於 音ノ木坂
姉「今度、沼津のスクールアイドルAqoursのみんなとヘキサゴン大会を開催するから、μ’sから3名、選抜しておいてね。あ、これはAqoursメンバーでヘキサゴンをやった時のVTRだよ。参考にしてね。もちろん、Aqours側にもμ’sでヘキサゴンをした時のVTRを提供するからね」
Aqoursでヘキサゴンの様子↓
花陽「Aqours!? Aqoursと言えば、沼津で人気の9人組スクールアイドルだよ!」
絵里「さすが花陽、よく知ってるわね。ところで、μ’sからは誰が出場する?」
海未「やはりμ’sでヘキサゴンをやった時の上位3名というのが自然でしょうか」
穂乃果「そうすると、絵里ちゃん、真姫ちゃん、凛ちゃんだね」
凛「絵里ちゃんと真姫ちゃんはいいけど、凛はちょっと自信ないなあ。たまたま運で3番目だっただけだし・・・」
ことり「でも、じゃあどうするの?」
真姫「やりたい人がやればいいんじゃない? さっきお姉さんが言っていたけど、別にチーム戦ってわけじゃないみたいだし。必ずしも強い人が出なくてもいいのよ」
にこ「でも、どうせなら勝てる人を選ぶべきでしょ? それならえっぐいヤツがそこにいるじゃない」
希「え? うち?」
絵里「そうね。希のヘキサゴン成功率は100%、しかも正解者と不正解者の見極めも完璧だったわ」
海未「では、決まりですね」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1511452395
希「わかったよ。ところで、作戦なんやけど・・」
真姫「作戦? あくまで個人戦なんでしょ? 私達だって敵同士なのに、作戦なんか立てるの?」
希「うーん、でも、どうせならμ’sの誰かが優勝する方がいいやろ?」
絵里「そうね、希の言うことも一理あるわ。だって、Aqoursだって作戦を立ててくるかもしれないんだし」
真姫「そうね。で、どうするのよ?」
希「そうやね。まず、序盤からμ’s同士でつぶし合うのは良くないと思うんよ。だから、最初の1周はμ’s同士でヘキサゴンするのは避けよ? 最初はAqoursメンバーに×を付けることに専念するんよ。もちろん、個人戦なのは理解してるから、2周目くらいからは自由にしよか」
絵里「なるほどね」
真姫「わかったわ」
希「それと、動画ではわかりにくいけど、何か仕掛けようとするとき、みんな何かしらちょっとした癖が出てるみたいなんよ。例えばこの子は・・・」
希(ふふふ。性格をよく知ってる二人が残ってくれた方が、終盤やりやすくなるからなあ。性格をよく知らんAqoursメンバーばっかり残ったら、うちもやりにくいしなあ。1周だけでも無事に過ごせて様子見できれば、うちの勝利は固いね)
於 浦の星女学院
姉「今度、μ’sのみんなとヘキサゴン大会を開催するから、Aqoursから3名、選抜しておいてね。あ、これはμ’sメンバーでヘキサゴンをやった時のVTRだよ。参考にしてね。もちろん、μ’s側にもAqoursでヘキサゴンをした時のVTRを提供するからね」
μ’sでヘキサゴンの様子↓
はっちゃけお姉さん「μ’sでヘキサゴン!!!!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1509705200/)
ダイヤ「まさか、エリーチカと会えるのですか?!」
ルビィ「花陽ちゃんと会えるの!?」
果南「3人選抜だって。誰にしようか?」
曜「Aqoursメンバーでやった時は、千歌ちゃんが優勝して、ルビィちゃんが2位、鞠莉ちゃんが3位だったよね」
千歌「うーん、でも私は運で優勝しちゃっただけだよ。もっといい人がいるんじゃない?」
善子「ずら丸とか、結構えぐい戦い方してたわよね」
花丸「そ、そんなことないずら!」
梨子「さっきお姉さんからもらった動画見ると、この希さんって人、凄いみたいよ。不正解の人にはもれなくヘキサゴンして、全部成功してる・・・!」
果南「十中八九、この人が出てくるだろうね」
千歌「やっぱり私はだめだよ・・。分かんない問題多いし、希さんにヘキサゴンされてすぐ退場するのが落ちだよ・・」
鞠莉「いえ、ここはやはり順位通りいくのよ! このゲーム、運も重要な要素。ちかっちこそ代表に相応しいわ」
ダイヤ「しかし! 希さんには得体のしれないスピリチュアルパワーがあるのですよ!」
鞠莉「スピリチュアルパワーなんてもん、存在しないわ! 私の見立てが正しければ、希は他人のちょっとした癖やなんかで、正解か不正解かを見極めているだけよ。μ’sメンバーの癖なら熟知しているでしょうけど、私たちのデータはAqoursでヘキサゴンをした時の動画だけ。そこまで良いようにやられはしないわ」
花丸「まるも賛成ずら。正解率が低いという点では、千歌ちゃんだけじゃなくて、希さんもそんなに正解してないずら」
ルビィ「そっか。じゃあ難しい問題は怖がらず希さんにどんどんヘキサゴンだね!」
曜「決まりみたいだね。3人とも頑張ってね!」
千歌「うん、頑張るよ! 簡単に×を付けられないように、勉強しておかなきゃ!」
ルビィ「頑張るびぃ! μ’sのヘキサゴン動画を見て、対策を立てるよ!」
鞠莉「まっかせなさーい! 私も動画で研究しておくわ。Aqoursの方の動画もね」
姉「みんな、はっちゃけてるかい!? さあさあやってまいりました音ノ木坂高校の人気スクールアイドルμ’sの選抜メンバーと、浦の星女学院の人気スクールアイドルAqoursの選抜メンバーでクイズヘキサゴンをやっちゃうよ!! ルールはこちらを見てね☆」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%82%BA!%E3%83%98%E3%82%AD%E3%82%B5%E3%82%B4%E3%83%B3
姉「じゃあはっじめっるよー! 優勝賞品はなんと! 超超超出血大サービス!!! な・ん・と・・・・・・旅行券50万円分をプレゼント!!!」
真姫、鞠莉(溜めた割にそんなに凄くないじゃない)
姉「ちなみに、あくまで個人戦だよ! だから、もちろん自分のグループのメンバーにヘキサゴンするのも全然ありだよ! さあ最初の出題者はルーレットで決めるよ! ルーレットスタート! ・・・最初の出題者は絵里ちゃん!」
出題順(席順)
絵里→ルビィ→真姫→鞠莉→希→千歌→絵里
問題と正解率
北海道の女子高生 77% 61% 45% 38% 19% 9%
有名進学塾小学6年生 93% 81% 51% 29% 12% 6%
スクールアイドル 90% 82% 66% 43% 30% 11%
新橋サラリーマン 83% 74% 50% 44% 27% 8%
巣鴨のおばあちゃん 99% 83% 60% 36% 22% 1%
絵里(1周目は希や真姫にヘキサゴン出来ない・・・、約束だしね。そうすると、難しそうな問題は後にとっておいた方がいいかしら。ここは適当に)
絵里「そうねえ、有名進学塾6年生51%でお願いするわ」
姉「有名進学塾6年生の正解率51%の問題はこちら! 『衆議院の任期は何年?』」
絵里(Aqoursでヘキサゴンをやっていた時の動画を見た限り、千歌って子はこの手の問題に弱いはずだわ)
絵里「千歌にヘキサゴン」
控室
海未(これが本当のエリーチカですね)
ダイヤ「こ、これは! まさしくエリーチカですわ!」
果南「はあ?」
花丸「うわぁ」
凛「なんか寒くないかにゃ?」
ダイヤ「おだまらっしゃい!」
海未(口に出さなくてよかったです・・・)
姉「さあ、千歌ちゃんの回答をオープン!」
千歌:4年
姉「千歌ちゃん正解! 絵里ちゃんに×が付きます!!」
絵里「な!?」
千歌「やったあ! 今日のためにいっぱい勉強してきたんだよ!!」
希(えりち、安易に行きすぎや。多分、ルビィちゃんと鞠莉ちゃんが何か仕掛けて来てるで・・)
他の人の回答
ルビィ:10年(4年)
真姫:4年
鞠莉:6年(4年)
希:3年
姉「!!!! なんとルビィちゃんと鞠莉ちゃんが初っ端で、しかもそう簡単ではない問題でセーブ崩しをしていたーー!!」
真姫(大胆ね。かなり侮れないわ)
希(面白いもの見せてもらったやん。動画で見た通り、何か仕掛ける時、ルビィちゃんは手がグーに、鞠莉ちゃんは妙に真顔になる癖があるんやね。今回は確認できなかったけど、千歌ちゃんは悩んだり居心地悪いときは腕を組んだり、手を頭の後ろで組んだりするんよね。結構わかりやすいなあ)
前作読んでたわ
駆け引きおもしろかったから今回も期待
>>8
ありがとう!
姉「次はルビィちゃんだよ!」
ルビィ「はい! じゃあスクールアイドル11%でお願いします!」
絵里(くっ、後で選ぼうと思っていた難しそうな問題を取られてしまったわね。希との約束のせいで、かえって私や真姫には不利になっているんじゃ・・・)
姉「スクールアイドルの正解率11%の問題はこちら。『15,000円のピアス&ネックレスのセットがあります。ピアス単体の値段はネックレスより10,000円高いです。ではネックレスの値段はいくら?』」
ルビィ(今までになかったタイプの問題・・・。でもこのくらいの問題なら、みんな解けそうかも。安パイは・・・)
ルビィ「千歌ちゃんにヘキサゴン!」
千歌「また私!?」
姉「千歌ちゃんの回答オープン!」
千歌:5,000円
姉「千歌ちゃん不正解! 千歌ちゃんに×が1つ付きます!」
千歌「えー、なんで?」
ルビィ(やっぱり。千歌ちゃんが勉強していたのは暗記系の問題ばかり。こういう問題は弱いままだね)
ルビィ「ここで止めておきます」
他の人の回答
絵里、真姫、鞠莉:2,500円
希:12,500円
希(あ、ピアスの値段書いちゃった。それにしてもこのメンバー、レベル高すぎやない? やりにくいなあ)
姉「お次は真姫ちゃん!」
真姫「北海道の女子高生90%で」
姉「問題はこちら。『北海道のから揚げ、俗に何という?』」
真姫(聞いたことあるわ。確かザンギとかっていうのよね。有名みたいだから、みんなわかるかしら。セーブ? いえ、でもこのメンバーならセーブ崩しに躊躇なんかしないでしょうし・・・)
ルビィ (・・・)グッ
真姫(!!! この前、希が言っていた通り、グーになってる!? ということは何か仕掛けて来てる? そう言えば、確かに最初の問題のときも・・・)
鞠莉(?)
真姫(ヘキサゴンでいいわよね。えっと、名前で呼ぶのかしら。私だけ『黒澤さんにヘキサゴン』っていうのもヘンだし・・。一年生同士だから呼び捨てでもおかしくないわよね???)
希(何を悩んでるん? 手、グーにしとるよ!)
真姫「る、ルビィにヘキサゴン」カミノケクルクル
ルビィ(!!!!)
控室
凛「真姫ちゃん緊張してるにゃ!」
梨子(シャイなのかしら。顔が真っ赤だわ。・・・かわいい)ジュル
姉「ルビィちゃんの回答をオープン!」
ルビィ:竜田揚げ(ザンギ)
姉「ルビィちゃんセーブ崩し失敗! 真姫ちゃんが見事破りました!!」
ルビィ「うぅ、なんでわかったの??」
真姫(こういう問題って、案外絵里がわかってなかったりするんだけど、1周目はヘキサゴンしない約束だし・・・)
真姫「ここで止めておくわ」
他の人の回答
絵里:北海道揚げ
鞠莉:フライドスペシャル
希、千歌:ザンギ
鞠莉(まっきー、妙にルビィの手元を見ていたわね。まさか、モーションが盗まれてる!? 注意すべきは希だと思っていたのに、まずいわね。私はAqoursの動画を見て気付いたけど、ルビィ自身は気付いていないはずだし・・・)
姉「次は鞠莉ちゃんの番だよ!」
鞠莉「シャイニー!!! 新橋サラリーマンの27%でお願いするわ!」
姉「こちら。『音階でAと言えば、ドレミ表記だと何?』」
鞠莉(厄介な問題を引いたわ。仮にもスクールアイドルはみんな作曲してるんだから、わかってるとは思うけど、音楽かじった人でも、使ってる楽器によっては案外知らない人もいたりするのよね・・・)
絵里(セーブ崩しする? いえ、普通に誰か間違えてるかもしれないわ)
希(動画を見た限り、Aqoursではこの金髪シャイニーが一番厄介や。まだ序盤だし、今回はとりあえず正解書いて様子見で行こか)
真姫(・・・)
鞠莉(一見、μ’s側は特に変わった様子はなさそうだけど・・・。作曲担当のまっきー以外の2人がホントに答えを分かっているか・・。わかっているとして、セーブ崩しをしているのかどうか・・。なかなか読めないわね)
希(まだ序盤なのに、えらい悩んでるな。少なくとも、えりちと真姫ちゃんは正解を書いてるっぽいんやけどな。ま、ちょっとちょっかいかけてみようか)
希「真姫ちゃん、イロハでもドレミを表せるよね? Aはイロハで何?」
真姫「イよ。そんなことも知らなかったの?」
希「知らなかったなあ。えりちは知ってた?」
絵里「え? なんで私に振るのよ。も、もちろん知ってるわよ」
希「じゃあチはドレミで言うと?」
絵里「ええっと、あれよ、確か・・・」
真姫(イロハニホヘトまでしかないわよ)
希「わからんみたいやね。千歌ちゃんは知ってた?」
千歌「え? えっと・・・、わからないです・・・」
ルビィ「チはないよ! お姉ちゃんがお琴やってるから知ってるんだあ」
絵里ー千歌「え、そうなの?」
希(ちっ、余計なことを。でも、案外みんな知らんてことがこれで分かったやろ。あとは適当にヘキサゴンして自滅してくれればええよ。あるいは、Aqours同士でやりあってもらってもいいけどな)
鞠莉(・・・惑わされてはダメよ。この前梨子が似たような話をしていて、ちかっちも聞いていたわ。イロハは知らなくても、ちかっちもABCは知ってるはず。エリーだって、例えイロハを知らなかったとしてもABCを知っててもおかしくない。現に私が、イロハを知らずにABCは知ってるんだから!)
鞠莉「セーブ!」
希「!!!!!!」
姉「さあみんなの回答をオープン」
5人:ラ
姉「何とみんな正解! なんとレベルの高い大会なんだ!!!???」
鞠莉「Yes!!!」
希「くっ」
姉「さあ鞠莉ちゃん、セーブ成功したから、好きな人に×を付けられるよ」
鞠莉 チラッ
希(ミスしたわあ。あんなに煽ったんだから、やっぱりうちに×を付けに来るか・・・)
鞠莉 ニヤ「まっきーにするわ」
真姫「!!!」
姉「真姫ちゃん×1つ目!」
鞠莉(ふん、正解率の低いあなたなんか、いつだって×を付けられるのよ。それより正解率が高くて堅実なまっき―の方が何倍も厄介だわ)
希(あんの金髪シャイニー、うちのこと舐めてるんやね)ギリッ
今回は全部書きだめしてないんよ。
かんにんな。また明日!
Aqoursニコ生終わったから続けます。
希「次はうちの番やね。有名進学塾6年生6%で!」
絵里(こちらの気も知らないで、難しそうな問題選ぶのね。まさかμ’sでは順番が最後だからって、裏切って私たちにヘキサゴンしたりしないわよね?)
姉「問題はこちら。『ラブライブ第1回大会優勝者A-RISEの高校名は?』」
6人「!!!!」
希(あかん、完全に当てが外れたわ。一気にAqoursに、特に金髪シャイニーにヘキサゴンしたかったのに・・)
鞠莉(まだ仕掛けるには早いかしら)
千歌(セーブ崩ししようと思ったけど、希ちゃんのときは危ないからしちゃダメって鞠莉ちゃん言ってたしなあ)
希(つまらんなあ。Aqoursメンバーは誰も癖が出てないから、多分みんな大人しく正解書いたんかな。ま、セーブ成功で金髪シャイニーに×を付ければいいやろ)
希「セーブで!」
姉「みんなの回答を次々オープンだよ!」
ルビィ、真姫、鞠莉、千歌:UTX
希(ま、こんなもんやろ)
絵里:UDX(UTX)
希・真姫「!!!!!!!!!!!!!!!!」
姉「何と絵里ちゃんがセーブ崩し!!! μ’s大会では全てのセーブ崩しを看破してきた希ちゃんが、まさかのセーブ失敗!!! ×1つ目です!」
希(くっ、なんでや!!!??? まさかえりちに裏切られるなんて思ってなかったから、完全に油断したわ!!!)
絵里(ふふっ、そんな睨まないでちょうだい、希。別に裏切ったつもりはないわ。だって、あなたとの約束は「1周目はμ’s同士でヘキサゴンしないこと」だけ。セーブ崩ししないという約束はしていないわ。それに、Aqoursの子達より、あなたの方がよっぽど厄介なのよ)
希(くっ、敵は金髪2人だったということやね!)
控室
花陽「な、なんかぎすぎすしていて怖いです・・・」
にこ「あいつらプライド高いからね」
ダイヤ「エリーチカ、さすがですわね!」
善子「ふふふ、人間ども同士の醜い争い、なかなか良い見世物であるぞ!!!」
ことり(え、どういうこと?)
梨子(ことりちゃん、いい匂い・・・)
姉「次は千歌ちゃんだよ」
千歌「はーい! じゃあ、有名進学塾6年生29%!」
姉「こちら。『銀閣がある寺院の正式名称は?』」
千歌(ええ、わからないけど、みんな頭いいから知ってるのかな??)
絵里(なによ有名じゃない。流石にロシアに住んでた私でも知ってるわよ。このメンバーなら、全員正解もあり得るわね)
千歌(わかんないけど、こういう難しい問題は勇気をもって・・・)
千歌「よし、希ちゃんにヘキサゴン!」
希「!!!」
希:高山寺
姉「希ちゃん不正解! 2つ目の×が付きます!!!」
希(あかん)
千歌「うーん、他の人は知ってるかもだから、この辺で止めておきます」
他の人の回答
絵里:明治神宮(鹿苑寺)
ルビィ、真姫:慈照寺
鞠莉:清水寺
真姫「絵里、セーブ崩ししたつもり?」
絵里「ええ、このメンバーなら全員正解するかと思ったから。でも案外みんな知らないのね」
真姫「はあ」
絵里「な、なによ!?」
ルビィ「あ、あの! 鹿苑寺は金閣です!!!」
絵里「え?」
希「あいかわらずやなあ」
絵里「何よ! あなただって間違えてるくせに!!」
希「鹿苑寺は有名や。でも銀閣の方は出てこなかったんよ。本気で間違えてセーブ崩ししてるえりちよりましや!」
控室
海未、ことり、ダイヤ、花丸(PKE・・・)
凛「えー、凛も知らなかったよ」
穂乃果「だよね!? あー安心した」
果南「真姫ちゃんとルビィちゃん、よく知ってるなあ。素直に感心するよ」
海未「いえ、学校で習うので、普通知ってるかと」
曜「えー! 東京ではこんなの習うの?」
花丸「沼津でも習うずら」
1周回ったからここでおさらいしますわ!
問題と正解率
北海道の女子高生 61% 45% 38% 19% 9%
有名進学塾小学6年生 93% 81% 12%
スクールアイドル 90% 82% 66% 43% 30%
新橋サラリーマン 83% 74% 50% 44% 8%
巣鴨のおばあちゃん 99% 83% 60% 36% 22% 1%
絵里1
ルビィ1
真姫1
鞠莉0
希2
千歌1
姉「さあ、1周回ったから今度は絵里ちゃんだよ!」
絵里(この1周で、なんとなくAqoursの特徴もわかってきたわ。鞠莉は厄介だけど、日本のことはあまり知らないのかしらね。ルビィはある程度物知りみたいだけど、手をグーにする癖はわかりやすすぎるわね。千歌は、勉強したって言ってたけど、まだわからない問題も多そうね)
絵里「巣鴨のおばあちゃん1%でお願いするわ」
姉「こんな問題です。『事業者のサーバ上でデータを保存したりするサービスを何という?』」
絵里(微妙な問題を引いてしまったわ・・・。誰でもわかりそうな問題だし)チラ
鞠莉(!! エリーもルビィの手元を!?)
鞠莉「ルビィ!!!!!!!!!!!」
ルビィ「ふぁい!!??」
鞠莉「お行儀悪いわよ、手は膝に、背筋伸ばしてしゃんとする! ダイヤに怒られるわよ!?」
ルビィ「え、え、え、は、はい!」
希(癖がこちらに割れていること、ばれてしまったようやね。ま、しょうがないか。えりちも真姫ちゃんも手元をガン見しすぎなんよ)
真姫(とっさの判断は素晴らしいけど、その対応だと・・・)
絵里「何よ今の? あからさまに怪しいわ。ねぇルビィちゃん?」
ルビィ「あわわわわ」
絵里(残念ながら手元は見えなかったけど、鞠莉のあの慌てよう、多分手をグーにしてたということね)
絵里「ルビィにヘキサゴン!」
姉「ルビィちゃんの回答をオープン!」
ルビィ:クラウド
姉「ルビィちゃん正解! 絵里ちゃんに2つ目の×が付きます」
絵里、真姫、希「!!!!!!」
絵里(くっ、はめられたわ!)
鞠莉(これで、μ’s側が私たちの癖を利用していたことは明白ね。そして、それに気付いたということも、相手に伝わったはず。これでうっかりこちら側が癖を出してしまったとしても、騙して釣ろうとしている可能性を捨てきれないはずだから、μ’s側は安易にそれを利用できない)
希(妙やね。癖に気付いていたなら、なぜ最初から他のメンバーにもそれを伝えてないん?)
鞠莉(これで、ルビィの癖が見えなくなった。つまり私も利用できなくなってしまったわね。終盤でルビィが残っていたら利用させてもらおうと思ってたのに)
他の人の回答
真姫、希、千歌:クラウド
鞠莉:フォグ(クラウド)
真姫(あれだけルビィに注目を集めておいて、自分はちゃっかりセーブ崩ししてるのね。なんて人なのかしら)
姉「ルビィちゃんの番だよ!」
ルビィ「スクールアイドルの82%でお願いします!」
姉「問題はこちら。『今年のラブライブ決勝の会場は?』」
絵里(・・・)
希(えりち、あんま難しい顔してるとばれてまうよ。でもまあ、えりちがなんか仕掛けるなら、×2つのうちは堅実に行けばいいか)
ルビィ(うーん、μ’sメンバーで明らかな癖があったのは、真姫ちゃんくらいだし、誰かがセーブ崩ししててもわからないよお)
鞠莉(わからないわね。エリーと希は本当にわかりにくい。まっきーは髪の毛いじってないから、多分正解を書いてるでしょうけど・・・)
ルビィ(μ’sでヘキサゴンやった時の動画だと、絵里ちゃんも希ちゃんも結構アグレッシブだったから、セーブ崩ししてくる可能性も・・・。でもでも! 動画では確か、2人は×2つのときにセーブ崩しはしていなかったような・・・。アグレッシブに見せかけて、実はあまり無理をしないのかも??)
ルビィ「セーブでお願いします!」
姉「みんなの回答をオープン!」
真姫、千歌、希、鞠莉:秋葉ドーム
絵里:甲子園(秋葉ドーム)
ルビィ「!!!」
姉「セーブ失敗! ルビィちゃん、×2つ目!」
絵里(これでさっきのセーブ崩しのミスは帳消しね。汚名返上したわ)
真姫「次、私ね。北海道女子高生61%で」
姉「こんな問題。『田中義剛の花畑牧場により有名になった、北海道の人気のお土産と言えば?』」
真姫(こういう日本の、しかもローカルな問題なら・・・)
真姫「まず、絵里にヘキサゴン」
絵里「ちょ、北海道はロシアに近いから、わかるわよ!」
真姫「理由になってないわ」
姉「絵里ちゃんの回答オープン」
絵里:白い恋人
姉「絵里ちゃん不正解! ×3つ!!! なんと、μ’s大会の優勝者絵里ちゃんが、なんと最初に脱落!」
絵里「まさか、最初に退場するなんて、思ってもみなかったわ・・・」
真姫「次、鞠莉・・・さんにヘキサゴン!」
姉「回答オープン!」
鞠莉:ジンギスカン
姉「鞠莉ちゃん、ここに来て初めての×が付きます!!!」
鞠莉「OMG!」
真姫「ここで止めておくわ」
他の人の回答
ルビィ、千歌、希:生キャラメル
控室:
海未「絵里、お疲れ様でした」
にこ「まあよくやったわよ」
絵里「悔しいわ。優勝を狙っていたのに、最初に脱落するなんて!」
ダイヤ「あ、あの! 私、エリーチカの大ファンなんです! 生徒会長でスクールアイドルだなんて、クールですわ!」
絵里「あらそうなの? ありがとう」
曜「ダイヤさんも生徒会長じゃん!」
絵里「あら、私と一緒なのね! 良かったら握手しましょ」
ダイヤ「は、はい! 光栄ですわ!!」カオマッカ
穂乃果(生徒会長でスクールアイドルは、今は穂乃果なんだけど・・・)
姉「次は鞠莉ちゃんだよ」
鞠莉「ええ、巣鴨のおばあちゃん36%の問題にするわ」
姉「問題はこちら。『居反り・襷反りなどの珍しい決まり手を得意とする東前頭の力士と言えば?』」
鞠莉(スモウですか。全然わっかりませーん。でも、μ’sの動画を見た限り、希はスポーツ問題は不得意だったはず)
鞠莉「希にヘキサゴン☆」
姉「希ちゃんの回答をオープン!」
希:宇良
姉「希ちゃん正解! 鞠莉ちゃんに×2つ目!」
鞠莉「What!?」
希(ふふふ、やっぱりうちをなめてるみたいやね。その油断が命取りになるんよ。うち、お相撲さんは好きやからね)
希「次、うちやんね。サラリーマン74%でいくよ!」
姉「『世界の4大ロボットメーカーの一つで、山梨県に本社を置く企業と言えば?』」
希(もらった! 普通、高校生は知らない問題や!!)
希「千歌ちゃんにヘキサゴン!」
千歌:トランスフォーマー
姉「千歌ちゃん×2つ目です!」
千歌「こんなのわかんないよお」
希「さすがの真姫ちゃんも、この問題はわからんよね?」
真姫「このくらい、知ってるに決まってるでしょっ!」カミノケクルクル
希(相変わらずわかりやすいなあ)「ヘキサゴン!」
真姫:サイバーダイン
姉「真姫ちゃんも×2つ目!」
希「ルビィちゃんももちろん知らんよね?」
ルビィ「そんなことないよ!」
希「手元なんか見なくても、正解を書けたかどうかは、うちにはわかるんよ。ヘキサゴン!」
ルビィ:ガンダム
姉「ルビィちゃん不正解! ×3つで退場です!!」
ルビィ「うぅ」
姉「そして、ヘキサゴンを3回成功させたので、希ちゃんの×が減り、1つになります!」
希「やったね!」
鞠莉(まだ私が残っているわよ。普通の高校生がわかる問題じゃないんだから、私も指名しなさい! 無表情にすれば食いついてくるかも)
希(無理に真顔にしすぎや。さっき、うちらがAqoursの癖を利用してたの、気付いてたやろ。今更真顔で釣ろうなんて遅いわ。それに、鞠莉ちゃんが真顔になるのはセーブ崩しのときやろ)
希「お見通しやで。正解書いてる子には、ヘキサゴン出来ん」
他の人の回答
鞠莉:ファナック
鞠莉(くっ! パパがファナックの社長とたまたま知り合いだから知ってただけなのに、なぜ読めるの!? 侮っていたわ・・・)
控室
ダイヤ「ルビィ、お疲れ様でした。よくここまで頑張ったわね」
ルビィ「お姉ちゃぁん、悔しいよお」グス
ダイヤ「よしよし」
花陽(近くで見るとすごくかわいい子だなあ)
ルビィ「!? あ、花陽ちゃんだあ! あ、握手してください!」
花陽「え、え、え、あの、はい、よろしくです」
ダイヤ(私より花陽さんの方がいいのですね・・)ションボリ
ここまでのまとめにゃ!
問題と正解率
北海道の女子高生 45% 38% 19% 9%
有名進学塾小学6年生 93% 81% 12%
スクールアイドル 90% 66% 43% 30%
新橋サラリーマン 83% 50% 44% 8%
巣鴨のおばあちゃん 99% 83% 60% 22%
ルビィ3
真姫2
鞠莉2
希1
千歌2
姉「お次は千歌ちゃん!」
千歌「ようし、じゃあサラリーマンの83%!!」
姉「こんな問題だよ。『北海道白糠町の赤紫蘇を使って作られる焼酎といえば?』」
千歌(これ、うちの旅館で見たことあるかも! 『鍛高譚』だよね? でも、普通は高校生ならお酒の種類なんか知らないよね??)
千歌「希さんにヘキサゴン」
姉「希ちゃんの回答やいかに!?」
希:どぶろく
姉「希ちゃん不正解! せっかく×が減ったばかりなのに、また×2つに逆戻り!」
千歌「真姫ちゃんにもヘキサゴンだよ!」
真姫:紫蘇酒
姉「真姫ちゃん不正解! ×3つ目、退場です!」
真姫「このタイミングで全く分からない問題が来るなんて、運がないわ」
千歌(あとは鞠莉ちゃん。でも鞠莉ちゃんにヘキサゴン成功したら、鞠莉ちゃんも退場になっちゃう。一対一で希ちゃんに勝てる自信ないよお。鞠莉ちゃんにはこのまま残ってもらった方が・・・)
鞠莉(はっきり言って、このままちかっちに見逃してもらっても私の勝ち目は薄い・・。なら・・・)
鞠莉「ちかっち、これは個人戦よ。もし私に遠慮してるなら、その必要はないわ。私にヘキサゴン成功したら、×1つ減るんだし・・」
姉「おおっと、鞠莉ちゃん、自分で言った通り『個人戦』なんだから、あんまり直接的なアドバイスはちょっと・・」
千歌(どうしよう。でも鞠莉ちゃんがそういうってことは、何か考えがあるのかも)
千歌「じゃあ、鞠莉ちゃんにヘキサゴン!」
鞠莉:ビーフステーキプラント
姉「鞠莉ちゃん不正解! ×3つで退場です!!! そして千歌ちゃんは×が減り1つになります!!」
控室
凛「真姫ちゃんお疲れ~」
真姫「本当に疲れたわ」
花陽「惜しかったね」
真姫「そうかしら」
善子「ふっふっふ、そろそろアビスの饗宴も終焉が近いようね」
真姫「何この子?」
ことり(あ、口に出しちゃった)
花丸「気にしないでほしいずら」
果南「鞠莉、なんでわざわざ自分にヘキサゴンさせたの? 正直、千歌より鞠莉の方が希に対抗できるんじゃ・・?」
鞠莉「もしちかっちが私を見逃していたら、私と希とちかっち、全員×2つで私のターン。もし2人が全くわからないような難しい問題を引ければ、2人にヘキサゴンして私が優勝できるわ」
ダイヤ「そうですわね」
鞠莉「でも、微妙に難しい問題だったら? 希が正解を書いてちかっちが正解を書けないような問題だったら? 私は生き残るためにちかっちにヘキサゴンしてちかっちが退場、私のターンは終了。そのあと、希と私、×2つの状態で希のターン。今回はっきりわかったけど、希との一騎打ちで、希が攻撃側なら、私は勝てる自信がないわ」
曜「な、なるほど」
花丸「でも、もし鞠莉ちゃんが簡単な問題を引いたら、まだ駆け引きの余地はあるずら」
絵里「千歌がセーブ崩ししようとしているか正解を書こうとしているか、希にはおそらくわかるわ。千歌がセーブ崩ししてくるなら、希自身は正解を書くはず。そうするとやはり、鞠莉は千歌にヘキサゴンするしかなくなり、鞠莉と希ともに×2つのまま希のターン、という訳ね」
鞠莉「その通りよ。そして、もしちかっちが正解を書いていたら、希自身はセーブ崩しするかもしれないけど、私はちかっちの回答も希の作戦も、そこまで正確に読める自信がないわ」
凛「でも、千歌ちゃんだって1対1で希ちゃんには勝てないんじゃ・・・」
海未「次は希のターン。多分希は千歌に×を付けることに成功するでしょうけど、千歌は鞠莉にヘキサゴンしたことで×が1つに減っているので、まだ退場になりません。希と千歌ともに×2つで迎えるのは、千歌のターン。千歌が攻撃側に回れば、ヘキサゴンかセーブかの2択。何も考えずにコールすれば50%の確率で勝てる・・・。そういうことですね?」
穂乃果(難しい・・。っていうか説明長いよ!)
にこ「悪いけど、それでも希が勝つと思うわよ。千歌の攻撃ターンだからって、希が何もしないわけじゃない。絶対揺さぶってくるはずよ。そうしたら、勝てる確率なんて50%もないわ」
鞠莉(そうかもしれない。でも、ちかっちなら・・・!)
姉「次は希ちゃんの番だよ!」
希「有名進学塾12%や!」
姉「問題はこちら。『酸性やアルカリ性を示す指標であるpH、これは何の濃度によって決まる?』」
希(焦ってる様子が見て取れるな。普通に知らんのやね)
希「千歌ちゃん、正解書けた?」
千歌「も、もちろん!」
希「ふーん、千歌ちゃんは化学が得意なんやね」
千歌「ま、まあね!」アタマノウシロデテヲクミー
希「千歌ちゃんにヘキサゴンや!」
姉「回答オープン!」
千歌:塩酸
姉「千歌ちゃん不正解! ×2つです」
希(このくらいお手のもんや。ただ、最後の問題が千歌ちゃんからの出題になってしまったんわ、嬉しくないなあ)
姉「さあ、いよいよ最後の問題です! これですべてが決まるよ!! 千歌ちゃん、問題を選んでね」
千歌「はい! じゃあ、巣鴨のおばあちゃん22%でお願いします!」
姉「最後の問題はこちら。『ことわざで、「九死に~」、後に続く言葉は?』」
千歌(難しい問題を引ければ、何も考えずにヘキサゴンしたのに・・・)
希(千歌ちゃん、案外がんがんヘキサゴンしてくるから、簡単な問題で良かったわ。これならうまくすれば勝てる!)
姉「千歌ちゃん、どうする?」
千歌「わかんないよお。希ちゃん、正解書いたの?」
希「どうやろなあ~?」
千歌「うーん」
希「ところで、うちと千歌ちゃんって、なんか似てるとこない?」
千歌「え? そうかなあ? 私、希ちゃんみたいにスタイル良くないし、頭も良くないし・・」
希「何言ってるんよ。今回の参加者はホントに頭のいい子ばかりやけど、それと比べれば、うちなんか大したことないんよ。えりちも真姫ちゃんも、『なんでこんなの知ってるの?』って感じで、知識量半端ないやろ。鞠莉ちゃんやルビィちゃんもそうや。千歌ちゃんは、自分のこと頭良くないって言ったけど、実は千歌ちゃんとうちの今日の正解率、そんなに変わらんよ。他のみんなが頭良すぎるんよ。むしろうちらが普通なんよ」
千歌(普通・・・)
希「千歌ちゃん、コンプレックスあるみたいやけど、それもうちとおんなじや。周りが凄い子ばかりだと、苦労するよね?」
千歌「うん、そうなんだよ! 幼馴染の曜ちゃんなんか、ホントに何でもできるし・・・。今日だって、鞠莉ちゃんやルビィちゃんみたいに頭いい子達と一緒にAqours代表として出るのは、ちょっと気が引けてたんだ・・」
希「そっかあ、やっぱりうちとおんなじやね。でも、おんなじ悩みを持った同士がこうして最後まで残った。なんだかスピリチュアルやね!」
千歌「そう、だね」
希「だから、こうして最後まで残れたんなら、最後くらいは普通じゃないことして、みんなを驚かせて勝ちたいな、うちは。千歌ちゃんもそうやろ?」
千歌(!? もしかして、セーブ崩しして勝ちたいっていうこと?? 希ちゃん、確かに今日は正解率高くなかったし、これまでセーブ崩しもしてない!? だから最後はセーブ崩しで・・・?)
控室
鞠莉「何か、巧みに誘導されてない?」
絵里「してるわね」
真姫(こんな簡単な問題の正解率が22%? 妙ね)
姉「さあ、最後のコールをどうぞ!」
千歌「希ちゃんにヘキサゴン!!!!」
姉「希ちゃんの回答オープン!!!!」
希:一生
千歌「!!!!!」
希 「ふふふ」ニヤリ
控室
絵里「希の勝ち・・・?」
鞠莉「Oh~・・・。ちかっち、ここまでよくやったわ・・・」
海未「いえ、これはもしかして・・・」
姉「最後の問題は何と、希ちゃん不正解!!!! よってヘキサゴン成功! 優勝は千歌ちゃん!!!!!!!」
希「な、なんでや!!!」ガタッ
姉「正解は九死に『一生を得る』です。『一生』だけでは不正解です!!」
希「な・・・」
千歌「え? ということは・・・!」
曜「千歌ちゃん凄いよーー!」ダキッ
果南「お疲れさま!」ハグッ
梨子「ホント、凄くかっこよかったよ!!」サワッ
千歌「!? 今、誰かお尻触った!! もう、やーだ」
ダイヤ「千歌さんはAqoursの誇りですわ!」
善子「くっくっく、さすが我がリトルデーモン、スピリチュアルに屈しなかったその精神、賞賛に値するぞ!」
花丸「千歌ちゃん、おめでとうずら! 今日はお祝いずら!!」
ルビィ「やったね! ほんとにほんとに、良かったよ~!!」
鞠莉「ちかっち、勝ってくれてありがとう。私ではきっと勝てなかったわ」
千歌「うう、そんなことないよ。鞠莉ちゃんのサポートがなければ絶対勝てなかったし・・・。みんなのおかげだよ!! みんな、今日は本当にありがとう!! 今日はうちで打ち上げしよう!!! オフシーズンでお客さんは1組しか予約がないから、今日は騒げるよ!!」
絵里「希、策に溺れたわね」
にこ「えげつない作戦ばかりしてるからよ、全く」
希「うわーん、エリチが最初にセーブ崩ししたせいや!」
真姫「序盤のことじゃない」
海未「でも、希はよくやりましたよ」ナデナデ
ことり「希ちゃん、凄かったよ」
花陽「希ちゃん、お疲れさま!」
凛「凄かったにゃ! 打ち上げで焼き肉行くにゃーー!!」
穂乃果「よおし食べるぞおーーー! って、ここ沼津だったね。宿の近くでどっかいいお店あるかな」
ことり「でも宿で夕食が出るんじゃなかったかな」
凛「えー、希ちゃんのために、焼き肉行こうよー」
希「いいんよ、凛ちゃん。宿の人がせっかく夕食を用意してくれてるのに、無駄にしたらあかん。それに、うちはみんなでワイワイできれば、別に焼肉じゃなくても全然いいんよ」
穂乃果「宿ってどこだったっけ?」
海未「確か十千万という旅館ですね」
凛「よーし、じゃあ旅館でいっぱい食べて、いっぱいまくら投げするにゃ!!!」
海未「いけません! 旅館の方にも、他の方にも迷惑ですよ!!!」
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その晩、十千万の大部屋には、16人の屍が・・・
果南「はあ、はあ、まさか、曜までやられるなんて」
海未「はあ、はあ、こちらこそ、私以外こんなにあっさり全滅してしまうなんて・・・!」
果南「私以外で枕を音速で投げられる人、初めて見たよ」
海未「その台詞も、そっくりお返しします。そろそろ体が温まってきました。本気で行きますよ!」
果南「望むところ!!!」
終わり
読んでくれた皆さん、ありがとうございました!
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