【モバマス】美優って呼んでほしい (19)
複数P
おかしいとこあったら言ってください
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三船美優「」スタスタ
川島瑞樹「んねぇいいでしょプロデューサー君」
瑞樹P「ダメです、四日前に早苗さんと飲みにいったばっかりじゃないですか」
瑞樹「もう四日もたってるのよ?乙女には休息が必要なのよ」
瑞樹P「まだ四日です。それに瑞樹さん、先月楓さんと温泉いってたじゃないですか。それで休息はとれましたよね?]
瑞樹「それとこれとは話が別よ。女の子はいつだって最高の状態でいたいものなんだから」
瑞樹P「心配しなくても瑞樹さんはとっても綺麗ですよ」
瑞樹「やだもうプロデューサー君たら調子良いんだから!」
瑞樹P「いやいやお世辞でもなんでもないですよ。なんなら世界一綺麗だと思ってます」
瑞樹「あ、あらそう?もう、お姉さん口説いてもなんにもでないわよ」
瑞樹P「じゃそういうわけなんで」
瑞樹「気分がいいから今日飲みに行くわよ!」
瑞樹P「……結局こうなるのか」
木場真奈美「ほらほらどうした?もうへばってしまったか?」
真奈美P「ハア……ハア……すいません」
真奈美「いいよ、ここらですこし休憩しようか」
真奈美P「ありがとうございます……あー」
真奈美「フフッ、私のトレーニングに付き合いたいなんて、突然どうしたんだ?」
真奈美P「すいません自分から言っておいて……ハア……こんな情けない……」
真奈美「一人で走るよりも楽しかったよ、気にしないでくれ」
真奈美P「あの、俺たまに、真奈美さんのレッスン覗いてますけど、やっぱり体力あるなって」
真奈美「まあ、私が誰にも負けないと自負している数少ない取り柄だからな」
真奈美P「それで、自分を見てみたら、かれこれ数年まともに運動してないなって……」
真奈美「君はいわゆるデスクワーカーじゃないか」
真奈美P「はい。でも、それにしたってひどい体たらくで……このままじゃ、真奈美さんに幻滅されちゃうなって……」
真奈美「おい、今何と言った。私が幻滅するだと?」
真奈美P「真奈美さんも、こんな貧弱モヤシなんていやですよね」
真奈美「…………君はとんだ勘違いをしているようだな。君の仕事は一体なんだ?」
真奈美P「それは、真奈美さんのプロデューサーですけど……」
真奈美「君の業務に、フルマラソンを走破する体力がいるのか?」
真奈美P「い、いらないです」
真奈美「与えられた仕事をこなす以上の能力は、私は求めていないよ。むしろ君のプロデュース業に、私は大変感謝している」
真奈美P「そんな、俺なんて」
真奈美「他でもない私が言っているんだ、自信をもちたまえ。ほら、頭でも撫でて誉めてやろうか?」
真奈美P「それはやめてください!」
美優「」ウンウン
佐藤心「おなかすいたー」
心P「飴ありますよ」
心「そうじゃなくてさー、けっこういい時間だしさー」
心P「まだ仕事残ってるんで」
心「まだ何も言ってないだろ☆」
心P「心さん前おごってやるって言った瞬間とんでもない勢いで食べ出しましたよね」
心「あのときはごちそうさまでした♪」
心P「あなたには恥じらいとかないんですか?」
心「でもプロデューサー、小食のはぁとと大食いのはぁと、見てて気持ちいいのはどっちよ?」
心P「いい年した大人がデザートのプリンに目輝かせてたのは滑稽でした」
心「いつまでも子供の心を忘れないのは大事だぞ☆」
心P「まあ心さんがあんまり食べてなかったらちょっと心配ですね」
心「『お前腹痛いのか?』でしょどうせ」
心P「いや、心さんが食べないってことはもう太った後のダイエットでしょうから、衣装入るかなって」
心「計画性がないって言いたいのかコラ!」
心P「ふー……さて、行きましょうか」
心「へ?どこに?」
心P「飯行くんでしょう。さっさと支度してください」
心「でもさっき、仕事残ってるって……」
心P「よく考えたら明日でいいやつばっかりでした。さっき心さんの言った通り、もういい時間ですし」
心「んふっ、優しいプロデューサーは大好きだぞ☆」
心P「はやくしないと置いてきますよ」
心「あちょっと、タンマタンマ」
トコロデ、イツニナッタラハァトッテヨンデクレルノ?
ハア?マダヤッテタンスカソレ
マダアキラメテナイカラネー☆
美優「」マアコレモ……
乙倉悠貴「おはようございます!プロデューサーさん!」
悠貴P「あぁ……おはよう悠貴。いつもいつも元気だね」
悠貴「はい♪今日はお天気よかったんで駅から走ってきました!」
悠貴P「いいなぁ。少し分けてほしいよ」
悠貴「プロデューサーさんはお疲れですか?」
悠貴P「そうなんだよ実はさ、最近雑務に追われて終電間際でさ……」
悠貴「わわっ、それじゃ全然お休みできてないじゃないですか。大丈夫ですか?」
悠貴P「まだまだいけるよ。さっきちょっと仮眠したし」
悠貴「だめです!よく見ると顔色も悪いですし……プロデューサーさん、今日は私レッスンだけですし、一人で行けますから休んでてください」
悠貴P「いやいやそういう訳にはいかないよ。悠貴になにかあったら困るし」
悠貴「今のままじゃプロデューサーさんが倒れちゃいます!それこそ困りますから。お願いですから休んでください」
悠貴P「いやいやそういう訳にもいかないし……」
悠貴「プロデューサーさん、これは逃げじゃありません。誰しも疲れちゃう時はあるんです。そういう時は休憩して、また次から頑張ればいいんです」
悠貴P「悠貴…………」
悠貴「また明日、元気な顔を私に見せてください。待ってますからね」
悠貴P「……そうだな、こんなんじゃ仕事にならないや。ちひろさんに言ってくるよ」
悠貴「はいっ。それじゃ、私はレッスン行ってきますね!」
美優「」コレデスヨコレ
財前時子「アッハハハハ!さあ、鳴きなさい豚ァ!」ビシィ
時子P「ブヒィ!」
時子「ようやく豚としての自覚ができてきたようね。それじゃ、ご褒美よ!」ビシバシ
時子P「ブヒブヒ!!(ありがとうございます!時子様!!)」
時子「よしよし、今日はまだ私の前で喋ってないじゃない。上出来よ」
時子P「ブッヒィ!(もったいなきお言葉です時子様!)」
美優「」コレハチガイマスネ
留美P「留美さん。毎度毎度困るんですけど」
和久井留美「あらごめんなさい。うっかり事務所に忘れてたみたいね」
留美P「婚姻届なんて忘れんでください!いやむしろ持ち歩くな!!」
留美「それは無理よ。いつプロデューサー君の気が変わるかわからないじゃない」
留美P「俺が気の迷いででも記入した瞬間提出する気だったのか……」
留美「入籍記念日がいつかなんてこだわる気はないわ。私はいつでも構わないわよ」
留美P「留美さん、大事な個人情報ですから、取り扱いには注意してくださいね?」
留美「だったらプロデューサー君が管理して?身も心も、あなたに捧げる準備はできてるわ」
留美P「……留美さんは俺にはもったいないすよ。こんなどこにでもいるような奴つかまえて」
留美「あなたとひとつになった暁には、私があなたを最高の男に仕立て上げてみせるわ。それこそ私に嫉妬の視線が向くくらいに」
留美P「もしそうなったら俺浮気しちゃうかもしれないすよ?」
留美「そこは大丈夫よ、その頃にはあなたの目に私しか映らないようになっているはずだから」
留美P(俺何されるんだよ超コエーよ……)
美優「」コレモ……チガイマス
乃々P「今日はラジオの収録だぞ森久保ォ!」
森久保乃々「むーりぃー……うぅ」
美優「」コレハ……アリカシラ
美優「おはようございます」
美優P(以下P)「あ、おはようございます三船さん」
美優「………………」
P「あれ、どうかしましたか?」
美優「Pさんは、いつまで私を『三船さん』と呼ぶのですか?」
P「え、いや、いつまでと聞かれましても」
美優「出会ってからずいぶん経ちますし、個人的なお付き合いもありますし、もうそんな苗字呼びの間柄でもないと思うんですけど」
P「いやぁ最初が苗字だったんでそのまま……」
美優「楓Pさんや菜々Pさんも『美優さん』って呼んでくださるのにPさんだけ」
P「なかなか変える機会がなくてですね…………」
美優「Pさんだって他の子は呼び捨てだったり名前呼びだったりするのに」
P「……………………はい、すいません」
美優「……距離置かれてるみたいでさみしいです」
P「いやいやいや全然そんな訳じゃないですからね!」
美優「じゃあなんでですか?」
P「うっ、それは……」
美優「怒りませんから、言ってください」
P「笑いもしませんか?」
美優「もちろんです」
P「えっと、何度か呼ぼうとしたことはあるんですよ」
美優「そんなにいやだったんですか?」
P「違います!その、いざあなたの顔を前にすると、緊張しちゃって」
美優「え?」
P「馴れ馴れしくないかなとか、嫌われないかなとか、いろいろ考えちゃって……想像するだけでぐちゃぐちゃになっちゃって」
美優「それでずるずると今に至る、と」
P「はい。情けないことに……」
美優(このひと中学生かしら?)
P「冷静になって考えてみると三船さんが俺を信頼してくれてるのは分かりますし、そんなことないって思えるんですが」
美優(恋愛初心者どころの話じゃない低レベルな悩みで)
P「それで結局タイミング逃して、って、三船さん?」
美優(でも、それで嬉しくなっちゃう私も、同じレベルってことですかね?)
P「あの、なにか言ってほしいんですけど」
美優「Pさん」
P「は、はい!」
美優「私、傷付きました。すごく、簡単には立ち直れないくらい」
P「はい、心の準備はできてます。何なりとお申し付けください」
美優「今から、Pさんは私を、美優と呼んでください」
P「……ごめんなさい、さん付けじゃだめですか」
美優「深く傷付いてるんです。それじゃだめです」
P「ほら、オフに一日付き合いますし、温泉ロケだってなんだって」
美優「距離を感じるのがいやなんですから、さん付けじゃ足りないです」
P「わかりましたよ!呼んでやろうじゃないですか!」
美優「ふふ、お願いします」
P「ちょっと呼吸整えるので時間ください。スーハー」
美優「ちゃんと自分の美優だってことを意識してくださいね」
P「余計な事言わんでください!!調子狂うじゃないですか!」
美優「いつまでも待ってますから」
P「フゥゥゥ……じゃいきますね」
P「美優」
美優「」
P「あの、恥ずかしいんでなんか言って下さい」
美優「……すいません。予想以上に嬉しかったものですから」
P「正直に言われるとそれはそれで恥ずかしいんですけど」
美優(前言撤回。私は同じレベルです)
P「ん?顔赤くなってます?そんなに嬉しかったんですか」
美優「プロデューサーさん!女の子の顔覗き込まないでください!」
P「あっ、すいません三船さん」
美優「えっ」
P「えっ」
美優「Pさん今三船さんって」
P「しょうがないじゃないですか!そんなきっぱり変えられる訳ないじゃいですよ」
美優「じゃあもっと呼んでください」
P「ぬぅぅ……美優」
美優「はい」
P「美優」
美優「Pさん」
P「美優」
美優「あなたの美優ですよ」
P「美優」
美優「あなたのことが大好きな、美優です」
P「よくそんなこと平気な顔して言えますね」
美優「内心バクバクです……あっ」
P「へーそうすか」
美優「なんですかニヤニヤして」
P「いやー美優が俺と同じ気持ちで嬉しくて」
美優「あうっ……」
P「やっぱかわいいすね、美優は」
美優「やめてください!」
P「結局へたれちゃう美優かわいい!」
美優「畳みかけないでください!!」
P「あぁー、それにしても、ためてたモン吐き出せてすっきりしました」
美優「私も、嬉しかったですよ」
P「ところで、なんであんな名前呼びにこだわってたんですか」
美優「それは、だって……えっと」
P「んー?またかわいい理由が飛び出してくるんですか?」
美優「私はいずれ、三船じゃ、なくなりますから。そのときのために、ですよ?」
P「」ソレハハンソクダロ
このssに何かを感じたあなたは、是非アイドルを名前で呼んであげてください。
ありがとうございました。
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