【安価】異世界ギルドの日常譚【ファンタジー】 (181)



受付嬢「いらっしゃいませ! 冒険者ギルドへようこそ!」

受付嬢「本日はどのようなご用件でいらっしゃいましたか? 下水道の魔物駆除ですか? それとも薬草の採集とか?」

受付嬢「……え? 入団希望の方ですか!?」

受付嬢「本当ですかぁ!いやぁ人手が足りなかったので助かりますよー! ……っとと」

受付嬢「こほん、それでは入団の前にこちらの書類に書かれてる項目にお答えして頂いても大丈夫ですか?」

受付嬢「そんなに難しい顔をしなくても大丈夫ですよー、ちょっとした性格診断とか履歴を書いてもらうだけですから!」

受付嬢「ささっ! まずはお名前と性別と年齢をお願いしますねー!」


↓3まで名前と性別と年齢を募集していい感じのを採用させていただきます



受付嬢「ほうほうアンリエッタさん、15歳…女性の方ですか!」

受付嬢「くぅ~っ若くって羨ましいですねぇ! 私ももうちょい十年早かったら貴女と同じぐらいだったのになぁー」

受付嬢「あ、そういうのは後ですよねハイ」

受付嬢「それじゃあ次は貴女の身体的特徴を書いてもらって…性格診断の方もやっちゃいましょうか!」

受付嬢「…え? いやいや私横着なんかしてませんよ? 項目何個かすっ飛ばしてなんかシテマセンヨ?」


↓2でアンリエッタの身体的特徴と性格をお願いします


受付嬢「それにしても貴女って15の割りにスタイルいいわねー、そのロングヘアーにも似合ってる似合ってる!」

受付嬢「社交性も良し、そんでもって冷静に考えられる頭も持ってる…うんうん、将来有望株だね! 期待してるよ!」

受付嬢「それじゃあ最後にこれまで貴女がどんな人生を歩んできたのか、あとギルドに入ってからやりたい事や将来の夢なんかを書いてね」

受付嬢「難しく考えなくてもこうザーッとバババッて書いちゃえばいいんだよ! 受付の私が言うのもあれだけど」

↓3まででコンマの一番高いの採用、アンリエッタの過去とやりたい事を書いてください

念のため酉付けとくといいと思いますよー
期待

キャラメイク終わったとたんに一言もなく中断。こりゃもうダメかな…


酉ってこれで良かったのかな?


受付嬢「ほほ~う、あの辺境の地で開拓を果たした領主の娘さんだったとは!」

受付嬢「ふむふむなるほど、跡を継ぐ為の修行の一環としてここに来たと」

受付嬢「ついでにご自身の好奇心も満たそうとは、これは一石二鳥ってやつですね!」

受付嬢「はい、これで書いてもらうものは全部です……え? これでギルドに入れたのかって?」

受付嬢「ちっちっち、甘いですよー? 次は貴女自身の能力を測らせていただきます!」

受付嬢「まぁこれに関しては私は専門外なので…貴女にはこれからギルド裏の訓練施設で冒険者として相応しい能力を備えているかテストを受けてもらいます!」

受付嬢「というわけでそこの扉からどうぞ、いってらっしゃいませ!」

受付嬢「……はっ!?そういえばまだ名乗ってませんでしたね!」

受付嬢改め、マーテル「私はギルド受付担当のマーテルと申します、今後もよろしくお願いしますね!アンリエッタさん!」

>>14
酉ってこれのことですかね…ありがとうございます

>>16
基本寝オチムーヴかましたり合間を縫ってにちょこちょこ投下するスタイルでいきます
区切りが良いときは終了宣言するかもです

訂正
前レス>>16の返信は正しくは>>15への返信でした、頭ぼけとる

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私の父はかつて冒険者だった

未開の地を切り開き、人の住める環境作りに力を尽くした父はその地で小さな村を興し、やがて大きな街へと成っていき、遂にはその土地の領主になったらしい

幼い頃からそんな話を母や周りの人たちから聞いていた私はやはりというべきか

父の事を尊敬し、冒険者という職業に憧れを持つようになっていき10歳になる頃には街の外の世界に強い憧れを持つようになっていた

もちろん外の世界が危険だって事は分かっていたけど、元々好奇心が強かった私は次第に自分の欲求を抑えられずになっていって…


アンリエッタ『お父様…私、冒険者になるために街を出ます!』


父領主『……アンリよ、何度も言うようだが冒険者は危険な仕事だ』

父領主『危険な魔物と戦うことだって何度もある、命が幾つあっても足りないぐらいだ』

父領主『それに恐ろしいのは魔物だけでは無い、人の悪意に曝される事だってあるのやもしれんぞ』

アンリエッタ『だからといってこのまま何も知らぬまま、甘えてばかりの生活は嫌なの!』

アンリエッタ『お父様の跡取りとして…何より一人の人間として見聞を広めたいの!』

アンリエッタ『私は本気だよ! お父様が止めても私はこの街から旅立つよ!』


父領主『……はぁ、思えば私が初めて旅をしたのもお前と同じ歳の頃か……』

父領主『良いだろうアンリ、この街を出て冒険者になることを許可する』


アンリエッタ『…っ! やった!』グッ

父領主『ただし条件がある、王都の冒険者ギルドに所属し冒険者としての基礎を学ぶこと』

父領主『何も知らぬまま外に出ては危険過ぎる、王都には私の知り合いもいるのでお前の手助けにもなるだろう』

父領主「冒険者として必要な技量を学んでからでも遅くは無いだろうからな」

アンリエッタ(……なんだかちょっとだけ過保護の様な気もするけど)

アンリエッタ『はい! 分かりました!』

アンリエッタ『えへへ、それじゃあ行って参ります!!』タッ

父領主『いや待てアンリ、お前どうやって王都まで行くつもりだ?』

アンリエッタ『馬鹿にしないでよねお父様、冒険者の基礎を学ぶまで危険な真似をしなければ良いのでしょう? ちゃんと飛空挺を使うよ!』

父領主『そ、それなら良いのだ…うむ』

父領主(やれやれ……昔の私みたいに『徒歩で行く! 』とでも言うのかと思ったが)

父領主(私の猪突猛進っぷりより母さんの理知的な面の方が似てて良かったぞ……)ホッ


そんな経緯で私、アンリエッタは王都の大きな冒険者ギルドの門を叩いたのであった


アンリエッタ(入って早々あんなテンションの高い受付さんに会うだなんて予想外だったけど)

アンリエッタ(マーテルさんかぁ、良い人そうだったけど…冒険者のテストって誰がやるのかなぁ?)


アンリエッタ「……よしっ!考えてても始まらないし、とりあえず元気よく行こう!」

アンリエッタ「すみませーん!失礼しまーす!たのもーーう!!」ガチャッ


↓2でアンリエッタの訓練教官のプロフィール(名前、性別、年齢、性格、その他何かあれば)をお願いします


クライン「やぁ、マーテル君から連絡は受けてるよ 君がアンリエッタちゃんだね」

アンリエッタ「はい!よろしくお願いします!」

クライン「あはは…元気な子だなぁ、僕の名前はクライン たまたま依頼を受けてなかったから君の能力テストの教官を受け持つ事になったよ、よろしくね」

アンリエッタ(穏やかで良い人そうだなぁ…怖い人じゃなくて良かったよ)

クライン(……ふぅん)ジーッ

クライン「それじゃあさっそくだけどテストを始めようか、まずはこのアスレチック施設で君の身体能力を測らせてもらうよ」

アンリエッタ「わかりました、よーし…頑張らなきゃね!」


クライン(死なない程度にトラップも仕掛けられているから気を引き締めて挑むように……って言うのも訓練教官のすべき事なんだろうけど、ククク…)

クライン(それじゃあ面白くないってものさ…さぁ、アンリエッタちゃんはどこまでやれるかな?)

↓1から3まで腕力、俊敏、体力の順にコンマ一桁でアンリエッタの能力が決まります

0は10?

>>26
イエス、あとゾロ目が出たら一桁の目+1のボーナスが付きます



ぶらーん…ぶらーん


アンリエッタ(あのロープで登れば良いのね、よし!)ガシッ

アンリエッタ「うんしょ…ほい…ってうひゃー!?」ズルズルズルー

クライン(ククク、女の子だねぇ…腕力はE判定っと)


アンリエッタ「な、何とか登りきった…!い、急がないと…!」ダッ

ドスドスドスッ!!

アンリエッタ(…! わ、私が通った所におっきなトゲが!?)ゾクリッ

クライン「早く走らないと串刺しになるかもしれないですね、ファイトですよアンリエッタちゃん」ニッコリ

アンリエッタ「あ、あわわわわ!」ダッ

ドスドスドスッ!!

アンリエッタ(こ、こんなの聞いてないよクラインさーん!!?)

クライン(まぁギリギリ当たらない程度に調整して降らせてるんだけどね、走力は並程度か)

クライン(けど結構動いてる筈なのに息を切らしてはなさそうだね…体力はA相当に値するかな)


腕力……1 貧弱貧弱ゥ!
俊敏……4 凡人並み
体力……8 非常に優れている


クライン(次は小手先の器用さが試されるけど、彼女はどう対応するのかな…ククク)

↓1から3まで技術、魔力、感知の順にコンマ一桁でアンリエッタの能力が決まります


アンリエッタ(よし、何とかここまで来れた! もうちょっとでゴール……って行き止まり、いや…!?)ピタッ

〔この先へ進みたくば二つのパズルを同時に操作し解き明かすべし、どちらか片方のみを操作、または完成させた場合は一からのやり直しとなる〕


アンリエッタ「こ、ここに来てパズル問題!!?」ガーン

アンリエッタ(急に趣向が変わりすぎだよ! というかこれ片方はスライドパズルでもう片方はシリンダー式…? やりづら!)カチャカチャ


クライン「ククク、焦ってる焦ってる」

クライン(ちなみにスライドの方は潜在魔力を測定し、シリンダーの方は微弱な量だけど魔力を吸い取る術式が組み込まれてる)

クライン(彼女は気づくかなぁ? 感の鋭い子は触った時点で気づくけど…)


アンリエッタ(ううん…なんだろ、パズルは解けてきてるけどなんかやな感じがするなぁ…? なんだろこれ…)カチャカチャ


技術……6 意外に器用
魔力……3 あまり多くない
感知……5 多少は感じ取れる


クライン「お疲れさま、だいぶ刺激的だったんじゃないかな?」

アンリエッタ「く、クラインさん! 何なんですかあのトラップ!? 完全にこ、殺す気じゃないですか!?」

クライン「大丈夫ですよ、ちんたらとしてなければ当たらない程度になっていましたからね」ニッコリ

アンリエッタ(こ、この人ひょっとして中身は鬼畜なのでは…?)ドキドキ


↓1から3まで知識、魅力、運の順にコンマ一桁でアンリエッタの能力が決まります

※ただし知識は理知的な性格の補正で最低補償として5、魅力は主人公補正で最低補償4になります


クライン「けどパズルに関しては難なく解けていたね、正しい解き方を知っていたんじゃないかと思ったよ」

アンリエッタ「あっ、それは本に書いてあったんです」

クライン「本?」

アンリエッタ「はい、パズルの解き方の定石とかが書いてある本があって内容を覚えてたのでそれを思い出しながらやってたら出来ました!」

アンリエッタ「自分の知らない事を知って学ぶことが好きなので…街から出れなかったから屋敷や本屋さんで読み漁ってたりしてたのが役に立ったんです」

アンリエッタ「流石に街の図書館に泊まり込みで徹夜した時はさすがにみんなに怒られたりしましたけど…」テヘヘ

クライン「へぇ、そういう訳か」


クライン(正直、身体能力や魔力量だけ見たら田舎に帰った方が良いとでも言ってやろうかと思ったが…ククク、なるほどなるほど!)

クライン(彼女には知識欲の悪魔でも憑りついているのかな? ともかく彼女には他の凡人どもには無い優れた部分があるということ!)

クライン(そして何より…君は美しい…! 帰らせたり他のところに行かせるのが惜しいくらいにねぇ…!)ゾクゾク

知識……11 歩く図書館
魅力……8 愛らしい美少女
運 ……10 魅いられてる…天に…!


アンリエッタ「あのぉ…それで私は……このギルドに入れるでしょうか…?」ドキドキ

クライン「うん、いいよ」アッサリ

アンリエッタ「えぇ!? 良いですか!? というかそんなにあっさりと!?」

クライン「元々よっぽど酷い結果じゃなければ誰だって合格にするつもりだったからね、他のギルドと違って冒険者ギルドはハードルが低いのさ」

クライン「ともあれ合格おめでとう、これで君も晴れて冒険者としてのスタートラインに立ったわけだよ」ニッコリ

アンリエッタ「えっと…なんか実感が湧かないです、こんなにあっさり憧れの冒険者になれたなんて…」

クライン「実感というものは後から付いてくるものさ…とりあえず今はマーテル君の所に行こうか」フッ


マーテル「はいはーい!合格おめでとーございまーす!!」

アンリエッタ「……ってもう知ってるんですか!?」

マーテル「いやぁ…だって大体の人は合格しちゃいますし、正直今回も合格判定出すんだろうなぁって思ってましたもん」

マーテル(教官がクラインさんだし)

クライン「マーテル君、何か言いたそうな顔をしてますけどどうかしましたか」ニッコリ

マーテル「はい、クラインさんの胡散臭いスマイルは置いといて…とにもかくにもアンリエッタさんはこれから冒険者として広ーい世界に羽ばたくわけですが」

マーテル「アンリエッタさんにはまず【ジョブ】を選んで頂いてもらいます!」ドンッ☆

クライン(その☆は何なんだ)

アンリエッタ「ジョブ……パーティー内における役割分担を明確にする為のクラスの事ですね」

マーテル「うぅーん…この物知り!! 説明が終わっちゃいましたよ!!」

クライン「ちなみに僕のジョブは【魔法剣士】、剣で前線を張る事もあれば魔法で後方支援にも回れる万能型ってところかな」

アンリエッタ「クラインさん凄いんですね!!」

マーテル「……器用貧乏のボロ雑巾とも言う」ボソッ

クライン「黙れ」


アンリエッタ「けどジョブかぁ…私には何が似合ってるのかな」

マーテル「腕力が強ければ【剣士】や【モンク】ってのもアリなんだけど」

アンリエッタ「……チカラニハジシンナイデス」

クライン「魔力が多ければ【魔法使い】や【僧侶】って手もあるけど…」

アンリエッタ「……マリョクソンナニオオクナイデス」

アンリエッタ「……私の冒険はここで終わってしまうのでしょうか」ウルウル

マーテル「だ!大丈夫大丈夫!! ジョブなんて腐るほど種類あるんだからアンリエッタさんに合うヤツなんて幾らでもあるって!!」

マーテル「ほら!クラインさんもなんか捻りだして!!いつも頭の中で鬼畜な事ばかり考えてるんだからさ!」

クライン「あのさマーテル君、僕が普段そんなことばかり考えてるわけ……いや、まぁいいか」


急募、アンリエッタちゃんの初期ジョブ募集
↓5までジョブ名と戦闘スタイル、他に冒険などで役立つスキル等を書いて一番合いそうなのを選ばさせて頂きます(選ばなかったジョブも後々使わさせていただくかもしれません)
※ジョブは一生変えれないわけではないです

参考までにアンリエッタの能力
腕力……1 貧弱貧弱ゥ!
俊敏……4 凡人並み
体力……8 非常に優れている
技術……6 意外に器用
魔力……3 あまり多くない
感知……5 多少は感じ取れる
知識……11 歩く図書館
魅力……8 愛らしい美少女
運 ……10 魅いられてる…天に…!


凄く悩みましたが今回は二つあった踊り子でいきます


クライン「…なら踊り子なんてどうかな? (無駄に)体力のある君ならやれるんじゃないかな」

マーテル「踊り子かぁ…まぁ確かにそんなに魔力を使わずにいられるジョブではあるよね」

アンリエッタ「舞いに秘められた力で仲間を支援する役職でしたっけ?」

クライン「そうだね、個人的にはピッタリだと思うよ?」ニッコリ

マーテル(ろくな事考えてない顔だよ! どうせアンリエッタさんのえっちぃ衣装が見たいだけだこれ!)

マーテル「けどここは私も賛成しますよー!アンリエッタさんのダンスも観てみたいですしね!」

アンリエッタ「お二方がそこまで言うのであれば……分かりました!私、踊り子で頑張ってみます!!」グッ

クライン「決まりだね、なら次は【英晶神石】の加護を受けなくてはね」

マーテル「あっ、英晶神石というのは」

アンリエッタ「不思議な力が込められた水晶体で、強い祈りを捧げれば職に込められた加護が得られる…ってやつですね!」

マーテル「うぅうん…! この説明殺し!!」プルプル


クライン「と言っても……今日はもう遅いから明日の朝一に行こうか、アンリエッタちゃんはこれからどこに住む気なんだい?」

アンリエッタ「えっと……ギルドには各地を放浪する冒険者が寝泊まりするためのギルドハウスがあると聞きました、もしよろしければそこに住ませてもらおうかなぁと思ってたんですけど」

マーテル「あー……うん、一応あるよ」

クライン「誰も掃除してないからホコリだらけの部屋がね、ギルドハウスを利用する冒険初心者の最初の仕事はお掃除から始まるって言われてるよ…」

アンリエッタ「お掃除なら私がします! だからお願いします、その部屋を使わせてください!」

クライン「アンリエッタちゃんがそんな事しなくても僕の家に泊まりに」

マーテル「シャラップ、…アンリエッタさんがそこまで言うなら分かりました」

マーテル「今から案内するから着いてきて、そんで今日はそのまま休むといいよ!」

アンリエッタ「えへへ…ありがとうございます!」

クライン(ちっ)


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マーテル「はい到着! ここが我が王都の冒険者ギルドが誇るギルドハウス!! 通称ホコリ部屋でございます!」ドヤッ

アンリエッタ「胸張って言えることじゃないですよそれ!?」

マーテル「まぁまぁ…一応シェアハウスってことになるから、モチロン他の冒険者の人たちも利用しているからね」

アンリエッタ「それって今は何人ぐらいいるんですか?」

マーテル「確か三人だったかな、他にもっと居たような気もするけど…」

マーテル「最近見てないって事はどこか別のとこで元気にやってるかくたばってるかの二択でしょうね!」

アンリエッタ「さらっと怖いことを言ってる…」

マーテル「はいこれ、玄関の鍵と部屋の鍵です」ジャラッ

マーテル「今日のところは住んでる人たちに挨拶だけでも済ませた方が良いかもね、これからは共に旅をすることになる仲間になるかもしれないからね」

アンリエッタ「はい、分かりました!」

マーテル「素直でよろしい! それじゃあ私は仕事に戻るから、また明日!」


リンゴーン

アンリエッタ(共に旅をする仲間、かぁ……いったいどんな人たちなんだろう)ドキドキ


ガチャッ

???「はい、どなたですかー?」


↓1から3までギルドハウスに住んでる冒険者のプロフィール(名前、性別、年齢、ジョブ、性格、その他何かあれば)をお願いします


リンダ「あら…?可愛らしい子ね、何か用かしら?」

アンリエッタ「きょ、今日からこちらでお世話になりますアンリエッタです!よろしくお願いします!!」ペコリ

リンダ「へぇ~! そんなに女の子で若いのに冒険者志願だなんて珍しいわねぇ!」

アンリエッタ「えへへ…」テレッ

リンダ「今女子は私一人しか居なかったから歓迎するわ、あたしはリンダっていうの!よろしくね!」


ロンド「リンダさん…誰すか? そこの女は」ヒョコ

ブロル「ひょっとして、新しく住む冒険者とかですか…?」

リンダ「ちょうど良いところに来たわね、今日からここで寝泊まりすることになる新米冒険者のアンリエッタよ」

アンリエッタ「あ、アンリエッタです…! よろしくお願いします!」

ロンド「……ふーん、まぁ良いんじゃないのか? 住むだけならどうぞ勝手にみたいなもんだし」

ブロル「こ、こんな可愛い女の子が一つ屋根の下で住むことになるのかぁ…!」

アンリエッタ「え、えっと…」

リンダ「こらこら、アンリエッタが困ってるでしょ! ちゃんと挨拶ぐらいしなさい!」

ロンド「めんどくさいな……名前はロンド、ジョブは剣士だが余り前には行きたくねぇ、以上」

ブロル「ぶ、ブロルです……薬師をやってるので色んなお薬を調合できますよ…!」ハァ…ハァ…

ロンド「ブロルの旦那息が荒いっすよ…きもちわりー」ポリポリ

ブロル(ぐぐっ…黙れよこの万年怠惰の腐れ小僧め!!)


アンリエッタ「あ、あんまり仲良くないんですか…?あの二人…?」ヒソヒソ

リンダ「ロンドは悪気は無いんだけどねぇ…ブロルはブロルで何を考えてるのかよく分からないから」

アンリエッタ「そういえばリンダさんはいったい何のジョブを…?」

リンダ「あたしかい? あたしは魔物使いをやってるのさ、魔物を使役してコンビネーションで敵を打ち倒すのさ」

アンリエッタ「魔物使いって…そ、それじゃあこの家の中にも?」

リンダ「あぁ居るよ、おいで! 新しいお客さんだよ!!」パンッパンッ


↓1でリンダの使役している魔物(名前、種族、その他何かあれば)をお願いします


???「わん!わんわん!」

アンリエッタ(わんわん鳴いてるって事は犬かな? 怖そうな魔物とかじゃなくて良かっ…)


ドドッドドッドドッドドッ!

ケルベロス頭A「わんわんわんわん!」
ケルベロス頭B「くぅ~ん…」
ケルベロス頭C「ガルルル…! わんわん!」

アンリエッタ「……って頭が三つあるぅー!?」

リンダ「あっはっはっは! ケルベロスは見るのは初めてかい!」

アンリエッタ「け、ケルベロス…頭が三つある牙獣系の魔物の中でも上位に位置する魔物ですね!」

アンリエッタ「実物を見るのは初めてです! ですけど……もっともっと大きいものだと思ってました」

リンダ「そりゃこの子はまだ仔犬だからねぇ、成長したらもっと大きくなるよ…名前はヘルベルトっていうんだ、仲良くしてやってくれよ?」

アンリエッタ「えっと…よろしくね、ヘルちゃん?」

ヘルベルト「「「ばうっ!」」」

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リンダ「ここが貴女の使う部屋よ、多少埃っぽいけど掃除とかは自分ですること」ガチャッ

アンリエッタ(ベッドにテーブル…空の本棚とクローゼット、当たり前だけど簡素な部屋だな…)

リンダ「荷物を下ろしたら一階に降りてきなさい、あまり豪勢じゃないけどご飯を用意してあげるからさ」

アンリエッタ「ありがとうございます!」ペコリ

リンダ「良いってことさ、これからよろしく頼むよ」

バタンッ


アンリエッタ「そういえば……お父さんからなんか色々持たされてたんだっけ、中身を見てなかったけど何が入ってるんだろ?」シュルュル


↓3までアンリエッタ父がくれた手土産(これからの生活に役立ちそうなもの、武器防具、etc.)をお願いします
※あまり状況に合わないものだった見送ったり安価外のを採用したりします


アンリエッタ「短剣に御守り、水晶石……何なんだろうこれ…?」

アンリエッタ「あっ、手紙も入ってる…」カサッ


『我が愛娘、アンリへ
 これから広き世界へと旅立つお前の手助けになればと思い、私が旅の中で手に入れた道具を荷物の中に入れておいた。

 短剣は聖教会の司祭により聖なる祈りが込められた特殊な短剣になっている。魔法以外でアンデッドの魔物に対して有効的なダメージを与えられる、アンデッドは再生能力が高く物理的な攻撃でトドメを刺すことができない。これが有るか無いかでアンデッドと遭遇した時の生存率は大きく変わるだろう。

 御守りの様なものはタリスマンと言い、かつて母さんが身に付けていた物だ。何やら霊的な魔力が込められているようで身に付けている者に加護の力を与えてくれる。他にも何やら不思議な力があるみたいだが詳しくは私にも分からなかった。

 そして遠見の水晶、これは一度出会った事のある者、又は土地の様子を観ることが出来る。もし故郷が恋しくなったらこれで少しは寂しさを無くすことが出来れば幸いだ。だが一度使うと暫くの間は使用することができない、三日の期間を空ければ再び使うことができる。くれぐれも誤った使い方はしないように。

 最後にこれだけは伝えておく、旅をすることに辛くなったらいつでも帰ってきなさい。
誰も責めたりはしない私も死んだ母さんもお前の事を愛している。元気にいてくれればそれでいいのだから。 父より』




アンリエッタ「……お父さん」グスッ

アンリエッタ「もう…どれだけ過保護なのさ、ばかっ」ゴシッ


アンリエッタ(それにしても……お母さんの形見かぁ、そんなのがあったなんて初めて知ったよ)

アンリエッタ(お母さん…私を産んですぐに死んじゃったみたいだから全然覚えてないけど)チャリッ

アンリエッタ「……うーん、似合ってる…かな? 似合ってるといいな」E:タリスマン

アンリエッタ(そうだ、この水晶もさっそく使ってみようかな? 使って壊れる物でも無いみたいだしね)


↓2遠見の水晶を使ってみる?
1.故郷の様子を観てみよう
2.ギルドの様子を観てみよう(♡イベント有)
3.やっぱり止めておこう



アンリエッタ「今日はやめておこうかな、ご飯も食べに行かなくちゃいけないしね」

アンリエッタ「そろそろ下に降りないと…」

アンリエッタ(それにしても空き部屋もいっぱいあるし、結構大きな家なんだな……他の冒険者さん達も利用しに来たりするのかな?)

アンリエッタ「よーし、ご飯食べて明日から頑張るぞ!」ガチャッ


冒険者生活一日目・終了


冒険者手帳

アンリエッタ 15歳 女性
ジョブ:踊り子(予定)
称号:素人冒険者

ステータスグラフ(MAX…15)
腕力……1 俊敏……4 体力……8 技術……6 魔力……3
感知……5 知識……11 魅力……8 運 ……10

会得スキル
特に無し

装備・持ち物

E:聖別された短剣(聖なる力が込められた短剣、アンデッドに有効)
E:旅立ちの衣装(実家から持ってきた一番動きやすい私服)
E:タリスマン(何か不思議な力が込められてるらしい、母の形見)

遠見の水晶(離れた場所を映し観る事ができる、一度使うと三日使えない)


アンリエッタ「……う、うーん」ムニャムニャ

アンリエッタ(うぁ…? あれ、ここどこだっけ……?)

アンリエッタ(…そうだ、冒険者ギルドのギルドハウスで…リンダさんが作ってくれたご飯を食べてて…)

リンダ「アンリエッタ、起きてる?」コンコン

アンリエッタ「あ、はい…おはようございます、今起きました」ガチャッ

リンダ「おはよう、その様子だとぐっすりと眠れたようだね」

リンダ「さっきギルドの方から連絡があってね、準備ができたらエディンの神殿に来るようにってさ」

リンダ「案内するから早く着替えてご飯食べよう、髪も寝癖がついてるよ?」クスッ

アンリエッタ「はう!? ち、ちょっとだけ待っててくださーい!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


リンダ「着いたよ、ここがエディンの神殿さ」

アンリエッタ「あっ…マーテルさん、おはようございます!」

マーテル「どもです…、お疲れさまです」グッタリ

アンリエッタ「えっと…何かつらそうですけど、大丈夫ですか?」

マーテル「あはは…大丈夫ですよ、昨日の夜にちょこーっと運動した後に書類の整理なんかをしてたんで寝不足なだけですから!」

アンリエッタ「そうだったんですか、お体には気を付けてくださいね」

リンダ「まったく…そんなんでギルド受付嬢なんてできるのかい」

マーテル「大丈夫です、諸悪の根源は暫くは帰ってこないので…」ニヤニヤ

アンリエッタ「?」

マーテル「それはさておきそろそろ中に入りましょうか、レッツゴーですよ!」


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アンリエッタ「ここがエディンの神殿…」

アンリエッタ(祭壇の上に巨大なクリスタルが浮かんでる……それだけなのになんて神秘的なんだろう)


マーテル「アンリエッタさんにはこれから【英晶神石】の加護を受け踊り子としての闘う力を授かってもらいます」

リンダ「エディン……闘いの神と呼ばれる神様の力が宿ったクリスタルに祈りを捧げることでジョブの力を借り受けてもらうのさ」

マーテル「親しみを込めてジョブ神さまって呼んでる人もいますね」

アンリエッタ「借り受ける…ですか」

リンダ「そう、借り受けた力を実戦や色んな経験を通じて自らの体に馴染ませていく……そうすることで初めてその力が自分のものになっていくのよ」

マーテル「ささ、アンリエッタさん!神石の前に立ってなりたいジョブを思い浮かべながら祈りを捧げるのです!」

アンリエッタ「は、はい…!」


アンリエッタ(えっと……祈りを捧げるってどうすれば良いんだろ?)

アンリエッタ(エディン様エディン様、私に踊り子の力をください!! ……こんな感じで良いのかな?)ポウッ


リンダ「おお…神石が光輝いてる」

マーテル「いつ見ても綺麗だけど、どういう仕組みでこんな事ができるんですかねぇ?」

アンリエッタ「……終わったのかな?」

マーテル「アンリエッタさんアンリエッタさん、手のひらを見てみてください」

アンリエッタ「……あれ?手のひらに紋章が…」

マーテル「それがジョブの力を授かった証ってことですよ、踊り子としての力がね」

アンリエッタ「うーん? なんだか実感が湧かないなぁ、本当に何か変わったのかなぁ?」クルックルッ

リンダ「それはそのうちわかってくるさ」


☆アンリエッタは踊り子のジョブを手に入れた!

スキル【魅惑の舞】を仮習得した!三回使えばマスターできそうだ!(異性の魔物や人を誘惑することができるが、使い方を誤れば危ない目にあっちゃうことも)


マーテル「さーてと、アンリエッタさんの加護の儀も終わりましたし…私は仕事に戻りますかぁ」

リンダ「あたしも行くとするよ、ヘルベルトの飯を買いに行かなくちゃいけないしね」

アンリエッタ「えっ、えっと……私はいったいどうすれば」アタフタ

マーテル「そうですねぇ……さすがにいきなりこのだだっ広い世界に放り出すのは少し心配ですし、ここは一つだけアドバイスを」

マーテル「特にやる事が無ければギルドを訪ねれば良いのです! 貴女に合っている依頼、難易度、一緒に仕事する仲間をチョイスして斡旋させて頂きますよー!」

リンダ「ならあたしからも…とりあえずこの王都セイングライスを知ることから始めても良いかもね」

リンダ「いくらあんたが物知りだからといってこの街のどこに何があるかなんてのはさすがにわかりっこないだろ?」

リンダ「このシャルデル王国は広い、色んなところをうろつけば色んな事に巻き込まれるだろうね」

リンダ「そういう時こそ自分の眼で見て、自分の耳で聞き、自分の頭で考えて行動するんだ、それでこそ自由を愛する冒険者ってもんさ!」

アンリエッタ「自分の頭で…考えて……」

マーテル「うわっ、そろそろ戻んないとさすがにヤバイですね…それじゃあアンリエッタさん!仕事が欲しかったら何時でもギルドに来てくださいね!」

リンダ「まぁあたしに関してはこの街にいる限りはギルドハウスで会うことになるだろうけどね、それじゃあまた後で」


残り自由行動回数 ☆☆☆


アンリエッタ「………二人とも行っちゃった」

アンリエッタ(うぅーん、正直まだ何をすれば良いのか思い付かないけど……私も冒険者になったんだ!ここから先は私の冒険になるんだから自分で考えなきゃね!)

アンリエッタ「よしっ!故郷の為にも、父さんの為にも頑張るぞ!!」


↓2で何をするか決めてください(街を歩き回る、ギルドで仕事を探す、とりあえず街の外に出る、その他何かあれば)


マーテル「いらっしゃいませ!……ってアンリエッタさんじゃないですかー! さっきぶりですね!」

アンリエッタ「はい! まずはマーテルさんの言う通り、クエストを通して冒険者としての実力を地道につけようかなって思いまして…」

マーテル「(私そこまでクソマジメな事言ってないけど)良い判断だと思いますよー!いきなり魔物だらけの街の外を一人でうろつくよりはマシですからね!」

マーテル「ではでは、今来ているクエストの中から初心者冒険者さんにぴったりなお仕事を…」ピラララララララララッ

アンリエッタ(物凄い早さでめくってるけど分かるのかな?)

マーテル「これとこれとこれだー!」ピッピッピッ!

アンリエッタ(分かるんだ!?)


↓3まで依頼(クエスト)内容を募集(件名、依頼内容、その他補足などがあれば)

踊り子募集
酒場の踊り子が怪我をしてしまったので代わりの子を急遽探しています。
ジョブが踊り子じゃなくても踊りが自慢な女の子は酒場にお願いします
補足:急な応募なので前金は渡します。活躍次第では報酬をはずみます。

配送
この箱を町外れの猟師の所まで届けて欲しい

おつかい
特売に参加して目玉の商品買ってきて



──これは打ち捨てられた一つの物語

──選ばれた選択の裏に秘められた別の物語


───時はアンリエッタがセイングライスにやって来た日の夜へと遡る…


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


マーテル「………」カリカリモクモク

マーテル「……………びゃあ"ぁ~っ、書類がぜんっぜん終わらないですよ~」グデーン

クライン「やれやれ、おっさん臭い声を出すのはやめてくれませんか?休日の終わりが台無しなんですが」

マーテル「うるひゃい、座りっぱで紙束とにらめっこしてる私の身にもなってくださいよ~…」グデーン

クライン「やれやれ……差し入れでコーヒーを持ってきたというのに、仕方ないから二杯とも僕が飲m」

マーテル「コーヒー!?」ガバッ

マーテル「やたぁー!クラインさんありがとー!!」ダキッ

クライン「……げんきんな人だ」


クライン「それじゃあアンリエッタちゃんの冒険者登録はもう済ませたわけかい」

マーテル「まぁね、私って仕事が早いことで有名ですから」チビチビ

クライン「の割には仕事が溜まってるようですが?」

マーテル「それを上回るスピードで仕事を押し付けられるんですよぉ! 他の支部も仕事しろっ!!」ダンッ

クライン「有能なのも困り者ですねぇ」ニヤニヤ

マーテル「あーでそうだ、クラインさんに言っておくことが二つあるんですけど」

クライン「……ふぅん、一応聞いておこうかな」


マーテル「アンリエッタさんに妙なことを吹き込んだり変なことをしないでくださいよ」

マーテル「あの子は夢のスタートラインに立ったばかりなの、下手に傷ついたりして冒険者を辞めさせるわけにはいかないの」

クライン「……ククク、分かっているさ」

クライン「将来有望株の華を無闇に摘み取ったりなんかしないよ、彼女にとっての良き先輩でいるつもりだよ」


クライン(あくまで、"しばらくは"の予定だけど…)


マーテル「……それならそれで良いんですけど」チビッ

クライン「とは言えこの乾きが収まることは無いんですけどね」

マーテル「はぁ? 乾きって……っ!?」ビクンッ


マーテル(か、体が動かな…! まさか、一服盛られっ…!?)


動けなくなったマーテルを机の上にうつ伏せの状態で押し倒す。

ドサリとした音とともに積み重なっていた書類がハラハラと舞い落ちるがクラインは意にも介さずマーテルの身体を押し付ける。


クライン「この沸き立つ衝動を鎮めなくてはおちおち眠ることも出来ない…乾いて乾いてやがて我慢が効かなくなってしまう」

クライン「止めたのはマーテル君なんだから君の身体で鎮めさせてもらうとするよ」グイッ

マーテル「勝手なことを…! ……ひうっ!?」


ロングスカートをたくし上げられ、緑の下着に包まれたお尻が曝される。

自分たち以外に誰も居ないとはいえ普段仕事をしている職場で恥体を曝していることにマーテルは羞恥心を感じた。

そのまま淀みのない手つきで代々ギルドの受付嬢が着ている制服へと手をかけ、ボタンをぷちぷちと外していく。
制服の前が開けられ、下の色と同様の緑のブラに包まれた胸部が露出される。


マーテル「くぅ……あ…っ」

クライン「張りのある良い乳肉だ、やはり君も彼女に負けず劣らず美しい」

マーテル「くっ…あんまり、調子に乗らないでください…!」ドンッ

クライン「…っと」フラッ


マーテルに飲ませた薬は効果が弱いのか、痺れで思うように身体は動かないもの全身を捩りながら暴れて何とか対抗しようとした。


クライン「やれやれ…仕方ありませんね」スッ

クライン「拘束詠唱……"己が影にて捕らわれろ"」


マーテル「うわっ!?」ギュル

クラインの詠唱が終わると同時に足元の影から黒い影が触手の様に現出しマーテルを両足首、両手首、乳肉をぐるりと絞り込むように縛り上げた。


マーテル「こ、拘束魔法を使ってまで性欲発散したいなんてどんだけ溜まってるんですか…?」

クライン「すみませんねぇ、これは僕の趣味です♪」

マーテル「へ、変態…! ……ぁんっ!」ピンッ

クライン「こんな状況で胸を弄られて感じてる貴女も相当だと思いますがねぇ……ククク、こんなに濡れている」ヌチャ…


自ら押さえる必要も無くなった為、自由になった両手でマーテルの乳肉と秘部をなぞりあげる。

大事な所を守っていた下着も上下共々剥ぎ取られてしまい、なすすべなく弄り倒されていく。

スーッとした空気が秘所に触れ、ちょっとの解放感とクラインが与える刺激がマーテルの劣情を掻き立てていった。


マーテル「あっ…!ふうっ、んんっ!」ビクッ

クライン「ククク…たいして好きでもない男に縛られた挙げ句にこんなに濡らすなんてね、僕のことをどうこう言えたりしないんじゃないかい?」

マーテル「だって…!それは、あなたが…あんっ…!」ビクビクッ

クライン「あぁそうだったね……君をこんなに感じる様にしたのは僕だったね、あの時も君はこんな風に喘いでいた」


モミッモミッ…クリッ

マーテル「あ…!」

チュクッ…チュクッ

マーテル「んん、はぁん!?」ビクンッ


執拗な責めの前に声が抑えられない。右手でこりこりと乳首を弄られ、左手はへその辺りをゆっくりとなぞる。
やがて指先は陰核の方へと移り、ねっとりとした動きで彼女の淫欲ごと愛でていく。

久方ぶりの淫行の前には先程の強気も次第に消え失せていき、やがてマーテルは気持ちよくなることしか考えられなくなっていった。


マーテル「あっ……ふぁっ、…ぁ」

クライン「ククク、覚えてるかな? こういうときはどうすれば良いのかな?」

マーテル「はぁ…はぁ…! ……~~~っ」







マーテル「く…ください…♡」

マーテル「クラインさんのちんぽを…私の膣内に入れてください…♡」


クライン「よく出来ました、やはり君は優秀だ」


マーテルのおねだりに高ぶった欲情がピークを迎えたクラインは己の肉棒を取り出すや否や、マーテルの最奥へと一気に突き進めた。


ズププッ

マーテル「あ、あぁぁん♡ 入ってきた♡ 久しぶりの、クラインさんのちんぽ♡」

クライン「くっ…膣内の具合も変わらない…! これは僕も……我慢できそうに無いね!」


パンッパンッパンッパンッ


マーテル「いやぁっ♡ だめっ♡ ごぶざた過ぎて、前よりもずっと感じちゃう♡」ビクビクッ


クライン「快活な君も美しいけど、乱れてる君の方がなお美しい」

ジュプジュプジュプジュプッ!


クライン「こんな淫らな君をお客さんや他の冒険者が見たらどう思うのかな…? ひょっとしたら急な依頼が舞い込んで人が来たりもするかもね…」ボソッ

マーテル「そ、そんなこと言わないで♡ 見られるの♡ いやぁっ…♡」ギシッギシッ

クライン「ならとっとと終わらせようか!」ガバッ


パンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッ

マーテル「~~っ♡ぁああはぁあ♡♡ しゅ、しゅごいの♡ クラインしゃあぁん♡♡」ビクビクンッ


スパートをかけたクラインの責めに、耐えようとしていた心と解され、淫らなあえぎ声をあげ続ける。

やがてクラインも自身の限界を悟り、容赦なくマーテルの膣内を突きまくっていき、やがて終わりの時を迎えようとしていた。


ジュプジュプジュプジュプ…パンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッ

クライン「ぐっ…クク、ククク! さぁ…久し振りに君の膣内へたっぷりと出させてもらおうか!」

マーテル「はっ♡はっ♡はぁっ♡あんっ♡きて♡きてクラインさん♡♡」ビクッビクビクンッ

マーテル「ちんぽでいっぱいこづかれて♡ イクっ♡ イクっ…んん♡♡」ビクッ…ビクビクンッ




ビュクッビュクッ…ビュルルルッビュルッ!!!

マーテル「イっ…♡くぅぅうううぅうんんんんんっっ♡♡♡」ビクビクビクン…ビクン!


膣内で放たれる灼熱に身を震わせ、久方ぶりの絶頂にマーテルは恍惚の表情を浮かべ果ててイった。


クライン「魔法解除……ふぅ、久しぶりに堪能させてもらいましたよ、マーテル君も楽しんだようでなにより」ニコニコ

マーテル「はぁー…♡ はぁー……こっ…の」ガシッ

クライン「…はい?」

マーテル「あんまり調子に乗らないでくださいよ…この鬼畜ヤローめ」ゴゴゴゴ


ポンッポンッ…ムギュッ

クライン「あの、マーテル君? 僕の指に朱肉を付けたと思ったら何かの依頼書に押し付けた様に見えたのですが…?」

マーテル「ちょーど人手が足りなくて困ってたんですよねー……この難易度AAランクの大型炎竜討伐依頼…」フフフフフ

クライン「ちょっ…マーテル君、今までに無いくらい顔がこわ」

マーテル「火山地帯での仕事ですからねー…誰も行きたがらないから困ってたんですよー、でもクラインさんならたぶん大丈夫ですよねー」ゴゴゴゴ

マーテル「期間も短いので今すぐ逝ってもらいましょうかー、夜間の飛空挺ももうすぐ最終便になりますしねぇ……あっ、キャンセルとか無駄ですから、今転移魔法でギルド長に送っちゃいましたんで」

クライン「」


魔法剣士クライン、炎竜討伐の依頼に出発決定
(なお、後悔はしたが反省はしてない模様)

というわけでアンリエッタが水晶を使わずにいた裏ではこんな事が起きてました
「エロくねーじゃねぇか!期待外れだよ!」って人はごめんよ

後マーテルさんの容姿に関しては各自ご自由に想像してください


アンリエッタ「酒場の踊り子募集に配送依頼、特売商品のおつかい……あの、これってなんだか…」

マーテル「冒険者のクエストっていうより日雇いのアルバイトみたいだって思いました?」

アンリエッタ「え!いや…そんなことは……ちょっとしか思ってないですよ?」

マーテル「まぁ確かにそれは否めないんですけどね……まるでうちのギルドを何でも屋さんみたいな感じで利用する人もいますからねぇ」

マーテル「やっぱり最近は【四大ギルド】が幅を効かせてますからねぇ……ちゃんとした依頼がそっちに流れてるってのもありますね、ちっくしょーう!」

アンリエッタ(……四大ギルド?)

マーテル「もちろんアンリエッタさんが思い描いてるような冒険者らしい仕事もありますよ?でもそれはもう少ししてから紹介しましょうか」

マーテル「それじゃあアンリエッタさん!この中から好きなクエストを選んでください!」


↓2で受けるクエストをお選びください

踊り子募集 難易度★
 酒場で踊り子代理として踊らなければいけないようだ(内容>>102)
配送依頼 難易度★★
 街外れの猟師の家まで届ければいいみたいだが…?(内容>>103)
おつかい 難易度★
 特売の目玉商品とはいったい…?(内容>>104)


アンリエッタ「うーん…それじゃあこの踊り子募集のクエストにしてみます」

マーテル「了解でっす、それではまず規約用紙にサインと拇印をお願いします!」

アンリエッタ「はい」サラサラ…ポンッ

マーテル「オッケーです! それではこちらはギルド長に送っといて…っと」フォン

アンリエッタ「今のが術式を使った魔法ですか?」

マーテル「そうです、術式魔法は詠唱の式を書いて魔力を込めれば条件を満たす事で勝手に発動する便利な技術ですよー」

マーテル「まぁ普通の詠唱魔法と違って能動的に発動することができないのがたまにネックですけどね」

アンリエッタ「なるほど…魔法を使った技術革命の賜物の一つなんですね」

マーテル「これ以上の詳しいことに関しては魔術師の人に聞いてみた方が早いですよ、もしくは【魔術ギルド】を訪ねてみるのも有りかな?」

マーテル「さて…魔法談義はこれぐらいにして、これが依頼人が経営してる酒場です」スッ

アンリエッタ「あっ、わりとギルドから近いんですね」

マーテル「近場なんで冒険者の方もけっこう利用してるところですよ、マスターも優しい人なんで安心して行ってきてください」

アンリエッタ「分かりました、それじゃあ行ってきます!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


アンリエッタ「ここがマーテルさんの言ってた酒場だよね、昼間だからまだ準備中かな?」

アンリエッタ「すみませーん、誰かいませんかー?」コンコン


ガチャッ

マスター「はいはいどちら様ですか…っと、やけに可愛らしいお嬢さんだね? 何かご用かい?」

アンリエッタ「お仕事の準備中すみません、えっと…ギルドからの依頼を受けて来ましたアンリエッタという者です」

アンリエッタ「こちらの酒場の踊り子さんがお怪我をなされたと聞いて来たんですけど…」

マスター「ああ…そうか君が!待っていたんだよ、とりあえず店内で詳しく話そうか!」

アンリエッタ「はい、お邪魔します!」



マスター「こんなに早く来てくれるだなんて助かったよ…これで娘も無茶をしなくて済むよ」

アンリエッタ「酒場の踊り子さんはマスターさんの娘さんだったんですね」

マスター「あぁ、娘はうちの酒場の看板娘でもあるんだが……踊っている最中にお客さんに絡まれて転んでしまったんだ」

マスター「その時に足首を挫いたみたいでね……念のため今日一日は休んでもらうことにしたんだよ」


アンリエッタ「そうだったんですか…早く治ると良いですね」

マスター「ふふ…ありがとう、君は優しい子だね」

マスター「それはそうとこの依頼を受けに来たという事は君は踊りは得意なのかい?」

アンリエッタ「えっと……経験は一応あります!それと今のジョブは踊り子です、なりたてほやほやですが…」

アンリエッタ(お父さんに礼儀作法の一環で少しだけ教えてもらってるんだよね、小さい頃にちょこっとだけど)

マスター「そうかい、それなら今から音楽を流すから少しだけ踊ってみてもらっても良いかな?」ガタッ

アンリエッタ「えっ? でも私…この店の踊りの振り付けとか知らないんですけど…!?」

マスター「はは、そんなに心配しなくても良いよ…要は音楽に合わせてどこまで体を動かせるかを見るだけだし、君の好きなように動いてみていいよ」

アンリエッタ(うわぁ…久しぶり過ぎて忘れちゃってて無いかな、こうなったらなるようになれ! ……だよ!)


↓1で俊敏4(コンマ40以下で成功)
↓2で技術6(〃60以下で成功)
↓3で魅力8(〃80以下で成功)で判定、全て外すとクエスト失敗です

※踊り子補正でプラスマイナス5の誤差なら成功扱い、更に数値以上のコンマでもゾロ目なら成功扱いです。

個人的には低いステータスを上げたいけど、そういうのは無理なのかね?
力は諦めるとしても


>>133
ステータス上げの機会は後々出す予定です、少なくともずぅっと貧弱のままって訳では無いのでご安心を(今のステータスでも単独で戦闘さえしなければ大丈夫ではありますが)


……~~~♪

アンリエッタ「……っと」

アンリエッタ(う、うひゃ~…久々にやると全然ダメダメだよぉ~!?)

アンリエッタ(リズムにも合わせられてないし……うわっ!?またステップ間違えた!)



マスター「………ふぅーむ」

マスター(足さばきはまだまだ稚拙、細かい部分でミスはあるが……懸命さは伝わってくる)

マスター(正直店で披露するにはまだ早いと言ったところだが……不思議な魅力を持った少女だ、賭けてみても良いのかもしれない)

マスター「ありがとう、もう充分だよ」

アンリエッタ「すみません……こんなんじゃ全然ダメですよね…」ドヨーン

マスター「いや、君の気持ちは躍りを通じて確かに伝わったよ……今晩のステージを任せても良いかな?」

アンリエッタ「……っ、はい!本番では必ず成功させてみます!」

アンリエッタ(ひとまずは何とかなった……のかな?)ドキドキ

マスター「ふふ、それじゃあ夜になったらまたここに来てくれたまえ」


クエスト前半終了!
※クエスト後半は自由行動終了時に自動的に進行します


残り自由行動回数 ☆☆


アンリエッタ「ふぅ…本番じゃあんな恥ずかしい動きできないなぁ」

アンリエッタ「本番の夜までは時間あるけど…それまでどうしてよっかな?」

アンリエッタ(クエストの多重引き受けは禁止されてるから今日は別の依頼は諦めるとして……うーん)



↓2で何をするか、または何が起きたか決めてください(街を歩き回る、ショッピングでもする、知り合いに遭遇したなど、その他何かあれば)

こんなタイミングでクラインさんとマーテルさんのステータスを紹介
アンリエッタと比べてみるとどれぐらいの差があるかちょっぴり分かるかも?


クライン 28歳 男性
ジョブ:魔法剣士
称号:上級冒険者

ステータスグラフ(MAX…15)
腕力……6 俊敏……5 体力……8 技術……8 魔力……7
感知……8 知識……10 魅力……7 運 ……2

会得スキル
【拘束魔法・影】【拘束魔法・茨】【火炎魔法・大】【雷撃魔法・中】【疾風魔法・中】【回復魔法・小】【術式・吸魔】【熟練の剣技】【受け流し】【魔法剣・焔】

装備
E:ルーンブレイド(魔力の込められた剣)
E:クロースアーマー(耐久力は低いが他の鎧と比べると軽くて動きやすい)
E:赤の外套(クラインが頼んだ特注品、火炎魔法の効果を上げる効果がある)
E:羽根の御守り(羽根の様に身軽になれる…かもしれない御守り、ぶっちゃけかっこつけ用)


マーテル 永遠の25歳 女性
ジョブ:受付嬢
称号:麗しナビゲーター

ステータスグラフ(MAX…15)
腕力……? 俊敏……? 体力……? 技術……? 魔力……?
感知……? 知識……? 魅力……8 運 ……?

会得スキル
不明

装備
E:万年筆(材質不明の堅い万年筆、彼女をガチギレさせるとこれが飛んでくる)
E:ギルド受付嬢の制服(冒険者ギルドに代々受け継がれてきた制服、冬用のロングスカートタイプ)
E:懐中時計(視すぎると時間の流れが遅く感じる曰く付きの代物…らしい)


アンリエッタ(改めて思ったけど王都はやっぱり広いなぁ…お父さんの治めてる街も大きいけどここはその数倍以上広いよね)

アンリエッタ(というか広すぎて下手に歩き回ると迷子になりそうでおっかないんだけど…)ズーン

ロンド「あんたいったいこんなところて何してんだ?」

アンリエッタ「ひゃっ!?」ビクッ

アンリエッタ「えっと…確かあなたは……ロンドさん、でしたっけ?」ドキドキ

ロンド「そうだが……それにしたってあんた驚きすぎだろ、そんなんでこの先大丈夫かよ」ククッ

アンリエッタ「こ、これから心身共に強くなるから大丈夫です!」

ロンド「はっ、どうだかね」

アンリエッタ「むぅ…! というかロンドさんこそどうして私に声かけたんですか…!」

ロンド「こいつをマーテルからあんたに届けてやってくれって言われて来たんだよ…めんどーだったけどな」

アンリエッタ「これは…王都セイングライスの地図!」

ロンド「田舎から都会に来たばかりのおのぼりさんにはちょうど良いだろ?今日の飯番としてはフラフラと変な所に迷い困れても困るんでね」

アンリエッタ(一言多いのが気になるけど、でもおかげで助かったかも…、意外と良い人なのかな?)

アンリエッタ(もう少しだけロンドさんとお話してみようかな)


↓2でロンドと何を話す?(アンリエッタに言わせたいセリフなどがあればどうぞ)


アンリエッタ「あの…ロンドさんってご出身はどこなんですか?」

ロンド「そんなこと知ってどうするつもりなんだ…?俺がどこ出身だろうがどうだっていいだろうが」

アンリエッタ「むむぅ…! そんなこと無いよ!いや、無いですよ!」

アンリエッタ「これから一つ屋根の下で暮らす者同士何も知らないままなんておかしいですもん!」

ロンド「あんた素が少し出てるぞ……はぁー」ガクッ

ロンド「聞いたところで何かスゴい事なんかないぞ、なんのへんてつもない普通な話だぞ」

アンリエッタ「構いません! 教えてください!」

ロンド「…つってもな、まず俺の住んでたとこだが…」


↓2でロンドの出身地(地名や街、村の名前、どんなところか、その他何かあれば)


ロンド「リリアールっていう辺境のど田舎の村さ、人が多いわけでも無いしデカイわけでも無い……退屈な村だよ」

アンリエッタ「え、えっと……でも何もないってわけじゃないですよね! 何か名物とかあったりするんじゃないですか!?」

ロンド「そんなもんあったらとっくに言って……いや、一個だけあったな…そういえば」

アンリエッタ「なんだあるんじゃないですか! 美味しい野菜や果物とかですか?それとも綺麗な織物とか?」

ロンド「……10年に一度、才能の有る女魔術師が生まれる」

アンリエッタ「…………………」

アンリエッタ「……はい?」

ロンド「何でかは知らないが10年に一度、魔術師の才能を持った女が必ず産まれてくるんだよ」

アンリエッタ「それって名物ですか…?」

ロンド「知るか、男の俺に聞くな」

アンリエッタ「うーん…でもそれはそれで不思議ですよね、空気中の魔力濃度の濃い場所なんでしょうか?」

ロンド「そういうのには詳しくないが、いかんせんまだ土地の研究なんかもされてない場所だ……そういうこともあるのかもな」

ロンド(……そういや、アイツも育ってりゃあこの女と同じぐらいか)

ロンド(………まさかこっちに来たりしねぇよな…?)



ロンド「とにかく話はこれで終わりだ、今度こそ俺は行くぞ」

アンリエッタ「えっ! 待ってください! もうちょっとだけ!もうちょっとだけお願いします!」ガシッ

ロンド「はぁ…!? 答えるもんに答えたんだからもういいだろ!」

アンリエッタ「もう一つ、もう一つだけ聞きたいことがあるんですぅー!」ズリズリズリ

ロンド(意外としつこい奴だな…歳が近いと馴れ馴れしくなるタイプかコイツ…!?)

アンリエッタ「ロンドさんはなんで冒険者になったんですかぁー!!」

ロンド「なんでって……んなの……」

ロンド「…………」ギリッ

アンリエッタ(……あれ?)


ロンド「……そんなの決まってんだろ、めんどくさくないからだよ」フッ

ロンド「めんどーなしがらみも何も無い、とにかく気が楽で自由気ままな生活がしたかっただけだ」

ロンド「お前だって本当はそうなんじゃないのか? とにかく自由になりたかったとか家を出たかっただけとかな」

アンリエッタ「なっ!そんなんじゃ無い! 私は故郷やお父様の為に冒険者になったんだもん!」ムカッ

ロンド「ならこんな俺と道草食ってる場合じゃないだろ、あんたはあんたの仕事をキッチリこなすんだな」スタスタ


アンリエッタ(もう、馬鹿にしてるのか心配してるのかが分かりにくいよ)ハァ

アンリエッタ(けどロンドさん、一瞬怖い顔をしてたけど……気のせい、だったのかな?)


アンリエッタ「うーん…今の服って全然踊り子っぽくは無いよね」

アンリエッタ「踊り子らしい装備って売ってたりするのかな、ちょっと防具屋さんを覗いてみよっと」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


アンリエッタ「ふわぁー! すっごい品揃え!」キョロキョロ

アンリエッタ(わっ…凄くゴツい鎧!私じゃ絶対着れないよ!? えっ!?この服かわいいけど防具なんだ!? わわわ、こっちには魔法攻撃を軽減するやつが…!!)キラキラ

アンリエッタ(凄いよー!さすがは王都は品揃えが違うなぁ…!!)


防具屋(……なんだあの子? 容姿は可愛いが田舎っ娘か? ちょっと声かけてみるか…)

防具屋「いらっしゃいませお客さんさま、本日はどういった防具をお探しですか?」ニッコリ

アンリエッタ「あっ…すみません、実は踊りに使う防具を探してるんですけどそういった物は取り扱ってますか?」

防具屋「踊りに…ですか?」

防具屋(ひょっとして新米の踊り子冒険者か何かか? ……だとしたら売れ残ってるあの防具を売るチャンス!?)キュピーン

防具屋「これはこれはそうでしたか!ええもちろんご用意してますよ!」

アンリエッタ「本当ですか!?あの、見せてもらっても良いでしょうか!?」

防具屋「はい! ……こちらにございます!!」

アンリエッタ「わー、これが…」ワクワク


薄手の踊り子衣装「」バァァァーン!!!


アンリエッタ(……布地面積小さくない!?)ガーン


アンリエッタ「あ、あのー…さすがにこれはちょっと…」

防具屋「何を言っておられるのですかお客様!これが今の王都の踊り子達の最先端の流行なんですよ!!」

アンリエッタ「え、ウソ!? これがっ!?」ガーン

防具屋「そうでございます!巷の踊り子達はみんなこの衣装を着て踊られているのですよ!!」大嘘

アンリエッタ(……って言われても、これって水着よりも布地面積無いよっ!?)

アンリエッタ(こんなの着てたらただの変態…いや、でも店員さんはああ言ってるけどどうしよう…)ウーン


↓2からアンリエッタが流されてしまうのか…判定方法をお選びください、失敗した場合は店員に流されて買ってしまいます

1 落ち着いて冷静に考える(知識11+性格補正につき自動成功)
2 直感で嘘をついてると気づく(感知5判定、コンマ50以下で成功)
3 通りすがりの人が助けてくれた(運10判定、コンマゾロ目以外で成功&後にキャラ安価)


アンリエッタ(そもそもこの人が言ってることって本当なのかな?)

アンリエッタ(なんとなくだけど…どうにも本当のこと言ってるような気がしないんだけどなぁ)

アンリエッタ「ごめんなさい、今日のところは見させてもらうだけにします」ペコッ

防具屋「ま、待ってくださいお客様…! もしよろしければこのお値段から半額にさせていただきますよ!」

アンリエッタ「あはは…それじゃあすみませんがまた今度!」ダッ

防具屋(あっ、くそ…逃げられたか…!)



アンリエッタ(……ほっ、さすがにあんなの着たら冒険者じゃなくてただの恥女だよ…!)

アンリエッタ(そろそろ時間か…衣装はお店から借りられないか聞いてみよっと)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


アンリエッタ「おまたせいたしました!」

マスター「やぁ、待っていたよアンリエッタ君…改めて仕事の確認をさせてもらうよ」

マスター「とは言ってもステージ上で踊ってもらうだけなんだけどね、配膳などの仕事は他の従業員にやってもらうから君は気にしなくて大丈夫だ」

マスター「後はそうだな……お客さんの評判次第では報酬に色を付けても良いと思っているからぜひ頑張ってほしい」

アンリエッタ「わ、わかりました…!頑張ります!」

マスター「ふふ…期待してるよ、そろそろ出番だからうちの店の衣装に着替えてもらうよ」

アンリエッタ(あ…予め用意してくれてたんだ)

アンリエッタ(か、買わなくて良かった…!!!)セーフ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


アンリエッタ「着替え終わりましたー」シャラ

マスター「どれどれ…うん、似合ってるようで良かったよ」

アンリエッタ「ありがとうございます! ここのステージ衣装もすごく可愛らしい感じですね!」クルリ

アンリエッタ(へそ出しで肩とかも出てるけどアレよりは全然露出はマシだしね、スカートが少しだけ短いけどこれぐらいなら全然大丈夫!)


マスター「間もなく本番だ、そろそろ定位置に舞台袖に待機していれくれ……初めてのことだらけで緊張していると思うが君ならやりきれる、どうか頑張ってくれ」

アンリエッタ「マスターさん…はい!今の自分にできることを全力で尽くします!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


わいわいガヤガヤ

マスター「……皆様おまたせいたしました、それでは本日の踊り子によるダンスショーの始まりです」

マスター「なお、本日はいつもステージで踊っている踊り子は怪我の療養につきお休みでございます…ですので本日は代わりの新米踊り子によるショーとなっております」


「あれ?マスターの娘さんじゃないんだ…いつも楽しみにしてたんだけどな」

「まぁまぁ…新しい踊り子さんに期待しようぜ!それも楽しみってもんだろ!」


マスター「不慣れな部分はございますがどうか暖かい心で楽しんでください……それではダンスショーの始まりです!」


アンリエッタ(き、来た…! これぐらいでビビッてたら冒険なんてできないよ、私!!)

アンリエッタ(必要なものは度胸と勇気!…よし、行くよ!)


↓1で俊敏4(コンマ40以下で成功)
↓2で技術6(〃60以下で成功)
↓3で魅力8(〃80以下で成功)で判定、全て外すとクエスト失敗です

※踊り子補正でプラスマイナス5の誤差なら成功扱い、更に数値以上のコンマでもゾロ目なら成功扱いです。


~~~♪


アンリエッタ(…やっぱりだめだ、曲のリズムに全然体が追い付けてない…!)

アンリエッタ(こんなハイペースで踊るのが大変だなんて思わなかった……けど諦めたりはしないよ!)

アンリエッタ(合わないところはアドリブで振り付けを変える、できない所は無理をしないで無駄を省く! そして後は…!!)


アンリエッタ(やっぱり笑顔!!)ニッ!

アンリエッタ(この状況を目一杯楽しめ!アンリエッタ!)


「まぁ確かに、悪くはないな…」

「だろだろ! 振り付けもいつものショーより情熱的っていうか精一杯な所が良いよな、あとなんと言ってもかわいい!」

「お前はそればっかりか………」


~~~ジャンッ♪


アンリエッタ(お、踊りきったー…!!)ハァハァ


「いいぞ孃ちゃーん!」

「新米さんにしては中々良かったぞー!」

「代役と言わずにたまには来てくれー!」


アンリエッタ「あ、はは…ありがとうございます」ペコッ

マスター(どうやら何とかなったみたいだね…中々良いステージだったよ、アンリエッタ君)


クエストクリア!
踊り子募集のクエストをクリアしました。
踊り子の熟練度が上昇した!(★☆☆☆☆)


マスター「お疲れアンリエッタ君、上出来だったよ」ニッコリ

アンリエッタ「ありがとうございます…だけど、やっぱり私もまだまだ…」


ギィッ

大男「おいおいおいおい、なんだよ今日もショーをやってるのかよ? てっきり今日ぐらいはやってねぇと思ったのによぉ」

マスター「……! いらっしゃいませ…お客さま」

アンリエッタ(…? マスターさんの様子が変だけどこの人はいったい?)


「うわ…また来たよアイツ」

「この前マスターの娘さんに怪我させてたヤツだろ? よく我が物顔で来れるよな…」


アンリエッタ「まさかこの人が…?」

マスター「ああ、うちの娘にちょっかいを出して怪我をさせた男だ」


大男「おいおい…ありゃただの事故だろ? ちょいとスキンシップを図ろうとしたら向こうが勝手にこけただけさ、それよりも…」ジッ

アンリエッタ「…っ、なにか?」ジロッ

大男「良い踊り子ちゃん雇ったじゃねぇか、あんたんとこの娘っ子ちゃんより全然良い女だぜ」ニヤニヤ

アンリエッタ「なっ…あなた、よくそんな事が言えますね…!!」

大男「おっとこれは失礼、それよりも孃ちゃん…この店サービスが悪いと思わないか?」

大男「少し肩に触っただけでこんなに邪険に扱われるんだぜ? こんな風にさぁ」ガシッ

アンリエッタ「やっ!? やめてください…!」ゾワッ

マスター「お客さま!二度も同じことを繰り返すのは」

大男「うるせぇ! しょっぱい酒場のマスターが口を挟んで来るんじゃねぇ!!」ドンッ

マスター「ぐっ…!!」ドカッ

アンリエッタ「マスターさん!!」


大男「様子見がてら来てみりゃこんな若々しい女がいるとは思ってなかったぜ…前回楽しめなかった分こっちの女で楽しませてもらおうか」サワリッ

アンリエッタ「ひっ…!」ビクッ

アンリエッタ(やだ…こわい! 誰か助けて…!!)


ガシッ

大男「あん?なんだ…?」

アンリエッタ(…? だ、だれ?)


↓2のコンマで…?

00~35 リンダ「ちょっとあんた…」
36~70 ロンド「おいあんた…」
71~90 ???「………」(後にキャラ安価)
91~99 マスター「…や、やめろ……」(♡イベント)

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