モバP「休憩室に行こう」 (34)

P「あー……」ガガゴガギ

ちひろ「ちょっ、何の音ですか」

P「軽いストレッチです。もう全身バッキバキなんですよ」

ちひろ「肉体から出る音じゃないでしょ……」

P「酸素カプセル置きません? なんかアレ凄いんでしょ?」

ちひろ「そんなフワッとした理由で設置してたまるもんですか。エステルームあるでしょ」

P「あれって俺使えるんですか?」

ちひろ「うーん……」

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P「とにかく、もうドリンクじゃ誤魔化しきかないほど身体が追い詰められてるんですって」

ちひろ「でもなあ……」

P「ウォーターベッドっていくらくらいしますかね」

ちひろ「うーん……」ムムム

ちひろ「……分かりました」

P「おっ、何です?」

ちひろ「似たようなものに心当たりがあるので、それを設置してみましょう」

P「おおー」

数日後


P「ちひろさんが言ってたのはこの部屋か」

P「『ヒーリングルーム』、ねえ」

P「しかし、あのちひろさんだからなあ……。ちゃんとした設備なんて置くわけないと思うが……」


ガチャリ


P「お邪魔しまーす……」ソロー・・・

藍子「あれ、Pさん?」

ゆかり「あら」

肇「何か御用ですか?」


P「……へ?」

P「なんでお前らがここに?」

藍子「さあ……?」

ゆかり「正直私達もよく分かっていなくて……」

肇「ちひろさんが『とにかくここにいてね』と」

P「……どういうことだ?」

ゆかり「説明もなくこの部屋に連れてこられたので……」

藍子「うーん……とりあえずお茶にします?」

ゆかり「いいですね。ちひろさんも自由にしていていいと仰っていましたし」

肇「なら丁度、試作の湯呑みがあるのですが……」

藍子「あ、緑茶もいいですね!」


ユルフワ・・・


P「……まあ、いいか」

――――――


P「あれ、もうこんな時間か」

藍子「お仕事ですか?」

P「いや、今日はそれなりに時間を空けてはいたんだが……。うーむ……」

P「お前らも今日はオフだよな?」

ゆかり「はい。特に予定は入っていませんでしたが」

肇「おかげさまで、充実した休日になりました」

P「そうか。そりゃよかった」

P「じゃあ、俺も今日の分の仕事片付けにいくよ。またな」

藍子「はい、頑張ってくださいね」

肇「この湯呑み、よかったらどうぞ」

P「おう。ありがと」

ゆかり「それではまた」

P「おーう」


ガチャリ


P「…………ん?」


P「肩こりがなくなってるな……」

また別の日


瑞樹「っはぁー……」

P「ため息はあまりよくないですよ」

瑞樹「いいじゃない裏側でくらい……。アイドルミズキにだってオフはあるのよ……」

P「またえらく疲れてますね」

瑞樹「やっぱり無理しちゃダメね。時間には勝てないわ……」

P「ふーん……」

P「なら、オススメしたいものがあるんですが」

瑞樹「……はい?」

――――――――


瑞樹「ヒーリングルーム、ねえ……。こんな部屋があるなんて知らなかったわ」

瑞樹「あのPくんが良いっていうならよっぽどね!」

瑞樹「さて、どんな凄いものがあるのかしら~♪」ルンルン


ガチャ


肇「あれ、瑞樹さん?」

雪乃「まあ、ようこそいらっしゃいました」

夕美「遊びに来てくれたんですかっ?」


瑞樹「え……?」


――――――


早苗「瑞樹ちゃん、今日やけにイキイキしてるわね」

瑞樹「あらそう? 若い娘の力をたっぷりもらったからかしら~♪」ルンルン

瑞樹「ほら見てこのツヤ! ホントに凄いのよ!」

早苗「……って、え? うわ! 小皺とか全部無くなってる!!」

瑞樹「元から無かったですぅーっ」

早苗「いや冗談抜きに! 何なのこれ……」

瑞樹「うふ、知りたい? 知りたい~?」

早苗「……腹立ったけど、これは本気で気になるわね……」

瑞樹「実はね……」


ゴニョゴニョ・・・

エ、ウソ!ナニソレ!?


――――――――

――――

ちひろ「っはぁー! 疲れた!!」

P「お疲れ様です」

ちひろ「Pさんまったく疲れてませんね。……まさかサボってんじゃあ?」

P「適度な休憩と、例の部屋のおかげですよ」

ちひろ「はあ、またその話ですか……。最近噂をよく聞きますよ」

P「あの部屋凄いですよ。酸素カプセルなんかよりずっといいんじゃないかな」

ちひろ「正直ふざけて作ったんですけどね……」

P「休憩したいなら実際に行ってみたらどうです? 疲れなんて全部すっ飛びますよ」

ちひろ「はあ……」


『ヒーリングルーム』


ちひろ「そうは言ってもねえ……」

ちひろ「お邪魔しまーす……」


ガチャ


肇「あら」

夕美「わあ! ちひろさん?」

響子「いらっしゃいませ! ちょうどお料理が出来たんですよ♪」

ちひろ「ちょっとお世話になりにね」

肇「私も久しぶりのオフだったので来ちゃったんです。この部屋落ち着きますよね」

響子「今日はお菓子作りに挑戦してみました。マドレーヌですよ!」


4時間後


P「あ、ちひろさん。どうでした?」

ちひろ「…………」

P「ちひろさん?」






ちひろ「藤原肇、相葉夕美、五十嵐響子のCDを企画しようと思います」

P「ちひろさん!?」


おしまい

この際曲とかいいんで催眠CDを出してほしいです

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