僕の名前は「提督」。
鎮守府学園に通う、17歳の高校二年生さ。
生まれてこの方彼女が出来ていない僕は、今年こそ彼女を作るために頑張ろうと思ってる。
さぁて、どんな魅力的な女性たちが僕を待っているんだろうか!
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~提督の部屋~
「……っ」
「……さいよ」
瑞鶴「いい加減起きなさいったらぁ~!」
ドサッ
提督「ふぐえっ!」
一体何が起こったんだ! 僕の体にものすごく硬いものが落ちてきたぞっ
瑞鶴「早く起きないと遅刻するよ! ったくあんたは!」
提督「……なんだ、瑞鶴かよ」
瑞鶴「な、なんだとはなによっ! あんたが遅刻しないように、私が毎日起こしにきてあげてるんでしょっ!?」
このツインテールの可愛らしい女の子の名は瑞鶴(ずいかく)
僕の同級生であり、幼馴染。隣の家に住んでいるんだ。
ちょっと性格はキツめだけど、なんでも相談できる頼りがいある腐れ縁ってやつカナ
瑞鶴「……ちょっと。何よその迷惑そうな顔」
提督「いや、気持ちよく寝てたところに硬いものが当たったんだ、そりゃ不機嫌にもなるでしょ。っていうか何あてたの僕の顔に」
瑞鶴「……」
この後僕はなぜか、艦載機と呼ばれる彼女の放出魔法で爆撃されたんだ
朝からまっ黒焦げだよ、とほほ……
~通学路~
提督(黒)「ったく、おまえのせいでオレの肌が松崎しげるばりに黒くなったじゃないか」
瑞鶴「あんたが悪いんでしょ。ったく、乙女心が分かってないよね、ほんと」
提督(黒)「なんだよ乙女心って」
瑞鶴「……なんでもない」
提督(黒)「相変わらず訳わかんないやつだな。おっ、あそこにいるのは
翔鶴「あら提督。瑞鶴。おはよう」
瑞鶴「ああっ、おはよ! 翔鶴姉!」
提督(黒)「よう翔鶴。今日は瑞鶴と一緒に登校しなかったんだな」
この真っ白な髪の美しい女性の名は翔鶴(ヒモパンツ)
瑞鶴の姉ではあるんだが、いわゆる二卵性双生児というやつで、顔と性格はあまり似ていない。
ツンデレな妹が瑞鶴とするなら、姉の翔鶴は清純派の美女、ってやつだ。
僕や瑞鶴と同じく、鎮守府学園の2年B組の生徒ってワケさ
翔鶴「今日はお弁当を作っていたので、少し遅くなったの」
提督(黒)「そうだったのか。瑞鶴、お前も翔鶴の真面目さを見習えよ」
瑞鶴「あたしはパンが好きだからいいの」
提督(黒)「そんなだから栄養が胸にいかないんだぞ」
瑞鶴「……」
やれやれ、どうやらまた、幼馴染からの爆撃を喰らってしまったようだ
どうなるんだこの先、トホホ……
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期待