【安価】勇者の弱点を探せ! (112)
魔王「なんとしてでも倒す為」
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私は魔王だ!
...とはいえ、魔王の娘である私が魔王の死に伴って魔王になっただけ
明らかに私の蓄えた魔力では勇者に勝てない
魔王「こうなったら勇者の弱点を探すしかない!」
魔王「ふふふ...」
~とある町~
魔王「ここに勇者がいるらしい」
魔王はきっちり変装し、町娘と同化している
魔王「おっ、勇者が歩いてる」
勇者「...」トコトコ
魔王「よし、早速追跡だ」
下2>>勇者の向かった先
~孤児院~
勇者「...」
魔王(孤児院か...)
勇者「もしもし」コンコン
勇者はドアをノックする
すると中から声がする
「なんでしょう?」
勇者「届け物です」
「...そうですか、ならきっと住所を間違えましたね」
「ここに物をあげようなんて思う方はいらっしゃいませんから」
勇者「そうですか、しかし僕はやらねばならない」
勇者「もし貴方がドアに手をかけているなら、その手を離して下さい」
勇者「今から魔力を流します」
勇者「3...2....1.....」
勇者「ふん!」ガチャ
勇者「解錠完了」バタン
勇者は孤児院に入って行った
~しばらくして~
勇者「失礼しました」ガチャン
魔王「出てきたか」
魔王「孤児を人質に取る。アリかな」
魔王「検討しましょう...ん?」
魔王「げっ、もうあんな所に」
魔王は勇者を追いかけて行った
下2>>次に勇者の向かった先
~教会~
勇者「祈りを捧げよう」
勇者「...」パチン
手を叩きあわせる
勇者「...」ナムナム
魔王(退屈)
勇者「ふぅ」
勇者「寄付」ポンッ
勇者は財布を置いて出ていった
魔王「はぁ...?」
魔王「イカれてるよあの人」
魔王「社会性として弱点かも知れないけど使えないわこれ」
下2>>勇者の向かう所
~川~
勇者「お」
勇者「...」ウロウロ
勇者「...」ピタッ
勇者「よし、野宿ポイントだ」
勇者「寝よう」
気が付くと、もう日が暮れていた
魔王(にしても早寝すぎでしょ)
魔王(待てよ)
魔王(今寝込みを襲えば...)
勇者は川辺で仰向けになって寝ている
魔王「やるしかない...」
下1>>どっちが勝った?
魔王「死ぬが良い!」
勇者「は!?」カッ
魔王「もう遅い!」バリバリバリ
勇者「裁き!!」ガシャーン!!
天を貫き、雷が落ちる
魔王「う...ぐふぅ」ドサッ
勇者「お互い油断したようだね」
~翌朝~
魔王「くっ、殺せ!」
勇者「どうしようかな」
魔王は魔法の鎖て縛られている
勇者(この子の処分は決めなきゃならないな)
勇者「うーん...」
下2>>勇者は魔王をどうする?
勇者「しかし町娘って感じじゃないよねぇ」
魔王「ああ」
勇者「オーラが滲み出てるよね。何者?」
魔王「私は魔王だ」
勇者「...確かに魔族っぽいが魔王では無いだろう」
魔王「何!?私を愚弄するのか!?」
勇者「迷いがありすぎる。あと雷一発で持ってかれる程弱くないだろう」
魔王「...ッ」
勇者「まあいい、比較的善良な奴みたいだし」
魔王「嘗めてくれる」
勇者「一緒に旅をしよう」
魔王「はぁ!?」
勇者「魔族の価値観についても知っておけば、それは平和につながるだろう?」
魔王「好きにしなさい。でもこの鎖を解いた瞬間私は自害する」
勇者「駄目だ。勝手に自害したらお仕置きする」
魔王「お仕置き?」
勇者「うん。内容はまぁ...そん時に考えればいいか」
魔王「というかどうやって自害を止めるのよ?」
勇者「蘇生する。原子レベルでね」
魔王「何でこんな奴と敵対する定めにあるのか」
勇者「何を言っているの?もう仲間みたいな物でしょ」
勇者「ま、監視対象としてね」
魔王「監視対象としてって何よ」
勇者「まぁまぁ」
勇者「とりあえず、次の目的地について話そうか」
下2>>次の目的地
勇者「毒の沼地だ」
魔王「ああ、やっぱり北に進むのね」
勇者「魔王城の方角だからね」
勇者「鎖は外してあげよう」プォン
魔王「わっ」ガシャン
勇者「いざ鎌倉」
魔王「?」
勇者「...ごめん、なんでもない」
~毒の沼地~
勇者「うわぁ、毒々しいな」
まるで溶岩の如く焼け焦げるような音がする
魔王「諦めるんですね」
勇者「うーん...あ、ちょっと花を摘んでくる」
魔王「...」
魔王「...」
魔王(今の内に逃げようかな)
魔王(うんそうしよう)
ピカッ-!!
魔王「!?」
一体に光が溢れた
そして光が晴れると____
魔王「嘘でしょ...」
何の変哲もない沼地になっていたのだ
勇者「...ちょっと驚いた」
魔王「これの原因ってもしかして」
勇者「僕は悲しいよ」
勇者「まぁ何にせよこれでこの沼地は突破できる」
魔王「ちぇ」
勇者「さあ行くよ、引っ張ってでもね」
下2>>沼地を抜けた先には何があった?
~村~
勇者「...?」
魔王「静かな村だな」
勇者「空気が澱んでるね」
勇者「とにかく、聞き込みをして回ろう」
魔王「歩くのだるい」
勇者「引きずるしかなくなるね」
魔王「それは嫌」
勇者「じゃあ行こうか」
~聞き込み完了~
勇者「魔族はやたら生贄を欲しがるな」
魔王「うるさい」
勇者「...」
勇者「あ、良いこと思い付いた」
魔王「嫌な予感が...」
勇者「魔王を生贄にして、油断した所を叩く」
魔王「的中した」
勇者「アジトの位置も知ってるし、これで行こう」
魔王「...」
~夜~
村民「ここに棺があります」
勇者「へぇ」
村の真ん中に大きな棺が置かれている
これに生贄を入れろとの要求だ
魔王「覚えてろよ...」ガコッ
村民「あの方は?」
勇者「魔族の方です。この生贄を使って襲撃します」
その後、魔物がやって来て棺を持っていった
しかし...
~棺内部~
魔王「...」
魔王(今抜け出せば逃げられるのでは...?)
魔王「瞬間移動」ピシュン
~魔物のアジト~
そこは、洞窟に通じていた
そしてその洞窟の中に魔物のリーダーがいるのだろう
勇者「とりあえず棺は奪い返すか」
勇者は既に棺がもぬけの殻である事には気付いていない
勇者「棺の中身は何処にありますか?」
魔物リーダー「お、俺だって分からねぇよ...」
勇者「そうですか、でももしもという事がありますので...」
勇者「腹かっさばいて調べて見ましょう」グシャッ!!
~解剖終了~
勇者「本当にいないぞ?」
勇者「探しに行こう」
魔王「とりあえずここらで魔力回復を...」
勇者「おい」
魔王「...はい」
勇者「棺から逃げたのかな」
魔王「...はい」
勇者「これはお仕置きが必要だね?」
魔王「嫌ああああああああっ!」
勇者「逃がさないよ」ピシャン
魔王「また鎖かよおおおおっ」
魔王「女捕まえて何するつもりだよぉ...」
勇者「逃げなければ捕まえる必要はないよ」
勇者「お仕置きタイムだ」
下2>>お仕置きの内容
勇者「まぁ一回目だし優しくしといてあげます」
魔王「本当?」
勇者「はい、足つぼマッサージです」
魔王「えっ」
勇者「靴脱がせます」グイッ
勇者は慣れた手つきで靴を脱がす
魔王「や、ちょっとそれは」
勇者「えい」グッ
魔王「うわああああああああっ!!!」ビクン
~翌日~
魔王「...」パチ
勇者「起きましたか」
魔王「あれ...私...」
魔王の脳裏に昨日の出来事がよぎる
魔王「ひっ」ズザッ
魔王は思わず座ったまま後ずさりしてしまう
勇者「ふふ、怯えすぎですよ」
勇者「さあ、次の目的地を目指しましょう」
下2>>次の目的地
勇者「まず、ここから東の国の国境を目指す」
魔王「北じゃないの?」
勇者「うん、船を使うからね」
魔王「爆破してやる」
勇者「じゃあ鎖に繋いで船旅をしてもらう事になる」
魔王「まじ勘弁です」
~東の国境~
勇者「ほら、見えてきただろう」
そこには、城壁の様な壁と大きな門がある
魔王「ふん、魔王城に比べればこんな物」
勇者「あ、門番さん。僕は勇者という者ですが通してくれませんか?」
門番「...」
魔王「シカトですか。そうですか」
下2>>門番の発言
門番「ふむ、勇者か」
門番「とは言え、最近偽勇者が増えてきて困っている」
門番「確認として、本物の勇者である証を見せてほしい」
勇者「証ですか...」
魔王「ほら、早く出しなさいよ。なんか持ってるでしょ?」
勇者「いや、何も持ってない」
勇者「実力で示すしかないんだよね」
勇者「あー...」
勇者「アレやろう。ちょっと音出るよ」スッ
勇者は壁に手を当てる
キュイイイイン!!!
勇者も手が閃光を放ち____
ズゴオオオオオン!!!
自分の腕ごと壁を破壊した
勇者「やっぱ痛いわこれ」
門番「な、何やってんの!?」
魔王「へ?」
勇者「これから遅効性で現実が偽証されるから」
魔王「???」
その次の瞬間だった。そこに継ぎ目はなく、まさに瞬間的変化。
全てが元に戻っていたのだ。壁も、腕も。
門番「よく分からない、正直理解してしまうのが怖いが説明してくれ」
勇者「腕を中心として爆破するなら、爆破後に腕が残る訳ありませんよね?」
勇者「『そこに腕がある』という事実だけを少し先の未来に飛ばしました」
勇者「その結果から発生する事象の世界が意思を持って行うリセットを利用しました」
勇者「簡単に言えば、あり得ない事を作為的に起こして世界にエラー吐かせたって事です」
魔王(全く理解出来ないが...こいつ、世界の仕組みについて知っている)
魔王(今の技なんてまさに運命に直接的に干渉している)
魔王は戦慄した
門番「まあいいや、通んな」
勇者「感謝します」
~東の国~
勇者「この国では水路が主流です」
勇者「北行きの船が出るまで少々時間があります」
勇者「という訳で、何か暇潰しをしましょう」
魔王「内容はもうあるの?」
勇者「無いんですよねー...考えましょう」
下2>>暇潰しの内容
勇者「うーん...」
魔王「お腹が空いた」
勇者「じゃあなんか食べよう」
勇者「今まで何食べてたの?」
魔王「...秘密」
勇者「つまり言いたくないと」
魔王「うん」
魔王(村の人から食い物盗んでたなんて知れたらまたお仕置きを食らう)
勇者「人に話せないような物を食べていたんですか...」
魔王「え」
魔王はお仕置きを覚悟した。最早トラウマなのであろう
しかし、次の勇者の行動で魔王はさらに困惑する
勇者「すみませんでした」ザッ
勇者は頭を垂れ、そして土下座した
魔王「えっ、あの、その...」
勇者「僕が悪かった。きちんと食べ物を与えてあげなければならなかったんだ」
勇者「しかもこんなか弱い少女にだよ」
魔王はすぐさま私は魔王だ、と反論しようとしたが
自分が特別に扱われ悪くはない感覚だったので、一時的に黙った
魔王「えっと...じゃあ勇者は何食べてたの?」
勇者「僕かい?えーっと」
魔王「顔上げてよ、こっちが悲しくなる」
勇者「...」ズイ
勇者「えっと僕が食べてたのはね、乾燥したネズm___」
魔王「結構です」
勇者「えぇっ」
魔王「どっか食べに行こうよ」
勇者「ご生憎様ですが、所持金などという物は持ち合わせておりません」
魔王「はぁ!?」
勇者「あ、一応船賃は持ってますよ」
魔王「本当に呆れた。もういいよ私がお金を出す」
勇者「しかしそんな...」
魔王「煩い!私が食べたいだけ!勇者はついでだよ」
勇者「...しょうがありませんね。お言葉に甘えます」
魔王「じゃああそこのレストランに行きましょう」
~食後~
勇者「良い食いっぷりでしたね」
魔王「まぁね」
魔王は満たされた
魔王「そろそろ船の時間ね」
勇者「そうですね、乗り込みましょうか...っと、これを」キュ
勇者はいきなり魔力の腕輪を魔王の腕に嵌めた
魔王「へ?」
勇者「暴れないように魔力にリミッターを設けます。それ以上出せませんよ」
魔王「く...外せない」
勇者「リミッター以上の魔力を流し込まないと破壊出来ませんよ」
~船内・船室~
勇者「じゃあ僕は寝てるから、何かあったら起こしてくれ」
魔王「ふん」
勇者「おやすみ」ドサッ
勇者はベッドに倒れこむ様に寝た
魔王(おのれ...無防備に寝おって...)
魔王(魔力があればこんな傍観などせずにすんだろうに)
魔王は船室から出た
下2>>魔王の行動
~甲板~
魔王「んーーーーっ」グイイイッ
魔王は伸びをする
魔王「少々肌寒いか」
魔王「まぁ良い」
魔王「適当に散策するかね」
魔王「しかし、結構広い甲板ですね」
魔王「はぁ」
魔王「だんだん家に近づいて行く」
魔王「勇者は私を殺しちゃうんだろうか」
魔王「うーむ、やっぱり何処かで逃げた方が良い気がしてきたぞ」
魔王「...ん?」
魔王「誰か居るよ」
下2>>甲板に居た人とは?
魔王(普通の人間...?)
魔王(いや、力が少し漏れてるな、あれは魔物...)
魔王「ど、同族...」
魔王「ねぇ」
擬態魔「はい」
魔王「貴方、魔物でしょう?」
擬態魔「!?」
魔王「おっと失礼。害意はありません」
魔王「私は魔王です」
擬態魔「貴方が?」
魔王「ええ、しかし今は力を封じられています」
魔王「この腕輪に強い魔力を送れば私は解放されます」
擬態魔「ふーむ」
魔王「頼みますよ」
擬態魔「この腕輪ですか」
下2>>擬態魔は魔王に協力するか
(しない場合は次の擬態魔の行動も)
擬態魔「これは...相当な魔力が必要ですね」
魔王「やっぱりか」
擬態魔「安心して下さい。解呪呪文があります」
擬態魔「せい」ピロリロリロ!
魔王の腕輪は外れた!
魔王「おお!有難い!」
魔王「よし...」
魔王「実はこの船に勇者が乗り込んでいる。奴を倒そう」
擬態魔「はい」
~船室~
勇者「...」スースー
魔王「まだ寝ているね」
『しかもこんなか弱い少女にだよ』
魔王「...っ、奴の弱点は少女だ。少女の姿になって」
擬態魔「御意」シュン
魔王「行くよ...勇者討伐戦」
下2>>どっちが勝った?
魔王「この魔力の槍で!」ブオンッ
その時、もう一人勇者が現れた
勇者?「へし折ってあげますよ」ビリィッ!
ごく小さな雷撃の様に見えるが、その威力は魔力の槍を折るに足りていた
魔王「何!?」
擬態魔「何処から現れた!?」シュッ
擬態魔は勢い良く蹴りを繰り出したが、当たった瞬間にもう一人の勇者は霧散した
勇者「なんだか五月蝿いなぁ...ん?」
勇者「そういう事か」
勇者は目覚めた
勇者「時間凍結」
勇者が発した衝撃により、擬態魔と魔王の時間が停止した
しかし、それと同時に勇者から出でたもう一人の勇者が魔王の位置をずらす
すると、魔王の時間が動き始めた
魔王「はっ!?」
勇者「まだ僕を殺そうとできる程魔物していたとはね」
魔王「ひっ」
勇者「キツいお仕置きをくれてあげよう」
下2>>お仕置きの内容
勇者「じゃあ僕の食事を食べさせてあげよう」
魔王「う...」
魔王(比較的楽そう?)
勇者「クーラーボックスに入れてきたからね」
そう言うと、勇者はクーラーボックスの中から料理を引っ張り出す
...と、言ってもこれを料理と認めない人もいるだろうが
勇者「『道端肉団子』と名付けよう」
魔王「肉団子?確かに形状は肉団子ね」
勇者「では、作り方を説明しよう」
勇者「まず、ネズミを良く殺菌し、干して下さい」
勇者「ネズミの体内から肉を削ぎとって下さい」
勇者「ネズミの体内に食べられる虫を詰め込みます」
勇者「ネズミの目を洗った蛇の目と入れ換えます」
勇者「最後に、ネズミの肉で巻いて団子状にして完成」
魔王「生命に対する冒涜ですか?」
勇者「いいえ、とってもエコロジー」
勇者「さあ、食うんだな」
勇者は肉団子を差し出す
魔王「うっ...」
~世界北部~
勇者「やっと下船だ」
魔王「」
勇者は気絶した魔王を片手に担いだまま下船した
勇者「今日はこのまま野宿だな」
~翌日~
魔王「あぁ」
勇者「起きたか」
魔王「水無い?口内が死ぬ」
勇者「はいどうぞ」ゴト
魔王「んっ」ゴクゴクゴク
魔王「ぷはぁ。あれはおぞましい記憶だ」
勇者「分かったら妙な真似はしないでね」
魔王「...分かった」
勇者「さて、これから先の予定だが、魔王城を目指す」
勇者「真っ直ぐにね」
魔王「どれくらいで着くの?」
勇者「うーん...」
下2>>魔王城までの距離
勇者「歩いて10分ってとこかな」
魔王「!?」
勇者「さて、行こうか」
魔王(ひ、非常にまずい...)
勇者「良く見ると見えるだろう?」
少々霞みがかっているが、確かに少し遠くに魔王城が見える
勇者「確かにでかいなあれは」
~魔王城・最深部~
そこには誰も居ない。当然であるが
勇者「誰も居ない...」
魔王「勇者...」
魔王「私が本物の魔王だって、理解してくれた?」
勇者「嘘ですよ...こんなの」
魔王「さあ!私が魔王だ!貴様が死ぬか私が死ぬかッ!!」ズオオッ!
魔王は臨戦態勢になる
勇者「僕は...一体どうすれば良いんだ!?」
下1>>勇者の行動
勇者「致し方無いね...行くよ!」ドビュゥーン
魔王「来い!」ガガガガ
勇者「言っておくけど、君の思い通りにはさせないよ!」
魔王「魔槍!」スカッ
魔力の槍は出現しない
勇者「昨日既に時間を楔として磔にしてある!」ジュイン
魔王「うぇ」
ズドオオオオオン!!!!
~~~~~~~~~~~
魔王「っく」
魔王「...あれ?私、何で生きて...?」
勇者「ようやく、目覚めましたね」
魔王「何故生かした!」
勇者「...」
魔王「私は彼処で死ぬ定めだったんだ!私は魔王_____」
勇者「黙りなさい!」
魔王「なっ」
勇者「これからあなたは僕の物です」
魔王「...」
魔王「しょうがないか。呆れた奴だ」フフ
勇者「顔が笑ってるよ」
魔王「いや、可笑しかったんだよ。最初から私が弱点だったなんて、ね」
~END~
安価に付き合って頂き、ありがとうございました
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