ラフィエル「ガヴちゃん?」 ガヴリール「………」ギュッ (61)


ガヴリール「………」グイッ

ラフィエル「もう、ガヴちゃん、どうしたんですか?急に私の家に来て…」

ガヴリール「……うるさい、いいからちょっと胸貸せよ…」グスッ

ラフィエル(あら~これはもしかして…)

ラフィエル「いいですよ~」ガバッ

ガヴリール「んっ……」ギュッ

ラフィエル「よしよし」ナデナデ

ガヴリール「…うっ……」ギュウ


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1500730266


ラフィエル「うふふ、ガヴちゃん、何があったんですか?」

ガヴリール「…何で、そんな嬉しそうなんだよ……」グスッ

ラフィエル「だって、ガヴちゃんが私に泣きついてくるなんて久しぶりですから♪」

ガヴリール「なっ、泣いてないから!」

ラフィエル「うふふ~強がらなくてもいいんですよ?」

ガヴリール「うるっせ…」

ラフィエル「素直じゃないですね~ガヴちゃんは。その様子だとケンカでもしましたか?」

ガヴリール「………ああ」

ガヴリール「ヴィーネと、ちょっとな…」


ラフィエル「ヴィーネさんと…なるほど…そうですか…」

ガヴリール「はぁ…」

ラフィエル(あのガヴちゃんとヴィーネさんがケンカ…一体何があったのでしょう)

ラフィエル(ガヴちゃんが泣くぐらいですから、なにか深刻な問題でもあったのでしょうか…)

ラフィエル(それにしても、しおらしいガヴちゃんは可愛いですねぇ)

ラフィエル(母性がくすぐられます!)


ラフィエル「うふふっガヴちゃん、今日はたくさん私の胸で泣いてもいいですからね!」

ガヴリール「な、なんでだよ!」

ラフィエル「ガヴちゃんとは昔からの仲ですから!それに、天使学校時代に私の胸で泣いたことあるじゃないですか//」

ガヴリール「なっ!//そ、そんな事……あったわ…」

ラフィエル「ですよね♪」

ガヴリール「あーもう…なんで今そんなこと言うんだよぉ…思い出しちゃったじゃん…恥ずかしい…」


ラフィエル「ガヴちゃん、可愛かったですよぉ?今もとても可愛いですが」

ガヴリール「や、やめろぉ!///」

ラフィエル「うふふ~♪」

ガヴリール「ら、ラフィもよく私の胸で泣いてただろ!」

ラフィエル「そ、そうですよ/// 私もガヴちゃんに甘えたかったんですもん!」

ガヴリール「なっ!// 恥ずかしいこと言いやがって…」

ラフィエル「ガヴちゃんの胸は温かくて、よく泣けました!/// 」

ガヴリール「お、おい!」

ラフィエル「あと、ガヴちゃんの方が生まれが早いですから、お姉ちゃんみたいなものですね!」

ガヴリール「こんな小さな姉がいるかよ!」

ラフィエル「ここにいるじゃないですか~♪」ツンツン

ガヴリール「やめろ!//」

ラフィエル「うふふっ。そういえば、どうしてケンカしたんですか?」

ガヴリール「それはさ…その…私が…悪いんだけどさ…」ポロッ

ガヴリール「あれ…?おかしいな…」ポロポロ

ラフィエル「ガヴちゃん!」ガバッ

ガヴリール「うっ…ラフィ…大丈夫…だから…」

ラフィエル「無理しないでください…落ち着いて、ゆっくりでいいですから」ナデナデ

ガヴリール「あぅ…」グスッ


ラフィエル「ガヴちゃん…」ギュッ

ガヴリール「ラフィ……んっ…」ギュー

ラフィエル「泣いてもいいんですよ?ガヴちゃん、強がらないでくださいね…」ナデナデ

ガヴリール「ううっ………」グスッ




ラフィエル(この感じ…なんだか懐かしいです)

ラフィエル(ガヴちゃんが初めて私の前で泣いた日を思い出します…)

ラフィエル(ガヴちゃんは普段は強く、弱さをあまり見せない方ですから、あの時のことは未だに鮮明に覚えてますね…)

ラフィエル(あれは、確か天使学校の中学生の時でしたかね…)

――――――――――――――――――――


天使学校時代


ラフィエル「ふぅ、やっと終わりました。宿題というのは楽じゃないですね」

ラフィエル「ガヴちゃんも、そろそろ宿題終わったでしょうか…」

ラフィエル「暇ですし、遊びに行きましょうかね」


ピカッ


ラフィエル「うっ!」

ラフィエル(この光…神足通?)

ガヴリール「……」シュン

ラフィエル「…ガヴちゃん?」

ガヴリール「………」スタスタ

ラフィエル「ど、どうしたんですか。ガヴちゃん?」


ガヴリール「………うっ」ジワッ

ガヴリール「ううっ……」ポロポロ

ラフィエル「!? ガ、ガヴちゃん?」

ガヴリール「ラフィぃぃぃ…!!」ダキッ

ラフィエル「ど、どうしたんですか?何があったんですか!? 」

ガヴリール「うっ…うっ…」グスッ

ラフィエル「大丈夫ですよ、ガヴちゃん。落ち着いて、ゆっくりでいいですから何があったか言ってくれませんか?」ナデナデ

ガヴリール「もう少し……このままで…」ギュウッ

ラフィエル「よしよし」ポンポン




ラフィエル「落ち着きましたか?」

ガヴリール「らふぃ……すみません、取り乱してしまって…」

ラフィエル「大丈夫です。ガヴちゃん、何があったか言ってみてください」

ガヴリール「はい…実は……」

ラフィエル「ごくり…」

ガヴリール「姉さんが……私をいじめるんです…!」

ラフィエル「え…?なぜですか?」

ガヴリール「あの人は…私のことなんて…何も考えてないんです…!」

ガヴリール「あの人は…あの人は…!」

ラフィエル「ガヴちゃん落ち着いて!何があったんです?」

ガヴリール「ふー、ふー…!」

・・・・


ラフィエル「なるほど…つまりテストの点数が悪かったから怒られたのですね」

ガヴリール「怒るだけなら別にいいんです…私も悪かったですから。でも…姉さんはテストの点数だけで、普段の生活にまで文句を言ってくるんです…」

ラフィエル「なるほど…」

ガヴリール「姉さんに、私のなにが分かるっていうんですか…」

ラフィエル「あれ?でもガヴちゃんってテストは90点じゃありませんでしたか?」

ガヴリール「そうです…でも、この点数はなんだと怒鳴られまして…」

ガヴリール「なんで…こんなに厳しいのでしょう…毎日勉強ばかり、遊びにもあまり行けなくなりました…」

ラフィエル「…大変ですね」

ガヴリール「姉さんは…私はこのままじゃ天真家の恥さらしになるって…」グスッ

ガヴリール「頑張って…勉強したのにぃ…!真面目に…やらないからだって…ううっ…!」ブワッ

ラフィエル「そうだったんですか…」


ガヴリール「ふっ…んん…!」ポロポロ

ラフィエル(酷いことを言いますね…ゼルエルさん…ガヴちゃんのためとはいえ…言い方があるでしょう…可哀想です…)

ガヴリール「……私は、頑張って…じだのにぃ……」ボロボロ

ラフィエル「ガヴちゃん……」ギュッ

ガヴリール「ら、らふぃ…?」

ラフィエル「よしよし、ガヴちゃん」ナデナデ

ガヴリール「んんっ……」ギュー


ラフィエル「…私は、いつもガヴちゃんの頑張りを近くで見て、自分も頑張らなきゃ、ガヴちゃんに負けないように、と励まされているんです」

ガヴリール「……え?」

ラフィエル「私はガヴちゃんの頑張りを知っています!たとえゼルエルさんが認めなくても…!」

ラフィエル「私はガヴちゃんの味方ですから!」

ガヴリール「ラフィ……」

ガヴリール「……ありがとう…」グスッ

ラフィエル「ガヴちゃん……今日はたくさん泣いて下さい…胸、貸しますよ?」

ガヴリール「っ………ラフィぃぃ!」ギュゥゥ

ガヴリール「うっ…!ううっ…!」ボロボロ

ラフィエル「どんなことがあっても、私がガヴちゃんを守ってあげますから…!」ギュッ

ガヴリール「……ううっ………うっうっ…」グスッ

ラフィエル「ですから、一人で抱え込まず、もっと私を頼ってください。私はこんなに辛そうなガヴちゃんは…もう見たくありません…」

ガヴリール「うん…うん…!」

・・・・・・


ガヴリール「んっ………」

ラフィエル「少し、落ち着きましたか?」

ガヴリール「ええ…もっ、もう大丈夫です……///」

ラフィエル「…どうしました?ガヴちゃん、そんなに顔を赤くして」

ガヴリール「らっ、ラフィに、あっ、あんな恥ずかしい事を私は……///」

ラフィエル(あらあら~♪)

ガヴリール「ごっ、ごめんさないい!///」


ラフィエル「うふふっ、いいんですよガヴちゃん、とっても可愛い姿が見れましたから♪」

ガヴリール「ううっ///」

ガヴリール「も、もう//意地悪ですよ…ラフィ…」

ラフィエル「あはは~♪」

ガヴリール「えへへ…///」

ラフィエル(やっぱりガヴちゃんに涙は似合いません。このとっても可愛い笑顔が一番似合ってますね!)






――――


ラフィエル(この時が初めてでしたね。ガヴちゃんが私の前であんなに泣いたのは…)




――――――――――――――――――――

現在


ラフィエル「ええっ!?味噌汁の具材でケンカした!?」

ガヴリール「うん…ヴィーネがさ、ナスを入れるっていうんだよ…私ナスあんま好きじゃなくて…大根がよかったんだ…」

ラフィエル(く、くだらない…ものすごくくだらないです…)

ガヴリール「ヴィーネのやつ好き嫌いはダメっ!って言って入れたんだ…」

ガヴリール「私…それで文句を言っちゃってさ、ヴィーネを怒らせちゃって…もう作ってあげないわよって言われてさ…」

ガヴリール「そんなことでムキになっちゃて…二度とヴィーネの飯なんて食わねえよっ!って言って飛び出してきちゃったんだ…」

ラフィエル「…で、私の所に来たと…」

ガヴリール「ああ……」


ラフィエル「…………」

ガヴリール「……ダメだよな、ヴィーネは私のことを思って作ってくれたのに…私はちょっとムキになって…あんなこと…」

ラフィエル「……ふふっ微笑ましいですね」

ガヴリール「え?」

ラフィエル「ガヴちゃんとヴィーネさん、まるで親子みたいです」

ガヴリール「そ、そうかなぁ…」

ラフィエル「もちろんガヴちゃんが子供ですよ?」

ガヴリール「な、なにっ!」

ラフィエル「うふふっ」

ラフィエル「そんなことでケンカするなんて、とても微笑ましくて、笑っちゃいますよ」

ガヴリール「…うん、くだらないよな…」

ラフィエル「正直に言いますと、とてもくだらないです!」

ガヴリール「やっぱ…悪いのは私だよな…」

ラフィエル「どっちもどっちだと思いますけどね」

ガヴリール「うー…」


ラフィエル「多分、ヴィーネさんのことだから今頃すごく後悔して、どうやって謝ろうか考えていると思いますよ」

ガヴリール「そうかなぁ…」

ラフィエル「間違いありません!」

――――――

ヴィーネ「へくちっ! ……ううっ誰か噂でもしてるのかしら?」ズルズル

ヴィーネ「それより…うぅっ…」ウルッ

ヴィーネ「ああ、どうしようどうしようガヴにひどいこと言っちゃったなんて謝ればいいんだろうガヴごめんなさいごめんなさいガヴがいなくなったら私……私…」オロオロ

ヴィーネ「ガヴ…怒ってるかな…?」グスッ

ヴィーネ「なんで私…あんなこと…」ウルウル

ヴィーネ「ガヴぅ…」

ヴィーネ「ごめんなさい……」

ヴィーネ「……明日、直接会ってちゃんと謝りましょう! ガヴ…許してくれるかな…?」

――――――


ラフィエル「で、ガヴちゃんこのあとどうします?良かったら泊まっていきませんか?」

ガヴリール「い、いいのか?」

ラフィエル「いいですよ~♪明日休みですし」

ガヴリール「そっか…悪いな、なんか」

ラフィエル「こんな可愛いガヴちゃん、ほっとけませんよ~」ナデナデ

ガヴリール「な、撫でるな///」

ラフィエル「照れてるところも可愛いです♪」

ガヴリール「むー…///」

ラフィエル「うふふっ♪」


ラフィエル「ところで、お腹空いてないですか?」

ガヴリール「…空いてる。まだなにも食べてないし…」グゥー

ラフィエル「じゃあ早速ご飯作りますね、何か食べたいものありますか?」

ガヴリール「………ハンバーグ」ボソッ

ラフィエル(か、可愛い…?)

ラフィエル「ハンバーグですか、わかりました!ガヴちゃんのために頑張っちゃいますよ~!」

ガヴリール「…何か手伝うことないか?」

ラフィエル「大丈夫です!ガヴちゃんは楽しみして待ってて下さいね~♪」

ガヴリール「わかった」ワクワク

>>28 ミスりました、書き直します


ラフィエル「ところで、お腹空いてないですか?」

ガヴリール「…空いてる。まだなにも食べてないし…」グゥー

ラフィエル「じゃあ早速ご飯作りますね、何か食べたいものありますか?」

ガヴリール「………ハンバーグ」ボソッ

ラフィエル(か、可愛い…)

ラフィエル「ハンバーグですか、わかりました!ガヴちゃんのために頑張っちゃいますよ~!」

ガヴリール「…何か、手伝うことはないか?」

ラフィエル「大丈夫です!ガヴちゃんは楽しみにして待ってて下さいね~♪」

ガヴリール「わかった」ワクワク

・・・・・・


ラフィエル「できました!」

ガヴリール「おー、すげぇ…ラフィ料理上手いな」

ラフィエル「ガヴちゃんへの愛情をたっぷり込めました!」

ガヴリール「ち、ちょっ恥ずかしいわ!愛情って//」

ラフィエル「うふふ~、ヴィーネさんにも負けてないと思います」

ガヴリール「ヴィーネ…確かにあいつも料理上手いからな……はぁ…何でケンカしちゃったんだろ…」

ラフィエル「すみません…ヴィーネさんのことは一旦忘れてご飯にしましょう?」

ガヴリール「ああ…そうだな…いただきます」パクッ


ガヴリール「…………」モグモグ

ラフィエル「どうですか?ガヴちゃん」

ガヴリール「うん、うまい!ラフィやっぱ上手だな~」

ラフィエル「ふふっどういたしまして♪」

ガヴリール「ホントうまいよ……んっ?この味噌汁は…」

ラフィエル「ガヴちゃんの好きな大根のお味噌汁ですよ~♪」

ガヴリール「………」ズズズ

ガヴリール「うまい…」

ラフィエル「よかったです!」

ガヴリール(…ヴィーネ……)



ガヴリール「…なぁ、ラフィ」

ラフィエル「なんですか?」

ガヴリール「私…明日ヴィーネに謝る」

ラフィエル「ほうっ」

ガヴリール「こんなくだらないことでケンカしたまんまってのも嫌だし、早く仲直りしたいしさ」

ラフィエル「それがいいと思いますよ、ヴィーネさんも同じ気持ちでしょうし」

ガヴリール「ラフィ…ほんとごめんな…こんな迷惑かけて…」

ラフィエル「ガヴちゃんは大事な親友ですから、助けるのは当たり前じゃないですか!」ギュー

ガヴリール「…ありがと」ギュッ

・・・・・・



ラフィエル「さて、ガヴちゃん。一緒にお風呂入りましょう?」

ガヴリール「んーそうだな…疲れたしな」

ガヴリール「わかった、入る」

ラフィエル「やった!」

ガヴリール「特別に背中を流す権利を与えよう」

ラフィエル「はい!背中だけでなくいろんな所を洗わせていただきます!」

ガヴリール「うむ」

ラフィエル「その代わりガヴちゃんも私を洗ってくださいね♪」

ガヴリール「えー…めんどくさい…」

ラフィエル「お願いしますよ~」

ガヴリール「わかったよ…特別だぞ?」

・・・・・・

カポーン



ラフィエル「それっ♪」ピトッ

ガヴリール「あぁん!」ビクンッ

ラフィエル「うふっ♪」ヌリヌリ

ガヴリール「あっ…くぅ……んん…」ビクビク

ラフィエル「相変わらずですね~♪」

ガヴリール「くっ……///」





ガヴリール「おらぁ!お返しだぁ!」サワサワ

ラフィエル「ひゃあ!」

ガヴリール「このこの~!」モミモミ

ラフィエル「ふぅ…んん…!」

ラフィエル「が、ガヴちゃん…!手つきがえっちいですよ!」

ガヴリール「人のこと言えるか!ラフィもだろ!」


・・・・・

・・・・・・


ガヴリール「ふぅ…ふぅ…余計疲れた…」

ラフィエル「そ、そうですね…」

ガヴリール「ちょっとやり過ぎたな…」

ラフィエル「でも、ガヴちゃんとの洗いっこ、楽しかったです!」

ガヴリール「……私も楽しかったよ。疲れたけど」

ラフィエル「しかしガヴちゃん。相変わらず敏感でしたね~♪」

ガヴリール「う、うるさい!///」

ラフィエル「あの喘ぎ、可愛かったです~」

ガヴリール「くぅ…///」


ガヴリール「ら、ラフィも敏感だったろ!」

ラフィエル「あれはガヴちゃんが上手なんですよ~。つい感じちゃいます!//」

ガヴリール「は、恥ずかしいことを…//」

ラフィエル「事実ですから♪」

ガヴリール「このこの~!」ムニュムニュ

ラフィエル「ひゃん♪」

ガヴリール「この胸!デカ過ぎるだろ!私のなんてなにも無いぞ!?」モミュモミュ

ラフィエル「うふふ」ペタペタ

ガヴリール「あっ、おい触るな!」

ラフィエル「ガヴちゃんの可愛いお胸♪」スリスリ

ガヴリール「お、おい!」

ラフィエル「ガヴちゃんはまだ成長途中ですよ。そのうち大きくなりますって♪」

ガヴリール「そんなのもう言われ飽きた!」

・・・・・・


ガヴリール「……」ムスー

ラフィエル「ガヴちゃん、拗ねないでほら、一緒に寝ましょう?」ポンポン

ガヴリール「なんで一緒に寝ることになってんだよ」

ラフィエル「私と一緒は嫌ですか?」ウルウル

ガヴリール「嫌じゃねーよ…この歳になって…ちょっと恥ずかしいんだ」

ラフィエル「そんなこと言わずに、今日はたくさん甘えて下さいよぉ~」

ガヴリール「………もうっ」ボフッ

ラフィエル「きゃっ!//」

ラフィエル(今日のガヴちゃんはいつもよりすごく素直ですね~、可愛いです!)

ガヴリール(ラフィ、あったかい…)ギュッ



ラフィエル「よしよし、甘えんぼさんなガヴちゃん、可愛いです~」ナデナデ

ガヴリール「ん~撫でるなぁ//」

ラフィエル「遠慮しなくていいんですよ~」ギュー

ガヴリール「…うー//」

ラフィエル「うふふ~♪」

ガヴリール「もうっ!//そろそろ寝るぞ!」

ラフィエル「そうですね~確かにもう結構遅い時間ですし、寝ましょうか」

ガヴリール「じゃあ…そろそろ離れていいか?」

ラフィエル「え~ダメです!このまま寝ましょうよ~」

ガヴリール「やっぱりか……わかったよ…」

ラフィエル「やった~♪ガヴちゃん抱き枕~♪」ムギュー

ガヴリール「ちょっとくっつき過ぎ、暑い」

ラフィエル「いいじゃないですか~、ああっ、ガヴちゃんのいい香り…」スンスン

ガヴリール「…もう///」


ガヴリール(ラフィめ…子供みたいに扱いやがって…)

ガヴリール(でも…ラフィといると、なんか元気出てくるな…)

ガヴリール(今日も…ラフィがいなかったらどうなってたんだろ…)

ガヴリール(一人で…泣いてたのかな…)

ラフィエル「ガヴちゃん?どうしました?急にそんな悲しげな顔をして」

ガヴリール「いや…あのさ…今日はホントにありがとなって…ラフィがいなかったら…」

ラフィエル「いいんですよ、ガヴちゃん。さっきも言ったじゃないですか。助けるのは当たり前ですって」

ガヴリール「でもさ…やっぱ、迷惑じゃないかなって…」

ラフィエル「もうっ!」ガバッ

ガヴリール「わっ!?」


ラフィエル「ガヴちゃん、ずっと前、私言いましたよね、もっと私を頼ってくださいって」

ラフィエル「ガヴちゃんは、放っておくと全部一人で抱え込んでしまいます。そんなことをしていたら、いつか壊れちゃいます」

ガヴリール「………」

ラフィエル「そんなガヴちゃん…見たくありません。もっともっと…私を頼ってくださいよ…」

ガヴリール「……っ、ごめんな、心配かけちゃって…」ギュッ

ラフィエル「謝らないでください…別にいいんですよ」ナデナデ

ラフィエル「でも、悩みがあるんでしたら、すぐに私に言ってください。いくらでも力になりますから」

ガヴリール「…ありがと……ホントにありがとな…」グスッ


ラフィエル「ガヴちゃん…」ギュッ

ガヴリール「ラフィ…」ギュゥゥ




チュッ




ラフィエル「……んっ…」

ガヴリール「んっ……ちゅっ…」

ラフィエル「ふむっ…ん…」

ガヴリール「はっ…んちゅ…」

ラフィエル「んっ…ちゅぱちゅぱ…」

ガヴリール「ちゅ…じゅるる…」



チュッ…ピチャ…チュプ…ジュルッ



「「…ぷはっ…!」」



ガヴリール「はぁ…はぁ…」トロン…

ラフィエル「ふぅ…ふぅ…」トローン

ガヴリール「…ふふっ、久しぶりのキスだな…」

ラフィエル「ホントですね…天界以来でしょうか?」

ガヴリール「下界に来てからしてなかったからな」

ラフィエル「それにしては慣れてますよね?」

ガヴリール「うっ…まぁ…」

ラフィエル「ヴィーネさんとしてたんですね?」

ガヴリール「うん…」

ラフィエル「もう、私寂しかったんですよ?」ギュウ

ガヴリール「ごめんな…」

ラフィエル「分かればいいんです」

ガヴリール(…実はサターニャともしたことあるけど…それはまぁ、いいか)


ガヴリール「ふふっ…こんなとこ、ヴィーネには見せられないな」

ラフィエル「そうですね~、見られてしまったらおそらく激しい嫉妬をすると思いますよ」

ガヴリール「確かに…あいつ、かな~り嫉妬深いからな」

ラフィエル「そんなにですか?」

ガヴリール「ああ。前、私がサターニャと話してた時にさ、サターニャをすげぇ形相で睨んでたんだよ」

ラフィエル「まぁ…」

ガヴリール「あれはちょっと怖かったなぁ~」

ラフィエル「そうなんですか…」



ラフィエル(よく考えたらガヴちゃんのファーストキスは私ですし…私の初めてもガヴちゃんですし…)

ラフィエル(それに、昔、あんなことやこんなこともしましたし……ふふっ、ヴィーネさんが聞いたら嫉妬しそうな事ばかりですね…)

ラフィエル(これらは絶対言わない方がいいでしょうね…)


ガヴリール「ふわぁ…流石に眠くなってきた…」

ラフィエル「あらっ、いつの間にかもうこんなに遅い時間なんですね…」

ガヴリール「んー…」ウトウト

ラフィエル「寝ましょうか、おやすみなさい、ガヴちゃん」

ガヴリール「んん…おやすみ…ラフィ…」スヤスヤ

ラフィエル「おやすみなさーい♪」

ガヴリール「むにゃ…んっ…」ゴロン

ラフィエル(可愛い寝顔♪)ナデナデ

ラフィエル「私もそろそろ眠りましょうかね」

ラフィエル(ふふっ、今日はとても楽しく、とても充実した日でしたね!)

ガヴリール「んっ…すぅ…」

ラフィエル「おやすみなさい、ガヴちゃん♪」チュッ

――――――


チュンチュン



ガヴリール「……ん、ふわ~ぁ…」

ガヴリール「朝か…」

ラフィエル「すぅ…すぅ…」

ガヴリール「お、ラフィのやつまだ寝てたのか」

ガヴリール(ラフィは普段こんな姿見せないからなぁ…へへっ、可愛いやつめ…)プニプニ

ラフィエル「んっ…んぅ…」

ガヴリール「ふへへっ」モミモミ

ラフィエル「ふぅ~…ん…?」

ガヴリール「おう、起きたか。朝だぞ」

ラフィエル「んん…ガヴちゃん…すいません…寝坊してしまいましたね…」

ガヴリール「いや、そんなことねぇよ、私がいつもより早く起きちまっただけだ」

ラフィエル「うふふ、そうでしたか」


ラフィエル「ガヴちゃん、もう大丈夫なんですか?」

ガヴリール「ああ、ラフィのおかげでな」

ラフィエル「そうですか!よかったです~」

ラフィエル「さて、朝ごはんを作らせていただきますね」

ガヴリール「おー頼むぞ」

ラフィエル「何かリクエストはありますか?」

ガヴリール「ん、なんでもいいよ。ラフィが作りたいもので」

ラフィエル「うふっ、分かりました♪」

・・・・・・


ラフィエル「簡単なものですが、出来ました!」

ガヴリール「おお~充分じゃん、これで簡単なの?」

ラフィエル「そう言っていただけると嬉しいです」

ガヴリール「じゃあいただきまーす」パクパク

ラフィエル「わくわく」

ガヴリール「うまい!」

ラフィエル「ありがとうございます~」

ガヴリール「さすがラフィだな」

ラフィエル「いえいえそれほどでも~」


ラフィエル「ところでガヴちゃん、今日ヴィーネさんに謝りに行くんですよね?」

ガヴリール「そのつもりだが、どうした?」

ラフィエル「いえ、頑張ってきてくださいね!」

ガヴリール「…仲直りできるといいなぁ…」

ラフィエル「絶対できますよ!」

・・・・・・


ガヴリール「ふぅ…いざ行くとなるとなんか緊張するなぁ~…」

ラフィエル「大丈夫ですって。ヴィーネさんは絶対許してくれますから!」

ガヴリール「そうかなぁ…」

ラフィエル「ヴィーネさんはガヴちゃんが大好きですから、ちゃんと謝ったら許してくれますよ!」

ガヴリール「うん…そうだよな」

ラフィエル「そうですよ!」

ガヴリール「ありがと、ラフィ」

ラフィエル「いえいえ♪」

ガヴリール「よし!じゃあそろそろ行くか!」

ラフィエル「ファイトです!ガヴちゃん!」


ガヴリール「じゃあ、行ってきます!」ガチャ

ラフィエル「行ってらっしゃ~い!」


バタン



ラフィエル「……ふぅ」

ラフィエル「久しぶりでしたねぇ…ガヴちゃんと二人きりでこんなに過ごしたのは」

ラフィエル(ガヴちゃんの泣きついてくる姿…)

ラフィエル(ヴィーネさんやサターニャさんは知らない、私だけが知っているガヴちゃんの姿…)

ラフィエル(なんでしょうか…この優越感は…)

ラフィエル(ふふっ、ガヴちゃんにはもっともーっと私を頼ってほしいですね!)

ラフィエル(あの可愛い姿は私だけに見せてほしいです!)

ラフィエル「ふぅ、幸せな時間でした!」

―――――



ヴィーネ「ガヴぅ~」スリスリ

ガヴリール「えへへ~ヴィーネぇ」デレデレ

ヴィーネ「もう、ガヴったら…//」ナデナデ

ガヴリール「大好き!」ギュッ

ヴィーネ「私もよ!だ~い好き!」ギュウ

ヴィーネ「……んっ?」スンスン

ガヴリール「どしたの?」

ヴィーネ「……ガヴから他の女の匂いがする!!」



終わり

これで終わりです。ありがとうございました。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom