咲SS まったり
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ピピピ ピピピ ピピピピピピp
はやりん「……はやや!」ガバッ
はやりん「寝坊した!超 Very Bad!!」
はやりん「遅刻遅刻ぅ!」ダダダ
モブ「あれ?お客様?ちょ――」
はやりん「バイバイビー☆」
はやりん「初日から飲み過ぎて遅刻じゃ」モグモグ
はやりん「かなりヤバイ、って」モグモグ
はやりん「感じだよねー☆」ダダダ
ド ン ッ!
はやりん(はやや!?子供にぶつかっちゃった!)
「い……イタタ……」グスッ
はやりん「君、大丈夫!怪我はない?」ブルン
京太郎「ヒェッ……」ビクッ
京太郎「うわぁああああん!!」
京太郎「おっぱいオバケがぶつかってきたー!」
はやりん「オバっ――」
京太郎「わぁああああん!!」
はやりん「は、はやややや!」アワアワ
瑞原はやり 少年と出会う
はやりん「ど、どうしよ!とりあえず病院――」
はやりん「……って、あれ?」キョロキョロ
はやりん「ここ何処だっけ?」
はやりん「大宮にしちゃ街がこじんまりとして」
京太郎「ここ長野県だよぉ……」グスグス
はやりん「わけわかめ☆」
はやりん(あるぇー?確か今日は……)
はやりん(ハートビーツ大宮に入団の挨拶の日)
はやりん(じゃない!え?まだ3月!?)ピッ
prrrrrr prrrrr
はやりん「あ、着信、ゆうこちゃん?」
裕子『はやりさん!ホテルの人が慌ててましたよ!』
慕ちゃんとリチャードさんの結婚式に参加
日程が被ってた大学の卒業旅行に参加できなかった
年下の知り合いである佐藤裕子ちゃんと飲み
やっぱり卒業旅行したいということになって
ゆうこちゃんを無理やり付き合わせて長野へ
はやりん「何という設定、インド人もびっくりだ☆」
京太郎「わぁああああん!!」
はやりん「って!この子を忘れてたよ!!」
はやりん(でも土地勘ないんだよね~)
はやりん(というか東京でお酒飲んでからの記憶が無い)
はやりん「めんごめんご、ゆるしてチョンマゲ!」
京太郎「わぁああああん!!」
はやりん(うっ、ウケてない……)ガビーン
はやりん「きみ~病院はどっちかなぁ?」
京太郎「ここから遠い……」
はやりん(ゆうこちゃんをアッシー代わりにするか)
京太郎「家ならすぐそこ……」
はやりん「ゲッツ!!そうしよ☆」
はやりん(ちゃっちゃと親御さんに謝ってドロンだね)
京太郎「ここ……」ガチャ
はやりん「あれ?お母さんは?」
京太郎「いない……」
はやりん(……いない?)
はやりん(どういう意味かな――!?)
京太郎「…………」
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ノ~~~ゞ| |γ;;::::;;;; ⌒ :) ̄ ̄ ̄{/|~~| v 〔ニニニニニ〕___ || ン. ||#;;;;;;;;::;; 人)
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はやりん(な、なに……この部屋……)チラッ
はやりん(物や服、ゴミが……)
はやりん(それにあちこちに食べ物が散乱)
京太郎「……」グスッ
はやりん(それにこの子の様子……)
はやりん(もしかして虐待とか……)ゾクッ
京太郎「カピー!またやったなーーーー!!」
はやりん「……はい?」
カピ「(・ω・)キュ?」モゾッ
はやりん「わー!カワイイー☆」
はやりん「と、いうことがあってね」
裕子「はぁ、そうでしたか……」
はやりん「お家で手当てしてあげハッピーエンド!」
裕子「ホテルの人に注意されてた私はバットエンドです」
裕子「大体、手当だけならすぐに帰ってこれましたよね?」
裕子「今何時だと思ってるんですか?」
はやりん「お昼、過ぎてるね☆」キャハ
裕子「どうせ、カピパラと遊んでたんでしょう!」
裕子「何かあったかと思ってもう一泊追加しましたんで」
裕子「当然、代金はやりさん持ちですよ」
はやりん「はややー!」
ブロロロロロ
裕子「茅野市、長野県南信地方の市」
裕子「八ヶ岳、白樺湖、蓼科高原、車山など」
裕子「観光資源を多く抱える諏訪地方有数の市である」
はやりん「ねぇねぇ、ゆうこちゃん」
裕子「なんですか?」
はやりん「お腹が減ったゾ☆」グゥゥ
裕子「お昼食べてこなかったんですか?」
裕子「私はまだ観光ドライブしたいんですけど」
はやりん「い、一緒に食べようよぉ~」グゥウゥゥ
裕子「はやりさんと一緒に食事は当分したくありません」
裕子「またお酒で酔って連れまわされて」
裕子「今度はとうほぐとか死国にいたら絶望してしまいます」
はやりん「はやぁ……」
裕子「それでは私はこのまま夕食も済ませてきますので」
裕子「はやりさんはどうぞごゆっくり」
ブロロロロロ
はやりん「ゆうこちゃんのすっとこどっこーい!」
はやりん「へーんだ!それなら圧倒的豪遊をしちゃんもんね☆」
はやりん「はやぁ……」グギュルルグゥ
京太郎「ヒェッ・・・」ビクッ
はやりん(あれ~?今日ぶつかっちゃった子)
はやりん「おこんばんは☆」
京太郎「オバケの人!」
はやりん「おっ、オバケじゃないよ~!」グギュグギュウ
京太郎「でもおっぱいの下から叫び声が――」
はやりん「これはお腹減ってるだけー!////」
ファミレス
はやりん「はむ はむ はふ」
京太郎「……」
はやりん「うし くちゃ うし」
はやりん「はぐ はぐ はぐ」
はやりん「ゴク ゴク プハァ!」
はやりん「それで、こんな時間に一人でどうしたの?」キリッ
京太郎「……」
はやりん「もう少しで晩御飯の時間じゃないの?」
京太郎「一杯……食べるんだね、お腹大丈夫なの?」
はやりん「だいじょうV☆」
京太郎「そうなんだ……」
はやりん「…………」ゴクゴクゴク
京太郎「…………」
はやりん「……何かあった、のかな?」
京太郎「カピー……動物園に行くんです……」
京太郎「ボクが拾ってきたんだけど」
京太郎「汚すし咬んだりするから駄目だって」
はやりん(ああ、今日のカピパラちゃんか)
京太郎「ちゃんと飼えないならカピーも可哀想って」
はやりん(まぁ当然、かな)
京太郎「カピー……」ポロポロ
はやりん「…………」
はやりん(これは人様の家庭の問題だし)
京太郎「うっ……うぅ……」グスグスッ
はやりん(私は部外者、なんだけど……)
はやりん「……」ダキッ
京太郎「ふぇ……」
はやりん「大丈夫だよ、大丈夫」ヨシヨシ
はやりん「おねーさんが一緒にお願いしてあげるよ☆」
京太郎「……うん」コク
裕子「持ってきましたよ、ノートパソコン」
はやりん「ありがと、ゆうこちゃん!」
はやりん「説得するにはちゃんと資料を用意しないとね」
はやりん「えーと、カピパラの飼い方飼い方――」カタカタ
裕子(まぁ、親の立場からすれば知らない人がいきなり現れれば)
裕子(普通は通報されちゃうかもですしね~)
京太郎「…………」
はやりん「できたー!バッチグー☆」
はやりん「ゾウが踏んでも壊れないレベル」
裕子「それで、この子送ります?」
裕子「はやりさん、お酒飲んじゃってるんでしょう?」
はやりん「ほんの少しだよぉ」
京太郎「うん、ビール10杯ぐらい」
裕子「…………」
はやりん「……ウィック★」ゲフー
裕子「相手先の玄関で吐いて……」
裕子「付き添いの私が怒られる未来が見えるのですが……」
はやりん「君!」ガシッ
京太郎「わわっ!」
はやりん「その資料を見せてご両親に一人で説明すること!」
京太郎「一人……で」
はやりん「カピーをしっかり飼うって情熱を見せるの」
はやりん「きっと分かってくれる!」
京太郎「う、うん!」
はやりん「それでも駄目なら、おねーさんがなんとかするよ☆」
裕子(できるかなぁ……ん?)
警察「あのー、すみません」
警察「近所の方から通報があったのですが……」
警察「そちらの子供と貴女方はどういった関係で?」
京太郎「ありがとー!お姉さんたち!」ダダダ
警察「……あれ?」
はやりん「は、はやや!やややややや!」ビクビク
裕子(あ、危なかったー!)ビクビク
裕子「ええと、その何か怪我してたみたいでー」
裕子「その手当をしてあげたって感じで」
はやりん「そそそそ、そうなんでしゅ~!」
裕子「やましい事なんてこれっぽちも、ねぇ~」
はやりん「当たり前田のクラッカー☆」
警察「そうでしたか、では失礼しま――ん?」
京太郎「おっぱいのおねーさーん!」ブンブン
はやりん(あ、少年☆)ヒラヒラ
京太郎「お姉さんのおっぱい!」
京太郎「最初は怖かったけど!あったかくて!」
京太郎「とっても気持ち良かったよーーーー!!」
警察「」
裕子「」
はやりん「★」
裕子「アンタ!ナニヤッテンダー!!」
はやりん「はやややややややややy」
警察「やっぱり署まで同行願えますか?」ズイ
裕子「ヒィイイイイイイ!」
はやりん「ヒィイイイイイイ!」
京太郎「?」キョトン
翌日
はやりん「いやー!誤解が解けて良かったね☆」
裕子「そっスね」プイッ
はやりん「少年、あのまま別れちゃったけど」
はやりん「カピーはどうなったかな~?」
裕子「知らねぇよ」
はやりん「……」
裕子「……」
はやりん「ゆ~う~こちゃ~ん!ごめんってば~☆」
裕子「あー!はいはい、許しますよ」
裕子「ちゃんと反省してくれたらいいです」
裕子「貸しはちゃんと返してくださいね」
はやりん「うっ、ぜっ、善処するよ★」
はやりん「ところでどうなったか様子を見に――」
裕子「アンタ反省してねーだろ」
はやりん「うぅっ……」
裕子「誤解は解けても、家まで行ったのが見つかれば」
裕子「今度はそう簡単に弁解できませんよ!」
裕子「下手したらプロ入りも無くなっちゃいますって」
裕子「少なくてもこっちからは動けません」
裕子「てか、今日帰るんですから問題起こさないでください」
京太郎「おねーさーん!」スタタ
はやりん「あっ☆」
裕子「お、おはよう、どうしたのかな?」ビクビクキョロキョロ
京太郎「カピー!飼ってもいいって!」
はやりん「おどろ木ももの木さんしょの木」
はやりん「良かったね☆」ニコッ
京太郎「うん!お父さんもお母さんも納得してくれた!」
京太郎「上手く話せたの、おねーさんのおかげだ!」ニパッ
はやりん「」ドッキーン
京太郎「じゃあボク、学校あるから!」
京太郎「また遊んでねー!」ダダダ
はやりん「ま、またねー///」
裕子「ふぅ、『またねー』じゃないですよ」
裕子「東京に帰って大宮に行く準備しないと――」
はやりん「…………」
裕子「……はやりさん?」
はやりん「え?な、何?」ハッ
裕子「まさか一回りも小さい子に本気に……」
はやりん「そ!そそそ、そんなワケないじゃん////」
はやりん「さぁ、帰るよ!プロの世界が待ってるんだから☆」
裕子「……」
はやりん(バイナラ……私の少年……)
京太郎「――と、まぁ、幼少期にそんなことがあって」
咲「…………」
和「…………」
優希「…………」
久「…………」
まこ「…………」
久「巨乳の女性に抱き着かれて巨乳好きになった、と」
まこ「京太郎、そんな嘘話を免罪符にしてものう」
和「私の胸をジロジロ視姦するなんて許せるとでも?」
優希「馬鹿犬じゃなくてエロ猿だじぇ……」
咲「京ちゃん……サイテー……」
京太郎「なっ、なんだよぉ!仕方ないだろぉ!!」
和「有罪です、ギルティ!」スチャ
京太郎「ヒェッ・・・!俺は逃げる!」ダダダ
優希「逃げるな!エロ犬ー!」
はやりん「うぃ~ヒック!もう一軒いぐどー☆」
良子「居酒屋はまだどこもノーオープン」
裕子「なんで夕方からデキ上がっちゃいますかね……」
良子「それはそうとロケでは色々サンキューです」ペコリ
良子「長野県なんてそうそう来ませんし土地勘ナッシング」
裕子「いえいえ、私たちも昔来た事あっただけで――」
はやりん「良子ちゃーん!ゆうこちゃーん!早くー!」
良子「はやりさん、何かオフェンシブな事でも?」ヒソッ
裕子「あー、実は結婚したお友達の――」ヒソヒソ
はやりん「結婚!!」シュババババ
裕子「ヒエッ……」ビクッ
良子(すっげーデビルイヤー)
はやりん「うわぁああああん!!結婚じだいよぉおお!!」
裕子「路上で泣き出しやがったぞこの人……」
はやりん「慕ちゃんに会ったらね!子供が3人もいたの!」
はやりん「私の前でも旦那さんとイチャイチャしやがるしさぁ!!」
はやりん「閑無ちゃんも杏果ちゃんも結婚しちゃったし!」
はやりん「あーん!早く来てよ私の王子様ー!!」ビエェェン
良子「めんどくせぇ、ベリーめんどくせぇ」
裕子「何度か話はあったでしょうに……」
はやりん「イケメンで高身長で優しくて若くて金髪でないと――」
良子「あ……これはインポッシブル……」
裕子「若くて金髪って……全く、未だにあの子と重ねて……」
良子「あの子、とは?」
裕子「あー、大昔に色々ありましてね~」
はやりん「むかし、むかしってうるさぁああああい!!」
はやりん「ゆうこちゃんのすっとこどっこーい!」ダダダ
裕子「ちょ、いきなり走ると危な――」
ド ン ッ!
はやりん「はやや!?」スッテンコロリン
「い……イタタ……」
裕子「す、すみません!この人いきなり走って――!?」
京太郎「いえいえ、こちらこそ前見てなくて」スクッ
良子(オゥ パツキン の YOUNG MAN)
裕子(わっ……もしかして、でもこんな身長大きく……?)
はやりん「…………」
京太郎「大丈夫ですか?」スッ
はやりん「……」ジッ
京太郎「?」
はやりん「カ、カピパラの……」オズオズ
京太郎「…………!」
はやりん「カピーくん……げ、元気かな?」
京太郎「……」
はやりん「……」
裕子「……」
京太郎「ウチにカピーなんてペットはいません……」
はやりん(そ……そうだよね……)シュン
はやりん(そんな偶然、あるわけないよね……)スクッ
京太郎「その子供のカーピィならいますよ」
京太郎「おっぱいのおねーさん」ニコッ
はやりん「――――!」
裕子「!?」
良子(逆光源氏計画的な展開か何かですかコレ?)
京太郎「……」
はやりん「……」
京太郎「ずっと……覚えていてくれたんですね……」
はやりん「……」クスッ
はやりん「モチのロンだよ」ニコッ
はやりん「私の少年☆」
カン!
くぅ~疲、寝る!
明日のよりん
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