モバP「ラッキースケベを習得したい」 (67)

P「それにはまず、エロの違いについて語らなければなりません」

ちひろ「はい?」

P「その物語や作品内で必要なエロってありますよね」

P「例えば、――浮気している妻の現場を見てしまい、夫が怒り狂い勢い余って殺害!」

P「こんな感じの事件を解決するドラマがあったとしますよ?」

ちひろ「は、はい……」

ちひろ(仕事中になにを言い出しているんでしょう、このプロデューサー)

P「夫が目撃した浮気の現場がお手々繋いで仲良くデートとかじゃドラマとして相応しくない気がしません?」

P「こう、怒り狂うのも頷けるコトがないと殺人事件に繋がらないと思いませんか?」

ちひろ「はあ……」

P「子作り現場おさえちゃったら、『あぁ、そりゃあ気の毒……』ってなるじゃないですか!??」

P「だから昼ドラとかのエロは必要なエロ!名付けるなら『劇場型エロ』ですっ!!」

ちひろ(もう仕事に戻ってもいいかな?)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1504168183

P「ただ不必要なエロもあります!」

P「最近多いですよね、意味のあるのか分からないパンチラとか裸体とか!」

P「でもそれは泥沼な昼ドラのエロと違い、清々しいエロ!!」

P「ラッキースケベはその究極だと思うんです!」

P「これに名前を付けるならば、神様の名前を借りて『矢吹型エロ』!!」

P「――プロデューサーとしてアイドルに手を出すのはダメなことです!」

P「でも、ラッキースケベマスターとしてアイドルとのえっちぃコトは許されるはずです!!」

ちひろ「……」カタカタ

P「俺も甘い蜜が吸いたい!舐めたい!しゃぶりたい!」

P「俺はなりますよ?絶対にラッキースケベマスターになってやりますから!!」

ちひろ(それを私に宣言されても……)

===

P「と、言ったものの我らのリト先輩は天性のラッキースケベマスターだ……」

P「今までの俺にその才能は見られなかった!」

P「とりあえず転ぶ練習からするかな。アイドル界には天海春香という何処でも転べるアイドルがいるからそれも参考にしつつ……」

P「でもリト先輩のフォームを残しつつ……」

未央「あ!プロデューサーだ」

凛「珍しく何か考え事してる……」

卯月「プロデューサーさんっ!」

P「ん?ああ、お前たちか」

P(……これは練習のチャンスじゃね?)

P「う、うわぁ(棒)」スッコロビー

ドテッ!!

P「……痛てぇ……」

P「な、なんで避けるんだよ!!」

未央「……?だってぶつかるじゃん」

P「な、なんだと!?」

P(相手が避けることを想定していなかった!)

P(あ、でも卯月のパンツやぁ……)

凛「プロデューサー、何見てんの?」

P「ぱ、パンツなんて見てねぇーし!断じて、ピンクのパンツ可愛い、クロッチいい匂いしそう」

P「なんて思ってないんだからねっ!」

卯月「……///」

凛(私もスカートにしておけばよかった)

未央「毎度のことながら、よくまあ全部話すよね」

P「素直ないい子だから」

凛「素直ないい子なら『見ちゃった、ごめん』って謝るんじゃない?」

P「それは自慰行為いたしているのを見ちゃった時に言うの」

卯月「……じいこうい、ってなんですか?」

P「オナ――」

未央「みなまで言わなくていいよっ!」

P「オナニーだよォッ!!」

凛「なんで止められたのに言うの……」

P「言いたい気持ちが抑えきれなくて……」

卯月「な、なら、仕方ないですね///」モジモジ

P「うわぁ、エロい」

未央「どうしてそういうことを口に出して言うのかな?」

P「率直な感想を伝えたまでです。何かおかしいですか?」

凛「今日はいつもより磨きのかかったセクハラだね」

P「セクハラ?ノンノン、求愛行動と言ってくれ」

未央「求愛行動するにしても、もうちょっい普通の人間らしい求愛行動してよ……」

P「俺の野生が抑えられると思ってんのかァッ!!?」

凛「野生ってプロデューサーの場合は性欲以外の何物でもないと思うんだけど」

P「そうだよ!!」

卯月「認めちゃうんですね……」///

凛「卯月はいつまで顔を赤くしてるの?」

===

P「ラッキースケベを習得するのは一筋縄ではいかないようだ……」

P「転ぶ練習というより、転ぶときに相手につかまって押し倒す風に転ぶ練習をした方がよさそうだ」

P「そうすりゃズボンが相手でも不可抗力でパンツが見れる!」

P「……、でもそう思いながらやるのは不可抗力じゃなくね?」

P「まあいいか!俺は変態だからよぉ~、心の中に思ったことだけをする」

P「次は誰かなァ~、俺の目の前を通った女にラッキースケベを届けたい」

前書き忘れてんぞ

【祝え】家族で笑ってディスプレイを囲んでお茶が飲めるSS五作目でございます。
    (祝わせるような数じゃないことくらい分かってる)


過去に書いたSSの続編という読み方もできるSSです。
(つまり、続編であるけども前作読んでなくてもOKなのです)

期待されないと寂しいけど、期待され過ぎるとお腹が痛くなるので、ほどほどに期待してください。



※やる気が湧いてきて書いたら随時投下します、警告すると遅いです。

フレデリカ「フンフンフフーンフンフフー……フレデリカ~♪」

P「フレデリカか……、ラッキースケベしても反応薄そう……」

P「いや、でもフレデリカみたいな娘の方が反応凄かったりしるしな」

P「フレデリカー!!」

フレデリカ「ん、プロデューサー、なになに?」

P「う、うわぁぁぁ(棒)」

ガシッ!……、

フレデリカ「……、フレちゃんの魅力にやられちゃった?」

P「い、いや、転んでしまっただけだ!!」

P(勢いと速さが足りなかったっぁぁ!!ケガさせちゃマズイって手を抜いたのがいけなかった……!)

P(これはこれでラッキースケベな気もするけど、転んだ拍子にただ抱き着いたようになってるだけではないか!!)

P(リト先輩は素晴らしいな!なんであんなに簡単にラッキースケベを決められるんだぁ!)

P(にしてもだ。すばらしいなフレデリカおっぱい……。一生顔をうずくめていられる……)

P(それにしつこくない甘い香り……、ボディーソープかな?……、パリジャンヌを感じなくもない)

フレデリカ「あのさプロデューサー?ハグしてくれるのは嬉しけどー、……長くない?」

P「あ、ああ!そうだな!長かったな!」

フレデリカ「でもー、たまにならいーよー☆」

P「え、マジか。お願いしようかしら……」

フレデリカ「気が変わるかもだけどー」

P「俺の純情を弄び、どこかへ消えてしまった……」

P「んー、でもコレはラッキースケベ成功じゃね?」

P「おっぱいを味わえたし、ここから段階を踏んで過激なラッキースケベマスターを目指そう!!」

P「でも、段階を踏むったって、ねぇ」

P「ラッキースケベは一日にして成らずと言いますし、そう簡単でもないわな」

P「ハレンチ行為くらい朝飯前だが、ラッキースケベとなると不可抗力じゃないといけないし……」

P「そもそも目指していることがおかしかったのかな……?」

P「いや!そんなことはない!記憶力だって速読力だって鍛えられるんだ!!ラッキースケベ力だけが鍛えられない道理はない!!」

P「っていうことで、次のターゲットを探そう!」

P「誰かいないかなー……、あ!菜々さんだ!」

菜々「あっ、プロデューサーさん…」

P「うっ、うわぁっぁぁ(棒)」

菜々「え!?ぷ、プロデューサーさん!!?」

ガシッ!!ドンッ!!

P「痛てて……」

P(スカートの裾を握った!!手ごたえあり!これは上手くいったんじゃないのか?)

P「な、菜々さん?すみません……、大丈夫ですか!?」

菜々「な、ナナは大丈夫ですけど……、そのスカートから手を……」

P(な!!?上手いこと床ドンの形に持っていけたのに!!)

P(俺のスカートをめくろうとした手のすぐ上で菜々さんの手がガードしている!!)

P(流石、ウサミン星人と言ったところか……!?このガード力、尋常じゃねえ!!)

P(というか、ガードされることも念頭に置いていなかった……)

P「ご、ごめんなさい、今、手をどかしましね」

P(と、言い油断させる!スカートの手は退けるが、もう片方の手で84のおっぱいに!!)

菜々「そ、それにしても暑いですねぇー」///

P(胸に手を当てがった!!先手でガードされた!ウサミン星人恐るべし!)

P「す、すまんな。最近、足元が危なっかしいんだよな」

菜々「いえいえ、ナナも足元が……ってナナは永遠の17歳ですけどね!?キャハっ☆」

P「その若さが羨ましい。そしてそのガードが妬ましい」

菜々「……ガード、なんのことですか?」

P「いや、なんでもないよ!それよりも長いこと覆いかぶさってて悪かったな」

菜々「い、いえ……行っちゃいました……」

===

P「ガードを破る突破力が必要だな!学ぶことが多いな!」

P「それにしても菜々さんはチョロい感じがしてそうではない奥深さ……17歳とは思えんな」

P「さておき、なんか今なら上手くラッキースケベができるような気がするよ!」

P「転ぶコツも掴めてきた気がする!!」

P「誰か……!誰かいないのか……!?」

P「むむ、あれはあいさんか……」

P「お、怒られるかなァ~?」

P「……、いや。……これはラッキースケベなんだ。ラッキースケベとは不可抗力。」

P「不可抗力を怒るほど、あいさんは余裕のない人間ではない!いける!!」

P「あいさーん!」

あい「プロデューサーくん、どうしたんだい?」

P「うっうわぁっ」

ドンッ!

P(緊張して脱がすこと忘れてた……。まあいいか転ぶ演技は迫真のデキだった)

P「ご、ごめんない。ケガしませんでしたか?」

あい「あ、ああ大丈夫だよ」///

P(惜しかった……!太腿に触れられて嬉しいけど……)

P「あと少しで本丸に触れられたというのにな……」

あい「……本丸?なんのことかな?」///

P「あ、なんでもない!でも、すみません、転んじゃって……」

あい「そんなことはいいんだよ、……ただ――」///

P「ただ?」

あい「プロデューサーくんの指が下着に入ってて、その…太腿の付け根を触っているだろう?……どけて欲しいんだが」///

P(これは俺のラッキースケベ勝ちですわ!!)

P(慌ててどける風を装って、更に手を押し込むことも可能だ!)

P(ここは俺の匙加減っていうヤツですな)

P「す、すみません!ぬ、抜きますね」

あい「ああ、頼むよ」///

P(……、手を押し込もうにもあいさんの手が俺の腕を掴んでる……)

P(押し込もうと力を入れたら、あいさんの手で阻止される未来が見える……)

P(大人しく言った通りにするか……)

手「触れたい!秘密の花園に触れたい!隙あらば中で暖を取りたい!!」

P(……だ、ダメだ!!俺の忍耐力よ!ここで変態のレッテルをはられたら、俺は恥ずかしい!!)

P「フンッ!!」

P(はぁ……はぁ…、真の敵は己自身なのだな……)

あい「あと、どいてくれると有難いのだが」

P「……はい」

P(ん?待てよ。この俺の手はあいさんの太腿の付け根に触れた手だ!!)

P(つまりはあいさんの太腿の付け根の匂いが……!!)

P「……」

あい「プロデューサーくん……」///

P「なんですか?」

あい「匂いを嗅ぐのはやめくれないかな……?」///

P「ふぁい」

あい「かといって、咥えるのもやめてくれないかな?」///

P「じゃあ一生洗いません」

あい「さあプロデューサーくん!手を洗いに行こうじゃないか!」///

P(普段のクールなあいさんもいいけど、こういう照れて赤くなってるあいさんもいいな)

>>8
ただコピペして持ってくる辺りにセンスを感じない

===

P「結局、手は洗った……」

P「ていうか、あいさんが洗ってくれた」

P「うれちぃ」

P「それよりも次のターゲットを探すかな」

P「今度こそ物理的にありえないラッキースケベをしたい」

P「ならば!!物理法則も関係なさそうなアイドルに仕掛けるか!!」

P「でもそうなると、限られるしなぁ」

P「よしのんは物理法則無視できそうだけど悟られてしまいそう……」

P「うーむ、茄子も割りと無視できそうだけど、彼女の幸運で俺のラッキースケベは失敗に終わりそう……」

P「となると、ユッコかな?」

P「エスパーラッキースケベ……なにそれ凄そう……!」

P「それに肝心なところで発動しないし丁度いい!」

P「それじゃあユッコを召喚するか……」

P「スゲー、なにこれエスパー!?」

裕子「エスパーの話ですか!!?」シュバ!!

P「呼んだだけ」

裕子「ひ、ヒドいですよ!ユッコのサイキックを弄ぶなんて!」

P「なんかその台詞エロいいね!まあそれはさておき――」

P「うっうわぁぁぁっ(迫真)」

裕子「え!?――サイキックぅ~、キャッチ!」

P(はい!案の定、綺麗にユッコへ向かい転んでいきます!)チャ

P(ん?金属音?)スサッ

ドンッ!

P「痛い……、今回は膝に痛みがダイレクトに来たな……。ってユッコは大丈夫……?」

裕子「///」

P「?」

P「どうした、そんな顔を紅潮させて……」

裕子「……///」

P「ジェスチャー?指を差してどうした」

裕子「……そ、その///」

P「何をそんなに恥ずかしがってんだ?俺はお前の身体に触れていないぞ?」

P「……、ああ、単純に覆いかぶさってるのが恥ずかしいのか。可愛いなぁ~、ユッコはぁ~」

裕子「……///」フルフル

P「なに?違うって?」

裕子「……///」

P「なんでそんなに俺の股間を指さすんだ!?勘違いしちゃうだろ!!?初心なんだよ俺は!!」

P「にしても、下半身が涼しいな……」

P(……、嫌な予感……)チラッ

P「……あ……」

亀さん「やあぁ、こんにちは!行楽日和じゃないか!」(CV:大塚明夫)

P(俺の亀さんがパンツの窓から顔を見せてるぅぅぅ!!!)

P「こ、これは違うんだ!転んだ拍子でベルトが取れて、ズボンが降りて――その」

???「その、何ですか?」

P「Oh!この声は悪魔そのもの……」

ちひろ「アイドルにパンツとワイシャツ姿で押しかかり、挙句の果てに私の事を悪魔呼ばわりですか」ニコニコ

P「なにその無慈悲な笑顔……、悪魔どころの騒ぎじゃねぇーよ」

ちひろ「パイプカットされても悪くは思わないで下さいね?一生立ちション出来ない身体ですけど問題ありませんよね?」

P「う、嘘だろ?パイプカットはご冗談よね?」

ちひろ「私はいつでも本気ですっ♪」チョッキン!

P「あぁぁぁぁあぁぁぁぁぁっぁあぁぁっぁぁぁぁ!!!!!!!!」ドピュッ

===

P「エナドリ飲んだら生えてきたわ、スタドリ飲んだら玉がズッシリ重くなった」

P「……、裕子は目の前で行われた断茎式のせいで意識を失い。あの悪魔の行った一件を悪夢だと思っているらしい……」

P「悪いことしたな……、プロデューサーとして反省せねば……」

P「まあ反省も済ませたことだし、続行しますか!」

P「俺は反省すると強いんだよねぇ~」

P「でも正直ユッコにも非はあるよな。ユッコのサイキックのおかげでベルトが取れて、ズボンが落ちたんだ、きっと!」

P「まあ気を取り直すか!次は誰でラッキースケベ特訓しようかなぁ~」

呼んだだけなら仕方ないね!

まゆなら、ラッキーも、本番も、鍛針功だって許してくれるよ!

P「むむ!あのお姿は!」

P「歩く〇クロスと名高いミナミィさんじゃないか!」

P(〇の中に入る言葉は想像に任せるよ。『マ』でも『セ』でも『ラ』でもお好きにどうぞ)

P「美波ィ!元気!?俺は元気ッ!」ビンビン

美波「プロデューサーさん?なにかいいことあったんですか?」

P「うん!おいしい思いをたくさんしてる!」

P「時には辛いこともあったけど!今はハッピーさ!なんせ美波に会えたからなぁぁぁぁぁっぁぁ(迫真)」

美波「え?プロデューサーさん?」

ドテッ!

P(……?今の、転ぶときの台詞だとさ、ただ襲って押し倒しただけじゃね?)

P(それに、この感触……おっぱいじゃね?)

P(……ヤバくね?白昼堂々、美波を押し倒し、服の中に顔を突っ込み、おっぱいを楽しんでいる……)

P「あ、あの……、顔は見えないんだけどさ……。美波さん?怒ってらっしゃらない?」

美波「……」

P「その沈黙は何?わ、わざとじゃ――」

美波「……プロデューサーさん……」

P「な、なんでしょうか?」

美波「……も、もう我慢できません!」ダキッ

P「ちょっ!おま!んんんんんん!!!!」

P(乳圧とでも言うべきものが俺に!苦しい!)

P(……ああ、俺を死んだはずのひいじいちゃんとレイモンド・チャンドラーが呼んでいる……!)

ひいじいちゃん「久しぶりじゃのう……」

P「(ひいじいちゃんは俺が産まれるよりも前に死んでるから、会ったことないけど……)」

チャンドラー「ギムレットにはまだ早すぎるね」

P「(俺もそう思う)」

P「んんんんん!」

美波「っあ!ごめんなさい!苦しかったですよね……?」

P「う、うん。死ぬかと思った……」

P「ひいじいちゃんとレイモンド・チャンドラーが見えたよ」

美波「は、はあ……。……?」

P「でも、美波の顔が見えない。ねえ、俺、今、どんな状態?」

美波「わ、私の服の中に顔を入れて、胸に顔を……///」

P「そうか。じゃあさ、顔を抜くから首に回している手を退けてくれん?」

P「ブラジャーのワイヤーが喉ぼとけに引っかかって痛いの」

美波「じゃあ少し緩めますね……///」

P「ねえ、美波さん?手をどかすという発想は貴女にないの?」

P「それともそんなことを思いつける俺が天才なの?」

美波「うーん。両方だと思いますっ!」

P「あからさまに適当な受け答えはやめてくれんか?」

P「俺はこんなところをアーニャに見られたら金的されちゃうかもだろ!?」

美波「……なんで、アーニャちゃんの名前が出てくるんですか?」

P「え、だってお前ら百合百合してんじゃん。俺はてっきり……」

美波「……てっきり?」

P「ねぇ、この話を始めたのは俺だけどさ。やめない?」

P「こういう日々の会話で美波の思考を汚していると思うと興奮……じゃなくて、罪悪感があるんだよね」

美波「……?」

P「ほら、そうと決まれば手を退かした!って、いうか自分で美波の手を退かせばいいのか」

P(少しでも長くおっぱいと触れ合っていたかったせいで、正常な思考じゃなかったな……)

美波「あ、……」

P「そんなにさ、名残惜しそうな目で見るなよ……」

P「俺だってラノベの主人公じゃないんだ。お前らの好意には気付いているさ」

P「でもな、アイドルの好意には応えられない。それに全員の好意にも応えられないんだよ」

P「だからな。少なくともアイドルとプロデューサーである以上は、よしておこう……」

P「全員をトップアイドルにした後に、俺はまた考えるからさ」

美波「……プロデューサーさん、……そんな真剣に考えてくれてたなんて……」

P「分かってくれればいいんだ。じゃあまた後でな」

P(っていう、早く次のアイドルでラッキースケベの練習に移りたいだけの口実でした)

===

P「流石にさ、さっき美波にしたことについて完全に罪悪感がないと言えばウソになるよ」

P「でも、俺はこんなところで立ち止まってちゃいけないんだ」

P「いつか夢見たラッキースケベマスターになる」

P「その日まで、俺は歩みを止めてはいられない」

P「だから、火の中水の中草の中(以下略)には飛び込まなくてもスカートの中には飛び込むよ!」

P「さあ、新たに決意を確認した!あとはアイドル見てけて、ラッキースケベするだけだ!」

P「どこかにアイドルいねぇーかなー?」

P(そろそろ年少組に手を出してもいい頃合いじゃないかしら?)

P「……、千枝だ」

P(うーむ、子供じゃあるが侮れん相手だ……)

P(相手にとって不足なし!)

P「千枝、何してるんだ?」

千枝「あ、プロデューサーさん――」

P「おわっと!」

P(子供を下敷きするわけにはいかない!ここは抱き寄せて、俺が下敷きになるパターンでいく!)

P(ん?でも、それじゃあラッキースケベ出来なくね?)

P(んー、今考えると、さすがに幼い女の子のあんなところやこんなところを触るのは罪悪感がある)

P(でも同意の上なら合法だろ……、って、これはラッキースケベだ)

P(同意の上のラッキースケベとかよく分らん!ラッキースケベな以上、誰が何と言おうとこれは不可抗力だろ!?)

ドテッ!

P「痛てて、……千枝、大丈夫か?ごめんな。転んじゃったよ」

千枝「ちっ千枝は大丈夫です、でもプロデューサーさんが……」

P「腰は打ったけど反射で痛いって言っただけだし、大したことないよ」

千枝「でっでも、傷があったり後から症状だ出てきたりしたら…千枝……」

P「そんな暗い顔するなよ!大丈夫!もし傷があったら唾つけときゃ治るし、後遺症的な何かもエナドリで瞬時に回復するから!」

P「――ん……、血の味……」

千枝「唇から血が……」

P「転んだ拍子に噛んじゃったみたいだな、まあ唇くらいならすぐ治るだろ」

千枝「……プロデューサーさん…」

千枝「……」

P(すべてのアイドルに共通して言えるけどさ、妙な間がある時は悪い予感しかしない……)

千枝「…そっその、…傷口に千枝の唾つけましょうか?」///

P「な、なんでそういうコトを言う?」

千枝「唾をつけたら治るってプロデューサーさんが言ってたから……」///

P「大丈夫!俺は自分で舐めるから!唇くらい楽勝で舐められるから!」

P(こんなことでまだまだ幼い女の子の変な性癖の扉を開けさせてはダメだ!)

P(そして俺の新たな性癖が生まれるのも阻止しないと歯止めが利かなくなる!)

P「キスだよ!?接吻だよ!?チュウだよ!?口づけだよ!?」

P「落ち着いて考えてくれよ!そういうのは好きな人するもんだ!!」

千枝「え……、プロデューサーさん、私のこと好きじゃないんですか?」ハイライトオフ

P「俺は千枝が大好きだ!!」

千枝「じゃ、じゃあ!」

P「でもな、こういうことはな、大人にならないといかん!」

千枝「千枝が大人になればいいんですか?」

P「そう!それも焦らずゆっくりでいいから!千枝が大人になったら言われたようになんでもするから!」

千枝「な、なんでもですか?」///

P(なぜそこで顔を赤らめるのか……)

千枝「千枝、頑張って大人になります!だから……、約束守ってくださいね♪」///

P「お、おう……!」

P(未来の俺!ファイトだよッ!!)

===

P「子どもは不意に大人な一面を見せる」

P「そういうことをアイドルに気づかされた」

P「けど、俺の年齢的にはアイドルではなく自分の息子娘に気づかされるのが普通……」

P「それにどこぞの誰ぞが千枝に要らん性教育をしてやがるし……!」

P「……、いや、いつかその知識が必要にはなるだろうけど……」

P(でも無知ックスというのも……。――我ながら俺は着想が素晴らしい……)

P「まあでもどこぞの誰ぞが子ども相手にまだ不要な性教育をしているのは確か!」

P「これがこの国の実態か!」

P「とか言うと、偉い人に怒られそうと震えながら生きてる」

P「……というわけでねぇ」

P「次のラッキースケベの特訓に付き合ってもらうのは藍子にしよう」

P「どうやら最近、藍子は胸でいじられているらしい」

P「バストサイズが74で胸がなし、だとか、ドラム缶だとか……あげれば切りがないのかもしれない」

P「……そこで俺は思った。現代の男たちは忘れてしまっている」

P「今や、おっぱいと入力すれば、いつでも片手でおっぱいを拝める時代」

P「そういう環境でおっぱい慣れしつつあるせいで大切なこと忘れている!」

P「おっぱいは、おっぱい!!そこには等しく俺らの期待や夢、ロマンがある!!」

P「だから俺らにはおっぱいを愛でる義務がある!」

P「大小なんて関係ない!おっぱいである時点で一様に素晴らしいのだ!!」

P「おっぱい万歳!おっぱい最高!」

P「そのことを俺が証明してやるよ――」

P「――(人為的な)ラッキースケベでなァッ!」ドギャーン!!

P「藍子、見っけ!」

P(……、でもワンパターンじゃつまらない。今度は声もかけずにあくまで転んだ風に!)

P「うわわわわわぁぁっぁぁぁっぁ」

藍子「……え?」

ドーン!!

P「痛てて……、」

藍子「……」

P「わ、悪いな藍子、大丈夫か?」

藍子「……私の胸に頭をぶつけると痛いですか?」

P「え……?そ、そういうわけじゃなくて普通転んだら痛いだろ」

P(や、やばい……、最近胸の事をいじられすぎて疑心暗鬼になっている……)

P「そ、それに藍子の胸に頭をぶつけるなんて表現はダメだ!藍子の胸が頭を包み込むだろ!?」

藍子「……、プロデューサーさんの頭を包み込むほど、私の胸が大きくないことくらい知っています……」

P(こ、これは、いつもの“ゆるふわ”が感じられない!!こ、このままでは藍子のアイドル生命が……!!)

P(だが事実、包み込むという表現をするほど大きい胸の持ち主は限られている……)

P(俺としたことが言葉選びをしくじっちまった……だが、まだ挽回はきく!!)

P「でも、俺の頭を床の衝撃から守ってくれたのは藍子の胸だろ!?」

P「藍子の胸は俺のことを受け止めて、受け入れてくれたんだ!!」

P「藍子の胸が、どう言われようとも藍子の胸はおっぱいだ!!」

P「それをそんなに卑下するんじゃない」

P「少なくとも俺は藍子の胸、控えめに言って最高のおっぱいだと思ってるよ」

藍子「……ぷ、プロデューサーさん……」

P「だから朝は揉ませてくれ、そんでもって昼は吸わせてくれ、そして夜は楽しませてくれ」

藍子「……私のことを励ましてくれるのは嬉しいんですけど」

藍子「さ、さすがにそこまでするのは……恥ずかしいです」///

P(恥ずかしがってるだけで、やらないとは言っていない……)

P(と、言うことはもしや……まんざらでもないってことか……)

藍子「そ、それに私はアイドルですし……」///

P「じゃあ藍子がトップアイドルになったら……っていうことでどうだッ!?」

P「俺は大歓迎です。ウェルカムですわ!!」

藍子「そ、そういうお話だったら――」

??「――プロデューサーさん……?」

P「え、ち、千枝……!?」

千枝「プロデューサーさん、千枝が大人になったら結婚してくれるって約束してくれたのに……」

藍子「……」

P「え、あ、あの……?」

P(千枝の瞳から光が死んだ……。藍子の瞳が闇よりも深く……)

P「ち、違うんだ!!俺はみんなのアイドルなんだ!!」

P「それに千枝との約束は結婚じゃ――」

千枝「なんでも言うことをきいてくれるんじゃないんですか?」

P「そ、そうだな。なんでもなら結婚だって含まれる……」

P「だけど、落ち着いて考えてくれ!俺はウサミン星人じゃないから歳をとる」

P「そうなると、もし千枝が大人になったとき、俺はジジイだ!」

P「そうして、子供でも出来た日には、子育てと介護を同時にしないといけない可能性が出てくるんだぞ!?」

千枝「そ、それでも千枝は……」

藍子「プロデューサーさんはアイドルの皆とそういう無責任な約束をしてるんですか?」

P「む、無責任って……、で、でもそうだな……。無責任だな……」

P(全然、ゆるふわしてねぇ……、言葉の節々に冷たさを感じる……)

P(取り敢えず、生きて帰りたい。どうにかしてこの状況を脱しないと……)

P「でも、仕方のないことなんだ」

藍子「……、開き直るんですか?」

P「俺はみんなを等しく愛してしまったんだ……」

P「現代の男としては間違っているやもしれない」

P「だがプロデューサーとして生きている時間が長すぎたせいかな……」

P「全員を愛してるんだ……。もう、選べないくらいに……」

千枝「……プロデューサーさん……」

藍子「そんな葛藤が……」

P(今だ!二人に隙が生まれた!!)

P「まあ、そんなわけで――じゃな」ダッシュ

藍子「え?」

千枝「ま、まだお話が――!!」

P「……(感慨深い雰囲気)」タッタッタッタッ

P(俺、知ってる。こういう問題は時間が解決してくれるって)

P(もし違っても、俺、信じてる……)

===

P「むむ?あれは茄子か?」

P(ラッキースケベにはラッキーという言葉が入っている……)

P(ラッキー即ち茄子。ここは、茄子に協力してもらおう!)

P「と、決まれば、ラッキースケベ実行や!」

P「茄子ォォッ!」

茄子「あれっ、プロデューサー――」ツルッ

P「あ、茄子!?危なッ――!!?」

P(ん?待てよ?ラッキーのバケモノが転ぶか普通……)

どーん!!

茄子「いたた……」

茄子「!?プロデューサー――!!」

P「ひゃ♥」

茄子「すっ、すみません!」

P「い、いや俺こそ……!!」

P(シックスナイン……しかも偶発的に……)

P(……すごい。これが本物のラッキースケベ……)

P(俺のような紛い物が至れぬ極地……)

P(思わず変な声が出てしまった……プロデューサーなのに……!)

茄子(どどど、どうしよう……プロデューサーのが目に焼きついてはなれない……)

P「あ、ズボン脱げて……」

茄子「い、今、退きますっ」

P「お、おう」

P(ズボン履いたけど、茄子は見てしまったよな俺の一物……)

P(まあ、俺も茄子のをちょっとだけ見たけど……)

P(まさか俺がラッキースケベを体感することになるとは……)

P(ん?でもコレはラッキースケベ?それとも逆ラッキースケベ?)

P(どのみち俺はラッキーだけど……)

P(そもそもラッキースケベのラッキーとは、攻めと受け、どちらにかかっている言葉なんだ?)

P(攻めにラッキーなのか?受けにラッキーなのか?)

P(じゃあ、逆ラッキースケベってなんだ?)

P(女の子の方から仕掛けてくるラッキースケベは逆ラッキースケベなのか?)

P(どのみち、俺にはラッキーってことで逆とは言い難い気もする……)

P(そもそもスケベってなんだ?生命ってなんだ?どこからその概念が生まれたんだ?)

P(生きる意味ってなんだ?愛ってなんなんだ?正義ってなんなんだ?)

P(分かんない。わかんない、わかんないよ!!ラッキースケベ……、まさかここまでのものとは……!!?)

茄子「ぷ、プロデューサー?」

P「茄子よ、俺は、誰なんだ?ここは何処なんだ?」

茄子「ど、どうしたんです!?プロデューサー!!?」

ちひろ「……、ここは任さて下さい」

茄子「……ち、ちひろさん……いつから?それよりもどこから?」

ちひろ「……さあ、私に任せて……」

茄子(な、なんか怪しい気もするけど、私じゃどうにもできない……)

茄子「は、はいっ!プロデューサーのこと、よろしくお願いします!」

ちひろ「任されました」

===

ちひろ「プロデューサーさん……聞こえますか?」

P「……聞こ……、える」

ちひろ「私は千川ちひろ」

P「ちひ、ろ……」

ちひろ「はい、そうです」

P「ちひろ……、俺はだれ?ここはどこ?」

ちひろ「ここはあなたがプロデューサーを務める素敵な事務所」

ちひろ「そしてあなたは私の素敵なお財布、財源、ATM……」

P「俺……、お財布……、財源……、ATM……」

ちひろ「これからも、よろしくお願いしますねっ!プロデューサーさん!」ニコッ



     ―完―

SSを書く時間を見つけられないのに書き続けるバカ
俺です

長い時間かけた割に残念な出来なのでこの場を借りて謝罪します

そんじゃHTML化してきます

>>65

間違えた

HTML化依頼ね

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