モバP「あ"ー、ダメだ。何も思い浮かばねえ!」
ちひろ「一度休んだらどうですか?」
モバP「もう今現在が休んでるみたいなもんですよ。休むに似たりというか」
ちひろ「机から離れて気分転換でもしたらいいじゃないですか」
モバP「いやぁ、今机から離れると.....」
七海「.....」
美由紀「.....」
モバP「後ろの暇そうな座敷わらしの相手で仕事どころじゃなくなりそうなんですよね....」
七海「気づいてたんれすね」
美由紀「プロデューサーさん、息抜きは大事だと思うの!」
モバP「悪いなぁ、お兄さん仕事中なんだよ。締め切り迫ってんだよ.....」
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七海「れももう1時間もパソコンとにらめっこしてるれすよ?」
美由紀「何も浮かばないと思うなー」
モバP「言っとくけどお前らの仕事にも関わってくる部分だからな....とは言え確かに限界を感じる」ガタッ
七海「わーい!おでかけれすかー?」
美由紀「みゆきね!デパート行きたい!」
モバP「タバコだ、タバコ」
七海「えー?七海はタバコ臭いのは嫌いれすよ」
美由紀「え?みゆきはタバコの匂い好きだよ?」
モバP「絶対吸うなよ」
美由紀「はーい」
七海「タバコの臭いのどこがいいのれす?」
美由紀「んー、えっとねー.....なんか安心するの!お父さんの匂い!」
モバP「美由紀の実家の工場、喫煙者多かったからな。慣れもあるだろ....あ、タバコ切らしてる.....」
七海「おでかけれすか?!」
モバP「不本意ながらな....すいませんちひろさん」
ちひろ「はい。気分転換に散歩でも行ってきてください。二人も連れて」
美由紀「わーい!」
モバP「ったく、行くぞ。転ぶなよ」
モバP「クッソ寒い」
七海「弱いれすねぇ。このくらいへっちゃられすよ?」
美由紀「東京は雪が降らないもんね」
モバP「北国生まれはいいよな。こちとら雪とはほぼ無縁な地域で育ってんだよ」
七海「手を繋ぐとあったかいれすよ?」
モバP「お前が今やってるのは世間では腕を組むっていうんだ。あと胸当たってるからな」
七海「あててるれすよ?」
美由紀「みゆきも!くっつくとあったかいよ」
モバP「お前らアイドルだからな。街中でくっつくなよ。俺が週刊誌デビューしちまうわ」
七海「『スクープ!アイドルAとYを侍らす敏腕プロデューサー!白昼の堂々のラブラブデート!!』とかれすか?」
美由紀「わー、業界人みたいだね」
モバP「業界人だよ。お前らのファンに刺されないように気をつけないとだな....」
七海「ファンはきっと応援してくれるのれす」
モバP「....そういう聖人君子みたいなのばっかだといいんだけどな」
コンビニ店員「ありがとうございましたー」
美由紀「いっただっきまーす」
七海「うーん!おいしいのれす!」
モバP「( ´Д`)y━・~~」
七海「冬でコンビニといえば肉まんとコーヒーれす」
美由紀「みゆきはコンポタ派!」
七海「おぉ、通れすねぇ」
美由紀「えへへ」
七海「それにしてもデート中に女の子を放ってすぐにタバコだなんてプロデューサーはいけない子れす」
美由紀「ねー」
七海「タバコなんて健康に悪いだけで臭いし、それに海を汚すのになにがいいんれすかね?」
美由紀「あー、工場の人もポイ捨てしてたかも」
七海「釣りの最中に見かけたら蹴落としてやるれすよ!」ふんす
美由紀「今の季節だと風邪ひいちゃうね」
七海「だいたい、タバコを吸うのがかっこいいと思ってるんれすかね?時代遅れれす」
美由紀「かっこいいの?」
七海「かっこわるいれすよ」
美由紀「ふーん、お父さんにもやめてって言わなきゃかなぁ」
七海「『お父さんタバコ臭いから嫌い!』と言えば一発なのれす」
美由紀「ふーん。今度言ってみるね」
モバP「ふぅ、落ち着いた」
七海「くっさいれす」
モバP「ハハハ、七海避けじゃ。俺のコートに包まれたいか」
七海「キャー、襲われるー」
美由紀「みゆきもー!」
モバP「うぉっ、バカ、本当に入ってくんな歩きづらい!」
七海「あー!ずるいれすよ!」
モバP「ずるくねえよ。張り合うな」
七海「ぶー」
モバP「とはいえ、離れると離れるで寒いな。コートの前を開けただけでかなり冷える」
美由紀「あ!見て!クリスマスツリー!」
モバP「だな。もうすぐクリスマスだ。夜なら電飾が光って綺麗なんだろうな」
七海「七海と二人で見に行くれす」
モバP「夜に二人きりは本当に週刊誌が怖いからNGだ」
七海「夜の海で二人っきり、ライトアップされた夜景を見ながら愛を語るのー」キャー
モバP「イカとか釣れそうだな」
七海「漁火じゃないのれす!....漁火も綺麗れすけど」
美由紀「イカのシーズンは夏だよ」
モバP「....ん?漁火か....背景に.....夜の海......夏じゃ時間が不味いな.....だとしたら今の時期か.....シチュエーションは........」
七海「あ、仕事モードに入ったのれす」
美由紀「邪魔しちゃダメだね」
七海「ぶー、もっと構って欲しいのー」
モバP「戻りましたーっ!」
ちひろ「おかえりなさい。早かったですね。もうちょっとゆっくりでも....」
モバP「七海のおかげです。申し訳ないですけど、今がオフシーズンで手の空いてる漁船がチャーターできないか調べてもらえませんか?10~20欲しいです」
ちひろ「え?は、はい!」
美由紀「この時期も忙しいと思うけどなー」
七海「ちょっと残念れすけど、仕事してる時のプロデューサーさんはかっこいいのれす」
美由紀「そうだねー」
モバP「俺はいつでもかっこいいだろ?お前らのプロデューサーだからな!」
七海「普段のプロデューサーはだいぶ残念れす」
美由紀「うん、かっこよくはないなー」
モバP「褒めろよ!くそっ、普段からかっこいいって思わせてやる!」
幸子「なるほど、それで珍しく仕事モードなんですね」
七海「七海のために一生懸命なのー」
芳乃「それはー、良きことですねー」
モバP「珍しくは余計だ....っと、企画書完成!いやぁ、仕事がスイスイ進むってのは気持ちいいなぁ」
由愛「お疲れ様...です」
モバP「おう、お疲れ様。由愛もよくやってたって聞いてるぞ」
美由紀「みゆきも頑張るからねっ!」
モバP「おう、もうすぐクリスマスだからな。忙しくなるぞ!」
七海「れも、クリスマスにお仕事はちょっぴり寂しいれす」
モバP「まぁ、そこはこの仕事の悲しいところだな。繁忙期だし、考えなくても年明けまでは行事が目白押しだ」
幸子「フフーン、カワイイボクに任せてください。どんなお仕事でもこなしてあっという間にトップアイドルになってみせますから」
モバP「ん?今どんな仕事でもって言ったよな」
幸子「ちょ、ちょっと!ボクにふさわしいカワイイ仕事でお願いしますよ!」
モバP「分かってるよ。そうだな、芳乃様と一緒に滝をめぐるロケとかどうだ」
幸子「それ絶対滝にうたれるやつですよね?!」
芳乃「良き考えでしてー」
幸子「よくありませんよ!!」
モバP「ハハハ....お、雪か」
由愛「今年は一段と寒いです...だけど、きれい」
幸子「積もりますかね?」
モバP「かまくらが作れるくらい積もるといいな」
美由紀「雪かき大変だよ?」
七海「でもどうせなら湖が凍るくらい寒くなればいいなー。わかさぎ釣りするのー」
モバP「いや、東京じゃ無理だろ」
モバP「....でもいいな、行くか、わかさぎ釣り」
七海「ホントれすか?!」
モバP「おう、ひと段落ついたらみんなで、な?」
七海「やったー!」
モバP「んじゃ、年末年始も頑張るぞ!」
「「「「「おーっ!」」」」」
~数週間後~
モバP「......」カタカタ
ちひろ「.....」
モバP「スタドリ.....」
ちひろ「何本目ですか?」
モバP「6本目です......」
ちひろ「はい、どうぞ」
モバP「.....」ごくごく
モバP「....ちなみにコレ経費で?」
ちひろ「落ちません。3回目ですよ」
モバP「う"ー」
モバP「だーっ!ダメだ!」
モバP「企画が思いつかない!」
芳乃「難儀ですねー」
七海「いつものことなのれす」
END
短いですが終わりです。HTML出してきます。
ない頭振り絞ってネタだしするも何も浮かばないことが多々ありますので、とりあえずPを街に出してひどい目に合わせようと思ったら普通に回避されました。あと書いてて思ったけど七海と美由紀北国出身で海産物の繋がりあるから相性いいな。もっと公式で推して行くべき(確信)
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