ヴィーネ「きららファンタジア?」
ガヴリール「そうそう、今日から配信のスマホゲーなんだけどさ、ヴィーネも一緒にやろうぜ」
ヴィーネ「うーん、でも私あんまりゲームとか得意じゃないし……」
ガヴリール「大丈夫大丈夫、最近のスマホゲーは簡単操作でゲームが苦手な初心者でもポチポチ~って遊べるから」
ガヴリール「それに私も一緒にやるし、ね?いいでしょ」
ヴィーネ「ガヴがそこまで言うなら、とりあえずインストールして見ようかしら」
ガヴリール「やった!流石ヴィーネさん話がわかる」
ヴィーネ「で、でもゲームをインストールするだけで、続けられるかはわからないわよ?」
ガヴリール「うん、ヴィーネの肌に合わなかったらすぐにやめてくれていいよ」
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ヴィーネ「それでアプリをインストールしたけど…」
ヴィーネ「まずはゲームを始めたらいいのよね?」
ガヴリール「だな」
ゲーム内ダウンロード中
ヴィーネ「まだゲームはちゃんと始まってないけど、ちらちら見えるキャラクター達がみんな可愛いわね」
ガヴリール「そうなんだよ!!そこがこのゲームの売りなんだよ!!!」熱弁
ヴィーネ「どうしたのよガヴ!?いきなりそんな大きな声を出して」
ガヴリール「ヴィーネいい事を言ってくれたな」
ガヴリール「実はこのゲーム『きららファンタジア』はあの有名漫画雑誌『まんがタイムきらら』の人気キャラクターとそのきらら作家さん達書き下ろしのオリジナルキャラクター達がRPG世界を舞台に冒険をするという
シナリオとイラストの面白さが約束された…これぞ究極の神?否!!天使ゲーなんだよ!!」
ヴィーネ「『まんがタイムきらら』?聞いた事のないタイトルね」
ガヴリール「まああんまり漫画やアニメ文化に詳しくないヴィーネは知らないかもだけど
漫画やアニメを知っている人はほぼ全員、きらら作品の一つや二つは余裕で見ているくらいメジャーな雑誌なんだよ」
ヴィーネ「へーそうなんだ。私漫画は『少年サンデー』と『コミック電撃だいおうじ』くらいしか知らないから全然凄さがわからなかったわ」
ガヴリール「まあ普通の女子高生はそんなもんだよな」
ヴィーネ「わぁ綺麗…この幻想的な世界《エトワリア》がゲームの舞台なのね。素敵」
ガヴリール「《エトワリア》の真ん中には言の葉の樹ってのが立ってて、その上に浮かぶ神殿に住む女神《ソラ》が聖なる力で人々を治め平和な生活を送っているって設定だな」
ヴィーネ「あれ?女神様の右腕だったはずの神官さんが裏切って女神様を封印したって言っているわよ」チラ
ガヴリール「いやなんでこっち見てそんな事言うんだよ。神の腕でも別に姉さんは関係ないからな」
ヴィーネ「ゲームの世界では女神様の右腕が女神様を裏切って、現実では優秀な神様の腕の妹が下界で駄天……」
ヴィーネ「実は神様の腕関係者、ロクな人居ない説」
ガヴリール「そ、そんな事はない!!……はずだ…恐らく」
ヴィーネ「それで女神様が封印され危機に迫った世界を救う方法を探す為に可愛い女の子《ランプ》と空飛ぶモフモフの《マッチ》は旅をしていたのね」
ガヴリール「そして旅の末、辺境の村で出会ったこの主人公《きらら》が『まんがタイムきらら』のキャラクター達を召喚する伝説の魔法《コール》の使い手って訳か」
ガヴリール「ほう この三人が協力して女神《ソラ》を裏切った神官《アルーシブ》から世界を救うってのがこの話の大筋だな」
ガヴリール「王道だが、しかしそれがいい
このこれから始まる大いなる冒険への高まる期待感とワクワク感、これだからRPGゲーはやめられないよ」ワクワク
ヴィーネ「珍しくガヴのテンションが凄く高い……まあ私も少しくらいはワクワクしてる訳だけど」ワクワク
ガヴリール「で、これからがお楽しみの初回ガチャタイムの時間だ
ここでの引きが今後のゲームのプレイ方針に影響したりするから結構重要だぞ」
ヴィーネ「ガチャは知ってるわよ。ガヴがよく怖い目しながら沢山のお金を払って絶叫してるアレでしょ?」
ガヴリール「うん、怖い目とか絶叫とか沢山のお金とかは私的にちょっと違うと思うが、概ねそれだな」
ヴィーネ「大丈夫なの?普段のガヴを見る限りガチャは基本当たらないものってイメージがあるけど」
ガヴリール「ふっふふ、そこは安心してくれヴィーネさん」
ガヴリール「今回はなんと流石天下の『まんがタイムきらら』さんと言った所か、
なんと初回10連ガチャは好きなだけ引き直しが可能なのです!!いぇーい よっ!『まんがタイムきらら』さん太っ腹」
ヴィーネ「それなら安心ね」
ガヴリール「うむうむ」コクリ
スマホ『デース!!!』
ヴィーネ「あ、なんか星5の女の子が出てきたわよ」
ガヴリール「うわ、最初から星5が出るとかヴィーネはやっぱり徳が高いなー
悪魔の癖にいい事ばっかしてるからなのか?」
ヴィーネ「あんたは天使なんだから、もっと天使的活動をしない」
ガヴリール「へいへい」ガチャ引き直しながら
『千矢だよ!』
ガヴリール「お、やっとお目当てのキャラが手に入った」
ガヴリール「なんかこの子の出る作品には親近感があるんだよな~、今年序盤の、けのものとか幼女とか亜人とかでカオスで壮絶な時代を共に生き抜いた同期感と言うかなんというか的な?」
ヴィーネ「はぁ、可愛い」うっとり
ガヴリール「なにしてるの?ヴィーネ」
ヴィーネ「今は里のルームで手に入れたキャラクター達を眺めてるんだけど見てみてガヴこれ凄いの!!」
ガヴリール「おぉ、今度はヴィーネがなんかテンション上がってる」
ヴィーネ「このルームに入居したキャラクター達はね、現実の時間に沿った行動するみたいなのよ」
ヴィーネ「例えば里の商店街に買い物に行ってる子とかこうしてルームでじーっとしてる子とかが居てキャラクターによって個性が出てるの」
ヴィーネ「ルームの中でもたまにキャラクター達が話しかけてくれたり、本当にゲームの中で生活してるみたいで楽しいわ
早くこの子達の為に家具やインテリアを充実させてあげなきゃ」
ガヴリール「おー、本当だ。クオリティ高けぇなこれ」
ヴィーネ「ルーム以外にも里には空き地があって、そこに施設を建てたりして自分だけの里作りが出来るんだって」
ガヴリール「確かにヴィーネが好きそうな要素だな」
ガヴリール「こういう要素が『まんがタイムきらら』作品ならではの癒される日常感みたいな長所を最大限活かしてるな」
ガヴリール「他のゲームには似た要素はありがちだけど、やっぱり相性の良さがこれは抜群って訳だ」
ガヴリール「おっとこれは……」
ガヴリール「施設によってクラス(職業)の強化や生産施設なんかが作れたりする訳か」
ガヴリール「これもよくあるゲームシステムな訳だけど」
ガヴリール「複数の原作ありきのこのゲームでは、自分の好きな作品に由来する建物を建設するか、パラメーター優先で建設するのかがとても悩ましい」う~ん
ヴィーネ「悩んでる割には楽しそうだけどね」
ガヴリール「なんだかんだで、こういう事に悩んでる時間がゲームでは一番楽しかったりするしな」
ガヴリール「で、次はバトルだ!!序盤でもなんとなく操作方法なんかの説明はあったけど、このゲームの物語を進めるには重要な要素だからもう一度おさらいだ」
ヴィーネ「了解よ」
ガヴリール「わからない事があったら遠慮なく聞いてくれ」
ヴィーネ「ふふふ、普段は私がガヴに勉強とかを教えてあげてるのに、ちょっと変な気分ね」
ガヴリール「まあゲームの時にくらいはヴィーネにとっても頼りな存在じゃないとね」
ヴィーネ「///」
ガヴリール「このゲームのバトルはコマンド選択式のタイムラインバトルだ」
ヴィーネ「タイムラインバトル?」
ガヴリール「その通り」
ガヴリール「ほら画面の真ん中の辺りにラインが引いてあって、そこに味方のキャラクター三人と敵キャラ三体のアイコンが並んでるだろ?」
ヴィーネ「うん、確かにあるわ」
ガヴリール「それがタイムラインだ」
ガヴリール「で、キャラクターの行動順がそのタイムラインの右端のキャラクターからになってて、一度行動すると後方のラインに下がって回っていくんだよ」
ヴィーネ「なるほど、だからタイムラインバトルなのね」
ガヴリール「タイムライン上のどこまで後ろに下がるかは選んだコマンドによって決まるから
ただ強いコマンドを選択してもその分タイムラインの後ろに下がって、自分の番がなかなか来なくなって困るからコマンドを選ぶ時には慎重にな」
ヴィーネ「はーい」
ガヴリール「後はキャラクターの属性や僧侶のクラスによる回復のタイミングなんかがゲーム進行のカギになってくるかな」
ヴィーネ「コマンドもわかりやすいイラストのアイコンで大きく表示されてるから直感的にプレイしやすいわ」
ガヴリール「そしてバトルの目玉、花形はやっぱり『とっておきシステム』」
ヴィーネ「『とっておきシステム』?」
ガヴリール「ああ、このシステムはその名の通りバトルで貯めたとっておきゲージを消費する事で発動出来るとっておきの強力な技が使えるシステムって事だ」
ガヴリール「要するに必殺技だな」
ガヴリール「試しに使うから見てて」
『とっておき』発動!!!
ヴィーネ「バトルの時もよくキャラクターが動いていたけど、とっておき凄いわ!!
まるでアニメみたいに滑らかに沢山動き回っているわよ」
ガヴリール「とっておきは勿論効果も凄いんだけど、このバトル関係あるのか?って演出と画面狭しとキャラクターが端から端まで動き回る感じがきららファンタジアのとっておき(必殺技)の特徴かな」
ヴィーネ「私はこの演出可愛いから結構好きよ」
ガヴリール「だな。私も好き」
ヴィーネ「このゲームなら私でも楽しく遊べそうね。ありがとうガヴ」
ガヴリール「いやいや、ヴィーネに喜んで貰えて私も嬉しいよ」
ガヴリール「後は事前登録特典で全プレイヤーに配布されるアイテムで
・ガチャ20回分の星彩石
・ガチャチケット5枚
・星4召喚確定アイテム1枚
・星4涼風青葉(シロクマver.)
・10万コイン
・強化アイテム30個
・体力回復アイテム7個
・キャラクター成長アイテム10個
が貰えるからちゃんと受け取ってこのアイテムを上手く使ってゲーム進めていくんだぞ」
ヴィーネ「すごい…でもこんなに沢山貰えて嬉しいんだけど会社は大丈夫なの?」
ガヴリール「もうそこは『まんがタイムきらら』さんの懐の深さに感服な訳ですよ。
後はシンプルにあの会社はアニメとかアニメとか映画とかでお金ガッポリだからきっとはしたお金なんだよ」
ヴィーネ「はしたお金って…『電撃だいおうじ』は色々お金のやり繰りをして読者の皆様に喜んで貰えるように時々雑誌におまけを付けたりして頑張ってるのに
そんな軽々しく沢山のアイテムを大盤振る舞い出来るだなんてやっぱり『まんがタイムきらら』凄い会社なのね」
ガヴリール「だな。掲載されている漫画の面白さでは負けているつもりはないんだけど
やっぱり世間的な人気作品が沢山掲載されている『まんがタイムきらら』雑誌の数々には中々頭が上がらないよね」
ヴィーネ「私『まんがタイムきらら』の感謝の気持ちがこもったこの沢山のアイテムを無駄にしないように大切に使わせて貰うわ」
ガヴリール「うんうん、そうだぞ大切に使うんだぞヴィーネ」
ガヴリール「………………」
ガヴリール「うわっ!!20連とガチャチケットが全部爆死した!!!ちくしょう今引くんじゃなかった」がっくり
ヴィーネ「ちょっとガヴ!?今大切に使うって言った所なのに!!!」
END
と言う訳でガヴリールとヴィーネがゲーム紹介をするだけのSSでした。
きららファンタジア早く遊びたい!!!
このSSに雰囲気が似ててオリジナルのゲームを遊んでいる過去作ガヴリールドロップゲーマーズ等もあるので是非、暇な人は過去なども読んで下さい
前作
ガヴリールドロップゲーマーズ
ガヴリールドロップゲーマーズ ACT.2
別シリーズ
ガヴリールドロップストーリー
ガヴリールドロップストーリーVol.2
ガヴリールドロップストーリーPLUS
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