ベルトルト「営業」(125)
※メタ、他作品ネタ
___________________________________________________________________
オツカレサマデース
ベルトルト「お疲れ様です……ふいー、表紙の撮影終わった……次はlineのスタンプか」テクテク
ユミル「おっ」
ベルトルト「ユミル」
ユミル「奇遇だな、そっちも撮影終わったところか?」
ベルトルト「そうだよ。君も?」
ユミル「ああ。次の予定は?」
ベルトルト「lineのスタンプだよ」
ユミル「私もやったなぁ、それ」
ベルトルト「仕事どんなのだった?まだよく知らされてなくてさ……」
ユミル「テヘペロ☆とかさせられるぞ」
ベルトルト「ああー、そういうあれかあ……困ったなあ」
ユミル「普段のテンションと真逆だもんな……まあいいじゃないか、着ぐるみみたいなもんだろあれ」
ベルトルト「いや、けっこう恥ずかしいよ。うなじの中では実際やってるわけだし、もう正体知らない人のほうが少ないし」
ユミル「出てきたとき顔真っ赤なのは暑さじゃなくて恥ずかしさだったのか」
ベルトルト「そういうこと。でも驚いたよ、君が初音の巨人だったなんて……あれ、巨人って言っていいかは分からないけど」
ユミル「私も驚いた。ベルトルさんが超大型巨人だったなんて」
ベルトルト「今日みたいにスタジオで鉢合わせして知ったんだよね、懐かしいな。……あっ、僕こっちだから」
ユミル「私は直帰だ。頑張れよ、テヘペロ」フリフリ
ベルトルト「じゃあね。……あるのかなあ、テヘペロ」
スタジオ
ベルトルト「おはようございます」
オハヨウゴザイマース
スタッフ「超大型さん入りまーす、ベルトルト君、早速巨人化で」
ベルトルト「はい」
ガリッ カッ!
スタッフ「じゃあ超大型さん、ハートのからお願いします」
超大型「」プシュー
パシャッ
監督「うーん、もうちょっと蒸気ハート型で!表情も思い切ってやっちゃおう!」
超大型「はい!」
ベルトルト(思い切って、って……僕的には今のでも結構全力だったよ……恥ずかしい)
パシャッ
監督「よしっ、OKOK!次行こう!キラッ☆って感じでね!元気出して!」
超大型「了解です!」
ベルトルト(いつの間に僕の扱いはこんなはっちゃけキャラになったのだろうか……仕事あるだけいいか)
オツカレサマデシター
ベルトルト「お疲れ様です。……テンション上げすぎて疲れた。たったの三枚なのに」
ベルトルト「でもこれで今日の仕事終わりだ!帰ろう」
訓練所
ベルトルト「ただいま」
クリスタ「お帰り、ベルトルト」
ユミル「よう、ベルトルさん。どうだった?」
ベルトルト「テヘペロはしなかったよ。キラッ☆みたいなのはしたけど」
クリスタ「そうなんだ。うふふ、リリース楽しみだなあ」ニコッ
ベルトルト「やめてよ、恥ずかしい……」
クリスタ「あ、来週は超会議があるから二人は出張なんだね」
ユミル「そうだな、準備を……なんとかしてクリスタ持っていけないか」
ベルトルト「マネージャーとしてならいけるんじゃない?」
クリスタ「無理じゃないかな……そういえばマネージャーっているの?見たことないけど」
ベルトルト「マルコが来月からついてくれる、みたいな話だったよ」
クリスタ「マルコかあ。しっかりしてて思いやりもあって……ピッタリだね」
ユミル「クリスタも立候補してくれよ」
ライナー「クリスタはアイドル枠じゃないか、どっちかといえば」
ベルトルト「ライナー居たんだ」
ユミル「それもそうだな。天使系アイドルってとこか」
クリスタ「そ、そんなことないよ!」アセアセ
ライナー(謙遜する姿も天使)
___________________________________________________________________
ニコニコ超会議
超大型「ここらへんをうろうろしてればいいのかな……」ウロウロ
ミクダヨー「」ノシノシ
スタッフ「超大型さん、ミクダヨーさんとちょっと絡んでもらえますか」
超大型「あ、はーい」
ミクダヨー「」トコトコ
超大型「よろしくお願いします(小声)」ペコッ
ミクダヨー「よろしくなベルトルさん(小声)」
超大型「!?」
スタッフ「じゃあ軽くハグしてもらう感じから……」
超大型(ベルトルさん、って。ユミルなの!?これも!?)
スタッフ「つぎのポーズお願いしまーす」
超大型(さっきあっちでシュッとしたミクの姿でライブしてたよね?形態が二種類あるってこと?)
ミクダヨー「」ウゴウゴ
超会議帰り 馬車
「……ユミル、ミクダヨーも君だったんだね」
「そうだよ、知らなかったか?」
「巨人形態が二つある人なんて初耳だよ」
「ちなみにはちゅねミクも私だ」
「三つも!?」
「調査兵団にはばらすなよ、実験体になるのは御免だからな」
「大丈夫だよ、アイドルなんだから解剖とかはされないと思う」
トロストク、トロストク、トウチャクデース
ユミル「兵士になるって聞いてたが……芸能活動ばっかだよなあ」
ベルトルト「ねえ。調査兵団のリヴァイ兵長も最近一緒に撮影が多いし……ミカサもアイドルデビュー間近だろ?」
ユミル「ミカリン、だっけ。ここまで多いと訓練兵団っつうか、芸能事務所だな」
ベルトルト「コニーやジャン、君もアイドルソング歌うよね。アイドル多いなあ」
ユミル「超大型もなんか歌ったらどうだ。THE TITAN M@STER、なんてな」
キース「ほう……よく聞かせてもらおうか」ヌッ
ユミベル「!?」ビクッ
キース「ティン!と来た!!」
完
おわり 超会議で仲睦まじい超大型とミクダヨー見てたら思いついて書いた
色々案をもらえたので調子にのって続きを書いた
一発ネタの発展だから変なところあります
食堂 朝食後
マルコ「おーい、ユミルにベルトルト!ちょっと来てくれるかな」
ベルトルト「ん、マルコ……そうか、今月から僕達のマネージャーなんだ」
ユミル「あそこのテーブル、やたら人数が多いな。アイドル連中に……エレンに芋女?」
ベルトルト「アルミン、リヴァイ兵長までいる」
マルコ「おはようございます、今日のミーティングと予定確認を行います」
マルコ「まず、ユミルとベルトルト。今日から君達のマネージャーも請け負うことになったから、よろしくね」
ユミル「ああ」
ベルトルト「よろしく」
マルコ「今日午前は、ジャン、ユミルはライブの打ち合わせ。コニーはレッスン。
その他の人達は撮影があるから、スタジオまでお願いします」テキパキテキパキ
マルコ「午後からはジャン、ユミル、ミカサもレッスンに入って。ベルトルトは外回り。
エレン、アルミン、サシャは訓練に戻って大丈夫だ。兵長はスタジオまでペトラさんがいらっしゃるので、そちらに引き継ぎです」テキパキテキパキ
リヴァイ「おう」
ベルトルト(えっ、全員のスケジュール管理してるの!? 教官はマルコをどうしたいんだ?)
マルコ「僕は午前中打ち合わせへ、午後はベルトルトについて外回りだよ。よろしくね、ベルトルト」
ベルトルト「……うん……」ポカーン
ユミル「お前過労死するんじゃないか、その仕事量……」
マルコ「平気だよ、アルミンも手伝ってくれるしね」ニコ
アルミン「まだちょっとだけどね」
ユミル「……マルコ、菩薩のようだな」
ベルトルト「うん……仕事頑張ろう……」
スタジオ
ベルトルト「おはようございます」ペコッ
チョウオオガタサンハイリマース
ベルトルト(最初はピザハットか……なんかすごいチーズの匂いする)
ピザ「」ホカホカ
ベルトルト(うわっ、でっかいピザ!おいしそう、どうやって作ったんだろ)
スタッフ「ベルトルト君変身お願いしまーす」
ベルトルト「あっ、はーい」
ガリッ カッ!
監督「今にもピザ食べちゃう感じで……そうそう!エレン君もうちょっと「ピザ返せよ!」って顔で」
超大型「」アーン
ベルトルト(出来立てでけっこう熱い……チーズ垂れるし、早くOKほしい)
エレン「俺のピザ返せよ!!」
超大型「」アーン
ベルトルト(演技とはいえ、エレン恐っ!仕事じゃなかったら渡してる剣幕だよ)
「はいオッケーでーす!お疲れ様!超大型さん、その一切れ食べちゃってください」
超大型「はい」モグモグ
ベルトルト(この体で食べても味しない……人間の時に食べたいなあ)
オツカレサマデース
ベルトルト「ふう……ピザ熱かった。蒸気出す僕が言うのもおかしいけど」
エレン「ベルトルト、お疲れ」ポン
ベルトルト「あ、エレン。お疲れ様」
エレン「あのピザ俺のだったんだな……すげえでかいけど」
ベルトルト「ね、初めて知った設定だよ。あれどこで作ったんだろう」
アルミン「ピザハット壁外支店の巨人が作ったんだって」ヒョコッ
エレン「壁外にも支店が……」
ベルトルト「僕が食べなかった分のピザはどうなるのかな?」
ミカサ「さっき聞いたけど、壁内で振る舞われるらしい」ヒョイッ
ベルトルト「へえ、大盤振る舞いだね」
アルミン「ピザ、おいしかった?」
ベルトルト「巨人状態で食べても味しないんだ。だからちょっと楽しみだよ」
エレン「ピザか、サシャが大喜びだろうな……あれ、サシャとリヴァイ兵長は?」
ミカサ「サシャは楽屋で待機してる」
アルミン「兵長は別のスタジオだって。次、ローソンの撮影で全員合流だね」
ピザハット編おわり
楽屋
エレン「サシャ、ローソンの撮影入るぞ」
サシャ「」モグモグモグモグ
ベルトルト「うわあ」
ミカサ「楽屋のお菓子が駆逐されている……」
サシャ「あっ、皆さん!撮影お疲れ様です!」モゴモゴ
アルミン「そんなに食べて大丈夫?事前打ち合わせで飢狼のオーラが欲しい、って言われてたよね」
サシャ「大丈夫です!撮影用のお菓子は別腹ですから!」
エレン「お前の別腹いくつあるんだよ」
ローソン トロスト区店前
オハヨウゴザイマース
スタッフ「リヴァイ兵長入りまーす」
エレン「兵長、ペトラさん!おはようございます」
リヴァイ「ああ」
ペトラ「おはよう」ニコ
スタッフ「超大型さん、壁の後ろでスタンバイお願いします」
ベルトルト「はい」
タッタッタ パシュッ スタッ
ベルトルト「巨人化、このあたりでいいですか?」
スタッフ「お願いします」
ガリッ カッ!
スタッフ「皆さん、撮影用のお菓子配りまーす」
エレン「へえ、ピザポテトだって……さっきのピザみたいな匂いするな」
ミカサ「くれぐれも撮影終了までサシャからピザポテトを守って」
サシャ「おいしそうですねえ……」ダラダラ
アルミン「サシャ、君はこっちの袋だよ。中身は食べちゃだめだからね」
サシャ「ふぁい」ハムッ
リヴァイ「チッ……素手でじゃがりこを持つ羽目になるとはな」
ペトラ「兵長!ウエットティッシュの準備は万全です!」バッ
キャッキャ
ベルトルト(壁の向こう楽しそう)
「超大型さん、壁に手かけてくださーい」
超大型「はーい」
サシャ「ピザポテト……じゃがりこぉ……」グルルルル
アルミン「うわああ!」ビクッ
監督「アルミン君いいね!いい驚きっぷりだ!」
ベルトルト(飢狼オーラのサシャ怖い……アルミンのあれ素で驚いてるよね)
ベルトルト(それにしても、久々に立ってるだけの仕事したなあ。たまにはいいよね。最近ハイテンションな感じ多かったし)
オツカレサマデース
ペトラ「兵長、ティッシュどうぞ!」ササッ
リヴァイ「ああ。ウエットタイプの用意……分かってきたなペトラ」
ペトラ「えへへ……」テレテレ
サシャ「おいしいです!おいしいです!」ハグハグ パリパリ
エレン「確かにうまいな」パリパリ
ミカサ「エレン、ピザポテトは味が濃いから一度にたくさん食べてはだめ」モグモグ
アルミン「あれ、ベルトルト巨人化解かないの?」
超大型「このままもう一仕事あるんだって」
アルミン「そうなんだ。その制服が衣装?大きいね」
超大型「うん、よく超大型サイズあったよね」
オーイ アルミーン
アルミン「あ、僕たちこれで上がりみたい。お仕事頑張ってね」ヒラヒラ
超大型「ありがとう、またね」フリフリ
ベルトルト(四コママンガ用の撮影だったな。短く済みそう)
スタッフ「超大型さん。こちら、ローソンクルーあきこちゃんです」
超大型「超大型巨人です、よろしくおねがいします」ペコッ
あきこちゃん「新人さんだね!よろしくおねがいします」ペコッ
サツエイハイリマース
あきこちゃん「わあーっ!大型新人の60m級君だ!」
超大型「」フシュウウウウウ
ベルトルト(……60m級って。その呼び方されたの初めてだよ)ビックリ
ローソン編おわり オチは当時のローソン四コマ参照
乙
円盤オマケのちみキャラ訓練兵団編が見たい…
あれの超大型さんの暴れっぷりはヤバイ
ローソン撮影後
マルコ「お疲れ様、ベルトルト」
ベルトルト「マルコ。お疲れ様」
マルコ「一回兵舎に戻って昼ご飯食べよう。そのあと外回りだよ」
ベルトルト「わかった」
マルコ「あと、ねんどろいどの見本上がってきたから目を通しておいてね」
ベルトルト「うん……マルコは大丈夫?働きづめじゃない?」
マルコ「確かに忙しいけど、教官やエルヴィン団長が僕を見込んで任せてくれた仕事だから。やりがいもあるよ」ニコニコ
ベルトルト「マルコ……」
(菩薩にも程があるよ。絶対騙されてる……僕とユミルの軽口で始まったようなものなんだよ、この「PROJECT TIM@S」)
ベルトルト「あんまり大変なようだったらさ、何か掛け合ってもいいと思うよ。僕も手伝うから」
マルコ「ハハ、ありがとう。今一番売れっ子のベルトルトがついてるなら心強いね」
ベルトルト「僕じゃなくて超大型巨人だけどね、大半は」アハハ
マルコ「あ、でも今度人間版のベルトルト特集するアニメイト店舗があるから。後日撮影行ってもらうよ」
ベルトルト「……えっ!?」ビクッ
食堂 昼食
ジャン「あー、疲れた……」グテー
マルコ「ジャン、くれぐれも体調管理はしっかり。大きなライブ控えてるんだから」
ジャン「分かってるよ」
超大型ねんどろいど「」カチカチ
ベルトルト(出来いいなあ。なんでおまけがこの巨人かわからないけど)
ユミル「よう、ベルトルさんもねんどろいどデビューか」
ベルトルト「ユミルのいっぱいでてるよね。三形態ともあるんだっけ」
ユミル「まあな……お、壁ついてる」カチカチ
ベルトルト「ねえ、ユミル」
ユミル「ん?」カチカチ
ベルトルト「巨人体ばかりじゃなくてさ、本体でも活動したいって思ったりする?」
ユミル「なんだいきなり……私は別に思わないな、そういうのはエレンやミカサの仕事だろ。来たらきたでやるけど」
ベルトルト「だよね……」
ユミル「どうしたんだよ、そういう仕事したいのか?」
ベルトルト「うっすら思わなくもないけど、いざ来るとどうしたらいいのか分からなくて……ライナーもいない、ピンの仕事だって」
ユミル「へえ、大出世だな。おめでとう」
ベルトルト「ありがとう……はあ、今から恥ずかしくて死にそうだよ」
ユミル「巨人の中にいても、あんなに真っ赤になって出て来るんだもんな」ダハハ
ベルトルト「まあね……でも、せっかくマルコが取ってきてくれた仕事だから頑張るよ」ニコ
ユミル「……そうだな。マルコ、頑張ってるしな」
物陰
エルヴィン「やりましたよ、パーフェクトコミュニケーションです!」グッ
キース「フッ、なかなかのやり手だな。ボット訓練兵……いや、ボットP」
ボットP編終わり ベルトルトが働き者過ぎて何ネタから書いていいか分からない
>>42 円盤まだ買えてないから書けそうにない、ごめんね
ボットPの暗躍?活躍に期待
今月の別マガ表紙とかみたい
秋葉原某所
マルコ「ベルトルト、巨人化してもらいたいんだけど」
ベルトルト「ここで?通行人大丈夫かな」
マルコ「超会議みたいなサイズ抑えたやつで頼むよ」
ベルトルト「ああ、それなら大丈夫だね……ちょっと眩しいから離れてたほうがいいよ」
ガリッ カッ!
超大型(192cm)「こんな感じでどうかな」
マルコ「うん、いい感じだよ。あとこれ履いて、これも着けてくれるかな」
ベルトルト「靴?変わってるね。それにすごく軽い。立体機動したら飛んでいっちゃいそうだ」
マルコ「クロックスっていうらしいよ。今日は路上で撮影するから、靴がいるんだ」
ベルトルト「へえ……あの、これは?」
タスキ「進撃の巨人宣伝隊長」
マルコ「ごめんね、向こうがはっちゃけキャラでいきたいらしくて……君の意向に沿わない仕事だろうけど、やってくれるかな」
ベルトルト「いいよ、仕事だもんね。ちゃんとやってみせるさ」
マルコ「ありがとう、ベルトルト。あ、迎えが来たよ」
スタッフ「超大型さん、車にお願いします」
マルコ「僕はここで打ち合わせしながら待ってるから、君はあれに乗って撮影してきてね」
ベルトルト「真っ赤で派手な車だね。皆の絵が描いてある」
マルコ「痛車、っていうらしいよ。車本体は4000万以上するんだってさ」
ベルトルト「ええ……傷つけたりなんかしたらどうしよう……」
マルコ「ベルトルトの慎重さなら大丈夫だよ。いってらっしゃい」ニコニコ
ベルトルト「……うん。いってきます」フリフリ
超大型「おはようございます」
スタッフ「おはようございます、助手席へどうぞ」
ベルトルト(4000万の車に絵を描くのか、よく分からない世界だな)
ア、シンゲキノ…… チョウオオガタキタコレ ナニアレー
ベルトルト(うわあ、めちゃくちゃ見られてるし撮られてる……等身大だから余計に恥ずかしいよ)
スタッフ「超大型さん、このあたりで撮影しましょうか」
超大型「あっ、はい」
ガチャ
スタッフ「最初は軽くピースくらいで……」
超大型「はい」
ベルトルト(よかった、軽めの撮影だ)
スタッフ「次、車に腰掛けてもらえますか」
超大型「え」
スタッフ「どうしました?」
超大型「この車、すごく高いんですよね?」
スタッフ「大丈夫ですよ、お願いします」ハハハ
ベルトルト(うう……傷つけたら破産するしか……)ダラダラ
超大型「こんな感じですか」
スタッフ「うーん……もうちょっと腰ひねって色っぽく、ピースも裏返して」
ベルトルト(!? 何、色っぽくって!? 巨人のそれ必要?)
超大型「こ、こうですか……?」オズ…
スタッフ「大体はそれで、いつもの超大型さんみたいな吹っ切れた感じが欲しいですね」
ベルトルト(無理だよ!いつものあれとはなんかふざけ方の質が違うし…… あれだって60mのなかにいるからできてるんだよ!)
超大型「……」グイッ
スタッフ「そんな感じです!そのままそのまま」
ベルトルト(僕って、進撃における恐怖と破壊の象徴じゃなかったっけ…… 何でこんな辱めを……)グスッ
スタッフ「はい、オッケーです」
超大型「……」フー
ベルトルト(やっと、やっと終わった……)
スタッフ「じゃあ次は車から降りて、アキバのメイドさんと」
超大型「!?」
ベルトルト(まだやるの!? もう許してほしい、土下座でもなんでもするから)
数時間後 秋葉原某所
マルコ「ベルトルト、お帰り」
ベルトルト「ただいま……」
マルコ「疲れきってるね、どうしたの?暑いし、ハードな仕事だったかな」
ベルトルト「疲れたよ……記念撮影したり、ポストカード配ったり」ハァ
マルコ「ベルトルト……? とりあえず帰ろうか。夕飯食べてからゆっくり話そう」
兵舎 食堂
マルコ「そっか、悪ノリする感じの現場だったんだね……ごめん、僕がついていけばよかった」
ベルトルト「そんな、マルコのせいじゃないよ」
ユミル「どうした、暗いなお前ら」
ベルトルト「ユミル……」
カクカクシカジカ
ユミル「ふーん、大変だったなあ」ナデナデ
ベルトルト「精神的に陵辱された気分だったよ」
マルコ「本当にすまない、撮影としか聞いてなかった。今後は仕事内容にもより一層気を配らなきゃ……」
ユミル「だが、あんまり選り好みもしてられないだろ?」
マルコ「そうだね、うちはまだできたばかりだから。でも皆に無理をしてほしくないんだ」
ベルトルト「ありがとう、マルコ。僕ならもう平気だよ」
キース「ボットP!話がある」
マルコ「ハッ!」
ベルトルト「ボットP?」
ユミル「芸能事務所モードでのマルコの呼ばれ方らしい」
マルコ「そんな、そういった売り出し方は――」
キース「うむ、私もできれば反対したいが……なにしろ相手が大手だ」
マルコ「しかし、大きな反発も予想されて――」
ベルトルト「何かもめてるね」
ユミル「また色気のある仕事がきたのかもな」
ヘイチョウ…… イェーガーモ……
ベルトルト「あの二人に関係することなのかな」
ユミル「さあな。全く話が掴めねえ」
キース「……今は耐えろ。受け入れるしかない」
マルコ「……ハッ」
マルコ「……」
ベルトルト「マルコ、エレンと兵長がどうかしたの?」
マルコ「……うん。君と二人を指名で大手から仕事が来た」
ユミル「ずいぶんへこんでるな、何があった?」
マルコ「……抱き枕だ」
痛車編おわり 痛車乗ってた超大型さんが色っぽいポーズとるからこんなことに
>>49 表紙のシガンシナ同郷トリオいいな、表紙編書きます
ミスしてた
>>52-53のベルトルト部分、巨人化描写以降「超大型」に脳内変換お願いします
―食堂 午後
ベルトルト「だ、抱き枕?」
ユミル(私も前やったな。公式のだいぶ健全なやつだったけど)
マルコ「……うん。二人は向こうの用意した衣装、君は巨人体。企画書が来てるけど、過激な感じだ」
マルコ「僕も教官も話し合ったんだけど、力不足だった……本当にすまない」
ミカサ「あなたが気に病むことはない」スッ
ユミル「おわっ、お前いつ来たんだ」
ミカサ「エレンに対する不穏な空気を感じて。マルコ、抱き枕のミーティングに同席してもいい?」
マルコ「あ、ああ。明日の朝にやるよ」
―翌日 食堂 朝
マルコ「……以上が、抱き枕の概要です」
ペトラ「へ、兵長がそんな目に……!? ボット君、団長は何て?」
リヴァイ「ペトラ、取り乱すな」
ペトラ「でも兵長っ」
マルコ「エルヴィン団長も力を尽くしてくださいましたが、なにしろ相手が大手で……」
リヴァイ「チッ……」
ミカサ「エレン、大丈夫。かくなるうえは私が買い占めて、衆目に晒されないように」グッ…
エレン「やめろよ、いくらかかると思ってんだ」
アルミン「ミカサ、本気の目だったね……」
アニ「ベルトルトはまだよかったね、巨人体で」
ライナー「市販の予定もないらしいしな」
ベルトルト「うん、それはありがたいかな……なんでアニとライナーがいるんだい?」
ライナー「聞いてないのか、俺たちも別マガの表紙に出るんだ」
アニ「三人一緒だよ。あっちの三人組と撮るんだってさ」
ベルトルト「ほんとに?三人で撮影ってあんまりないから楽しみだよ」
―撮影当日 スタジオ
オツカレサマデース
ベルトルト「あ、エレンに兵長。撮影終わったんですね」
リヴァイ「ああ」
エレン「最後までよくわかんなかったけどな」
ペトラ「兵長、お疲れ様です!」
ミカサ「エレン、なぜ怪我をしているの!?」ガシッ
エレン「いきなり掴むなよ、ビックリするだろ!これは特殊メイクだよ」
アルミン「その破れた服は?」
エレン「衣装だってよ」
ベルトルト「うーん、確かにコンセプトがよく分からないね、二人の傷ついた姿?」
エレン「訳分かんないよな。なんか組み伏せられた感じのポーズとらされたし」
リヴァイ「……女向けって話だったが、これで喜ぶモンなのか?」
ペトラ「わ、私は兵長が健康でいらっしゃるほうが嬉しいです!」
チョウオオガタサン オネガイシマース
ベルトルト「はーい……それじゃ、僕も行ってくるね」
アニ「いってらっしゃい」
ライナー「ここで待ってるからな」
アルミン「僕たちはあと表紙の撮影で……兵長はどうされるんですか?」
リヴァイ「俺は直帰だ。さっさと着替えて帰るぞペトラ」
ペトラ「はい! 皆またね」フリフリ
スタッフ「そこのベッドで撮影なので、等身大で巨人化お願いします」
ベルトルト「はい」
ガリッ カッ!
監督「仰向けに寝転んで……もうちょい上に」
超大型「了解です」
ベルトルト(なんかシーツシワッシワだなあ。こんなものなのかな)
監督「ポーズは、ちょっと恥らう感じがいいんですが」
超大型「恥らう、ですか?」
ベルトルト(だ、だから、この前からの巨人のお色気路線はなんなんだよ!誰需要なんだ?)
超大型「……ええっと、どんなふうにしたら」
監督「そうですねー、このポーズとってみてもらえますか」キュッ
超大型「あ、はい」
ベルトルト(「ビーナスの誕生」のポーズじゃないかこれ……なんで胸隠してるんだ。いつもは丸出しだろ)
監督「いいですねー!撮ります!」
ベルトルト(あーもう、恥ずかしい……でもまだ巨人体での撮影でよかった。人間でだったら羞恥心で死んでた)
オツカレサマデース
超大型「」プシュウウ
ベルトルト「お疲れ様です。よし、終わった……」ムクッ
ライナー「」ヒラヒラ
アニ「」ニヤニヤ
ベルトルト「うわあ!見てたの?」
ライナー「ああ、仕事ぶりが気になってな。ベッドに寝転んだ辺りから」ククッ
アニ「内気なのにね、頑張ってるよ。……ビーナスの誕生、上手だったよ」プルプル
ベルトルト「や、やめてくれよ、もう!」
ライナー「悪い悪い。ほら、切り替えて次に行くぞ。」ポン
アニ「表紙だからね。気合入れてよ、看板巨人」ポン
ベルトルト「……ああ、行こう!」
抱き枕編おわり 超大型枕市販されたら2mくらいあって邪魔だよね
投下再開 まとめられててびっくりした
後もう少しだけ続けるつもりでした、長くてごめんね
「おはようございます」
スタッフ「おはようございます、巨人の皆さんはあちらでスタンバイお願いします」
アニ「まだ人間でいいの?」
ベルトルト「巨人化すると大きくて邪魔になるからね、大体直前にするよ」
ライナー「さすがに撮影慣れしてるな……お、先にあいつらから撮るのか」
ベルトルト「エレンがなんだか大人っぽく見えるね」
アニ「アルミンもなんかキリッとしちゃって。いつもああしてりゃいいのに」
ライナー「ミカサはいつも通りの格好良さだな……ん?」
監督「みかりん、もうちょっと腰落としてもらえる?」
みかりん「了解です☆」
ミカサ「……」グッ
監督「OKです!撮ります!」
アニ「……なにあれ、キャラ違くない?」
ベルトルト「あ、あくまでも撮影は「アイドルのみかりん」としてだからじゃないかな」
ライナー「なるほど、ここではミカサ・アッカーマン役の「みかりん」なのか」
アニ「実際はみかりん役のミカサの方が正しいのにね」
ミカサ「それは違う」スウッ
ベルトルト「うわっ」
アニ「相変わらずいきなり現れるね、あんたは……で?何が違うの」
ミカサ「私は確かにミカサ・アッカーマン。しかし同時にみかりんでもあるということ」
ライナー「ん?」
アルミン「つまりね、ミカサにとっては両方役じゃなくて素なんだってことらしいよ」
ミカサ「そう。今日はみかりんと呼ばれたからみかりんモード☆で返事をしたの」
アニ「みかりんモードってあんた……」
エレン「ベルトルトの超大型モードと同じに考えればいいんじゃねえか?あれだってすげえハイテンションだろ」
ベルトルト「……あれは無理矢理テンション上げてる状態だから、ちょっと違うと思うよ」
ライナー「あ、やっぱり無理矢理なのか」
アニ「よかった、一時は素の性格がアレなんじゃないかと思ってたよ」
スタッフ「皆さん、そろそろ巨人化お願いしまーす」
ベルトルト「はい」スッ
ライナー「了解です」スッ
アニ「分かりました」スチャ
カッ!
「個別に撮影いきまーす」
スタッフ「女型さん、ファイティングポーズもらえますかー」
女型「はい」シャッ
スタッフ「鎧さんは少し見下ろし視点で撮ります、ちょっとタックル意識した構図で」
鎧「こうですか」ズイッ
ベルトルト(指示こないな、まさか棒立ちってこと無いと思うけど)
超大型「あの、僕は……」
スタッフ「超大型さんはお顔のアップだけなので、立っててもらうだけでOKですよー」
超大型「あ、はい」
ベルトルト(棒立ちだった。手のアクションすら無いなんて初めてだな……あ、違うか。生首オブジェ作ったからそれもだ)
オツカレサマデース
アルミン「お疲れ様。三人も終わったんだね、帰ろうか」
ベルトルト「待っててくれたんだ、ありがとう」
エレン「今日はもう仕事ないし、帰る道も場所も一緒だからな。行こうぜ」
アニ「表紙、どんな風になるんだろうね」
ライナー「来月のお楽しみだな」
スタジオ ロビー
「お疲れ様でした」
ユミル「お疲れ様です」
アニ「ユミルじゃん、こんなところで会うなんてね」
ユミル「よ、お揃いで。……エレンにベルトルさん、抱き枕はどうだった?」ニヤ
エレン「訳分かんねえうちに終わったよ。ボロボロの衣装着て、変なポーズとって」
ベルトルト「ああ、変なポーズあるよね……恥ずかしかったよ」
ユミル「ダハハ……出来上がりが楽しみだ」
ベルトルト「僕のは市販されずにオーダーした人の所に行くけどね」
ユミル「画像くらい出回るだろ、待ち受けにでもしてやろうか」
ベルトルト「や、やめてくれ!」
アニ「……」ジー
ミカサ「なに?」
アニ「アンタもエレンの画像待ち受けにしそうだなって」
ミカサ「それはない。私には生のエレンがいる。現に私の待ち受けは休憩中に撮ったエレンとアルミンと一緒の写真」ジャーン
アニ「…… そう、よかったね」
ミカサ「ありがとう」
ライナー「たしかユミルは今日、フライヤーの撮影だったか」
ユミル「ああ、後打ち合わせもな。あいつもそろそろ終わるはずだが……ほら来た」
ジャン「お疲れさまです。お前ら、集合して何してんだ」
エレン「ジャン、お前もいたんだな」
ジャン「いちゃ悪いかよ!」
エレン「別に悪いとは言ってねえだろ」
ベルトルト「僕たち一緒に撮影で、ユミルには今会ったんだ。ジャンも一緒に帰ろうよ」
ジャン「……おう、どうせ帰り道は同じだしな」
ライナー「はは、エレンと同じこと言ってるぞ」ヒソヒソ
アニ「実は気が合うんじゃない」ヒソヒソ
帰り道 路上
「あの、アイドルのみかりんですよね!ファンなんです!握手いいですか?」
みかりん「ありがとうございます☆これからも応援よろしくお願いしますね!」
アリガトウゴザイマシタ!
みかりん「はーい☆」フリフリ
ユミル「……」
ミカサ「どうしたの?」
ユミル「いや。分かっちゃいたけど、相変わらずすげえな。みかりんモード」
ミカサ「ファンの皆さんは大事だから。……ユミル、あなたもアイドルのはず」
ユミル「私のあれは巨人体だからな。今は誰も分かんねえよ」
ベルトルト「そうだね。僕もこの姿で歩いてると気づかれないし……」
アレ、ベルナントカサンジャネ? イッパンジンジャナイノ? アンナニデカイノハホンニンダロ マサニチョウオオガタ
ベルトルト「……身長のせいでばれるときもあるけど」
ライナー「ははは、売れっ子も大変だな」
アニ「私たちはそんなに露出ないから気楽でいいね」
「きーやん!応援してます!」フリフリ
ジャン「おう、ありがとな」フリフリ
キャー!
エレン「きーやん、ってお前か?何できーやんなんだよ」
ジャン「自分でも知らねえうちに呼ばれてたからな……大方キルシュタインのきーやんだろ」
別マガ表紙編&きーやん編おわり
フィクションなので実在の谷山さんとは関係ありません、きっと
番外編2個投下 いつも以上にパラレルだと思ってください
番外編1
ある日の食堂 昼
マルコ「はぁ……」
ベルトルト「疲れたね……でも阻止できてよかったよ」
ユミル「マルコにベルトルさん、なんかげっそりしてるな」
ベルトルト「さっき教官に呼び出されてさ……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
キース「フーバー訓練兵、私はアイドルたるもの多少のキャラ作りは免れないと思っている」
ベルトルト「はっ」
キース「貴様は人間体が大人しすぎる。これは貴様と同じような超大型アイドルの資料だ」
ベルトルト「……拝見します」ペラ
ベルトルト(いつの間に僕はアイドル扱いになったんだろう?あくまで超大型としての芸能活動だったはずだけど)
--------------------------------
「にょわー!」
「がんばるにぃ!」
「おっすおっすばっちし!」
--------------------------------
キース「彼女は天然ものだが、この路線でいくのは……」
ベルトルト「お言葉ですが、これはかわいい女子にしか許されないかと」
キース「ティン!と来たのだ……」
マルコ「きょ、教官!彼はあくまで超大型巨人としてのプロデュースで……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
マルコ「で、二人で二時間説得してようやく諦めてもらったよ……」
ユミル「やりゃよかったじゃねえか、面白いのに」
ベルトルト「僕みたいなのがやったら精神的暴力だよ。死ぬ寸前まで走ったほうが遥かに楽だ」
ユミル「それが面白いのになあ」
ベルトルト「そのうち耐えられなくなるよ。僕も周りも」
一個目終わり きらりちゃんのPさんいたらすみませんでした
番外編2 ある日のスタジオ廊下
ベルトルト「今日の仕事終わりだね。帰ろうか」
ユミル「おう。私もベルトルさんもさ、仕事選ばなさすぎとか言われてるよな」
ベルトルト「そうだね。兵団が大丈夫なものはできるだけ受ける方針らしいし」
ユミル「……仕事選ばないといえば、業界にすごいのがいるだろ。私もコラボしたことがあるけど」
ベルトルト「あの子だよね。ほんとに何でも受けてて、こっちがはらはらするくらいの」
ユミル「「あの子並みに」っていうのが、「仕事選ばない」の枕詞みたいになってるから……うん?あれは」
白猫「」トコトコ
白猫「あっ、二人ともおはよう!」ニッコリ
ベルトルト「お、おはようございます!」バッ
ユミル「おはようございます!」バッ
白猫「うふふ、またね」フリフリ トコトコ
ベルトルト「……びっくりした、本物見るの初めてだよ。意外と小さいね」
ユミル「なんたってリンゴ5個分だからな」
二個目おわり 今日の投下お終い
数日後 食堂 昼
クリスタ「ねえユミル、なんで先週エンドカードの撮影にいなかったの?」
ベルトルト「ウエディングドレスで撮ったやつだっけ。君は行かなかったの?女子皆行ったと思ってた」
クリスタ「ユミルだけいなくてね、代わりに駐屯兵団の先輩が来たの」
ユミル「スケジュールが合わなくてな、見送った。別にいいだろ、ドレスに執着もないし」
クリスタ「もったいないなあ。スタイルいいから絶対きれいだと思うのに」
ベルトルト「他の仕事があったんだ。エンドカード見送るって、結構大きい仕事なんだね」
ユミル「まあな……」
マルコ「おーい、ユミル!」
ユミル「なんだよ」
マルコ「例のプロジェクトについてなんだけど、来てくれるかな」
ユミル「今行く。じゃあな、二人とも」
クリスタ「いってらっしゃい。最近ユミル忙しそうだね」
ベルトルト「プロジェクトって、エンドカード見送ったっていう仕事のことかな」
クリスタ「多分そうだと思う……あっ、そういえばスタンプリリースされたね!買ったよ」
ベルトルト「……なんだか照れくさいな、でもありがとう。line使ってるの?」
クリスタ「それが使ってないの、登録しただけ。皆最初は使ってたんだけど直接話すほうが早いから。」
ベルトルト「まあ同じとこに住んでるから、毎日会うしね」
翌日 食堂 昼
ライナー「今度は湘南に砂像か。広報活動頑張ってるな、ベルトルト」
ベルトルト「ああ、ありがとう」
ライナー「しかし働きすぎじゃないか?ちゃんと休めてるのか」
ベルトルト「その点は心配ないよ。マルコが有能だし、兵団側も無茶な詰め方はしないし」
ライナー「そりゃ良かった」
クリスタ「ね、ねえベルトルト……」オズオズ
ベルトルト「どうしたの?」
クリスタ「あのね、昨日ツイッターで見たんだけど……あんまり、その……」
ベルトルト「ん?」
クリスタ「……え、えっちな仕事させられるなら、何か言ったほうがいいと思うのっ……」アセアセ
ベルトルト「へっ!?」
ベルトルト(この間の抱き枕のことか?いや、クリスタももう知ってたはず……別の何かが?)
ライナー(赤面しながらも仲間想いのクリスタ女神)
ベルトルト「ちょ、ちょっとツイッター見せてもらってもいい?」
クリスタ「はい、どうぞ」
ベルトルト「えっと……」スルスル
「コミケで頒布された超大型巨人うちわがやばいwww(画像あり)」
「進撃の巨人雄っぱいマウスパッドが発売決定!エレン・ジャン・リヴァイ・ベルトルトの四種類」
ベルトルト「何これ……こんなの聞かされてもないんだけど……」ガタガタ
ライナー「男のマウスパッドに需要があるのか?抱き枕といい、分からん世界だな。人選も謎だ」
クリスタ「私うちわの画像見てびっくりしちゃって、
マウスパッドは見てないんだけど……こんなひどいことさせられてるなら……」
ベルトルト「……でも撮った覚えないよ、こんなの……マルコに聞いてくる。クリスタ、スマホ借りるよ」ガタッ
クリスタ「うん、私も一緒に行く」
ライナー「俺も行こう、何がなんだかはっきりさせないとな」
食堂 離れたテーブル
マルコ「だからね、滞在の目安としては二~三週間かな」
ユミル「長いな、本番は三日間だろ?」
マルコ「色々準備もあるし……」
ベルトルト「マルコ!」
マルコ「どうしたんだ?」
ユミル「ベルトルさんが大声出すなんて珍しいな」
ベルトルト「これを見てほしいんだ。撮影した覚えのない画像とか、変な仕事とか」
マルコ「ん?……うちわにマウスパッド?知らないぞ、こんな仕事……」ジー
ユミル「マルコが知らねえんなら、上のほうがとってきたんじゃないか?」
マルコ「いや、教官や団長がこんなのほいほいOKするはずが……」ポチ
例のうちわ「」ダブルピース
「おいしそうなチョコレート画像まとめ」
マルコ「……ああなんだ、ただの同人グッズだよ。マウスパッドのほうは釣りの嘘ネタだ」ホッ
クリスタ「同人?釣り?」
マルコ「同人グッズはファンが絵を描いて作ったグッズのことさ。
これは絵がそっくりだから、知らなければうろたえるのも仕方ないね」
ベルトルト「「釣り」っていうのは?」
マルコ「ありえそうな嘘の話で、大勢を引っ掛けようとすること。この記事も開いたらチョコレートの画像に飛ぶようになってる」
ユミル「なんでその四人なんだ?」
マルコ「四人とも女の子受けがいいからだと思う。より引っ掛けやすくするためじゃないかな」
ライナー「そうか。どっちにしても、両方ベルトルトには関係ないのか」
マルコ「うん、彼はなんにも関わってないよ。もちろん兵団も」
クリスタ「はあ、よかった……ごめんね、私の早とちりで」ショボン
ベルトルト「そんなに落ち込まないで、クリスタは心配してやってくれたんだから。
……でも、知らなかった。非公式にグッズが出ることもあるんだ」
マルコ「ああ。一応黙認されてる形の、グレーゾーンだけどね」
ユミル「人気が出てくると起こる現象だよ。私も最初は面食らった」
クリスタ「……」ジーッ
クリスタ「ねえマルコ、これも釣り?」
マルコ「どれどれ……」
「初音ミク、パリでオペラ公演決定!」
マルコ「ああ、これは本当の話だよ。近々皆にも話そうと思ってた」
ユミル「公演は秋だけどな」
ベルトルト「……えっ、パリ公演自体は本当なの?」
クリスタ「ユミルすごい……!」
ガセネタ編終わり 「営業」もこれでおしまい ネタと感想ありがとうございました
ツイッターに流れてる釣りネタは実在のものです
最近超大型さんが大人しいのでもっとはっちゃけてほしい
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません