ハセヲ「ソードアートオンライン?」 (58)

.hack//G.U.とソードアートオンラインのクロスです。
もしもSAOの世界にハセヲが居たらという設定なので、碑文もアウラも出ないのであしからず。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1393990896

「へへ。これが噂のVRゲームかぁ……」

「方々手を尽くしてギリギリサービス前に手に入れられたぜ……」

「さて、んじゃ早速始めますか」

「PCネームは……『ハセヲ』でいいか」

「それじゃ……『リンク・スタート』!」

ハセヲ「おお……すげぇな……これがヴァーチャルゲームかぁ……」

ハセヲ「感触とか嗅覚も使えるってのは感動モノだな」

ハセヲ「さて、先ずはスキルの練習も兼ねてフィールドに行ってみっか」




~第一層・草原エリア~

ハセヲ「よっこい、せ!」ズバンッ

イノシシ「プギュッ」パンッ!

ハセヲ「ふぃ……ヤレヤレ。ソードスキルってのはかなり癖があるな……中々使いこなせねーな」


<ヌオッ……ウヒェェェ!
<ハハハ……ダイジョウブカ? クライン
<クッソー。コツハネーノカ、キリト

ハセヲ「あれは……プレイヤーか?」
ハセヲ(んー。キリトって奴の方は普通にソードスキル使えてるな……ちょっくら教えてもらうか)

ハセヲ「あの……」

キリト「ん?」
クライン「へ?」

ハセヲ「あー、ちょっと質問良いか?」

クライン「おう! あ、まさかアンタもソードスキルが使いこなせない口か?」

ハセヲ「はは、まぁ、そんなとこ」

クライン「ヤッパリな。俺も中々苦戦しててな……なぁキリト、こいつにも教えてやったらどうだ?」

キリト「え? あー、まぁいいけど……」

ハセヲ「少しだけコツを教えてくれたら後は自分でやるから、ちょっとだけ頼めるか?」

キリト「……分かった。俺はキリト。こっちはクラインだ」

ハセヲ「俺はハセヲだ。よろしくな」

ハセヲ「ゼャァッ!」ズバンッ!

イノシシ「ブ」パンッ

ハセヲ「おー、出来た出来た」

キリト「ハセヲは飲み込みが早いな。それに比べて……」


クライン「どわ!?」

イノシシ「プギャー」

クライン「ふげぁ!?」


キリト「見事なヤられっぷりだなぁクラインー」

ハセヲ「頑張れクラインー」


クライン「うるせー! クッソォ、こんにゃろう!!」

イノシシ「m9(^Д^)プギャー」

クライン「グギギギ……」


キリト「ははは。あの分だとまだかかりそうだな」

ハセヲ「だな……しっかし、これがゲームかぁ……技術の進歩ってのは凄まじいな」

キリト「確かに。ついこの間まで画面にかじりついてゲームやってたのが嘘みたいだ」

ハセヲ「やっぱキリトもヘビーゲーマーだったか」

キリト「ハセヲこそ。相当なゲーム好きだろ?」

ハセヲ「まぁな」

碑文ないのか…スケィスがないのはちょい寂しいな

クライン「こんちくしょぉぉぉぉお!」ズバンッ!

イノシシ「プギ」パンッ!

クライン「ヨッシャア!」


キリト「おめでとう」
ハセヲ「おめでとー」

クライン「へへん。成る程なぁ、これがソードスキルかぁ……段々感覚が掴めてきたぜ」

キリト「そりゃ良かった……それじゃ、一狩り行くか?」

クライン「もちろん、と言いたいけどそろそろ飯の時間だからな。一旦落ちるわ」

キリト「そっか……ハセヲは?」

ハセヲ「俺もそろそろ飯だから落ちるわ」

キリト「そっか……それじゃまたな、クライン。ハセヲ」

クライン「おー………あれ?」

キリト「? どうした?」

クライン「いや、何かログアウトボタンが……ない」

ハセヲ「ログアウト出来ないぞ……」

>>9
ユニーク武器的なアレな大鎌として出すかもです。

とりあえず時系列的にはハセヲはクビアを倒した後です。

リアルのハセヲが大学生になった時にSAOが発表されてちょっとした好奇心からSAOに手を出す事になった感じです。

THE WORLD 関連のアレコレは一応収束して、その代わりにVRゲームとナーヴギアが台頭してきたという設定です。

キリト「はぁ? そんな筈ない…………あれ?」

クライン「な?」

キリト「……本当だ」

ハセヲ「マジか……」
ハセヲ(……なんか嫌な予感がしてきたぜ。まさかこのゲームでまで面倒事に巻き込まれたら洒落にならねーぞ)

クライン「バグかぁ? 何にせよ正式サービス初日にこんなバグが出たんじゃ致命的だな……ま、復旧すんのをのんびり待ちますかね」

キリト「はは……あれ? クライン、お前飯は大丈夫なのか?」

クライン「あ………あぁぁぁあ!! 俺のピッツァァァア!!」

ハセヲ「ご愁傷様……」

クライン「うぅぅぅ……俺のピッツァ……」


<ゴーン
<ゴーン
<ゴーン

ハセヲ「ん?」

キリト「鐘の音…?」

クライン「んぅおっ!? なんか身体が光って……!!」

<ザワザワ……
<ナンダヨイキナリ…
<ツーカ、サッサトログアウトサセロヨ
<エー、コワーイ
<ナンカノイベントカ?



クライン「っう……ここは……広場か?」

キリト「どうやら始まりの街の中央広場に転送されたみたいだな……」

ハセヲ「他のプレイヤーもいるな……」
ハセヲ(あー、嫌な予感がガンガンしやがる……)

クライン「なんだなんだ……イベントか?」

キリト「いや、イベントにしては突然すぎる……ログアウト不能のアナウンスとかじゃないか?」

ハセヲ「お、おい。二人共、空が……」


WARNING!WARNING!WARNING!WARNING!WARNING!

キリト「なんだよ……これ……」



??『初めまして、プレイヤー諸君』


クライン「なんだあの赤いやつ……」

キリト「あの衣装はSAOの運営者用の装備だったはずだ」

クライン「なんだ運営か……なら、漸くログアウト不能が解消されたってのを知らせに来たんじゃね?」

ハセヲ「いや、どうもそんなめでたい話じゃなさそうだぞ」



茅場『私の名は茅場晶彦。プレイヤーの諸君にまず最初に伝えておくべき事がある』

茅場『今日、この日この時この状況をもってして《ソード・アート・オンライン》は完成を迎えた』

茅場『つまり、プレイヤー諸君はこのゲームの中に閉じ込められた、ということだ』

茅場『このゲームからの脱出方法は1つ。このアインクラッドの最上階に住まうラスボスを倒す、ただそれだけだ……諸君らの健闘を祈る』




ハセヲ「……嫌な予感、的中だな」

こうして、俺、ハセヲは再びゲームの世界で命を懸けた戦いをする事になったのだった。

ハセヲ「さて、どうしたもんか……」

クライン「ど、どうすんだよこれ……なんかのイベントとか、冗談とかだよな? なぁ!?」

キリト「……いや、さっき茅場が言ってた通りだと思う。これは紛れもない現実で、リアルに戻るにはこのゲームをクリアするしかないんだと思う」

ハセヲ「……」

クライン「まじかよ……」

キリト「だから、俺はすぐに次の村に向かう……生きてこのゲームから脱出する為に。クラインとハセヲは、どうする?」

クライン「……俺は、残るよ……他のゲームで知り合った奴らも居るはずだから、見捨てられねーしな」

ハセヲ「俺も遠慮しとくよ」

キリト「そうか………じゃあ、俺は行くよ………」タッタッタッ…




クライン「さて、と……俺も行くかな………んじゃ、またなハセヲ。死ぬなよ」

ハセヲ「あぁ。クラインこそ、気を付けろよ」

ハセヲ「とりあえずは『THE World』時代の仲間の無事を確認しないとな……」

ハセヲ「確か、揺光は今日ログインするって言ってたな……探してみるか」




ザワザワ……ザワザワ……


ハセヲ「くそ、人が多すぎて良く分からん……」

?「あの」

ハセヲ「ん?」

?「もしかして、ハセヲか?」

ハセヲ「あぁ……そうだけど……まさか、揺光か?」

揺光「うん」

ハセヲ「丁度良かった。探してたんだぜ?」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年05月28日 (水) 11:34:23   ID: _FsPMIfc

続きは?!

2 :  SS好きの774さん   2014年08月02日 (土) 17:06:34   ID: hlCqZy9f

終わってんじゃねーk!

3 :  SS好きの774さん   2014年08月03日 (日) 04:23:39   ID: oVvc0oo_

はよ

4 :  SS好きの774さん   2014年12月31日 (水) 19:47:02   ID: w8jmgqA6

おい!続きは!?
パリィパリィパリィっ!!

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