シンジ「槍でやり直そうとした結果がこれ」 (93)
エヴァ公式サイト更新記念 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qの後日談
自分なりのシンエヴァへの期待を詰め込みまくったので合わない人は合わないかも
カヲル(回想)『ごめん、これは君の望む幸せではなかった。ガフの扉は、僕が閉じる』
シンジ「カヲル君は意味不明な事言って爆発するし」
アスカ(回想)『リリンが近づけるところまで移動するわよ』
シンジ「とか言ってアヤナミと移動し始めたのはいいけど二人ともいつの間にか消えてるし」
シンジ「寒いよ・・・毛布があれば・・・あっ、落ちてる」
(道端の毛布を拾うシンジ)
シンジ「ヴィレとか言うところにも戻れそうも無いし」
シンジ「僕はこれからどうすればいいんだろう」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1501571649
ヴィレ
ミサト「マリはどうしたの?」
日向「8号機は大破していますが、生存を確認。L結界密度は低い場所に居たので、現在回収班が急行しています」
ミサト「よろしい。では、アスカとゼーレパイロット・・・アヤナミレイ(仮称)は?」
青葉「コード第三の少年とはぐれた後、様々な場所をさまよっているようです」
多摩「奇跡的なのか、L結界密度が高い場所を選ぶように歩いていますね」
ミサト「回収班は行けない、そう言うことね」
リツコ「艦長、マリは怪我をしている可能性が否定出来ないわ。アスカとゼーレパイロットが回収できないとすると」
リツコ「ネルフに急襲されたらひとたまりも無いわよ」
ミサト「・・・仕方ないわね。碇シンジ君は?」
北上「あんな奴、探す必要あるんですか?」
ミサト「命令よ」
北上「・・・旧第三新東京市街を歩いています」
ミサト「ネルフは旧第三新東京の上空に基地があるから・・・」
ミサト「敵対勢力の範囲に一部隊・・・回収部隊なんて送れないわね」
リツコ「詰んだわね」
ミサト「はぁ」
ネルフ
ゲンドウ「シンジはどうした」ガタガタ
冬月「貧乏揺すりを止めろ、うるさくて敵わん。お前が俺にだけ見せる親バカの本性を今現すな」
ゲンドウ「しくじったな、親バカをシンジの前でも出して説得して補完計画に協力させるべきだった」
冬月「それをお前は」
ゲンドウ(回想)『時が来たらその少年とこのエヴァに乗れ。話は終わりだ』
冬月「とか言って突き放し」
冬月「挙句の果てには第三の少年の旧友の制服を出して精神崩壊寸前まで持っていったんだぞ」
冬月「第三の少年の精神崩壊の有様なんて、自称他の世界から来たという渚とか言う少年から聞いただろう」
(そう言いながら飛車を打つ冬月)
ゲンドウ「悔やんでも悔やみきれん」
冬月「ゼーレの老害を殺すスイッチを押してしまったのだ。新しいシナリオを考える必要があるな」
ゲンドウ「ああ」ガタガタ
月面
(6個目の棺から出てくる裸のカヲル)
カヲル「またこの世界とはね、変わらないね僕も」
カヲル「初号機に握られて殺されて、更にはフォースインパクトを止めようとして首輪が爆発・・・」
カヲル「いい加減この繰り返しは飽きたなぁ」
カヲル「シンジ君、君だけは幸せにするよ(断言)」
(毛布にくるまりながらとぼとぼと歩くシンジ)
(視線は街にある、動かない巨人に向けられている)
シンジ「あれがインフィニティのなりそこないっていう奴か」
シンジ「まるでエヴァみたいだ」
シンジ「電車や雑草までも赤くなっているし」
シンジ「ニアサードインパクトって一体どんなんだったんだろう」
シンジ「だけど・・・これだけの被害なのになんでミサトさんたちは無事なんだ・・・?」
(歩きながら考え込むシンジ)
(やがて、シンジは普通の色の木が生えているところを見つける)
シンジ「なんかあそこだけ赤くないぞ」
シンジ「あそこで休憩するか」
(不意に上を向くシンジ)
(白い鳥が群れを成し飛び去って行く)
(そして、瓦礫の上にシンジを見つめる制服の綾波レイが居る)
シンジ「・・・!」
(反対方向に歩き出すシンジ)
(毛布は無く、背中にαと書かれたプラグスーツを着ている)
ミサト「これより、碇シンジ君回収作戦を開始します」
ミサト「フェーズ1。陽動部隊がネルフ本部直下にてN2爆弾を爆発させます」
リツコ「N2爆弾は小型だからシンジ君は被害を被らない筈よ。郊外にいるもの」
北上「あんな奴、爆発に巻き込まれればいいのに」
ミサト「北上。いい加減にしなさい」
北上「・・・」
ミサト「そして、フェーズ2で残っていると思われるネルフ職員の注意が爆発に向いてる隙に街中を通り回収班が移動」
ミサト「フェーズ3でシンジ君を回収した後、そのまま旧小田原に回収班は移動」
ミサト「それまでにヴンダーは小田原付近の海に着水し、回収班を帰投させます」
リツコ「しかし、ニアサー発生の張本人の為に、対ネルフ用のN2爆弾と多くの人材を使うとは」
ミサト「シンジ君を回収しておけば、ファイナルインパクトは防げるでしょ?」
リツコ「背に腹は代えられないわね」
(腹に響く爆発音)
(赤い建物の向こうに、黒煙が見える)
シンジ「何があったんだろう・・・」
シンジ「なんか、第三新東京に初めて来たときのN2爆弾の音と同じような気がしないでもない」
シンジ「あの時は口の中がシャリシャリしてたっけ」
シンジ「ま、もう関係無いんだけど」
(言った直後、後ろから口を押えられるシンジ)
?「碇シンジ君だな、少し付いて来てもらう」
>9
×後ろから口を押えられるシンジ
〇後ろから口を押さえられるシンジ
(そして、後ろを振り返れないまましばらく歩かされた後、口が自由になる)
シンジ「ぷは!誰ですかあなたは!」
(そう言って振り返るシンジ)
(表情がみるみる驚愕に変わる)
シンジ「加持さん!生きてたんですか!?」
加持「ああ。と言うか、勝手に死人にしないでくれ」
シンジ「あっ、すいません・・ヴィレとネルフで見なかったものですから・・・」
加持「まぁ、仕方ないな。しかしシンジ君は14年前と変わらないな」
シンジ「みんなが言うには14年寝てたそうですけど、実感湧きませんよ」
加持「ははは、寝てるわけでは無かったもんな」
加持「・・・で、手荒な送迎で申し訳ないんだが、少し来て欲しいところがあるんだ」
アナウンス「ゲートが閉まります。ご注意ください」
シンジ「特務諜報機関ライストン?」
加持「そう。ヴィレやネルフとは違う、第三勢力だよ。日本政府直属の非公開組織」
シンジ「日本政府直属で第三勢力?ヴィレって民間なんですか?」
加持「葛城がネルフから独立するときに、『フォースインパクトを防ぐ』って触れ回ったからな」
加持「ヴィレは義勇軍だと思ってくれればいい」
加持「ライストンはドイツ語で『遂行』という意味だ」
加持「『意思』のドイツ語、ヴィレと良い対抗馬だろう?」
シンジ「・・・で、ライストンに連れてって僕をどうする気ですか?」
シンジ「エヴァに乗れ、そう言うんですか?」
加持「乗れ、では無く乗って欲しいんだ」
シンジ「・・・」
加持「渚カヲル君から聞いただろう?槍を使えばこのどうしようもない世界をやり直せると」
加持「槍だけに」
加持「その前に、見せたいモノがある」
加持「しかしまぁ、よく了承してくれたね。エヴァに乗るのを」
シンジ「もうこれが最後にしようと思います」
加持「まぁその方が君にとってはいいだろう。おっと、電気を点けなきゃ」
(加持がスイッチを押すと電気が点く)
シンジ「うわ!」
(シンジの目の前には白い巨人の顔がある)
加持「人の作り出した、究極の汎用人型決戦兵器、人造人間エヴァンゲリオン」
加持「その完成形、エヴァ量産型。試作一号機。我々の最後の切り札だ」
シンジ「見れば見るほどウナギに似てますが・・・なんでウナゲリオンっていう名前にしなかったんですか?」
加持「確かにそうだな」
加持「ではこれより、ヴィレ急襲作戦及び世界再構築作戦を説明する」
シンジ「ヴィレ急襲作戦?ミサトさんたちを倒すんですか?」
加持「本音で行くんだが、今、残った人類はこの世界を再建しようと試みている」
加持「そんな中、フォースインパクトの阻止、それだけの為に必要な物資をヴィレは根こそぎ奪っていく」
加持「空中戦艦AAAヴンダーはカッコイイかもしれんが、実態はただの金ならぬ資源食い虫だ」
加持「残っている人達の為に、ヴィレを急襲し、奪われた資源を取り返す。ついでに、ヴンダーも拿捕する」
加持「葛城達を殺すとは言っていない」
シンジ「それならよかった・・・」
加持「そして、世界再構築作戦だ」
加持「この前侵入したリリスの部屋の槍はどちらもロンギヌスの槍でフォースが起きたが」
加持「実は安置されてたMark.6の下にカシウスが埋もれている」
加持「リリスはこの前砕けたので、リリスによる再構築は不可能」
加持「ロンギヌスとカシウス、二つの槍を使い、リリスのコピー、初号機による再構築を行う」
シンジ「え?初号機はヴンダーのメインエンジンに・・・」
加持「ヴィレ急襲作戦でヴンダーを拿捕しているから問題はない」
加持「初号機を量産試作一号機に牽引させ、十字架にかけた後、両脇に二つの槍を突き刺す」
加持「すると、ファイナルインパクトが起き、人々のATフィールドが無くなる」
シンジ「それってどういうことですか?」
加持「個々を保つためには心の壁、ATフィールドが必要なんだが、それが無くなるということは個々が保てない」
加持「つまり、人類全員が一つになる。ゼーレや碇司令が目指していたのはこれさ」
シンジ「人類補完計画・・・!」
加持「だが、それは滅亡ではない。補完のコアとなった者が、一つになった中で自分の望む世界をイメージすると」
シンジ「思い通りの世界にいつの間にかなると」
シンジ「つまり、僕を人類補完のコアにして、僕の望む世界をイメージしろ、と言うことですね?」
加持「平たく言えばそうだな」
シンジ「なら、僕は14年前の世界に戻したいと思います」
加持「ほう、使徒もいるのに?」
シンジ「あの頃が一番楽しかったですから・・・」
加持「そうか。幸運を祈るよ」
加持「出撃の準備をしてくれ」
シンジ「エヴァンゲリオン量産型試作一号機、起動!」
(ウナギ頭の口が開く)
青葉「信号来ました!新型エヴァの起動を確認!」
(青葉のコンソールには、『New EVA Unit』と表示されている)
ミサト「何ですって!?発信源は!?」
日向「旧第三新東京です!」
ミサト「回収班をすぐに撤退させて!」
北上「了解!」
ゲンドウ「始まったようだな」
冬月「ああ。フォースが出来なかった時の為に加持君を仕掛けておいて本当に良かった」
ゲンドウ「もうすぐだ、ユイ」
加持『ヴンダーの場所は旧小田原方面だ!射出されたら右を向いて、翼格納装置のスイッチを押せ!』
(言ってる間にも、モニターのシンジは強烈なGによって苦痛に歪んでいる)
シンジ「ふー、射出って中々慣れないなぁ。えっと、翼格納装置のスイッチ・・・」
(シンジがスイッチを押すと、モニターに『Wing:ON』と表示される)
(それと同時に、量産型の背中から翼が出て、羽ばたき始める)
シンジ「エヴァって飛べるようになったんだ」
加持「まぁ14年経ってるしな。ほら、早く行くんだ」
(小田原方面に飛ぶ量産型試作一号機)
(下を赤い住宅地や赤い小田原城が駆け抜けていく)
シンジ「あれがヴンダーだな!」
加持「ATフィールドを展開しているようだ。こっちも展開して中和してくれ」
(オレンジ色の光を展開する試作一号機)
加持「そうだ。いいぞ。ヴンダーの操作系統を破壊する武器を今キャリアーで運んでるから、受け取ってくれ!」
(黒いキャリアーが箱根方面から飛んでくる)
(キャリアーは爆撃のように武器を投下した)
シンジ「諸刃の剣ですか、しかし大きいですね」
加持「プログレッシブナイフはネルフが特許を取ってるから使用できなかったんだ」
シンジ「じゃぁ仕方ないですね」
加持「ヴンダー後部の細い部分を斬ってくれ!そこには人が居ない筈だ!」
(ヴンダー後方の部分を切断する試作一号機)
シンジ「あとは!?」
加持「主砲・・・パラボラアンテナ付近の、試作一号機を向いている銃口をひねりつぶせばいい!」
シンジ「分かりました!」
(試作一号機を向いている銃口を言われた通りにひねりつぶす試作一号機)
加持「これで抵抗はできまい」
加持「状況終了」
シンジ「意外にあっけないんですね」
加持「試作一号機が強かっただけだな」
加持「主砲射撃も全く効いていないし」
シンジ「言われてみれば確かにですね」
加持「さぁ、資源の回収は別動隊がやってくれるはずだ。シンジ君、帰投してくれ」
シンジ「はい!」
やべえ加持とは通信してるからかぎかっこを『』にしてたのに途中から忘れとった
ミサト「ライストンとエヴァ量産型に急襲されたヴィレ」
ミサト「ファイナルインパクト阻止を阻まれたヴィレの面々は絶望を知る」
ミサト「ついに発生するファイナルインパクト」
ミサト「果たしてリリスの部屋にはどちらの槍があるのか」
ミサト「次回、『シンジ「槍でやり直そうとした結果がこれ」』後編」
ミサト「さぁーてこの次も、サービスサービスぅ!」
暇になったら全力でこのスレに投下します
今週中のいつになるか分からないけどお楽しみに
投下再開します
ミサト「あれから三日、か」
リツコ「形だけの日本政府直属組織、ライストンに死んだと思ってた加持君がいるとはね」
ミサト「ヴンダーは急襲され、クルーは二人一組で幽閉。こりゃあどうにもならないわね」
ミサト「リツコ、MAGIマークⅡハンディタイプ持ってないの?」
リツコ「持ってると脱獄の恐れがあるから当然没収されたわ。もう打つ手無しね」
ミサト「13年前と同じね、幽閉だなんて」
リツコ「ライストンとネルフが裏で繋がってるとすれば・・・近々ファイナルインパクトが起こされるわね」
リツコ「13年前の幽閉の時と同じように、私たちはインパクトを止められないのよ」
ミサト「サードとファイナル・・・」
冬月「加持君とお前の息子がヴィレを潰してくれたようだぞ」
ゲンドウ「ああ、これで計画の遂行が可能となる」
冬月「だが、元セカンドチルドレンとレイの動向が気になるな。不確定要素が入っている」
ゲンドウ「ヴィレの生き残りに回収されたらまずいな。セカンドは射殺するか」
冬月「おいおいおい、お前の息子の花嫁候補No.2じゃ無かったのか?お前の息子の一つの可能性を潰していいのか?」
ゲンドウ「14年前とは違うんですよ、冬月先生。シンジは初号機のレイとくっつけます」
ゲンドウ「尤も、人類補完計画が発動してしまえばそれで終わりですが」
冬月「なぁ、碇。俺たちに若者の未来を変える権利はあるのか?」
ゲンドウ「それは神のみぞ知る、ですよ」
アスカ「いつになったら救助が来るのよ・・・」
アスカ「プラグ内蔵のサバイバルキットなんてとっくの昔に消費しちゃったし・・・」
レイ(黒波)「サバイバルキットは本来、救助が来るまでもつように計画されている」
レイ「しかし、時間が経って消費してしまった場合」
レイ「組織から捨てられた事を意味する」
アスカ「じゃぁ私たちは見捨てられたというわけぇ~!?」
レイ「そうとしか考えられない」
アスカ「糞っ!あの40路がっ!」
ミサト(43歳)「何か寒気が」
リツコ(44歳)「私も・・・」
ネルフ諜報員「目標を発見、指示を乞う」
ゲンドウ『セカンドチルドレンはしゃs』
冬月『今のは聞かなかったことにしろ!拘束して連れてこい!レイは普通に連れてこい!』
諜報員「は、はぁ・・・」
アスカ「見捨てられたのね・・・エヴァ改弐も自爆させちゃったし・・・どうしよう」
レイ「・・・」
アスカ「死んじゃおうかな・・・」
(直後、アスカのこめかみに冷たいモノが押し当てられ、アスカは驚く)
アスカ「!?」
諜報員「特務機関ネルフ諜報部の者だ。セカンドチルドレンだな、来てもらおう」
諜報員「そして、綾波レイさん。君にも来てもらう」
ネルフ本部
(手錠を掛けられてもがくアスカ)
アスカ「何よこれぇ!どこに連れてくの!?ねぇ!」
諜報員「・・・」
レイ「セカンド。命が惜しいのならネルフで問題を起こさない方がいいわ」
アスカ「分かってるわよ!」
アスカ「(てっきりネルフには職員はいないモノと思っていたけど・・・少ないながらもいるのね・・・)」
(アスカが見ている先には動き回るネルフ職員)
アスカ「(なんで新型エヴァが起動できるか疑問だったけど・・・ヴィレに引き抜かれなかった人達が居たからか・・・)」
司令室
諜報員「司令、セカンドとファーストを連れて参りました」
冬月「よし入れ」ガチャ
ゲンドウ「・・・」
アスカ「(毎度この髭と会うたびに思うけど・・・シンジとは大違いの父親よね・・・)」
ゲンドウ「・・・我々の作戦を妨害。死に値する犯罪行為だ。言うことはあるか」
アスカ「何ですって!?作戦!?人類を補完!?フン、滅ぼすだけの癖に!」
アスカ「あんたたちゼーレとかネルフ首脳部とか、少ない人間で人類の行く末勝手に決めんなっつーの!」
ゲンドウ「・・・ゲルマンヒステリー娘、言いたいことはそれだけか」
アスカ「・・・」
ゲンドウ「冬月、葛城大佐に間違った情報を教えられているな。再教育刑はどうだ」
冬月「いや、死刑で良し。再教育してヴィレに引き渡したところで、どうせもう一回妨害に来るだろ」
ゲンドウ「では死刑にする。一週間後だ。心の準備を固めておけ。おい、諜報。連れてけ」
諜報員「了解」
(ゲンドウと冬月を罵倒しながら連れていかれるアスカ)
ゲンドウ「やはりあんな口が悪い奴とシンジはくっつけられないな」
冬月「死刑にして良かった。本当に」
ゲンドウ「レイ、計画の発動まであと少しだ。準備をしっかりしておけ」
レイ「了解しました」
ゲンドウ「・・・機体は無くとも、お前はリリスに帰ればいいのだ」
月面
テープレコーダー(キールの声)「渚カヲル、いや、第一の使徒。お前が今ここにいると言うことは我らは死んでいると思っていい」
キール「だが、それはフォースによる補完が失敗したことに他ならん」
キール「Mark.6を建造してた・・・タブハベースに行けば、Mark.7があるはずだ。それを操り、補完を手伝え」
キール「では、これで終わる」プツン
カヲル「自分達の目的の為に、使徒も巻き込むリリン・・・僕には理解できないよ」
シンジ「ヴンダーを急襲してから三日、か」
シンジ「ライストンの一人部屋がネルフより快適でよかった」
加持「シンジ君、入るぞ」
シンジ「あ、はい」
(部屋に入ってくる加持)
加持「準備が出来た。リリスの結界も今弱くなっている。ロンギヌスの槍×2も第13号機と共にセントラルドグマで捕捉した」
加持「カシウスは多分セントラルドグマのどこかにある。よく捜せば見つかる」
シンジ「えっと、ロンギヌスとカシウス、どうやって使うんですか?」
加持「裏死海文書には確か・・・リリスを十字架にかけて二つの槍を両脇から突き刺すと・・・」
シンジ「あれ?もうリリスは無くなったんじゃ?」
加持「忘れていた。代わりに・・・リリスの分身が必要だな・・・」
ゲンドウ「探す必要は無い」ヌッ
加持「碇司令!?」
ゲンドウ「リリスは我がネルフの技術であれやこれやして復元したので問題ない」
加持「助かります」
ゲンドウ「全ては補完計画の為だからな。それとシンジ」
シンジ「は、はい!」
ゲンドウ「頑張れよ」
ゲンドウ「では、帰る」
加持「ありがとうございました」
加持「よかったな、シンジ君」
シンジ「14年前もこれで良かったのに」ボソ
加持「・・・」
シンジ「・・・!過去の事どうこう言っても始まらないですよね!僕、頑張ります!」
加持「そうだな。頑張れよ。シンジ君」
オペレータA「エントリー、スタートしました」
オペレーターB「LCL電荷」
オペレータC「圧着ロック、解除」
オペレーターD「最終安全装置解除!」
加持「エヴァンゲリオン量産試作一号機、発進!」
セントラルドグマ直上
シンジ「うわぁ・・・フォースの影響で大穴が開いちゃってるよ・・・」
加持『シンジ君、飛び込むんだ!』
シンジ「ええ!?飛び降り自殺しろって言ってるものですよ!」
加持『羽があるだろ、量産機には・・・』
シンジ「そうでした。すいません!」
(セントラルドグマに飛び込んでいく量産試作一号機)
シンジ「よし、無事に着陸・・・と」
加持『よーしいいぞ。右を見てくれ』
加持『そこにロンギヌス・・・二又の槍があるの、分かるな?』
シンジ「はい。確認しました」
加持『カシウスは先がスプーン型だ。そこらへんの頭蓋骨の中に埋まってると思われる。見つけてくれ』
シンジ「了解」
(頭蓋骨をかき分け探す量産試作一号機)
加持『(・・・覚醒すると搭乗者の願いをかなえるエヴァンゲリオン)』
加持『(過去の覚醒の記憶から、シンジ君が動揺してろくでもない事を考えてしまうかもしれない)』
加持『(その時は、事態が悪化するかもな・・・)』
冬月「お前の息子が行動を開始したが、量産試作一号機で人類補完が出来ると思うか」
ゲンドウ「大丈夫だろう」
冬月「お前は今も昔も楽観的観測で変わらんな」
シンジ「おかしいな・・・無いぞ・・・」
加持『セントラルドグマは広い。諦めるな!』
シンジ「はい!」
(試作一号機の凄く上に水色の機体が浮いている)
シンジ「あ、あった!」
加持『・・・!シンジ君、それ違う!もう一本のロンギヌスの槍だ!』
シンジ「あ、本当だ・・・。・・・あれ?なんか機体が勝手に・・・」
シンジ「うわぁ!もう一本のロンギヌスの槍のほうに!」
加持『まずい!そのままだとニアサーとフォースと同じ結果になるぞ!』
(加持が叫んだ直後、水色の機体が試作一号機の後頭部に飛び蹴りを入れる)
シンジ「ぐはぁ!」
カヲル『やぁ、碇シンジ君、また会ったね』
シンジ「いてて・・・その声は!カヲル君!?」
シンジ「死んでなかったの!?」
カヲル『いや、ちょっと諸事情により復活させられたんだよ』
シンジ「理由は聞かないでおくよ。で、なんで飛び蹴り食らわしたんだよ」
カヲル『そうでもしないとファイナルインパクトが君の望まぬ形で起こるからね』
カヲル『エヴァが使徒と融合もしくは同じ槍で覚醒したとき、ヒトは完全に補完されないし、中途半端に進化してしまう』
カヲル『この前言ったインフィニティのなりそこないとかがその一例さ』
カヲル『そして、今さっきも試作一号機は危うく同じ槍で覚醒を起こすところだった』
カヲル『君を止めるためには仕方がなかった』
シンジ「そう言う理由なら・・・」
カヲル『許してくれるのかい!?僕もシンジ君に飛び蹴り食らわすのは心苦しかったんだからね!』パァァ
シンジ「前歯全部で許すよ^^」ニヤァ
カヲル『えっ』
加持『まぁ渚君の前歯全部折るのは後にして、君の乗っている機体は何だい?』
カヲル『ああ、これはエヴァンゲリオンMark.7です。アダムスの最後の生き残り』
加持『えっと・・・エヴァMark.9がアダムスの器、渚君は自称第一の使徒でアダムスの魂が入れられた存在で』
加持『エヴァMark.7が最後?待て、アダムスは全部で4体では?一体足りない』
カヲル『おっとここからは禁則事項ですっ』
加持『はっ、第13号機・・・』
カヲル『あれは違うんですよね。ヴィレには誤解されてますけど。使徒ベースですから第がついているだけで』
加持『では一体・・・』
カヲル『そしてシンジ君、今すぐエントリープラグを強制射出してくれ』
シンジ「え?なんで?」
カヲル『その機体だと、元の世界に戻すことはとても難しいと思う。3番目のアダムスを使うべきなんだ』
シンジ「カヲル君が何を言ってるのか分からないけど・・・射出!」プシュゥゥゥ
カヲル『これは、覚醒が無いようにコアを捻りつぶしておくよ』
(ぐっちゃぐちゃにされる試作一号機)
(まるであの時の参号機のようになる)
ライストン発令所
加持「渚君、3番目のアダムスを使うとは一体」
カヲル「現状、3番目のアダムスは眠っています。何かきっかけが無いと」
加持「だからその正体は」
カヲル「まだ言えません。しかし、きっかけは僕が考えております」
(そして耳打ちで計画を伝えるカヲル)
加持「何だと!?ヴィレクルーを釈放?」
カヲル「それで全てうまくいく筈です」
看守「おい!出ろ」
ミサト「ついに死刑かしらね」
リツコ「縁起でもない事言わないで」
看守「あとは好きにしろ」
ミサト「え?」
(ライストン地上施設から出て歩いていくヴィレの面々)
ミサト「なぜか釈放されたけど」
リツコ「不意打ちなんて卑怯だわ。屈辱的」
北上「それもこれも、全てサードを抹殺しておかなかったから!」
ミサト「・・・それもそうね。ヴィレ地上基地に連絡。かねてより練ってあった『サード強襲抹殺計画』発動」
北上「了解!」ニコニコ
(ライストンの施設内を歩くシンジ)
(後ろから銃が押し当てられる)
シンジ「!?」
ヴィレ隊員「悪く思うな坊主、こちとら仕事なんでね」
シンジ「(ええ!?いきなり!?やだ!死ぬのは嫌だ!死ぬのは嫌だ!助けてよ!父さん!母さん!)」
同時刻 ヴンダー解体現場
メインエンジン「・・・」
メインエンジン「ウオオオオオォォォォォン!」バキバキ
初号機「オオオォォォォォン!」
(ライストンに向かって走る初号機)
ヴィレ隊員「・・・なんだこの揺れは?」
シンジ「?」
バキバキバキ!
ヴィレ隊員「うわ!天井に穴が!」
シンジ「!初号機!?」
(初号機の手によって潰されるヴィレ隊員)
シンジ「うっ!」
(さっきまで人だった肉塊を目にして吐き気を催すシンジ)
カヲル「3番目が目覚めたようですね」
加持「まさかの初号機だったのか・・・」
カヲル「初号機はアダムスとリリス、二つのコピーを掛け合わせて誕生した特別なエヴァンゲリオンです」
カヲル「そして、コアにはパイロットの母親」
カヲル「いよいよ始まりますね、ファイナルインパクトが」
>>52
×カヲル「初号機はアダムスとリリス、二つのコピーを掛け合わせて誕生した特別なエヴァンゲリオンです」
〇カヲル「初号機はアダムスとリリスのコピーを掛け合わせて誕生した特別なエヴァンゲリオンです」
(エントリープラグを出し、腕を差し出す初号機)
シンジ「乗れ・・・ってこと?」
初号機「」コクン
オペレーターA「サードチルドレン、初号機にエントリーしました!」
カヲル「僕の読み通りです」
加持「君は・・・一体・・・」
飯食ってゲームするのでしばらく休み
すまぬ寝落ちしてしまった
生粋のゲーマーはこれだから
(ヴィレから通信が入る)
ミサト『シンジ君!?やめなさい!またろくでもない結果になるわよ!』
シンジ「五月蠅い。このビア樽無能作戦指揮官が。偏った知識しか持ってないくせに」
ミサト『ぬぁーんですって!?』
シンジ「槍で、このどうしようもない世界をやり直すんだ!」
シンジ「槍だけに!」
加持「(やかましいわ)」
シンジ「お前らの考えているファイナルインパクトとは違う結果にするんだよぉ!」
シンジ「ビア樽の上に未婚の無能40路が!黙って見とけ!」
ミサト「」チーン
リツコ『もうやめて!ミサトのライフはゼロよ!』
シンジ「五月蠅いマッドな未婚のこれまた40路」
リツコ「」チーン
マヤ「やめてあげてよぉ!」
シンジ「そして、初号機ともシンクロできないってよく嘘ついてくれたなぁ!」
リツコ「そっそれは」
シンジ「ニアサーの時は後押しした癖に!なぜこうなるんだ!」
シンジ「そして!」
シンジ「綾波を・・・返せッ!」
(シンクロして咆哮をあげる初号機)
ロンギヌス「」ガタガタ
冬月「槍の共鳴が始まったか」
ゲンドウ「ああ。我らの願い、人類補完計画が発動される」
シンジ『お前らと補完されるなんてまっぴらごめんじゃいっ!』
冬月・ゲンドウ「!?」ビクッ
カシウス「」ガタガタ
(無数の頭蓋骨の中からカシウスが飛び出す)
(ロンギヌスも共鳴し、初号機は二本を両手に持つ)
加持「あれは・・・光輪・・・」
加持「全ての現象が、フォースと似ている・・・」
カヲル「そう。ニアサー及びフォースインパクトの続き」
カヲル「ファイナルインパクトが今始まる」
カヲル「全ての人間はガフの部屋に還り、初号機とシンジ君は人類を導く標となる」
カヲル「世界は、シンジ君に託される」
国連メンバーA「ネルフ及びライストンが活動を始めたと思ったらファイナルインパクトを始めるつもりだったのか」
国連メンバーB「捨ててはおけませぬな」
メンバーC「今こそ、対ネルフ用のエヴァンゲリオンを起動させるべき」
事務総長「各所に通達。エヴァンゲリオン量産型正式配備タイプ、全9機起動」
仕事。また続いてしまう
書き溜めてから投下再開します
しばらくお待ちください
(ヴィレ地上基地・司令本部)
青葉「信号来ました!国連管理下全ネルフ支部でエヴァンゲリオンの起動を確認!」
リツコ「型式は!?」
多摩「Mark10からMark19までです!」
ミサト「国連が量産機でネルフとライストンとファイナルインパクトを潰そうってわけね・・・」
リツコ「間に合うかしら」
日向「パターンイエローを検出ッ!初号機が擬似シン化第一形態に達しました!」
リツコ「ここで止めても、結局インパクトは中途半端に行われる」
リツコ「また大きなものをシンジ君に背負わせてしまうわね、私たち」
(初号機・コア)
ユイ「ついに補完計画が発動したわ。レイ、貴女はどうするの?」
レイ(ポカ波)「碇君が望むことをします」
ユイ「そう。レイ、あの子をよろしくね」
レイ「はい!」
ユイ「あと、もし補完計画が止まって無事に帰れたら、あの人に伝えておいて」
ユイ「シンジを見放したり、突き放したりしたこと、一度話し合いましょうって」
レイ「分かりました。・・・ユイさんは、コアから出ないんですか?」
ユイ「うーん、補完計画が止まってしばらくしてからかしらね」
ユイ「まぁそんな遠く無いから、心配しないでね」
レイ「はい」
ユイ「はい、そうとなったら早く自分の形をイメージしなきゃ!」
(初号機プラグ内)
(プラグ内のLCLの一部がレイの形になっていく)
シンジ「・・・?」
(そしてそれがレイの形になっていく)
シンジ「綾波ッ!?」
レイ「碇君、久しぶり」
シンジ「久しぶり・・・?そしたら君は・・・?」
レイ「そう。第10の使徒の時、碇君に助けてもらった」
レイ「ありがとう、碇君」
シンジ「綾波・・・」
レイ「・・・碇君は、何を望むの?」
シンジ「?」
レイ「碇君がサルベージされた時から、ずっとこの世界を無気力に生きてたらしいけど」
シンジ「・・・僕は、14年前の楽しかった世界に戻したいんだ」
シンジ「アスカも居る、ミサトさんも居る、ペンペンも居る」
シンジ「トウジもケンスケも、委員長も、根府川先生も」
シンジ「そして、綾波・・・」
レイ「?」
シンジ「綾波と付き合っている世界がいい!」クワッ!
レイ「・・・///」
シンジ「」ハァハァ
レイ「・・・私で良ければ///」
シンジ「うん」
レイ「じゃぁ、この二本の槍で、やり直しましょう」
シンジ「うん」
(地面の様々な物体が途轍もないエネルギーで巻き上げられる)
高雄「アンチATフィールドが検出されたぞ!」
(初号機の頭上には赤黒いアンチATフィールドが展開している)
ミサト「量産機はまだなの!?」
リツコ「今、到着したわ」
北上「量産機、ロンギヌスの槍(コピー)を装備!」
青葉「最大出力で初号機を刺しに行っています!」
ミサト「間に合って頂戴・・・」
冬月「国連のエヴァが妨害しに来たぞ」
ゲンドウ「問題ない」
冬月「なぜに?コピーと言えども初号機のコアに刺されたらニアで終わるぞ」
ゲンドウ「量産型にはある条件で初号機に共鳴する装置が入っている」
ゲンドウ「共鳴すれば、それぞれがアンチATフィールドを展開して補完を手伝うだろう」
冬月「危険な賭けだな」
ゲンドウ「ああ」
(擬似シン化第二形態に達した初号機)
(それに共鳴するかのように、量産機は翼を広げ、初号機を天に牽引していく)
ゲンドウ「共鳴装置が作動したか」
冬月「いろいろあったが、なんとか補完はなりそうだな」
ゲンドウ「全ての人間の心の壁を取り払い、一つにし」
ゲンドウ「さらに生命の実と知恵の実を持つ単一究極生命体に」
ゲンドウ「ユイが望んだ補完が今始まる」
冬月「ゼーレは生命の実と知恵の実を持った分散型生命体にしたかったようだがな」
ゲンドウ「インフィニティとか言ったな。あれじゃ駄目だ」
(量産型各機はそれぞれのコアに自分の槍を突き刺しアンチATフィールドを展開する)
加持「これでいいんだな」
カヲル「そう。あとはシンジ君と初号機が人類を次なるステップに進化させるはず」
オペレーターA「人類それぞれのATフィールドが消失していきます!」
オペレーターB「個体生命の形を維持できません!」
加持「いいんだ。すべてそれでいい」
いま~私の~~
レイ(リリス分身)「フフ・・・」
(リリスの分身は、各人の一番一つになりたい人へと姿を変える)
加持「か・・・葛城・・・」
ミサト(分身)「か~じくん!」ガバッチュー
加持「変わらないな葛城・・・今、22年前に言えなかった言葉を言うよ」
加持「葛城、けっこn」パシャッ
ねが~いごとが~
ミサト「日向君・・・」
日向(分身)「葛城さん・・・」ガバッ
ミサト「(加持君、ごめんね・・・日向君の方がデカくて・・・)」パシャッ
かなーうーなーらばー
日向「葛城さん///」
ミサト(分身)「ひゅーが君♪」ガバッベロチュー
日向「ああ^~いいっすね^~」パシャッ
つばーさーがーほしーいー
マヤ「センパイ・・・」ガバッパシャッ
リツコ(分身じゃない)「マヤ・・・」ガバッパシャッ
このー背中に―
青葉「最期までレズだったかこいつらは・・・」
青葉「・・・て」
たくさんのレイ「フフ・・・」
青葉「うわぁぁぁぁぁぁぁッ!?」パシャッ
鳥―のようにー
冬月「ユイ君・・・」
ユイ(分身)「冬月先生・・・」
ユイ「すいません、ゲンドウさんの方を愛していますので・・・」
冬月「うわぁぁぁぁぁぁぁッ!?」パシャッ
白ーいつーばさー
カヲル「アダムスたる僕も補完されるとはね・・・」
シンジ(分身)「カヲル君・・・」
カヲル「ああ^~いいっすね^~」
シンジ「ウン」
カヲル「アッー!」パシャッ
つけーてくー
ゲンドウ「ユイ・・・」
ユイ(分身)「シンジを虐めるようなヒトは嫌いですっ!」
ゲンドウ「」パシャッ
ださーいー
この大空ーにー翼をひろーげー
飛んでーゆきたーいーよー
(初号機の後ろに翼が広がる)
(地球のあちこちで十字架が上がる)
シンジ「いいんだ、全部、これでいいんだ」
レイ「碇君、まだ終わっていないわ」
シンジ「そうだね」
悲しみのなーいー自由な空へー
(地上が人々の変わり果てた姿、LCLで一杯となっていく)
(多くの十字架もやがて全て消えた)
レイ「そろそろ補完が終わったころね。役目が無くなった量産機は片っ端から潰しましょう」ニコォ
シンジ「潰すをニコニコ顔で言わないでよ綾波・・・」
翼ーはためーかーせー
(初号機は目からビームを出して量産型を撃墜していく)
(最後の一機が墜ちたと同時に、初号機もLCLの海にドボン)
レイ「さぁ、今こそ世界の形をイメージするのよ」
シンジ「14年前14年前14年前・・・」
シンジ「アスカが同居し始めた頃ッ!」クワッ
(叫んだと同時に、シンジとレイの視界は暗転する)
ゆきたいー
トウジ「さぁて、飯や飯ぃ!」
シンジ「綾波、はいこれ///」
レイ「あ、ありがとう///」
ケンスケ「トウジぃ~渚ぁ~、またあいつらいちゃついてるよ~」
カヲル「フフッ」
トウジ「ああ~、シンジが3バカだった時代が懐かしいわ~」
シンジ「まぁまぁ、カヲル君が入ってるしそっちの方が楽しいと思うよ」
ケンスケ「確かに、君たちをからかうのは楽しいね」
トウジ「しかし、綾波とシンジが付き合うなんて予想しなかったわ~」
カヲル「そのおかげであそこのお姫様は年中不機嫌だけどね」
アスカ「まったく年中イチャイチャと・・・」
マリ「にゃはッ!嫉妬しちゃってるにゃ!」
ヒカリ「真希波さん・・・火に油注がなくても・・・」
マリ「無理は無いにゃ~、一緒に住んでんのにわんこ君のハートをゲットできなかったなんて」
マリ「プライドがね・・・」
アスカ「そうなのよ!じゃなくて違うわよ!」
マリ「またまた・・・」
ヒカリ「アスカ、どうどう」
アスカ「ヒカリ!?馬鹿にしてるの!?」
アスカ「どうせあそこのジャージと付き合ってるから優越感を持っているんでしょうねぇ!」
ヒカリ「やだ・・・そんなこと///」
先生「はい、授業始めますよ」
ヒカリ「あっ、きりーつ!れい!」
授業後
(一緒に帰るシンジとレイ)
レイ「楽しいわね」
シンジ「うん」
レイ「で、碇君」
シンジ「ん?何?」
レイ「いつになったら手、繋いでくれるの!?」
シンジ「あ・・・うん・・・」
レイ「いっつもいっつも・・・」
シンジ「そんなこと言われても・・・」ギュッ
レイ「!・・・不意打ちは卑怯よ///」ギュッ
シンジ「(何とか元の世界に戻せた)」
シンジ「(好きな人とも恋人同士になれたし)」
シンジ「(日にちを第八の使徒ぐらいまで戻してるからまだ使徒は来るだろうけど)」
シンジ「(僕は今、幸せです!)」
終劇
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
所々時間置いてたり読みにくいところがあったかもしれません。反省はしていない
回収してない伏線とかもあるけど仕方ないね
最後もgdgdのよくあるハッピーエンドで終わらせたけど、反省なしです
作者の次回作にご期待しないでください
終わる
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません