P「ちひろさんの様子がおかしい……」 (71)

見つけられたりしないよね……。
流石にここまで巡回してこないよね、という気持ちを込めてお送り致します。
(元ネタが分からなくても仕方がないと思うよ。)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1500818964

P「さっきも言ったが様子が変だ」

卯月「ちひろさんの様子がですか?」

P「うむ。おかしい」

P「少し前までは『お財布』だの『ドリンク』だの言ってたのに、『必要なのは誠意(意味深)』なんて……」

卯月「……?誠意ってこの場合なんの意味ですか?」

P「あれだよ、俺のポケットマネーを欲してるんだよ!」

卯月「ああ!かk――」

P「アイドルがそんなこと言っちゃいけません!!」

卯月「でも、それだけでおかしいって言うのも……」

P「なに、話はまだ続くんだよ」

卯月「な、なにがあったんですか?」

P「あれは残業中だった……」

===

P「事務仕事ツラいです。凄くツラいです。誰か助けてくれんかなァ~」カタカタ チラチラ

P(ウフフ、これでいつも通りに少しは手伝ってくれる!!)

ちひろ「……」

P(あともう一押しや!!あともう一押しで『今の業務が終わったら、少しぐらいはいいですよ』なんて言って手伝ってくれる!!)

P「大変やなァ~。手伝ってくれる天使はおらんかなァ~」カタカタ チラチラ

ちひろ「い――」

P(はい!『い』頂きました!その後もどうぞ!!)

ちひろ「――くら出す?」

P「!!?」

P(『いくら出す?』って言ったよね?鮭の卵じゃないよね!?お金を要求したよね!?ねぇ!!?)

P「……すみません。……今なんて?」

ちひろ「二度も言わせるな。いくら出す?」

P「(絶句)」

===

P「と、このようなことがあったんだ」

卯月「そ、それは確かにおかしいですね……」

P「だろ?そもそも口調が変わってるしさぁ」

卯月「そうですね……」

P「いくら出す?ってさ、普通はみなまで言えないよな」

卯月「け、経営難じゃないんですか?」

P「こんなにうちのアイドルは売れっ子揃いなのにか?」

卯月「そうですよね……」

P「その上、ちひろさんは俺からも搾取してるんだぞ?」

卯月「……?」

P「お金貰うときはあんなに貰えるのに、ちひろさんと一緒にいるとお金が蒸発しちゃうかのようにさ……」

卯月「」

P「って、どうした卯月?固まって?」

卯月「レ、レッスン行ってきますっ!」

P「?」

P「俺の後ろを見ていたな……」クルッ

ちひろ「見てるぞ」

P「」

P(普段から少し恐ろしいことがあったが……、なにかが確かに違う)

P(厳密に言うと違うけど、なんか目も渦を巻いてるように見えるし……)

P「あ、あはは……。いつからそこに?」

ちひろ「最初から」

P「あ、あのすみません。ですけどね、あのですね……」

ちひろ「御託はいいから はやく課金して」

P「え?か、課金?」

ちひろ「はよ」

P(率直に言った上に、最速かけてきやがった!)

P(しかし、ココは焦らずに課金しない道を模索しよう。でなけりゃ、もやしすら食べられなくなっちまう!)

P「課金よりも他のh――」

ちひろ「はよ」

P「で、でも――」

ちひろ「はよ」

P「おっ――」

ちひろ「はよ」

P「ぱ――」

ちひろ「はよ」

P「い――」

ちひろ「はよ」

P「――……。……はい、分かりました……」

P(これは課金しないと許されない罪であったか……)チャリン

===

P「でな、お金を貢がされたワケだよ」

凛「ふーん。確かにそれはおかしいかもね」

P「だろ?」

凛「」

P(ん、これデジャヴ……)

ちひろ「貢がされた?」

P「あ、いえ、貢がせていただきました!」

ちひろ「よろしい」

凛(話で聞く以上に実物が恐ろしい)

P(目のドブ具合が上がっている……)

P「ち、ちひろさん!最近おかしいですよ?なんかありました?」

ちひろ「その質問はジュエル2500個です」

P「」

凛「」

P(絶対におかしい……。これは本当におかしい……)

===

P(はぁ。ちひろさんがおかしくなってからというもの事務が苦痛だ)

P(……朝っぱらから、そんなこと言ってても埒が明かないな……)

P(アシスタントの素晴らしさを再確認できたよ……)

ガチャ

P「あ、ちひろさん。おはようございます!」

ちひろ「課金日和だ」

P「!!?」

P(出会い頭にそんな言葉かよ!?だが、ここはあまり刺激しないように……)

P「そ、そうですねぇ~」

ガタン

P(立ち上がった!?)

ちひろ「人間は平等に課金しろ」

P(な、なんか言っとる……)

ちひろ「肌の色も国境も関係ねぇ、課金しろ」

P(こ、これは俺を課金誘導しようとしているのか!?)

P「い、いくら課金して欲しいんですか?」

ちひろ「“誠意”を見せてほしい」

P(……、これは危険な状況すぎる!?)

P(こ、ここは仕方ない。今日の業務に影響が出ないようにしなくては……!!)

P(――再び、モバマス・デレステ両公式TwitterでDMMとかFGOの話題なんてされたら大炎上だ!)

===

ココロが苦しくなるであろうことを配慮し、
      課金シーンはご愛敬とさせていただきます。

===

ちひろ「これからも、じゃぶじゃぶ誠意を見せてくれ」

P(ご機嫌で業務に戻った……)

P(今日の晩御飯は、もやしが食べられたらいいなぁ……)

===

P「今日、定例会議だったんだがな。社訓が『友情 努力 勝利』から『友情 努力 誠意』になってたんだ!」

未央「確かにそれはおかしい」

P「常務からの一言も『誠意見せずんば人にあらず』だったわけよ!」

未央「それはおかしいっていうよりも、おもしろい、じゃない?」

P「まあ俺も笑いそうではあった。見せずんば、なんて口調めったに聞けないだろうからな」

P「でもな、ちひろさん一人の変化から会社規模で変化が始まっている気がするんだ……」

===

P「~♪よわムシーがなくー♪」

P「負け犬が吠えるー♪」

P「はたらけはたらけぇ♪」

P「馬車ウマのように♪」

P「ピシッピシッピシッ!!♪」

P(ちひろさん、今日はしっかり業務してくれているようだな……)カタカタ

ちひろ「……」カタカタ

P「泣き言言わずにー♪」

P「ひたすら働いてー♪」

P「手に入れたものは♪」

P「明日の仕事♪」

P「ピシッピシッピシッ!!♪」

P「……、ふぅ、今日の業務終了!!」

P(それにしても紗南がポヤッチオを持っていたとはな……、懐かしいばかりである)

P「ちひろさんは業務終わりました?」

ちひろ「とっくに終わってる」

P「え?じゃあ、今まで何を?」

ちひろ「エゴサ」

P「そ、そうですかぁー」

P(まあ、エゴサくらいなら誰でもするよな……)

P(そういえば普段ウチの公式Twitterってどんなこと呟いてるんだ?)

P「ちょっと見てみよう」

公式『あ~~~~どっかに優秀な課金ユーザー落ちてないかな~~~
   もしくはカネでもいい』

P「おい、まて。これは炎上だろ。だってねぇ、普通許されぬツイートだろ」

P「俺が違和感を感じたよりも前は普通なのに……」

P「ん?更新……」

公式『何かいい揉め事ねえかな~』

P「これは、止めに行かないと!……あれ?また更新」

公式『FGO以外で』

P「喧嘩吹っ掛けるのやめてぇーーーー!」

ちひろ「いくら出す?」

P「いや、いくら出す?じゃないですよ!」

P「ふざけるのもいい加減にしてください!さすがに怒りますよ?」

ちひろ「い出」ニヤッ

P(こ、こいつ……、不敵な笑みをうかべて挑発してやがる!!)

P「ちひろさん!――喧嘩売ってんのか!?」

ちひろ「ああ、売るぞ?いくら出す?」

P「あああぁ!!もう!」

===

P「イライラして出ていってしまった」

P「うーむ、それにしても何だろう。今更だがどこかでこういうキャラクターを知ってるような……」

P「まあ、困ったらググれカス。という言葉がある」

P「先人に習い、ググるか」

===

P「『いくら出す? みてるぞ』で、ヒットした」

P「どうやらにじよめちゃんというソシャゲ界のネクロマンサーらしい……」

P「でも、これとちひろさんの変化に何か関係があるのかな……」

===

P「なんか会社に来たら、みんな身長が2メートルになってる……」

P「それに課金誘導するし……」

P「こ、こんあ事務所はいやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ」

P「はぁはぁ……。み、みんな、どうしたっていうのさ!」

P「どうすれば、みんなを……」

????「人の子よ……」

??「協力しましょう」

P「あ、あなた方は?」

??「DMMユーザーならば知っているであろう看板ゲームの者だよ」

??「……」コクリ

P「で、誰ですか?」

提督「提督だ。こっちは王子」

王子「……」コクリ

P(なんか怪しい奴らが来たな……)

P「で、なんで協力なんてするんですかね?」

提督「にじよめちゃんというソシャゲ界のネクロマンサーはDMMが生み出してしまったと言っても過言じゃない」

王子「……」コクリ

提督「自分のケツは自分で拭くものだよ。だからにじよめちゃんを倒すのに貢献しよう」

王子「……」コクリ

P「あの、別ににじよめちゃんとかいうのを倒したいワケじゃなくて」

P「事務所のみんなを元に戻したいだけなんだけど」

提督「だから、それにはにじよめちゃんが関係しているんだよ」

王子「……」コクリ

P「な、なんだってー!?」

P「そんなことあるのか?」

P「もしかして、俺がデレステでガチャ回してもSSRが出ないのは……?」

提督「いや、それは関係ない」

P「俺のタブレットがミリシタに対応してないのは……?」

提督「お前のタブレットの問題だ」

P「自然災害が起きるのは……?」

提督「それも関係ない」

P「世界から戦争がなくならないのは……?」

提督「それは少なからず関係あるかもしれん」

王子「……」

P「マジかよ。にじよめちゃんとやらヤベーな」

P「まあ、それはさておき、倒すったってそんな桁違いのネクロマンサー相手にどうすればいいのさ」

提督「寝ているところを叩くかな……」

P「寝ているところを?ネクロマンサーなんだぜ、寝たりするのかい?」

提督「ああ、奴はな、“ふだん”寝ているんだ」

P「……。?よくわからん」

提督「活動している時間以外は寝ているということだろう」

P「いや、それ当り前じゃね?俺らだって活動している以外寝てるじゃん」

提督「違う。にじよめちゃんの活動というのはTwitterだ!Twitterやってるとき以外は寝ている!!」

P「すこし杏みたいだな」

提督「あ、でも俺らが寝ている間は物質界に降臨するらしい」

P「……ますますよく分からない奴だな」

P「でも確かにちひろさん、業務が終わっても前みたいにしつこくジュエルやらドリンクやらを売りに来なくなったな」

P「でも、待て。いくらにじよめちゃんに関係があるといっても、ちひろさんはにじよめちゃん本人ではない。元凶であるにじよめちゃん本人はどこだ?」

提督「そのちひろさんとかいうのもにじよめちゃんなんだ」

P「え?」

提督「課金する人間以外はみんなにじよめちゃんになる可能性があるんだ」

王子「……」コクリ

提督「にじよめちゃんには中の人はいない。むしろ奴は人間の中に潜んでいるんだ」

P「お、おそろしいな……、小梅が喜びそうなホラー映画みたいだ」

P「で、そのにじよめちゃんを倒すというか、人体から引き出す方法はあるのかい?」

提督「そこが考えどころなんだ。」

P「どうすればいいのか分からないのかい?」

王子「……」コクリ

P「どうするんだよ……」

P「倒すっていっても、やっぱり人体から引き出すワケだし……いろいろ試すにしても、それなりにリスクはあるよな」

P「課金している人間ということは……、なにかソシャゲに課金させるとかは?」

提督「おそらく無理だろう……」

P「な、なんで?」

提督「生命線のお金以外はにじコインにしかしないからだ」

P「生命線というと、食費とか光熱費とか?」

提督「そうだ。それ以外はにじコインに変わる。そうすることでにじよめちゃんの懐は温かくなる!」

P「なるほど、そういう仕組みか……」

P「絶対ににじよめちゃんの懐が温かくなる課金しかしないんだな」

提督「そういうことだ」

P「でも、そうするといよいよ手がなくなるんじゃ……」

提督「いや、まだ最後の手がある……」

P「さ、最後の手?」

提督「どうやら、――ヤツも本気になったらしい……」

P「ヤツ……。コブラか?」

提督「違う。……王子だよ」

P「!?そういえば姿が見えないような……」

P(わりとこの場だと空気薄かったけどな)

提督「ほら王子がログインしたぞ……」

P「ろ、ログイン?」

提督「ああ、R版でな」

R版王子「……」コクリ

P「なあ、なにも変わらないように見えるが……」

提督「甘いな。彼はこれで本来の“エロゲ主人公”になったんだ!」

提督「こうなりゃ相手が女の限りマジカルtnpで一撃さ!」

P(……。アイドルが王子に近づかないように細心の注意をしなくては……!?)

P「でも、にじよめちゃんっていうのに性別はあるのかい?」

提督「!?」

R版王子「……ボソボソ」

提督「ん?……セーフらしい。ありゃどう見ても性別は女だからOKだそうだ」

P「女ならなんでもいいんだな」

提督「いや、美少女に限りだから」

P「ふーん、にじよめちゃんは美少女なのか?美女なのか?女であることは認めるけど……」

P「……。……ちょっと待て。でも、にじよめちゃんを引きずり出せてないのにどうするんだ?」

P「ちひろさんとかアイドル達を襲うのは容認できんな」

提督「それなら任せてくれ!」

P「お!なんか頼りになりそうな顔だな」

提督「最近、自暴自棄になり始めててな」

提督「こんなこともあろうかと予め全ての資材を大型建造にぶち込んでおいたんだ」

P「おお!それで、なんかよく分らんが強い戦艦でもできたのか?」

提督「いや、自暴自棄のせいか掃除機ができた」

P「大型建造ってなんだ?掃除機ってなんだ?それを言うのにそんな頼りがいのある顔してたのか?」

提督「ちょっとよそ見してたら知らないうちに戦いが終わってて、何気なく進んだら大破している艦がいて……」

提督「そのまま轟沈するなんて事があったんだ自暴自棄にもなるだろォッ!?」

P「お前、そんなんで提督やってんのか?明らかにお前のせいだし、何してんだよ?」

提督「仕方ないじゃんか。宅配便が来てそのまま放置しちゃって、戻ってきたらS勝利」

提督「『おっ、やったじゃん!』とか思いながら、何気なく進撃しちゃったんだよォォッ!!!!!」

P「んー、まあご愁傷様です。で、その大型建造で出来た掃除機をどうするの?」

提督「人体に突っ込んで、中にいるにじよめちゃんを吸い出す!」

P「What!?何言っちゃってるの!?掃除機だよ!?人体に突っ込んでいいものじゃないよ!?」

提督「そうしないと俺の悲しみは晴れない」

P「お前の話はどうでもいいんだよ」

提督「大型建造でできた掃除機だから大丈夫だよォ~」

P「いや、意味わからん。それにこの釈然としない気持ちはなんだろう」

提督「アナルバイブができなかった分マシだろ?っていうか、これくらいしか掃除機の使い道が思いつかないんだよ」

P「いろいろ頭おかしいけど、……置いておいて。普通に使えばええやない」

提督「いや、説明書に『通常のゴミは吸えません。人から何かを奪います』って書いてあった」

P「説明書も建造(?)したのかよォッ!?それに、ゴミ吸えねーなら掃除機じゃないじゃないかァッ!!」

P「しかもなんだよォッ!?『人から何かを奪います』ってッ!?何かのスタンドかよォッッ!!!」

提督「そうか!大型建造でできたのは艦隊ではなかったけど、スタンドだったんのか!」

P「納得してんじゃねーよォッッ!!!!!!!!」

提督「まあさ、否定的では何も始まらない!やるだけやってみよう!」

提督「財布を搾られるだけ搾られたんだろ?その仕返しと思えばさ」

P「確かにそう思うとなんか別にいい気がしてきた!」

提督「だろ?やっちゃえよー」

===

P(で、うまく乗せられたわけだ)

P「ちひろさーん!」

ちひろ「なあに」

P「くらえ!」ズボッ←掃除機お口に入れる音

P(身長が2mくらいあると口に突っ込むのも一苦労だ)ウィーーーーーーーーン

ちひろ「アボッ!フゴッ!グァァアァァァッ!!!!」ウィーーーーーーーーン

P(ちひろさんがこの世の者とは思えない声で鳴いている!!)ウィーーーーーーーーン

P(……興奮す、しねーよ!)ウィーーーーーーーーン

ちひろ「ァァァァァァァァァッァァァッァァァッァッァ!!!!!」ウィーーーーーーーーン

P「ちひろさんが萎んでいく!!成功か?」ウィーーーーーーーーン

P「よーし、引っこ抜いてみるか!」ウィーーーーーーーーン

提督「(うまくいってる雰囲気だな)」

R版王子「(……)」コクリ

ちひろ「ウボッ!ウギャァァァァぁァ!!!!」ウィーーーーーーーーン

P「おりゃ!」ズボッ←掃除機を抜く音

ちひろ「ァッ――!!」

P「ぬ、抜けた!」

P「――で、でも、これは!?」

にじよめちゃん「グルオオオオォォォォァァァァ!!!!!」

提督「しめた!あれが中にいたにじよめちゃんだ!」

提督「いけ!王子(R版)!!」

R版王子「……」コクリ

P「な、なんか味方がエロゲ主人公だから負ける気がしないな!」 

P「あ!にじよめちゃんを連れて仮眠室へ!」

P「……でも何だか、ドアを閉める時の手が青かったように……」

提督「それを人は寝室ブルーマンと呼ぶ」

P「……寝室、ブルーマン……」

提督「この状態の彼との性交渉で堕ちなかった女はいない。」

P「なら、本当に……」

バンッ!!

P「と、扉が開いた!!?」

にじよめちゃん「誠意を見せない人間に自分を抱かせるにじよめちゃんではない!」

提督「な、なんだと!?あのマジカルtnpを凌駕しただと!?」

P「ま、まさかこれで終わりなんて言わないよな!?」

提督「……」

ちひろ「ブクッ……ブクッ……」ビクンビクン

P(ああ、嫌な予感……。泡吹きながら痙攣しているちひろさんを愛でて気を休めよう)ナデナデ

ちひろ「――ッ!」ビクンビクンップシャーーーー

P(あ、撫でるとこ間違えた。頭撫でなきゃ気持ちが鎮まっても、股間が鎮まらん)

にじよめちゃん「みてるぞ」

P「あ、見られ……、いやアイドルとの行為じゃないから合法だ!正義は俺にある!」

にじよめちゃん「……性技?」

P「まあ時にはプロデューサーに必要なスキルではあるが、ここでは違う」

P(――ん?この感じ……、にじよめちゃんっていったよな?)

P「あの、にじよめちゃんさん」

にじよめちゃん「なに?忙しいんだけど」

P「アイドルになるつもりはありませんか?」

にじよめちゃん「……」

P(こ、この間は……、手ごたえあり?)

にじよめちゃん「もう皆(農奴)のアイドルだけど?」

P「な!?もうすでにアイドルだったのか!惜しかった……!!」

にじよめちゃん「……だが、誠意をみせることでにじよめちゃんをくれてやろう」

P「せ、誠意?」

提督「だめだ!甘い誘惑に負けては!それで他の奴らはにじよめちゃんに寄生された!」

????「そうだ。」

P「!?あ、お前は!」

提督「お、王子?いや、あれは――覚醒王子……!!」

覚醒王子「お前からもらうものなど何もない」

にじよめちゃん「……なに?誠意をみせるだけいいんだぞ?」

覚醒王子「このプロデューサーは事務所の人々を救うため」

覚醒王子「自分の命さえも武器にしてお前に挑んだ」

P(王子の瞳には俺のことがどう映っていたのだろうか)

覚醒王子「自身の懐のために」

覚醒王子「部下(農奴)の金を弄ぶお前を許すわけにはいかない」

覚醒王子「お前のようなものは、俺たちが倒す……!」

にじよめちゃん「……。どうやら次の遊び相手が決まったようだ」

P「遊び相手って言い方、お前が言うと可愛いな!」

にじよめちゃん「黙れ。……にじよめちゃんが直々に相手をしてやろう」

にじよめちゃん「せいぜい楽しみにしてろ」

にじよめちゃん「それじゃあ準備してくるか」

ちひろ「き、消えた……!」

P「本当だな。――って、いつから起きてたんだよ!?」

ちひろ「カッコいいセリフが始まった辺りからです」

P「なんともいえないところから起きてたんですね」

ちひろ「それよりも王子さんっ!」

覚醒王子(ここから王子統一)「……?」

ちひろ「アイドル、やってみるつもりはありませんか?」

王子「……!?」

ちひろ「大丈夫ですよっ!見た目も商事……じゃなかった、少女漫画に出てくるイケメンみたいですし」

王子「……」

提督「ねえ!俺は!?俺もアイドル向いてるだろ?」

ちひろ「(『解体のアイドルと仲良くしてろ。』という視線)」

提督「……ちんじゅふ、かえる……」

P「ちひろさんの恐ろしさが蘇った」

ちひろ「黙れ。……で、王子さん事務所も紹介しますよ?315プロっていうんですけど」

王子「……」

P「なんか乗り気な雰囲気が漂ってる」

ちひろ「それに皆さんワケありで、王子さんでもきっと馴染めますから!」

王子「……」

ちひろ「その無言!了承ってことですね!わかりました!今から315プロさんに問い合わせますねっ!」

===

P「で、まさか本当にアイドルするとわな」

ちひろ「王子とアイドルを両立させてるみたいですね」

P「でもさ、なんであんなに王子をアイドルにしようとしたわけ?」

ちひろ「優秀な人材を紹介すると315プロさんからお金の振り込みが……」

P「あんた最低だな。仮にも命の恩人だというのに!」

ちひろ「命の恩人に職を紹介したまでです」

P「王子の職業は王子だろ」

ちひろ「なんですか職業:王子って、どこからお金が入るんですか?貢物ですか?」

ちひろ「それよりもアイドルをやって売れる方がお金になりますし、王子のためです!」

P「復活した途端、金の話しかしないな。これじゃあにじよめちゃんの時と変わらないよ」

P「あ、そういえば提督からの手紙で、再感染の恐れあるから気をつけろだってさ」

ちひろ「気をつけろって言われても打つ手があるんですか?」

P「……、何かのソシャゲに課金することで感染しなくなるって言ってたかもしれんな」

ちひろ「ソシャゲ、ですか……。ウチが運営しているゲームじゃダメですかね?」

P「うーん。分からん、でも安全策を打っておくのが妥当じゃないかだろうか」

ちひろ「でも課金するだけの魅力があるゲームなんてウチの運営しているゲームくらいですよね」

P「どれだけ自惚れてるんだよ!他のゲームに課金している人間を敵にしたぞ!!」

ちひろ「この程度の発言で荒れるようではまだ一端のユーザーではないんですっ!しっかりとしたユーザーになるまで課金しないといけません!」

P「もはや言っていることが謎である」

P「……でも確かに、課金するようなゲーム……」

????「人の子よ……聞こえますか……千年戦争アイギスに課金するのです、人の子よ……」

P「――ッ、今頭の中で何かが……」

ちひろ「……私も聞こえました……」

P「たしか『千年戦争アイギス』でしたよね……、ググってみます」

ちひろ「……」チラッ

P「なんですか?覗き込んで」

ちひろ「いえ、ググるとか言いながらYahoo!使ってる人とかいるんでプロデューサーさんはどうなのかなーって」

P「ググると言ったからにはGoogle先生を使いますよ」

P「……、ゲームみたいですね。パソコンでもスマホでも遊べるみたいで、まずまずの人気らしいです」

ちひろ「あれ?これ王子さんじゃないですか」

P「提督ってのが艦これ出身なのは知ってたけど、王子は千年戦争アイギスってのの主人公だったんですね」

P「……ちひろさん、恩人の出身ゲームに課金するってのはどうかな?」

ちひろ「うーん、再感染も予防して、恩も返せると考えるとお得ですね」

P「まあ俺は散々課金してるから感染の恐れがないんですけどね」

ちひろ「いいじゃないですか。このゲームの中にプロデュースーのヒントが隠されてるかもしれませんよ?」

P「課金はしませんよ?あくまで偵察ですから」

===

ちひろ「それから私は育成応援パックを購入するだけで課金を終えました」

ちひろ「が、プロデューサーはどうやらハマってしまったらしく……」

P「――ォッシャ!!ようやく魔法都市クリアした……。ニコニコの攻略動画を見るだけでここまですんなり勝てるとは……」

ちひろ「モバマス、デレステ、アイギスに艦これ、と課金対象は増えるばかりです」

ちひろ「まあこれで業務に支障をきたしていないので文句は言いません」

ちひろ「そして以外だったことは……」

凛「すごいねプロデューサー、私はまだ王城奪還もクリアできてないよ」

未央「遅いねしぶりん、私はもうプロデューサーに追いつきそうだよっ!」

卯月「未央ちゃんはガチャの引きがいいですからねっ!」

未央「ラピスおりゅwwwww?」

ちひろ「アイドルもアイギスを始めたことです」

ちひろ「どうやらプロデューサーに好意を寄せるアイドルたちはプロデューサーの好みのリサーチに利用しているようです」

ちひろ「なにせプロデューサーはR版――つまり、18禁の方をやっているときたから尚更です」

ちひろ「かくいう私も少しハマっていて、一般版ですが時間があるときにちょこっとやっていたりします」

ちひろ「でも、何か誰かの掌の上で転がされているような気がするんですよね……」

===

アイギス「神聖結晶うめぇ」パリンパリン

アイギス「これだからやめられないなぁ~、邪神は!」

アイギス「他ゲームのヘビー課金ユーザーをアイギスに誘導して毟り取る!!」

アイギス「課金観念がガバガバだから財布の紐が緩くて課金してくれる!我ながら最高の案だわ」

アイギス「お前もそう思うだろうぉ?」

にじよめちゃん「おぬしも悪よのぉ……」

アイギス「表に出れば『女神』だからwww」

にじよめちゃん「にじよめちゃんだって表に出れば『ネクロマンサー』だからwww」

===

P「!?DMMの利用規約って18歳以上なのかよっ!?」

早苗「ええ、流行ってるらしいからやってみるのもいいかしらと思ったら、そういう文面があったわ」

P「じゃあアイドルが公然とアイギスをやってるのはマズイ!」

===

ちひろ「こうして事務所でのアイギス流行は静まったが」

ちひろ「プロデューサーさんは続けているようです」

ちひろ「まあそれはさておき、……にじよめちゃん感染を恐れている、そこの貴方!」

ちひろ「朗報ですよっ!魅力的なゲームがあるんですっ!」

ちひろ「その名も『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』ですっ!」

ちひろ「可愛いアイドルとアシスタントのいる職場でAT……プロデューサーになりませんか?」

ちひろ「しっかりと課金して、にじよめちゃん感染を未然に防ぎましょうっ!」



      -完-

にじよめちゃんとちひろさんに共通点を見出してしまい書きました。

提督とか王子を出したのは思いつきです。

……殿を忘れてないか?って声がありましたね。城プロはアイギスのコラボでちょこっとやってるだけです。よく知りません、すみません。

そしてこんなSSを書いていますが、課金経験のない課金童貞です。誰か貰ってください。(まあ課金できる金が出来たらの話だけど)


ちなみにラピスは持っていません。だから未央におりゅさせました。俺が持ってたらPがおりゅしています。


限定されたネタで書いたので知らないネタが多かった人には謝りたい。

そして、ここまで読んでくださってありがとうございます!

HTML化依頼してから、詫びるようにパリンして回します。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年09月01日 (金) 23:24:09   ID: cIiS-mw-

にじよめちゃんじゃねぇか!

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