【モバマス】紗枝「ナメたら、あかんで!」 (16)

京美人の小早川紗枝ちゃんのSSです。
ごめんなさい!!思いつきで書いたので、言葉がメチャクチャです。脳内変換してください!
京ことば、ホント、難しいです・・・・

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1508225485

未央「やったー!ドラマ出演けってーーーい!!」
紗枝「おめでとさんどす~~。」
未央「紗枝はん、ありがと~。これで未央も女優の仲間入りかな~。」
P「その前に、しっかり演技のレッスン入れておくぞ。」
P「撮影は3か月後かららしいからな。」
未央「まかせなさ~~い!」
・・・・・・・・・・1か月後・・・・・・・
P「え?そんな、なぜですか?え?ちょっと!!」
P「・・・・クソ!!」
紗枝「Pはん、どないしはりましたのん?」
P「・・・未央が降板させられた。」
紗枝「え?なぜ??」
P「わからん。大人の事情ってやつらしい。」
P「今月になって、キャンセル含め3件目だ。一体どうなってるんだ・・・・」
未央「そん・・・な・・・・・」
P「未央。申し訳ない。俺の力不足だ。」
未央「ううん。仕方ないんだよね・・・。うん。きっと、先方にも事情があるんだよ。」
未央「私、今日はもう帰るね・・・。」
紗枝「未央はん・・・あんな気張ってはったのに・・・」
P「紗枝、頼む。未央についていてやってくれ。」
紗枝 コクン

・・・・・・・・数日後、マキノの部屋・・・・・・
紗枝「マキノはん、いらっしゃいます?」
マキノ「あら、いらっしゃい。」
マキノ「めずらしい来客ね。」
紗枝「実はマキノはんにお願いしたいことがありまして。」
マキノ「あら、何かしら。」
紗枝「この数か月で、降板やキャンセルが出た撮影について。」
紗枝「それと、その後に収まったタレントはんの事務所について、知りたいんどす。」
紗枝「わて、どうもこういうことは苦手さかい。」
紗枝「他の人に頼むと、変に心配されたり、広まったりしまいますやろ。」
紗枝「その点、マキノはんなら、安心さかい。」
マキノ「ふ~ん。まぁ、いいわよ。」
マキノ「それくらいだったらすぐに済むわ。珈琲でも飲んで待ってて。」
紗枝「お手数おかけします~。」
・・・・・30分後・・・・・
マキノ「できたわ。」
紗枝「おお~。流石マキノはんどす。早いどすなあ~。」
マキノ「ありがとう。で、こっちが降板・キャンセルの資料。」
マキノ「こっちがその後に入ったタレントについて。」
マキノ「かなりの高確率で『闇プロ』のタレントが入ってるわね。」
紗枝「闇プロ?」
マキノ「最近出てきた事務所みたいね。相当な勢いで勢力をのばしているみたい。」
マキノ「これは、色々怪しいわね・・・。」
紗枝(あ、未央はんの後にも闇プロのタレントはん・・・・。)
マキノ「ただ、これだけだと何の証拠にもならないわ。」
マキノ「それに、この手の輩は、危うくなると尻尾切りで逃げるのがオチよ。」
マキノ「やっかいなのが出てきたわね・・・」

・・・・・・・さらに1か月後 闇プロ(以下Y)・・・・

Y社長「わははは!見ろ!この契約件数。どんどん増えていく。」

Y社長「どんな手を使ってでも一度ねじ込めば、わが社のもの。」

Y社長「何せバックが違うからなぁ。」

Y社長「ワッハッハッハ~。」

秘書「社長、面会を願い出ている者がおりますが。」

Y社長「なんだと?どこの何者だ?」

秘書「それが、小早川紗枝と申す、少女でございます。」

Y社長「小早川紗枝・・・あの京美人の小娘か。いいだろう、通せ。」

秘書「ですが、少々気になることが・・・」

Y社長「いいから通せ!小娘一匹に何ができるっていうんだ!」

秘書「かしこまりました。」

紗枝「お初にお目にかかります。小早川紗枝でございます。」

Y社長「おお!実物はまた、各段に可愛らしいのう。さ、座りたまえ。」

紗枝「ありがとうございます。」

Y社長「で、要件は何かな?」

紗枝「実は、御社への移籍を考えておりまして。」

紗枝「御社は創業以来、業績をどんどんと伸ばしていらっしゃいます。」

紗枝「ここらで、移籍を考えておいた方が、先のためかと思いまして。」

Y社長「それは良い考えだ!」

紗枝「しかし、今すぐに動きますと、色々と厄介なことになるかと思います。」

紗枝「しばし様子を見まして、ほとぼりが冷めましてから、事を進めとうございます。」

Y社長「ん。良いだろう。お主もなかなか考えるのう。」

紗枝「とんでもございません。では、いずれまた。」

Y社長「ちょっと待った。私の連絡先を渡しておこう。これからは直接、連絡をくれ。」

紗枝「おおきに。では、失礼いたします。」

秘書「これは、大物が釣れましたね・・・」

Y社長「いいぞ・・・いいぞ・・・。」

・・・・・・・・・・1週間後・・・・・・

Y社長の携帯「PPPPPPP」

Y社長「おう、ワシだ。おぉ、紗枝ちゃんか。どうした。」

紗枝「先日は、ほんま、おおきに。お礼にちょっと、うちと一緒に食事なんていかがどす?」

Y社長「良いよ、良いよ。」

紗枝「わぁ、うれしい。せやかて、うち、まだ未成年やから、お酒は飲めへんやろ。」

紗枝「お酌はさせていただきますけど、うちはジュースで勘弁してくれやす。」

Y社長「そんなこと、気にするこたぁ~ない。では、○○に△□時。」

紗枝「はい。では。」

紗枝「社長さん、ここどす~。ほんま、おおきに~。」

Y社長「な~に。気にすることはない。では、行こうか。」

紗枝「あ、タクシー!」

紗枝「ここどす。」

Y社長「ほお。なかなか立派なところじゃないか。こんなところ、良く知ってるな。」

紗枝「お仕事で時々使わせていただいてますの。」

紗枝「さあさ、中へどうぞ。」

Y社長「いやぁ、別嬪のお酌で飲めるなんて、幸せモンだわ~。」

紗枝「いややわぁ。社長さん、お上手。」

Y社長「いんや、こんな美人はそうそうおらん。」

Y社長「ワシの所にきたら、どんどん仕事入れてやる。」

紗枝「ねぇ、社長さん。社長さんはどうして、こんなに急に会社大きくできたん?」

Y社長「なんだ?しょうもないことに興味持つな。」

紗枝「そら、うちかて、芸能人の端くれやもん。興味持ちますさかい。」

Y社長「簡単なことよ。要は根回しさ。」

Y社長「大きな企業とコネを作り、裏社会ともコネを作り」

Y社長「そうしたコネを使って、枠をもぎ取っていく。」

Y社長「金と力があれば、不可能なことなど、何もないのだ!」

Y社長「ワッハッハッハ~!」

紗枝「やっぱり社長はん、凄いお人やわぁ。」

紗枝「ね、うちの舞も、見てくれへんか?」

Y社長「おぉ!舞ってくれるか。ありがたい!」

紗枝「ほな、準備しますさかい、少々お待ちくださいまし。」

紗枝(レコーダーOFF)


Y社長「いやぁ、愉快愉快。おっとと。少々飲み過ぎたかも知れんな。」

Y社長「では、また、何かあったら連絡くれ。では。」

紗枝「ほんま、今晩はおおきに~。また、お会いしましょう。」

紗枝「Prrrrrrrr」

紗枝「あ、もしもし。紗枝どす。ご無沙汰してます~。」

紗枝「会長はんにちょっと、お願いがありますのん。」

紗枝「実は・・・・」

・・・・・・・・・・・・・・1週間後・・・・・・・・

秘書「社長!○○会の会長様からお電話です。」

Y社長「何!?はい。代わりました。え?そんな!?」

会長『御社との関係は、今日を持って切らせていただく。』

会長『こちらも、御社との関係が表沙汰になるとマズいのでな。』

会長『悪く思わんでくれ。』ガチャ

Y社長「なぜだ?どうなっているんだ??」

秘書「大変です!窓の外に、警察が・・・」

Y社長「なんだと!!!」

秘書「捜査状が出たとか・・・。」

Y社長「そんな・・・ばかな・・・・」ヘナヘナヘナ

役員A「社長!!大変です!!親会社の株が急落しています!!」

秘書「社長!お電話です。」

Y社長「はい。代わりました。え?投資を打ち切る?そんな・・・」

役員B「社長!大変です!!」

役員C「社長!!・・・・」

・・・・・・・・・・・2か月後・・・・・・

元Y社長「フフフ・・・すっかり、すべてが無くなってしまった・・・。」

元Y社長「しかもしっかりお尋ね者だ・・・」

元Y社長「いったい、どこで・・・・」

紗枝「社長はん、大変どすなぁ。」

元Y社長「紗枝ちゃんか。もう、社長じゃないよ・・・フフフ・・・」

紗枝「栄枯盛衰とは、よういったもんどすなぁ。」

元Y社長「こうして話しかけてくれるのも、今では紗枝ちゃんだけか・・・。」

紗枝「社長はんには、ほんま、お世話になりました。」

紗枝「色々と教えていただき、ほんま、助かりました。」

紗枝「おかげ様で、友達の仇討ちもできましたんえ。」

紗枝「ほんま、おおきに。」

元Y社長「え・・・???」

紗枝「いややわぁ。まだわからないのどすか?」

紗枝 つ【ボイスレコーダー】

VR『簡単なことよ。要は根回しさ。』

VR『大きな企業とコネを作り、裏社会ともコネを作り』

VR『そうしたコネを使って、枠をもぎ取っていく。』

VR『金と力があれば、不可能なことなど、何もないのだ!』

VR『ワッハッハッハ~!』

元Y社長「紗枝・・・・きさま・・・・」

紗枝「小娘一人にやられた心境は、いかがどす?」

紗枝「京の女、ナメたらあかんで!!!」

元Y社長、紗枝に殴りかかる。

元Y社長「うおぉぉぉーーー!」

小さな銃声。元Y社長、倒れる。

紗枝、一瞥して立ち去る。

・・・・・・・・・事務所・・・・・・
紗枝「おはようさんどす~」
未央「あ、紗枝はん、おはよ~~!!」
未央「ね、見てみて!!」
紗枝「どうしたんえ?」
未央「またドラマの仕事が来たの~~!!」
紗枝「おめでとさんどす~~!!」
未央「今度こそ、絶対に!!」
紗枝「気張りやす。って未央はんならきっと大丈夫や。」
未央「ありがと~。」ダキツキ
テレビ「ニュースです。本日未明、ビルの下で男性の死体が発見されました。」
テレビ「遺体は損傷がひどく、所持していた免許証から、元Yプロの社長と判明しました。」
テレビ「元Yプロは暴力団などとの黒い関係が先日表沙汰になり、倒産。」
テレビ「男性はその責任等から自殺したものとみられています。」
P「あれ?これ、色々と悪い噂が流れていたところじゃないか。」
未央「へ~。悪いことはできないってことだね。」
紗枝「ホントどすえ。人間、誠実なのが一番どす。」
P「だな。さ~て、今日もがんばるぞ~!!」
未央・紗枝「おぉーーーー!」
   ―END―

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・・・・・・事務所、テレビ前・・・・・・

響子「紗枝ちゃん、かっこいいーーー!」

紗枝「いややわぁ。まるでわて、やくざさんの姐さんみたいやない。」

卯月(紗枝ちゃん、怒るといつも、あんなだよね??)ヒソヒソ

美穂(うん。Pさん相手だと、もっと迫力あるよね?)ヒソヒソ

紗枝「何どす?」

卯月「う・・・ううん。なんでもない!ね?」

美穂「う・・・うん(笑)」

未央「いやぁ、ほれぼれしちゃうよね~。」

P「現場で見てたけど、思わずゾクっとしたぞ。」

P「こういう路線も、ありだよな~」

紗枝「Pはん??」ジロリ

P「さ・・・さて、仕事仕事~。」

紗枝「もう!!」


      終わり

以上です。
途中、見づらいとのご指摘、ありがとうございました。

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