千歌「仮面ライバー?」~Aqours編~(168)
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仮面ライバーが世に出てから、しばらく年月が経ったある日のこと…
ラブライブ!サンシャイン!!1期終了直後より物語は始まる
穂乃果「仮面ライバー?」~µ’s編~
の続きです。
〖第1話:スリリング・ワンウェイ〗
千歌「君の心は!」
一同「輝いてるかい?」
…
千歌「よし、みんなOKだよ!」
果南「良いPR動画に仕上がったんじゃないかな」
ラブライブで敗退した千歌達Aqoursは、観光客用の地元紹介PVを作っていた。
曜「やっぱり、PVの最後には このキレイな海を見てほしいもんね!」
鞠莉「それじゃあ動画編集は曜と善子に任せるとして」
鞠莉「ランチタイムといきまショー!!」
花丸「ちょうどお腹が空いてた頃ズラ♪」
曜「善子ちゃんは動画の流れとかはもうイメージあったりするの?」
善子「うーん…ぼんやりとだけど、あるわよ」
善子「こう、ズバッとビシッとスタイリッシュな感じにしたいわね。」
曜「ふむふむ」
ルビィ「おねぇちゃん」
ダイヤ「なんですの?」
ルビィ「ルビィの靴下見なかった?」
ダイヤ「見てないわよ?」
ルビィ「んー、そっかあ」
梨子「海、綺麗ね。千歌ちゃん」
千歌「そうだねー。いつまでたっても綺麗だよね、ここの海!!」
梨子「ん?あれ、何かしら。海に浮かんでいるのは…靴下?」
ルビィ「あ!それルビィのです!!」
果南「風で飛ばされたんだね」
ジャブジャブ
ルビィ「おねぇちゃんから貰った大事な靴下…!!」ジャブジャブ
ゴポゴポゴポ…
千歌「んん…?」
千歌「ルビィちゃん気をつけて!靴下の下に誰かいるみたいだよ!!」
ルビィ「え?」
ザッパァァァァアアン!!
キメラ「ウガァァァァァァア!!」
ルビィ「ピギィ!!」
果南「何よ、あれ!!」
鞠莉(( 何あれ、どこかで見覚えが… ))
ダイヤ「ルビィ!!」ダッ
ルビィ「おねぇちゃ!!」ジャバジャバ
ダイヤ「ルビィ!手を!!」ガシッ
ルビィ「ありがとうおねぇちゃ!!」ガシッ
キメラ「クワセロ…ニンゲンノタマシイ!!」ブンッ
善子「しゃ、喋ったぁ!?」
千歌「なにあれ」ガクガク
果南「みんな!逃げるよっ!!」
梨子「千歌ちゃん!」ガシッ
曜「千歌ちゃん!」ガシッ
千歌「あわわわわ」ブルブル
Aqours一丸となって必死に浦の星女学院へと逃げた。
その甲斐あってか無事に全員が逃げ切る事が出来た。
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【部室】
花丸「マル、あの変なの見たことあるかも」
ルビィ「本当なの!?」
花丸「何年前か忘れたけど、とある広場を歩いてるときに…」
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【とある広場】
花丸「フンフフーン今日ものっぽパンがたくさん買えて嬉しいズラ♪」スキップスキップ
キメラ「ウガァァァァァァ!!」
花丸「ジュラッ!?」
花丸((なんだか危なさそう…離れて物陰から見ておこっと… )) スススーッ
キメラ「ウガァァァ!!」ブンブン
花丸「ひゃあ…!暴れてて危なっかしい!!」
キメラ「ガルァァァァ!!」
赤髪美人「どうやら被害者はいなさそうね」
猫系美人「ミュージックスタートにゃ!!」タッタッタッ
ギュォォォォン ギュォォォォン
バァァァァァアン
米美人「えっと、みゅ、ミュージック…スタート?」ガチャン
ギュォォォォン ギュォォォォン
バァァァァァアン
赤髪美人「み、ミュージックスタート…///」ガチャン
ギュォォォォン ギュォォォォン
バァァァァァアン
猫系美人「いっくよー」ガチャン
ベルト『アンコール!アンコール!』
猫系美人「凛ちゃんパーンチ!!」ズガッ
キメラ「ウゲァゥァアア!!」シュゥゥゥゥ
バッゴオオォォォォン!!
花丸(( しゅごいジュラ…!! ))モグモグ
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花丸「って感じで、顔はあまり見れなかったんだけど、さっきの変なのを蹴散らしている人達がいたんだー」モグモグ
千歌「あぁっ!!」
千歌「さっきからなんかあの変なの見覚えあるなぁと思ったら!」
千歌「私もそのとき現場にいたよ!!広場でそんな出来事あった覚えがある!!草むらの影から見てた!!」
千歌「まさか花丸ちゃんと同じ場所にいたなんてビックリだよ~」
ダイヤ「あなたたち…その、変なのを蹴散らしたという人たちは…!!」
ダイヤ「µ’sです!かの有名な!!」
一同「えええ!?」
千歌「廃校を救うまでの人気を得たものの、わずか数週間で複数人が行方不明…」
千歌「そしてやむなく活動休止をしたと言われる…あの伝説のスクールアイドル…!?」
ダイヤ「ええ、そうですわ。当時、キメラという怪物が繁殖し、被害が多発していたので、仮面ライバーというスーツを着て、µ’sが戦っていたのです!!」
ダイヤ「今までで仮面ライバーを使ったことがあるのはµ’sだけなので間違いないですわ」
千歌「えぇ、じゃあ千歌たち、µ’sに会ってたんだ…!!遠目だけど。」
花丸「マル、視力が悪くて…。」
鞠莉「この子たちはなんでキメラ事件も知らないのヨ…。」
千歌「当時は何事にも無関心だったもので」
花丸「当時は本の世界に夢中だったズラ♪」
鞠莉「なら仕方がないデェース」
千歌「じゃあさっき海で出てきた変なのは『キメラ』ってやつなんだね?」
果南「おそらく。」
ルビィ「キメラに襲われると魂を吸い取られ、肉体が消滅してしまうと聞いたことがあります。」
善子「ほう…?黒魔術かしら」
バンッ
千歌「よし、その仮面ライバーとやらをつけてさっきのキメラを倒そう!!」
一同「ええっ!?」
梨子「危ないよ千歌ちゃん!」
千歌「私たち、ラブライブも敗退しちゃって、廃校すら救えていない…でも!」
千歌「仮面ライバーで人気を得れば!!入学希望者も増えて廃校を阻止できる!!と思う。」
曜「私は千歌ちゃんに賛成!」
果南「面白そう、やってみたいかも」
ダイヤ「µ’sはスクールアイドル活動を続けるよりも仮面ライバーとして平和を守ることを選んだ、と言われていますし」
ダイヤ「キメラを無視してスクールアイドル活動を続けるのが難しい状況だったのかもしれませんわ」
鞠莉「A-RISEはUTXの方針にしたがって、スクールアイドルに専念したみたいだけど」
ルビィ「いまやA-RISEといえば日本を代表するスーパーアイドル、だね」
ダイヤ「µ’sとはお互いライバル関係でしたが…どこで歯車が狂ってしまったのか」
千歌「まぁ、とりあえず」
千歌「鞠莉ちゃん、ポチって!!」
鞠莉「了解☆」
果南「ネットで売ってるもんなんだ…」
ダイヤ「UTXが、µ’sの活動休止後しばらくして仮面ライバーをネットで大量に販売したのですわ」
ダイヤ「キメラが全く発生しなくなったので購入者はおらず、販売は休止したと思われますが……まだ販売していますの?」
鞠莉「オハラネットワーク愛用のOmazonなら何でも売ってるわよ!」カタカタ
善子「いつの間にパソコンをっ!?」
鞠莉「ヨハネのカバンからよ」
善子「あーっ!返しなさいよ!!」
花丸「善子ちゃんのパソコン、なんかゴチャゴチャいっぱい付いてるズラ~」
善子「悪魔グッズよ!!ヨハネにはこれが必須アイテムなのっ!!」
鞠莉「なになに…売り切れ!?」
千歌「えぇ!?」
果南「もしかしてあれじゃない?」ユビサシ
テレビ『キメラ再発ーー』
果南「あれを見て、UTXが販売をもういちど開始したのよ。それで、私たちと同じ考えのスクールアイドルたちが、仮面ライバーってやつを買ってったんじゃないかな」
鞠莉「ナルホド!」
鞠莉「µ’sが仮面ライバーをやっていたように、地元を守るため、今や全国のスクールアイドルが仮面ライバーを欲しているのね!!」
鞠莉「千歌、ごめんね買えないかも…。オハラネットワークが負けるなんて、不覚…!」
善子「ちょっと待ちなさい」
曜「ん?どうしたの善子ちゃん。」
善子「ヨハネに任せなさい。」
善子「マリー、ちょっとパソコンを貸してくれるかしら?」
鞠莉「えぇ」スッ
善子「闇の商人との契約を可能にする冥界通信網…地獄の炎の如く燃え広がりたまえ、インフェルノネットワークよ!!我に力を授けよ…!!」カタカタ
カタカタカタ…ッターン!
善子「はい、あったわよ。この商品であってるわよね?」
千歌「うおおおっ凄い!!」
曜「さすが善子ちゃん!」
鞠莉「なに、このサイト」
善子「堕天使ヨハネ愛用の、裏ネットワークショップよ」
善子「普通は取り扱っていないような商品も扱っているし、なにより利用者数が少ないから大体のものは手に入るのよ」
善子「何個買うの?」
千歌「9個!」
梨子「わっ私たちも仮面ライバーを着るの?」
千歌「みんないた方が心強いかなーと思って」
曜「まぁまぁ、やってみようよ梨子ちゃん」
善子「どれどれ価格は…」
善子「1個2万円…!?9人分だから…」
善子「18万円もするじゃないのよ!!」
鞠莉「18万円くらいなら私の財布にあるわよ」スッ
千歌「すごっ!!」
善子「じゃ、じゃあポチって良いのね?」
鞠莉「えーい☆」ポチッ
善子「私じゃなくてマリーがポチるのね!?」
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こうして仮面ライバーを購入するAqoursであった。
第1話 完
〖第2話:Aqours☆HEROES〗
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千歌「ムニャムニャ…zzz…」
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穂乃果の時と同じく、白い翼の生えた神様に千歌は寝ているところを突然起こされた。
神様「あなた、千歌さん…でしたっけ?」
千歌「え?あっ、はい」
神様「どうも、私は神様です。」
千歌「ええ!?あっ、はい…」
神様「あのね、"仮面ライバー"、本当に買ったんですか?」
千歌「えっ、あ、はい。買いましたけど…なにか…?」
神様「実は私、µ’sが購入してるときから見てたんですけども…µ’sは色々と大変なことになりまして」
千歌「えぇっ!?みゅ、µ’sのときから…!?」
神さま「仮面ライバーを買った場合、これからあなたたちにとても辛い試練がやってくるのが私には分かります。それでも本当に仮面ライバーとして活動したいですか?」
千歌「…はい。活動するつもりです」
神さま「そうですか…。引き返すなら今のうちだと思うんだけどな~」チラッチラッ
千歌「私たちが地元を守らなくてはならないので、やります。」キリッ
神様「そうですか…そこまで硬い決意なら仕方ないですね。」
神様「大変だと思いますが、頑張ってくださいね!」
千歌「え、あっ、はい」
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千歌「…z」
千歌「…ん」
千歌「変な夢…」
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【部室】
鞠莉「届いたわよ!仮面ライバー9セット!!」
ダイヤ「最新型のベルトですわ!!」
ダイヤ「以前は別途アイテムによる機能だった、キメラ発生時にお知らせする機能、それが新型にはベルトに付属!!」ベラベラ
ダイヤ「さらに、使用者本人の個性に応じて武器も自動生成されるというベルト!!」ベラベラ
ダイヤ「さらにさらに!ベルト両腰付属のボタンにはダイキャスト素材を使用することにより重厚感アップ!!」
梨子「UTXの科学力っていったい…そしてダイヤさんの知識力…」
ルビィ「µ’sの大ファンだったから、ルビィとおねぇちゃんは仮面ライバーにもけっこう詳しいですよ」エッヘン
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千歌「みんな付けた?よーし、じゃあいくよ!!」
一同「ミュージックスタート!!」
ギュォォォォン ギュォォォォン
ババァァァァァァン
千歌「おぉ、すごい!!」
曜「何だか身体が軽い感じがする!」ピョンピョン
ダイヤ「ふむ、私の武器は剣ですか」ブンッ
ルビィ「オノ…」
ルビィ「うぅ…重いよぉ…!」
曜「ルビィちゃんの身長の3倍くらいあるんじゃない?それ」
ルビィ「うぅ、こんなのルビィには使えないよぉ」ウルウル
果南「私は武器が無いみたいだね。」
鞠莉「マリィはムチね☆」ビシッ
梨子「私は…盾、かな?おっきい…。」ズシリ
花丸「マルは…小さい剣?」
善子「それは"ダガー"っていうのよ。」
花丸「ふーん、"だぎゃあ"って言うんだぁ。」
花丸「ズラッ!」キラーン
善子「ヨハネはハンドガンね♪」クルクルクルクル
千歌「私と曜ちゃんは武器無しだね」
曜「えへへ、私と果南ちゃんと千歌ちゃんは根っからの格闘タイプって感じだもんねー」
ダイヤ「ではさっそく…トレーニングをします!!」
一同「はやっ!!」
ダイヤ「いつキメラが出てくるかわかりませんし。」
果南「そうだね。今のうちに慣れといた方がいいかもね」
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【屋上】
Aqoursメンバーは仮面ライバーの状態で鍛錬をしていた。
果南「ラスト、正拳突きいくよ、1.2.3.4!」ブンブンブンブンッ
千歌&曜「5.6.7.8!」ブンブンブンブンッ
果南「次は上段蹴り8回を5セット!」
千歌&曜「はいっ!」
ダイヤ「…」スゥ
ダイヤ「はぁっ!!」ブンッ
ダイヤ(( 精神を剣先に集中するのですわ…!! ))
梨子「私、何すればいいんだろう」ポツーン
梨子「盾ってそもそもどうやって練習するの…?」
花丸「みてみてルビィちゃん、この"だぎゃあ"のおかげで、おイモの皮が綺麗に剥けるよ!」
ルビィ「すごぉい!!」
善子「破っ!!」バシューン
善子「銃弾ではなく光線を発射出来るのね…ククク」
善子「実にファンタジック!!」ギラン
鞠莉「てーい☆」クルクルクルクル
ダイヤ「鞠莉さん!それはバレエのリボンではありません!!」
ダイヤ「はぁ…先が思いやられますわね」
ピピピッ ピピピッ
ベルトが鳴った。
ピピピッ ピピピッ
ベルトが鳴った。
ダイヤ「これは…キメラ出現の音ですわ…!!」
曜「え、どこどこー?」
ブゥン
ベルトから空間にモニターが投影される。
ルビィ「浦の星女学院です…」
ルビィ「って、えぇ!?浦の星ってことはルビィたちのすぐ近くにキメラが…!?」
ギャーギャー ワーワー
千歌「…あそこだ、正門の方。」
善子「確かに、なんか騒いでるわね」
果南「急いで行こう!」
曜「全速前進っ!!」タッタッタッタッ
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【正門】
キメラ「グォォォォオオオオ!!」
鞠莉「Wao」
果南「ほんとにいた…!」
ダイヤ「皆さん、遠くへ下がって!!」ババァァン
ダイヤ「Aqoursで1番仮面ライバーに詳しいこのワタクシが、華麗にキメラを葬ってさしあげましょう。」
ダイヤ「イメージトレーニングはばっちりですわ!!」
ダイヤ「怨敵退散 仮面ライバーダイヤ!ここに見参!!」ビュンッ
キメラ「カメンライバー、テキ、タオス!!」ブンッ
ダイヤ「やぁっ!!」ブンッ
スパッ
ダイヤの鋭い斬撃がキメラの肩を斬り裂いた
キメラ「ウギャオイアアオイウア!!」
キメラ「イタイイタイイタイヨォォ!!」
ダイヤ「しゃ、喋った!?」
ダイヤ「なんなんですの…気味の悪い…!!」
キメラ「グァァァオ!!」ブンブンブンブンッブンッ
ダイヤ「はっ!!」ガキィンキィンキィィン
キメラの猛攻虚しく、ダイヤは全て剣で防ぎきる。
鞠莉「さすが硬度10を誇るだけあるわ!!」
花丸「善子ちゃん硬度10って硬いの?柔らかいの?」
善子「多分、硬いんじゃないかな?」
ダイヤ「お覚悟はよろしくて?」スゥッ
ガチャン
ダイヤが右腰のボタンを叩く。
ベルト『アンコール!アンコール!』
曜「あれは、剣道の構えっ!!」
千歌「剣は片手で振るよりも両手で振る方が強いって、どっかで聞いたことがある…!!」ゴクリ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ダイヤ((…斬る!! ))
ダイヤ「たぁぁぁぁぁ!!」ブンッ
スパッッッッ
キメラが、真っ二つに分かれた。
キメラ「ウヤァァアァ!!シニタクネェヨォ!!」シュゥゥゥゥゥ
バッゴオオオオオオン!
ダイヤ「ふぅ…変身解除です。」ガチャン
シュゥゥウウウン
千歌「ダイヤさんすごい!!」
果南「やったね、ダイヤ」
ダイヤ「これくらい、どうってことありませんわ」スタスタ
ビュンッ
ガシィッ!
ダイヤ「えっ!?」
突如、高速でやってきたキメラにダイヤは連れ去られてしまう。
キメラ「…」グイッ
ダイヤ「やっ、ちょっと強っ…」
ビュンッ
果南「ダイヤ!!」タッタッタッ
曜「何、今の…」
千歌「嘘…」タッタッタッ
鞠莉「近くに潜伏していたというの…!?」タッタッタッ
果南「ハァ…ハァ…駄目だ、追いつかない…」
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約5分後、ダイヤを捜索していたAqoursによって、ダイヤの仮面ライバーのみが発見された。
Aqoursの初戦にして、初めての犠牲者
ダイヤ、消滅。
第2話 完
〖第3話:待ってて愛のうた〗
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翌日…
花丸「ルビィちゃん、一日中泣き続けて……しばらく学校には行きたくないって」
花丸「今は、マルの家にいるよ。」
善子「ルビィ……。」
果南「くっ…ダイヤ……!!」
鞠莉「なんでこんなことに…」
花丸「黒澤家にいると、ダイヤさんのことを思い出してしまうから辛いらしくて。だからもうしばらくはマルの家に居たいって言ってたズラ」
曜「まだ、ダイヤさんが消えたと決まったわけじゃないよ…!!」
梨子「曜ちゃん、あのね」
梨子「練習の合間に休憩時間があったじゃない?そのとき、ダイヤさんの話に付き合ったときに聞いたことなんだけど、」
梨子「キメラに消された人は、仮面ライバーのみを残して衣服ごと消え去るみたいなの。」
梨子「そして仮面ライバー"のみ"見つかった。だから、残念だけど…望みは薄いかもしれない。」
曜「そんな…」
千歌(( 夢じゃなかったんだ…あの神様みたいなの。 ))
千歌(( 試練ってこれのことだったんだ…!! ))
果南「ダイヤがいなくなった以上、Aqoursとしての活動は出来ないね。」
鞠莉「ダイヤを取り戻さなくちゃ…!!」スタスタ
善子「ちょっと、どこ行くのよマリー。」
鞠莉「オハラグループの本社ビルよ。科学者たちも沢山いるはずだから、キメラについて何か知ってるかもしれない。それを聞きに行くの。」
千歌「待って、それなら全員で行こうよ」
鞠莉「全員で行ったら、地元を守る人がいなくなっちゃうデショ?」
千歌「あっ、そっか」
鞠莉「別に戦いに行くわけじゃないから、1人でも大丈夫よ。」
果南「待ってよ鞠莉、それでも1人じゃ危ないよ。せめてあと1人誰か連れていって。」
鞠莉「んー、じゃあ曜で!」
曜「わっ、私っ!?」
鞠莉「うん、なんとなく目が合ったから。」
曜「…分かった。しっかりと鞠莉ちゃんを守るよ!」
曜「で、どこに行くの?」
鞠莉「Tokyo」
曜「東京かぁ…つい最近も行ったね」
千歌「待って、千歌も行きたい!!」
鞠莉「カモーン☆」
果南「ルビィちゃんは今戦闘なんてとても出来ないし、キメラと戦えるのは現状7人。そのうち3人が東京に行くから、少なくとも4人ではここを守れるね。」
花丸「あっ、その……マルはしばらくルビィちゃんのそばに居たいから戦わない方向でお願いします」
果南「分かった。ルビィちゃんを守ってあげてね」
果南「じゃあ、戦えるのは待機組では3人だね。頑張ろうね梨子ちゃん、善子ちゃん」
梨子「はい、あんまり役には立たないかもしれないけれど、頑張ります」
善子「頑張る…!」
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翌日……
【東京】
鞠莉「どうしましょ……」
曜「千歌ちゃんとはぐれちゃった…。」
鞠莉「さすが東京、すごく人間の密度が高いわ。」
鞠莉「まさか人混みに揉まれているうちに千歌とはぐれてしまうとは」
ピロリーン
曜「あっ、千歌ちゃんからメールだ」
千歌:鞠莉ちゃん、曜ちゃん、先に行ってて!せっかく東京に来たから、少し寄りたい場所があるの
曜「ふむふむ…」
鞠莉「それじゃあ、2人でオハラの本社ビルへLet's go♪」
曜「ヨーソローー!!」ケイレイ
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【オハラグループ 本社ビル】
鞠莉「ジャーン!ここがパパのグループの本社デェース!!」
曜「すごい大きい…!!」ゴクリ
女子社員A「あっ、鞠莉さん。これはこれはどうも」
女子社員B「わぁ、鞠莉さんお久しぶりですー」
鞠莉「えぇ、何十年ぶりかしら」
女子社員A「鞠莉さんが幼い頃以来ですね」
鞠莉「そうそう、用があるから、中に入ってもいい?」
女子社員A「ええ。遠慮なさらず、お入りください。」
鞠莉「りょーかい♪」
スタスタスタ
ウィーーーン
自動ドアがスウッと開く。
すると、爽やかな冷気が二人を迎えた。
鞠莉「夏だから、冷房ガンガン効いてるわね」
曜「ちょっと寒いくらいだねー」
鞠莉「えっと案内板は……あ、あった」
曜「鞠莉ちゃん、ここに頻繁に来てるんじゃないんだね」
鞠莉「えぇ。」
鞠莉「幼い頃に、パパに連れられて1、2回来ただけ。すぐにママと一緒に静岡へ引っ越したから、あんまり記憶に残ってないの。」
鞠莉「だから今回はネットで調べて場所を特定したの。」
曜「でも、さっきの社員さんたちと知り合いなんでしょ?場所くらいは覚えてるのかと思ってた」
鞠莉「あぁ、あれね。あれは適当に返事返しただけよ…フフッ」
曜「なるほど。たまにある。」
曜「知らない人から"久しぶりー"って言われて、とりあえずノリで誤魔化すやつだ」
鞠莉「イエース☆」
鞠莉「話を本題に戻すわね。」
鞠莉「幼い頃に何度も行った、研究室みたいなところ。何をしているか分からなかったけど…パパが言うにはすごい最先端の研究をしているらしいわ」
曜「案内板見てきたけど、地下だね」
鞠莉「えっ千歌!?どこにいるの?」
曜「千歌ちゃんじゃなくて、地下だよ。研究室の場所。」
鞠莉「見つけるの早いわね。さっそく、行きましょうか」
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【地下 研究室】
コンクリート製の灰色の壁に灰色の床、窓もなく閉鎖された空間はどこか息苦しさを感じる。
実験用の機材などは見えず、デスクや柱が何個かあるだけのシンプルな広い部屋だ。
鞠莉「久しぶりに来たわ…。こんなに物無かったっけ」
鞠莉が辺りを見渡すと、白衣を着ていて、髪がボサボサの男性研究員が1人、ぽつんとイスに座っていた。
研究員「ん?」
研究員「その金髪ヘアーにくるりん髪の毛…鞠莉ちゃんじゃないか!!」
鞠莉「あ、お邪魔してます」
研究員「そっちの子は?」
曜「こんにちは!渡辺曜っていいまーす!」
鞠莉「私と一緒にスクールアイドルをしている大事な仲間よ」
研究員「なるほど、君もスクールアイドルか。」
曜「見た感じ他に誰もいないみたいですけど…1人でやってるんですか?」
研究員「他にも沢山研究員がいたんだけど、実験で亡くなったり、辞めてったよ…おかげで危険な研究とかも全部私がやらないといけなくて大変だよ。」
研究員「で、今日は何しに来たの?」
鞠莉「…」
鞠莉「…キメラについて何か知ってるかと思ってきたの。」
研究員「…へぇ。」
研究員「分かった、見せたいものがあるからこっちへ来なさい。」
研究員「あ、そこの彼女はこの部屋で待っててもらえるかな」
曜「分っかりました~」ケイレイ
研究員「じゃあ鞠莉ちゃん、その奥の部屋へ。そこの彼女、そこらへんのもの触っちゃダメだからね」
ガチャリ
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研究員「ごめんね…鞠莉ちゃんにしか、話したくないことなんだ。」
鞠莉「?」
研究員「まずは"魂のありか"についての件。キメラに消された人々は魂が消えても死んだわけではない。」
研究員「と、予測している。」
研究員「本来ならば人間が死んだ場合、肉体は残っているはずだが…肉体は残らず消え去る。キラキラと粒子状に光ってね。」
研究員「肉体が消えたことから、死んだのではなくて肉体はどこかへ転送されたのではないかと私は考えている。」
鞠莉((肉体が消えても死んでいないということは、ダイヤを取り戻すことは可能ってこと…!?))
研究員「次に、キメラの性質の件。」
研究員「人間と複数種類の生物のDNAを混合させて造っている。」
研究員「また、どういうことか単細胞分裂が出来るみたいでね、性行為なしで、増殖を繰り返しているらしい。」
研究員「3つ目、一番大事なことだ。」
研究員「キメラは人間になろうとしている。」
鞠莉「!?」
研究員「やつらは人間の魂を吸収し、体内へと閉じ込めることで語学能力や人間並みの知能を得ることが出来る。」
研究員「数年前までは言葉も喋れず、足も鈍足だったが…」
研究員「つい最近現れたキメラは人間の言葉を喋り、脚の早さも人間を軽々と超える速度にまで進化していた。」
研究員「挙句の果てには、待ち伏せしたり、道具を使ったりと、まさに人間であるかのようになってきている。」
研究員「そいつらは、人間の魂を大量に取り込み、進化した個体から分裂して産まれたキメラだと思う。」
鞠莉「人間に……近づいているのね…」
鞠莉「ん、ちょっと待って…なんであなたがそんなこと知ってるの?」
研究員「それは実験をしたからで…」
鞠莉「でも、この研究室には何かの実験をしたような後は見られないけど」
研究員「片付けたんだよ」
鞠莉「はっ…!!」
鞠莉「さっき実験で亡くなった人がいるって言っていたけど…まさか…!!」
研究員「…」
研究員「君のような勘のいいガキは嫌いだよ。」ギロリ
鞠莉「…!?」
研究員「ハハハ、冗談だよ。このセリフ言ってみたかったんだ。」
研究員「キメラについて研究してたのは私だけ、他の人たちは別の危険な研究…例えば、軍事研究などをしていて事故にあったんだ。」
鞠莉「そう…びっくりしたわ。あなたが極悪人のような顔するから。」
研究員「で、そろそろ見せたいもの を見せてもいいかな?」
鞠莉「えぇ。」
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ガチャリ
曜「鞠莉ちゃんおかえりー」
鞠莉「曜、わたし…」
鞠莉「もうみんなの元へは帰れない。私は、あなた達の敵よ…。」
曜「え!?何言ってるの鞠莉ちゃん!!」
研究員「そこの君にも、私のお手伝いをしてもらおう」
曜「ちょっ、縛らないでよ!!なにするのっ!?」
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第3話 完
〖最終話:空も心も晴れるから〗
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時は少し巻き戻り、待機組…
【浦の星 校庭】
果南「梨子!右の方!!」バキィ
梨子「はっ、はい!!」
梨子「えい!」ドゴッ
キメラE「グォォ!」
果南(( なんなのよこの数…!! ))
ぱっと見ただけでは数え切れないほどのキメラが、浦の星に攻め込んできていた。
果南「ハァ…ハァ…流石に2人じゃキツイね」
梨子「ちょっと無理があるね…」
善子(( 2人を助けなくちゃ……!! ))
善子「少し試したいことがあるから、待ってて!!」タッタッタッ
梨子「ん、よっちゃん何しにいくんだろう…」チラッ
そのとき、背後からキメラが迫っていたが、梨子は気づいていない。
果南「梨子!!」
梨子「え?」
キメラF「ギャォォォス!!」ブンッ
梨子「わっ!!」
果南((仮面ライバーには、必殺技を放った後にクールタイムがある…!! ))
果南(( 数が多すぎて…必殺技を使ったあとのことを考えると、簡単には必殺技は使えない… ))
梨子「もう、耐えられないっ…!!」キィン
果南(( まずい… ))
果南「私が梨子ちゃんを、絶対に助ける!!諦めちゃダメだよ!!」グッ
キメラH「グォ?」ギロリ
キメラK「!!」ギロリ
梨子「えっ…何?」
梨子「キメラが一斉に果南ちゃんの方を向いた…!?」
果南「えっ、何!?私なんかした!?」
キメラF「ギャォオォ!!」ダッダッダッ
果南「アハハ…ちょっと、やばいかも……」
梨子「ダメっ!!果南ちゃんを狙わないで!!」
梨子「絶対に、私が守るんだから!! 」
キメラE「?」ギロリ
果南「今度は一斉に梨子の方を向いた…!?」
梨子「一か八か…初めて使うけど」ガチャン
ベルト『アンコール!アンコール!』
梨子「てぇぇぇぇい!!」ブンッ
盾を投げる梨子、盾はまるで巨大なトラックのような圧力でキメラたちへと向かう。
キメラ「ギェイ!!」ササッ
梨子の健闘むなしく、複数体のキメラが攻撃を避けた
キメラN「スキアリダネ!!」バッ
キメラQ「キャッホウキャッホウ!!」バッ
キメラJ「ウバエ!!」バッ
3匹のキメラが一斉に梨子に飛びかかる。
梨子「きゃあああっ!」
果南「梨子ちゃん!!」ガチャン
果南が左腰のボタンを叩く。
ベルト『アンコール!アンコール!』
梨子の姿は複数のキメラに覆いつくされ、見えなくなっていた。
果南「はぁぁあああ!!」ドカッバキッ
果南の強烈な飛び蹴りがキメラ達に大ダメージを与えた。
キメラJ「ギュア!!」シュゥゥゥゥ
キメラG「ギェェェ!!」シュゥゥゥゥ
バッゴォォオオオオオオン!!
果南「梨子!!」
しーん
キメラ達が爆散したその場に残っていたのは、梨子の使っていた仮面ライバーのみだった。
梨子、消滅。
果南「うそ…」
キメラJ「グオオオオ!!」
果南(( そっか…まだキメラがいるんだった… ))
果南(( ここで私も消えるんだ… ))
キメラJ「ギャォォォ!!」ダッ
『こらぁぁぁああああああ!!キメラあああああああ!!どっかへ…いきなさあああああああああいい!!』キーン
突如、大きな声が辺り一面に鳴り響いた。
キメラ「!?」キョロキョロ
ダダダッ
果南「…!?」
果南「キメラが去っていく…!!」
果南「誰?何?」
善子『果南、リリー、聞こえる?ヨハネよ!!』
果南「善子ちゃん!?」
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【部室】
善子「え…リリーが!?」
果南「うん…」
善子「ど、どうしよう……私がもう少し早ければ…」
果南「善子ちゃんは悪くないよ、私のせい」
善子「うぅ…」ポロポロ
果南「泣かないで…」ポロポロ
善子「うわぁ゛あはっはあ゛あ!!あ゛はあはぁ゛はあぁ゛あ!!な゛んでっリリーま゛でっいなくな゛っちゃうの゛よぉ!!」
果南「善子ちゃん……でもっ、私、善子ちゃんのおかげで助かった…!」
果南「ありがとう…!!」
果南「さっき、何をしたの…?」
善子「グスッ…え?さっき…ヒック…あぅ」
善子「え、映画とかでっ…ゾンビ映画とかでねっ…!!」
果南「善子ちゃん、落ち着いてからでいいから」ナデナデ
善子「…ごめんっ…うぅっ……グスッ」ギュッ
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果南「落ち着いてきたみたいだね」
善子「うん…もう、話せるわ」
善子「ゾンビって、大きな音にむかって集まる習性があるのよ。それ、試してみようと思って」
善子「キメラとゾンビは全然関係ないけど、もしかしたら…と。」
善子「町の役場まで走って、町内放送を借りたの。」
果南「なるほど、町内放送で叫べば、街中の至るところから大きな音が発生する」
果南「その大きな音でキメラたちを引きつけることで、分散させようとしたんだね」
善子「うん。」
果南「ありがとう、おかげで私は助かった」
果南「梨子のことは…鞠莉たちがきっと何か良い情報を得るはずだから、今は梨子ちゃんのことを悔やむのはやめよう」
善子「わかった。絶対に、リリーは蘇らせてみせるんだから…!!」
果南「あ、そういえば」
果南「善子ちゃんが放送する前に、もう1個キメラたちに謎の行動が見られたよ」
善子「どんなの?」
果南「私が発言したら、一斉に私の方を向いて。梨子が発言したら、今度は一斉に梨子の方を向いたんだ。」
善子「それ、叫んでたりしたら、大きな音に反応したんじゃない?」
果南「んー、その可能性もあるけど…それよりも前から私結構叫んでたから、違うと思う。」
善子「謎ね。」
果南「謎だね。」
果南「とりあえずみんなにも、梨子のこと報告しなきゃね…。」
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グループチャット
果南:梨子が、キメラに消されました。ごめんなさい、自分の力不足です。
花丸:果南ちゃんのせいじゃないよ。それに、鞠莉ちゃんたちがなにか良い情報掴んでくるかもしれない。悲しむのはまだ早いよ
鞠莉:水を差すようで悪いけれど、私はそっちへは帰らないわ。
果南:なにがあったの?鞠莉。
鞠莉:私は今からみんなの敵。曜も、もうみんなと一緒には居られないかもしれない。
鞠莉:最後にひとつ、ダイヤを生き返らせることは可能だと思うわ。
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【東京 とある神社】
千歌は携帯を見ていた。
千歌「梨子ちゃんが…消えた…?」
千歌「曜ちゃん…鞠莉ちゃん…?」
千歌「な、なにが起きてるの!?」ガクガク
千歌は、まだ状況が飲み込めていなかった。
???(( あの子…大丈夫かな ))
千歌「ちょ、ちょっとまってよ…じゃあどうやってキメラに消された人たちを助ければ…」
???(( ん、今あの子''キメラ" って言った!? ))
千歌「あ…あぁ…」ガクッ
???(( 放置してたらまずそうやね…!! ))スタスタ
???「ちょっと、そこの子…大丈夫?」
千歌「えっ、あなた誰ですか…?」
???「うちの正体?」
???「ひ・み・つ♡」
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千歌「仮面ライバー?」~Aqours編~ 完
穂乃果「仮面ライバー!!」~完結編~へ続く
千歌「んー?」ジーッ
???「ウチの顔が、どうかしたん?」
>>167
投下先間違えました…
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