P「甘酸っぱい青春したかったくね?」 (16)

小鳥「はい?」

P「甘酸っぱい青春したかったでしょ」

小鳥「はい」

P「甘酸っぱい青春したい」

小鳥「します?」

P「うん」

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ガチャ

春香「おはようございまーす。天海春香でーす」

P「おはよう春香。告白していいか?」

春香「おはようごヴっだぶっ」

P「斬新な噛み方だ」

春香「こっこここここ告白っ!?トゥーハズ!?トゥーフン!?」

P「ミーが。ユーに」

春香「おっ!おっ…おっ!お願いしまします!」

P「やった」

小鳥「まずいですよ!」ズイ

春香「ぴゃ!?」ビクッ

小鳥「甘酸っぱい青春したさに突っ走ってはいけません。乙女の純情をむやみやたらに弄んではいけません。復唱」

P「甘酸っぱい青春したさに突っ走ってはいけません。乙女の純情をむやみやたらに弄んではいけません。復唱」

小鳥「よし」

春香「あの、どゆことですか…?」

小鳥「あのね春香ちゃん。実はね」

春香「そうだったんですか…」

小鳥「ええ。それはそれは色気のない青春だったの」

P「しくしく」

小鳥「だからお願い。プロデューサーさんに甘酸っぱい青春をさせてあげて!」

春香「は、はい。でもあの何をすればいいやら」

P「告白させてくれ」

小鳥「つまり疑似恋愛ね」

春香「……………………疑似でいいんですか?」

小鳥「もろちん。アイドルとプロデューサーだもの」

春香「ちぃ」

P「いいんだね?俺はあの頃に戻って甘酸っぱい青春をしてもいいんだね?」

小鳥「いいのよプロデューサーさん。たんと満喫していいのよ」

P「やった」

春香「今日も元気に遠距離通勤1日一回転びますイェイしてきたのに駅までUターンさせられました」

小鳥「春香ちゃーん。準備はいいわねー?」

春香「えーと、なんの準備でしょうか?」

小鳥「お家の最寄り駅までの切符は持ったわねー?」

春香「これ帰らされるパターンのやつ」

小鳥「春香ちゃんはその場のふいんきに合わせる感じでお願いね!では始めます。よーい、アクチョン!くしゅん!」

春香「始めますって……」

ティンティンティーン

『間もなく電車がやってきてどうたらこうたら』

春香「あっ…電車きちゃった。プロデューサーさんは……?」

『白線の内側がどうたらこうたら』

春香(……ほんとにこのまま帰らなきゃいけないのかな……?)

ドア『ウィーン』

春香「…………」チラッ

春香(プロデューサーさん……きてくれないのかな……)

春香「……」

春香「…………」スッ

「春香っ!!!」

春香「!」

P「ハァ…ハァ……!」

春香「プロデューサーさん!」

P「もう……いっちゃうんだな……」

春香「……はい…」

P「……春香、これを」

春香「え……?これ、リボン…」

春香「これ、私にですか…?」

P「…春香にぴったりの、赤いリボンだ。受け取ってくれ」

春香「プロデューサーさん…」

P「またいつか会えたら…その時は……そのリボンをつけてきてくれ」

春香「はい……はい!」

P「……約束だ」

春香「はい!約束です!」

ドア『ゴホゴホッ』

P「そろそろ時間だな」

春香「はい…………あの、プロデューサーさん。メール、しますね」

P「ああ。楽しみにしてる」

春香「……それじゃあ、私…………」クルッ

P「…………春香っ!」


春香「えっ……」


ギュッ

P「好きだ、春香。ずっと、ずっと待ってるからな」



挿入歌
天海春香『笑って!』




春香「プロ…デューサーさん……」

P「……またな、春香。絶対だぞ」

春香「……はい……はい、プロデューサーさん!」

ドア『ウィーン』

P「春香、元気でな!」

春香『プロデューサーさんも……!』

ティンティンティーン

電車『バァーン』



P「……またいつか、その笑顔を見せてくれよ……!」

小鳥「はい」

ティンティンティーン

春香「プロデューサーさん……」

春香(私のこと、ぎゅっと抱きしめてくれて……!)

春香(プロデューサーさんに会いたい……プロデューサーさんに会いたいよう……!)

春香「事務所戻るか」



事務所

小鳥「感動しました。これ読んで泣かないやつはいませんね」

P「でしょう」

小鳥「甘酸っぱい青春でしたね」

P「甘み春香だけにね」

小鳥「は?死んで?」

P「デッドオアアライヴ>>12

いおり

P「オアいおりん」

小鳥「はい?」

P「伊織と青春するまで死んでらんねぇ!」ダッ

小鳥「プロデューサーさんいずこへー」


学校

伊織「あーだーこーだで仇子さんなわけよ。わかる?」

取り巻き「はい!!!会長!!!」

伊織「わかったら散りなさい。ハウス!」

取り巻き「ドヒュンッ!!!」

ガチャバタン

伊織「ふう。頼られちゃって困っちゃう」

ガチャ

伊織「あら?誰か忘れ物でもした?」

P「輪輪輪輪すれ物」

伊織「ちょまーっ!?」

伊織「なんであんたがここに!?」

P「会長、お疲れ様です」

伊織「お疲れ様。じゃないわよ!」

P「おみ脚をお揉み致します」

伊織「あらありがとう。じゃなくて!」

P「こちら産地直送オレンジジュースで御座います」

伊織「気が利くじゃない。くぴくぴ。じゃござんせん!」

P「如何致しました?」

伊織「なーんで私の学校に潜り込んでんのよ!」

P「なにを仰いますか。いつ如何なる時でも私は会長のお側でかしづく所存で御座います」

伊織「………………」

伊織「超自覚あるじゃない!!」

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