通じない」
(しばらくして)
美波「♪」クテ-
P「美波。そろそろ」
美波「…」ムス-
P「露骨に不満そうだね」
美波「せっかくリラックスしてるのに…」
P「ほら。着替え終わったらまたこの体勢に戻っていいから」
美波「!」
美波「着替えてきます」スッ
スタスタスタ...
P「…切り替えが早いなぁ。最初からそう言えばよかったのか」
P「さて。美波が戻ってくるまでここで待機…」
ピロリロリン♪
P「ん? メールか」
ちひろ《メールで送りましたので、至急ファイルの処理をお願いします》
P「…急ぎっぽいな」
P「…」
(しばらくして)
トテトテ...
美波「戻ってきました。プロデューサーさん♪ …って」
美波「…」
P「…」
カタカタカタカタ...カタカタ...
カタカタカタカタ...カチッ!
美波「…」ジ-
P「…」
美波「…」ジ-
P「…ご、ごめん、美波。急にやらなきゃいけない仕事ができたからちょっと待ってて」
美波「ちょっととはどれくらいでしょう」
P「…2時間くらいかかるかも」
美波「…」プク-
P「美波の視線が突き刺さって痛い」
美波「…」ペシペシペシ!!
P「と思ったら左肩をペシペシされて物理的に痛かった」
美波「むー…」ペシペシペシ
P「ごめんて」
(その後)
カタカタカタカタ...カタカタ...
カタカタカタカタ...カチッ!
P「…」
美波「…」ム-
P「…美波」
美波「何ですか」プク-
P「帰りご飯食べに行こう。ご馳走するよ」
美波「…」
美波「2人きりですか?」
P「もちろん」
美波「…」
美波「そ、それくらいで許されると思わないでくださいね」
P「じゃあ行かない?」
美波「行きます♪」ピッ
P「よし。じゃあ、適当に美味しいお店を…」
美波「レストラン予約しておきますね♪」ワクワク
P「適当じゃ済まさないってか」
美波「はい♪」ニコニコ
P「(…まあ機嫌が直ったからいいか)」ホッ
(帰り・レストラン)
P「小洒落てるお店だね」
美波「ええ。ドレスコードまでしなくていいんですけど…雰囲気がすごく気に入っているんです♪」
P「いいところ教えてもらっちゃったな」
美波「他の人と来ちゃ駄目ですよ♪」
P「…」
美波「…駄目ですからね?」ジト-
P「はい」
受付「いらっしゃいませ。2名様でよろしいでしょうか?」
美波「予約していた新田です」
受付「はい。『カップルコース』でお間違いありませんか?」
P「!?」
美波「はい♪」
受付「では、ご案内いたします」
P「あの美波さん」
美波「ここのお店のオススメだそうです。深い意味は全くありませんから気にしないでください♪」
P「…は、はい」
美波「♪」ニコ-
(しばらくして)
美波「この料理は1つしかないので分け合いましょう」
カチャカチャ...スッ
美波「はい。あーんです♪」
P「普通に食べられるけど…」
美波「…」シュ-ン
P「嘘、嘘。いただきます。めっちゃ嬉しい。いただきます」ア-ン
美波「えへへ…♪」スッ
モグモグ
P「美味しい」
美波「では次は私にお願いします♪」
P「ん?」
美波「プロデューサーさんにしてあげたんですから。これではフェアじゃありませんよね?」
P「えぇ…」
美波「さあ♪」ア-ン
P「…」
P「はい。あーん」
美波「♪」
ア-ン...モグモグ...
美波「美味しいですね♪」
P「…だね」
(しばらくして)
美波「はー…満足しました♪」
P「うん、美味しかったな。それじゃあ今日は解散しーーー」
美波「プロデューサーさんのお家ってこの近くですよね?」
P「…」
P「チガウヨ」
美波「…」ジト-
P「ごめんなさい嘘付きました。近くです」
美波「嘘つきは泥棒の始まりですよ?」
P「はい」
美波「では…行きましょうか♪」ギュッ
P「その流れになると予想はしていたよ。やめてほしいよ」
美波「ダメなんですか?」
P「ダメです」
美波「何故ですか?」
P「ええと…駄目だからです」
美波「理由になってませんよ」ジト-
P「ぐぅ」
美波「ご馳走になったお礼です。ちょっとお邪魔して…お洗濯とかお掃除をするだけですから♪」
美波「ね♪」
P「…」
美波「ほら、行きましょう♪」ギュ-
P「」
(しばらくして)
美波「わぁ…結構綺麗にしてあるんですね♪」
P「ま、まあな」
P「(まずい…結局家にあげてしまった。何事もないといいけど)」
美波「どうしました? ぼーっとして」
スッ...ギュ-
P「!?」
美波「ほら…せっかくのオフなんですからリラックスしましょうよ♪」
美波「…2人きりですし、ね♪」ギュ
P「」
P「(待ってこの子なんでこんな積極的になってるわけ!? 何かおかしいだろ!?)」
美波「…♪」ジ-
P「ぐふっ。ジッと見つめられている」
美波「…誰も見てませんよ♪」コソリ
P「...」
P「(完全に殺しにきてる。そして自分から手を出してこないのが恐ろしい。俺の理性が崩壊するのを待ってるんだこれは)」
美波「♪」ギュッ
P「」
美波「ふふふ…いいんですよ。プロデューサーさん♪ ちょっとだけなら…♪」コソリ
P「」ズキュゥゥン
P「(あかん理性が…)」フラフラ
美波「♪」ギュ-
プシュゥゥゥ...(薬の切れる音)
P「ん?」
美波「…あれ?」
P「…」
美波「…」
P「戻った?」
美波「…」
美波「あ、あの…さっきまでのは違くてですね…///」アタフタ
P「腕を絡めてきたり、誘惑してきたりしたり、ずいぶん積極的だったな。薬のせいだとはわかってるけど酷い目にあったぞ」
美波「わ…///」カァァァァァァ!!
美波「わ、わわわ、忘れてくださいっ!! 帰りまーーー」
P「逃がさん」
スッ...ギュム-
美波「アウアウアウ...///」プシュ-
美波「」キュ-
P「…」
P「ぐふっ。ギリギリの戦いだった…」トケツ
【この後気絶した美波を送り届けました】
ケース1. 新田美波 end
(その後)
トゥルルルル...ピッ!!
P「もしもし志希博士。今回の薬で何か隠してることない?」
志希《ないよ》
P「本当に?」
志希《うん。しいていうならよりリラックスしてもらいたくて『アマエタクナール(甘えたくなる)』をちょっぴりブレンドしてることくらいかな》
P「あるじゃないか。美波がやけに絡んできた原因があるじゃないか」
志希《薬の効果はどうだったかにゃー♪》
P「あれはまずい気がするんだ。回収をしてほしい」
志希《お断りしまーす♪》
P「だよねー」
ピッ...ツ-ツ-
P「はぁ」
休憩します
次はちゃんみおで書きます
「こんな子どうよ?」「こんな展開読みてーなー」みたいなレスをいただければ、おまけ(10人分)や本編(5人分)で採用させていただきますのでお気軽にお声掛けください。ただし全員分はかけないかもしれませんのでその点だけはご了承ください。
たくさんのレスありがとうございます
現時点で
本編
美波、未央、みく
の3人
おまけ
ヘレンさん、時子様、日菜子、響子(杏、25歳児、友紀もセットで出ます)、美穂
レスにはありませんでしたが毎回登場させてるのでナナさん
の6人
で書いていきます。
また肇ちゃんは本編の方で書くことを検討してますが、書いた経験の少ない子なので上手に扱えるかどうかわかりません。よって未定になっています。書いてみて一定のクオリティが保てるようであればそのまま上げていきますのでよろしくお願いします。
ケース2. 本田未央
未央「(はぁ、レッスン疲れたなぁ…)」
未央「(喉乾いちゃったよ…水分補給して、シャワー浴びて、帰りにどっか寄って行こうかなー)」
未央「自販機、自販機と…」
未央「…ん?」
ゴソゴソ...スカッ
未央「あちゃー。小銭をポケットに入れるの忘れてたよ。まいったな…」
未央「ロッカーまで戻るの面倒くさい…水道水で我慢しよっかなー…」
志希「はいはいマドモワゼル。お困りみたいだね~♪」ニュッ!
未央「うわっ! し、志希にゃん!?」ビクッ
志希「はーい。志希ちゃんでーす♪」クンカクンカ
未央「ち、ちょっと!? いきなりハスハスしないでよ!?」グイ-
志希「あーん、いけずぅ~♪」
未央「もぉー…びっくりして腰が抜けるかと思ったじゃんか」
志希「にゃははは♪ ごめんごめん。お詫びに飲み物どーぞ♪」
スッ
未央「え、いいの? ありがとう志希にゃーん♪」
志希「どうぞ、どうぞ。美味しい麦茶だよ~♪」
未央「へへへ♪ ちょうど喉乾いてたんだ~、いただきまーす♪」
グビグビグビ...ボン!!
未央「…」ボ-ッ
志希「♪」ニマリ
(しばらくして)
P「さて、今日の分の仕事は終わったしそろそろ帰ろうか…って、ん?」
未央「…」クテ-
P「未央。お疲れ様」
未央「お疲れ様ー…プロデューサー」クテ-
P「聞いていい?」
未央「いいよ。何?」クテ-
P「なんでパジャマ着てるの?」
未央「…」パジャマミオ-ン
未央「あのね。レッスン終わってシャワー浴びたらもう完全にオフだよね」
P「オフだね」
未央「つまりはそういうことなんだよ」キラ-ン
P「ウワァー。今度は未央かー」
(しばらくして)
P「というかさ、どこからそのパジャマ持ってきたわけ?」
未央「志希にゃんが貸してくれたんだよ」クテ-
P「なるほど。また奴か」
未央「やっぱ休みたい時はパジャマだよねぇ」
未央「ちょっとサイズが小さくて胸が苦しいけど」パツ-ン
P「ぐふぅ。目のやり場に困るからそういう報告はやめてください」
未央「プロデューサーもパジャマどう?」
P「どうと言われましても。パジャマがないからね」
未央「大丈夫。志希にゃんが用意してくれてたよ」
【スウェット】パンパカパ-ン♪
P「わー、用意周到だ」
未央「さぁ。共に脱力しようではないか♪」
P「いや、着ないよ」
未央「えー、パジャマパーリーしよーよぉー」クテ-
P「家に帰ってきちんと休みなさい」
未央「ヤダ。今日はもうここから動かない」プイ-
P「これ。わがままはよしなさい」
未央「やーだー。やーだー」ガシ-
P「ソファにしがみついても無駄だぞ。引き離してやる!」
ガシッ...ミョ-ン!
未央「引っ張らないでよぉ~。シャツがはだけてる~。ヘンターイ~」ガシ-
P「さっさと離して着替えろー」ビョ-ン
未央「やーん」ガシ-
P「なんてこった。恐ろしい力でしがみついている」ビョ-ン
未央「…」ガシ-
未央「ていうかプロデューサー」ガシ-
P「んだよ。離せよ」ビョ-ン
未央「それは断るけどさ...」
P「はい」ビョ-ン
未央「いまさ…私ブラ付けてないからあんまりシャツを引っ張られると…その…困るんだよね…///」
P「」
(しばらくして)
P「その…すいません」
未央「い、いいよ。知らなかったわけだし」
P「そ、そうか」
未央「あはは…」
P「ははは…」
未央「…」
P「…」
未央「…」
P「…」
2人「(気まずい…)」
未央「そ、そうだ。プロデューサー!」
P「うん?」
ガサゴソ...スッ
未央「じゃーん! こちら未央ちゃん愛用の携帯まくらです♪」
P「おー。そんなもんまであるのか」
未央「えへへ~、どうよ! これでソファでの安眠がさらに快適になるんだよね♪」
未央「ほい。まくらを置いて…と」
ポスッ...ゴロン
未央「あ~、楽だなぁ♪」クテ-
P「いいなぁ」
未央「えへへ、まくらを堪能したければプロデューサーもスウェットになるがいい!」
P「断る」
未央「えー」
P「まあ、もう無理に未央のことを帰そうとはしないから。リラックスしてていいよ」
未央「う、うん」
P「…」
未央「…」クテ-
P「…」
未央「…」
未央「(…ソファで仰向けになって寝てるところをプロデューサーに見られてると思うと…なんか変な気分…///)」ドキドキ
未央「(い、いやいや! へ、変な意味はないけどさ…)」
未央「(わ、私…いま完全に無防備だからなー…///)」ドキドキ
P「…」
未央「…」ドキドキ
P「未央」
未央「な、何?」ビクッ
P「お腹空かない?」
未央「…」
未央「そういえばちょっと」グゥ-
P「食べに行かない?」
未央「えー…外出たくない…」クテ-
P「杏かよ」
未央「そうだ。プロデューサー作ってよ♪」
P「はー?」
未央「作れるんでしょ。プロデューサーの手料理食べたいな~♪」
P「…」
P「仕方ない。特別だぞ」
未央「うん♪ 後でお返しに未央ちゃんも手料理を振る舞ってあげるよ♪」
P「作れるの?」
未央「もちろん。スーパーアイドル未央ちゃんにかかれば余裕です♪」
P「なら楽しみにしてる。それから、食べたら着替えて帰れよ?」
未央「うぇ~…」
P「はい。約束ね」
未央「あ、ちよ。ひど~」
P「待ってろ」
ステステ...
未央「…もー♪」エヘヘ
(しばらくして)
P「はい。カルボナーラ」
コトリ
未央「ほほう。これは期待してしまいますなー♪」
P「どうぞ」
未央「では、いただきまーす♪」
カチャカチャ...モグモグ
P「どーよ」
未央「うん。美味しい♪」
P「お口に合ったようで何より」
未央「未央ちゃんの舌を唸らせるとはプロデューサーもなかなかのシェフっぷりだね」
P「だろ」
未央「…」モグモグ
P「…」
未央「…」モグモグ
P「…」
未央「…プロデューサーさ」モグモグ
P「ん?」
未央「次のオフいつ?」
P「土曜」
未央「その日、暇?」
P「空いてるよ」
未央「…ふーん」モグモグ
P「…」
未央「…」モグモグ
P「どっか遊び行くか」
未央「うん。行く♪」モグモグ
P「パジャマなんか着てくるなよ?」
未央「えへへ、当たり前でしょ♪」
未央「…楽しみにしてるからね。プロデューサー♪」
P「うん」
ケース2. 本田未央 end
おまけ
未央「プロデューサー」クテ-
P「何?」
未央「膝枕ー」
P「はい」
ポスッ
未央「…」
P「うん。寝心地がいい」クテ-
未央「…」
未央「あ、あのさ」
P「うん?」
未央「私がプロデューサーの膝に頭を載せたかったんだけど…///」
P「…ご、ごめん」
未央「…いいけど///」
終わり
レスで募集はまだしていますので読みたい子や読みたい展開があれば書いてください
おまけ
響子「プロデューサーさん。今日の私はオフなので家事をお休みします」クテ-
P「なんてことだ! 大変だ! 響子がオフになったらお片付けできないキッズ(友紀、楓、杏辺りの子供たち)のお世話は誰がするんだ!」
響子「ご心配にはおよびません。対策は打ってありますから♪」
P「?」
(しばらくして)
友紀「れ、冷蔵庫に(勝手に)入れておいたビールが全部常温放置されてるよぉー! 誰がこんな残忍なことを!!」
楓「お、お酒はあるのに(無許可で)常備してあったおつまみが全て没収されています…!」
杏「誰だー! 杏が(こっそりと)持ち込んだ『人を駄目にするソファ』を『姿勢矯正シート』に変えたのはー! これじゃあ事務所でくつろげないじゃんかー!」
響子「みなさんのお探しのものは家に郵送しておきました。今ごろ届いているはずですよ♪」
響子「ちなみに友紀さんのビールは保冷してあります」
3人「「「!」」」
3人「「「今日はうちでゆっくりします!!」」」
タッタッタ...
響子「ね♪」
P「…お見それいたしました」
終わり
おまけ
菜々「今日のナナはオフでーす…動きませーん…」クテ-
P「ウサミン星人ってオフの時はみんなこうなの?」
菜々「ええ…リラックスする時は徹底的にグダグダするのがウサミン流なんですよ…」クテ-
P「へー、でもオフになってもキャラを崩さないあたり流石だよね」
菜々「キャラじゃないですもーん! キャハ☆」
菜々「…」
菜々「…ほうじ茶と柿の種を頂きたいですねぇ」クテ-
P「いや、おばあちゃんかよ」
終わり
おまけ
ヘレン「ヘーイ!」ヘッレ-ン!!
スタ-ン! スタ-ン! クイッ! クイッ!
ダンシンッ!!
P「ヘレンは薬を飲んでも何も変わらないな…」
ヘレン「何の話かしら!」ダンサンブル!!
P「ヘレンに聞きたいんだけど『プライベート』って概念はあるの?」
ヘレン「それは『仕事』と対になるものかしら」クイッ! クイッ!
P「うん」
ヘレン「ないわ!」ヘッレ-ン!!
P「だよねー。そもそもオフがないよねー」
ヘレン「ふふふ! 私が目指すのは常に世界! そして私が立っているのはいつだって世界に続く階段よ!」ヘッレ-ン!!
ヘレン「階段を登りきるために休息は必要よ! けれどそれは気を抜く時間じゃないわ! 休息もまた世界のためのものなのよ!」ビバ-ン!!
P「わかるようでわからない」
ヘレン「ならば貴方も踊りなさい!」
P「…」
P「やるか!」
ヘレン「それでこそ私のプロデューサーよ」
2人「「ヘ-イ!!」」スタ-ン!!
終わり
ケース3. 前川みく
(事務所)
志希「みくちゃんってさー、マタタビの匂いをハスハスすると酔っ払うの?」グデ-
みく「…いきなりなんなの。志希チャン」
志希「暇してるんだよねぇ…」グデ-
みく「暇つぶしに雑な質問をされるみくの気持ちも考えてほしいよ」
志希「んふふ♪ まあいいじゃない。それでどうなの?」
みく「酔っ払わないよ。みくは猫チャンの心を持ってるけど身体は猫チャンじゃないからね。キャットフードを食べてるところ見たことないでしょ? それと同じだよ」
志希「なーんだ…残念」シュ-ン
みく「…どうしたの?」
志希「実はこの前、通常のマタタビ成分に改良を加えた『マタタビトリップ』っていうエキスを配合したんだけどさ、使い道がなくて困ってたんだよね~」
みく「ふーん。そっか」
志希「反応が淡白で辛い!」
みく「自業自得だもん」
志希「嗅いでみない?」
みく「お断りだよ」
志希「トリップしなくても猫の気持ちになれるかもしれないじゃない♪」
みく「えー…気が進まないなー」
志希「ほれほれ♪」
みく「あ、ちょ! 無理矢理押し付けないで欲しいにゃ!」
志希「ひと嗅ぎ、ひと嗅ぎ♪」
みく「もー…わかったから強引にするのはやめてよね」
志希「はいはーい♪ では、どうぞ♪」
みく「まったく…志希チャンは…」ハァ
ハスハス...モワ-ン
みく「…ん? 何この匂い…」
みく「…」ボ-ッ
志希「投薬成功♪」
(しばらくして)
志希「というわけで、こちらがオフモードみくちゃんでーす♪」
みく「Pチャーン…眠いにゃー」クテ-
P「ああ、用心深いみくまで犠牲になってしまったか」
志希「大物獲りです♪」
P「誇るところじゃないから」
みく「Pチャン撫でて~」クテ-
P「はいはい」サスサス
みく「んふふ♪ 背中だけじゃなくて頭とか腕とかもお願いするにゃ~♪」クテ-
P「猫がいる。猫がいるよ」サスサス
みく「♪」ゴロゴロ
P「というか、オフの時は『学校のマジメっ子』になると思ってたんだけど。意外に猫部分が変わらないね」
志希「そりゃ学校のみくちゃんも『オフ』とは言えないからでしょ」
P「?」
志希「はい。ここからは小難しい理論のお話になりますがよろしいでしょうか♪」
P「わかりやすければいいよ」
志希「オッケー♪」
志希「では、ユングさんのペルソナ論から入ります。ペルソナ概念とは『社会に属する人々はいくつかの仮面を使い分けている』というものです」
志希「例えば、仕事中の自分、友達といる時の自分、恋人と一緒にいる時の自分。それぞれ態度が違うのは分かるよね?」
P「わかる。仕事中の真面目な部分は、友達と会う時にはほぼ見せないしな」
志希「そういうこと♪ それと同じでみくちゃんの『オフの仮面』と『学校の仮面』は違うんだよ。『仕事以外』=『オフ』じゃない。学校では学校での顔がある。普通は何枚も仮面は使い分けるものだからねー」
P「志希は使い分けているようには見えないけど」
志希「おや、心外だねぇ♪」
みく「むー…Pチャン!!」プク-
P「はい」
みく「みくのこと放っておかないでよ!」キシャ-!!
P「ああ、怖い。ごめんごめん」サスサス
みく「もー…あんまり放っておくと逃げちゃうからね? 猫チャンは気まぐれなんだから♪」ゴロニャ-ン
P「猫ポーズがあざとい可愛い」サスサス
みく「にゃふふ~ん♪」ゴロゴロ
志希「じゃ、アタシは満足したから帰るね~♪」
P「は?」
志希「バイバーイ♪」
P「あ、ちょ」
タッタッタッ...
P「…」
みく「Pチャーン…♪」ギュ-...スリスリ
P「ま、いいか。平和だし」サスサス
(しばらくして)
みく「ねーねー、Pチャン♪」
P「何?」サスサス
みく「んふふ~、呼んだだけだよ♪」ゴロゴロ
P「ああ、可愛い」ナデナデ
みく「♪」クテ-
みく「Pチャン。この後、もうお仕事ないでしょ?」
P「うん」
みく「じゃあ、みくのことをとことん甘やかすにゃ♪ このまま後ろから抱っこしてよ♪」
モソモソ...クテ-
P「よしきた任せろ」ギュ-
みく「ん~♪ 落ち着くにゃぁ…♪」クテ-
P「想像以上の柔らかさ」ギュ-
みく「Pチャン。もしかしてみくに夢中かにゃ~♪」ゴロゴロ
P「夢中かどうかはさておき。もちもち感と甘ったるい匂いが癖になりそう」スンスン
みく「か、嗅ぐのは禁止にゃ!!」
P「ごめん」ギュ-
みく「もー…セクハラで訴えるよ?」クテ-
P「それは困る。抱っこもやめようか?」
みく「それは続けて」ピシッ
P「はい」ギュ-
みく「♪」スリスリ
P「仕草が本当に猫っぽいなぁ」ギュ-
みく「そうだPチャン。みくのことを甘やかしてる間、暇でしょ? 特別にこれを貸してあげるにゃ♪ 遊んでいいよ」
P「ん?」ギュ-
スッ...パンパカパ-ン
【猫耳】
P「ありがとう。でも、これの使い道がわからないんだけど」
みく「付ければいいにゃ♪」
P「誰に」
みく「みくにだよ。着せ替え人形と同じ。みくにいろんな猫耳を付けて遊んでねー♪」
P「…つまんなそう」ボソリ
みく「に゛ゃー!?」ガ-ン
P「だって人の猫耳を付け替えても楽しくなるビジョンが見えないんだもの」
みく「ね、猫耳を付けてくれたらその度に猫キャラの種類を変えてあげようと思ったのに…!」
P「猫キャラって色々あるのかよ」
みく「あるの! アメショーとか三毛猫チャンとか使い分けるのがみく流なのにゃ!!」キシャ-
P「何にせよ。やる気になれない」ギュ-
P「よしよし。元気をお出し」ギュ-
みく「悲しい…」シュ-ン
P「…」
みく「…」ションボリ
P「…」
スッ...ニャキ-ン!!
みく「!」
みく「これはアメショーだね…! スタイリッシュに…にゃーん♪」シャナリ
P「…」
スッ...ニャキ-ン!!
みく「!」
みく「今度は三毛猫チャンだね♪ ちょっぴり愛嬌のある声で…にゃーん♪」シャナリ
P「うん。違いがわからない」
(少しして)
P「ごめんみく。やっぱり俺には猫耳付け替えゲームの楽しさがわからないや」ギュ-
みく「…Pチャンとなら分かり合えると思ったのに」プク-
P「俺も昔はみくと海鮮丼の美味しさを分かり合えると思ってた時期があったよ」ギュ-
みく「うっ…お、お魚だけは苦手なの…」
みく「…」
みく「ぴ、Pチャンの気持ちをわかるためにお魚を食べる練習を…」グヌヌ
P「無理にしてくていいよ」
みく「でも…」
P「別にお互いに分かり合えない部分があってもいいと思うんだ」
P「俺はみくのいいところとか頑張ってるところはいつも見てる。みくは俺のことを信頼してくれてる。それで十分だろ」
みく「…」
P「…ていうか、猫耳ゲームの良さは理解できなさそうだし」ギュ-
みく「そ、それを言うならお魚も同じだにゃ!」ムキ-!
P「猫耳ゲームの良さはわからなくても、魚の良さはわかるって人の方が多そう」ギュ-
みく「ふん! いいもん! みくは我が猫道を行くアイドルだからね!」
P「それでこそ」ギュ-
みく「…」
みく「ねー、Pチャン」
P「ん?」
みく「もうちょっと強く抱きしめて欲しいにゃ♪」
P「はい」ギュ-
みく「…えへへ♪」スリスリ
ケース3. 前川みく end
休憩します
紳士の方々から要望の多かった愛梨はおまけで書きます
あと、次は肇ちゃんで書きます
画像はiPhoneから投稿するとおかしくなるみたいですね
おまけ
ちひろ「はぁー…」クテ-
P「ちひろさん。仕事をしてください」
ちひろ「…」ヂュ-
ちひろ「…ぷは」
P「炭酸ジュースを飲んで一息つかないでください。仕事しますよ」
ちひろ「…ヤです。頑張って働いてもどうせまたお金の亡者なんて言われるんですもん」クテ-
P「そんな声は無視してください。ちひろさんがいつも頑張ってるのは知ってますから」
ちひろ「…」
ちひろ「わかりました…では100万円ください…そしたら頑張りますから」クテ-
P「やっぱり金の亡者じゃないですか!」
終わり
おまけ
愛梨「暑いなぁ…邪魔だなぁ…///」ヌギヌギ
P「ちょ! 愛梨ストップ!!」
愛梨「あ、すみません~。プロデューサーさんもいたんですよね」ハッ
P「…ふぅ。コートを脱いだところで思いとどまってくれてホッとしたよ」
愛梨「えへへ、私も人前ではちょっと恥ずかしいですから~♪」
スッ...ヌギヌギ
P「ちょ」
愛梨「ふぅ…暑いなぁ…///」
愛梨「あ、いつもの癖でまた…プロデューサーさん?」
P「」
愛梨「プロデューサーさ~ん」ユサユサ
P「」
愛梨「寝ちゃったみたい。どうしたのかなぁ~?」
愛梨「…」
愛梨「見てないなら…大丈夫ですよね♪」ヌギヌギ
終わり
(事務所・工房)
ヴォ-ン...ヴォ-ン...
ツ-...
肇「…」
P「…」
肇「…」
P「(レッスン後に薬を飲んでからもう2時間か…)」
P「(肇。ずっとろくろを回してるな…)」
肇「…」
P「(残して帰るわけにもいかない…邪魔するのも忍びない…でも、何もしないのも惜しい…)」
P「(…せっかくだから私用のカメラで撮影してみるか)」
ピッ!
P「…」
肇「…」
ヴォ-ン...ヴォ-ン...
ツ-...
(しばらくして)
肇「…ふぅ」
P「お疲れ様。肇」
肇「あ、プロデューサーさん。まだ帰っていなかったんですね」
P「気づかなかったんかい」
肇「視界の端に映ってましたが…仕上げの時は集中のあまり見えていませんでした。すみません」
P「傷付いた。泣きたいよ」
肇「あら、案外、心が弱いんですね」
P「ぐっ。まさか肇からそんな手厳しいことを言われるとは」
肇「ふふふ。冗談であることはわかってますから。許してください♪」
P「それ完成したの?」
肇「ええ。正直、いびつな出来ですが…久しぶりに陶芸に打ち込む時間が取れて満足しています」
P「いい形だと思うんだけどな」
肇「見る人が見ればすぐに腕の未熟さは見抜かれてしまいますよ」
P「そういうもんなの?」
肇「そういうもんなんです」
肇「ただ、以前の私の作品には見られなかった『色』が出ていると自分で思います。美しくなったわけでも、技術があがったわけでもありませんが…私は気に入ってるんですよ♪」
P「肇にとってはいい変化なんだな」
肇「ええ。とても♪」
肇「…ところでプロデューサーさん」
P「うん?」
肇「お腹が空きました…ご飯をどこかで食べていきませんか?」クタ-
P「『残り充電が3%のスマホ』くらい元気がないね。体力の限界まで遊び続ける子どもと同じだね」
肇「うどん…おそば…お寿司…天ぷら…私の胃が美味しいものを求めています」グ-
P「はいはい。じゃあ作務衣を脱いで着替えて。帰ろうか」
肇「ええ」モソモソ
P「面倒だからってここで着替えるなよ!?」
肇「…疲れたのでいいじゃないですか」プク-
P「ダメだこの子。疲れるとワガママになる子だ」
肇「…ご飯」グ
P「仕方ない。更衣室までは引きずってってあげるからな」
ズリズズリ...
肇「…雑ですね」クテ-
P「それが嫌なら立って歩きなさいな」
肇「プロデューサーさん…着替えさせてください」クテ-
P「そんなこと言ってると襲っちゃうぞ」
肇「ふふふ…どうぞ♪」クテ-
P「…い、いや冗談だから」
肇「♪」ニコリ
P「…そのまんまでいるつもりなら置いてって1人でご飯食べに行くぞ?」
肇「それは困ります。すぐに着替えます」キリッ
P「よろしい」
(しばらくして・料理屋)
肇「♪」チュルル...モグモグ
P「どう?」
肇「美味しいです。あ、エンガワ炙りをお願いします♪」
店員「アイヨ-!」
肇「~♪」モグモグ
P「いいところだろ。ここ」
肇「ええ。うどんのコシもさることながら、お寿司も絶品です…♪」
P「ここの店長さん。実家がうどん屋さんだったんだ。子供の頃からうどんを打ってるプロだよ」
肇「どおりで美味しいはずです。しかし、どうしてお寿司を?」
P「『1つだけを極めることがお客さんを満足させることじゃない。それは自己満足だ』」
P「って店長さんは考えたんだと。それで色々なジャンルの料理を勉強して、いまの形に落ち着いたんだ。うどんだけを極めるんじゃなくて、『うどん』と『何か』を組み合わせて出す。それでお客さんを満足させたかったんだって」
肇「ふふふ。素敵な考え方ですね」
P「だよな」
肇「プロスポーツ選手の人も『昔は別のスポーツをやっていた』というような話をよくしますよね。『水泳で身につけた筋肉が野球で役に立った』みたいな」
P「言われてみれば。あれも同じなのか」
肇「ええ。多芸は一芸に繋がるのだと思います。すべての経験は自分の肥やしになるんです」
P「…」
P「肇は陶芸のためにアイドルをやってるのか?」
肇「プロデューサーさん。それは違いますよ」
肇「楽しいから私はアイドルをしているんです。決して、陶芸の上達のためにアイドル活動をしているわけではありません」
肇「…もしかして疑ってたんですか?」ジト-
P「ちょっと」
肇「…では、今後一切そのような心配はしないでくださいね。許してあげるのは今回だけです」
P「悪かったよ」
肇「いいえ…」
肇「すみません! 今日のオススメを!」モグモグ
店員「アイヨ-!」
P「…ずいぶん食べるね」
肇「美味しいのでつい♪」
P「ほっぺにご飯粒ついてるんだけど」
肇「取ってください。私はうどんをいただくのに忙しいので」
P「それくらい一瞬で取れるだろ。まったく」ヒョイ
肇「ふふふ、ありがとうございます♪」
(しばらくして)
肇「…お腹いっぱいです。ご馳走さまでした」クテ-
P「ほら。帰るぞ」
肇「…動けません」クテ-
P「えぇ…」
肇「プロデューサーさん」
P「なに?」
肇「おんぶしてください」クテ-
P「...今日だけだぞ」
肇「はい♪」
ヒョイ...テクテクテク
P「寮の近くまでな。そこで降ろすぞ」
肇「はい」
肇「…こうしておぶさられていると昔のことを思い出します。おじいちゃんにはよくおんぶをせがんでました」
P「そうなんだ」
肇「ええ。中学生の頃におんぶをせがんだら『もう無理だ』と断られましたけど」
P「そりゃそうだろ。おじいちゃん腰痛めちゃうよ」
肇「…私。そんなに重くありませんよ?」
P「まあ確かに重くはないんだけど…」
ムニュムニュ...
P「…すいかが背中に当たる」
肇「?」
P「何でもない」
テクテクテク...
肇「…」
P「…」
肇「…プロデューサーさん」
P「ん?」
肇「またこうして2人だけで話せる時間を…その、つくってもらえませんか?」
P「…」
P「もちろん。オフが一緒になったら遊びにでも行こうか」
肇「…ふふふ♪ はい♪」ギュッ
ケース4. 藤原肇
おまけ
P「この前、肇を撮った動画なんだけどさ」
肇「はい」
P「なんと動画サイトに投稿したら100万再生を突破した」
肇「…」
肇「私が1時間ほどろくろを回してるだけの動画でしたよね?」
P「癒されるって評判らしいんだ」
肇「…よくわかりません」
P「俺も」
終わり
おまけ
美穂「プロデューサーさん。お茶どうぞ♪」
P「ありがとう」
美穂「あ、そうだ。この前、卯月ちゃんと響子ちゃんと一緒に作ったマフィンがあるんです。食べませんか?」
P「いただきまーす」
美穂「はーい。どうぞ♪」
ムシャムシャ...
P「んま」
美穂「えへへ♪ 響子ちゃんに教わったんですよ♪」
P「そっか。甘さがちょうどいいよ」
美穂「ええ、たくさん食べてくださいね♪ お茶のお代わりはいかがですか?」
P「飲みたいな」
美穂「はい♪」
コポポポ...
P「(…恐ろしく平和だ)」ズズス
終わり
休憩します
ケース5. 大槻唯
(事務所)
唯「ちゃーっす…プロデューサーちゃーん…」クテ-
P「予想通りのグダグダっぷり。それでこその唯だ」
唯「何さー、ゆいだってオフでもビシーってする日もあんだよ?」クテ-
P「ビシーってしてる日は何してるの?」
唯「えーっと…飴ちゃんを何個積み重ねられるか試したり、カラオケでハスキーボイスで歌ってみたり…」
P「エンジョイしきってんじゃねーか」
唯「いひひ♪ プロデューサーちゃんは突っ込み反応が早いなー☆」クテ-
P「ったく。というか服がはだけてるぞ。ちゃんとお腹隠しなさいな」
唯「わざと見せてるんだもーん☆」
P「なおさら駄目です」
唯「ほらほら、唯のおへそ見ていいよ?」
P「ヘソを見てもなぁ」
唯「えー。セクシーじゃん」
P「微妙」
唯「むー」プク-
唯「…」
唯「♪」ピコ-ン
P「はいはい。毛布持ってきたから、寝るならかけて寝なさい」
唯「ねぇねぇ、プロデューサーちゃん。ちょい手伸ばしてー♪」
P「ん?」
唯「それー☆」グイ-
P「ちょ」
ドサッ
P「危ないな。急に引っ張るなよ…」
唯「プロデューサーちゃんも一緒にぐだぐだしようぜー☆」ギュ-
P「あかん。抱きつかれてる」
唯「んー、やっぱ寝るなら1人より2人だよね~♪」ギュム-
P「あの、唯さん。あまり抱きつかれると…」
唯「どしたん? もしかして…ヤラシーこと考えてんの☆」ムニムニ
P「」
唯「あー、プロデューサーちゃんは反応がわかりやすくて可愛いなあ~。うりうり☆」スリスリ
P「(これはやばい…!)」
(しばらくして)
唯「…♪」ギュ-
P「…」
唯「なーんか暇だなぁ…」ギュ-
P「抱きつくのをやめて遊びに行けば?」
唯「今日はぐだぐだする気分なんだよね~。この姿勢でできることがしたーい」ギュ-
P「スマホゲーはどうよ」
唯「おすすめある?」
P「どうぶつタワーファイト」
唯「何それ♪ プロデューサーちゃんのケータイ貸してやらせてよ☆」
P「えー…ま、いっか。ほい」
【どうぶつタワーファイト】チャララ-♪
唯「ルールは?」
P「動物を積み重ねてって先に崩した方の負け」
唯「オッケー、オッケー♪ 楽勝だね☆」
(しばらくして)
【負け】
唯「…5連敗」
P「どんまい」
唯「つーまーんなーいぃー!!」ポイ-
P「あ、こら。スマホ投げんな!」
唯「やーめた」ギュ-
P「げふっ。また抱きつかれてしまった」
唯「プロデューサーちゃんも抱き返してよー」ギュ-
P「人のスマホを放り投げるような子にはしない」
唯「あー、やだやだ。器がちっちゃいなー☆」ギュ-
P「知らんな」ギュ-
唯「けち♪」スリスリ
P「けちで結構。そろそろ休憩時間終わるから離れてもらえる?」
唯「…」
唯「じゃー、2択☆ どっちか選んでやってくれたら大人しく離してあげるよ」
P「えぇ…普通に離してくれよ」
唯「だーめ♪ ほら、選んでね!」
唯「選択肢1! 今から1時間ゆいのこと抱きしめる☆」
P「休憩時間が終わるよね。それ」
唯「選択肢2! 今からゆいのおへそを5分間触る☆」
唯「さー、選んでいいよ~☆」
P「実質2しか選択肢がないじゃん」
唯「じゃあ、レッツトライ♪」
P「選択肢3はないの?」
唯「あるよ。このままゆいとグダグダする、だけど☆」
P「…選ばないは無し?」
唯「選ばなきゃぜってー離さないかんねー☆」ギュ-
P「…2で」
唯「じゃ、どーぞ♪」
P「ヘソを触るってなぁ…」
唯「ほーら、さっさとしてよ☆」
P「はいはい」スッ
コショコショ...
唯「…」ピクッ
P「…」
P「…」サスサス
唯「ん…」モソモソ
P「…ストップ」
唯「どしたん?」
P「これはなんかマズイ気がする」
唯「駄目駄目♪ まだ1分も触ってないよ? 最初っからね☆」
P「えぇ…」
唯「♪」
P「…」
スッ...サスサス
唯「…ん」ピクッ
P「(これはあかん…!)」
P「(無心だ! 無心になりきるんだっ!!)」
(しばらくして)
P「…」サスサス
唯「…///」モジモジ
P「…」サスリ
唯「…あ」ピクッ
P「…」
唯「ごめ。続けて…///」
P「…」サスサス
唯「…♪」
【タイマー】ピピピピピ!!
唯「あー…5分って結構長いね。えへへ///」
P「」パタリ
唯「あれ? プロデューサーちゃん?」
P「」
唯「…ありゃ、気絶しちゃってんのかな?」
唯「…」
ギュ-
唯「えへへ…じゃあ、このままでも仕方ないよねー☆」スリスリ
P「」
唯「♪」
ケース5. 大槻唯 end
おまけ
まゆ「…」カキカキ
まゆ「(お休みの日にノートをまとめなきゃ…)」
まゆ「(プロデューサーさんのことを書いたメモ…たくさんあって大変♪)」
まゆ「…うふふ…うふふふ♪」
コソリ
P「(怖くて何をしているのか聞けない)」
終わり
おまけ
春菜「ふふふ。今日の私はひと味違いますよ」キラ-ン
P「オフ用に眼鏡変えた?」
春菜「な、なんとっ! そこに気付きますか!」
P「そこしか注目する場所がないもの」
終わり
おまけ
日菜子「むふふ…♪ むふっ…むふふ…♪」ポワ-ン
P「日菜子」
日菜子「街中で王子様に声をかけられて…むふふ…♪」
P「日菜子さんや。もう事務所閉めるから。帰るよ?」
日菜子「むふふ…♪ 暗闇の中でそんな…♪」ポワ-ン
P「置いてくよ?」
日菜子「冷たく突き放されてからの…むふふふふ~…♪」
P「…休みの日はずっとこんな感じなのか」ガシッ!! ズリズリ
日菜子「むふふ…♪」ポワ-ン
終わり
おまけ
時子「…ちっ。最近忙しくて本当に休む暇もなかったじゃない。反省してるのかしら? 豚」
P「す、すみません!!」
時子「ひざまずけ」
P「…はい!」
スッ...ドスッ!
P「へぶっ!」
時子「ククク…脚を置いてあげるわ。せいぜい私のマットとしての役割を果たしなさい」
P「かしこまりました!!」
グイッ...グイッ...
時子「アッハッハ…♪ ひどい踏み心地ね…私を休ませる気があるのかしら? 豚」
P「ブヒィィィィィ!!! すみませんっ!!!」
イヤァァァァァァッ!!
【1日中、足踏みマットとして扱われました】
終わり
以上です
お読みいただきありがとうございました
次のスカチケは唯をお迎えするんだ…!
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