【安価】奴隷市場で奴隷を買って好き放題する話【オリジナル】 (98)


あるファンタジーな世界に、一人の男がおりました。

彼がどこで生まれどのようにして生きて来たかは置いておきましょう。

重要なのはただ一つ。
彼が冒険者としてびっくりする程大成し、人生を七度遊べる程の大金を得たという事です。


男は言いました。


「最近人生がつまらない。
 持っているのは金ばかり。
 友人は皆魔物に食われ、家族は初めから居なかった。
 せめて夜を共にする恋人でも居れば良いのに、寄ってくるのは金目当ての売女ばかりときたもんだ」


そんな男に、親切な冒険者ギルドの幹部は答えます。


「それなら奴隷でも買えばいいだろう」

「なるほどその手が」



※ そんなスレ


■ 注意事項


◆ 更新頻度

すげー遅いです。
他に運営しているスレの息抜きとしてこちらを書く感じ。
週一あるかどうかぐらいでお願いします。

下手しなくともエタる可能性高めなので、そこもご注意下さい。


◆ スレ方針

エロもグロもアリアリ。
奴隷を買って愛でる方面を想像して開いた人にはオススメしません。

基本的に女の子は酷い目に合いますし、殺害の選択肢が当たり前に用意されています。
頭を撫でたり美味しいもの食べさせたりして心を開かせた後であろうと、安価の一つで手足をもいだりできるスレです。
ご注意下さい。


◆ 禁止プレイ

スレ主の性癖的な問題により、一部プレイを制限させて下さい。
以下にダメな物を列記しておきます。


ホモ(ショタ含む)
ガチデブ
スカトロ
奇乳超乳
人体改造(チクチン、クリチン等)
ふたなり
性病
蟲姦
獣姦


■ プロローグ


という訳で、あなたは都市を二つ渡りました。

辿り着いたのは商都と名高い西の都。
大陸において商材となっている物はその全てが扱われています。
表の品も、裏の品も、金さえ払えば手に入らない物はありません。

勿論、あなたが求める奴隷だろうと、都市の裏側では平然と取引されています。
あなたの持つ財を考えれば、奴隷の十人や二十人程度は買い漁るに不足は有りません。


この都市で過ごすための仮宿として、地下室付きの古ぼけた一軒家を購入した後。
いざ奴隷漁りだと、あなたは意気揚々と奴隷市場に向かいました。


奴隷市場は中々の活気でした。

見慣れた種族、見慣れぬ種族。
年齢も多種多様に下から上まで選り取り見取り。
絶望に瞳を濁らせた女達は鎖で繋がれ、男達の下卑た視線をその身に受けています。


「……くそっ! 離せ! 離しなさい!
 恥を知りなさい、下賤な猿め!」


おっと、早速何やらハプニング。
うら若い罵声が通りに響き、あなたはさて何事かと目を向けました。

声の主は細身で色白く、尖った耳を持つ種族の若い女でした。
どこぞの森から浚われてきたのでしょうか、典型的なエルフです。

彼女もまた鎖で繋がれ、購入前の「試し」として胸や尻を好き放題撫でまわされていたようです。
それが大層気に入らずに、ああして客を罵倒したのでしょう。
しかし、現状でそれはどう考えても悪手でした。


「ほう、活きの良い事だ。
 気に入った、こいつを買おう」


身なりは良い物の腹が醜く突き出た男が、店主へと袋を一つ投げ渡しました。
遠目にもずっしりとして見えたそれを覗くと、店主はにっこりと笑って奴隷エルフの鎖を明け渡します。


「見下げ果てた醜悪さだわ。
 金で命を買うなんて、見た目だけじゃなく心まで腐った豚ね!」

「いやいや、豚はお前の方だろう。
 さぁてブウブウ鳴いて楽しませてくれよ?
 ははは!」


喚くエルフを、太った男は地面に押し倒しました。

これから何が行われるか嫌でも理解できたのでしょう。
エルフは必死の抵抗を試みますが、体に刻まれた奴隷紋がその動きを制限します。


「う、うそ、正気なの!?
 こんな往来で……!」


唯一着用を許されていたボロキレは無慈悲に剥ぎ取られました。
どこかの誰かが、ひゅう、と口笛を吹いて囃します。
確かに思わずそうしたくなる程の、染み一つ無い美しい肌でした。


「いやぁ!
 やめて、見ないで! やめてよぉ!!」


牙を剥いていたのは虚勢でしか無かったようです。
歯の根を震わせ、瞳に涙を浮かべるエルフですが……残念ながらもう遅すぎました。

初めからしおらしくしていれば幾らかの救いはあったかも知れないのに。
あなたは思わずそう考えて、エルフ女の頭の出来に呆れました。


「何が嫌なのか理解に苦しむな。
 記念すべき瞬間じゃないか、皆に見てもらうべきだろう」


ぐぅぐぅと気管が潰れたような笑い声。
太った男はエルフ女に圧し掛かり、股間の一物を取り出します。
狙いをつけるのは勿論、女の中心でした。


「犬の糞以下の価値しかないエルフが、人間様の便器になれるんだぞ?
 これ以上に光栄な事なぞ、お前達の人生にはそうあるまいよ」


じりじり、みちみち、と。
ほんの僅かずつ侵略を開始する男の汚物。


「やだ、やだ、いやぁ!
 お願いします、そこは、そこだけは!
 そこは、あの人しか――!」


エルフがそこまで叫んだ所で、男は強く腰を打ち付けます。
ぎぃっ、と悲鳴を上げてエルフ女は、深い絶望を灯して硬直しました。


「うそ……うそよ……。
 私のはじめてが、こんな、やつに……。
 こんなの、悪いゆ、め、ぎっ、あ、あぁっ! ひっ、や、うあぁ!」


現実逃避すら、彼女に許される事はありませんでした。
悪夢と思い込む事さえ出来ない苦痛が、ゴリゴリと膣壁を抉っているのです。

それだけではありません。
肉を震わせて腰を振る男は、エルフの頭を掴んで無理矢理に結合部を見せ付けました。
散らされた純潔の証が赤くももを伝う様を目にしてしまえば逃げられる道理もありません。


「が、ぎ、ぃっ!
 いやだ、やだ、やあぁぁっ!
 ああぁ、うわあぁぁぁ!!」


エルフ女に許されたのは、ただ悲鳴を上げる事だけでした。
精神に負荷がかかりすぎたのか、無様に喚く姿は子供そのもの。

ですが太った男はそれに興奮を一段深くしたのか、腰の速度を増しました。
肉がぶつかり合う音は激しくなり、女の声もより大きく。
そのせいで更に人目を引く事態となっているのですが、彼女に気付く余裕は無さそうです。


それから然程時間をかけず、男は精を放ちました。
当然の事として、膣外に、などという容赦は存在しません。
胎内を蹂躙する汚液の感触に、エルフ女は絶望の涙を零しました。

そうして、奴隷市場の隅に、ただ縮こまり泣きじゃくるだけの女の肉が転がされます。


「……ひ、ぐっ……ごめん、なさい。
 ごめんなさい、私……こんな……汚され……」


秘裂から血の混じった白濁を零しながら。
エルフ女は誰かに懺悔します。

恐らくは故郷の恋人か何かでしょう。
愛しい男に捧げるはずの処女を名も知らぬ男に散らされたのではそうなるのも仕方ありません。

ですが。


「汚された? 馬鹿を言うものではない。
 ……汚されるのはこれからだ」


この奴隷市場において、奴隷に与えられる慈悲など一片たりとも存在しないのです。


「買ったは良いが、早々に飽きてしまったな。
 こいつは皆様方で好きにされると良い」


太った男は周囲を見回し、にやりと笑いました。

それに喝采を上げたのはこれまで見物していた客達です。
エルフ女は総じて美しく、値も相応に高価。
奴隷市場に出入りする者の中でも、中位以上の富者でなければおいそれと手は出せません。

そんな相手を自由に出来るとなれば、股間をいきりたたせる者も少なくないようでした。


「あ……え?」


現実に思考が追いつけていないのは、エルフ女ただ一人。
そんな彼女へと、数人の男達が取り囲むように近寄っていきます。


「ま、待って!
 待って下さい! 何でもします! 謝ります、から!
 わ、私を捨てないで!」


あなたは思わず頭を振りました。
エルフ女はまるで現実が見えていません。

太った男は、どう考えても最初からこのつもりで彼女を買ったのでしょう。
捨てないでと懇願した所で覆るはずもありません。

彼女がやるべきは、これから自分を輪姦しようとする男達に媚を売る事。
少しでも手荒な真似を控えてくれるよう、覚悟を決めて受け入れる他無いのです。
そうすれば輪姦の間に情を移し、連れ帰って多少マシに扱ってくれる男が現れる可能性も、僅かではあれど生まれるかも知れません。

ですが、拒絶して暴れるようでは……。


「面倒くせぇな。
 おら、黙れやメス豚ぁ!」

「あっ、馬鹿野郎!
 折角のエルフだぞ、顔面殴るヤツがあるかよ!」


こうなるのが関の山です。

強かに顔を殴られ鼻血を流すエルフは、どうやら後頭部も打ちつけたようです。
意識を朦朧とさせ力が抜けた状態となり、男達はこれはやりやすいと彼女の股を大開きにさせました。


あなたは鼻を鳴らしてその場を去りました。

ついつい眺めてしまいましたが、さして面白い見世物でもありません。
この程度の事は、ちょっと戦場にでも出れば一山幾らで転がっています。
最早見飽きた悲劇でした。


こんなものはどうだって良い事。

あなたは奴隷を買いに来たのです。
すべき事は見物ではなく、品定め。
そのために、あなたは混沌とした奴隷市場の中を歩みます。


さぁ、溜まった欲望を自由にぶちまけられる、人間未満の生物を見て回るといたしましょう。


■ 奴隷購入チュートリアル


奴隷市場を見て回るあなたは、一人の奴隷に目を留めました。
首輪をはめられ、鎖で繋がれたそれは……。



【名前】 処分奴隷38番
【年齢】 14
【種族】 獣人
【特徴】 ネコミミと尻尾を生やした少女。細身で貧乳、低身長。
【性格】 不明
【経験】 非処女。戦場に出る兵の肉便器として長期間利用されていた中古品。
【備考】 精神崩壊済み。前穴と後穴の両方が抵抗無く腕が入る程にガバガバ。



そんな奴隷でした。


あなたは思わず、煙草をふかす店主に問いかけます。
こんな壊れた奴隷に使い道なんてあるのかと。

すると店主は、ゆらりと煙を吐き出して答えました。


「あぁ、割と売れるよ。
 兵士の訓練にちょうどいいんだとさ。
 駆け出しの兵士に人殺しを覚えさせるとか何とか言ってたよ」


ははぁ、とあなたは納得しました。

人を斬れない兵に価値などありません。
この奴隷は殆ど死んでいるようなものですが、首を断つ感触にはそう違いは無いでしょう。
ひよっこ共を鍛える最初の一歩には悪くはなさそうです。


「なんだったら試しでもどうだい?
 流石に殺されちゃまずいが、腕の一本ぐらいは落としても構わんよ」


あなたが納得している間に、店主は誘いをかけました。

「試し」というのは、ここの奴隷市場では当たり前に行われている事です。
奴隷の購入前に価値を見定めるため、ある程度の金銭を代価に幾らかの行為を容認しているのです。

どこまでやって良いかは店主次第ですが、おおむねのラインは存在します。

処女の奴隷を犯すのは当然出来ませんし、後に残る傷をつけるのもご法度です。
今回は奴隷が奴隷だけに多少の破壊は許可されていますが、こんな事はそうそうありません。


さて、店主の誘いですが、あなたは……。





『選択肢』


◆ 試す

◆ 試さない


※ チュートリアルのため、自動選択


勿論、試しません。

壊れた物を更に壊した所で面白みは無いでしょう。
性的な玩具として見ても、全く閉じる様子の無い大穴では快楽を得られるとも思えません。

あなたは首を横に振りました。


そんなあなたに、店主は続けます。


「あー、まぁそうだろうな。
 ちゅーことは、当然買いもしないだろう?」





『選択肢』


◆ この奴隷を買う

◆ 買わない


※ チュートリアルのため、自動選択


すまんね、とあなたは断りました。

この奴隷は、あなたにとっては何の価値も無い肉の塊です。
わざわざ金を払ってやる意味はありません。

あなたは店主に話の礼を言い、その場を後にしました。


■ 奴隷テンプレート


【名前】 
【年齢】 
【種族】 
【特徴】 
【性格】 
【経験】 
【備考】 


◆ 一応説明

【名前】 思いつかなければ無しでOK
【年齢】 乳幼児や老婆はNG、それ以外は特に縛り無し。エルフとかなら高齢でもOK
【種族】 ファンタジーに居そうなら大体OK
【特徴】 ご自由にどうぞ
【性格】 ご自由にどうぞ
【経験】 ご自由にどうぞ、未記入なら処女になります
【備考】 ご自由にどうぞ


■ 奴隷購入


壊れた奴隷を通り過ぎ、あなたは市場をうろつきます。

奴隷市場を見て回るあなたは、一人の奴隷に目を留めました。
首輪をはめられ、鎖で繋がれたそれは……。



>>下1  >>17のテンプレートでどうぞ


それは、人間で言えば17歳ほどのエルフでした。

ほう、とあなたは嘆息します。
エルフは総じて美しい者が多いですが、その中でもこれは飛び切りです。

上質の紗のような黄金の髪は腰まで流れ、僅かのほつれも存在しません。
すらりとした体型も驚く程に均整が取れています。
スレンダーでありながらも胸や尻は明確に女性的なカーブを描き、男の目を惹きつけて止みません。

そして何より、あなたはエルフの碧眼に目を奪われました。

先程の虚勢を張っていた馬鹿な女とは比較にもなりません。
真に心強き者のみが宿す輝きを、首輪と枷に繋がれ商品となった今も保っているのです。
侮蔑と憎悪に彩られたそれは、どんな宝石よりも価値ある物としてあなたには写りました。


あなたは足を止めました。

それを見逃す訳もなく、あなたに声がかけられます。


「いらっしゃいませ、お客様。
 これに目を留めるとは、流石お目が高いようで。

 ……ほら、ご挨拶なさい」


奴隷商は首輪に繋がる鎖を引き促します。
エルフは僅かな抵抗の様子を見せるも、それを長く続ける事はありませんでした。

そこにもまた一つ好感を抱きます。
頭が悪くないというのは、それだけでステータスと言って良いでしょうから。


挨拶を強要されたエルフはその場で立ち上がりました。

枷がはめられたままの手でボロ布の裾を掴み、たくし上げます。
下着など、奴隷に与えられている訳もありません。
ぴったりと閉じた無毛の秘部が、あなたの前に晒されました。


「名はリエーラ。
 エルフ族の女騎士であり、親衛隊の隊長を勤めておりました。

 ……男、との、交わりの経験は……ありません。
 人間様のたくましい……っ、オチンポで、女にして頂ける日を、心待ちにしております。
 性処理用便器としてお使い頂ければ……これに勝る喜びはございません」


くっ、と笑いがこみ上げます。
この売り込みの挨拶は勿論、リエーラ自身の言葉では無いでしょう。
所々で奴隷紋が輝いていた事を思えば、強制的に言わされているのは明白です。

凛々しい顔は羞恥と憤怒に歪んでいました。
それでもなお美しさを損なっていない辺りが、エルフという種族の恐ろしさと言えるかも知れません。


奴隷商は中々良い趣味をしているようです。
ちらりと見てやれば、にたりと厭らしい笑みを返されました。


ところで、あなたは今の挨拶で一つ気にかかる事がありました。

リエーラは親衛隊の隊長であったと言いました。
引き締まった体と意思の強さを見る限り、嘘ではないだろうとあなたにも思えます。

親衛隊とは何か。
言うまでもなく、高貴な身分の者を守るための集団です。
その隊長が囚われる程となると、これはもしや。


笑う奴隷商へと、あなたは問いかけました。

リエーラが守るべき者は、人間の襲撃から逃れられたのか、と。





『選択肢』


◆ エルフの姫も囚われた

◆ 残念ながら逃げおおせた


>>下1


あなたの質問に、奴隷商は笑みを深く深く。
心底面白くて仕方ないという風に、深めました。

そうして再度リエーラへと促します。
守るべきエルフの姫が、どうなったかを説明せよと。


「……我々、無能極まる親衛隊は、姫をお守りできませんでした。
 それどころか……っ。
 囚われの身となった姿を晒し、逃げる姫の足を、ぐ、ぅ……止める、無様を演じ。

 結果……姫もまた奴隷とされ、ました」


唇を噛み、己の非力を嘆きながら。
それでも奴隷紋には逆らえずにリエーラは全てを話しました。

纏う憎悪は、先程までよりも遥かに密度を増しています。
強く握られた掌からは血が滴り落ち、無念の程を窺わせます。
この分では恐らく、姫とリエーラはただの護衛と護衛対象という関係だけでは無かったのでしょう。
友人のような親しい間柄だったのかも知れません。


リエーラの説明に、奴隷商は一つの情報を付け足しました。

エルフの姫は競売にかけられるとの事です。
それまでにはまだ幾らかの日が空いています。
姫を利用するにしろしないにしろ、考えるのは後で良いでしょう。

なにせ、あなたはまだリエーラを購入すると決めた訳でも無いのですから。


改めてリエーラの肢体を観察するあなたに、奴隷商は問います。

リエーラを試すかどうか。
試すならば相場はこのぐらいだと、算盤をそっと示します。


処女のエルフの「試し」ともなれば、やはり相当な値段です。
並みの奴隷ならば三人は買ってお釣りまで出るでしょう。

ですが、あなたにとってはさしたる出費でも無く、支払いには何の問題もありません。


さて、リエーラの試しとして、その体をこの場で軽く味わうかどうか。
あなたは考えました。



『選択肢』


◆ 試す

◆ 試さない


>>下1


まぁ折角だ、とあなたは決定しました。

この美しいエルフを味わってみる事とします。
見ただけでは分からない良さというのもあるのです。

何より。


「……っ」


ギリ、と俯いて唇を噛み。
陵辱の予感に対して抵抗の気配を強める姿は、それだけでも中々見ごたえがありました。


奴隷商に代価を支払い、あなたはリエーラに近寄ります。


リエーラは処女です。
処女は大きな売りになる以上、試しでは勿論挿入は不可能。
万一を考え、指を入れるのも避けた方が無難です。

また、白く滑らかな肌に傷を残す事も避けなければなりません。
余り激しい事はしない方が良いでしょう。

それを踏まえて、あなたはリエーラでどう「試す」かを考えました。



>>下1  プレイ内容

今日はここまで

あ、小ならセーフでいいです


あなたは奴隷商から、首輪に繋がる鎖を受け取りました。
購入していない今、リエーラの所有権は奴隷商にあります。
それはこの鎖を握る事で一時的に譲渡され、奴隷紋を用いた命令の強制を行う事が出来るようになるのです。

そうして、あなたはまず衣服を脱ぐように命じました。


「くっ……どう、ぞ。
 如何様にも、ご覧下さい」


リエーラは恥辱に小さな声を漏らしました。

けれど、それも一瞬の事。
既に奴隷としての覚悟は出来ていたようです。
貫頭衣と呼ぶにもおこがましい布切れを止める紐を解き、脱ぎ捨てました。

口から漏れる言葉も、本人の意思による物。
奴隷紋は何の光も放っていません。
やはり賢い女なのでしょう。
これから自分の主人になるかも知れない相手に無駄な反抗をした所で損しかないと、十分に理解できています。


晒された素肌の美しさに、あなたはほうと息を吐きます。
白く、余りに滑らかな肌。
大きくも小さくもなく、掌にちょうど収まるだろう胸は張りに富み、リエーラの動きに合わせてふるりと揺れました。
引き締まり、見事にくびれた腰から腿に至る曲線の美は男の手に撫で回されるために生まれたとしか思えません。

まるで芸術品のようでした。
それも、超一流の彫刻家が生涯を賭して作り上げる、マスターピースと言うべき精度の。
神に愛されたが故の肢体と、そう呼んだとして何の語弊も無いでしょう。


嘗め回すように裸体を眺めるあなたから、リエーラは視線を逸らしました。

男に慣れた様子はやはりありません。
本人の口から強制的に申告させられた通り、色恋沙汰とは縁が無かったのでしょう。
白い肌には羞恥から赤みが差し、唇は耐えるように固く結ばれています。


くく、と思わず笑みが漏れました。
そんな、性に免疫の無い女にこれから命じる事を考えての事です。

裸に剥いた程度で終わる訳はありません。
高い金を払った以上、もっと楽しませてもらわねば割に合わないというもの。
ですが、ただ自分で柔肌の感触を味わうだけというのも面白みに欠けています。


あなたは全裸で震えるリエーラに、無慈悲に命じました。
その場でしゃがみ、オナニーをしろ、と。

それに、リエーラは呆然と聞き返しました。


「……オナ、ニー?」


■ オナニー経験


Q) 処女の凛々しい女騎士エルフ様はオナニーとかした事あるの?

A) >>下1


リエーラの顔は途端に赤く染まりました。
そして次に、一気に血の気を失って青く変わっていきます。

反応からして、どうやらオナニー自体は知っているようです。
あなたは勿論、それを揶揄しました。

見くびってすまなかった。
お堅い女騎士様には難しい知識かと思ったが、そうではなかったらしい。
さぁいつもやっている通りの処女エルフのオナニーを見せてくれ。


「なっ……な……」


リエーラはまともに言葉も出せません。
体をカタカタと震わせ、拒否するように首を振ります。

美しい肢体を蹂躙され陵辱される覚悟はしていたのでしょう。
しかし自ら痴態を演じ無様を晒せと。
そう命じられる事は彼女の想像の埒外であったようです。


ですが、奴隷紋はリエーラが覚悟を新たにするまでを待ってはくれません。
胸元に刻まれた禍々しい紋章は光を放ち、あなたの命令通りにリエーラの体勢を強制的に落としていきます。


リエーラはしゃがみこんで爪先立ちに。
曲げられた膝は大きく外側に開かれ、いわゆる蹲踞の形を取りました。
腰を突き出しているわけではないために強調されてはいませんが、秘部は僅かに口を開き、内側の媚肉をさらけ出しています。


あなたの背後から、ひゅうと口笛が聞こえました。
振り向けば、そこには数人の人だかり。
奴隷市場の客達です。

「試し」の見物はこの市場の風物詩。
客ならば誰もが一度や二度はこうして眺めた事はあるでしょう。
中には見物だけを目当てに訪れる者もあると、あなたも聞いています。

取り立てて追い払う事も無いと、あなたはリエーラに向き直りました。


「……お、お願いします。
 店の奥に、い、行かせては、いただけないでしょうか。
 ごしゅ、じんさま以外に、見せたくはないのです」


ですが、リエーラの意見は違いました。
屈辱に眉を揺らしながらも、懸命に言葉を選んで訴えます。
せめて、大勢よりも一人の方が。

そんないじらしい願いを……あなたは一蹴しました。
さっさとやれ。
追加された命令に紋章は輝き、リエーラの手を股間へと導きます。


「……でき、ません」


が、リエーラの動きはそこで止まりました。
陰唇と陰核に触れ、さぁそこから、という所でぴたりと。
奴隷紋がどれだけ光を放っても、リエーラがオナニーを始める様子はありません。

あなたと観衆は訝りました。
奴隷紋の効力は絶対です。
将来を誓い合った相思相愛の恋人達に殺し合いを演じさせる。
その程度も軽々と強制する魔力に、たかが羞恥如きが太刀打ち出来る理由は無いのです。

もしや不具合かとあなたが怪しんだ所で、制止の理由はリエーラ自身の口からもたらされました。
強く唇を噛み、己の口を止めようとして。
しかし結局それは無駄な抵抗に過ぎず、言葉は発せられます。


「やり方が、分かりません。
 どっ、道具が無いと……オナニーは出来ません」


……一拍の、間。

その後に、場に爆笑が響きました。
まさかの告白です。


親衛隊隊長たる女騎士。
純潔と貞節を尊ぶエルフ。
しかも処女。

ここまで条件が整った女がまさか……道具を使ったオナニーに耽溺しているなど!
一体誰が予想できたでしょうか。


観衆達はここぞとばかりに罵ります。
お綺麗な顔をした淫乱エルフ。
どんな玩具がお気に入りなんだ。
いつも使ってたのは森に忘れてきたのかい、などと。

それに合わせて、あなたは謝罪しました。
まさしく、本当に彼女を見くびっていたようです。
これ程の上級者に対してオナニーを知っているかと尋ねるとは全く失礼な事でした。


リエーラは、青くなっていた肌を再び真っ赤に染めました。
羞恥だけでなく激怒からもでしょう。
彼女の顔が逸らされる一瞬前、鋭い瞳が殺意を乗せて睨みつけたのを、あなたは決して見逃していません。


ともあれ、道具が必要というならば仕方なし。
リエーラが立派に公開オナニーを全うできるよう、用意してやらねばなりません。

あなたは奴隷商に目配せしました。
すると、相手も良く分かったもの。

オナニーを命じたと同時に準備させていたのでしょう。
リエーラとはまた別の、殆ど全裸も同然、紐と呼ぶべき下着のみを纏った少女奴隷が店の奥からやってきました。

手に持ったトレイの上には数多の道具。

男根を模した張型のような定番から、筆や羽根といった軽い物まで。
中には魔力によって自動で振動する卵状の性玩具から、尻穴専用のボールが連なった物など。
多種多様の品々で埋め尽くされています。


観衆からは再び揶揄の声。
運んできた少女に対し、お前はどれがお気に入りなんだ、と問いが飛び。
少女は頬を染めたうっとりとした顔で、アナルパールが大好きです、と答えます。

観衆は一瞬静かになりました。
奴隷商はにやりと笑み。


「こいつは商品ではなく、私の専用奴隷でしてね。
 処女のまま尻穴だけで絶頂できるよう調整したのです」


と自慢します。
奴隷商がねちっこい視線で少女を見やると、彼女は尻をきゅっと締めて喜悦に身を震わせました。

商人の腕は中々良いようですが、今はどうでも良い事です。
あなたは少女に仕事を促しました。


失礼しました、と一礼し、少女はトレイを傾けます。
しゃがみこむリエーラの足元に、数多の道具が散らばりました。

選り取り見取りの選び放題。
どれでも好きな物を使って良い状況に、リエーラは更に体を赤くしました。

きっと喜びからでしょう。
ご主人様候補からの豪勢な贈り物が嬉しくない奴隷など存在しません。
その証拠に。


「あり、がとう……ございます……っ。
 エッチな玩具が大好きな、淫乱エルフ、には……過分な、お恵みを……」


リエーラもあなたに感謝し、頭を下げました。
屈辱に歯をかみ締めるような、ギリ、という音も聞こえたように思いますが、きっと気のせいです。
奴隷紋が眩く輝いていた事だって、多分、恐らく、何の関係もありません。


そうして、散らばった玩具の中からリエーラは……。


彼女が選んだ物に、一時鎮まっていた観衆は再び騒がしくなりました。
勿論、嘲笑によってです。

汚い侮辱が幾つも飛び、リエーラは拾った道具を強く握り締めました。
白い指が更に白くなる程に。


リエーラが選んだのは、張型。
いわゆるディルドーでした。
それも、よりにもよって最大の物です。

余りにも太く長いそれは、大きなカリを広げ、イボまで備えています。
並の女性どころか、熟練の娼婦でさえ突き入れられれば苦痛に悲鳴を上げかねない化け物じみた一物です。


あなたは奴隷商に目をやりました。
これを咥え込むとなれば、そんなものは処女でもなんでもありません。
例え男と交わった事が無くともです。

しかし、そんなあなたの懸念は杞憂であると伝えるように、奴隷商はいやらしくニヤリと笑いました。


「ふぅ……っふ……ぅ」


荒い息。
興奮によってではなく、強すぎる怒りによってもたらされるその呼吸に合わせて。
リエーラはディルドーを自身の入り口にあてがいます。

そして、少しずつ、少しずつ。
見守る観衆を焦らすようにその先端が肉に埋もれ……。


「……っ、ぅ」


つるり、と。
表面だけを撫でて滑りました。
勿論、凶悪すぎる男根模型が穴へと侵入する事はありません。

リエーラの体は僅かに震えました。
ゴツゴツとしたイボがクリトリスを刺激していったのが「良かった」のでしょう。


なるほど、とあなたは頷きます。
これならば確かに、処女であっても張型を楽しめましょう。


「う……ぁ、くっ……」


つるり、つるり。
ディルドーは何度も何度も、リエーラのそこを滑りました。

つぷつぷと先端をほんの僅かに埋め。
恐れたように腰を引き、あるいは手首を角度を変えて。
しかし、的確に陰核に一物を擦り付けられるように。

完全に慣れた動きです。
これと同様のオナニーを何十回と繰り返した事は疑いようもありません。


実に見応えのあるショーでした。
凛々しく鋭い美貌の少女が、大衆の面前で下品に大股を開いてしゃがみ、快楽を求めて性玩具を操る。
強制されているとはいえ、これほど馬鹿馬鹿しく、かつ劣情をそそる光景もそう無いでしょう。

あなたの「試し」のお零れに預かる者達も、好き勝手に囃し立てました。
そら入るぞ、もう入るぞ。
次はもっと深くだ。
大分濡れてきたぞ、そろそろ飲み込めそうじゃないか。
膜を破れ、玩具に捧げちまえ。

そして、そんな声にリエーラが顔を逸らす度にゲラゲラと笑います。


あなたはそれが少し気に入りませんでした。

観衆の声が、ではありません。
固く目を閉じ現実の直視を避けようとするリエーラが、です。
この分では恐らく、耳の方も努めて言葉を拾わないようにしているでしょう。

それは面白くありません。
どうせ恥辱に塗れるならば限界一杯まで塗れれば良いのです。

ですので、あなたは命令を一つ追加しました。

"こちらを見て、言葉に耳を傾けろ"

そんなシンプルな、残酷極まりない命令です。


「なっ……そん、やめっ……!」


言葉として成立しない、しかし拒否の感情は十分に伝わる悲鳴と共に、リエーラの顔はぐるりとあなたに向けられました。

閉ざされていた瞳は大きく開かれ、尖った耳は音を拾うようにぴくりと動いて角度を整えます。
最早一切の逃避は許されません。


そうして、リエーラは自身の現実をこれ以上無く理解しました。

リエーラに向けられる数多の目。
その全ては汚らわしい獣欲に染まっています。

ディルドーが陰唇を押し広げる度に、彼らは皆昂ぶります。
その模型に自身を重ね合わせて。
美しく淫らな女を蹂躙し、胎内に精を放つ瞬間を夢想して。

ディルドーが陰核を掠め撫ぜる度に、彼らは皆昂ぶります。
その模型に自身を重ね合わせて。
お高く留まったエルフ女に、快楽による嬌声を奏でさせる一夜を夢想して。


性玩具でオナニーをしている?
えぇ、それは事実です。
しかし、更に的確に、正確にリエーラを表す表現がありました。

今のリエーラは高位のエルフでも、女騎士でも、親衛隊の隊長でもありません。


――自分こそが今やただの性玩具に成り下がっているのだと、リエーラは否応無く突きつけられたのです。


「……るな」


認識してしまえば、最後。
最早リエーラを守る物は余りに弱い薄皮一枚。


「……見るな……見るなぁっ!」


出来る限り従順に。
抵抗せず、少しでもマシな待遇を得られるように。
そう判断し積み重ねた努力は、ここに崩れ落ちました。

リエーラは声を荒げました。
私のこんな姿を見ないでくれ、と。
必死に首を振って懇願を重ねます。


しかし残念ながら当然にして。
その声に従う者など、この奴隷市場に存在する訳がありませんでした。


むしろ、逆効果に過ぎます。

観衆は皆、下卑た悦びを強めました。
度を越えた辱めについに決壊したエルフの錯乱を、誰もが指差して笑います。

見るな見るなと叫びながら。
それでも命令に逆らえないリエーラは己の痴態を見せ付けます。
両の手を股ぐらに伸ばし、腕に挟まれた形の良い胸を強調する姿で、延々とオナニーは続けられます。
ツンと膨らんだ乳房の先端を揶揄する声を、意味の無い叫びで掻き消そうと虚しい努力を見せながら。


さて、とあなたは頃合だろうと考えました。
場は十分に暖まり、リエーラも限界が近付いています。

鎖を持つ側とは反対の手を静かに持ち上げ……指をぱちりと鳴らし。


「見るな、ぁ……っ? ひ、きゃっ!」


その瞬間、リエーラは大きく体を跳ねさせました。


「あっ、や、ひぅっ!
 な、こんな、こんなの知らなっ……!」


ディルドーの往復と共に、リエーラは声を漏らします。
それは今までの物とは性質を異にしていました。

明らかに甘く切なく。
体を走る快楽の程を明確に物語っています。


「あっ♡ うぁっ♡ ちが、ちがうっ♡ こん、なの……っ♡」


残念ながら何も違いませんでした。
ディルドーを操る指は先程までよりも鋭さと速度を増しています。
より深く、より大きく、快楽を求めているのは誰の目にも明白です。


ですがこれはリエーラが突如として露出に目覚めたという訳ではありません。
勿論、あなたの仕業です。
やった事は単純明快。

奴隷紋の機能の一つ、感度の倍増です。
本人の経験と環境を考えて四度の重ね掛け。

今のリエーラの肉体は、本来の十六倍にまで敏感になっていました。


このままダラダラとオナニーを続けた所で、楽しいとも思えません。
目の保養にはなるでしょうがそれだけです。

物事には終着点が必要なのです。
この場合は勿論、絶頂に他なりません。


「んぁ……あぁっ♡
 やめ、見るなぁっ♡ 私を、見ないでっ♡」


あなたの目論見通り、リエーラはあっという間に快楽の階を上っていきます。
心はともかく、体は逆らえず。
イボだらけのディルドーに必死にクリトリスをこすりつけて。

いえ、むしろ逆。
手で固定したディルドーに腰をすりつける姿は、無様の一言。


「ひぁ♡ こわれ、るっ♡
 ふぅっ、ぅ、うぅ♡ うぅうぅうぅぅ♡」


ガクガクと震える体は性的興奮から真っ赤に染まり、大粒の汗が伝っていました。
鋭かった瞳は見る影も無く、涙を湛えて潤みきっています。

それでも、甘く蕩けた声を隠しきれずとも。
無防備な喘ぎだけは漏らさぬように唇を噛み締める様は、彼女に残された最後の守りなのでしょう。


そんなリエーラの前に、あなたはしゃがみこみました。
ちょうど、しゃがみこんだ彼女と視線を合わせる形に。
急な接近に驚いた様子はありましたが、それでもオナニーの手は止まりません。
停止は許されていませんし……麻薬めいた強烈な快感から逃れる事は、命令が無くとも難しかったでしょう。

視線を遮る特等席が埋まった事に、あなたへの抗議が少々聞こえます。
ですがあなたは取り合いません。
これは「試し」の料金を払ったあなただけに許された特権なのですから。


目を逸らすなとの命令は取り消されていません。
必然的に、リエーラはあなたを至近距離で見つめたまま、オナニーに耽溺します。

……その目には、既に隠しきれない殺意が乗っていました。
憎悪、侮蔑、嫌悪、唾棄、憤怒。
あらゆる種の黒色の感情が、潤んだ眼からあなたへと突き刺さります。


「ふっ♡ ぅ、う♡ うぅぅ♡」


快楽から生まれたはずの声も、威嚇とどれ程違いがあるのか。

これだけ尊厳を踏み躙られて、未だにそんな目を向けられる。
それにあなたは敬意を払い。

もう一度、ぱちりと指を鳴らしました。


その瞬間。


「あ、ぁ、ぁぁあぁ♡
 いやっ♡ や、あぁぁぁああぁあぁぁ♡♡♡」


リエーラは体を仰け反らせました。
おとがいをピンと伸ばし、ガクガクと痙攣を繰り返します。

そんなリエーラの後頭部をあなたは掴み、力尽くで引き戻しました。

涙を流し、噛み締めていた唇を離して声を上げ。
無様に崩れた絶頂顔の観察は、あなたにとって実に愉快な物でありました。


やがて、リエーラの体がくたりとくずおれました。
強烈すぎる絶頂と長時間の無理な姿勢のためでしょう。
蹲踞を維持できず、その場にどさりと倒れこみます。
長い黄金の髪は汗に濡れた体に張り付き、いかにも扇情的に。


公開オナニーがそんなに良かったのか?

そんなあなたの問いには答えず、リエーラは脱ぎ捨てたボロの衣服を手繰り寄せて。
しかし悦楽に痺れる体では着る事さえできず、身を縮めて服を抱き締め、火照った秘部を隠そうと努力するのでした。


観衆は口々にあなたを称えました。

良い物を見せてもらった。
こんな「試し」は中々無い。

それに合わせて奴隷商もまた、あなたに近寄ります。


「いや、まさしくその通りかと。
 私も長くこの商売をやっておりますが、間違いなく五指に入るでしょう」


奴隷商は更に続けます。

リエーラ程の美姫となると、売る側も気を使う。
美しい娘には幸せになって欲しいというのが男心というもの。
その点、奴隷の扱いを心得たあなたならば任せるには申し分無い。

つきましてはこちらも勉強させていただいて……と。
手に持った算盤をあなたに示しました。


やはり、買うとなれば相当な値です。

エルフの娘は最低でも通常の奴隷の十倍から。
平均で言えば二十倍程でしょうか。

リエーラの購入にはそんな並のエルフの、更に数倍の額を必要とするようです。


ですが……そんな物はあなたにとってはした金です。

大陸でも指折りの実力者たるあなたならば、この程度は成体の竜の一匹でも狩って来れば賄えてしまいます。
そしてそれには、さしたる苦労もかかりません。
行って、見つけて、斬る。
それで終わりです。

故に、考える事はたった一つ。


「ふぅ……ふ……っふ、ぅ」


地面に横たわったまま。
荒い息を整えながら、どうか買ってくれるなと、再び殺意を押し隠した瞳であなたを見やる。
この白く美しいエルフ女に。

あなたが価値を見出せたかどうかだけ。


『選択肢』


◆ この奴隷を買う

◆ 買わない


>>下1


リエーラへと見せ付けるように、あなたは懐から袋を取り出しました。

片手に収まる程のそれから一枚の硬貨を取り出し、奴隷商へと投げ渡します。
その硬貨の色は青みがかった銀。
流通する貨幣の内、上から数えて二番目の価値を持つそれは、本来こんな場所で見られる物ではありません。
最上位の物は王族が所有するのみで取引に使用された事が無い以上、実質最高位の貨幣と考えて良いでしょう。

魔力との圧倒的な親和性を持つ希少金属で作られた蒼銀貨は、屋敷を買える程の価値を持つのです。
いかに高価と言えど、リエーラはそこまでの値ではありません。
当たり前のように、たった一枚の硬貨とリエーラは引き換えられる事となりました。


……あなたの所有物となる。
それを理解してしまったのでしょう。

リエーラは更に体を縮め、ボロに爪を立てました。
強く、強く、染み渡る絶望を表すように。


支払いが終わり、契約の時がやってきました。

リエーラの鎖を引き、立ち上がらせます。
一時を置き、再び冷静さを幾ばくか取り戻せたのでしょう。
美しいエルフの娘は抵抗する事無く、あなたに身を任せました。


そんな彼女の胸元……奴隷紋へと、あなたは指先を添えます。
すると、奴隷紋はその紋様をほどき、薄紫色の染みへと変じました。

これは別に、魔法が解けたという訳ではありません。
これまでの契約はあくまで仮の物。
正統な所有者が決まるまでの物だったのです。

奴隷紋を好みの部位へ移し、自身を示す紋様へと書き換える。
これをもって、本契約の完了となります。


正式な奴隷紋をどこに描くかは、あなたはとうに決めていました。

あなたの指先は、リエーラの白い肌を撫でながら下がっていきます。
整った乳房の間を通り、可愛らしいヘソを越えて。


「……っ」


そうして、女の中心。
子宮の真上、下腹部にその根を下ろします。

余りの悪趣味さに思わずといった様子で、リエーラは俯きました。


「……私を、買って下さり。
 ありが、とう、ございます」


それでもなお気丈に、リエーラは口上を述べました。

持ち直した精神で、必死に言葉を紡ぎます。
自身のあらゆる権利を持つ主に媚びへつらい、僅かでも良い待遇を得られるようにと。

オナニーの最中に一度それが崩れた以上、最早さしたる意味も無いと理解しながら。
……あるいは、それこそがリエーラが最後に縋れる物だったのかも知れません。


「誠心誠意、お仕えさせて頂きます。
 どうか私を、性玩具として……末永く、お使い下さい」


■ 奴隷の待遇


購入した奴隷をどのように扱うかを決定します。
待遇によって奴隷の健康状態や精神状態が変わります。

テンプレは以下の通り。


【衣】
【食】
【住】


例)

【衣】 金属の針がふんだんにデコレートされたボロ布
【食】 腐っていない事以外に評価すべき点が無い残飯
【住】 極めて狭く、立てない程に天井が低く、真っ暗で、何も無い部屋

→効果 心身共にボロボロになっていき、その内発狂します。


>>下1  >>69のテンプレートでどうぞ


商都での仮宿として購入した一軒家。
その地下にはなんと……。


「……は?」


と、思わずリエーラが声を漏らす光景が広がっていました。
親衛隊の彼女にとって見慣れた部屋です。

茶と談笑を楽しむための、品の良い椅子にローテーブル。
壁にかけられた森の木々を描いた絵画。
高い天井からはシャンデリアが下がり、部屋をゆらゆらと照らします。
扉を一枚隔てた奥には、広く大きく、寝心地の良さそうなふわふわの天蓋付きベッドまで備えています。


「馬鹿な……ここは、姫様の……?」


作られた口調はさてどこへ飛んでいったのか。
完全に素に戻ってしまったらしいリエーラは唖然として呟きます。

それもそのはず。
ここはあなたがリエーラの記憶を読み取り、魔法によって再現したエルフの姫の部屋なのです。
地下であるために残念ながら窓だけはありませんが、それ以外はほぼ同一でしょう。

一般的には簡単な事ではありませんが、あなたにとっては別。
この程度は造作も無いのです。


呆然と部屋を見渡すリエーラの背を眺め、あなたは口元を愉悦に歪めました。

これだけの部屋を用意した理由。
それは良心から……などでは勿論ありません。


あなたは、握った手から血を滴らせる程の無念を見せた姿を忘れてはいません。
親衛隊の隊長でありながら姫を守りきれず奴隷に落とした。
その事実を抱えてこの部屋に住まう事は、さて、リエーラの心にどれ程の負荷をかけるでしょう。

今はまだ然程では無くとも。
一日、一日と過ごす毎に自責の念はより大きく膨らむはずです。


更に。

もしここにエルフの姫を連れてきて。
あらゆる尊厳を奪い踏み躙るような待遇を与えたならば?
勿論の事、リエーラは姫君のように扱うままで。


想像だけで当分は大笑できそうだと、あなたは腹を抱えます。


また、リエーラをそのまま味わうのも悪くありません。

姫を守る騎士ともなれば元々の身分も高いはずです。
ドレスを着せて、天蓋付きの寝台に押し倒し。
男を知らぬ貴種のお嬢様に子宮を抉られる苦痛と快楽を教え込む。
それもまた面白い試みです。

あるいは、意に沿わぬ奉仕を強要する手もあります。
美しく着飾り、王子様とダンスを踊るに相応しい化粧をさせて……男根の前に跪かせるのです。
その時、上目遣いの視線に乗るのは屈従か、それとも殺意か。


何にせよ、楽しみ方は色々あります。
これ以外にだって幾らでも、その日の気分によって湧き上がる事でしょう。

楽しい日々の予感に、あなたはぺろりと、舌で唇を湿らせるのでした。


■ 奴隷-1

【名前】リエーラ
【年齢】17(人間換算の場合)
【種族】エルフ
【特徴】金髪碧眼で色白のエルフ耳。髪型はロング。スレンダーで彫刻のようなバランスの取れた体つき。
【性格】凛々しいクール系で気が強い
【経験】処女
【備考】エルフ族の女騎士、親衛隊の隊長であった

【衣】エルフの姫が着ていたようなドレス
【食】主人が食べる物と同等の物
【住】エルフの姫が住んでいた部屋を再現した部屋




■ 行動選択


1)奴隷を使って遊ぶ

2)新しい奴隷を探す

3)その他(自由記述)


>>下1


>>下1  プレイ内容

今日はここまで
参加ありがとうございました

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