凛「えーっと、毎朝かよちんにキスするの？」

花陽「そういうことかなぁ？」

凛「毎朝…か。朝練のない日曜日くらいはゆっくりお昼まで眠ってたいにゃー」

花陽「もう、凛ちゃんってばー」くすくす

法律を決める子「…」
法律を決める美「…」


次の日

凛「かーよちん」

ちゅっ

花陽「ぴゃあ！」
凛「今朝も法律通りにゃー」

花陽「うんっ！ありがとう、凛ちゃん！」
凛「こんなことならお安い御用だよ！」

花陽「けど、明日が問題の日曜日だね」

凛「はぁ…早く起きれるかな？凛心配だよぉ」

花陽「大丈夫！私が起こしに行ってあげる」

凛「本当に？やったぁ！これで日曜の朝問題も解決にゃー…でも、それだとかよちんがお昼まで寝れないよ？」

花陽「お昼までは寝ないよぉ…」

凛「じゃあ！おでかけして起こしに来れない日は？」

花陽「あっ！そこは盲点だったね」
凛「どうしよう…」

ピロリロリン

凛「あれ？誰からだろう」

花陽「穂乃果ちゃんかな？今日はことりちゃんと海未ちゃんと3人でお泊まり会だって話してたから」

凛「あっ！」
花陽「どうしたの？」


凛「凛が毎朝かよちんにキスをしなきゃいけない法が改正されたみたい」

花陽「えっ！」

凛「えーっと、改正された点は…」

花陽「(もう凛ちゃんと毎朝チューできなくなるんだ…)」

花陽「はぁ…」しゅん


凛「凛が毎日かよちんにキスしなきゃいけない法になったみたい！」

花陽「あれ？ってことは…」


凛「時間指定はないみたいにゃー」

花陽「朝じゃなくてもいいって事だね？ってことは毎日キスはできるんだ…よかった」ほっ

凛「ん？何がよかったの？」

花陽「ええっ！？そ、それは…ヒミツだもん」
凛「えー、凛にだけ話してよー」

花陽「凛ちゃんにだけはお話できないもんっ」

凛「にゃー？」


法律決める子「…」ビシッ
法律決める美「…」ビシッ

法律改正する代「…」ビシッ

数日後

穂乃果「へー、毎日キスしてるんだー」

希「法律なら仕方ないね」

凛「うん！法律だから仕方ないにゃー」

花陽「仕方ないね！凛ちゃんっ」

希「けど毎日なんて大変やない？」


凛「大変じゃないよ！時間指定がなくなった事でむしろ法律を守りやすくなったにゃー」

花陽「毎日って会ってるもんね」

凛「うん！毎日会ってるついでだし大変なことなんてまったくなたにゃー」

花陽「ねっ！凛ちゃんっ」


穂乃果「仲良しだねー。けど、希ちゃんの言う通り。毎日は大変だよね？どっちかが旅行に行っちゃったらできないもん」

りんぱな「へ？」

希「お盆やお正月に家族で出かけたりするんやない？」

りんぱな「！！！」

穂乃果「えぇっ！ってことは、2人が逮捕されちゃうの？」

りんぱな「！！！！！」

にこ「ちょっ、何？聞こえてきたけど勘弁してよね。警察沙汰は家族だけじゃなく私たちメンバーにも迷惑をかけるってことになるのよ！」


凛「凛たち捕まっちゃうの？」

花陽「そ、そんなぁ…ダレカタスケテェェェ！！！」

凛「決めた！凛はもう家族旅行には行かないにゃ！かよちんとずーっとそばにいる！」

花陽「凛ちゃん…そんなのダメだよ。今度家族でお出かけするって楽しみにしてたでしょ？」

凛「それは…」
花陽「一体どうすればいいのかな」

凛「うん…」

りんぱな「…はぁ」しゅん


法律決める子「…」
法律決める美「…」

法律改正する代「…」

ゴンッ、ビシッ、バシッ！

法律改正する代「…」

法律決める子「…」ペコリ
法律決める美「…」ペコリ

法律改正する代「…」スタスタスタ

法律決める子「…」ビシッ！
法律決める美「…」ビシッ！

ピロリロリン


凛「ん？だれからにゃー？」

花陽「はぁ…逮捕されちゃうんだ。けど、なんとかお話しして凛ちゃんだけでも許してもらわないと…」

凛「あっ！またまた法律が改正されたって！」

花陽「えっ！今度はどんな風に？」

凛「凛がかよちんに毎日キスをしなきゃいけない(キスが出来ない場合は後日できなかった日数分キスする)法に改正だって！」

希「ってことは…お出かけもできるんやない？」

穂乃果「逮捕はなくなったってことだね！」
にこ「無くなったなら一安心ね」

花陽「うん！」
凛「一安心にゃー」


法律改正する代「…」ドヤァ

法律決める子「…」ぺこり
法律決める美「…」ぺこり

数日後

凛「かーよちん！今日も法律通りチューしよ！」

花陽「う、うん…」

凛「あれ？(今日のかよちんはなんか違うにゃー)」


凛「どうかしたの？」
花陽「う、うん…」

凛「まさか…法律通り、凛とチューするのが嫌だとか？」

花陽「えっ！？ううん…そんなんじゃないけど…」もじもじ

凛「あっ…」


凛「(かよちん…指を合わせてる)」

凛「凛とチューするのがそんなに嫌なんだ」しゅん

花陽「えぇっ！？」

凛「凛…かよちんに嫌われちゃったにゃ」うるうる

花陽「凛ちゃんを嫌いになるわけないよ！」


凛「じゃあどうして嘘つくにゃ！」

花陽「うそ…？」

凛「凛とチューするのが嫌なんでしょ？いくら法律だからって凛とチューするのが嫌なんだよ！」


花陽「違う！そうじゃないの！」

凛「じゃあどういう意味なの？凛、頭が良くないからはっきり言ってくれないとわからないにゃ…」

花陽「…」
凛「かよちん…」


花陽「法律だから…してくれるの？」

凛「えっ…」

花陽「法律で決まってなかったら…凛ちゃんは…その、してくれない？」


凛「…かよちん？」

花陽「…」


花陽「ぴゃあ！！」ダッダッダッダッダッダッ…

凛「あっ、かよちん待って！！…って、いっちゃった」

凛「かよちん…どうしちゃったんだろ？やっぱり…いくら法律だからって毎日凛とチューなんかしたくないよね」

凛「はぁ…」しゅん


法律決める子「…」おろおろ
法律決める美「…」おろおろ

法律改正する代「…」おろおろおろ

法律決める子「！」
法律決める美「！」


法律改正する代「…」おろおろおろ
法律決める子「…」おろおろおろ
法律決める美「…」おろおろおろ


だだっ


法律決める子「？」
法律決める美「？」
法律改正する代「？」

カツッ、カツッ、カツッ…


法律なんかより真実の愛つらぬく乃「！！」ガガッ！

法律決める子「！」
法律決める美「！」
法律改正する代「！」

法律なんかより真実の愛つらぬく乃「…」

法律決める子「…」
法律決める美「…」
法律改正する代「…」
法律なんかより真実の愛つらぬく乃「…」

・
・
・

凛「はぁ…嫌がってるのに明日もかよちんとちゅーしなきゃいけない」

凛「法律だからって無理やりチューするなんて凛は最低最悪にゃ」

凛「…はぁ」

ピロリロリン

凛「あれ？メールにゃ…んん？また、法律が改正された？今度はどんな法律にゃ？」


凛「えっと、凛ちゃんが私に毎日キスをしなきゃいけない(キスが出来ない場合は後日できなかった日数分キスする)法じゃなくて…」


花陽「お互いの気持ちを尊重する法だよ」

凛「えっ、かよちん…」

花陽「法律でキスするんじゃなくて、私たちがしたいと思った時にしていいんだって」

凛「それって…」


花陽「あのね、凛ちゃんは…その…私とキスしたい？」

凛「えっ…」

花陽「私はね…えっと、その…」もじもじ


凛「凛は…したいにゃ」

花陽「えっ」

凛「法律なんか関係ないにゃ！凛はかよちんのことが好きだから…好きだって思ったら…かよちんへの大好きが止まらなくなったらキスしたくなるにゃ！」

花陽「凛ちゃんっ…凛ちゃん！！」ぎゅっ
凛「かよちん！」ぎゅっ


花陽「法律じゃなくてもキスしてくれるんだね？」

凛「もちろん！だって、かよちんのことがだぁぁいすきだもん！」

花陽「嬉しい…」
凛「かよちんは？」

花陽「わ…私もキス…したい。だって、凛ちゃんのことが大好きなんだもんっ」

凛「かよちん！」

花陽「凛ちゃんっ！！」


法律なんかより真実の愛つらぬく乃「…」ドヤァァァ


法律決める子「…」ハハァァァ！
法律決める美「…」ハハァァァ！
法律改正する代「…」ハハァァァ！


絵里「失礼ですが、保護者の方でしょうか？」

法律決める子「！」
法律決める美「！」
法律改正する代「！」
法律なんかより真実の愛つらぬく乃「！」

絵里「関係者でないのならこの学園から出でいっていただけませんか？」

法律決める子「！！」
法律決める美「！！」
法律改正する代「！！」
法律なんかより真実の愛つらぬく乃「！！」


絵里「はっきり言って、迷惑です」

法律決める子「…
法律決める美「…」
法律改正する代「…」
法律なんかより真実の愛つらぬく乃「…」ペコリ


凛「ねぇ！自分の意思を尊重するんだから…今ここでしてもいいかにゃ？」

法律決める子「！！」
法律決める美「！！」
法律改正する代「！！」
法律なんかより真実の愛つらぬく乃「！！」

花陽「うん。もちろん！」

ちゅっ

凛「！！！」

法律決める子「！！！」
法律決める美「！！！」
法律改正する代「！！！」
法律なんかより真実の愛つらぬく乃「！！！」

花陽「ふふっ、凛ちゃん！」

凛「うぅぅ…」

法律決める子「！！」敬礼ビシッ！
法律決める美「！！」敬礼ビシッ！
法律改正する代「！！」敬礼ビシッ！
法律なんかより真実の愛つらぬく乃「！！」敬礼ビシッ！

絵里「早くお引き取りください」

法律決める子「…」しゅん
法律決める美「…」しゅん
法律改正する代「…」しゅん
法律なんかより真実の愛つらぬく乃「…」しゅん

花陽「2人の愛は！」

凛「永遠にゃ！」

おしまい