モバP「シンデレラすごろく...?」 (20)

ちひろ「プロデューサーさん!すごろくですよ!すごろく!」

モバP(以降P)「どうしたんですか?そんな1日1回転びそうなアイドルみたいに。」

ちひろ「うちのプロダクションのアイドルたちをモチーフにしたすごろくを作ったんですよ。」

P「また、なんで?」

ちひろ「一種のお正月キャンペーン的なやつです。」

ちひろ「うちのホームページで公開して、お正月にみなさんで遊んでもらえたらなあ...みたいな。」

P「なんか今回まともな理由ですね...。裏あったりします?」

ちひろ「ないですよ!私を何だと思ってるんですか!」

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ちひろ「...というわけで、これがそのすごろくです。」

P「結構大きいですね。」

ちひろ「アイドルをモチーフにしたマスが1人1個ずつ以上ありますからね。大ボリュームです。」

P「で、これで今からちひろさんと二人で遊べばいいんですか?コマはこの小さめのストラップでいいですか?サイコロは引き出しにあったやつを使いますね。さあ、準備はオッケーです。ちひろさんの先行でいいですよ。」

ちひろ「もう何も言わずともやってくれるんですね。まあ、その方がありがたいですけど。」

ちひろ「じゃあ、私からですね。えいっ。」コロコロ

サイコロ【4】

ちひろ「1、2、3、4...と。さて、何のマスでしょう。」

【島村卯月、頑張ります!2マスすすむ。】

ちひろ「1、2...と。さあ、早速6マス進んじゃいましたよ!」

P「次は俺の番ですね。えいっ。」コロコロ

サイコロ【6】

P「おっ、6!えっと、何のマスだ?」

【杏、頑張ったから休憩するねー。1回休み。】

P「うわあ!クソッ!早速かよ!」

ちひろ「ふふふ。」

ちひろ「まずは、1回目!えいっ!」コロコロ

サイコロ【2】

ちひろ「1、2...さあ、何のマスだろう?」

【ウサミンワープ!17マス進む】

P「ちょっと待って!まだ序盤なのに早くもチートっぽいマスが出てきた!」

ちひろ「でもマスの命令は絶対ですから♪ワープ!からのぉ...」コロコロ

サイコロ【3】

【腰を痛める。1回休み】

ちひろ「ええ!?」

P「ウサミンワープに相当力を使ったんでしょう...。その対価ですよ。」

P「ここで俺も2を出せば、ウサミンワープだ...えいっ!」コロコロ

サイコロ【2】

【ウサミンワープ!17マス進む】

P「きたー!!!ウサミンワープ!!!からの~」コロコロ

サイコロ【5】

【腰を痛める。一回休み】

P「何でこのマスまだあるんだよ!!」

ちひろ「あっ!よく見れば、ウサミンワープで到着したマスから先6つ、全部【腰を痛める。一回休み】のマスになってます!」

P「本当に対価を払う前提じゃねーか!!あと、ウサミンワープせずに、ちゃんと17マス分やった人が可哀想になるわ!」

ちひろ「とにかく!次は私ですね!」コロコロ

サイコロ【6】

【ねこのきもちになるですよ!次の自分のターンが終わるまで、語尾に「にゃん」をつける】

ちひろ「えっ!?何このマス!」

P「こらこらダメですよ!にゃんをつけなきゃ!」

ちひろ「な、何このマスにゃん!」

ちひろ「でも大丈夫にゃん。Pさんは一回休みだから次は私の番ですにゃん!とっとと終わらせるにゃん!」コロコロ

サイコロ【2】

【次の自分のターンが終わるまで、語尾に「にゃ」をつけるにゃ!】

ちひろ「前川にゃぁ!」

~それからしばらくして~

P「やっと1/4くらいまで行きましたね。結構長いなこれ。」コロコロ

サイコロ【3】

【まゆですよぉ】

P「え、何このマス。」

まゆ「うふふ。Pさん、まゆのマスにきてくれたんですね。」シュタッ

P「まゆ!?ホいつの間に!」

まゆ「100メートル先にいるPさんの声も聴き取るアイドル、まゆです。」

P「いつもこのノリに付き合ってくれてありがとうな。で、このマスはなんなんだ?」

まゆ「えっと、そのマスはですねぇ...」

まゆ「Pさんとまゆが結婚する...というマスです。」

P「いや!そんな人生ゲーム的な要素ないから!」

まゆ「いやですねぇ。ゲームじゃなくて、リアルにですよぉ。」

P「なんですごろくキッカケで結婚しなきゃいけないんだよ!ちゃんと愛を育んで、徐々に二人の距離を縮めていって、それで結婚だろうが!結婚のよりも先に、まずは付き合って、二人でいろんな思い出を作って、両親に挨拶して、それで結婚だろうが!だからまずは付き合ってくれ!話はそっからだ!こんなすごろくのマスの効果でまゆと結婚...ってあれ?まゆは?」

ちひろ「顔を真っ赤にして、逃げるように出ていっちゃいましたよ。」

P「まゆすき。」

ちひろ「次は私ですね。えいっ!」コロコロ

サイコロ【4】

【このマス、ロックだね!69マス進む】

ちひろ「やったあ!」

P「何そのインフレマス!ずるい!」

ちひろ「さあさあ、このままじゃ私勝っちゃいますよ~。」

P「クソッ!させるか!」コロコロ

サイコロ【1】

【Это замечательно! Идите вперед 70】

P「アーニャ!何でロシア語で書いてるんだ!でも多分70マス進むだろ!やーりぃ!」

ちひろ「このすごろく、インフレやばいですね。」

~またしばらくして~

P「うおりゃ。」コロコロ

サイコロ【6】

【犬の散歩をする】

P「ん?何だこのマス?」

凛「ふーん。アンタがマスに止まった人?」シュタッ

P「このマスは凛のなのか。てことは、俺がハナコの散歩をすればいいのか?」

凛「違う...」




凛「犬は私だワン。」

P「...は?」

凛「早く散歩行きたいワン。」

ちひろ「うわあ...。」

P「り、凛...どうした?いじめられてるのか?俺でよければ相談に...」

凛「ワンワン。」

ちひろ「Pさん、ダメです。もうここにいるのは凛ちゃんじゃなく、ワンちゃんです。」

P「よくわからないけど、何か、散歩しなきゃ終わらなそうだし...じゃあ、事務所内をちょっと散歩してきますね...」

凛「ワンワン!」

ワン「凛凛!」

ちひろ「逆です」

P「ふぅ。散歩してきました。」

ちひろ「お疲れ様です。」

P「凛大丈夫かな...?」

ちひろ「大丈夫じゃないのが通常通りなので大丈夫です。」

ちひろ「さあ、続きやりましょう。」コロコロ

サイコロ【2】

【犬の散歩をする】

ちひろ「あ。」

凛「ふーん。アンタがマスに止まった人?」シュタッ

凛「じゃあ、ハナコの散歩をお願いするね、ちひろさん。」

P「え?犬は凛じゃないのか?」

ちひろ「いや、いいんです!これで!さあ、ハナコちゃん、散歩行こうね!散歩!」

凛「...あ、ちひろさんとハナコが散歩行ってる間暇だろうから、暇つぶしに、プロデューサーに散歩されてもいいよ?」

ちひろ「お前欲望に正直だな!」

P「いや、ちひろさん、いいんです...。きっと凛には何が事情が...」

ちひろ「アンタもなんでこういうとこだけ鈍感なんだよ!どう見ても欲だらけだろ!」

ハナコ「グルルルルル...」

凛「ちひろさん、ハナコが怖がってるから...」

ちひろ「あっ...ごめん。」

凛「とりあえず散歩行こう?ね?」

・・・

ちひろ「まさか2時間もかかるとは...」

P「結構疲れましたね。」

ちひろ「凛ちゃんがめっちゃゆっくり歩くし、めっちゃ寄り道したせいですけどね。」

P「凛、変だったし、やっぱり何か悩みがあるのかなぁ...」

ちひろ「私は苦悩しかないですけどね。今。」

~それから~

【次のターンまで語尾に☆をつけろ☆】

ちひろ「なんで私ばっかりこんなマスに☆」

【闇に飲まれよ!】

P「何だこのマス!!どうすればいいんだ!誰か蘭子呼んできてくれ!」

【押忍!正拳突き、100回!】

ちひろ「ええ!?体力使う系!?」

有香「いや!私が正拳突きを100回やるマスです!押忍!!」

ちひろ「何そのマス!?」

【みりあもすごろくやるー!!!】

みりあ「遊びにきたよー!!」

【みりあもすごろくやーらない!!】

みりあ「バイバーイ!」

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