【艦これ】 終 電 ち ゃ ん (11)
艦これ電ちゃんと司令官のssなのです。
電ちゃん以外はほとんど出ないのです。(出ないとは言っていないのです。)
大筋は既に決めているのです、が、割と行き当たりばったりで書いているので質問してくれれば答えるのです。
一応大筋に関わったり、そのうち回収するフラグについての突っ込みは全スルーするのです。
回収できない・しない設定や関係ない登場人物・艦娘についてだけ、かいつまんで答えるだけなのです。
以下設定
・各それぞれの鎮守府に数人の司令官や提督がいます。20人弱くらい。
・各それぞれの鎮守府内での同名艦娘は存在しません。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1513098699
電(司令官はだめな人なのです。)
電(毎日届く大本営の任務すらまともにこなさず遊んでばかりなのです。)
電(昔は鋭気に満ちた頼りになる人だったのに……。)
電(今となっては初期艦に任命された五人の中で…。)
電(婚約指輪を貰っていないの)うるうる。
電(電だけなのです……。)ぐす。
電(ここ、呉鎮守府には艦娘という存在の希少さや軍事的な価値も相まって本当にたくさんの司令官が着任を希望したのです。)
電(最初は電を含めて艦娘は五人しかいなくて、呉鎮守府に着任する司令官も五人とされて…倍率は千を優に超えたを聞くのです。)
電(電も艦娘としての第一歩で…それも周りには頼れる艦娘は誰もいなくて、不安で、訳が分からなかったのです。)
電(司令官はたくさんの司令官から選ばれたけれど、五人の司令官の中で成績は四番目だったのです。)
電(着任する秘書艦を選ぶのも四番目の予定だったのですけれど、訳あって大本営に直談判して、一番最初に電を選んでくれたのです…!)
司令官「お前…もしかして、噂の艦娘って奴?」
電「はわわわ…! び、びっくりしたのです…!」
電(初めて出会ったのは本当に偶然、迷子になった五月雨ちゃんを探しに行ったときにすれ違ったのです。)
電(若い軍人さん自体、見るのは初めてで、とっても怖かったのを覚えているのです。)
司令官「へー…ほんとに女の子なんだな…。もっとごついの想像してた。」
電「え、ええと……。その…。ちゃん、と…戦えるのです…。」
電(一度も出撃したことなくて、でも戦えなかったらどうされるかもわからなくて、精一杯吐いた初めての嘘なのです。)
電(その時の司令官は、なんだか悔しそうに外を見て。その日は、もう二度と目は合わなかったのです。)
司令官「そぉかー……。すげえな。お前、深海棲艦って見たことある…んだよな。あれだな……俺は戦えないわ。」
電「……。えっ…!?」
司令官「人でもない、機械でも、動物でもない。悪意の塊みたいな天敵だぞ。始めてみた時は、まじでびびった。あれは無理だろ。」
司令官「人間には力がないからな。こんな小さな体の、女の子にしか運命を託せないなんて……。俺達は、なんて小さい存在なんだ。」
電「そ…それは……。」
電「違うのです……。」
電「いっ…。電も、怖いのです……っ!!」ぐす。
電(その時、初めて、泣いたのです。)
電(それからのことはあんまり覚えていないけれど、次の日執務室にいくとあの司令官がいて…とっても安心したのを覚えているのです。)
電(たくさん失敗と成功を繰り返して…。司令官は絶対に誰も沈めないって言って。それが何度も裏目に出たこともあったのです。)
電(司令官の采配で一般の人がけがをしたり…死んでしまったことも、あったのです。)
電(その度に司令官も、電達も、凄く傷ついて。何度も何度も命を秤にかけて、心をすり減らして……。)
電(でも、どんなに辛い出撃の後も…誰も沈まず、ただいまって言うと…司令官がおかえりって、迎えてくれたのです。)
書き溜め無しの見切り発車なのでとりあえず出直してきます。近いうちに。
このSSまとめへのコメント
怖いのは初めのうちだけさ
ホッポチャンみたらこう願う。
膝に乗せてナデナデしたいと!