P「どういうことなんだろうな。凛」ギュ-
凛「どういうことなんだろうね。プロデューサー」
P「不思議なこともあるものだ」ギュ-
凛「まあ、あんまり気にしないほうがいいよ。プロデューサーも私のことをハグできて嬉しいでしょ?」
P「嫌な気はしないけど」ギュ-
凛「でしょ。あと抱きしめるだけじゃなくて背中も撫でてよ」
P「はい」
ムギュ-...サスサス
凛「♪」ムフ-
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1509708766
P「…」ギュ-
スッ
凛「あ...」シュ-ン
P「時間がきましたので終了です。この券は廃棄させていただきます」
凛「…」ム-
スッ
P「ん…? 6枚目?」
凛「延長お願いします」
P「承りました」ムギュ-
凛「♪」スリスリ
(別の日)
奈緒「…///」ムギュ-
P「というわけで業務に若干の支障が出ているんです。ちひろさん」ムギュ-
ちひろ「ナントタイヘンデスネー」
奈緒「…好き///」スリスリ
P「その通りです。入れ替わり入れ替わりハグをしなければならないので大変です。助けてください。原因を突き止めてください」ムギュ-
ちひろ「まあまあ。みんなも幸せそうなのでいいじゃないですか♪」
P「心なしかご機嫌ですね。ちひろさん」
ちひろ「気のせいですよ」
奈緒「♪」スリスリ
P「最近、俺によく奢ってくれますね。何か素敵な商売に手を出してホクホクなんじゃないですか。ちひろさん」ムギュ-
ちひろ「さあ♪」
奈緒「…///」ギュ-スリスリスリ
(別の日)
P「はぁ。困ったどうしよう」ムギュ-
藍子「相談になら乗りますよ♪」
P「ありがとう。藍子は優しいなー」ギュッ
藍子「わっ…♪ そうやって強く抱きしめられるの好きです♪」
P「頭なでなで付きと強いハグ。どちらかを選べるとしたら?」ムギュ-
藍子「…」
藍子「両方してもらいたいです♪」スリスリ
P「わがままだなー」ギュ-ナデナデ
藍子「♪」
P「さて…そろそろ時間に…」
藍子「延長お願いします」
スッ
P「ひーふーみー…10枚で10分か」
藍子「よろしくお願いします♪」ニコニコ
P「承りました」ギュ-
(別の日)
響子「プロデューサーさんもこのままじゃお仕事ができなくて大変ですよね」ムギュ-
P「うん。多少困ってる」
カタカタカタ...カチッ!
響子「でも安心してください。私がサポートしますし、私をハグする時はお仕事をしながらでいいですから」ムギュ-
P「ありがとう。響子」
響子「いいえ♪ その代わり動いちゃ嫌ですよ? 私が抱きついてますから♪」ギュ-
P「はい」
響子「あと…時々でいいので…撫でてもらえませんか?」
P「OK」プニプニ
響子「わ…ほ、ほっぺを触るのは…///」
P「あ。嫌だった?」
響子「…いえ、もっと触ってください♪」ニコ-
P「はい」
響子「♪」ムギュ-
(別の日)
ちひろ「購入できるのは1人1日3枚まで。1枚108円となっています。数量限定発売なのでお買い求めはお早めにどうぞ♪」
まゆ「300枚売ってもらえませんか?」
ちひろ「プロデューサーさんの業務がギリギリ回るように配慮しているのでダメですよ。我慢してください」
まゆ「…仕方ありません。100枚で我慢します」シュ-ン
ちひろ「3枚ですね。ご購入ありがとうございます♪」
まゆ「…///」プク-
ちひろ「(嬉しさと不満が混じり合ってるみたいですね…)」
P「可愛いですね」
ちひろ「ええ、可愛いです」
P「やはり犯人は貴様か」
ちひろ「てへぺろ☆」
P「いや可愛くないです」
ちひろ「…」ム-
(別の日)
卯月「ぷ、プロデューサーさん。よろしくお願いします!」
スッ
P「なるほど。今回は『だっこ券』なのね」
卯月「だ、ダメでしたか…?」
P「いいよ。ほら」
ヒョイ…ギュ-
卯月「わ…♪」
P「いかがでしょうか。お客様」ムギュ-
卯月「…ちょっと恥ずかしいですけど…いいですね。これ。子供の頃を思い出します♪」ニコニコ
P「そっかー」ムギュ-
卯月「♪」ニコニコ
P「卯月はいい匂いがするなー」
卯月「も、もおっ! そういうこと言わないでくださいよ///」
卯月「これ終わったら…もう一枚あるのでお姫様抱っこでお願いできますか?」
P「ごめんよ」ムギュ-
卯月「わかればいいんです。えへへ…///」
(別の日)
美優「…」スッ
P「随分と券の量が多いですね」
美優「2ヶ月貯めました。180枚あるので3時間お願いします…プロデューサーさん♪」スッ
P「…OK」ムギュ-
美優「…///」ポ-
P「…」ギュ-
美優「あ、あの…」
P「はい?」
美優「む、胸に抱き寄せるようにしてハグしてもらえませんか…?」
P「承りました」ギュ-
美優「はぅ…///」キュ-ン
(別の日)
ありす「まったく。プロデューサーさんは自分の行動を券で売るなんて何を考えているんですか」プンスカ
P「いや。俺が自分で売ってるわけじゃないんだけど」ギュ-
ありす「ですが無用心です。大人なんですからしっかりしてください。そのうち誰かに騙されて大変なことになってしまいますよ?」スリスリ
P「心配してくれるなんてありすは優しいなー」
ありす「そ、そういうわけじゃありません! ただ、プロデューサーさんが騙されると私のお仕事に影響が出てしまうので予防してるだけなんですから」プンプン
P「そっか」
ありす「勘違いをされては困りますよ。あともう少しぎゅーってしてください」
P「はい」ギュ-
ありす「エヘヘ...///」テレテレ
P「ありすはしっかりしてるなー」
ありす「そ、そう思うならずっと側にいてあげてもいいですよ?」ニマニマ
P「ありがとう。…あ、時間だ」
ありす「…も、もうですか!?」
P「15分もハグしてたじゃないか」
ありす「…」
ありす「(…明日の分だけど)」
ありす「ま、まだ券はあります」
スッ
P「了解」
ありす「…あ、あの。券の時間が過ぎてもプロデューサーさんがしたければ、ハグしていてもいいんですよ?」
P「ごめんよ。仕事しなきゃいけないんだ」
ありす「…」ショボ-ン
P「(ヘコんでるありすを見るのは辛い)」
(別の日)
杏「はいこれ。プロデューサー」
ポフッ
P「杏がハグ券を使うとは意外だ。そして60枚もよく貯めたな」
杏「これってさ。ある意味ではプロデューサーの時間を拘束できる券なんだよね」
P「?」
杏「杏の望みは1時間ハグしてもらうことじゃないのさ。あっちの部屋にゲーム用意してあるから一緒にやろう」
P「なるほど。そういう使い方をするわけね」
杏「ルール違反かな?」
P「大丈夫」
杏「やったね。あ、一応、私がプロデューサーにもたれかからせてもらうから。形だけでもハグはしてよね」
P「はいよ」
杏「さっ、きらりと紗南を待たせてるし。早く行こう♪」
P「おー」
コソッ
志希「(んふふ♪ 名案ゲットかな♪)」
(別の日)
志希「というわけで券を渡すので被験体になってもらいまーす♪」
P「それとこれとは話がまったく違うと思うんだ」ギュ-
志希「えー♪」
P「ハグで我慢しなさい」ギュ-
志希「ん~、これはこれでいいねぇ♪」ハスハスハス
P「何かご注文は?」
志希「もっとあたしの顔をプロデューサーの身体に押し付けて♪ ハスハスしたいから♪」
P「OKです」ムギュ-
志希「♪」
(別の日)
未央「…お、お願いします」
スッ
P「ハグする前から顔が真っ赤だね」
未央「し、仕方ないじゃん…こういうの自分からして欲しいって言うの恥ずいし…」
P「可愛いなぁ」キュ-ン
スッ...ギュム-
未央「ちょっ…ま、まだ心の準備とかできてなかったんだけど…///」
P「仕切り直す?」
未央「…や、このままでイイ….///」カァァァ
P「はい」ギュ-
未央「ウ-...///」ドキドキ
(別の日)
飛鳥「ほら、3枚分だ。プロデューサー。頼むよ」
スッ
P「飛鳥も来たか」
飛鳥「フッ。周りで流行っているようだからね。流行りに流されまいと意固地になっているのも無粋だろう? それにボクも少しは興味があったからね」
飛鳥「まあ…抱きしめられるだけのコトにどんな意味があるのか。どんな価値があるのか。知識ではなく、ボクの感性を働かせて…」
P「はい。始めるよ」ムギュ-
飛鳥「あぅ」ポスッ
P「飛鳥の髪の毛はサラサラだなぁ」
ナデナデ...ムギュ-
飛鳥「…あまり触らないで欲しい」
P「その割には嫌がってなくない?」
飛鳥「…そう思うなら勝手に撫でてればいい。ボクからは何も言わないよ」
P「はいよ」
ナデナデ...ムギュ-
飛鳥「…///」キュンキュンキュン
飛鳥「(これはたまらないな…)」
(別の日)
裕子「プロデューサー! 抱っこしてください!」ババ-ン
P「OK。逆を向いて俺の膝の上に足を乗せろ」
裕子「は、はい? こうですか?」
P「じゃあ行くぞ…せーの!」
裕子「はいっ!」
P「はっ!」
裕子「これ、抱っこじゃなくて組体操の『サボテン』じゃないですか!!」
【参考画像「サボテン」】
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira148324.jpg
P「あ、パンツ見えた」
裕子「ちょっ!! もぉぉぉっ!!」ムキ-ッ!
P「はい。冗談はほどほどに…」
ヒョイ...ギュッ
裕子「わっ…」
P「いまからスタートね」
裕子「…こういうのずるいです///」プク-
裕子「...///」ニマニマ
(別の日)
美嘉「へへっ。プロデューサーにハグさせてあげるよ★」
スッ
P「ありがとう」
美嘉「(ふっふっふ。あたしのハグでプロデューサーのことを魅了しちゃうんだから★)」
(5分後)
美嘉「…アウアウ///」プシュ-
P「美嘉は可愛いなー」
(別の日)
奏「ところでプロデューサー。このままでいいのかしら?」
P「ハグの話?」ギュ-
奏「他にないでしょう」
P「ちひろさんも仕事が回る程度に券の販売量をコントロールしてくれてるしなぁ」ギュ-
奏「実害はないのね」
P「休み時間もハグしながら休めるしね」ギュ-
奏「まあ貴方がいいのなら文句は言わないけど…」
奏「…」
P「どうかした?」ギュ-
奏「私だけをハグしててもいいのよ?」
P「んー、お誘いは嬉しいんだけど」
待機列「「「…」」」ゴゴゴゴ
P「それをやると暴動が起きそうだからやめとくよ」
奏「…」ム-
(別の日)
智絵里「プロデューサーさんのハグ…プロデューサーさん…えへへ…♪」スリスリ
P「そんなに喜んでもらえるとハグのしがいがあるよ」ムギュ-
智絵里「…♪」アムアム
P「二の腕を甘噛みしないでおくれ」ギュ-
智絵里「プロデューサーさん…♪ プロデューサーさん…♪」
ギュ-...スリスリスリ
P「若干、トリップしてるね」
(別の日)
唯「んへへ~♪ プロデューサーちゃんのハグはくせになりそうだな~☆」
P「そらよかった」ギュ-
唯「プロデューサーちゃんはどうなのよ? 唯のこと抱きしめられてどんな気持ちなん?」
P「…」
ムニムニ...ムニュ-
P「いつも『無』になるよう心がけてるよ」
唯「おや? どーしてなのかなー♪」ムニュ-
P「ぐふっ。押し付けるのはやめてください」ギュ-
唯「おーい、ハグの力弱めてんじゃねーよ♪」ニマニマ
P「」
(別の日)
P「今日の昼ごはん何食べよう」ギュ-
加蓮「モスドナルドでいいんじゃない?」
P「ジャンクフードは控えなさいよ」ギュ-
加蓮「いいじゃん。ダンスで身体動かしてんだからさ」
P「たまに食べるくらいならいいけど、ほぼ毎日じゃん。脂肪が付くぞ?」
プニプニ
加蓮「あ、こら。勝手にお腹触んないでよ」
P「ほら。プニプニしてる」
加蓮「そりゃそうだっての」
P「今日はやよい亭に行こう」ギュ-
加蓮「いいよ。あそこも美味しいしね」
P「決まり」ギュ-
加蓮「でも、あと10分残ってるからちゃんと抱きしめててよ♪」
P「はいはい」ギュ-
(別の日)
茜「…///」
P「今日は静かだな。茜」ギュ-
茜「は…恥ずかしすぎて…///」カァァァ
P「ハグしてるととても温かい」ギュ-
茜「アゥ...///」キュ-
(別の日)
文香「…」スッ
P「では」ムギュ-
文香「…はぅ」
P「…」ギュム-
文香「…やはり心地が良いものですね…身体を触れ合っていると…プロデューサーさんの吐息や心臓の鼓動が聞こえます…」
P「喜んでもらえて何より」ギュ-
文香「…温かいです。冬場はより楽しめるのでしょうね…」
P「夏はどうしようか?」ギュ-
文香「…少々暑いかもしれませんが…薄着をすれば触れ合うことも叶うでしょう」
文香「…肌と肌とが触れ合ってしまうかもしれませんが…」
P「文香の薄着。見てみたいなぁ」ギュム-
文香「…で、では。その時までに…見繕っておきます…」
P「期待してるよ」ギュ-
文香「は…はい…///」ギュッ
(別の日)
ワイワイ...ガヤガヤ
亜子「はーい。こちら現在50人待ちとなっております。順番にお並びくださーい」
ちひろ「…ふぅ。予想以上の反響ですね」
P「すごいですね」
ちひろ「あ。プロデューサーさん。お疲れ様です」
P「ちひろさん。こんなにもボロ儲けしてるなら俺に還元してくださいよ」
ちひろ「来月のお給料はかなり盛られてますよ。楽しみにしててください」
P「わーい」
亜子「儲けとるのはええけど。プロデューサー。ちひろさん。このままじゃ暴動が起きかねんで?」
P「亜子は何をしているんだい?」
亜子「バイト」
ちひろ「人手不足なんです」
亜子「割がええしな」
P「なるほど」
亜子「でも、そろそろ潮時だと思うわ」
P「潮時?」
ちひろ「…」
亜子「これは特需みたいなもんやからな。こればっかり頼ってもいつか先細りして潰れてまうのがオチやで?」
亜子「仮に長続きしてもこの熱の具合だとあかん自体に発展しかねんしなぁ」
ちひろ「ええ…わかってます」
P「じゃあ、いまやめちゃいましょうか」
アイドルたち「「「!?」」」
ちひろ「…それもいいかもしれませんね」
亜子「せやなー」
P「もう売り終わった券の分はやりますけど。新しく売るのはなしです。これでおしまいにしましょう」
凛「待って。おかしいよ」ダン!!
ありす「急に辞めるのはずるいです」ビシッ!!
美優「もはやプロデューサーさんのハグは私の精神衛生管理において重要なものとなっております。反対します」キリッ!!
まゆ「結婚してくれるならいいですよ?」キラ-ン!
ハグシロ!!
フザケルナ-!!
ニゲルナ-!!
ギャ-ギャ-!!
P「なんとまあ…猛反対だ」
ちひろ「どうします?」
P「ひとりひとり説得します」
亜子「できるん?」
P「まあみておけ」
P「不満のある人は1人ずつ俺の部屋に入ってこい。話し合いをしようじゃないか」
凛「話し合いなんかで解決するはずないよ」
ありす「無理ですね」
美優「我々は決して屈しません」
まゆ「ません♪」ニコニコ
(別の日)
ちひろ「で、どうやって全員説得したんです?」
P「ハグしながらお願いしたらイチコロでした。集団でなければ可愛いものです」
ちひろ「なるほど」
P「まあすでに売ってしまった分の回収まではできませんでしたけどね。ちなみにちひろさん。どれくらい売ったんですか?」
ちひろ「1日限定120枚で3ヶ月分。約10800枚の券をさばいてますが、どれくらい使われているのかは把握していません」
P「んー。まあそれくらいならなんとかなるでしょう」
ちひろ「これは余談ですが10万枚分のハグ券の発注をすでにしてしまっているんです。事務所の倉庫にしまってあるので後で処分しなければなりませんね」
P「そんな危険なもの速やかに処分してください」
コソッ
凛「…いまの話聞いた?」
まゆ「もちろんです♪」
ありす「エージェントタチバナの出番ですね」
美優「…ふふふ。盗みにいきますよ」ハイライトオフ
タッタッタッ...
ドカ-ン...!!
(しばらくして)
P「数ヶ月経ったのに未だにハグをしにくる子たちが絶えないんだけどどういうことだろう?」ムギュ-
凛「不思議だね」
卯月「ふ、不思議ですね!」
未央「不思議だねぇ♪」
凛「(結局、券を隠しきれなくてみんなにも配ることになっちゃったな…)」
P「どうした?」ムギュ-
凛「何でもないよ。それよりちゃんとギュッとしててよね」キリッ
P「ごめん」ギュ-
凛「♪」ニコニコ
終わり
以上です
お読みいただきありがとうございました
柚とユッコをハグしたいな…
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