時雨「取って付けたような愛情?」 (20)

かなり短めです。

作者の私が新米提督ですがお許しください

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提督「うん」


時雨「それはどういうことだい?」


提督「いやさ、最近になって元々俺のことを嫌っていたような奴からも好意的な目で見られている気がするんだよ」


時雨「それを僕に話してどうして欲しいんだい?」


提督「どうして好意的な目で見てくるか調べて欲しい」


時雨「…仕方ない、手伝うよ。ただあくまで手伝いしかしない。肝心なところは提督自身の手で調べて欲しい」


提督「えー時雨がやってくれよぉ」


時雨「提督は甘やかすとすぐダメになるから流石にね」


提督「酷い言われようだ…」

時雨「ただ、ちゃんとサポートはしてあげるからさ、安心しなよ」


提督「とりあえずだ、どうやって調べたら良いの?」


時雨「そこから…まあ簡単さ。アンケートを採れば良い」


提督「アンケートォ?それはアレか?提督が好きな人は『はい』を選んでください。前の質問で『はい』を選んだ人はその理由をっていうアンケートか?」


時雨「まあ、間違ってないね。そのアンケートだよ」


提督「自分の好感度を調べるアンケートを自分で作るとかどんな拷問だよ…」

時雨「そこで僕さ、僕がアンケートを作ってみんなに回答して貰う、どうだい完璧な作戦だろう?」


提督(結局時雨が調べてる気がするが絶対に言わない。だって楽したいし)


時雨「それじゃあ僕はアンケートを作るから出来れば秘書艦を誰か別の子に…」


提督「え?なんで?」


時雨「いや、今からアンケートを作るんだよ。だから秘書艦の任は他の子に…」


提督「俺の秘書艦は時雨だけだろ」


時雨「っ…提督はそれが素なんだよね…///」ボソッ

提督「ということで秘書艦は続けなさい」


時雨「仕事は?流石に提督一人じゃ厳しいと思うんだけど」


提督「時雨が演習とかに出てるときは大体一人で片付けてるから問題ない」


時雨(アレ?僕要らないんじゃ…)ズーン


提督「ということでアンケート作り頑張ってくれ」


時雨「了解、僕に任せてよ」

提督「ふんふふん~♪」っマグカップ


時雨「……」カリカリ


提督「ふふふんふんん~♪」スンスン


時雨「……」カタカタ


提督「ふんふんふふんふん~♪」ズズー


時雨「……ねえ提督は何しているんだい?」


提督「ん?あぁ、コーヒーを入れたから飲んでるんだけど、時雨も飲む?」

時雨「うん、いただくよ。それで仕事は?」


提督「ほい、因みに仕事なら終わってるぞ」


時雨「えっ…」


提督「どうした?」


時雨「いやまだアンケートを作り始めて5分位しか経ってないんだけど…どういうことだい?」


提督「あぁ、朝早くから一応作業していたからな」


時雨「なんでこんなところは優秀なんだろう…」


提督「ちょっと時雨酷くない?」

時雨「僕のがんばりを返して欲しい気分だよ」


提督「ねえねえ時雨って俺のこと好き?」


時雨「!?…てっ、提督?ど、どうしたんだい…!?」


提督「いや、やっぱり秘書艦だしお前はどうなのかなってさー」


時雨「…い、言わないよ!?言うわけないじゃないか」


提督「そっかーこれが親離れかー寂しいなー」


時雨「いや、提督僕の父でも何でも無いよね」

提督「冗談だ」(´・ω・`)


時雨「全然冗談に聞こえないよ!?」


提督「それでアンケートはどうだ?」


時雨「まあそこまで聞くこともないからすぐ終わるよ。あ、そうだアンケートは匿名にするかい?匿名にすると多分答えてくれる子は増えると思うけど」


提督「うん、匿名で良いよ」


時雨「アレ?名前が分からないと困るんじゃないのかい?」


提督「時雨って案外抜けてるな…。俺が指定した順番にアンケートを書いて貰うんだよ。それを順番通り回収すれば誰が書いたか一目瞭然だろう?」


時雨「そうか、その発想は要らなかった!」

時雨「っと、完成したよ」


提督「よしこれを艦娘全員分印刷して…」


時雨「何バカなこと言ってるんだい、こんなの要らないよ」ビリッ


提督「でも、このアンケートで艦娘の気持ち分からないし」


時雨「提督は鈍感だからねぇ。ほらこの間大本営から指輪が届いたよね?」


提督「あぁケッコンカッコカリシステムのやつか…ん、え、あ、もしかしてそういうこと…?」


時雨「うん、急激に態度変わった艦娘はみんな練度高かったからそうなんじゃないかなって思うんだ」

提督「でもアレはもう相手決めてるしなぁ」


時雨「えっもう決めているのかい?」


提督「うん、時雨結婚してくれるか?」


時雨「…」


時雨「……」


時雨「………」


時雨「…………」


時雨「……………」


時雨「………………」

提督「おいおいおい、沈黙で流すなよ」


時雨「ごめんね、提督。もう1回言ってくれるかい?」


提督「時雨、お前が好きだ。お前が最初の建造で出てくれたときから一目惚れしてた。俺と結婚してくれるか?」


時雨「僕で良いのかい?」


提督「まあなんというかお前じゃなきゃ嫌だよ?振られたら鎮守府から脱走するよ?」


時雨「んな謎の脅し文句付けられても困るよ…」


提督「結婚しよう!今はカッコカリだけどさ、ちゃんといつか提督なんて辞めてやるから!そしたら正式に籍を入れよう!」

時雨「はぁ…やっぱり提督は僕が居ないとダメみたいだね」フフッ


提督「そうかも♪」


時雨「なんか今のどうなんだろ、ちょっと可愛かったけど気持ち悪くもあったよ?」


提督「ひでぇ…まあ指出してくれ」


時雨「う、うん///」


提督「幸せになろうな?」


時雨「幸せにしてよ?この幸運艦の僕を!」


おわおわり

無性に時雨ちゃんを愛でたくなったので勢いだけで書きましたはい。

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