提督「俺の悩みを聴いてくれないか」 (110)
気分転換に作った艦これssです。
つまり中身ペラペラです。
そのくせちょっとだけR-18表現あるので、注意してね。
また艦娘のイメージを著しく損なう事が多いので、キャラ崩壊苦手な方は見ないほうがいいです。
進行ペース遅いので、気になる方は多分見ないほうがいいです。
居酒屋
ガヤガヤ…
提督「最近の、俺の悩みを聴いてくれないか?」
友「また女の話題か?」
提督「あながち間違いではない」
友「またフラれたのか」
提督「フラれてねぇし、その話じゃねぇ」
友「なんだ。じゃあまだあの子とは続いてんのか?」
提督「……言いたくねぇ」
友「まぁ、言わなくても展開は読めるがね」
提督「……言ってみろよ」
友「付き合ってみたら実は金目当てで、ヤることもやれず逃げられたってところだろ?」
提督「……」
友「んで探ってみたら、実は付き合った当初から二股されてて、さらに傷ついてんだろ」
提督「……お前スゲーな」
友「毎回そうじゃねーか。てかフラれてんじゃんそれ」
提督「……確かに」
友「だから何度も言ってんだろ。清楚な女ほど計算高く、ビッチ率高いってさ」
提督「俺の夢を壊すな」
友「てかお前めっちゃモテるよな。ぶっちゃけ羨ましいわ」
提督「まぁ、正直金も地位もあるしな」
友「それもそうだけど、少なくともオレより顔は良いじゃん」
提督「…マジ?」
友「大マジだよ。案外コロッと落ちる女多そうだけどな」
提督「実際付き合った人数多いしな」
友「でも長くて4ヶ月で、ヤることもやれずに破局っていうww」
提督「そ れ なw」
友「でもさ、海軍入った辺りまでは彼女と長いこと付き合ってたよな」
提督「あー、確かに4年位続いたな」
友「あの子は今どうしてんの?」
提督「……もう結婚して子供も出来たってよ」
友「うっわぁー…、キッツいなーそれ」
提督「もう慣れたよ」
友「いや慣れるなよ」
提督「いやもう、ホント…、提督に昇進してからマジで女運無くなったわ」
友「その代わり出世コースまっしぐらじゃねーか、羨ましい」
提督「超激務だけどな」
友「オレみたいに身体動かしてしんどい仕事じゃねえんだからいいじゃん」
提督「そりゃお前陸軍だしな」
友「しかも整備班だからめちゃめちゃ汚れるっていう」
提督「でも好きで選んだんだろ?」
友「まぁな」
提督「……って全然俺が話したかった事じゃねーし」
友「珍しいな、女の悩みじゃねーのか 」
提督「いや、まぁ半分そうなんだけどさ…」
友「なんだよ、勿体振らずはよ喋れよ」
提督「ほら、ウチって戦闘艦じゃなくって、艦娘『扱ってる』じゃん?」
友「おう」
提督「んでその艦娘がメチャクチャ癖者だらけでな…」
友「あー、確かに女だらけの職場って大変らしいからなー」
提督「……やっぱり?」
友「聴いた話だけどな」
提督「他の職場ってどんな感じなんだ?」
友「そりゃあヒドイもんだよ。四六時中ヒトの文句ばっか喋って、ちょろっと注意受けただけですぐパワハラだなんだと喚き散らす事なんて日常茶飯事」
友「悪口大会やってるグループから一人席立ったら、今度はその子の悪口大会が始まるっていう」
提督「……ソイツはヤバいな」
友「だろ?」
提督「まぁ、ウチはギスギスした空気もないし、そことは全然事情が違うんだけどさ……」
友「聴いてやるよ」
提督「いいか、茶化すなよ?真面目な相談なんだからな?」
友「はいはい」
提督「あと絶対周りに漏らすなよ?かなり深刻な問題なんだ」
友「……おう」
提督「実はウチの艦娘達な……」
友「……」
提督「オレの貞操を、四六時中狙ってやがるんだよ…」
友「……ハ?」
提督「ちょっと気を緩めたらマジでヤバいんだって」
友「……」
提督「じゃあやっちまえよってお前は思うかもしれんが、軍規で艦娘には絶対手を出すなってあるし…」
友「……」
提督「ぶっちゃけ、男として生きてる中で、犯される恐怖と言うものを味わうとは思わなかった……!あれはMO5(マジで犯される5秒前)だったっ……!」ブルブル!
友「……」
提督「でもな、アイツら根はメチャメチャ良くてさ」
提督「誉められると素直に喜ぶし、仕事は真面目にこなすし、遊ぶ時は無邪気だし…」
友「……ちょっといいか?」
提督「見た目は普通に可愛いし……、何だ?」
友「大体話は分かった」
提督「さ、流石親友…!」
提督「んで、俺はどうすりゃいいと思う?」
友「知 ら ん」
提督「……え?」
友「まったく、真剣な相談かと思えばそんな事かよ」
提督「いやいや、マジで深刻な悩みなんだって」
友「そうやってまた遠回しに俺を皮肉ってんだろ?」
提督「え」
友「ああそうだよ!またフラれたよ!『顔が必死すぎ』って言われてなぁっ!!」
提督「ちょっ、いきなりどうした!?」
友「なんだよ顔が必死すぎって!めっちゃ理不尽だろォ!?」
提督「今まさに必死すぎな顔になっちゃってるから落ち着けって!」
友「くっそー!お前マジで見てろよ!ぜってーオレが先に結婚してやるからな!」
提督「分かった!分かったから!てかクッサ!さてはお前めっちゃ飲んでんな!」
友「もう帰る!」バンッ!
提督「おkおk、すんませーんお勘定ーっ!」
「あいよーっ」
……………
…………
………
……
…
執務室
提督「くっそー、アイツ酔っ払うとホントダメだなー…」ガチャッ
「あっ。お帰りなさい、提督」
提督「ただいまー…。てかこんな時間まで何やってんだ大淀」
大淀「本日分の日報作成をしていました」
大淀「引き延ばしても最終的な労力は一緒なんですよ?提督」
提督「まぁそうだけどさ」
大淀「提督が私の分の仕事をこなして頂ければ話は別ですが……。はっ…!」
提督「ん?」
大淀「……私の分の仕事を提督に与えて疲れさせて眠らせる事で、睡眠薬を使うことなく睡かn…」ブツブツ…
提督「……本人目の前にしてそういう事言っちゃうのなキミ」
大淀「……提督?」
提督「仕事は今日はやらんし、自分の分しかやらん」ガチャッ
大淀「じゃあせめて私の部屋で休憩をs」
提督「さー自分の部屋に帰って寝るかー」スタスタ…
大淀「あっ、まっ、待って下さい、提督って、ああっ、まとめた日報がっ!」バサバサー
提督「おやすみー」バタン
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提督「ああ~頭いてー…、ちょっち飲み過ぎたな…」
提督「…それにしても俺の部屋やっぱ遠いよなぁ…。要望書、出すだけ出しとくか…」スタスタ…
提督「……おや」
時雨「お帰り、提督」
提督「もうすぐ消灯だぞ、部屋に戻れ」
すみません、一旦落ちますね。
再投下します。
時雨「そうだねー」
提督「……」
時雨「……」
提督「いや、戻れよ」
時雨「提督が部屋に入るのを見届けたらね」
提督「見届ける必要なんてないだろ」
時雨「あるよ?」
提督「何で」
時雨「提督が部屋に入る瞬間に倒れたらどうするのさ」
提督「…はい?」
時雨「もし提督が部屋の前で倒れたとき、ボクが居なかったらそのまま息絶えちゃうかもしれないじゃないか!」
提督「……で?」
時雨「要はリスクマネージメントだよ提督」
提督「……ほう?」
時雨「潜在的なリスクを考察した時、ボクは気付いたんだ……。提督の部屋の前が、がら空きだって事にね!」
時雨「潜在的リスクを考察した時、ボクは気付いたんだ……。提督の部屋の前ががら空きだって事にね!」
提督「つまり?」
時雨「何かの拍子に提督が部屋の前で眠りこけてしまったとき、誰も居なければ提督はそこで凍死してしまうかもしれないっ」
提督「確かに可能性はあるな」
時雨「その対策として、ボクが提督の部屋の前を重点的に管理することにしたんだ」
提督「本音は?」
時雨「部屋の前で寝てしまった提督を、あわよくば部屋に連れて帰って、そのまま……ふふっ///」
提督「はい、おやすみおやすみー」ガチャバタン!
時雨「ああっ、提督ー!」
提督「……冗談に聴こえるが、アイツらはマジだからな」
提督「気の休まる暇がないな…」
「では私がマッサージして差し上げますよ?」
提督「かーしまーっ!」
鹿島「河嶋じゃありません」
提督「言ってねぇよ。何勝手に部屋入ってんの?」
鹿島「提督さんお疲れだと思って」
提督「そう思うなら入って来んなよ」
鹿島「だって部屋の鍵が掛かって居なかったので不審に思って…」
提督「え?マジ?」
鹿島「マジです」
提督「あれぇー、戸締りはしっかりしてたハズなんだが…」
鹿島「扉が半開きだったので、折角だし入ってみようと思って…。あ、ついでに安全確認もしましたよ?」
提督「何故安全確認がついでなのか…」コレガワカラナイ
鹿島「ちゃんとゴム常備して、暴発対策しているんだなって感心しました」
提督「そっちの安全確認かよ」
鹿島「ささ、提督もお疲れの様ですし、お風呂はいって、二人で気持ち良くなりましょう?」
提督「余計疲れるわ」
鹿島「あ、ゴムは着けても着けなくてもどっちでも良いですよ?」
提督「やかましいわ」
鹿島「着替えは提督のパンツとワイシャツで」
提督「カエレ( ・∇・)」
鹿島「私を使って色々練習しましょう?提督っ///」ハァハァ
提督「発情期かコノヤロー」
鹿島「むぅ~、ひょっとしてこういうグイグイ系嫌いですか?」
提督「意外と好き」
鹿島「じゃあ良いじゃないですか、私と共に快楽に向かって航海演習しましょう」ハァハァ
提督「『後悔』演習になるんでやめとくわ」
鹿島「ええ~…、鹿島の何がそんなに不満なんですか?」
提督「キミ達に手を出すと色々面倒な事になるからな」
鹿島「確かに軍規には書いてますけどね」
提督「だろ?わかったら諦めて部屋に戻って寝てくれ」
鹿島「でも上層部が黙認する例もあるじゃないですか」
提督「……よく知ってんな…」
鹿島「補佐の仕事はキッチリこなしてますから」クスッ
短いですが、今日はこの辺で。
1日空いてしまい、申し訳ないです。
今日も短いですが、投下していきます。
提督「でもさ、手を出した提督の多くは社会復帰出来ないほど衰弱したか、殉職してる為って併記されてたが?」
鹿島「あー、多分あれですね。欲求溜まった娘全員が一斉に襲っちゃったパターンですね」
提督「何で知ってんの?」
鹿島「私達が現在進行形でそうなりそうだからですっ♪」
提督「……マジ?」
鹿島「マジです♪」
提督「………そりゃマズイな」
鹿島「早く提督もその気になっちゃってくださいよ、私達は何時でもウェルカムですからっ」ハァハァ///
提督「いやー余裕でノーサンキューッスわ」
鹿島「えー?」ムスーッ
提督「もー、良いから早く部屋に戻ってくれよー」ハァー
鹿島「分かりましたー。提督に嫌われたくありませんし、今日はこの辺で帰ります」
提督「ったく…、その潔さは誉めてやるけどさ」
鹿島「提督は潔い女が好きですものね」クスッ
提督「はいはい」
鹿島「それでは提督、本日もお疲れ様でした」ガチャッ
提督「はいよ」
パタン…
提督「はぁ~…」
提督「何とか対策練っておかないとな…」
提督「……ま、とりあえず風呂入ってシコって寝よ」
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~数日後~
執務室
提督「……ん?何だろ、この封筒」ガサッ
提督「あ、先輩の名前……。ひょっとして『あの件』かっ!」ピラッ
提督「……ふむ…」
提督「……よっしゃ、認可降りたぞ…!」
提督「流石先輩…、物分かり良くって助かるわー」
提督「さて、早速この件を艦娘に提案しないと…」
コンコン…
提督「おう、入れ」
「うむ」ガチャッ
提督「おはようガングート」
Гaнгут「ああ、おはよう」バタン
提督「報告か?」
Гaнгут「うむ、『カイゼンヨウボウショ』を持ってきた」
提督「珍しいな」
Гaнгут「私を含む、所謂外国籍の艦娘が中心となって作ったものだ」
提督「ほう」
下書の時「Гaнгут」は半角英数字サイズだったのですが、ここで打ち込んだらおっきくなってしまいました…。
見辛いと思いますので、これからは『ガングート』表記にさせていただきます…、誠に申し訳ないです。
ガングート「主に食事内容の希望や部屋家具の改善、入渠設備更新の催促等だ。よく目を通しておけ」スッ
提督「勿論だ」ピラッ
ガングート「ところでだ、それとは別の件で相談がある」
提督「んー?なんだ?」
ガングート「これは私個人から提督への相談だが、
今すぐ貴様のイチモツを咥えさせろ」
提督「えらい直球だな」
ガングート「その方が興奮するのだろう?」
提督「まぁな」
ガングート「では早速…」
提督「まぁ待てガングート」
ガングート「むぅ…、『オアズケ』というヤツか?」
提督「あーまぁ、それでいいや」
提督「とりあえず俺の話を聴いて欲しいんだけどさ」
ガングート「何だ?」
提督「俺は倫理的、役職的にも『艦娘』に対して手を出せないようになっている」
ガングート「らしいな」
提督「これは軍属が艦娘に手を出して、『己のモノ』にする事でクーデターを起こす事態を回避する為の規則な訳だが、勿論例外はある」
ガングート「ほう?」
提督「例えば、『艦娘』が偽装を永久に放棄すれば、この限りではない」
ガングート「だが、もし全員が提督に惚れていた場合、全員が偽装を放棄してしまうのでは?」
提督「可能性は無いに等しいが、既に軍規に記載されている」
ガングート「なるほど。その為の『指輪』か」
提督「そういう事だ」
ガングート「つまり貴様が私に『指輪』を渡さない限り、何も出来ないと言うことか?」
提督「御名答」
ガングート「ではどうするつもりだ。貴様も溜まっているだろうが、我々のそれは限界に近いぞ?」
提督「そこで、だ」
提督「当鎮守府において限定的措置として、海軍に選抜された人間を数名呼び、艦娘の『特殊整備』をして欲しいと、上層部に進言したんだ」
ガングート「トクシュ、セイビ…?聞き慣れん言葉だな」
提督「まぁぶっちゃければ、男を何人か呼ぶから、そいつらとなら好き放題ヤりまくっていいよって事」
ガングート「ふむ……」
提督「こうすればキミ達の欲求不満は解決するし、何より艦娘全員に出会いのチャンスが巡ってきて、問題が合理的に解決するワケだ」
ガングート「なるほどな」
提督「既に候補は絞ったらしく、さっきデータが届いたんだ。よかったら目を通してくれ」
提督「勿論指名もアリだぞ?」
ガングート「要らん」
提督「なんでや」
ガングート「貴様は我々をバカにしているのか?」
提督「いや、だって欲求不満なんだろ?」
ガングート「貴様はどうやら我々の事を『イケメンになら誰にでも股を開くクソビッチ共』とでも思っているようだな」
提督「思ってねーよ、俺はお前らの為を思って……」
ガングート「いいか?一度しか言わん。よく聴いておけ」
ガングート「我々は皆、『提督というに男』にしか興味がない」
ガングート「この意味が分かるか?」
提督「………つまり君らは俺としかヤりたくないのね?」
ガングート「まるで我々が下半身でしか物事を考えておらず、愛がないような言い方だな」
提督「それは……すまん…」
ガングート「まぁだが、少なくとも我々の事を想っての提案、という事は伝わったぞ」
提督「………ちょっと、考え直すわ」
ガングート「当然だ」
提督「なんか俺勘違いしてたみたいで、悪かったな」
ガングート「いいさ、貴様と私の仲だ。もう怒ってはいない」
提督「そっか」
ガングート「では今日のところは『オアズケ』ということで、私は持ち場に戻る」
提督「ああ」
ガングート「失礼する」ガチャッ
バタン
提督「『オアズケ』ねぇ…」
提督「ただ単にヤりたいだけじゃなかったのかー…」
提督「艦娘は軍規上兵器扱いだけど、やっぱ普通に『女』だな」
提督「………」
提督「……いよいよ詰んだな、どうすっかなー…」
提督「まぁ……」
提督「……とりあえず今夜はヌいて、冷静になってから考えるか」
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以上が本日分となります。
偽装→艤装です、誤字すみません。
あ、コメントありがとうございます、てっきり誰も見てないと思っていたので素直にウレションです。
あ、嬉しいの誤字ですよ?
こんばんは。
毎度沢山のコメントありがとうございます。
コメントを頂いた私の嬉しさが前を走っていたクルマに伝わったらしく、直線なのにずっと左右に大きく揺れていたのでとりあえず車間空けました。
まぁそんな事は置いといて、更新していきますね。
~翌日~
整備研究棟
提督「明石か夕張ー、どっちか居るかー?」
明石「はいはーい!」ヒョコッ
夕張「何ー?」ヒョコッ
提督「この前の件認可降りたぞ」ピラッ
明石「ホントっ!?」
提督「こっちでも予算組めたし、後は導入待つだけだな」
明石「ありがとー提督ーっ!」
提督「礼なら遠征組に言ってくよ」
夕張「ねぇねぇ、『この前の件』って何?」
提督「CAD/CAMと新型の5軸加工機、3Dプリンターを導入して欲しいって明石に以前から言われててな」
夕張「へぇー、なんで?」
明石「修理依頼と研究を両立するの大変だし、ワンオフ品多いから少しでもOA・FA化して楽に研究したいなーって思っててさ」
夕張「なるほど…。あっ、じゃあさ提督、ついでに自動倉庫と自動搬送車も導入してよ!」
明石「いいねー!そうしたら予備艤装の管理が断然楽になるし!」
提督「ダァーンメ」
明石・夕張「「何でーっ!?」」
提督「今回だってかなり切り詰めて予算編成したんだから、少なくとも来年まで待て」
明石「むぅー…。……分かった…」
夕張「まぁ7tリフトあるし、今ある物で何とかするしかないかー…」
提督「じゃあ機材搬入日とか決まったら教えるから、それまでにちゃんと片付けてキレイに整頓しとけよ?」
明石・夕張「「はーい」」
提督「じゃあ俺まだ巡回あるから」
明石「あっ、ちょっと待って提督」
提督「んー?」
明石「ちょっとこっち来て」
提督「何だよ」
明石「そこの印の上に立ってもらって良い?」
提督「このバミリみたいな所か?」
夕張「そうそう」
提督「何かカメラみたいなのに囲まれてんだけど、何これ?」
明石「3Dスキャナだよ、この前導入したじゃん」
提督「へぇーこれが…。実物見たことなくってさ」
夕張「これのお陰で艦娘毎の体型データが立体的に取れるから、個々の体格にあった艤装の開発が捗ってるのよ」
提督「ほぉー」
明石「でさ、提督ー、出来れば…
全部脱いで欲しいんだけど」
提督「えー……」
夕張「艦娘も全員脱いでスキャンしているんですから、提督も脱いで貰わないと」
明石「そうそう」
提督「いやまぁ、そりゃ服着てたら正確な人体データは取れんかもしれんが…」
明石「ほらほら、早くして」
提督「う、うーん…」ヌギヌギ…
明石・夕張「………」ゴクリ…
提督「……いや、ちょっと待てよ」
明石「何よー」
提督「俺戦闘用員じゃないから測定しなくても良いじゃん」
夕張「一応ほら…、何かあったとき必要かもしれないし…」
提督「おう目逸らすなや。どうせ3Dプリンター届いたら、俺の全裸フィギュア作るつもりなんだろ?」
夕張「たったそんな事の為に3Dプリンターなんて使わないわよ!」
明石「作るのは提督の立派なアレを型どった、1/1ディ×ドよ!」
提督「腰だけのダッチワイフよりもヒデェな」
夕張「さあ提督、早く下も脱ぐのよ!」
提督「なんでそんな必死なんスか」
明石・夕張「「だって!いくら誘っても提督は私達を抱いてくれないじゃないっ!」」
提督「まぁな。でもやっぱ脱ぐのは嫌ッスわ」
明石「なんでよ…」
提督「キミ達だって人に見られながら下半身露出するのは嫌だろ?」
明石・夕張「「嫌じゃないから」」ピラッ
提督「………。せめて下着は穿いてきなさい…」
明石「何時でも何処でもヤれるようにスタンバってるのよ」
提督「パンツ履いてても変わんないじゃん
夕張「でも興奮したでしょ」
提督「そりゃそうだ」
明石「少なくとも私達の事は女と認識してるのね…」
提督「そりゃあ皆普通に可愛いし、女として認識出来ん方がおかしいわ」
夕張「じゃあ抱いてくれても良いじゃん」
明石「そうよー、こっちの欲求不満は爆発しそうなんだから」
提督「だから手を出すなって軍規があんの。何度も言ってるじゃん」
夕張「そんなの黙ってればバレないわよ」
提督「とりあえずキミ達はコンプライアンスというものを1から勉強しなさい」
明石「じゃあ仮に社内恋愛してるカップルが居たらどうなるのよ」
提督「規則で禁止されてたら何らかの処分が下るだろ」
夕張「そんなの只の嫌がらせじゃない」
提督「あのなー、規則ってのは何も嫌がらせの為に作られてるもんじゃないからな?」
提督「仮に規則が無けりゃ風紀は乱れるし、作業効率が落ちたり、現場だと労災発生率も上がる可能性だって高いんだぞ?」
提督「校則が厳しい高校だって、何らかの事件、事故を未然に防ぐ為にそうなった訳なんだし」
提督「規則を全員がしっかり遵守すれば、社内や校内において考えうる様々な効率を向上させるだけじゃなく、自分自身が働きやすくなるという事に繋がるんだからな」
提督「だから俺を含む全員が規則を守らなくては、規則の意味が無いんだよ。分かるか?」
明石「でも仮にその規則がある事によって生産性が著しく低下したらどうするのよ」
提督「その時は当該規則と変更理由、及び改善・代替案をまとめた要望書を作成して本部に送って検討してもらわなければならない」
提督「つまり規則自体を変えなければならない、という事だ」
明石「ふーーーーん。じゃあ仮に恋愛禁止という軍規によって、艦娘全員の『考えうる様々な効率』が低下するような事態が発生したら、軍規は変わるの?」
提督「まぁ…、そういう事になるな……」
明石「…聴いた?」
夕張「勿論、言質は取りましたからね?提督」
提督「はぁー…まぁでも、軍規なんてそう簡単に変えれるもんじゃないしな…」
明石「でも何もしないより、行動した方が良いと思うし!」
夕張「大体恋愛禁止なんてモチベーション下がるに決まってるじゃない!アイドルじゃあるまいし!」
提督「いや、限定的にだが付き合うことは認められてるんだぞ?」
夕張「知ってるわよ、『指輪』の事でしょ?」
提督「じゃあなんで…」
夕張「だって幸せになれるのは一人だけじゃない!」
提督「……それは…、そうだけど…」
明石「ぜぇーーったい、この馬鹿げた軍規を変えて、私達は恋愛の自由を勝ち取るんだから!」
夕張「そうと決まったら早速空いている旗艦達を呼んで、ミーティングね!」
明石「ええ!」
提督「……」
夕張「じゃあ私は長門さん達呼んでくる!」ダッ
明石「宜しく!」
提督「……」
明石「宜しくー!」
提督「……『自由』…ねぇ」
明石「提督っ」ガバッ
提督「……おい」
明石「良いじゃないこれくらい」
提督「…しゃーねーな……」
明石「ねぇ…提督…?」
提督「……何だ?」
明石「提督はさ…、私達を、愛してる…?」
提督「……当たり前だろ」
明石「じゃあどうしてそんな頑なに、私達と距離を置くのよ」
提督「……」
明石「私達はね?提督の事も大好きだけど、それと同時にこの鎮守府が大好きなの…」
明石「だから、ここに居る艦娘の中から、一人でも提督と結ばれない娘が出るは、みんな絶対嫌なのよ…」
提督「……そうだったのか…」
明石「ねぇ提督…、
私達全員とケッコンは……嫌?」ギュッ…
提督「…………すまんが…、今は答えられん」
明石「……そっか…」
提督「……」
明石「……分かった!」バッ
提督「ん?」
明石「仮に軍規が変えられなかったら、その時は私達全員で提督を犯しちゃうから!」
提督「犯行予告かよ」
明石「だから提督…、覚悟してちょうだいっ!」チュッ…
提督「んむっ…」
明石「えへへっ、私達を惚れさせた罪は重いんだからっ!」タッタッタッ…
提督「確かに」
提督「……めっちゃ良い笑顔だったな、明石……」
提督「………てか『犯しちゃうから』って、スッゲェセリフだな。聴いた事ねぇよ」
提督「まぁとりあえず、執務室に戻るか…」コツコツ…
_____
____
___
__
__
以上が本日分となります。
明石のターン長いな…って思ってる方が多分もしかしたら居ると思いますが、優遇している訳じゃないのであしからず。
あと皆様に聴きたいのですが、キャラのみ安価して欲しい方いらっしゃいますかね?
もしやって欲しいという方が多いようでしたら、今後検討しようと思います。
まぁそんなに長いストーリーにするつもりはないので、やったとしても数回が限度ですが…。
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません