ポケモンスクール
ワイワイ ガヤガヤ
マオ「でさー」
スイレン「へー」
リーリエ「マオ!すごいです!」
ガラッ
サトシ「みんなー!アローラー!」
ピカチュウ「ピッカー」
スイレン「あ!サトシ!」
リーリエ「アローラです!」
マオ「今日は早いねー?」
サトシ「まーな!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1509624747
サトシ「えーと…」キョロキョロ
ピカチュウ「ピカー」
マーマネ「ふーふふーん♪」
サトシ「おっ!いたいた!マーマネー!」
マーマネ「あっ、サトシ!アローラ!」
サトシ「アローラ!」
サトシ「なぁ!マーマネ!アレ、届いてるか?」ワクワク
マーマネ「うん、昨日届いたよ!」
サトシ「本当か!早く見せてくれよ!」ウズウズ
マーマネ「慌てない慌てない」ゴソゴソ
マオ「………アレ?」
リーリエ「サトシがマーマネに何か頼み事をしたのでしょうか?」
スイレン「………気になる」ゴクリ
アシマリ「アウ」
マーマネ「はい、どうぞ」
サトシ「おー!サンキュー!マーマネー!」キラキラ
ピカチュウ「ピッカー!」
マオ「………え?」
スイレン「………あれ、なに?」
リーリエ「お人形…でしょうか?」
マーマネ「手に入れるのに苦労したんだからね?ポケモンフレンズのピカチューちゃんのフィギュア」
サトシ「サンキュー!いやぁ、やっぱ可愛いぜ!ポケモンフレンズのピカチューちゃん…」ウットリ
サトシ「早く家に帰ってペロペロしたいぜ!」
マーマネ「まったく、サトシはしょうがないサトシだね?」クスッ
マオ「あ、あの~」
マーマネ「?」
サトシ「どうした?マオ」
マオ「か、可愛いお人形だね?それってなんなのかなー?って…」
サトシ「え!?」
マーマネ「マオ、ポケモンフレンズを知らないの!?」
マオ「知らないから聞いてるんだよ」
サトシ「マオは無知なフレンズなんだな」
マーマネ「仕方ないよサトシ!フレンズによって得意な事は違うから!」
サトシ「そっか!」アハハハハ
ピカチュウ「ピッカー」
マオ「は?」イラッ
スイレン「私、それ知ってる!」
サトシ「本当か!スイレン!」
スイレン「うん、ホウとスイが録画してよく見てたから!」
サトシ「マジかよ!うわぁ……語りてーなー!」ウズウズ
スイレン「じゃあ、家くる?」
サトシ「いや、やめとくわ」
スイレン「そ、そう……」
リーリエ「あの……ホウちゃんやスイちゃんが好き……という事は、そのポケモンフレンズというアニメは小さな子向けのアニメなんでしょうか?」
サトシ「は?」
マーマネ「は?」
リーリエ「ゴメンナサイ」
シロン「コーン……」
ロトム図鑑「説明しよう」ヒューイ
マオ、リーリエ、スイレン「ロトム図鑑!」
ロトム図鑑「ポケモンフレンズとは、サンドスターの効力により、美少女と化したポケモン達が織り成す、愛と友情とすっごーい大冒険のアニメなのである」
サトシ「そうそう!」
マーマネ「トゲデマル!トゲデマルもいつかフレンズになれるといいねー!」
トゲデマル「ま、マルゥ……」
マオ「美少女って……」
リーリエ「なんか面白そうですね!」キラキラ
マーマネ「あ!リーリエも興味出てきた?」
リーリエ「す、少し////」
サトシ「んでさ…」スッ
サトシ「これが俺の嫁のピカチューちゃん!」
マオ「人形が嫁って……」ウワー
サトシ「マオ!人の嫁に向かって人形とか言うなよ!」
マオ「あーはいはいごめんね」
スイレン「目を醒ましてよ!サトシ!」バチン
サトシ「ぶぇっ!」ドサッ
マーマネ「サトシー!」
ピカチュウ「ピカピー!」
リーリエ「お、落ち着いてくださいスイレン…」
スイレン「フーフー……」
マーマネ「だ、大丈夫?サトシ?」
サトシ「……これだから三次の女はよぉ…」ヨロッ
ピカチュウ「ピッカー」
マオ「あーあー、もういいじゃん!どうせすぐ飽きんでしょ?」
サトシ「あぁ?」
マオ「いこっ、リーリエ!スイレン!」
リーリエ「は、はぁ……」
スイレン「う、うん………」
マオ「男子なんかほっといてさ?今日の放課後にお茶でもしない?」
リーリエ「え?」
スイレン「えと……」
サトシ「ちぇ!なんだよ!」ブツブツ
マーマネ「別にいいじゃんサトシ!ほらっ、三次の女なんかよりさ?僕らには僕らの嫁がいるよ!」
サトシ「そうだったな!ピカチューちゃんペロペロ」
ピカチュウ「ピカピ………」
カキ「…………………」
カキ「おい」スッ
マーマネ「カキ?」
サトシ「どうしたんだよ?」
カキ「……ちょっと放課後いいか?」
サトシ、マーマネ「?」
放課後 カキの家
サトシ「カキ、なんの用だろうな?」
ピカチュウ「ピッカー」
マーマネ「さぁ?」
リーリエ「私、気になります!」
シロン「コーン」
ガチャッ
サトシ、マーマネ、リーリエ「!」
カキ「よく来てくれたな!」
カキ「ん?リーリエも来たのか?」
リーリエ「は、はい…実はサトシの言っていたポケモンフレンズが気になったもので……」
リーリエ「お邪魔でなければ、私も一緒にいいですか?」
カキ「ああ、もちろんだ!よく来てくれたな!リーリエ!」ニコッ
リーリエ「ありがとうございます!カキ!」
マーマネ「リーリエもこれで僕らの仲間だね!」
サトシ「で、いったい何の用だよカキ?」
カキ「………入ってくれ」
サトシ、マーマネ、リーリエ「?」
サトシ「お邪魔しまー……」
サトシ「ん?」ヒョイ
サトシ「カキー!ギターなんかやってたのか?」
カキ「ま、まあな……」
リーリエ「カキ!このギターはレスポールというやつですか?」
カキ「………よく知ってるなリーリエ…」
リーリエ「はい、お兄様も同じ物を持っていたので……」
サトシ「へー、グラジオもギター弾くのか?」
リーリエ「うーん……弾いている姿は見た事がありませんね……」
サトシ「なんだそれ?」
ピカチュウ「ピー?」
マーマネ「ギー太」ボソッ
カキ「」ビクッ
カキ「そ、そんな事よりも、俺の部屋に来てくれ!」アセアセ
マーマネ「……………」
サトシ、リーリエ「?」
カキの部屋
サトシ「で、いったい何の用だよカキ」
カキ「………………」
カキ「今日、教室でピカチューちゃんのフィギュアを見た時に決意したんだ…」
サトシ「え?」
リーリエ「決意?」
カキ「これを見てくれ!」バッ
サトシ、リーリエ、マーマネ「!」
サトシ「ぽ、ポケモンフレンズやよくわからないアニメのポスターがいっぱい!?」
ピカチュウ「ピカ……」オクチアングリ
リーリエ「それに……可愛いお人形もいっぱいです……」
シロン「コーン……」サーッ
マーマネ「カキ……まさか……」ゴクリ
カキ「………そうさ……」
カキ「実は……俺はアニメが大好きなんだ!」ドーン
サトシ、マーマネ、リーリエ「な、なんだってー!!」
ピカチュウ「ピカー……」
サトシ「おいカキー!何でもっと早く言ってくれなかったんだよー!」
カキ「だ、だって……ヒかれたら嫌だろ?特にマオとか……」
リーリエ「カキ、別に何が好きであろうと人の自由じゃないですか…」
リーリエ「もっと自信を持ってください!」ニコッ
カキ「リーリエ……」ウルウル
マーマネ(やばい…惚れそう…)キュン
コンコン
カキ「ん?」
ホシ「おにーちゃーん!なんかおにーちゃーんに荷物届いてるよー?」ガチャッ
カキ「ホシ……」
ホシ「……うわっ、相変わらずキモい部屋……」
ホシ「荷物ここに置いておくから」ポイッ
バタン
カキ「ホシぃーー!!」ダーッ
マーマネ「……ホシちゃんはアニメ否定派なの?」
カキ「ああ…キモいって言ってなかなか理解を示してくれなくって……」グスッ
サトシ「カキ」ポン
カキ「!」
サトシ「大丈夫さ!ホシちゃんもきっとその内理解してくれるよ!」
リーリエ「カキ!がんばリーリエです!」ニコッ
ピカチュウ「ピッカー!」
カキ「サトシ…リーリエ…ピカチュウ…」ウルウル
マーマネ「………ん?」
マーマネ「カキ……この荷物って……」
カキ「!」
サトシ「ん?パソコン部品在中?」
リーリエ「カキ……自作のパソコンを作っているんですか!?」
サトシ「す、すっげー!」キラキラ
カキ「え?あ、ああ……まあな?ハハハ」アセアセ
マーマネ「カキ……」
リーリエ「ぽけ物語に魔法少女……」ヒョイ
リーリエ「可愛い女の子が描いてあるDVDがいっぱいありますね?」
カキ「気に入ったのがあったら貸すぞ?」
リーリエ「ほ、本当ですか?ありがとうございます!」キラキラ
シロン「コーン!」
サトシ「へぇー……ポケモンフレンズ公式ガイドブックかぁ……」
サトシ「カキー!これ借りてもいいー?」
カキ「もちろん!布教用と飾る用と読む用で3冊あるからな!」
サトシ「サンキュー!へへっ、萌えてきたぜ!」ワクワク
ピカチュウ「ピッカー!」
マーマネ「あれ?カキ、ここは?」ガラッ
カキ「ああ、そこは俺のお宝のラノベコーナーだ」
サトシ「ラノベ?」
カキ「簡単な小説ってとこかな?」
リーリエ「小説…ですか……ちょっと興味ありますね…」ゴクリ
カキ「悪いなリーリエ、それは俺のバイブルなんだ……」
カキ「各1冊ずつしか持ってなくて貸せないんだ……悪いな?」
リーリエ「そ、そうですか……」ガックリーリエ
マーマネ(カキのバイブル…"俺の妹は超絶可愛い"に"ユリマンガ先生……")ゴクリ
マーマネ「そりゃーホシちゃんもひくわ」ボソッ
カキ「!?」
翌日
ポケモンスクール
マオ「昨日リーリエお茶に来なかったけど、どうしたんだろうね?」
スイレン「急用でも入ったのかな?」
ガラッ
マオ、スイレン「!」
リーリエ「アローラ……」
スイレン「リーリエ!」
マオ「もう!昨日はどうしたの!何でお茶に来なかった………って……」
マオ「り、リーリエ………どうしたのその目………?」
スイレン「眼帯してる…リーリエ、怪我でもしたの?」オロオロ
リーリエ「………………」
リーリエ「………マオ、スイレン…迂闊に私に近づかないで下さい!」
マオ、スイレン「!?」
リーリエ「うぅ………!邪王真眼が疼く…」ズキズキ
マオ「………え?なに?」
スイレン「だ、大丈夫!?リーリエ!」
リーリエ「うぅ……」スゥ
マオ、スイレン「?」
リーリエ「ふぅ…何とか邪王真眼の暴走を抑えました……危なかったです……」
マオ「あ、あの……リー………」
シロン「コーン!」
リーリエ「シロン!静かにしてください!」シッ
マオ、スイレン「?」
リーリエ「シロン、こんなところで魔法少女の話はダメだよ!マオとスイレンに聞かれちゃう!」ヒソヒソ
シロン「コーン?」
リーリエ「私はマオとスイレンを巻き込みたくないの……」
リーリエ「シロン、心配しないで?私は一人でも魔女と戦えるから」ニコッ
シロン「コーン……」
マオ「…………リーリエ…」
リーリエ「あ、すみませんマオ!」
リーリエ「で、何の話でしたっけ?」ニコッ
マオ「…………何でもない…」
スイレン「リーリエ、変」
アシマリ「アウ」
ガラッ
サトシ「アローラ!」
ピカチュウ「ピッカー!」
ロトム図鑑「ロトー!」
マーマネ「アローラ!」
リーリエ「サトシ!マーマネ!」
サトシ「ん?リーリエ!どうしたんだよその眼帯?」
リーリエ「はい、ちょっと邪王真眼が…」
サトシ「へー、大変だなー?」
ピカチュウ「ピッカー」
マーマネ「ねぇ!そんな事よりさ!今期のアニメでー……」
リーリエ「今期のアニメですか……私はやはり……」
カキ「アローラ」ガラッ
サトシ「カキ!」
カキ「ん?何の話をしてたんだ?」
リーリエ「今期のアニメについてです!カキのオススメはなんですか?」
カキ「んー…今期かぁ……俺はやっぱりー……」
ワイワイ
マオ「………え?ど、どうなってるの…?」
マオ「か、カキやリーリエまでアニオタに……」アワアワ
アママイコ「アマー…」
スイレン「………………」
放課後
マーマネ「ねぇ!今日は僕の家にこない?」
カキ「おっ!いいな!」
サトシ「みんなでポケモンフレンズの鑑賞会しようぜー!」
リーリエ「楽しみです!」
ワイワイ
スイレン「…………」
マオ「あーあ……リーリエまで……」
マオ「スイレン、私達は今日どうするー?今日はマラサダショップにでも…」
スイレン「………ごめん、マオちゃん」スッ
マオ「え?ちょ、ちょっと!スイレン!」
アママイコ「アマ!」
スイレン「あ、あの……サトシ!」チョイチョイ
サトシ「ん?どうしたんだよスイレン?」
ピカチュウ「ピッカー?」
スイレン「そ、その……私も行っていいかな?」ドキドキ
サトシ「ああ!もちろんさ!来いよスイレン!」ニッ
スイレン「サトシ……」パァァ
マーマネ「スイレンもいっぱいアニメ見ようよ!」
カキ「オススメを紹介してやるぜ?」グッ
リーリエ「楽しいですよー!」ニコニコ
スイレン「みんな……」
ワイワイ
マオ「な、なんなのよ……スイレンまで…」
アママイコ「アマー………」
スイレン「マオちゃん!マオちゃんも一緒に行かない?」
マオ「………行かない!」プイッ
マオ「帰ろっ!アママイコ!」
アママイコ「アマー……」
スタスタ
サトシ「マオも一緒にマーマネん家に行けばいいのになー?」
リーリエ「ですよねー?」
ピカチュウ「ピッカー……」
スイレン「マオちゃん……」
サトシ「え?今日妹達いないの?」
スイレン「うん!だからずっと一緒にいられるよ!」ニコニコ
サトシ「へー」ホジホジ
リーリエ「妹さん達……何処かに行ってるんですか?」
スイレン「うーん……なんかデモ?らしいよ?」
カキ「デモ?」
ロトム図鑑「あまり深く聞かない方が良さそうロトね……」ヒュー
マーマネ「みんな!ついたよ!」ガチャッ
マーマネのラボ
サトシ「おーっ!すっげー!」キラキラ
ピカチュウ「ピッカー!」
スイレン「お、お人形さんがいっぱい…」
カキ「すごいな……でも、前来た時はこんなんじゃ……」ゴクリ
マーマネ「模様替えしたんだよ」
トゲデマル「マルゥ」
カキ「そ、そうか……」
リーリエ「マーマネ!あの棚に飾ってあるフィギュアは?」
マーマネ「ああ、それは僕の宝物のエヴァの………」
サトシ「へー、すっげーなー」ベタベタ
スイレン「気持ち悪いね(可愛いお人形だね!マーマネ!)」ベタベタ
マーマネ「あ、あーっ!触んないでー!」
サトシ、スイレン「!?」ビクッ
マーマネ「こ、これは僕の大切なフィギュアなんだから!壊れたらどうするのさ!」フキフキ
サトシ「わ、悪い……」
スイレン「きっも(ごめんなさい…)」
ロトム図鑑「マーマネはマニアというやつロトね」
マーマネ「まったく!サトシとスイレンはデリカシーが……」
リーリエ「す、すみませんマーマネ…」ベタベタ
シロン「コーン」
マーマネ「………………」
マーマネ(り、リーリエが僕のフィギュアを触ってる……)ゴクリ
リーリエ「?」ベタベタ
マーマネ「き、気にしないでよリーリエー」ニコッ
リーリエ「は、はあ……」
サトシ「おい」
スイレン「おい」
サトシ「えーと……ポケモンフレンズのDVDはっと……」ゴソゴソ
ピカチュウ「ピッカー!」ゴソゴソ
スイレン「あ、サトシ!これじゃない?」
アシマリ「アウ!」ヒョイ
サトシ「それだ!でかしたアシマリ!」
アシマリ「アウ!」
マーマネ「さてと…」スッ
カキ「何処行くんだマーマネ?」
マーマネ「ちょっとトイレに……」
マーマネ「DVDは勝手に見てていいからね!」
リーリエ「ありがとうございます!」
カキ(何故トイレに行くのにフィギュアを持っていくんだろう……)
ロトム図鑑「リカイフノーリカイフノー」
トイレ
ハァハァ リーリエー
マーマネ「……………」スッ
マーマネ「最低だ、僕って………」
ピカカー ボールチャーン
サトシ「でさー!ここでピカチューちゃんがぁ!」
スイレン「うんうん!」ジー
リーリエ「サトシ!アニメを見てる最中のネタバレはNGですよ?」
サトシ「あ、わりーわりー」ヘヘヘ
カキ「ていうか、スイレンはサトシじゃなくてテレビの方を見ろよ」
スイレン「てへへ」
トゲデマル「マルゥ♪」ガバッ
ピカチュウ「ぴ、ピカー!!」
ガチャッ
マーマネ「ただいまー」
カキ「帰ってきたかマーマネ!」
サトシ「マーマネー!今いいところっ……て……」
マーマネ「?」プーン
サトシ、スイレン、カキ、リーリエ(マーマネ……何か臭う………)
ロトム図鑑「マーマネー!なんか臭いロト!」ビシッ
マーマネ「!?」ビクッ
ヤレユータン酒場
マオ「う~~!みんなアニメアニメって!」ヒッグ
アママイコ「アマ……」ヨシヨシ
ヤレユータン「………ヤレヤレ…」スッ
マオ「……ありがと、ヤレユータン…」スッ
マオ「………ん?ヤレユータン、コップ変えた?」
ヤレユータン「……………………」
マオ「!」
マオ(こ、このコップの絵柄は………)スッ
マオ(………私が小さい頃に大好きだったアニメ"ポケキュア"の…………)
マオ「…………………」
アママイコ「アマー?」
ヤレユータン「…………………」ポン
マオ「!」
ヤレユータン「ヤレ!」グッ
マオ「…………ヤレユータン……」
マオ「………………」グッ
アママイコ「?」
翌日
サトシ「アローラー」フアー
ピカチュウ「ピッカー」フアー
スイレン「アローラ!サトシ!」
カキ「どうしたんだサトシ?眠そうだな?」
サトシ「ああ…ちょっとな…」ゲッソリ
ロトム図鑑「サトシは昨日Pちゃんねるで夜通しレスバトルをしてたロト!」
カキ「れ、レスバトルって……」
サトシ「いうなよ~ロトム~!」
ロトム図鑑「ちなみにサトシはレスバトルが激弱ロト」
サトシ「お、おい!」
マーマネ「だろうね」
ワイワイ
マオ「…………………」
マーマネ「そういえばビッグニュースがあるんだよ!」
サトシ「ビッグニュース?」
マーマネ「うん!なんと……週末にオタクのプリンセス、アセロラちゃんがメレメレ島に来るんだよ!」
カキ「!?」ガタッ
サトシ「ま、マジかよ……あ、アセロラちゃんが!?」
マーマネ「うん、マジマジ!」
スイレン「……………誰?」
ロトム図鑑「オタクのプリンセスアセロラはその名の通り、アローラ中のオタク達のアイドルロト!」
ロトム図鑑「これがアセロラの写真ロト!」ピッ
スイレン「へーかーわいー」バキッ
ロトム図鑑「ロトーー!?」メキッ
サトシ「スイレン!アセロラちゃん楽しみだな!」キラキラ
ピカチュウ「ピッカー!」
スイレン「うん!」ニッコリ
サトシ「サイン貰えるかなー?ひょっとしたら握手も……」ワクワク
ピカチュウ「ピッカー!」
スイレン「ケッ」ペッ
アシマリ「アウアウア……」アワアワ
マオ「………あの…」ガタッ
サトシ、スイレン、カキ、マーマネ「?」
サトシ「どうしたんだよマオ?」
マオ「そ、その………それ…私も一緒に行ってもいいかな……?」ドキドキ
アママイコ「アマー……」
マーマネ「マオ………」
スイレン「マオちゃん……」
カキ「マオ」
マオ「……………!」ビクッ
カキ「もちろんだ!マオも一緒に行こうぜ?」ニッ
マオ「カキ……」
サトシ「へへっ、なーんだよ!マオもアセロラちゃんに興味あるんなら先に言えよ!」
マオ「サトシ……」
マーマネ「マオ!当日は遅刻厳禁だからね!」ニコッ
マオ「マーマネ……」
スイレン「マオちゃん、まずは当日の作戦を……」ヒソヒソ
マオ「……何の作戦?」
ワイワイ
ガラッ
リーリエ「アローラです……」フアー
シロン「コーン」
マオ「リーリエ!」
カキ「ん?リーリエも眠そうだな?」
サトシ「リーリエもレスバトルしてたのか?」
リーリエ「レスバトル?サトシはいったい何を言っているんですか?」ゴシゴシ
シロン「コーン?」
サトシ「じゃあ何でそんなに眠たそうなんだよ?」
リーリエ「実は、昨晩ネットサーフィンをしていてついつい夜更かしを……」
サトシ「ネットサーフィン?」
カキ「リーリエの事だからやっぱり難しい事でも調べてたのか?」
リーリエ「……ええ……少しアニメの深淵についてお勉強を……」ニヤッ
カキ「あ、アニメの深淵……」ゴクリ
サトシ「リーリエすっげー!」キラキラ
ピカチュウ「ピッカー!」
マーマネ(エロサイトかな?)
スイレン(エロサイトかな?)
マオ(エロサイトかな?)
マーマネ「そ、そんな事よりさリーリエ!週末にアセロラちゃんがメレメレ島に……」
リーリエ「その情報なら私もチェック済みです。アセロラちゃん可愛いですよね?」
サトシ「今さ、みんなでアセロラちゃんに会いに行こうって話をしてたんだ!」
ピカチュウ「ピッカー!」
リーリエ「………………」
サトシ「…………リーリエ?」
リーリエ「………みなさん、私…昨日ネットサーフィンをしていて思ったのですが………」
カキ「?」
サトシ「なんだよリーリエ?」
リーリエ「………私達……みんなで作ってみませんか?」
スイレン「作る?」
マオ「作るって何を?」
リーリエ「…………"同人誌"です!」
サトシ、カキ「!!」
マーマネ「そ、そりゃ作ってみたいけどさ……僕達素人だよ?そんな簡単に……」
リーリエ「安心してください!昨晩お勉強をしました!」
リーリエ「ロリ、オネショタ、ふたなり、ポケモナー、なんでも来いです!」キリッ
シロン「コーン!」
サトシ「リーリエすっげー!」キラキラ
マーマネ(やっぱエロサイトか)
スイレン(エロサイトだったか)
マオ(エロサイトで徹夜って……リーリエ、もう戻ってこれないね)ウルッ
マーマネ「同人誌…うーん…確かに興味はあるけど……」
スイレン「やっぱり……私達には無理だと思う………」
サトシ「へへっ、いいじゃん同人誌……」
サトシ「困難な方が燃えるぜ!やろうぜ!同人誌!」
ピカチュウ「ピッカー!」
スイレン「よし、やろう」コクッ
リーリエ「サトシ…スイレン……」
マーマネ「……ま、確かに何事も経験だね?」
ロトム図鑑「大丈夫!ボクもサポートするロトー!」
リーリエ「マーマネ…ロトム………」
[続15]
カキ「リーリエ」ポン
リーリエ「!」
カキ「兄妹ものなら俺に任せろ!」グッ
リーリエ「却下です」
カキ「!?」
マオ「ええ!?本当にやんの!」
リーリエ「ありがとうございます!みなさん!」
リーリエ「それで……同人誌を作成する場所ですが………」
>>28
リーリエ「マーマネ…ロトム………」
[続15]
訂正
[続15]がコピーで入っちゃったのでこの [続15]は無しで
サトシ「場所って行ってもなぁ……家はちょっとなぁ……」
スイレン「家も妹がいるから……」
カキ「同じく」
マーマネ「僕ん家も散らかってるし……」
マオ「じゃあやっぱリーリエの家?」
リーリエ「すみません……家も少々家が大変な時期でして…」
マオ「なんでそんな時期に同人誌作ろうと思ったの?」
サトシ「…………んじゃあ、決まりだな!」
マーマネ「だね!」
スイレン「うん!」
カキ「ああ!」
リーリエ「はい!」
サトシ「やろうぜ!同人誌作り!」
サトシ「マオの家で!」
マオ「はぁぁぁぁ?」
アママイコ「アマ!?」
マオ「ちょ……何で私の家で……!」
スイレン「マオちゃん!よろしくね!」
カキ「マオ!ありがとな!」
マオ「ちょ………」
マーマネ「夜食とか出るかな?」
マオ「は!?」
サトシ「よっしゃー!行こうぜ!アマカジハウス(アイナ食堂)に!」
スイレン、カキ、マーマネ、リーリエ「おーっ!」
マオ「ちょっと!アマカジハウスってなに!?」
マオ「てゆーか、家でエロ漫画作るとかやめてよ!」
アママイコ「アマー!」
リーリエ「マオ」ポン
マオ「?」
リーリエ「エロ漫画ではありません。同人誌です!」キリッ
シロン「コーン!」キリッ
マオ「………………」
アママイコ「アマ……」
アマカジハウス(アイナ食堂)
ワイワイ
マオパパ「いらっしゃいませー」
マオ「ただいま~」
アママイコ「アマー」
サトシ、スイレン、カキ、マーマネ、リーリエ「おじゃましまーす!」
マオパパ「お帰り!マオ、お友達もつれてきたのか」
マオ「う、うん……」
マオパパ「ゆっくりしてってくれよ」ニコッ
リーリエ「ありがとうございます!」
サトシ「お客さんいっぱいいるなぁ」
マオ「ね?私の家は無理でしょ?」
スイレン「サトシ、マオちゃんの部屋はこっち!」
サトシ「おう!」
マオ「ちょっと!」
カキ「うーん……俺としてはもう少し寂れてた方が……」
マーマネ「可愛い店員さんも3人くらいほしいよね?」
マオ「どういう意味よ!」
サトシ「マオ!トゲデマルを頭の上に乗せてくれ」ヒョイ
トゲデマル「マル?」
マオ「なんで?」
マオパパ「みんな揃って……何かするのかい?」
リーリエ「はい、ちょっと同人誌の作成を」ニコニコ
マオパパ「同人……?」
マオ「やめて!」
マオの部屋
マオ「ハァ…まったく……」
サトシ「おい見ろよマーマネ!ポケキュアのDVDがあるぞ!」ゴソゴソ
ピカチュウ「ピッカー!」
マーマネ「しかも初期のやつだね!やるね!マオ!」
マオ「勝手に人の部屋漁らないでよ!」
リーリエ「そうです!遊びに来た訳ではありません!」キッ
シロン「コーン!」
マオ「リーリエ……」
サトシ「わ、悪い…」
ピカチュウ「ピー……」
マーマネ「ごめん……」
リーリエ「………これより、同人誌作成会議を始めます!」
リーリエ「まずは題材からです!」
スイレン「題材……か………」
ロトム図鑑「やはり無難なのは二次創作だと思うロト!」
マーマネ「うーん…やっぱそうなるかー」
カキ「まぁ、好きなキャラを好きに動かせるってのも夢だよなぁ……」
サトシ「じゃあさ!ポケモンフレンズのピカチューちゃんを主役にしようぜ!」
ピカチュウ「ピッカー!」
スイレン「いいね!メチャクチャ乱暴されるやつにしようよ!」
ピカチュウ「ピ!?」ビクッ
サトシ「おい!ふざけんなよ!」
サトシ「ピカチューちゃんはな!そういう事は絶対にしないんだよ!」
スイレン「そうかなー?ああいう女に限ってズッコンバッコン大騒ぎだと思うよ?」
スイレン「サトシ!あんな女やめときなよ!」ニコッ
サトシ「やめろぉぉぉぉ!!!」
マオ「ふ、二人とも!落ち着いてよ!」
マーマネ「じゃあさ、竿役をサトシに…」
マオ「うわっ、マーマネ……さすがにそれはキモいは……」ブルブル
マーマネ「え!?」
リーリエ「想像しただけで吐き気が…マーマネ、帰っていいですよ?」オエ
マーマネ「そんな!?」
スイレン「しね」
マーマネ「ちょ………」
カキ「マーマネ」ポン
マーマネ「カキ………」
カキ「今のはちょっと無い…かな?」
マーマネ「………僕って本当バカ……」ガクッ
トゲデマル「マル」ヨシヨシ
リーリエ「では、間をとってレズ物にしましょう」
マオ「なんの間をとったの?」
こうして同人誌の作成が始まった
リーリエ「はぁぁぁぁ!!」シュパパパパ
サトシ「す、すっげー!」
スイレン「リーリエ、絵上手!」
マオ「凄い…プロみたい……」ゴクリ
ロトム図鑑「作画はリーリエで決まりロトね!」
リーリエ「フッ」
マーマネ「リーリエロマンガ先生!」
カキ「リーリエロマンガ先生!」
リーリエ「………そんな恥ずかしい名前の人、知りません…」ドヤッ
シロン「コーン」
作業も順調に進み
マオ「みんなー!差し入れもってきたよー」
マーマネ「やったー!」
カキ「わーい!」
サトシ「サンキュー!マオ!」スッ
ベチャッ
サトシ「……あ……」
サトシ「悪い!原稿にコーヒーこぼしちゃった」テヘッ
ピカチュウ「ピかピ……」
リーリエ「しんでください」
月日は流れ………
リーリエ「マーマネ!ベタを!」
マーマネ「任せて!」
リーリエ「カキ!トーンを!」
カキ「うぅ……難しい……」キリキリ
サトシ「リーリエ!俺は!」
リーリエ「………みなさんの応援をしててください……」
サトシ「よっしゃー!みんな頑張れー!」
ピカチュウ「ピッカー!」
リーリエ「………うーん……このシーンの構図…なかなか上手くいきませんね……」ピラッ
シロン「コーン……」
リーリエ「マオ、スイレン!ちょっといやらしい感じで絡んでくれませんか?漫画の為に」
マオ「はぁ?」
スイレン「嫌だけど?」
サトシ「みんなー!頑張れー!」ワイワイ
ピカチュウ「ピッカチュー!」ワイワイ
リーリエ「サトシ、ピカチュウ。うるさいです」
サトシ「はい」ピタ
ピカチュウ「ピッカ」ピタ
コンコン
『マオー』
マオ「!」
マオパパ「差し入れ持って来たからはい………」ガチャッ
マオ「うわぁぁぁー!今はちょっとやめてー!」
アママイコ「アマー!!」
ヒラッ
マオパパ「…………ん?」ヒョイ
マオ「あわわわわ………」
マオパパ「………これは……ボールちゃん×ピッカチューちゃんの百合同人……」
マオ「うぅ……/////」カーッ
マオパパ「マオ…お前………」
マオ「うわぁぁーん!!」ダダッ
アママイコ「アマー!!」ダダッ
マオパパ「! マオ!」
サトシ「おいマオ!何処に行くんだよ!」
スイレン「大変!マオちゃんが飛び出してっちゃった!」
リーリエ「ZZZ」
マーマネ(リーリエのパンツ見えそう……)ゴクリ
カキ「マーマネ!アホな事やってないでマオを追うぞ!」ゴチン
マーマネ「痛っ!?」
カキ「リーリエも起きろ!」ユサユサ
リーリエ「ふぇ!?」ビクッ
裏山
カキ「おーいマオー!」
スイレン「マオちゃーん!」
リーリエ「マオー!何処ですかー!」
マーマネ「マオの気持ち……わかるよ…」
リーリエ「マーマネ……」
マーマネ「そうだよね……百合同人を作ってるのを親に見られるのなんて、オナ○ーしてるのを親に見られるようなものだもんね」
リーリエ「マーマネのソレと一緒にしないでください」
ルガルガン「……………」クンクン
ルガルガン「! ガルッ!」
サトシ「!」
スイレン「どうしたの!サトシ!」タッタッタ
サトシ「マオが見つかった!」
ピカチュウ「ピッカー!」
マオ(最悪だ……親にエロ漫画を描いてる所を見られるなんて……)
マオ「………こんな事なら、同人誌作成だのアニメだのに関わらなきゃよかったよ…」ボソッ
アママイコ「アマー」ヨシヨシ
マオ「アママイコ………」
アママイコ「アマ!」
マオ「…………………」
マオ(うぅん……違うんだ……最初は恥ずかしいと思ってたけど、本当は……)
マオ「………みんなと一緒に同人誌を作ってるの……とっても楽しかった……」
アママイコ「………………」
ガサッ
マオ、アママイコ「!」
ルガルガン「ガルッ!」ガサゴソ
マオ「ルガルガン!?」
オーイマオイタカー
マオ「この声………」
カキ「おっ!マオいたぞ!」
サトシ「お手柄だな!ルガルガン!」
ルガルガン「ガルッ!」
マオ「……みんな…私……」
サトシ「………へへっ、せーーの!」
マオ「?」
サトシ、スイレン、カキ、マーマネ、リーリエ「マオ、みーつけた!!」
ピカチュウ「ピッカッチュウ!」
マオ「……………」
アママイコ「アマ」グイッ
マオ「……………えへへ…」グスッ
マオ「見つかっちゃった……」ニコッ
一ヶ月後
マーマネ「あーあ、結局同人誌間に合わなかったね……」
マオ「ごめん……私がみんなに迷惑かけたから……」シュン
カキ「そ、そんな事ない!気にするなマオ!」
スイレン「そうだよマオちゃん!次は頑張ろうよ!」
マオ「カキ………スイレン……」
サトシ「へへっ、それに……」
サトシ「楽しかったしな!」ニッ
ピカチュウ「ピー!」グッ
リーリエ「はい!とてもいい思い出になりました!」ニコッ
マオ「サトシ……リーリエ……」
カキ「…………なぁみんな……」
マオ「?」
サトシ「どうしたんだよカキ?」
カキ「実は……今回の同人誌作成を通して決意したんだが……」
カキ「俺は将来ラノベ作家になろうと思う!」グッ
スイレン「ラノベ作家……」
サトシ「すっげーぜカキ!」
リーリエ「素敵な夢です!」
カキ「ああ、その時はホシにイラストレーターをやって貰おうとも思ってるんだ!」
マオ「え!?ホシちゃんの許可はとったの?」
カキ「何とか説得して見せるさ!」
マオ「そ、そう……頑張って……」
マーマネ「カキ、アニメ化した時は僕に任せてよ!」エヘヘ
カキ「マーマネ……」
マーマネ「………実は僕……アニメーターになりたいんだ」テレッ
カキ「マーマネ!アニメ化した時は頼むぜ!」ガシッ
マーマネ「うん!」
リーリエ「ふふっ、でしたらマーマネは私の会社で雇ってあげましょうか?」
マーマネ「え?」
リーリエ「私……将来的にはエーテル財団をアローラ1のアニメ制作会社にするつもりなんです」ニコッ
マーマネ「うん!頼むよ!」
サトシ「すっげー!リーリエならやれるさ!」
ピカチュウ「ピッカー!」
リーリエ「ありがとうございます!」
マオ(リーリエのお母さんが聞いたらなんて言うんだろう……)
スイレン「………私はその……」チラッ
サトシ「ん?」
スイレン「…………せ、声優さん……」
マーマネ「へー!凄いよ!スイレン!」
リーリエ「スイレンの声、可愛いですもんね!」
カキ「その時は俺の作品のヒロインを頼むぜ!」
サトシ「スイレンならなれるさ!アローラ1の声優に!」
スイレン「あ、ありがと////」
サトシ「………じゃあ次は俺だな…」スッ
ピカチュウ「ピッカー」
マオ(サトシの夢って、ポケモンマスターじゃ……)
サトシ「…………俺さ……」
サトシ「ポケリパークに行きたい」
ピカチュウ「ピッカ」
マオ「はぁ!?」
アママイコ「アマ!?」
サトシ「ポケリパークに行ってピッカチューちゃんに会いたいんだ!」
マーマネ「サトシ!それって今流行りの異世界転生ってやつ?」
リーリエ「夢がありますね!」
サトシ「そ、そうなんのかな?」テレッ
マオ(転生って……そんな事の為に一回死ぬ気なのかなサトシは)
マオ(てゆーか、それってただの現実逃避じゃん)
カキ「応援するぜ!サトシ!」
サトシ「サンキュー!カキ!」
スイレン「サトシ!その時は私も一緒につれてって!」
サトシ「んー……どうしよっかなー……」
マオ「サトシ!ポケモンマスターは!?」
サトシ「ポケリパークでなるぜ」
ピカチュウ「ピッカー」
マオ「そ、そう……」
サトシ「なぁ!マオの夢はなんだ?」
スイレン「私、気になります!」
マオ「え、えと……私はアイナ食堂を…」
マーマネ「やっぱりマオはアマカジハウスをアローラ1のアニメ喫茶にする事かな?」
カキ「いいな!アマカジハウスをみんなの溜まり場にしよう!」
マオ「ええ!?」
リーリエ「マオ!私と一緒に魔法少女なんてどうですか?」
マオ「い、いや……魔法少女って……」
アママイコ「アマー……」
サトシ「へへっ、なんかいいな……」
マオ「………え?」
サトシ「みんなで夢を叶えようぜ?そして……」
サトシ「大人になった時にまたここで会えるように……」
カキ「ああ!」
スイレン「うん!約束!」
リーリエ「みんなでアローラのアニメシーンを変えましょう!」グッ
マーマネ「僕達ならできるよ!」
サトシ「へへっ!」
マオ「……………」
マオ(みんなで夢を叶えて…そして大人になった時にまたここで会えるように…か……)
マオ「それもいいかもね」ボソッ
アママイコ「アマ!」ニコッ
マーマネ「あー!」
サトシ「どうした?マーマネ!」
マーマネ「そ、そういえば今日はまたオタクのプリンセス、アセロラちゃんがメレメレ島に来る日だよー!」
サトシ「ま、マジかよ!」
リーリエ「そういえばそうでした……私とした事が……うっかリーリエ……」
カキ「前回は同人誌作りで会えなかったからなぁ……」ウーム
サトシ「………こうしちゃいられないぜ!サインと握手~!」
サトシ「………萌えてきた……!」
サトシ「行こうぜ!みんな!」ダッ
ピカチュウ「ピッビカチュー!」ダッ
スイレン「マオちゃん、この日の為に私、作戦を10通り程考えて来たんだけど……」ヒソヒソ
マオ「ひ、一人でやってよ!」
ロトム図鑑「マオー!スイレン!早くしないと間に合わないロトー!」
スイレン「よし!」ダッ
マオ「う、うん………!」ダッ
マオ(…………みんなでアニメ見て…同人誌書いて…握手会行って……夢を語って………)タッタッタ
マオ(私……アニメに会えて……みんなに会えて良かった……!)タッタッタ
マオ(アニメは……最高だね!)タッタッタ
マオ「ふふっ」クスッ
アママイコ「アマ!」タッタッタ
マオ(………大人になった時にまたここで会えるように……)タッタッタ
マオ「……………」タッタッタ
マオ「…………あ!」ピタ
アママイコ「アマ?」
マオ「……いやいや……サトシが夢を叶えて異世界に行ったら、大人になった時にまたここで会えないじゃん………」
アママイコ「アマー……」
おわり
おわりです
ありがとうございました
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