ジャック「お腹空いたー」

バニヤン「うん、お腹空いた！」

ナーサリー「そろそろ食堂へ行きましょう♪今日のご飯はきっとハンバーグだわ！」

JDASL「それはただの希望ですよね」

ナーサリー「今日はハンバーグが食べたい気分なの！」

JDASL「願望に変わりましたね！」


【食堂】

ジャック「赤いお母さん！ハンバーグ食べたい！」

エミヤ「相分かった。君たちも同じでいいか？」

ナーサリー「構わないわ」

バニヤン「おーもりで！」

JDASL「焼き加減はレア、付け合わせに栄養バランスも考えて人参にブロッコリーとポテトサラダで！あ、パセリは抜いてください」

バニヤン「パセリ、いらない？」

JDASL「あれは彩りを添えるものなので食べなくてもいいと思います！決して嫌いなわけではありません！」

バニヤン「……」ｳﾙｳﾙ

ジャック「あー、泣かせたー！」

ナーサリー「酷いわ、酷いわ！」

JDASL「あ、いえ！決してそういうつもりでは！」

エミヤ「悪いがここでは好き嫌いは禁止されていてな」

バニヤン「……パセリ、美味しいよ？」

JDASL「食べます！食べますとも！」

エミヤ「ならば特別にパセリを大盛にしといてやろう」

JDASL「」

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ジャック「解体しちゃうね」

ナーサリー「ダメよジャック！ハンバーグがバラバラになってしまうのよ」

バニヤン「～♪」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

JDASL「うぅ……一生の不覚です」ﾓｼｬﾓｼｬ

バニヤン「……もう無くなっちゃった」ｸﾞｩｰ

ジャック「お代わりしてくれば？」

バニヤン「うん！」

ﾀﾀﾀﾀ


バニヤン「あのねあのね」

アルトリア「何故お代わりがダメなのですか！？」

エミヤ「カルデアの食料事情を考えてくれ！一体何杯目だ！？」

アルトリア「まだ二桁しかいっていません！」

エミヤ「食べすぎだ！」

トリスタン「あぁ、我が王は加減がわからない……」ﾎﾟﾛﾛﾝ

アルトリア「後でマスターに直訴してきます！」ｽﾀｽﾀ

エミヤ「やれやれ……。おや、どうかしたか？」

バニヤン「べ、別になんでもないよ！」
ﾀﾀﾀﾀ

エミヤ「？」

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ナーサリー「お腹いっぱいなのだわ」

ジャック「ねぇねぇ、次は何して遊ぶ？」

JDASL「ここは論理力を鍛える為に討論会を開きましょう！」

ジャック「えぇー、つまんないよー」

ナーサリー「この前は髭のおじ様達が乱入して滅茶苦茶になってしまったのに」

JDASL「あのシェイクスピアとかいう劇作家は絶対に許しません！」

バニヤン「……」

ジャック「どうしたの？」

バニヤン「……」ｳﾙｳﾙ

ナーサリー「大変だわ！病気かしら」

JDASL「と、トナカイさんの所へ行きましょう！」

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ぐだ子「バニヤンが病気？」

ナーサリー「そうなのだわ！きっと恐ろしい病に違いないのよ！」

ジャック「早く助けてあげてお母さん！」

ぐだ子「サーヴァントが病気に……」ｳｰﾝ

バニヤン「……」ｳﾙｳﾙ

ぐだ子「どうしたのかな。どこか調子悪い？」

バニヤン「……」ﾌﾙﾌﾙ

ぐだ子「黒ひげに何かされた？」

バニヤン「……」ﾌﾙﾌﾙ

ぐだ子「んー……あとは」

バニヤン「……いた」

ぐだ子「え？」

バニヤン「お腹、空いた……」ｳﾙｳﾙ

ぐだ子「あー……そっか。そういうことか」

JDASL「私たちにもわかるように論理的に説明してください！」

ぐだ子「えーっとね。バニヤンは今は皆と同じ大きさだけど、本来はもっと大きいんだよね」

ナーサリー「知ってるわ」

ぐだ子「だから、今の大きさでも身体の燃費とかは元の大きさに準拠してるんだと思う」

ジャック「つまりは？」

JDASL「元の大きさ状態で満腹になればいいんですね？」

ぐだ子「そういう、ことなのかな？」

ぐだ子「取り敢えず食堂行ってみよう」

ジャック「はーい」

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ぐだ子「という訳なんだけど」

エミヤ「難しい相談だな」

ぐだ子「そっか……」

エミヤ「今でさえエンゲル係数は右肩上がりでね。遣り繰りするのも一苦労してるところだ」

ぐだ子「カルデアの食料供給は追い付いてないの？」

エミヤ「ランサー達が畑仕事をしているようだが、収穫はまだ未定のようだ」

ジャック「取り敢えずこれ食べなよ」

バニヤン「うん……」ﾓｼｬﾓｼｬ

JDASL「これならたくさんありますよ」

エミヤ「そういう訳でダヴィンチ女史に頼むしかあるまい」

ぐだ子「ありがとね」

エミヤ「台所を預かる身として出来ることはこのぐらいだ」

ぐだ子「よし、皆行こう」

ナーサリー「これを食べ終えるまで待って欲しいのだわ」

ぐだ子「なにそれ」

ジャック「パセリ」

エミヤ「それは明日以降の為に下準備をしていた奴なんだが！？」

バニヤン「ご馳走さま」ｺﾞｸﾝ

エミヤ「」

ぐだ子「お腹、少しはたまった？」

バニヤン「まだ……」ｼｮﾎﾞｰﾝ

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ぐだ子「どうにかならない？」

ダヴィンチちゃん「ふーむ……。確かにそれは改善しないといけないことなんだけど」

ぐだ子「けど？」

ダヴィンチちゃん「カルデア外部からの補給で彼女の胃袋を満たせる量は賄えそうにないね」

ぐだ子「つまりは」

ダヴィンチちゃん「こっそりレイシフト&食料調達で凌ごう」

ぐだ子「それしかないか……。マシュに声掛けてくる」

ダヴィンチちゃん「こっちでレイシフトの準備はしておくよ」



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【特異点】

ぐだ子「というわけで、緊急食料調達作戦始動」

マシュ「はい！」

ジャック「おー！」

ナーサリー「おー！」

JDASL「任せてください！」

バニヤン「！」ﾜｸﾜｸ

ぐだ子「さぁ皆さん、狩って狩って狩りまくりましょう」

ジャック「そっちいったよー」

ナーサリー「ジャンヌ、追い掛けて！」

JDASL「無理ですー！早すぎます！」

バニヤン「そーれ！」ﾄﾞｰﾝ

ぐだ子「わー、はやーい」

マシュ「流石最速のバニヤンさんですね」

ぐだ子「これは牛。これは豚、これは鳥……」ﾍﾟﾀ

マシュ「あの、先輩？」

ぐだ子「分かりやすくシール貼ってるだけだよ」

マシュ「……はい」


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【食堂】

ブーディカ「そらそら！どんどん焼けてるよ！」

キャット「突発的焼き肉パーティー。まさにキャットの手も借りたい忙しさだな！」

ぐだ子「バニヤン、好きなだけ食べていいからね」

バニヤン「うん♪ありがとーマスター！」

ぐだ子「牛、豚、鳥……新鮮な肉がたくさん……たくさん……うふふふ」

マシュ「……」

魔猪(牛)、魔猪(豚)、魔猪(鳥)

マシュ(先輩はイベントのストレスで少し壊れ気味なようです)


フィン「さぁディルムッド。我々も頂くとしようか」

ディルムッド「はい！」

ブーディカ「はい、どーぞ」

フィン「ふむ……よい香りだ」

ディルムッド「程よい歯応えが素晴らしいです！」

フィン「して、これは何の肉かな？」

キャット「刮目せよ！まさに奇々怪々な珍味の山を」

＼魔猪(牛)／ﾃﾞｰﾝ

ディルムッド「」ｵﾛﾛﾛﾛ

キャット「おわっ！？牛を食って反芻とは、身も心も牛になったのか！？」

マシュ「いけません！！ディルムッドさんがイケメンに合わないようなグロテスクな状態になっています！」

ぐだ子「ははは、そんな牛肉でおおげさな……」

マシュ「先輩、あれは魔猪です！というより、会場の肉全てがそうです！」

ぐだ子「マッチョ？やだなー、私そんなに筋肉ないよー」



ジャック「バニヤン、お代わり持ってきたよ！」

バニヤン「美味しいー♪」

JDASL「付け合わせもバランスよく食べないといけまさんよ」

バニヤン「うん！」

ナーサリー「これでバニヤンは治るのかしら」

バニヤン「美味しい……美味しいよぉ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ジャック「なんで泣いてるの？」

JDASL「まだ足りないんですか！？持ってきますね！」

バニヤン「違うの！カルデアにきて、楽しくてこんなにお腹いっぱいになれて嬉しいの！」

ナーサリー「何をいってるの。これからもずっとそうに決まっているわ！」

JDASL「これからは何時でもお肉狩りです！」

バニヤン「でもずっとこれだと飽きちゃう……」

ジャック「そーだね……」

バニヤン「でもいいの！お肉とパセリがあれば私は幸せ！」

ぐだ子「バニヤン、他に食べたいものとかある？こうなったらQPでも聖杯でも注ぎ込んで満足させてあげるよ！」

バニヤン「えーっと……それじゃ」

ぐだ子「お、何かあるの？」

バニヤン「皆でお腹いっぱいパンケーキが食べたいなー♪」

ぐだ子「パンケーキ？」

バニヤン「うん！」

ぐだ子「材料、足りるかな……」

？？？「フフフ、どうやら私の出番のようですね！！」

ぐだ子「」

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【後日】

ぐだ子「」

マシュ「あの先輩、この集まりって」

ぐだ子「察して」

マシュ「は、はい……」

バニヤン「パンケーキ♪パンケーキ♪」

ジャック「ホントに皆でお腹いっぱい食べられるのかなー？」

ナーサリー「大丈夫だっていってたわ」

JDASL「私、朝ごはん抜いてきました！」

ナーサリー「どう考えても論理的じゃないわ」

JDASL「い、いいんです！」

メディアリリィ「お待たせしました♪」

マシュ「あっ()」

メディアリリィ「特製パンケーキです！どーぞ」

バニヤン「わーい！パンケーキ♪」

ジャック「美味しそう♪」

ナーサリー「いい香りだわ！紅茶が合いそう」

JDASL「でも、ホントに足りるんですか？」

メディアリリィ「心配ご無用です！なんせこのパンケーキは"無限"のパンケーキですから♪」

ぐだ子「帰りたい。今すぐ帰りたい」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

マシュ「先輩、諦めましょう」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

JDASL「無限だなんてありえません！何かトリックがあるに違いません！」

メディアリリィ「トリックと言われましても……原材料に魔」
ぐだ子「Nooooooooo！！それ以上はダメ！絶対に！」

バニヤン「お代わり！」

ジャック「私も！」

メディアリリィ「はい、今用意しますね！」

ナーサリー「美味しいわ！美味しいわ！」

JDASL「なんか誤魔化されたような……ん！美味しいです！」

ぐだ子「世の中には知らない方が良いことがたくさんあるんだ」

マシュ「同感です」

メディアリリィ「マスターとマシュさんも遠慮なくどうぞ♪」

ぐだ子「いやぁぁぁぁぁぁ！！！」