モバP「確率の輪から抜け出せなくていくつものガシャを繰り返す」 (31)

~346プロダクション~

モバP「私、モバPがSSRを引こうと言うのだ!ちひろ!」

ちひろ「無理だよそれは!」

モバP「懐が持たん時が来ているのだ!」

ちひろ「では、本日のガシャをどうぞ」

ガシャ「やあ」

モバP「やってみるさ」ガシャガシャ

青封筒「」ピコーン

モバP「封筒が青いぞ!これはいけるか?」

ちひろ「ええい!」

モバP「どうだ!」

金の付箋だけ「ユニバァァァァァァス!!」

モバP「……」

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ちひろ「ふはははは!君のSSRが出ない不幸を呪うがいい!」

モバP「貴様と言う奴はッ!」

\川島瑞樹どぅえーす/

モバP「しかもまたこのおばさんか!」

ちひろ「川島さん30人目ですね。おめでとうございます」

モバP「ええい!このおばはんばかり増えては仕事にならん!分かるか?恐怖BBA瑞樹軍団をプロデュースしなければならん絶望を!!」

ちひろ「この業界のルールはガシャを引いたアイドルしか活動させられませんからね」

モバP「スカウトと言う名の課金体制を作った連中を私は許す訳にはいかん。見付け次第粛清してくれる」

ちひろ「頑張って下さい」

モバP「私が欲しいのは桃華だ。次点でみりあに桃子ちゃん先輩だ」

ちひろ「最後の子は絶対に出ないので諦めて下さい。それに桃華ちゃんならいるじゃないですか」

モバP「私が欲しいのはSSRだ。ノーマルではない」

ちひろ「そのわりには桃華ちゃんで囲ってますよね?それはどういう事ですか?ええ!」

モバP「私はノーマルでも見捨てはしない。それだけだ」

ちひろ「川島さんはすぐに移籍したりレッスンのエサにするのにですか?」

モバP「ええい!煩わしい課金おばさんめ!私は仕事に行ってくるぞ!」

ちひろ「現金にいってらっしゃい」

~仕事現場~

モバP「今日はトーク番組だったか。今回はジェットストリーム瑞樹に頑張って貰うしかないか」

ニートP「モバPじゃないか」

モバP「ニートP!なぜ君がここに?」

ニートP「私もトーク番組の仕事で来ているのさ。見てみるといい。SSR双葉杏を」

SSR杏「ダルい」

モバP「無課金のニートPがどうしてSSR杏を!!」

ニートP「フッ、リセマラしたのさ」

モバP「リセマラだと?」

ニートP「そうだ。何日も引き込もってリセマラをした甲斐があったというものだ」

モバP「……」

ニートP「その様子だとお目当てのアイドルを引けていないようだな」

モバP「笑いたければ笑うがいい」

ニートP「私にそんな権利など無い。杏を引き当てていなけば未だにニートだったであろうからな」

モバP「そうか」

ニートP「気休めかも知れんが君ならお目当てのアイドルを必ず引けるさ」

モバP「ありがとう。信じよう」

ニートP「では私は失礼する。杏に飴を与えなければならないからな」

モバP「ああ」

モバP「さて、問題は私にSSRを引く素養があるかどうかだが……やってみるさ」

~346プロダクション~

モバP「ちひろ、ガシャの準備は出来ているか?」

ちひろ「いつでも回せますよ。でも、急にどうしたんですか?懐が持たん時が来ていたんじゃ?」

モバP「状況が変わった。私は常に2手3手先を読む男だ。臨機応変に対応してみせんとな」

ちひろ「分かりました。ではどうぞ」

ガシャ「やあ、また会ったね」

モバP「やってみるさ!」ガシャガシャ

白封筒「」ポーン

モバP「……」

ちひろ「ハッハッハッハッハ!」

モバP「……」

\これに判子を押して貰えるかしら?/

モバP「……」

ちひろ「おめでとうございます!わくわくさんですよ!」

モバP「桃華とは言わん。せめて仁奈が出てくれれば……」

ちひろ「そう気を落とさないで下さい。明日の出勤サービスは石50個ですよ」

モバP「今の私にSSRは引けん。桃華、私を導いてくれ……」

~翌日~

ちひろ「おはようございます。本日の出勤サービスの石50個です」

モバP「ああ」

ちひろ「では、はりきって今日もガシャを回しましょう」

モバP「先ずは一日一回の無料ガシャだな」

ちひろ「ではどうぞ」

モバP「やってみるさ」ガシャガシャ

マストレ「ワシは未だ負けを知らぬマスタートレーナーよ!」ビシッ

モバP「師匠!」

ちひろ「やりましたね。ではこの運気に乗って10連やりましょう」

モバP「いや、懐が持たんのでな」

ちひろ「いいんですか?そうやって人は自ら幸運を逃すんですよ」

モバP「その誘いには乗らん」

ちひろ「さあさあさあ!」

モバP「やらんと言っている」

ちひろ「そうですか」

盟主P「おやおや、これはモバPさんと千川さんではないですか」

モバP「盟主Pか」

ちひろ「おはようございます盟主Pさん。盟主Pさんは10連やります?」

盟主P「そうですね。たまにはいいでしょう」

ちひろ「では、はりきってどうぞ」

盟主P「倍返しだあああああああああああああ!!」ガシャガシャ

青封筒「」ポーン

モバP「なんだと!?しかし、まだSSRが出ると決まった訳ではない!」

\島村卯月頑張ります!!/

ちひろ「おお!SSRの卯月ちゃんですね」

盟主P「やったああああああああああああああ!!」

モバP「頑張りますだけを言う機械かよ!」

ちひろ「おめでとうございます」

盟主P「まっ、ボクくらいなら当然ですけどね」

モバP「……」

ちひろ「だから言ったのに」

モバP「うぐっ……」

盟主P「残念でしたね。まあ、モバPさんが無駄に消費している課金額なら何れは引けますよ。いずれはね」

モバP「相変わらず気に入らん男だ」

盟主P「僕は貴方と馴れ合う為にビジネスをしている訳じゃあないんで。さて、これから重要な打ち合わせがあるので失礼しますよ」スタスタ

モバP「……」

ちひろ「出来る人って感じですね」

モバP「どこがだ。奴は大局を見ているようでそれを見誤り、最終的には己の欲で自滅する男だ」

ちひろ「ふぅん」

モバP「なにか言いたそうだな」

ちひろ「いえ、モバPさんがそう言うならそうなんでしょう。モバPさんが言うなら」

モバP「引っ掛かる物言いだな」

ちひろ「特に意味はないですよ。それより10連どうしますか?」

モバP「回してみせるさ。あの男に引けて、私に引けないはずはない。モバPだ!10連ガシャ回すぞ!」

ちひろ「まいどー」

~カフェテリア~

菜々「それでまたSSRが出なかったと」

モバP「そうだ」

菜々「懲りませんねえ」

モバP「桃華が出るまで私は諦めん。次点でみりあか桃子ちゃん先輩だ」

菜々「で、今月はどれくらい使ったんですか?」

モバP「……万だ」

菜々「聞こえませんよ。もっとはっきりと言ってください」

モバP「えぇい!79万だ!」

菜々「そんなに使ったんですか!?まだ今月は始まったばっかりですよ!」

モバP「だからこうして君に集っている」モグモグ

菜々「だからって毎回金欠ゥ・ナウになったら菜々の所に来るの止めて下さいよ!」

モバP「かつての仲間を助けると思えば苦にはなるまい」モグモグ

菜々「菜々達と一緒に戦った男がなんで穀潰しを……」

モバP「集り続けりゃ、死にはしない。しかし、人の金で食べる飯は美味いな」モグモグ

菜々「ちひろさんみたいな事言ってんじゃないですよ。全くもう」

菜々「でも、どうしてそこまでSSRにこだわるんですか?」

モバP「SSRとそれ以外では圧倒的な性能差があるからだ」

菜々「カードのレアリティの違いが、戦力の決定的差ではなかったんじゃないんですか?」

モバP「時代は変わったのだ。力そこパワーだ」

菜々「わけワカメですよ」

モバP「では、仮に小林幸子のRとSSRがいたとする」

菜々「輿水ですよ」

モバP「二人の古泉幸子が50階の高さからダイブしたとする。二人はどうなると思う?」

菜々「輿水ですよ。それは、もちろん二人とも死んじゃいますね」

モバP「違うな。結果はこうだ」

~R幸子の場合~

R幸子「ぎゃあああああああああ!!」グシュ

通行人A「ミンチよりひでぇや!」

通行人B「母さんです!」

アキハナージ「サラダを一緒に食べるんじゃなかったのか!」

R幸子だった肉塊「」

モバP「R幸子はごらんの惨劇だ」

菜々「グロすぎでしょ」

モバP「しかしSSR幸子はどうだろうか?」

~SSR幸子の場合~

SSR幸子「ぎゃああああああああ!!」ビターン‼

通行人「人が落ちてきたぞ!」

SSR幸子「……」ムクリ

通行人「生きているぞ!大丈夫か!」

SSR幸子「一つ忠告しておきます。死ぬほど痛いですよ!!」

通行人「ラッキーボゥイだぜぃ!」

モバP「これがレアリティの性能差だ!」

菜々「全く理解不能です」

モバP「これだから年寄りは困る」

菜々「な、菜々は地球年齢だとまだ17歳なんですよ!!」

モバP「実年齢10万37歳が何を言う!」

菜々「ああああああああ!!」

モバP「もっとも今更の話だが」

菜々「傷口に塩を塗るような真似やめて下さいよね」

エレガントP「今日も賑やかだな」

菜々「エレガントP閣下!お疲れ様です」

モバP「相変わらず眉毛の先端が分かれているな」

エレガントP「エレガントだろう?」

モバP「それには返答しかねる」

菜々「閣下はガシャはやりますか?」

エレガントP「そうだな。月に何度かは回しているが、それがどうしたのだね?」

菜々「いえ、大佐ったら今月に入ってもう79万も投資してるんですよ」

エレガントP「ほう、それは大層な額だな。それでSSRの枚数はいかほどかな?」

モバP「……ロだ」

エレガントP「済まない。はっきりと言ってもらえるだろうか?」

モバP「ゼロだ!」

エレガントP「エピオン!」

菜々「変な対抗しないで下さい」

エレガントP「しかしそれだけ投資していゼロとは君もよくよく運が無いな」

モバP「 エレガントP教えてくれ、私はあと何回ガシャを回せばいい?私は後何回課金してガシャを回せばいいんだ……ゼロは私に何も言ってはくれない。教えてくれ、エレガントP」

菜々「相手をしなくていいですからね」

エレガントP「ふむ」

菜々「所で閣下はSSRアイドルは何人いるんですか?」

エレガントP「聞きたいかね?」

菜々「はい」

モバP「わたし、気になります!」

エレガントP「昨日までの時点では99822回だ」

モバP「何がだ?」

エレガントP「ガシャを回した回数だ」

菜々「はっ??」

モバP「それでSSRアイドルは何人いるんだ?」

エレガントP「フッ、ゼロだ」

モバP「なんだとっ!?」

エレガントP「私は敗者になりたい」

菜々「十分敗者だよ!!」

モバP「勝利者などいない」

~モバPのお家~

モバP「ただいま帰った」

N桃華「お帰りなさいモバPちゃま」

Nモモカツー「鞄をお預かりしますわ」

モバP「……ああ」

Nモモカスリー「元気がありませんわね。何かありましたの?」

モバP「いや」

Nありす「またSSRが出なかったんですね」

モバP「ありす?どうしてそれを……」

Nありす「プロデュースさんの顔を見れば分かります。はい論破」

モバP「ありすには敵わないな。そうだ。今日もSSRが出なかったのさ」

Nモモカフォー「可哀想なモバPちゃま。さあ、皆さんモバPちゃまを慰めてあげましょう」

桃華達「「モバPちゃま!!」」

モバP「桃華。しかし今の私の実力ではSSRは出せん」

Nありす「こんな事もあろうかとSSRが出る方法を調べておきました」

モバP「そんな事が可能なのか!?」

Nありす「タブレットは嘘をつきません」

モバP「それ方法とはなんだ?」

Nありす「ちひろさんの周りにコレを囲んだ状態でガシャをすればいいらしいですよ」スッ

モバP「そうか。これでようやく私にもツキが回って来たのかも知れんな」

モバP「やってみるさ!」

~翌日 346プロダクション~

モバP「ここに置いてくれ」

業者の人「オーライ!目標を狙い置く!」

ちひろ「……なにをやっているんですか?」

モバP「見て分からんか?アロマディフューザーを貴様の周りに配置している」

ちひろ「それは見れば分かります。私が聞きたいのを何を理由にコレを私の周りに置いているんですか?」

モバP「すぐに分かる。ちひろガシャの準備をしろ」

ちひろ「はぁ?」

モバP「早くしろと言っている!」

ちひろ「分かりましたよ。はい」

ガシャ「やあ、また会ったね」

モバP「さて、試させて貰おうか!SSRが出る技とやらを!!」ガシャガシャ

青封筒「」ピコーン

レインボーの紙「やあ」

モバP「来た!!」

\ナッナでーす!キャハ☆/

モバP「はっ?」

ちひろ「あべななさんじゅうななさいのSSRじゃないですか!おめでとうございます!」

モバP「確かにSSRだが……」

モバP「こ、交換は出来ないだろうか?」

ちひろ「原則的に入手したアイドルの交換は受け付けていません」

モバP 「おまえにそんな決定権があるのか!!」

ちひろ「アキラメロン!お前の負けだ!!」

モバP「ええい!!」

団長P「あの、ちひろの姐さん。俺もガシャ回していいっすか?」

ちひろ「どうぞ」

青封筒「」ピコーン

モバP「またか!」

\ミカだよー☆/

団長P「すげえよ美嘉は!」

ちひろ「おめでとうございます」

モバP「……」

ちひろ「繰り返す日常に折れないように」

モバP「……」

ちひろ「勝ち取りたいものもない。無欲なバカにはなれない。それで君はいいんだよ」

モバP「うわあああああああああああああああああ!!」

団長P「なんて声出してやがる…モバP」

団長P「俺は回すの止まんねぇからよ、モバPが止まんねぇかぎり、その先に担当はいるぞ」

団長P「だからよ、止まるんじゃねぇぞ」

モバP「……あぁ、時が見える」(白目)

希望の花~♪


              rm1

                〉 ク
               j ̄l     ,ャvァ,
              j::::::l     ミt  戔
              j:::::::ト、_ _ 幺wv、「
              t:::::::::::::::::`::⌒ヾニニト、_
               ̄`ヾ:::::::::::;;;;;;;:::::;|;;;;;;;;::`ー、

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                   |;;;;;;;;;;;!  ヾ;;;;;;;;;l \>
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\ヽ, ,、
   `''|/ノ
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 \, V

    `L,,_
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   /                     r''ヽ、.|
  /        ,.. -──- .、    `ー-ヽ|ヮ
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  |    / , ‐'"´       ``''‐、  \  |
  |   / /             \ ヽ |
  ヽ,  y'   /` ‐ 、    ,.. -'ヘ   ヽ. }ノ
   ヽ,'     /   /`,ゝ' ´     ヽ   Y.
.    i    ,'     { {        ヽ   `、
    l    ,イ─- 、.._ ヽ ,, _,.. -─:}   !
.    |  r‐i| ー=ェェ:ゝ ,.∠ィェェ=ー' |r 、.  l
   |  {ト」l|.      : | "    ``: |!トリ  |
.  │  ヽ、|      ;.」_      |'ソ    !
.  │     ヽ     r──ッ    /ノ    |
    |      lヽ    ̄ ̄     / イ    │
.    !    丶ヾヽ    ~   , ' ノ │   !
    ト.    ミ.ゝ ヽ.____./  /  l   /
    ヽ  ヽ           イ ,' / , '       ┼ヽ  -|r‐、. レ |
     \.             ノレ'/         d⌒) ./| _ノ  __ノ

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