台詞形式。
口調、呼称は適当。>>1の漫画家知識はまんが道レベル
昭和の漫画家に自信二キはお許しください!
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編集者「安孫子先生!新漫画賞設立記念のスピーチお疲れさまでした!!」
安孫子「いやいや、最近はこんな老体でもお役に立てる事が嬉しくてね、全く問題ないよ」
編集者「二年前の心不全の件が有りましたのでお願いするのも多少躊躇われたのですが…、もう随分お元気そうで……」
安孫子「はっはっは、数年前までは病気知らずだったんだけどねぇ…、もうそろそろお迎えが近いのかもしれんなぁ」
編集者「そんな……、先生は漫画界ではほぼ最後になられたと言っても過言ではないレジェンドなのですから……、
業界の為に何時までも元気でいて貰わないと……」
安孫子「いやぁ、老骨は去りゆくのみ、だよ……。手塚先生…、寺さん…、石森氏…、赤塚氏…、何より藤本……、
みんな先に逝ってしまったしねぇ……」
編集者「………………」
編集者「そ、そういえば先生、少し小耳に挟んだことが有るのですが……」
安孫子「ん??何かね?」
編集者「最近ネットで、藤子不二雄が話題になってる事件が多発しているんですけどね…」
安孫子「……事件??」
編集者「ええ、何でも「ドラえもんが歩いているのを見た」だの、「パーマンが飛んでるのを見た」だの…、
…何かイベントでもやってるんですか??」
安孫子「うーん、そちらのキャラクター版権は藤本の遺族に任せてあるからね…、ノータッチなんだよ、ボクは聞いてないねぇ。
何かやってるのかもしれないが……」
編集者「そうですか…、私はその辺の漫画を読んで育った世代なので、イベントなら少し愉しみだったりしますね」
安孫子「何か分かったらボクの方から、キミに知らせてあげるよ」
編集者「ホントですか?? 嬉しいです!!」
編集者「それでは先生、お疲れ様です。 君、先生を自宅までよろしく頼むよ??」
運転手「はい、かしこまりました」
安孫子「うん、またヨロシク」
ブーン
安孫子(それにしてもドラえもんが歩いてる、ね……)
安孫子(ネットはあまりやらないが、随分荒唐無稽な話が流行っているのだな……)
安孫子(漫画じゃあるまいし、お話の中のキャラがその辺を歩いている訳が…)
運転手「あれぇ……??」
安孫子「うん?どうしたのかね??」
運転手「いえね、何だか今日はヤケに通行止めが多くて……、お客さん、申し訳ないのですが、大分大回りになってしまいますけど
構いませんかね??」
安孫子「ああ、構わないよ」
運転手「すいませんねぇ……、あれぇ、ココも行き止まりだ…どうなってんだ……」
運転手「ちょっと通行止めしてる人に向こうに行く手段が無いか聞いてきます。少しお待ちください」(ガチャ)
安孫子「ああ、よろしく頼むよ」
安孫子(別にタクシー代は出版社持ちだしな)
安孫子(それにしても、あの通行止めしている人たち、夏だと言うのに随分暑苦しい服を着ているな……)
安孫子(真っ白いフワフワのジャケット……まるで毛皮じゃないか……、それにヘルメットまで被って手にライフルまで……」
安孫子(……ライフルッ!?)
パァーンッ!!
安孫子「じ、銃声ッ!? ほ、本物ッ?? う、撃った????」
安孫子「い、一体どうなって……」(ヒョコッ)
恐る恐るタクシーのドアからひょっこり顔を覗かせた安孫子。
其処に映ったのは血だまりの中に倒れるタクシーの運転手。
そして、倒れた運転手に向かい銃を向ける毛皮の―― 二足歩行をし、武器を構える犬の集団だった――
安孫子「な……、なんだアレは……。アレはまるで……、そう……、子供の頃に読んだ漫画……、
のらくろの猛犬連隊そのものじゃないか……」
ザッザッザッ
安孫子「こ、こっちに来る……、猛犬連隊がなぜ私を襲うんだ……、いや、その前になぜ漫画の中のキャラクターが現実に……」
安孫子「たっ、助けて……」
???「こっちだ!!」グイッ
安孫子「えっ…、女子高生??」
女子高生「何をしてるんだ!捕まるぞ!!」
安孫子「わ、わかった!!」タッタッタ
女子高生「クッ、この道にも猛犬連隊が…すっかり囲まれているな……」
安孫子「キミは…一体……」
女子高生「話は後だ。今はこの包囲網を突破しないとな」(スケッチブックを取り出し)
安孫子「スケッチブック……??」
女子高生(サラサラサラ、と軽妙なステッチでパーマン達を描き上げる)
女子高生「行けッ!パーマン達!!猛犬連隊を蹴散らせ!!」
パーマン「パワーッチ!!」
ブービー「ウッキー!!」
安孫子「ス、スケッチブックからパーマンが飛び出して来たッ!!??」
パー子「私達は空を飛んで逃げるわよ、捕まって」
女子高生「頼む」
パーやん「ほな、いきまっせー」
安孫子「う、うわっ!! そ、空を飛んでるッ!!」
パーやん「そら、空ぐらい飛びまっしゃろ。パーマンやさかい」
【郊外の森】
女子高生「ふう、此処まで来れば安全だろう……、ご苦労様、パー子、パーやん、またよろしく頼む」
パー子「はーい」
パーやん「ほなまたー」
安孫子「き、消えた……」
女子高生「さて……、何から話したものか……」
安孫子「ま、待ってくれ……、キミは…もしかして藤本なのか……??」
女子高生「…なんでそう思うんだい……?」
安孫子「だって…見かけは女子高生だけど……パーマンを書いていた時のタッチ、癖、スピード、全部、藤本だったから……」
安孫子「何年一緒に机を並べてマンガを描いていたと思ってるんだい?? 他の人はともかくボクは誤魔化せないよ、キミは藤本だ」
女子高生「驚いたな……、まぁ説明が簡単で良いけど……。そう、ボクは藤本弘、藤子・F・不二雄さ」
安孫子「やっぱり……、その姿は一体……??」
藤本「うむ、病気に倒れた後、気が付いたら女の子の赤ん坊になっていてね……、
最近、こう言うのをTS転生モノと言うらしいよ」
安孫子「そんなマンガみたいな……」
藤本「マンガも何も、実際にあるんだからしょうがない。……それにマンガみたいな事は他にも有るんだよ」
安孫子「さっきのパーマンの事かい」
藤本「うん。前世で描いてた自分の作品に限るんだけどね……、飛び出せ!と念じながらキャラクターを描くと、
本当に出てくるようになったんだよ…」
安孫子「それは……」
藤本「勿論、時間制限とか色々な制限はあるがね、マンガで使えた能力の大半は使えるよ」
安孫子「トンでもないパワーじゃないか……」
藤本「そう、とんでもないんだ、だから、この力を悪用する人達も出てきていてね……」
安孫子「ま、待ってくれ!!その力を持っているのはキミだけじゃないのかいッ!!??」
藤本「ボクだけじゃないよ、色々な亡くなった漫画家が何故か「力」を持って女子高生に転生しているんだ」
安孫子「そ、そんな……」
藤本「それだけじゃあない、何故かこの「力」を持った者同士は不思議と引かれ合うらしくてね、
ボクも少なくない転生した漫画家達と再会もしてるよ」
藤本「中には手塚先生も居るんだよ??」
安孫子「ええっ!!本当かい!?是非、お会いしたいなぁ!!」
藤本「ああ、元気そうに同人活動をしているよ……、転生元の女子高生の身体に影響されたのか、BLモノが多いけどね…」
安孫子「……何だか急激にお会いしたい気持ちが萎んで来たよ……」
藤本「だが、問題もある。漫画家達の中には、このパワーを使って想いのままに欲望を満たそうとする人達も居てね……」
藤本「ほら、さっき君を襲った猛犬連隊……アレも「力」の産物だよ」
安孫子「田川水泡先生が……??」
藤本「生まれ変わってからお会いした事は無いから本人かは分からないけどね…、もしかしたら山根赤鬼氏なのかもしれない」
安孫子「ああ……、のらくろトリオで唯一亡くなっているからね……」
藤本「問題はそれだけじゃない…、最近亡くなった漫画家の人も何故か女子高生に成っている人もいて、
そういう人達は全うに育っていないせいか、自我も「力」も不安定なんだ…」
藤本「そう言った人達が徒党を組んで力を使って好き放題に暴れているのが、こっちの世界では問題になっているんだよ……」
安孫子「待ってくれ!! 比較的最近亡くなったと言えば、赤塚氏も「力」を使って暴れているのかい!?」
藤本「いや、彼は生来の呑気さも有って、悪用はしてないね。リバイバルブームのおそ松さんの流れに乗って、
描いている同人誌が腐女子からも昔からのファンにもウケて、今では彼女のサークルは大手の壁サーだよ」
安孫子「マジでか」
藤本「うむ、酒を飲めない事だけが唯一の不満らしい」
藤本「それは別にいいんだが、それを見て手塚先生が嫉妬しちゃってねぇ……、
手塚先生もブラックジャックのBL同人誌を描いてみたらしいんだけど、
知らない若い子から『田中圭一のパクリだ』って言われちゃったみたいで…」
安孫子「うわぁ……」
藤本「逆上して同人活動にのめり込んじゃって、全然こっちの活動に協力してくれなくなってしまって困ってるんだよ……」
安孫子「そんな事になっているのか……」
藤本「ああ…、そして、そういう「力」を悪用する人達は境港市に本拠を構えている」
安孫子「境港……、水木先生かい??」
藤本「ああ、境港市は妖怪で溢れ、ゲゲゲの歌が鳴り響いているよ」
安孫子「大問題じゃないか……」
藤本「ああ……、表の世界にバレる前に我々だけでなんとかしたいんだが……、
現在、境港市には強力な妖怪大結界が張ってあってね……、強力なお化けのキャラクターしか中に入り込めないんだ……」
安孫子「お化けの漫画……、ゲゲゲの鬼太郎以外はちょっと思い浮かばないなぁ……。絶望的じゃないか……」
藤本「おいおい。確かにそうだが、他ならぬキミがそういう事を言うのは寂しいなぁ。
ボク達にはあるじゃないか、三度アニメ化されたお化けマンガが」
安孫子「えっ…?? あっ、オバケのQ太郎か!!」
藤本「その通り! Q太郎なら妖怪大結界を突破出来る筈さ」
藤本「でも、問題が一つあってねぇ…」
安孫子「問題??」
藤本「うむ、オバQはキミとボクが共同で描いていたじゃないか。だからか、ボク一人の手ではこの世界に描き出せなくてね……」
藤本「多分、手を添えるだけでも良いので、一緒に描いてくれないかい?? それならオバQを出せると思うんだが……」
安孫子「それくらいはお安い御用さ。 ……ああ、だから猛犬連隊はボクを狙ってきた訳だね」
藤本「ああ、オバQさえ封じてしまえば妖怪大結界を越えられるキャラクターは、ちょっと思いつかないからねぇ」
安孫子「分かった、早速描くかい??」
藤本「そうしてくれるかい??」(スケッチブック取り出し)
安孫子「キミと並んで絵を描くなんて何年ぶりだろうねぇ……、ドキドキするよ。
今はキミが女子高生だから別の意味でもドキドキするが」
藤本「おいおい、止めてくれよ。中身は藤本弘なんだからさw」
安孫子「へっへっへ、じゃあ仕上げてしまおうか」
藤本「そうだね」
???「そうはいかないねぇ」ザッ
藤本「だっ、誰だ!!」
安孫子「また女子高生……??と言う事は……新手の漫画家かッ!!」
???「ふふふ、その通りさ、久しぶりだね、藤子不二雄の諸君」
安孫子「貴女は一体……??」
???「フフン、名乗るよりも手っ取り早い方法が我々には有るだろう…?」(スケッチブックを取り出し)
藤本「来るぞッ!!安孫子ッツ!!」
???「来いッ!!鉄人!!」(スケッチブックから巨大な18mのロボが飛び出してくる)
安孫子「ゲーッ!!鉄人28号ッ!!」
藤本「と、言う事は……、横山氏!貴方なのかッ!!」
横山「ふふふ、その通り、鉄人28号の作者、横山光輝本人だよ……」クックック
藤本「何故だ!何故、手塚先生のアシスタントも務めた事がある貴方が、悪の漫画家連合などに力を貸すんだッ!!」
横山「フン、その手塚治虫が原因なのだ」
安孫子「な、なんだって……」
横山「ワシは生前から漫画を描くたびに手塚治虫と比較されて来た……、キミたちの様な弟子筋ならばいい、
崇めていれば気分よく漫画を描いていられるからな……」
横山「だが、常に比較されて来たワシの気持ちが分かるか……??作品を書くたびにあの化物比べられる…その気持ちが……」
藤本「…………」
横山「ワシはそれでも漫画を描き続けた!だが常に評価のスポットライトは手塚に当たったのだ!!」
横山「奴にアトムがあるならワシには鉄人が有った!火の鳥があるなら三国志だ!!
ジャイアントロボ!赤影!影丸!サリー!バビル二世!!いずれも負けておらぬ自信はあるっ!!」
横山「それでも漫画の神様と呼ばれたのは手塚治虫だった………」
安孫子「そ………、それは……」
横山「だから、ワシの漫画のキャラクターの力を、世の愚昧なる者共に教えてやるのよ……、その為にワシは力を使う…」
藤本「だからってこんな事の為に、自分が産んだキャラクターの力を使うなんて間違っているッ!!」
横山「五月蠅いッ!!のうのうと二人組で子供マンガを描いていた奴に、ワシの気持ちが分かってたまるかッ!!」
安孫子(一人でミノタウロスの皿、みたいなのも描いてるけどな、藤本)
横山「最早言葉では語るまいッ!!行けッ!!鉄人!!藤子不二雄を諸共に踏みつぶしてしまえっ!!!」
鉄人 ≪ガオーン!!≫
安孫子「ギャーッ!!踏み殺される―ッ!!」
藤本「と、とりあえず逃げ回って隠れるんだッ!!」
安孫子「隠れるって言ったって……、周りには隠れる場所なんてないよ……、
そうだ!なんかこっちも巨大ロボを描いて出すんだ!!その隙に逃げようッ!!」
藤本「無茶言うない!!そんなマンガ描いた事無いのはキミも知っているだろう??
ボクはロボットなんてドラえもんくらいしか……」
安孫子「それじゃあサイズが違いすぎる……」
藤本「後は21エモンのゴンスケくらいしか……」
安孫子「よせやい、芋掘るんじゃないんだぜ??」
鉄人 ≪ガオーンッ!!≫(二人のすぐそばに鉄拳を打ち下ろす)
藤子不二雄「ギャーッ!!!」
横山「フハハ!どうしたどうした!!そのままだと潰れてしまうぞ!!」
藤本「ああ……、こんな事ならガンダムみたいな巨大ロボット物を描いておくんだった……」
安孫子「………ガンダム…??」
藤本「どうした?安孫子??」
安孫子「そうだ!キミはドラえもんの大長編でガンダムのロボを露骨にパクった巨大ロボを描いていたじゃないか!!
アレを描けばいい!!」
藤本「パクリ言うないっ!!……だが、ザンダクロスか!ナイスアイディアだ!!アレならサイズも同じくらいで対抗できるッ!!」
藤本(サラサラっとスケッチブックにペンを走らせ)「来いッ!!ザンダクロス!!」
安孫子「いけーっ!やっちまえー!!」
(飛び出してきたザンダクロス、鉄人と組み合うが一瞬で投げ飛ばされる)
藤本「あれーっ!?」
横山「フハハ、なんだその弱いロボットは!!そんなロボでは鉄人の敵では無いわ!!」
安孫子「うーん、大長編に一回出てきただけの、しかもガンダムの脇役ロボのそのまたパクリじゃあ、流石に鉄人には勝てないか…」
藤本「他にもバンダムとか建設巨神イエオンとかあるけど……」
安孫子「パクリしかないのかい、キミの巨大ロボは……」
(鉄人にボッコボコにされるザンダクロス)
安孫子「や、やばい!!そんな事言ってる場合じゃない!!そう長く持たないぞ!!アレは!!」
藤本「こ、こうなったらドラえもんを呼んで、地球はかい爆弾を炸裂させるしか……」
安孫子「やめろ、ボク達まで吹っ飛ぶヤツじゃないか」
安孫子「ん、待てよ、ドラえもん………」
藤本「どうした?安孫子??」
安孫子「そうだ!アレだ!!アレならいけるかもしれない!!」
藤本「ど、どうしたんだい??何か思いついたのかい??」
安孫子「ああ!!厳密に言えば君が描いて思いついたモノじゃないが、キミのキャラクターだ!多分いける!!」
安孫子「頼む藤本!ボクが言う様に描いてくれっ!!」
藤本「わ、わかったよ……」
横山「フハハ、何か悪あがきをしているようだが、無駄無駄!!鉄人に勝てるロボなどそう簡単に出来る筈は無い!!」
横山「ほらほら、鉄人が勝利してしまったぞ……、さあ、何をする気か知らんが、ここらでゲームオーバーだ!!」
(ザンダクロスを屠り消滅させた鉄人が、藤子不二雄の二人に向けて歩き始める)
安孫子「良しっ!!」
藤本「出来たッ!!」
二人「行けッ!!超合体!!!!!!!」(スケッチブックから6体のロボットが飛び出す)
(チンプイロボが変形して頭に)
(ドラえもんロボが変形して胴体に)
(パーマンロボが左腕に)
(ゴンスケロボが右腕に)
(そしてドラミロボが左足、コロ助ロボが右足に変形する)
藤子不二雄「コレが超合体ッ!!SF(すこし・ふしぎ)ロボットだッ!!」
http://tamashii.jp/special/sf_robot/
(6体が合体して、一つの巨大ロボになる!)
横山「な、なんだ!この出鱈目なロボットは!!」
横山「ええい!所詮は寄せ集めの屑ロボットよ!!鉄人に敵う筈も無いッ!!行けッ!鉄人!!」
鉄人 ≪ガオーンッ!!≫
藤本「甘いッ!!一つ一つの作品ならば、鉄人には勝てないだろう!!だが、5つの作品、6つのキャラクターが一つになれば、
6つの力は百万パワーだッ!!!!!」
安孫子(チンプイは微妙な気がするが、空気を読んで言うまい………)
横山「な、なにおぅ……ッ!」
藤本「行けッ!!SFロボット!!カブラペントライデント!!SF十文字突きだぁああああッ!!!」
安孫子(それにしてもこの相方、ノリノリである)
(SFロボが手にしたカブラペン形の槍で鉄人を串刺しにし、諸共に大爆発をして消滅する)
横山「クッ……、見事だ、藤子不二雄の諸君…。だがコレで負けた訳ではないッ!!
次はジャイアントロボも呼べるように権利関係をスッキリさせて、再び君たちの前に現れるとしよう……サラバだ!!」
(言い捨てて走り去っていく)
藤本「横山光輝……、恐ろしい敵だった……」
安孫子(ボク、特に何もしてないけどなぁ…)
藤本「さて、改めて安孫子…、悪の漫画家連合を倒す為に、ボクに協力してくれるかい…??」
安孫子「ああ、ボクに関係無い訳じゃないからね。…それに、昔の知り合いが道を踏み外してるのを放って置くと言うのも、
なんだか気分が悪いし……」
藤本「…ありがとう……、キミならきっとそう言ってくれると思っていたよ…」
安孫子「よせやい、水くさいだろ」
藤本「ハハッ、藤子不二雄再結成だな、よろしく頼む」(手を差し出し)
安孫子「ああ、こちらこそよろしく頼む」(手を握り、握手)
藤子不二雄「あはははははははははは」
藤本「ところで安孫子。キミも「力」が使えるようになると戦力が増えて助かるから、
手っ取り早く死んで生き返ってくれたりしないかい??」
安孫子「それは……、ちょっと勘弁してくれよ……」
【完】
続くかもしれません。
【ネタバレ】石川賢が味方に付いた陣営が圧勝します。
【おまけ】
安孫子「それにしても敵は闇堕ちした漫画家、ね……」
藤本「どうしたんだい??」
安孫子「どう考えてもラスボスは闇堕ちしたテラさんの様な気がするんだが……」
藤本「キミもそう思うかい?? ボクもさ……」
【完】
皆さんありがとうございます。励みになります。
続き書きましたのでお知らせします。
藤子不二雄A「死んだ漫画家が女子高生に転生……??ヒロシマ死闘編」
藤子不二雄A「死んだ漫画家が女子高生に転生……??ヒロシマ死闘編」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1503587028/)
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