アナスタシア「嫌いなのデスカ?」
みく「大っキライにゃ!」
アナスタシア「──!」
アナスタシア「……」
みく「──? アーニャン?」
アナスタシア「……みく」
みく「な、なんにゃ?」
アナスタシア「はっきり言おう」
アナスタシア「食べ物に好き嫌いがあるアイドルは──トップアイドルになれない!」
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健康第一!
フィッシュ・ジャーマン・スープレックス
みく「はぁ!?」
アナスタシア「そういう伝説があるんデス」
みく「うっそー?」
アナスタシア「アーニャ嘘つかナーイ」
みく「ぇぅ……」
アナスタシア「私の目を見ナサイ」
アナスタシア「この目が、嘘をついてる目に見えますか?」
みく「……見えないにゃ」
アナスタシア「これカラ私の語るアイドルの歴史における、伝説を。心して聞いてクダサーイ」
みく「は、はい……」
アナスタシア「伝説、パートワン!」
アナスタシア「1943年、日本が生んだ偉大なアイドル『ポテトスキー』はジャンクフードしか食べませんでした」
みく「うわぁ~体に悪そうにゃ。まさかそれで体を壊してアイドルを断念したの?」
アナスタシア「彼女は自分が落としたハンバーガーのピクルスに足を滑らせて頭を打ち、そのまま永遠に眠ってしまい、伝説のアイドルとなりまシタ」
みく「ダサっ! それホントの話ぃ?」
アナスタシア「この目が嘘を──」
みく「し、信じるにゃ」
アナスタシア「伝説パートツー!」
みく「まだあるの?」
アナスタシア「あるんデース!」
アナスタシア「1964年、日本の神秘的なアイドル『ダラダーラ』は、飴が大好きでシタ」
アナスタシア「LIVEバトルの対戦者は、飴を身に着けて戦う作戦に出たのデース」
アナスタシア「ダラダーラは興奮して滝のような汗をかき、その汗に流されて舞台から退場し、負けてしまいまシタ」
みく「そんなの伝説になるわけ?」
アナスタシア「なるんデス!」
みく「アーニャン、話を盛り上げようと作ってない?」
アナスタシア「マッセーン。この目が嘘を──!」
みく「で、伝説パートスリーを……」
アナスタシア「1985年、日本の天才アイドル『ユカチン』は、バウムクーヘンが大好きでシタ」
アナスタシア「その日のLIVEバトルは、ドイツ。で行われまシタ」
アナスタシア「ドイツ。はこの年、バウムクーヘンが不作だったのデース」
アナスタシア「ドイツ。全域からバウムクーヘンが消えまシタ」
みく「なんでドイツの後にいちいち句点つけるのにゃ」
アナスタシア「そのため、日本から来たユカチンはそのまま帰ってしまい、LIVEバトルに負けてしまったのデース」
みく「……」
アナスタシア「これが、アイドルの歴史における三大伝説デース」
みく「……それとみくがお魚が嫌いなのと関係ないでしょ」
アナスタシア「あるんデス!」
アナスタシア「みく……みくには本当にトップアイドルになってほしいと思ってイマース」
みく「アーニャンも目指しなよ!」
アナスタシア「そのためには、好き嫌いをなくさなくては」
そして──
浅利七海の助けもあり、魚を克服した前川みくは、引き続きトップアイドルを目指すのだった。
完
やりたいことやったので終わり。
お付き合い頂きありがとうございました。デレマスのカブトボーグパロディでした。
元ネタにならって漁村で養殖された浅利七海を登場させようかと思いましたが、話が意味不明になるのでやめました。
▼短いのでよろしければ過去作もどうぞ。
未央「いつもの4人」
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