藍子「生存本能ヴァルキュリア」 (102)

藍子ちゃんのお話です
ドラクエのようなファンタジーな世界観です
(ロボではない)
そのため藍子ちゃんのPa成分強めです


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1512140887



藍子「よいしょ、よいしょ、っと……」

藍子「ふぅ、これで今日の分は終わりっと」




藍子「ただいまー!」

藍子母「おかえり、藍子」

藍子母「ごめんね、私たちの分まで畑作業してもらって……」

藍子「ううん、大丈夫だよ。それよりお父さんは大丈夫?」

藍子母「ええ、バッチリよ。朝は熱が高くて心配だったけど今はぐっすり寝てるわ」

藍子「大丈夫そうでよかった……」

藍子母「疲れたでしょう?ご飯出来てるから食べなさい」

藍子「うん!ありがとうお母さん」

次の日

藍子「おはようー」

藍子母「おはよう藍子。今日もで申し訳ないんだけど畑には一人で行ってもらえないかしら」

藍子母「お父さんの熱がぶり返しちゃってね……看病しないといけないのよ」

藍子「ううん、大丈夫だよ」

藍子「それじゃ、行ってくるね」

藍子母「いってらっしゃい。最近魔物がよくでるみたいだからしっかり気をつけてね」

藍子「うん、それに何かあってもお父さんとお母さんに鍛えてもらってるから大丈夫!」

藍子母「本当に気をつけてね……」

藍子「うん、それじゃいってきます!」

藍子「~♪~♪」テクテク

男「ちょっといいかい?」

藍子「どうしました?」

男「この村にいる◯◯って人を知っているかい?」

藍子「それなら私の父ですけど……」

男「本当かい?君があの人の娘か……」

藍子「あのどなたですか?」

男「おっとすまない。俺はP、東の王国で騎士をしている」

藍子「騎士さんですか……ということは父の昔の友達ですか?」

P「友達というより師匠かな?昔は厳しく指導されたよ。もしよかったら案内してくれないかい?」

藍子「もちろんです!こっちですよ」

藍子「ただいまー」

藍子母「おかえり、早かったわね」

藍子「お父さんにお客さんだって」

P「こんにちは。東の王国で騎士をしています。藍子父さんに用があって来ました」

藍子母「あらそうなんですか。主人の熱もちょうど下がって来たところです。こちらへどうぞ」

P「おじゃまします」

藍子(なんの話だろう……)

藍子(長いな~何話してるんだろう……)

村民「魔物だー!魔物が出たぞー!」

藍子「魔物!」

藍子父「いくぞ!P!」

P「はい!」

藍子母「私もいくわ!」

藍子「私もいく!」

藍子母「ダメよ!藍子は早く避難しなさい!」

藍子「私だってお父さんとお母さんと訓練したんだもん!戦えるよ!」

藍子母「……危なくなったらすぐ逃げるのよ」

藍子「うん!」

藍子父「状況は!?」

村兵「南から多数の魔物がこの村にやってきています!今までとは比べものにならないほどの数でどれだけもつか……といったところです!」

藍子父「わかった!村の皆が避難できるまでは時間を稼ぐ!」

藍子父「いくぞ!」

藍子P母「はい!」

藍子父「うおおおお!」ザシュザシュ!

P「フッ!」ズバッ!

藍子「二人ともすごい……魔物達を圧倒してる……」

藍子母「藍子!後ろ!」

魔物「ガルルルル!」バッ!

藍子「きゃ!」

藍子母「大丈夫!?」

藍子「うん!」

藍子(なんとか避けれた……)

藍子(犬型の魔物は確か飛び掛ってくるから……)

魔物「ワゥ!」バッ

藍子(避けてから……)スッ

藍子(攻撃!)ザシュ!

藍子「やった!」

藍子母「その調子よ!」

藍子(私でも戦える……戦えるんだ……!)

数十分後

魔物「……」ズンッズンッ

藍子父「あれはまさか……トロルか!?」

P「トロル!?なんでそんな魔物がここに!?」

藍子母「このままじゃ全滅しちゃう……」

藍子父「そろそろ避難も終わったころか……」

藍子父「俺と母さんが時間を稼ぐ!Pは藍子を連れて逃げてくれ!」

P「俺も戦います!皆で戦えばきっと勝てるはずです!」

藍子父「ダメだ!藍子を危険な目に合わせるわけにはいかない!藍子を連れて逃げろ!」

P「くっ……わかりました!師匠達も必ず帰ってきてくださいね!」

藍子父「ああ」

藍子母「藍子、これから先何があっても強く生きるのよ」

藍子「そんな……最後の別れみたいなこと……」

藍子母「大丈夫。藍子達が逃げる時間を稼いだらちゃんと逃げるわ」

藍子母「Pさん!藍子のことよろしくお願いします!」

P「もちろんです!いこう!」

藍子「私、待ってるから!絶対帰ってきてね!」

藍子父「ああ」

藍子母「ええ」

タタタタタッ

藍子父「行ったか……」

藍子父「藍子が逃げる時間は……」

父母「「俺(私)が稼ぐ!」」

藍子「ハァハァハァ」タタタタタッ

藍子「人型の魔物!」

P「俺が気を引く!藍子は隙を見て攻撃してくれ!」

藍子「はい!」

P「フッ!せいっ!」カキン!カキン!

P「せいやぁー!」カキン!

藍子(体制が崩れた!)

藍子(人型の急所は心臓!)

藍子「えいっ!」

P「よしっ!完璧だ!いくぞ!」

藍子「はい!」タタタタタッ
 

藍子「魔物の大群!?」

P「あとちょっとで東の王国なのに……!」

P「すぐに王国から援護も来るはずだ!ここが正念場だ!」

藍子「はいっ!」

藍子「犬型……」

藍子「かわして……」

藍子「えい!」ザシュ!

P「うおおお!」ザシュ!ズバッ!

藍子(魔物の数が多い……!このままじゃ……)

藍子(お父さんにはあんまり使うなって言われてたけど使うしかない!?)

藍子「ゆるふわタイム!」

魔物「!」

P「魔物の動きがゆっくりに……!時間系の魔法が使えるのか!」

藍子「今のうちに一気に駆け抜けましょう!」

P「ああ!」

P(時間系の魔法はかなりの高位呪文のはず……なぜあの子が……?)

簡単な地図


中央の王国 藍子の村 東の王国




南の王国

地図わかりにくいですね……

東の王国と中央の王国の間に藍子の村があるということです

藍子「ここは……?」

P「病院だよ」

P「かなりの体力と魔翌力を使ったから相当疲れたみたいだ。3日も眠ってたよ」

藍子「そうだ……私王国に着いたら倒れて……」

藍子「!お父さんとお母さんは!?」

P「あのあと王国の兵士達が向かってトロルの死体が発見されたんだって」

藍子「それじゃお父さんたちは!」

P「それが行方不明なんだ……生きているかどうかもわからない……」

藍子「そんな……」ポロポロ

P「3日もたって見つからないということはもう……」ウツムキ

藍子「そんな……帰ってくるって言ったのに」ポロポロ

藍子「お父さん……お母さん……」ポロポロ

第1部完

今回はここまでです

設定や内容についてわからないことなどがあれば質問してください
可能な限り答えます

一応トリ付けときますね

今回の分投下します
ヴァルキュリア衣装についてはあとあと本編で説明する予定です

P「落ち着いたか?」

藍子「はい……すいません」

藍子「私、これからどうしたら……」

P「そのことなんだが話がある」

藍子「なんですか?」

P「どこから話したらいいものか……」ウ-ン

P「まあ初めからでいいか」

P「まず俺が師匠の元に訪れたのは師匠に旅についてきてもらえないか頼みにいったからだ」

藍子「旅……ですか?」

P「ああ、最近魔物の数が増えているのは知ってるか?」

藍子「はい」

P「それは北の孤島で魔王が復活したからだ」

藍子「魔王……昔ヴァルキュリア達に倒されたはずですよね?」

P「ああ、だか本当はトドメを刺すことはできずに封印してたんだ」

P「そこで東の王国の王は少数精鋭の部隊で魔王討伐を命じた」

藍子「なんで少数精鋭なんですか?兵隊さんみんなでいけば……」

P「国の守りを薄くしすぎるわけにはいかないだろ?」

藍子「たしかにそうですね」

P「それで選ばれたのが俺ともう一人だったってわけだ」

藍子「へぇ……」

P「2人だけじゃさすがに厳しいから師匠についてきてもらえないかなぁって思ったんだ」

藍子「そうだったんですか……」

P「あともう一つ目的があってヴァルキュリア達の生まれ変わりを探すことだ」

P「彼女達の力は魔王に対して有利だからね」

P「それでヴァルキュリアには首筋にアザがあるんだけど……」

藍子「私、あります……」

P「やっぱりそうか……」

藍子「知っていたんですか?」

P「いや、藍子は時間系の魔法を使っただろ?」

藍子「はい。お父さんには魔翌力の消費が激しいからあんまり使うなって言われてたんですけど」

P「本来時間系の魔法は相当高位な魔法なんだ」

P「歴史書に乗るような魔法使いが何年もかけて習得するような魔法だ」

P「昔のヴァルキュリアにも若い頃から時間系の魔法を使う人がいたからもしかしたらその人の生まれ変わりなのかなって思った」

藍子「そうだったんですか……」

P「それでここからが本命なんだが……」

P「藍子、旅についてきてくれないか」

藍子「私その……ヴァルキュリア?なんですよね?」

P「ああ」

藍子「ついていかないと困りますよね?」

P「そうだな」

藍子「よし!ヴァルキュリアとして、そして何よりもお父さんとお母さんの仇を討つためにもついていきます!」

P「ありがとう、藍子」

藍子「これからあらためてよろしくおねがいします」

P「よろしく!」

P「それで早速だが1週間後には旅たとうと思ってる」

P「そのころには藍子も回復しきっているだろうし俺たちの準備もそれぐらいの時間がかかる」

P「それまでの間しっかり休んで置いてくれ」

藍子「わかりました!」

1週間後

P「おはよう、藍子」

藍子「おはようございます、Pさん」

藍子「もう一人の方はいらっしゃらないんですか?」

P「昨日ギリギリまで支度してたからな……もう少しでくると思うんだが……」

女「すいませーん!」タタタタタッ  

女「お待たせしました!」ハァハァ

P「おっ、きたか」

女「ヴァルキュリアの1人、新田美波です!よろしくおねがいします!」

藍子「高森藍子です。よろしくおねがいします」

美波「あの~Pさん?この人がお師匠さんですか?あまりにも若すぎるような……」

P「違うって、いろいろあって師匠は旅について来れなくてな。この子は師匠の娘さんだ」

美波「へぇ~そうなんですか!」

P「そしてヴァルキュリアの1人でもある」

美波「本当ですか!?」

藍子「あっ、はい。一応ヴァルキュリアの1人みたいです」

美波「もう見つけたなんて幸先いいですね!もしかしたら結構すぐ5人揃うかも」

P「自己紹介はこれぐらいでいいだろ?これからのことについて話していく」

P「まず今いるところが東の王国だ」

P「俺たちはこれから中央の王国に向かおうと思う」

P「中央の王国は人や情報が集まるところだから魔王やヴァルキュリアについての情報が集まるかもしれない」

美波「わかりました!」

藍子「あの……途中私の村によってもらってもいいですか?ちょっと用事があって……」

P「ああ、構わない。それじゃいこっか」

美波藍子「「おー!」」

今回の分はここまでになります
設定について質問等あればなんでもどうぞ
感想をいただけると飛んで喜びます

今回の分投下します

道中

P「魔物だ!」

美波「一体だけなら私が!」

藍子(美波さんの武器は槍……どうやって戦うんだろう……)

魔物「ガウッ!」バッ

美波「ここっ!」ザシュ

藍子(間合いに入ったところを一突き……!)

藍子「美波さん、凄いです!」

美波「えへへ、そうかな」

P「美波は王国でも1番の槍使いだったからな」

ガサガサ

藍子「また来ました!」

美波「今度は二体!」

P「俺と藍子で一体やる!もう一体は美波に任せた!」

美波「了解です!」

P「前みたいに俺が惹きつける!」

藍子「はい!」

P「フッ!」パリィ

藍子「ここっ!」ザシュ  

P「よくやった!」

美波「こっちも片付きました!」

藍子「ふう……」

P「藍子、俺の動きをしっかり覚えるとんだ」

藍子「……?どうしてですか?」

P「美波は一流の槍使いだが槍という武器の特性上どうしても懐に入られると弱いんだ」

美波「突けなくなっちゃうからね。薙ぎ払うくらいならできるけど……」

P「だから藍子が近距離で戦えるようになるんだ」

藍子「でもPさんがいるからわざわざ私じゃなくても……」

P「これから先、何があるかわからないんだ。できることは多い方がいい」

P「それに俺と同じ剣を使ってるし同じ師匠だろ?すぐに俺より強くなるさ」

藍子「そうですね……!頑張ります!」

美波「お互いにカバーしながら頑張ろうね!」

藍子「はい!」

藍子の村

P「着いたか……」

美波「結構復興してるんですね」

P「ああ、住民は殆ど無事だし魔物は食い止められてたからな」

藍子「家の方に用事があるんでいって来ますね!」タタタタッ

P「ちょ、走るなって」

藍子の家

??「う~ん、ここじゃないかぁ」

藍子「……どなたですか?」

藍子(綺麗な白い髪……あれは狐の尻尾?)

??「あっ、やべ」

藍子「何してるんですか?」

??「いやぁ~ちょっと用事があってね。てもここじゃないみたいだからすぐ帰るよ」

藍子「はぁ」

??「ん、その首筋のアザは……」

??「ふ~ん、そっか……」

??「また、会うことになると思うよ」

??「それじゃあね~」パシュン  

藍子(消えた!?)キョロキョロ

P「おーい藍子ー!」タタタタッ

美波「いきなり走るからびっくりしちゃった」

P「藍子は道になれてるかもしれないけど俺たちはまだなんだからもう少しゆっくり……」

美波「そんなにボ~としてどうしたの?」

藍子「いやさっきまでそこに人が居たんですけど急に消えて……」

P「移動魔法か?なかなか使える人は居ないはずだが……」

藍子「何か探し物をしてたみたいです」

美波「空き巣かな?移動魔法が使えるなら真っ当に働いても十分な収入は得られるはずだけど……」

藍子「まぁ、何も盗まれてないみたいなのでいいです」

P「それで用事は済んだのか?」

藍子「いえ、確かここの引き出しに……」

美波「それは?」

藍子「父が自分に何かあったときに開けてくれって言っていた箱です」カパッ

藍子「手紙……」

藍子「……」ヨミヨミ

藍子「……」ウルウル

藍子「読み終わりました……」

P「大丈夫か?」

藍子「はい、畑になにか埋めてあるみたいなのでいってみましょう」



藍子「手紙によるとこのあたりに……」

藍子「あった!」

P「これは……」

美波「ヴァルキュリアオーブ!」

藍子「ヴァルキュリアオーブ?」

P「え、知らないの?」

藍子「はい」

美波「これはヴァルキュリアが持つ宝石だよ」

美波「5つ集まると女神様の助けが得られるとか……」

美波「私も持ってるよ」

美波「普通は肌身放さず持ち歩くものなんだけど……」

P「たぶんご両親はヴァルキュリアだと知らせずに育てたかったんじゃないかな。ヴァルキュリアだと知られるといろいろ大変だし……」

美波「たしかにそうかもしれませんね」

藍子「さっきの人はこれを探してたのかも……」

藍子「でもなんでこんなところに……」

P「たぶん藍子が一人前になるまで隠していたんだろう」

P「なくしたりしたら大変だからな」

P「用事はこれだけか?」

藍子「はい」

P「今日はもう夕方だしこの村で止まって行くか」

藍子「それなら私の家にどうぞ。父の部屋と母の部屋を自由に使ってもらって構わないので」

P「じゃあお言葉に甘えさせてもらうよ」

就寝前 藍子の部屋

藍子(手紙読んでこの家に帰ってきてお父さんとお母さんのこと思い出しちゃった……)

藍子(もう会えないんだなぁ)ウルウル
 
藍子(だめだめ、泣いてる場合じゃない!)

藍子(これからはヴァルキュリアの一員として頑張っていかないと!)

藍子(お父さんとお母さんの仇を討つため……なにより平和な世界のためにも)

藍子(しばらくここには帰ってこれそうにもないけどお父さん、お母さん、見守っていてください)

藍子「Zzz……」

胸が張り裂けそうな夜でした
今回はここまでです
感想や質問等あればなんでもどうぞ
投稿時間はいつぐらいがいいんですかね?


もしかしてモバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」で投稿してた人?

今回の分投下します

>>41
別人ですね



美波「おはようございます!」

P「おはよう」

藍子「おはようございます」

P「朝ごはん食べたら早速出発しようか。ここから中央の王国までは結構遠いから途中で野宿することになると思う」

美波「山を越えないといけないですもんね」

藍子「私、向こうにいくの初めてです」

P「藍子は山越えは初めてか。無理しないできつくなったらすぐにいうんだぞ」

藍子「はい!」

道中

藍子「えい!」ズバッ

P「藍子も前に出るの結構板についてきたな」

美波「筋がいいんですかね?」

P「ご両親どっちも強かったからなぁ」

藍子「お父さんとお母さんに教えてもらったことがすごく役に立ってます!」

P「俺も藍子も美波も直接攻撃しかできないから魔法使える人が欲しいなぁ」

美波「私は初級程度なら使えますよ?」

P「でもそれって日常生活に役立つくらいだろ?薪に火をつけたりとか」

美波「まあ、そうですけど……でも水の魔法なら割と使えますよ!」

P「でも水はなぁ……」

藍子「水の魔法はダメなんですか?」

P「ダメっていうほどじゃ無いんだけど炎や氷、爆発にくらべて戦闘向きじゃないんだ」

P「炎は少しでも当たると火傷するだろ?でも水が少し当たったところで濡れるだけだ」

P「まあ相手を窒息させるぐらいの水の塊とかを作れたらいいんだが……」

美波「流石にそれはちょっと……」

藍子「そうなんですか……」

藍子「あっ、でも私は時間系の魔法使えますよ!」

P「でも魔翌力の消費が激しすぎて普段使いできないだろ?」

藍子「はい……」

P「それに直接相手にダメージを与えられるわけではないし……」

藍子「うう……」

P「でもまあ何かあったときには一番頼りになるだろうししっかり頼むよ」

藍子「はい!」

美波「よしっ先は長いんですしどんどん行きましょう!」

P「ああ」

藍子「はい!」



P「今日はこのあたりで野宿するか」

藍子「結構疲れました……」

美波「初めてだったらしょうがないよ」

P「おっ、いい感じの洞窟があるぞ」

藍子「中に魔物とかいないですよね?」

P「パッと見た感じ大丈夫だ。今日はここに泊まろう」

藍子美波「「はーい」」

P「じゃあ飯の準備するかぁ」

美波「あっ、Pさんは休んでいててください」

P「いや俺だって手伝うよ」

美波「でもPさん、料理苦手ですよね?」

P「まあ、そうだが……」

美波「ということで大丈夫です!私と藍子ちゃんで準備しますから!」

P「なんか……ごめんな」

藍子「大丈夫です!戦いの時に十分頑張ってもらってますから」

P「それならいいんだが……」

次の日

美波「よし、今日も頑張りましょう!」

P「ああ、今日の午後には中央の王国につけるはずだ」

藍子「布団で寝ないの初めてですけど結構しんどいですね……」

P「ハハッ、初めてはそうかもな」

美波「そのうち慣れるよ」

中央の王国

藍子「やっと着いた……」

美波「大丈夫?」

藍子「はい……なんとか……」

P「まあ慣れない旅は大変だもんな」

P「とりあえず今日泊まる宿屋を探すか」

宿屋前

P「ここでいいかな」

P「すいせーん、2部屋空いてますか」

主人「空いてますよ」

P「それじゃあ2部屋お願いします」

主人「かしこまりました」

P「勝手に2人とも一緒の部屋にしたけどよかったか?」

美波「大丈夫ですよ。旅のお金もそんなに多くないのは知ってますし」

藍子「私も大丈夫です」

P「それはよかった」

P「よし、手続きもすんだしちょっと出てくるよ」

美波「私達も行きますよ?」

P「2人とも疲れてるだろ?昨日の夜も俺だけ何もしなかったしこれぐらいはさせてくれ」

美波「わかりました……」

藍子「なんだか申し訳ないです」

P「いいっていいって。それじゃ行ってくるよ」

道具屋

P(回復魔法使える人がいないからいないから薬草補充しないとな)

P「薬草あります?」

道具屋「おお、あるよ。いくつ欲しいんです?」

P「とりあえず10個ほど」

道具屋「50Gになります」

P「どうぞ」

道具屋「まいどあり!」

P「ところで魔王のことについて何か知ってませんか?」

道具屋「うーん、知らないですねぇ大きな

道具屋「この国の真ん中に大きな王立図書館があるのでそこを探してみるのも良いのかもしれません」

P「おお、ありがとうございます」

宿屋

P「ということで明日は王立図書館に行ってみようと思う」

美波「魔王について調べるんですね」

P「それはもちろんだが王立っていうぐらいだしヴァルキュリアについて何かあるかもしれないから探っておきたい」

藍子「図書館なんて初めてです……」

美波「私も初めてだなぁ」

P「実は俺も一回ちょっと入ったことがあるだけなんだよなぁ」

美波「確か凄く大きいんですよね?」

P「ああ、大きすぎて迷子になりそうだからすぐに出てきたよ」

藍子「迷子……すごいですね」

P「まぁそうならないように司書の人が付いてきてくれるみたいだしなんとかなるだろ」

P「じゃ、今日の話し合いはここまで!明日に備えてしっかり寝るように」

美波藍子「「はーい」」

あんまり話進んでないですが今回はここまでになります
感想や質問等ありましたらなんでもどうぞ

おつ

あ、そうだ
メール欄にsaga入れた方がいいよ
sageじゃなくてsagaね
魔 力が魔翌力になっちゃうからファンタジーだと致命傷
あと例えば唐 揚が唐翌揚とかね
原因は「魔翌翌翌力」でググったらわかると思う
しょうもないけどなんだか面白いから興味があれば

ごめん魔翌力でも翌挟まりが発動しちゃって魔翌翌翌力になるの忘れてたわ
検索するなら「魔翌力」ね

>>58
ありがとうございます
毎回入力するのはめんどくさいんで魔力と入力するときに使いますね

図書館

藍子「大きいですね~」

P「この国中の本が全て集まってるっていっても過言じゃないからな」

美波「すいません、案内お願いできませんか?」

司書「はい、どのような本をお探しでしょうか?」

P「魔王やヴァルキュリアについての本はありますか」

司書「……!ありますよ、奥の部屋にありますので私が案内します」

藍子「ありがとうございます」

司書「では改めまして、この図書館で司書をしている鷺沢文香と申します」

文香「では、ついてきてください」

美波「はい」

テクテク  

藍子「凄いです、見渡す限りの本……」

美波「ここにはどんな本でもあるんですか?」

文香「はい、魔道書や小説、評論や料理本までなんでもありますよ」

P「へぇ、やっぱり凄いなぁ」

文香「着きました、鍵を開けるのでしばらくお待ちください」

P「鍵なんて掛かってるのか」

文香「貴重な資料ですので……」ガチャガチャ

ガチャン

文香「空きました。中へどうぞ」

藍子「結構いっぱいあるんだねぇ」

文香「本物の歴史書から伝説上の話までなんでもありますから……」

P「よっし、じゃあ探すか!」

文香「私はここで書を読んでいるのでお帰りの際は声をかけてください」

美波「わかりました」

数時間後

P「ダメだ……どれも抽象的すぎたり古すぎて字が読めなかったりするな……」

美波「今日はもう帰りますか?」

P「あともう少し探してみてそれでもダメだったら帰るか」

藍子(この本よさそう……)スッ

??「あっ、空いてるじゃーん♪」

藍子「え?」

パシッ

藍子(本が!)

文香「本を奪うなんて……!」

美波「誰ですか!」

??「お探しのところ申し訳ないんだけどこれだけは見られる訳にはいかないんだよねぇ」

P「誰だ!?」

??「魔王軍幹部、一ノ瀬志希だにゃ~♪」

藍子「魔王軍幹部!?」

志希「今は戦う気ないから安心してよ。それじゃね~」タタタタタッ

美波「あっ!ちょっと!」

P「追いかけるぞ!」ダッ

藍子「はい!」ダッ

文香「私もいきます……!」ダッ

P「クソっ!おい待て!」タタタタッ

志希「待てって言われて待つわけないじゃん」タタタタタッ

藍子(何とか距離は保ててるけど追いつけない!)タタタタッ

街のはずれ

志希「も~しつこいなぁ」

P「やっと止まったか」ハァハァ

美波「その本を返してください!」

志希「そういう訳にもいかないんだけどなぁ」

志希「そうだ!志希ちゃんと戦ってダメージを与えたら返してあげるよ」

志希「本当は面倒ごとを起こすなって言われてるんだけのこのままじゃ拉致があかないからね」

藍子「力づくでってことですか……」

P「それなら行くぞ!」

文香「私も魔法なら少々使えます……!」

P「よしっ、それじゃあ一緒に戦ってくれ!」

P「くらえ!」ブンッ

志希「おっと」ヒョイ

藍子「えいっ!」ブンッ  

志希「よっと」ヒョイ

美波「ええいっ!」ブウンッ  

志希「危ないなぁ」ヒョイ

文香「火炎魔法!」ボウッ

志希「おっとっと」ヒョイ

藍子「身のこなしが素早い……!」

美波「流石は魔王軍幹部……!」

P「こうなったら……藍子!」

藍子「はいっ!」

藍子「ゆるふわタイム!」

志希「うわぁ!時間系!?」

P「今だ!」

志希「煉獄魔法!」ボボボボボッ

美波「火柱で壁を……!?」

志希「今のうちにっと」ガサガサ

志希「おっ、あったあった」ゴクゴク

P「何を飲んだ!?」

志希「うーんとね細胞を活性化させて運動を速くする薬を飲んだ♪」

藍子「つまりどういうこと……?」

志希「さっきの魔法は打ち消されたってこと♪」

藍子「えっ」

美波「水流魔法!」ザバァ-

志希「おっと、消されちゃったかぁ」

志希「このまま続けても拉致があかないよ?早く諦めてくれない?」

P「そんなわけにいくか!」ブンッ

志希「諦め悪いなぁ」ヒョイ

文香「みなさん!私の渾身の魔法を放ちます!詠唱に時間がかかるので時間を稼いで下さい!」

藍子「はいっ!」

志希「へぇ、渾身の魔法かぁ」

美波「相手はこっちです!」ブンッ

志希「危ないなぁ」ヒョイ

数分後

藍子「全然攻撃が当たらない……!」

志希「あっちはどうなってるかなぁ」チラッ

文香「……」ゴゴゴゴゴゴ

志希「え、これやばいやつじゃん」

文香「用意できました!離れて下さい!」

P「おうっ!」

藍子「はいっ!」

美波「頼みます!」

志希「こうなったら……」

志希「全体昏睡魔法!」

文香「あっ……」フラフラ...バタン

美波「一体何を……!」フラフラ

志希「ちょっと本気で昏睡魔法を使っただけだよ。命に危険はないから安心してね」

P「クソっ……!」バタン

志希「あーあ、2回も大きな魔法使っちゃったよ~奏ちゃんに怒られるなぁ」テクテク

 
藍子「待っ…て……!」バタン 

藍子「……!」ガバッ

藍子「あの幹部は!?」キョロキョロ

P「……逃げられたよ」

藍子「あぁ……」

美波「せっかくいい情報が手に入るかと思ったのに……」

P「まぁ、しょうがないさ。生きているだけましさ」

藍子「また振り出し……」

文香「あの……」

美波「どうしました?」

文香「あの本の内容なら少し覚えていますけど……」

藍子「本当ですか!?」

美波「ぜひ、教えてください!」

P「どうして覚えてるんだ?鍵のかけられた部屋にあったのに……」

文香「後で言おうと思っていたのですが、本当は私、ヴァルキュリアの1人でして……あの部屋の本は私が個人的に集めたものなんです」

美波「そうかぁ、ヴァルキュリアの1人だったからかぁ」

美波「ってヴァルキュリア!?」

文香「お恥ずかしながら……はい」

P「俺たちはヴァルキュリアを探しながら魔王討伐の旅をしてる」

P「それで、この2人はヴァルキュリアなんだ」

藍子「ヴァルキュリアです!」

美波「同じく、ヴァルキュリアです!」

P「よければ俺たちの旅についてきてくれないか?」

文香「もちろんです。私もあの図書館で魔王やヴァルキュリアの情報を集めながら他のヴァルキュリアを待っていました」

美波「これからよろしくね、文香さん!」

藍子「よろしくお願いします!」

P「それでこれからはどうする?」

文香「南の王国との間の村の近くに女神の祠があるそうです。そこにいけば女神の力が得られるとか……」

P「よしっ、じゃあ次はそこを目指すか」

P「今日はもう疲れた。宿に帰って寝よう」

文香「では、私も一度家に帰りますね」

藍子「はいっ!」

美波「それじゃあ明日の朝◯◯って宿屋の前で待ってます!」

文香「わかりました、それではまた明日」

今回はここまでです
感想や質問等があればなんでもどうぞ

おつんおつん

今回の分投下します
>>73
ありがとうございます、励みになります

翌日

P「さてそろそろくるはずだが」

文香「お待たせしました」

美波「おはよう、文香さん」

藍子「おはようございます」

P「それじゃあ早速行こうか」

道中

美波「文香さんはどんな魔法が使えるの?」

文香「中級程度なら割とと何でも……」

文香「上級魔法になると炎、氷、爆発ぐらいですかね」

藍子「凄いですね……私もいっぱい魔法が使えたらなぁ」

文香「私が見たところ藍子ちゃんは素質はあるので練習すれば魔法は使えるようになりますよ」

藍子「本当ですか!?」

文香「はい、これから時間があるときにお手伝いします」

藍子「お願いします!」

P「回復魔法は使えるのか?」

文香「あまり得意なわけではありませんが……」

美波「やっとこのパーティに回復が……!」

藍子「今まで薬草頼みだったもんね」

P「ん?あっちに人影が……」

美波「魔物に囲まれています!」

藍子「助けに行きましょう!」

凛「数が多い!」ザシュ

未央「キリがないね!」バンッバンッ

魔物「ガウっ!」ガブッ

卯月「キャア!」ガクッ  

未央「しまむー!」

凛「よくも卯月を……!」

未央「しまむー連れて逃げよう!」

凛「でも……!こいつらを放っておくなんて出来ない!」

未央「そうだけど……このままじゃ全滅だよ!」

P「大丈夫か!?」ザシュ

美波「助けに来ました!」ブンッ

凛「援軍!」

未央「助かります!」

文香「爆炎魔法!」ボカ-ン
 
藍子「えいっ!」ザシュ

凛「これなら勝てる!」

凛「蒼の剣を受けよ……!アイオライトブルー!」ザシュザシュ 

未央「トリプルスター!」バンッバンッバンッ

文香(この人達……)

美波(強い!)

数分後

P「これで終わりだ!」ザシュ

美波「よしっ!」

藍子「お怪我はありませんか?」

未央「私たちはかすり傷程度だけど……」

凛「卯月が……」

卯月「うぅ……」ボロボロ

文香「これはひどい……」

文香「回復魔法!」ポワン

文香「これでだいぶん楽になるかと……」

卯月「ありがとうございます……」

未央「私からもありがとうございます!」

凛「ありがとう」

文香「いえいえ、困った時はお互い様です」

卯月「後は自力で……」

卯月「回復魔法!」ポウン

凛「うーん、だいぶ体力も使っちゃったし今日はもう無理だね」

未央「中央の王国までは遠いし野宿するしかないかな」

P「もしよかったら一緒に野宿しないか?」

未央「いいんですか?」

P「ああ、人数が増えるとその分夜の見張りの時間も減るからな」

P「それにここであったのも何かの縁だ」

未央「そちらの都合がよければ是非!」

美波「決まりですね!」

夕食後

藍子「未央ちゃん達は3人で旅してるんですか?」

未央「うん、3人で世界を見て回ってるんだ~」

文香「3人だけで大丈夫なんでしょうか……」

凛「普段は大丈夫だよ。今日みたいにいきなり魔物に囲まれたら別だけど」

卯月「私達3人はとってもバランスがいいんです!」

凛「私が剣で前衛」

未央「私は銃で中衛かな?」

卯月「そして私が後衛で魔法担当です!」

凛「まあ村にいる時にみんなで訓練したから未央も卯月も剣はある程度使えるんだけどね」

藍子「すごいですねぇ……」

美波「みんな!提案があるんだけど聞いてくれないかな?」

文香「どうかしましたか?」

美波「せっかくの機会だし情報交換してしておかない?」

未央「おっ、いいねー」

文香「それでは早速……卯月さんにお聞きしたいのですが」

卯月「はい!なんでしょう?」

文香「卯月さんはどんな魔法が得意なんでしょうか?」

卯月「うーん、別に得意な魔法とかはなかですねぇ。あっでも~」

文香「なるほど……私は~」

凛「二人とも、熱中しちゃってるね」

藍子「凛さん、すごい剣術でした」

凛「そう?ありがとう。3人の中で一番剣が得意だったからね」

凛「藍子も上手く立ち回れてたよ」

藍子「そうですか?それならよかったです」

藍子「あっ、あと聞きたかったのがあいおらいとぶるー?なんですけど」

凛「ああ、あれは必殺技みたいなものだよ」

凛「剣に氷の魔法を纏わせて威力を上げてるんだ」

凛「慣れるまでは難しいけど練習すればできるようになるよ」

未央「いやいやそれはしぶりんだけだから」

美波「私の場合は槍だけど練習してみようかな」

凛「練習の仕方教えるよ。まず~」

美波「なるほど……」

未央「こっちも話し込んじゃったよ」

藍子「未央ちゃんたちは南の村に行ってきたんだよね?」

未央「そうだよ~」

藍子「どんな村でしたか?」

未央「うーん、ヴァルキュリアの1人が必死に魔法の勉強してたよ」

藍子「ヴァルキュリアですか!?」

未央「うん、魔王に立ち向かうために必死に勉強してるんだって」

未央「どうかしたの?」

藍子「実は私たち魔王討伐のためヴァルキュリアを探してるんです」

藍子「私と文香さん、美波さんがヴァルキュリアてあと2人なんです」

未央「魔王討伐かぁ……すごいなぁ……何か手伝えることがあったらなんでも言ってね!」

藍子「はい!何かあったときはよろしくお願いします!」

P「おーい、お前らそろそろ寝るぞー」

文香「もうそんな時間ですか……」

P「まずは俺が見張りをする。それから交代で見張りをしよう」

全員「はーい」

今回はここまでです
感想や意見等あればなんでもどうぞ

今一番3人で強いのは美波なのかな?
魔法は文香の方が強そうだけど

>>87
そうですね、総合的には美波が一番強いです
まとめると
美波 近接◎魔法◯(水系の魔法が得意)
藍子 近接◯魔法△(時間系のみ、ハマれば強い)
文香 近接×魔法◎
(魔法は割となんでも使えるが得意なのは攻撃魔法)
こんな感じですね

あと今日投下しようと思ったんですが間に合いませんでした
明日には投下できると思いますのでよろしくお願いします

ちょっと遅れました
今回の分投下していきます

翌日

未央「それじゃあ私たちはこっちだね」

卯月「一晩一緒にいてとっても楽しかったです!」

藍子「こちらこそ楽しかったです!」

凛「美波、魔法剣の練習頑張ってね」

美波「うん!絶対にモノにして見せる!」

P「こちらもいろいろな情報をもらって助かった」

文香「どうか気をつけて……」

未央「また会おうねー!」

南の村

藍子「着きました!」

美波「とりあえずヴァルキュリアの子を探さなきゃ」

P「すいませんちょっといいですか」

村人「どうかしましたか?」

P「この村にヴァルキュリアの子がいると聞いたんですが」

村人「ああ、ありすちゃんのことね。あの丘の上の家にいるよ」

P「ありがとうございます。とりあえず行ってみます」

村人「キツイことを言われるかもしれないけど悪く思わないでね。あの子にもいろいろあるから……」

文香「はい。了解しました」

ありすの家

美波「すいませーん!いらっしゃいますかー!」

ありす「なんですか……?」

藍子「ヴァルキュリアなんですよね?」

ありす「そうですが……用がそれだけなら帰ってください」

文香「実は私たちもヴァルキュリアなんですが……」

ありす「!!本当ですか?」

P「俺は違うが3人はヴァルキュリアだ」

ありす「……中に入ってください」

文香「ありがとうございます……」

ありす「それでどういった用なんですか?」

P「俺たちはヴァルキュリアを探しながら魔王討伐の旅をしている」

ありす「そうなんですか……」

美波「それでありすちゃんにも付いて来てくれないかなって」

ありす「それは構いませんが……私の力だと足手まといになるかもしれないです」

藍子「勉強してたっていうぐらいだからありすちゃんは魔法使いなの?」

ありす「はい。魔法書を何度も読んで勉強しました」フンス

文香「どんな本か見せてもらってもいいでしょうか?」

ありす「構いませんよ。これです」

文香「これは……」

藍子「どうしたんですか?」

文香「この本ではほとんど初級魔法しか載ってないんですが……」

ありす「え!?」

美波「本当なんですか?」

文香「はい。このような本なら中央の王国にはいくらでもありました」

ありす「そんな……村で一番の魔法書なのに……」

P「村の中だからそもそもの魔法書の数が少なかったんだろうな」

文香「魔法なら私が教えられるかと思います」

ありす「本当ですか!早速お願いします!」



文香「ではまず今使える魔法を使ってみてください」

ありす「わかりました」

ありす「炎魔法!」ボウッ

P「これは……」

美波「初級の魔法なのに明らかに中級以上……!」

文香「おそらく元の魔力がものすごく高いんでしょう……」

文香「これならすぐに私のなんか超えると思います」

ありす「本当ですか!?」

文香「はい……これからも一緒に練習しましょうね」

ありす「はい!」

藍子「あの、私にも教えてくださいね!」

文香「もちろんです」

美波「でもなんでこんなに魔翌力が高いんだろう……」

ありす「おそらく遺伝的なものだと思います。両親が二人とも魔法が得意だったので」

P「よく知ってるな」

ありす「勉強しましたからね」フンス

藍子「そういえばあの家はありすちゃん1人だけ?」

ありす「はい。両親はどちらも考古学者で世界中の遺跡を転々としています」

美波「そうなの……」

P「ありす、この近くの女神の祠って知ってるか?」

ありす「もちろんです。私も何度か行こうかと思ったんですが魔物がいて近づけませんでした」

P「それなら今日はしっかり整えて明日行くか」

ありす「寝床なら私の家を使ってください。両親の部屋が空いてますので」

文香「助かります……」

ありす「いえいえ。こちらこそ魔法を教わること身ですから」

今回はここまでです
感想や質問等ありましたらなんでもどうぞ

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