異世界人「お前空飛べないの?」
俺「あ、はい」
異世界人「子供でも使えるタイムワープ使えないの?」
俺「あ、はい」
俺「生きるのが辛いな。死のう」
天界
神様「お前もう生き返らなくていいだろ?」
俺「あ、はい」
???「あらあらよく泣く元気なお坊っちゃまですね」
???「うふふ。ばぁやありがとう」
俺「まさか勝ち組で生まれ変わったのか?」
???「まさに時期王に相応しい顔をしておるな」
俺「オンギャーーー」
???「しかし隣の赤ん坊はうるさいな。誰の子だ?」
???「わかりませぬ。昨日城下町に落ちてました」
???「捨てておけ」
???「はい」
俺「えぇ」
天界
神様「お前に相応しい場所を用意したぞ」
俺「いや、もういいすっよ」
神様「いいから行け!」
メス豚「きゃー誰か助けて!!」
俺「ん?なんだここは?」
メス豚「あの、助けてください!」
俺「助ける?敵は?」
メス豚「じ、地面にいるアリです!」
俺「え?」プチッ
アリは死んだ
メス豚「う、うそ…。S級クラスのアリが一撃…。あ、あなた何者なの?」
俺「え?これがS級…」(無双キターーー)
王様「話は我が娘のメス豚から聞いておる。まずは娘を救って頂きありがとう。」
俺「え、あ、いえ」
王様「突然だがうちで傭兵として雇われてはくれないか?近々隣国より攻撃があるとの話がきてな」
俺(ふーん。まぁいっか)「あ、はい」
傭兵所
隊長「けっ!お前みたいなやつがS級のアリを一撃だと!?ありえねぇな」
俺「あ、え」
隊長「俺と対決しろ。勝負はデコピン対決だ」
モブ「た、隊長!デコピンは危険です!」
隊長「なぁに、ちょっと軽くやるだけだ」
隊長「まずお前からデコピンさせてやる」
俺「あ、はい」バチン
隊長「…」バタン
モブ「た、隊長ー!!だ、誰か救護班をー!」
俺「え?」
王様「しかし驚いたな。俺君みたいな人が今まで無名でいたなんて…」
隊長「俺君は最強です。彼ならあの凶悪な隣国のポチを倒せるかもしれません」
王様「隊長、さすがに俺君でも神クラスのポチは難しいのでは…」
俺「あの、もしかしてポチってワンワン吠えるやつですか?」
王様「そうだが、さすがの俺君も難しいだろ…」
俺「1度やってみます」
隣国
隣国王「くくく。1人で我が城に乗り込んで来ただと?しかも無名の傭兵か…。くくく、おい!ポチを出せ!」
隣国城入口
俺「ここか」
ポチ「ワンワン!」
俺「……。柴犬。しかも子犬…。カワイイ」
ポチ「ワンワン!」
隣国王「くくく。さすがに動けまい」
ポチ「ワンワン!」俺の手をガブッ
俺「は?」頭バチン
ポチ「キャン」
俺「あ?」
ポチ「クゥーン」ブルブル
隣国王「な、なんじゃ…」ガクブル
俺「ポチお座り」
ポチ「ワ、ワン」シュタ
隣国王「な、なんじゃこやつわ」ガクブル
俺「ポチ、俺と来るか?」
ポチ「ワンワン!」
王様「な、なんと!あの凶悪なポチをペットにしたと申すのか!!」
俺「あ、はい」ポチ「ワンワン!」
王様「ひ、ひい」
俺「あ、こいつは大丈夫です。たまに手を噛みますが」
王様「手を噛むだと!俺君は大丈夫なのか?」
俺「まぁ、少し痛いですが今は甘噛みになったので」ガブガブ
王様「あわわわわ」
メス豚「俺様。私と結婚しては頂けませんか?」
俺「え?あ、うーん。」
メス豚「私の何が不満ですの?」
俺「い、いや、女性と付き合うと言うか、女性とまともに話もしたこともなくて…」
メス豚「俺様ってウブなんですね。ますます気に入ってしまいました。」
王様「うむ。俺君なら娘を安心して任せられる。まぁ今日は遅いから特別室で休みなさい」
俺「あ、はい」
特別室
俺「なにかが違う…」
神様「をを!俺!どうだ?この世界は気に入っただろ?」ニヤニヤ
俺「いや、なにか違うんですよね。強くもない敵を無双しても面白くないというか、余りにもザコ過ぎて」
神様「うーん。まぁとりあえずこの世界で楽しめ!」ガハハ
俺「えぇ…」
特別室
コンコン
俺「あ、はい?」
メス豚「俺様…。そ、その、ベッドをご一緒させてもらっても宜しいですか?」
俺「え、え!!」
メス豚「もちろん、お父様の許可もありますので…」
俺「え…。あ、あ…はい…。」
ベッドの中
メス豚「俺様の隣で寝れるなんて、もしかしたらすぐに子供が出来てしまうかもですね」ポッ
俺「ゴクッ」
ベッドの中で手を繋ぐ
メス豚「お、俺様?い、いきなり手などを繋がれたら私おかしくなります。あっあーーーん。」グタッ
俺「え?」
次の日
メス豚「お、おはようございます。き、昨日は凄かったです」ポッ
俺「え?あ、はい」
王様室
王様「ふふふ。俺君、さっそく娘と初夜を共にしたみたいだな。しかも手を繋ぐとは…」
俺「あ、はい」
王様「して、娘の手はどうだった?」
俺「あ、柔らかかったです」
王様「そ、そうか」気を失うバタン
数日後
王様「ゴホン。俺君、そろそろ娘と結婚を考えてくれたか?そ、その手も毎晩繋いでいるみたいだが…」
メス豚「俺様、私…貴方の子供がお腹に…」ポッ
王様「な、なんと!」
俺(違う…。何かが違う…。)
俺「あ、あの、メス豚は確かに綺麗で可愛いですが、子供の話は嘘ですよね?」
メス豚「え…」
王様「俺君、毎晩、手を繋いで子供は嘘とはどういうことだ?」
俺「手を繋いでただけですよ?」
王様「な、なにを言っている?手を繋ぐというのは子供を作る行為だぞ」
俺(やっぱりか…。くそ!なんなんだこの世界は!!)
メス豚「お、俺様…。私ではダメでしょうか…?」ウルウル
俺「そ、そもそもどうして手を繋ぐだけで子供ができるんですか?」
王様「手を繋ぐというのは、その、遺伝子と遺伝子が長時間触れ合うというか…。な、なんだその、お互いの遺伝子間で、し、衝突がありだな…そ、その…」
俺(あー。そこは異世界設定か…)
俺「わかりました。メス豚と結婚します。い、いや、メス豚を僕のお嫁さんとしてください!」
メス豚「お、俺様…。」グスッ
王様「うむ。俺君、これからも娘とこの国を頼むよ!」
俺「はい!」(何かが違うんだ…)
数日後の夜
俺「メス豚。聞いて欲しい事があるんだ」
メス豚「はい俺様の言うことならなんでも」ニコッ
俺「そ、そのだな、俺の地方だと手を繋ぐ行為よりも、もっと愛を育むものがあってな…」
メス豚「!手を繋ぐ行為以上の事があるのですか!?」
俺「そのまえに、メス豚はトイレはどうしてる?この城に来てから1度もトイレを見たことがないんだけど」
メス豚「トイレってなんです?」
俺「オシッコとかウ○コとかだな…」
メス豚「はい?なんですそれ?」
俺「い、いや、股間から出るだろ?」
メス豚「股間?ここが股間と言うものですの?何もありませんが」パカッ
俺(う、うそだろ…)
俺「…。」
メス豚「お、俺様?どうかいたしまさた?」
俺「帰る」
メス豚「お、俺様!?」
俺「うっさいボケ!もう帰る!!」
メス豚「俺様!」
時間ストップ
神様「なんじゃ、お前の求めてたのは違うのか?」
俺「な、なんか違うと思ったんですが、これじゃ楽しくありません。」
神様「うーん。わがままなやつじゃ。なら次の異世界に行くか?」
俺「元の世界に帰してください!」
神様「またキモオタニート童貞でいいのか?」
俺「まだ、あっちの方が生きてる気がします。」
神様「わかった。なら元の世界に帰そう。その代わりもう二度と異世界には行けないからな!」
俺「はい」
元の世界コンビニ
ギャル女店員A「ありゃしたー」
ギャル店員B「あいつキモくね?さっきからニヤニヤしてたし」ボソッ
ギャル店員A「キモすぎでしょ?てか、お釣の時あーしの手握ってきたし」
ギャル店員B「マジキモー!!」アハハ
俺(異世界に帰りたい…)
完
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